説明

設定可能ワイドチューニングレンジ発振器コア

発振器は、共振器と、第1および第2のp型トランジスタと、第1および第2のn型トランジスタとを含む。共振器は、第1の端子と第2の端子とを持つ。第1のp型トランジスタは、第1の端子にスイッチ可能に接続されており、第2のp型トランジスタは、第2の端子にスイッチ可能に接続されている。第1のn型トランジスタの第1のドレインと第2のn型トランジスタの第2のドレインとは、それぞれ、第1の端子および第2の端子に電気的に接続される。発振器はNMOSのみモードおよびCMOSモードで作動可能である。

【発明の詳細な説明】
【分野】
【0001】
本発明は、概して、発信器に関し、特に、設定可能ワイドチューニングレンジ発信器に関する。
【背景】
【0002】
発振器は、無線周波数(RF)システム及び他のワイヤレス通信システムを含む、様々な通信システムで使用される場合がある。様々な通信システム内で、発振器は送信機または受信機回路で使用される場合がある。発振器の2つの一般的なタイプは、電圧制御発振器(VCO)とでデジタル制御発振器(DCO)である。
【0003】
ワイヤレス通信システムに関連する発展する技術および業界標準は、より柔軟でより効率的な発振器の要求へ導いた。標準は、位相ノイズおよび発振器振幅に対する変化する必要条件を導く。高度な設定可能発振器は、標準に準じて作動されるワイヤレス通信システムの性能を最適化するために望まれる。効率性の考察は、通話時間を増加させるために発振器電流消費を最小化すること、および複数の周波数帯域をカバーするための柔軟性を含む。
【0004】
そのような設定可能発振器の過去の試みは次のものを含む:(a)複数の発振器を提供し、各発振器が全体にわたる周波数レンジのうちの小部分をカバーし、各発振器が電力および位相ノイズに関するある標準に対して最適化される、こと;(b)複数の部分と連結された単一の発振器を提供することと、周波数の配列を発生するために混合すること;(c)例えば、ここで参照することによって完全に組み込まれる「発振器および発振器信号を発生するための方法」と題名を付けられた2008年9月9日にBevilacquaなどに発行された米国特許番号第7,423,495号で議論されたような、変換器(トランスフォーマ)ベースの発振器を提供すること;および(d)ここで参照することによって完全に組み込まれる、「周波数帯域、アクティブコアおよびバタクタ・サイズの同時スイッチングを持つワイド帯域VCO」ソリッドステート回路のIEEE J.、vol.42、no.7、2007年7月、でD.Hauspieなどによって議論されたような、ワイドチューニングレンジをカバーするために、あるLCタンクのスイッチインおよびアウトされる変化するサイズの複数のアクティブコアを提供すること。
【0005】
複数の発振器を提供し、各発振器が全体にわたる周波数レンジのうちの小部分をカバーすることは、多数のインダクタの使用により発振器システムに当てられる大きいエリアを要求する場合がある。例えば、少なくとも1つのインダクタが各発振器に要求される場合がある。
【0006】
複数の部分と連結された単一の発振器を提供することと、周波数の配列を発生するために混合することは、過大な電力消費、電力および位相ノイズに関してプログラミング柔軟性の低減が結果として生じる場合がある。加えて、混合の複数のステージによる望まれない刺激(spurs)が存在する場合がある。
【0007】
変換器ベースの発振器を提供することは、実現することが困難な場合がある大きい磁気の連結(Kファクタ)を用いる、および、一般的にチップ実装でより低いQに帰着する、変換器を要求する場合がある。
【0008】
ワイドチューニングレンジをカバーするために、あるLCタンクのスイッチインおよびアウトされる変化するサイズの複数のアクティブコアを提供することは、さらに部品がスイッチインされた場合に、周波数チューニングレンジの下端で電流消費の増加を結果として生じる場合がある。
【0009】
様々な技術が、位相ノイズおよび発振器振幅に対する変化する必要条件をより効率的に満たすために試みられているが、既知の技術は、設定可能ワイドチューニングレンジ発振器に最適なソリューションを供給しておらず、不適当な制限を含む場合がある。ワイヤレス通信システムにおいて、位相ノイズおよび発振器振幅に対する変化する必要条件をより効率的に満たすよりよい技術への必要が存在する。
【概要】
【0010】
ここでは、新しいおよび改良された設定可能ワイドチューニングレンジ・発振器が開示される。
【0011】
ある局面にしたがって、装置は、第1の端子と第2の端子とを持つ共振器と、第1のソースと、前記第2の端子に電気的に接続された第1のゲートと、第1のスイッチを通って前記第1の端子に電気的に接続された第1のドレインとを持つ、第1のp型トランジスタと、前記第1のソースに電気的に接続された第2のソースと、前記第1の端子に電気的に接続された第2のゲートと、第2のスイッチを通って前記第2の端子に電気的に接続された第2のドレインとを持つ、第2のp型トランジスタと、第3のソースと、前記第2の端子に電気的に接続された第3のゲートと、スイッチを含まない第1の連結を通って前記第1の端子に電気的に接続された第3のドレインとを持つ、第1のn型トランジスタと、前記第3のソースに電気的に接続された第4のソースと、前記第1の端子に電気的に接続された第4のゲートと、スイッチを含まない第2の連結を通って前記第2の端子に電気的に接続された第4のドレインとを持つ、第2のn型トランジスタと、を含む。
【0012】
他の局面にしたがって、装置は、第1の端子と第2の端子とを持つ共振器と、第1のソースと、前記第2の端子に電気的に接続された第1のゲートと、前記第1の端子に電気的に接続された第1のドレインとを持つ、第1のp型トランジスタと、前記第1のソースに電気的に接続された第2のソースと、前記第1の端子に電気的に接続された第2のゲートと、前記第2の端子に電気的に接続された第2のドレインとを持つ、第2のp型トランジスタと、第3のソースと、前記第2の端子に電気的に接続された第3のゲートと、第1のスイッチを通って前記第1の端子に電気的に接続された第3のドレインとを持つ、第1のn型トランジスタと、第4のソースと、第4のゲートと、第4のドレインとを持ち、前記第4のゲートは前記第1の端子に電気的に接続され、前記第4のドレインは第2のスイッチを通って前記第2の端子に電気的に接続され、前記第4のソースは前記第3のソースに電気的に接続された、第2のn型トランジスタと、を具備し、前記第4のソースと前記第3のソースとは、第3のスイッチを通ってグランドに電気的に接続される。
【0013】
他の局面にしたがって、共振器を持つ発振器の作動の方法は、前記発振器が使用される場合に、2つのp型トランジスタを非アクティブ、2つのn型トランジスタをアクティブで前記発振器を作動し、高レンジで周波数を生成することと、前記発振器が使用される場合に、前記2つのp型トランジスタをアクティブ、前記2つのn型トランジスタをアクティブで前記発振器を作動し、低レンジで周波数を生成することと、を具備し、前記2つのp型トランジスタのうちの第1のp型トランジスタは、第1のドレインを持ち、前記2つのp型トランジスタのうちの第2のp型トランジスタは、第2のドレインを持ち、前記第1のドレインは、前記第1のp型トランジスタが非アクティブの場合に前記共振器の第1の端子から分離され、前記第2のドレインは、前記第2のp型トランジスタが非アクティブの場合に前記共振器の第2の端子から分離される。
【0014】
さらなる局面にしたがって、装置は、発振器が使用される場合に、前記発振器におけるアクティブ部品として2つのn型トランジスタと2つのp型トランジスタとを作動し、低周波数レンジで周波数を生成するための手段と、前記発振器が使用される場合に、前記2つのp型トランジスタが前記発振器の共振器から分離されるとともに、アクティブ部品として前記2つのn型トランジスタを作動し、高周波数レンジで周波数を生成するための手段と、前記発振器が位相ノイズを最小化するために使用される場合に、前記2つのp型トランジスタが前記共振器から分離されるとともにアクティブ部品として前記2つのn型トランジスタを作動し、さらに低周波数レンジで周波数を生成するための手段と、を具備する。
【0015】
ここに開示される位相ノイズ及び発振器振幅のための変化する必要条件をより効率的に満たすための改善された技術の他のシステム、方法、局面、特徴、実施形態、効果は、次の図面及び詳細な説明の審査の上で当業者に明らかであるか、または、明らかになるだろう。すべてのそのような付加的なシステム、方法、局面、特徴、実施形態、および効果は、この説明内に、および、付随する請求項の範囲内に含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図面はもっぱら例示の目的であることは理解されるべきである。さらに、図の構成要素は、必ずしも基準ではなく、その代わりとしてここに開示される装置および方法の原理を例示するために配置されることを強調する。図面において、同様な参照数字は異なる図を通じて対応する部分を指定する。
【図1A】図1Aは、典型的なデジタル制御発振器(DCO)の概略図である。
【図1B】図1Bは、他の典型的なおよびDCOのためのバイアスシステムの概略図である。
【図1C】図1Cは、さらに典型的なDCOの概略図である。
【図2】図2は、図1A,1B,および1CのDCOにおいて使用されてもよいスイッチの概略図である。
【図3】図3は、図1A,1B,および1Cに関連するオペレーティング帯域を例証する帯域図である。
【図4A】図4Aは、DCO、図1A,1B,および1CのDCO、の作動の典型的な方法を例証するフローチャートである。
【図4B】図4Bは、DCO、例えば図1A,1B,および1CのDCO、の作動の他の典型的な方法を例証するフローチャートである。
【図4C】図4Cは、DCO、図1A,1B,および1CのDCO、の作動のさらに他の典型的な方法を例証するフローチャートである。
【詳細な説明】
【0017】
図面を参照しおよび組み込む、以下の詳細な記述は、1以上の特別の実施形態を説明および例証する。これらの実施形態は、限定のためではなく、単に例証および教えるために提供され、当業者が主張されるものを実施することができるように十分に詳細に示されおよび記述される。さらに、簡潔さのために、記述は、当業者に知られたある情報を省略する場合がある。
【0018】
「典型的」の用語は、「例、実例、例証として供給すること」を意味するとしてここで使用される。いずれかの実施形態または「典型的」としてここに記述された変形は、他の実施形態または変形を超えてより好ましいまたは有益であるとして解釈される必要はない。この記述に記述された実施形態および変形のすべては、当該発明を当業者が製造および使用可能とするために提供される典型的な実施形態および変形であり、添付される請求項によって提供される法的保護の範囲限定するために必要ではない。
【0019】
図1Aは、第1のp型トランジスタ102a、第2のp型トランジスタ102b、第1のn型トランジスタ104a、第2のn型トランジスタ104b、共振器106、インダクタ108、第1のスイッチ110a、および第2のスイッチ110bを含む、典型的なデジタル制御発振器(DCO)100を示す。調整(レギュレート)する電圧Vregは、ライン112に印加される。発振器100は、これに限定されるものではないが、セルラーおよびワイヤレス集積回路のような、省電力オプションを持つワイドチューニングレンジ発振器を要求できる多数のデバイスに使用され得る。発振器100は、相補性金属酸化膜半導体(CMOS)帯域304、Nチャネル金属酸化膜半導体(NMOS)帯域308、およびNMOS/CMOS帯域306(図3を参照)で作動される実施形態を例証する。
【0020】
共振器106は、ライン114aと接続される第1の端子と、ライン114bと接続される第2の端子とを持つ。第1のp型トランジスタ102aは、ライン112と接続された第1のソースS1、ライン114bと接続された第1のゲートG1、第1のスイッチ110aを介してライン114aとスイッチ可能に電気的に接続された第1のドレインD1を持つ。第2のp型トランジスタ102bは、ライン112と接続された第2のソースS2、ライン114aと接続された第2のゲートG2、第2のスイッチ110bを介してライン114bとスイッチ可能に電気的に接続された第2のドレインD2を持つ。
【0021】
第1のn型トランジスタ102aは、ライン116と接続された第3のソースS3、ライン114bと接続された第3のゲートG3、ライン114aと接続された第3のドレインD3を持つ。図1Aの例において、第3のドレインD3は、スイッチを含まない様式でライン114aと電気的に接続される。第2のn型トランジスタ102bは、ライン116と接続された第4のソースS4、ライン114aと接続された第4のゲートG4、ライン114bと接続された第4のドレインD4を持つ。図1Aの例において、第4のドレインD4は、スイッチを含まない様式でライン114bと電気的に接続される。
【0022】
例証の目的のために、共振器106は、インダクタと並列な可変キャパシタンスを持つLCタンクである。共振器106は、ほぼ中央に、電圧調整タップVreg_Ltapを持つように示されている。他の状況で、共振器106は、これに限定されるものではないが、スイッチトキャパシタのバンクを持つLCタンク、連続にチューン可能なバラクタ、スイッチトキャパシタのバンクとチューン可能なバラクタとの組み合わせ、単一のインダクタ、スイッチトインダクタ、1以上のポート上でキャパシタを持つ複数のポートを持つ変換器、変換器ベースの共振器のような、当業者に既知の多数の他の共振器でもよい。ライン112は、調整する電圧Vregを受ける。図1Aの例について、ライン116は、インダクタ108を介してグランドと接続される。いくつかの状況において、インダクタ108は省略されてもよい。他の環境において、他のデバイスが、ライン116をグランドへ電気的に接続するために使用されてもよい。
【0023】
CMOSモードでコアを設定するために、スイッチ110Aおよび110Bは閉じられ、それゆえ「ON」である。CMOSコアのためのバイアスは、ノードVregを通じて供給される。この設定において、Vreg_ltapノードは、分離または「フローティング」を維持する。この状態の下で、PMOSトランジスタ(102a 102b)の十分な寄生容量が、周波数を低下させる共振器タンク106を横切って現われる。CMOSコアは本質的によりよい電流消費を持ち、および、共振器タンクを横切って現われる寄生容量がより大きいため、周波数チューニングレンジの下端が拡張されるとともに、電流消費が低減される。「NMOSのみ」モードでコアを設定するために、スイッチ110Aおよびスイッチ110Bは開かれまたは「OFF」である。これらのスイッチの分離により、PMOSトランジスタ102aおよび102bのドレインから共振タンク106までの寄生容量は、最小となる。ノードVreg(112)は、グランドへ引かれる。いくつかの環境において、Vregは、「NMOSのみ」モードにおいて、フローティングにおかれ、または、Vddへ接続される。NMOSトランジスタ104aおよび104bに対するバイアスは、Vreg_ltapノードを通じて供給される。タンク106は、この条件の下で2×Vreg_ltapと同じ大きさで振幅することができるため、CMOSの場合のVregと比較されると(および、VregがCMOSの場合に、Vreg_ltapは、NMOSの場合における同じ値とすることができる)、位相ノイズはCMOSの場合よりも低くすることができる。したがって、NMOSのみモードは、電流を犠牲にしてCMOSの場合より高い周波数およびより低い位相ノイズを達成することができる。最小化している位相ノイズが臨界でない環境では、高周波数チューニングレンジの利点がまだ維持されるとともに、電圧Vreg_ltapがヘッドルームをより低くするために低下されることができる。
【0024】
図1Bは、第2の典型的な発振器150と発振器150のためのバイアスシステム152を示す。発振器150は、発振器100に関して議論された部品と、共振器154とを含む。共振器154は、微細(fine)チューン及び獲得(acquisition)可変コンデンサ部分156と粗(coarse)チューン部分158とを含む。バイアスシステム152は、演算増幅器160、スイッチ162、トランジスタ164、スイッチ166、およびトランジスタ168を含む。
【0025】
図1Bの例において、基準電圧Vrefは演算増幅器160の反転入力に提供され、ライン112は演算増幅器160の非反転入力としてもよい。他の実施形態において、電圧調整タップ(Vreg_Ltap)は演算増幅器160の非反転入力として提供されてもよい。
【0026】
発振器150において、スイッチ110aおよび110bは、DC電流を運ぶとしてもよい。スイッチ110aおよび110bのソースはグランドでなくてもよいから、閉じることに対してより大きなキャパシタンスが存在する場合がある。図1Bの例において、第1のスイッチ110aおよび第2のスイッチ110bは、NMOSスイッチである。他の実施形態において、スイッチ110aおよび110bは、これに限定されないがp型金属酸化膜半導体(PMOS)、microelectromechanical system(MEMS)、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)のような、当業者に既知の多くのスイッチとしてもよく、図2に例証されたタイプでもよい。
【0027】
図1Bで示されるコア回路のオペレーションは、図1Aの回路のオペレーションにしたがう。加えて、図1Bで示されるバイアス回路152は、適切なバイアスレベルを維持するための技術の1つの例を提供する。CMOSモードにおいて、スイッチ110a、スイッチ110bが閉じられ、スイッチ166が開けられることで、トランジスタ168のゲートの電圧をVddに置く。その結果、ノードVreg_ltapは、CMOSモードに必要とされるように、フローティングである。演算増幅器160は、ノード112がVrefにとどまることを保証する。
【0028】
NMOSのみモードについて、スイッチ110a、スイッチ110bおよびスイッチ162は開かれる。トランジスタ164のゲートはVddへ引かれる。この場合に、ノード112(Vreg)はフローティングにおかれる。スイッチ166も閉じられる。演算増幅器160の非反転端子は、スイッチ(図示されない)の他のセットを通じて、Vreg_ltapに接続される。この構成における演算増幅器160は、Vreg_ltapが電圧Vrefにとどまることを保証する。
【0029】
図1Cは、第3の典型的な発振器176を示す。発振器176は、発振器100に関して議論された部品と、共振器178と、インダクタ180と、スイッチ182aと、スイッチ182bと、スイッチ184と、スイッチ186を含む。発振器176は、他のオペレーティング・モードのうちのPMOSモードにおけるオペレーションに適切な実施形態を例証する。
【0030】
図1Cは、PMOSのみモードおよびCMOSモードを達成するための実装を示す。図1Cに示されるコア回路のCMOSモード・オペレーションは、図1Aに関して先で議論されたオペレーションにしたがう。スイッチ182a、スイッチ182bおよびスイッチ184は閉じられ、スイッチ186は開けられている。PMOSモードにおいて、スイッチ186は閉じられ、スイッチ182a,182bおよび184は開けられている。
【0031】
図2は、図1A,1Bおよび1CのDCOで使用されてもよいスイッチ110bの概略図である。図2の典型的なスイッチ110bは、トランジスタ202および抵抗器204を含む。抵抗器204の使用は、トランジスタ202のゲートをドライブするバイアス電圧からのノイズを縮減することができる。抵抗器204は、スイッチ110bがONの場合に、トランジスタ202のゲート電圧が、トランジスタ202のソース/ドレイン電圧と比例した応答を維持することを可能にすることができ、それによって、スイッチ110bのON抵抗を維持する。
【0032】
図3は、図1Aおよび1Bで示されるような発振器で達成可能な発振器チューニングレンジ302のグラフィカルな図の実例である。発振器チューニングレンジ302は、CMOS帯域302、NMOS/CMOS帯域304、NMOS帯域306を含む。帯域302、304、および306は多くのチャネルを含む。CMOS帯域302は、周波数チューニングレンジの低域を含むが、NMOS帯域306は、周波数チューニングレンジの高域を含む。NMOS/CMOS帯域304は、位相ノイズ低減が望まれるNMOSモードのオペレーションを許可することができ、その一方でより低い電力消費が望まれるCMOSモードが許可される。
【0033】
いくつかの実施形態において、およびいくつかの条件の下で、CMOSのみモード、NMOSのみモード、PMOSのみモードで発振器100、150、および176を作動することは望ましいとすることができ、その一方で、コンディションと必要条件が変わると他のモードで作動を許可する。
【0034】
図4Aは、例えば、図1の発振器100および図2の発振器150のような、発振器の作動の方法400を例証するフローチャートを示す。方法400は、ブロック402で、作動のために始まり、または、コールされる。
【0035】
ブロック404において、発振器はNMOSモードで作動する。例として、限定されないが例えば周波数チューニングレンジの下端の10%の上で作動する場合のように、周波数チューニングレンジの下端の上で作動する場合に、NMOSモードで作動することは利益がある場合がある。周波数チューニングレンジの下端は、すべての利用可能なキャパシタンスがLCタンクで使用されたような、発振器が発振できないより上の周波数としてもよい。例えば、LCタンクは共振器106および/または共振器154に関連する。発振器100に対するNMOSモードの例として、例えば第1のスイッチ110aのような第1のスイッチと、例えば第2のスイッチ110bのような第2のスイッチとは開としてもよく、例えば第1のn型トランジスタ104aのような第1のn型トランジスタと、例えば第2のn型トランジスタ104bのような第2のn型トランジスタとは、アクティブな部品として作動してもよく、その一方で、第1のp型トランジスタ102aのような第1のp型トランジスタと、第2のp型トランジスタ102bのような第2のp型トランジスタとは、パッシブな部品である。発振器150に対するNMOSモードの例として、NMOSモードは、スイッチ110a,110b,および162を開き、その一方で、スイッチ166を閉じ、トランジスタ164のドレイン電圧がVddになるように強いることによって達成されるとしてもよい。
【0036】
ブロック406において、ブロック404の発振器は、CMOSモードで作動する。例として、周波数チューニングレンジの下端において作動する場合、CMOSモードにおいて作動することは有益な場合がある。CMOSモードにおいて、ブロック404の第1および第2のスイッチは閉じられてもよく、ブロック204の第1のn型トランジスタ、第2のn型トランジスタ、第1のp型トランジスタ、第2のp型トランジスタは、アクティブな部品として作動してもよい。発振器150に対するCMOSモードの例として、CMOSモードは、スイッチ110a,110b,および162を閉じ、その一方でスイッチ166を開き、演算増幅器160の非反転入力としてライン112を提供することによって達成されるとしてもよい。ブロック408において、方法400は終了する。
【0037】
効率的なオペレーションおよびワイドチューニングレンジは、NMOSモードのみとCMOSモードとの間の切り替えによって達成される。特に、省電力は、CMOSモードにおけるオペレーションによって実現されることができる。いくつかの実施形態において、電力効率および位相ノイズ低減に関する設定能力を提供するために、ここに記述されたように、ただのある再設定可能なアクティブ部分のグルーピングが、所望のワイドチューニングレンジを実現するために要求されるとしてもよい。ワイドチューニングレンジは、アクティブなデバイスのサイズに関連する比較的固定されたキャパシタンスによって実現されてもよい。CMOSモードで作動することの他の利点に加えて、スタートアップ利得は増加することができ、チューニングレンジにおけるさらなる利得へ導くことができる。
【0038】
ここで例証されるようなCMOSモードに対しても許可されるシステムにおいて、NMOSモードで作動することは、発振器が電流を増加し、同じ発振器部品および同じ電力供給で厳格な位相ノーズの必要条件を満たすことを可能にすることができる。NMOSモードで作動することは、発振器が効率的に最大周波数に達することを可能にすることができる。CMOSモードで作動することは、低周波数で作動する場合に、省電力を可能にすることができる。
【0039】
インダクタ108は、セカンドハーモニックのインダクタである。NMOSモードで作動する場合に、インダクタ108は、低周波数オフセットでのフリッカノイズの寄与率の低減へ導くことができる。CMOSモードで作動する場合に、シングルサイドのシンメトリー特性のアクティブ部品は、アクティブ部品からのフリッカノイズの寄与率の低減へ導くことができる。
【0040】
図4Aを再び参照すると、方法400は、例えばバイアス回路152のようなバイアス回路を作動することを含む場合があり、ブロック404のNMOSモードに対するバイアスは、ブロック406のCMOSモードに対するバイアスと異なる。例えば、ブロック404に対するバイアシングは、例えば増幅器160の出力ステージのトランジスタ168のようなトランジスタを作るために、スイッチ166のようなスイッチが閉じられるバイアシングを含むとしてもよい。多数の供給およびバイアス構成が可能である。例えば、CMOSモードで作動する場合、発振器150は2.1ボルトの供給からバイアスされてもよく、NMOSモードで作動する間、発振器150は1.3ボルトまたは2.1ボルトの供給からバイアスされてもよい。バイアスシステム152に対する供給電圧の選択は位相ノイズの必要条件と関係があるとしてもよい。例えば、NMOSモードのための2.1ボルトの供給は、トランジスタ102aおよび102bの影響を最小化すると同時に、発振器150が厳格な位相ノイズの必要条件を満たすことを可能にすることができる。
【0041】
ブロック406のCMOSモードは、例えば増幅器160およびトランジスタ164のような、並列の演算増幅器およびトランジスタを使用することを含むとしてもよく、トランジスタのドレインはバイアス回路152の出力ステージとして使用される。フィードバックは、共振器154のインダクタのコモン・モード・ポイントであるとしてもよい、共振器154のインダクタのタップから得られるとしてもよい。いくつかの実施形態において、フィードバックはライン112からも得られるとしてもよい。
【0042】
図4Bは、例えば図1の発振器100および図2の発振器150のような、発振器の作動の次の典型的な方法420を例証する第2のフローチャートである。方法420は、ワイヤレス通信装置において実行されることができる。方法420は、ブロック422で始まり、または、作動のためにコールされる。ブロック406において、発振器はCMOSモードで作動する。ブロック424において、ワイヤレスシステムおよび/またはコンディションが、例えばレンジ302の帯域308(図3に示す)のような発振器チューニングレンジの高周波数帯域におけるオペレーションを要求するか否か、決定される。高周波数帯域におけるオペレーションが望まれた場合、方法420は、ブロック404(図4Aを参照)へ移動し、NMOSモードで作動する。発振器チューニングレンジの高周波数帯域におけるオペレーションが望まれていない場合、方法420はブロック426へ移動する。
【0043】
ブロック426において、ワイヤレスシステムおよび/またはコンディションが、例えばレンジ302の帯域304のような、発振器チューニングレンジの低周波数帯域におけるオペレーションを要求するか否か、決定される。低周波数帯域におけるオペレーションが望まれた場合、方法420は、ブロック406(図4Aを参照)へ移動し、CMOSモードで作動する。発振器チューニングレンジの高および/または低帯域におけるオペレーションが望まれていない場合、方法420はブロック428へ移動する。
【0044】
ブロック428において、ワイヤレスシステムおよび/またはコンディションが、低ノイズが望まれる時間またはコンディションの間、例えばレンジ302の帯域306内で、最良ノイズモードにおけるオペレーションを要求するか否か、決定される。最良ノイズモードにおけるオペレーションが望まれる場合、方法420はブロック404へ移動し、NMOSモードで作動する。もし、最良ノイズモードが望まれない場合、方法420は、電力消費が最小化されることができるブロック406へ移動する。
【0045】
図4Cは、例えば図1Cの発振器176のような、発振器の作動のさらなる典型的な方法420を例証する第3のフローチャートである。方法440は、ワイヤレス通信装置において実行されることができる。方法440は、ブロック442で始まり、または、作動のためにコールされる。ブロック406において、発振器は、CMOSモードで作動する。発振器176に対するCMOSモードの例として、CMOSモードは、スイッチ182aおよび182bを閉じ、その一方でスイッチ184および186を開くことによって達成されることができる。
【0046】
ブロック424において、ワイヤレスシステムおよび/またはコンディションが、例えば範囲302の帯域(図3を参照)のような、発振器チューニングレンジの高周波数帯域におけるオペレーションを要求するか否か、決定される。高周波数帯域におけるオペレーションが望まれる場合、方法420はブロック444に移動し、PMOSモードで作動する。発振器176に対するPMOSモードの例において、PMOSモードは、スイッチ182aおよび182bを開け、その一方でスイッチ184および186を閉じることによって達成される。もし、発振器チューニングレンジの高周波数帯域におけるオペレーションが望まれない場合、方法440はブロック426へ移動する。ブロック426は図4Bに関して記述されたように作動する。
【0047】
ブロック428において、ワイヤレスシステムおよび/またはコンディションは、低ノイズが望まれる時間またはコンディションの間、最良ノイズモードにおけるオペレーションを要求するか否か、決定される。最良ノイズモードにおけるオペレーションが望まれる場合、方法440はブロック444へ移動し、PMOSモードで作動する。もし、最良ノイズモードが望まれない場合、方法440は電力消費が最小化されることができるブロック406へ移動する。
【0048】
ここに例証された方法のブロックによって描かれた機能性、オペレーションおよびアーキテクチャは、少なくとも部分的に、モジュール、セグメント、および/または、ソフトウェアおよび/またはファームウェア・コードの部分、を使用して実装されるとしてもよい。モジュール、セグメント、および/または、コードの部分は、特定された論理関数を実装するための1以上の実行可能命令を含む。いくつかの実施形態において、ブロックで示された機能は、示されたのと異なる順序で発生してもよい。例えば、図4A−4Cで連続で示された2つのブロックは、同時に実行されてもよく、または、ブロックは、時には、含まれる機能性に依存して、別の順序で実行されてもよい。
【0049】
当業者は、ここで開示された実施系値亜に関して記述された、様々な例証の論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、少なくとも部分的に、電子ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、または双方の組合わせとして実装されてもよいことを認識するだろう。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性を明確に例証するために、様々な実例となるコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、それらの機能性の点から概ね先で説明された。そのような機能性がハードウェアまたはソフトウェアとして実装されるかは、特別のアプリケーションと全体にわたってシステムに課される設計制約とに依存する。当業者は、特別のアプリケーションごとに、変わった方法で記述された機能性を実装してもよいが、そのような実装の決定は、本発明の範囲からの離脱を引き起こすと解釈されるべきでない。
【0050】
1以上の典型的な実施形態において、記述された機能は、少なくとも部分的に、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはその任意の組み合わせで実装されてもよい。もしソフトウェアで実装されると、機能は、1以上のコンピュータ可読媒体に命令またはコードとして格納されるか、または、送信されるとしてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記録媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータ・プログラムの転送を促進する任意の媒体を含む通信媒体との双方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能媒体としてもよい。制限ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージ装置、命令またはデータ構造の目意識で所望のプログラムコードを運びまたは記憶するために使用可能であり、コンピュータによってアクセス可能な任意の他の媒体を含むことができる。さらに、任意の接続が適切にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用されるようなディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
【0051】
本開示の前述の説明は、いかなる当業者でも、添付された請求項よって定義される作成または使用をすることができるように提供される。下記の請求項は、開示された実施形態で限定されると意図されない。他の実施形態および変更は、これらの教えの観点で当業者に容易に生じるだろう。したがって、次の請求項は、上記の明細書および添付の図面と共に見られた場合にそのような実施零および変更をすべてカバーするように意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端子と第2の端子とを持つ共振器と、
第1のソースと、前記第2の端子に電気的に接続された第1のゲートと、第1のスイッチを通って前記第1の端子に電気的に接続された第1のドレインとを持つ、第1のp型トランジスタと、
前記第1のソースに電気的に接続された第2のソースと、前記第1の端子に電気的に接続された第2のゲートと、第2のスイッチを通って前記第2の端子に電気的に接続された第2のドレインとを持つ、第2のp型トランジスタと、
第3のソースと、前記第2の端子に電気的に接続された第3のゲートと、スイッチを含まない第1の連結を通って前記第1の端子に電気的に接続された第3のドレインとを持つ、第1のn型トランジスタと、
前記第3のソースに電気的に接続された第4のソースと、前記第1の端子に電気的に接続された第4のゲートと、スイッチを含まない第2の連結を通って前記第2の端子に電気的に接続された第4のドレインとを持つ、第2のn型トランジスタと
を具備する装置。
【請求項2】
前記共振器は複数のポートを持つ変換器を含み、キャパシタが1以上のポートに電気的に接続される、請求項1の装置。
【請求項3】
前記共振器はLCタンクである、請求項1の装置。
【請求項4】
前記共振器は変換器ベースである、請求項1の装置。
【請求項5】
前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチが開の場合に、NMOSモードで作動するように構成された、請求項1の装置。
【請求項6】
前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチが閉の場合に、CMOSモードで作動するように構成された、請求項1の装置。
【請求項7】
前記第1のソースおよび前記第2のソースに電気的に接続されたバイアス回路をさらに具備する、請求項1の装置。
【請求項8】
前記バイアス回路は演算増幅器を含み、前記演算増幅器への非反転入力は前記第1のソースに電気的に接続される、請求項7の装置。
【請求項9】
前記バイアス回路は演算増幅器を含み、前記演算増幅器への非反転入力はVreg_Ltapに電気的に接続される、請求項7の装置。
【請求項10】
前記第1のスイッチおよび/または前記第2のスイッチはトランジスタおよび抵抗器を含む、請求項1の装置。
【請求項11】
第1の端子と第2の端子とを持つ共振器と、
第1のソースと、前記第2の端子に電気的に接続された第1のゲートと、前記第1の端子に電気的に接続された第1のドレインとを持つ、第1のp型トランジスタと、
前記第1のソースに電気的に接続された第2のソースと、前記第1の端子に電気的に接続された第2のゲートと、前記第2の端子に電気的に接続された第2のドレインとを持つ、第2のp型トランジスタと、
第3のソースと、前記第2の端子に電気的に接続された第3のゲートと、第1のスイッチを通って前記第1の端子に電気的に接続された第3のドレインとを持つ、第1のn型トランジスタと、
第4のソースと、第4のゲートと、第4のドレインとを持ち、前記第4のゲートは前記第1の端子に電気的に接続され、前記第4のドレインは第2のスイッチを通って前記第2の端子に電気的に接続され、前記第4のソースは前記第3のソースに電気的に接続された、第2のn型トランジスタと、
を具備し、前記第4のソースと前記第3のソースとは、第3のスイッチを通ってグランドに電気的に接続される、装置。
【請求項12】
前記共振器は複数のポートを持つ変換器を含み、キャパシタが1以上のポートに電気的に接続される、請求項11の装置。
【請求項13】
前記共振器はLCタンクである、請求項11の装置。
【請求項14】
前記共振器は変換器ベースである、請求項11の装置。
【請求項15】
前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチが開であり、前記第3のスイッチが閉ざされる場合に、PMOSモードで作動するように構成された、請求項11の装置。
【請求項16】
前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチが閉ざされ、前記第3のスイッチが開の場合に、CMOSモードで作動するように構成された、請求項11の装置。
【請求項17】
前記第1および第2のソースはインダクタに電気的に接続される、請求項11の装置。
【請求項18】
共振器を持つ発振器の作動の方法において、
前記発振器が使用される場合に、2つのp型トランジスタを非アクティブ、2つのn型トランジスタをアクティブで前記発振器を作動し、高レンジで周波数を生成することと、
前記発振器が使用される場合に、前記2つのp型トランジスタをアクティブ、前記2つのn型トランジスタをアクティブで前記発振器を作動し、低レンジで周波数を生成することと
を具備し、前記2つのp型トランジスタのうちの第1のp型トランジスタは、第1のドレインを持ち、前記2つのp型トランジスタのうちの第2のp型トランジスタは、第2のドレインを持ち、前記第1のドレインは、前記第1のp型トランジスタが非アクティブの場合に前記共振器の第1の端子から分離され、前記第2のドレインは、前記第2のp型トランジスタが非アクティブの場合に前記共振器の第2の端子から分離される、方法。
【請求項19】
前記共振器は複数のポートを持つ変換器を含み、キャパシタが1以上のポートに電気的に接続される、請求項18の方法。
【請求項20】
前記共振器はLCタンクである、請求項18の方法。
【請求項21】
前記共振器は変換器ベースである、請求項18の方法。
【請求項22】
前記第1のドレインは、前記第1のドレインと前記第1の端子との間に接続されたスイッチを開けることによって前記第1の端子から分離される、請求項18の方法。
【請求項23】
バイアス回路を作動することをさらに具備し、
前記2つのp型トランジスタのうちの前記第1のp型トランジスタは第1のソースを持ち、前記2つのp型トランジスタのうちの前記第2のp型トランジスタは第2のソースを持ち、前記バイアス回路は前記第1のソースおよび前記第2のソースに電気的に接続される、請求項18の方法。
【請求項24】
前記バイアス回路は演算増幅器を含み、前記演算増幅器への非反転入力は前記第1のソースに電気的に接続される、請求項23の方法。
【請求項25】
前記バイアス回路は演算増幅器を含み、前記演算増幅器への非反転入力はVreg_Ltapに電気的に接続される、請求項23の方法。
【請求項26】
前記発振器がノイズを最小化するために使用される場合に、2つのp型トランジスタを非アクティブ、2つのn型トランジスタをアクティブで前記発振器を作動することをさらに含む、請求項18の方法。
【請求項27】
発振器が使用される場合に、前記発振器におけるアクティブ部品として2つのn型トランジスタと2つのp型トランジスタとを作動し、低周波数レンジで周波数を生成するための手段と、
前記発振器が使用される場合に、前記2つのp型トランジスタが前記発振器の共振器から分離されるとともに、アクティブ部品として前記2つのn型トランジスタを作動し、高周波数レンジで周波数を生成するための手段と、
前記発振器が位相ノイズを最小化するために使用される場合に、前記2つのp型トランジスタが前記共振器から分離されるとともにアクティブ部品として前記2つのn型トランジスタを作動し、さらに低周波数レンジで周波数を生成するための手段と
を具備する装置。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【公表番号】特表2012−531110(P2012−531110A)
【公表日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−516319(P2012−516319)
【出願日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際出願番号】PCT/US2010/039089
【国際公開番号】WO2010/148257
【国際公開日】平成22年12月23日(2010.12.23)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】