説明

調理用カプセル

油脂ベースの結合系に混入させた脱水した食品粉末を含む、複数の圧縮した食料品を備えるカプセルが記載される。カプセルを製造するための方法がさらに記載される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分配システムを用いて高温の液体によって戻すと、高温のスープ、ソース、マッシュポテトなどの食品を提供することができる食品成分を含むカプセルに関する。本発明はまた、前記カプセルの使用、インスタント食品を作るためのシステム、及び本カプセルに使用できる食品ペレットに関する。
【背景技術】
【0002】
当技術分野では、分配システムを用いて高温及び/又は低温の飲料を分配するためのカプセルがよく知られている。こうしたカプセルは、例えばEP1472156によって知られている。その発明に使用可能な分配装置及びカプセルは、一般的に市場で見出される。そうした装置及びカプセルによって作ることができる飲料は、一般にコーヒー製品、ココア及び茶である。
【0003】
市販のカートリッジの中に含まれる材料は、通常は粉末の形であり、例えばココア、ミルクなどを調理する場合には、その粉末はいずれも注入された液体(通常は高温の水)によって溶解する。或いはコーヒーの場合には、カプセル内部の粉末が注入された液体によって抽出される。それにより、低い粘性を有する飲料が得られる。
【0004】
しかし、カプセル及び分配装置を用いて調理することができる風味のある飲料は、あまり一般的ではない。Lavazza Blueの装置で分配することができるクノール(Knorr)製の澄んだコンソメは、調理用製品の市場で入手可能になっている。しかしながら、このコンソメは、とろみのある(thick)、クリーム状の食品ではない。
【0005】
インスタントのクリーム状のスープの製法が、GB1464429に記載されている。塊になった材料は、油脂又は他の材料で被覆され、且つあらかじめゼラチン化した結合剤を含む。しかしこの特許は、スープを調理するためのカートリッジベースのシステムの使用を扱うものでも、前記スープをカートリッジベースのシステムによって調理する場合に、粉末に必要とされる変更を扱うものでもない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本目的は、カプセル及び飲料分配装置を用いて、従来の飲料より高い稠度を有する飲料又は食品を調理することができる方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本目的は、独立請求項によって解決される。従属請求項は、本発明の中心となる考え方をさらに発展させるものである。
【0008】
したがって、第1の態様において本発明は、油脂ベースの結合系に混入させた脱水した食品粉末を含む、複数の圧縮した食品ペレットを備えるカプセルを提供する。
【0009】
本発明の他の態様では、本発明は、インスタント食品の調理における請求項1〜28のいずれかに記載のカプセルの使用に関する。
【0010】
請求項1〜28のいずれかに記載のカプセルを製造するための方法は、
a.脱水した材料を油脂ベースの結合系と混合し、混合物を圧搾する又は押し出すことによって食品ペレットを調製して、前記ペレットを得るステップと、
b.複数の前記ペレットでカプセルを満たすステップと
を含み、この方法は本発明の一部をなす。
【0011】
さらに本発明によって、請求項1〜28のいずれかに記載の装置及びカプセルを具備する、インスタント食品を作るためのシステムも提供され、装置は、前記装置の中に配置された前記カプセルを、前記カプセルに高温の液体を注入することによって抽出する手段を備え、前記カプセルは、前記高温の液体によって抽出される手段、及びインスタント食品が前記カプセルから流出できるようにする手段を備えている。
【0012】
最後に、本発明はまた、油脂ベースの結合系に混入させた脱水した食品粉末を含む圧縮した食品ペレットに関し、油脂ベースの結合系は、油脂、小麦粉、でんぷん及びゴムの混合物を含む。前記物品は、ペレット、レンティル豆、ブリケット、小石(pebble)、ドラジェ(dragee)、枕、卵又はボールの形にすることが可能である。
【0013】
以下では、添付図面を参照することによって、本発明をさらに詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】(従来のカプセルに含まれる)粉末と(本発明によるカプセルに含まれる)ペレットの溶解を比較するグラフである。
【図2】本発明のカプセルに使用される油脂ベースのペレットと比較した、粉末の経時的な質量流量の概略図である。
【図3】カプセルの一実施例の概略的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は、複数の圧縮した食品ペレットを備えたカプセルに関する。ペレットは、油脂ベースの結合系に混入させた脱水した食品粉末を含む。
【0016】
カプセルは、飲料分配装置に使用可能な任意のタイプのものとすることができる。本発明に使用することができる典型的なカプセルは、例えば欧州特許第1472156号に記載されるものである。欧州特許第1472156号に記載されるカプセルは、圧力下で抽出装置に流体を注入することによって抽出されるように設計される。それぞれのカプセルは、その抽出時にカプセル内に導入される流体の圧力の上昇によって作動される、それ自体の開口手段を備えている。さらにカプセルは、抽出装置のシステムの要素との接触を回避する、又は最低限でも接触をかなり低減することを可能にする、それ自体のダクト手段を備えたそれ自体の流出路を有している。
【0017】
図3は、食品成分を受け入れるために用いることが可能なカプセルの一実施例を示している。このカプセルは、カップ(10)、及び前記カップの周縁部を形成する周縁の溶接縁部(13)に溶接された膜(11)を備えている。カプセルは食品成分(12)を含む。カプセルを開放するためのシステムは、カップ(10)の底部に配置され、穿刺点(15)及びフィルタ(60)を備えるディスク(14)からなる。したがって穿刺点は、カップ(10)及び膜(11)によって形成される空間で囲まれる。こうして、ディスクはカップの底部に配置され、抽出中に内圧を及ぼすことができるより広い領域を形成する。抽出時には、カプセルが抽出装置の中に導入され、膜(11)に穴をあける針を介して水が導入され、カプセル内の圧力上昇の影響によってディスク(14)が保持部(16)に向かう下向きの推力を受け、その結果、点(15)がカップの保持部(16)に穴をあけて食品の流出が可能になる。カプセルは、支持体(61)によって適所にしっかりと保持され、フィルタ(60)は、残物が前記カプセルの下に位置するマグ(図示せず)に入るのを防止する。
【0018】
本発明のカプセルは、密閉されたカプセルであることが好ましい。カプセルは通常、圧力下で抽出装置に流体を注入することによって抽出されるように設計される。好ましくは、カプセルは、ペレットを含む閉鎖された空間、及びその使用時に前記カプセルの開放を可能にし、飲料又は食品の流出を可能にするための手段を備えている。
【0019】
カプセルの中に含まれる食品ペレットは、圧縮されている。したがって食品ペレットは、一般にカプセルに使用される粉末より高い密度を有する。通常、食品ペレットの密度は1.0〜1.5g/cmである。
【0020】
食料品は、油脂ベースの結合系に混入させた脱水した食品粉末を含む。「食品」とは、任意の消費可能な材料を意味する。したがって、脱水した食品粉末は、スープ粉末、ソース粉末、マッシュポテト粉末、チョコレート粉末、クリーマ、ミルク粉末及び可溶性の飲料粉末として使用されるものなど、任意の乾燥させた材料とすることができる。
【0021】
脱水した食品粉末を混合させる油脂ベースの結合系は、油脂、小麦粉、でんぷん及びゴムの混合物を含むことが好ましい。通常、結合系は、30〜40重量%の油脂、40〜50重量%の小麦粉、10〜15重量%のでんぷん及び5〜10重量%のゴムを含む。
【0022】
好ましい実施形態では、結合系は、パーム油脂、小麦粉、ジャガイモでんぷん及びグアーガムの混合物である。チョコレートベースの飲料の場合、結合系は油脂成分として、少なくとも何種類かのカカオバターを含むと考えられる。
【0023】
結合系は通常、とろみのある、クリーム状のスープを得るために用いられる。結合系は、通常は改質された若しくは改質されていないでんぷん、小麦粉又はゴムを含む。
【0024】
しかし、空間が限られたカプセルの場合、従来の結合系は効率的に機能しない。本発明の油脂ベースの結合系は、結合特性を向上させることによって空間の制限を克服することが分かった。油脂ベースの結合系は、乾燥させた材料を含む圧縮した物品に組み込むと特に有利である。実際には、その結合系によって、カプセルの内容物をカプセルから均質に放出することが可能になると同時に、水によって戻すとき、分配中に閉塞を引き起こすことなく、得られる製品にとろみを付けることができる。さらに、本発明のように油脂ベースの結合系を用いると、従来の結合系を用いる場合よりも、1つのカプセルから多量の製品を分配することが可能になる。
【0025】
好ましくは、脱水した食品成分は油脂ベースの結合系に埋め込まれる。実際には、粉末を油脂ベースの結合系に組み込み、混合物を食料品に圧縮すると、それによって飲料分配装置を使用するときにスープを均質に放出することが可能になるため、特に有利であることが分かった。
【0026】
食料品を製造するには、脱水した食品成分を油脂ベースの結合系と混合し、その後、塊にする。
【0027】
好ましくは、脱水した材料が油脂ベースの結合系と、脱水した材料:結合系の比が50:50〜90:10になるように混合される。
【0028】
次いで、混合物の圧搾又は押し出しによって、圧縮を実施することができる。圧搾は通常、平坦なダイのペレット成形機、歯車形の圧搾ローラ、パンチダイ式の圧搾機、ローラ式の圧搾機のいずれかを用いて実施される。押し出しは通常、スクリーンバスケット式の押出機、半径方向、軸方向及びドーム形の押出機、平坦なリング形ダイの押出機、軸ねじ式の押出機、中空穿孔シリンダのいずれかを用いて実施することができる。
【0029】
使用される好ましい技術は平坦なダイのペレット成形機であるが、その理由は、他の技術に比べてより広い範囲の食料品の密度を制御することができるためである。
【0030】
食料品は通常、ペレット、レンティル豆、ブリケット、小石、ドラジェ、枕、卵又はボールの形にする。食料品は、好ましくは1〜10mm、より好ましくは5mmの高さ寸法を有する。
【0031】
食料品の表面と体積の比は、0.9〜3.5mm−1であることが好ましいことが分かっている。食料品の表面と体積の比は、より好ましくは0.95〜3.33mm−1、さらに好ましくは1.3〜2.1mm−1である。
【0032】
そのような表面の比は、カプセルベースのシステムで均質な濃度のスープを得ることに寄与する。
【0033】
実際には、通常は約85℃の温度の水である高温の液体をカプセルに注入するとすぐに、油脂が溶け始め、したがって食品の集合体(mass)、例えばスープを放出する。
【0034】
表面と体積の比が高すぎる、例えば3.5mm−1より高い場合には、食品の集合体の放出が速くなりすぎ、分配中、製品が不均質に分配されるようになる。この場合、例えばカプセルの中に含まれる食料品は、カプセルから流出する最初の50mLの液体中に溶解される。したがって、表面と体積の比が3.5mm−1より低いことが好ましい。
【0035】
しかし、表面と体積の比が低すぎる、例えば0.9mm−1より低い場合には、食料品内で油脂が溶ける速度が遅くなりすぎ、結果として、分配後にカプセル内に製品が残る。
【0036】
本発明の食料品は、5〜65重量%の量の油脂、1〜10重量%の量のでんぷん、1〜5重量%の量のゴム、10〜30重量%の量の小麦粉を含むことが好ましい。食料品は、塩、砂糖、香味料、乳化剤、マルトデキストリン、乳清タンパク質の粉末、クリーマ、小麦グルテンの加水分解生成物、又はそれらの任意の組合せのいずれかをさらに含むことができる。
【0037】
本発明のカプセルは通常、5〜15gの食料品を含む。この量によって、100〜250mLの高温の液体、例えば高温の水による抽出後に製品に適切な稠度が与えられる。
【0038】
したがって、インスタント食品の調理時における本カプセルの使用は、本発明の一部をなす。
【0039】
通常、その使用は、カプセルを飲料システムの中に入れ、前記カプセルの内容物を抽出できるようにするステップを含む。カプセルの内容物は、好ましくは高温の水で、より好ましくは約100〜200mLの高温の水で抽出される。
【0040】
本カプセルの使用によって得られるインスタント食品は、スープ、ソース、マッシュポテト、高温の飲料、例えばココアとすることができる。
【0041】
インスタント食品は、意図される製品に応じてとろみが異なる、クリーム状の稠度を特徴とする。いずれの場合も、得られる製品は、分配システムにおいて従来のカプセルを使用して得られる従来の製品よりもクリーム状でとろみがあるものになる。さらに、最終製品の粘性による閉塞の問題は認められない。したがって、本発明により、コーヒー、茶、ココアなどの通常の飲料を超えて、例えばマッシュポテト、ソースなどのインスタント食品にまで及ぶ、より広い範囲の製品を提供することが可能になる。
【0042】
本発明はまた、食品がきわめて均質な形で分配されるため、さらに攪拌する必要がないという利点を与える。さらに、1人用に分配された(single−portioned)飲料又は食品は、消費者にとって好都合である。
【0043】
請求項1〜28のいずれかに記載のカプセルを製造するための本方法は、脱水した材料を油脂ベースの結合系と混合し、混合物を圧搾する又は押し出すことによって食料品を調製して、前記食料品を得る第1のステップを含む。食料品の調製は、前述のように実施することができる。第2のステップでは、カプセルが複数の前記食料品で満たされる。
【0044】
インスタント食品を作るためのシステムも、本発明の範囲に含まれる。システムは、前述の装置及びカプセルを具備している。装置は、前記装置の中に配置されたカプセルを、前記カプセルに高温の液体を注入することによって抽出する手段を備えている。カプセルは、前記高温の液体によって抽出される手段、及びインスタント食品が前記カプセルから流出できるようにする手段を備えている。
【0045】
本発明の他の態様では、油脂ベースの結合系に混入させた脱水した食品粉末を含む圧縮した食料品が提供され、油脂ベースの結合系は、油脂、小麦粉、でんぷん及びゴムの混合物を含む。好ましくは、食料品は0.9mm−1〜3.5mm−1の表面と体積の比を有する。
【0046】
以下では下記の非限定的な実施例を用いて、本発明をさらに詳しく説明する。
【実施例】
【0047】
実施例1
インスタントスープの調理用のカプセルに含まれる食品ペレットの配合
【表1】

【0048】
油脂ベースの結合系の組成
【表2】

【0049】
実施例2
10秒後の可溶化製品の量を測定するために、本発明のペレット及び圧縮されていない粉末を、高温の水(80℃)を含む容器に注入した。
測定装置は、伝導率計CDM22であった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
油脂ベースの結合系に混入させた脱水した食品粉末を含む、複数の圧縮した食料品を備えるカプセル。
【請求項2】
前記食料品が、0.9〜3.5mm−1の表面と体積の比を有する請求項1に記載のカプセル。
【請求項3】
前記食料品の前記表面と体積の比が0.9〜3.35mm−1、より好ましくは0.95〜3.33mm−1、最も好ましくは1.3〜2.1mm−1である請求項1又は2に記載のカプセル。
【請求項4】
前記結合系が、油脂、小麦粉、でんぷん及びゴムの混合物を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載のカプセル。
【請求項5】
前記結合系が、30〜40重量%の油脂、40〜50重量%の小麦粉、10〜15重量%のでんぷん及び5〜10重量%のゴムを含む請求項1〜5のいずれか一項に記載のカプセル。
【請求項6】
前記結合系が、パーム油脂、小麦粉、ジャガイモでんぷん及びグアーガムの混合物を含む請求項1〜5のいずれか一項に記載のカプセル。
【請求項7】
前記食料品が、ペレット、レンティル豆、ブリケット、小石、ドラジェ、枕、卵又はボールの形である請求項1〜6のいずれか一項に記載のカプセル。
【請求項8】
前記食料品が1〜10mm、好ましくは5mmの高さ寸法を有する請求項6に記載のカプセル。
【請求項9】
前記脱水した食品粉末が、スープ粉末、ソース粉末、マッシュポテト粉末、チョコレート粉末、可溶性の飲料粉末又はミルク粉末から選択される請求項1〜8のいずれか一項に記載のカプセル。
【請求項10】
前記食品ペレットが、5〜65重量%の量の油脂、1〜10重量%の量のでんぷん、1〜5重量%の量のゴム、10〜30重量%の量の小麦粉を含む請求項1〜9のいずれか一項に記載のカプセル。
【請求項11】
前記食品ペレットが、塩、砂糖、香味料、乳化剤、マルトデキストリン、乳清タンパク質の粉末、クリーマ、小麦グルテンの加水分解生成物、又はそれらの任意の組合せのいずれかを含む請求項1〜10のいずれか一項に記載のカプセル。
【請求項12】
各ペレットが1.0〜1.5g/cmの密度を有する請求項1〜11のいずれか一項に記載のカプセル。
【請求項13】
5〜15gの食品ペレットを備える請求項1〜12のいずれか一項に記載のカプセル。
【請求項14】
密閉されたカプセルである請求項1〜13のいずれか一項に記載のカプセル。
【請求項15】
圧力下で抽出装置に流体を注入することによって抽出されるように設計される、請求項1〜14のいずれか一項に記載のカプセル。
【請求項16】
前記食料品を含む閉鎖された空間、及びその使用時に前記カプセルの開放を可能にし、飲料の流出を可能にする手段を備える請求項1〜15のいずれか一項に記載のカプセル。
【請求項17】
インスタント食品の調理における請求項1〜16のいずれか一項に記載のカプセルの使用。
【請求項18】
前記カプセルを飲料システムの中に入れ、前記カプセルの内容物を抽出できるようにするステップを含む請求項17に記載の使用。
【請求項19】
前記カプセルの前記内容物が、高温の水を用いて抽出される請求項18に記載の使用。
【請求項20】
前記カプセルの前記内容物が、100〜200mLの高温の水を用いて抽出される請求項19に記載の使用。
【請求項21】
前記食品が、スープ、ソース、マッシュポテト、飲料又は風味のある飲料である請求項17〜20のいずれか一項に記載の使用。
【請求項22】
a.脱水した材料を油脂ベースの結合系と混合し、混合物を圧搾する又は押し出すことによって食品ペレットを調製して、前記食料品を得るステップと、
b.複数の前記食料品でカプセルを満たすステップと
を含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載のカプセルを製造するための方法。
【請求項23】
前記脱水した材料が前記油脂ベースの結合系と、脱水した材料:結合系の比が50:50〜90:10になるように混合される請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記圧搾が、平坦なダイのペレット成形機、歯車形の圧搾ローラ、パンチダイ式の圧搾機、ローラ式の圧搾機のいずれかを用いて実施される請求項22又は23に記載の方法。
【請求項25】
前記押し出しが、スクリーンバスケット式の押出機、半径方向、軸方向及びドーム形の押出機、平坦なリング形ダイの押出機、軸ねじ式の押出機、中空穿孔シリンダのいずれかを用いて実施される請求項22又は23に記載の方法。
【請求項26】
装置及び請求項1〜15のいずれか一項に記載のカプセルを具備するインスタント食品を作るためのシステムであって、前記装置が、前記装置の中に配置されたカプセルを、前記カプセルに高温の液体を注入することによって抽出する手段を備え、前記カプセルが、前記高温の液体によって抽出される手段、及びインスタント食品が前記カプセルから流出できるようにする手段を備えるシステム。
【請求項27】
油脂ベースの結合系に混入させた脱水した食品粉末を含む圧縮した食品ペレットであって、前記油脂ベースの結合系が、油脂、小麦粉、でんぷん及びゴムの混合物を含む食品ペレット。
【請求項28】
前記ペレットが、0.9mm−1〜3.5mm−1の表面と体積の比を有する請求項27に記載の食品ペレット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2012−515527(P2012−515527A)
【公表日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−546281(P2010−546281)
【出願日】平成21年3月16日(2009.3.16)
【国際出願番号】PCT/EP2009/050840
【国際公開番号】WO2009/103592
【国際公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【出願人】(599132904)ネステク ソシエテ アノニム (637)
【Fターム(参考)】