説明

車両監視システム

【課題】駐車場に停車中の車両を遠隔の中央監視センタより監視する車両監視システムにおいて、車両が盗難や悪戯などの被害に遭ったこと、または被害に遭うおそれがあることを車両の所有者が容易に知ることができるようにする。
【解決手段】異常発生判断手段24は、監視カメラ22により撮影された画像データに映し出される像の変化量に応じて、車両14に接近した不審者と車両14が移動したこととを検知し、車両の異常と判断する。異常発生判断手段24が異常と判断した画像データを、画像データ送信手段26が通信ネットワーク16を介して中央監視センタ30に送信する。中央監視センタ30は、異常発生判断手段24が判断した異常に基づいて、車両14の所有者の端末機50に警報を発報する。これにより、車両14が危機的な状況にあることを、その車両14の所有者が容易に知ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両監視システム、特に駐車場に停車中の車両を遠隔の中央監視センタより監視する車両監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、駐車場に設置された監視カメラを用い、駐車場に停車中の車両を遠隔の中央監視センタより監視する車両監視システムが知られている。
【0003】
従来の車両監視システムの一例について図1を用いて説明する。車両監視システム110は、駐車場112に設けられた駐車場監視装置120と、駐車場112を遠隔から監視する中央監視センタ130とを有する。駐車場監視装置120と中央監視センタ130とは、通信ネットワーク116により接続される。
【0004】
駐車場監視装置120は、駐車場112に停車中の車両114とこの車両114の近傍とを撮影する監視カメラ122と、監視カメラ122により撮影された画像データを中央監視センタ130に送信する画像データ送信手段126とで構成される。
【0005】
中央監視センタ130は、駐車場監視装置120から送られた画像データを表示する表示画面132と、その画像データを記憶する記憶手段134とを有する。中央監視センタ130には、監視員が常駐しており、監視員が表示画面132を通じて駐車場112を監視する。駐車場112に停車中の車両114が盗難や悪戯などの被害に遭った場合、または、その被害に遭うおそれがある場合、監視員は防犯・警備組織に通報するとか、駐車場112に備え付けられた報知器から警告音を発生させるなどの防犯対策を講ずることができる。
【0006】
下記特許文献1には、現地の監視カメラが撮影した画像データを遠隔の中央監視制御装置で自動的に監視する防犯監視カメラシステムが記載されている。この防犯監視カメラシステムにおいては、中央監視制御装置が、画像データの中の像を認識してそこから異常が発生しているか否かを判定する画像認識部を有する。この構成により、現地で異常が発生した場合、中央監視制御装置が自動的に異常と判定して防犯対策を講ずることができるので、遠隔における監視員の監視作業の負荷が軽減される。
【0007】
【特許文献1】特開2005−11162号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の車両監視システムにおいては、車両が盗難や悪戯などの被害に遭った場合、または、その被害に遭うおそれがある場合、上述のような防犯対策、すなわち防犯・警備組織に通報するとか、駐車場の報知器から警告音を発生させることを講ずることができる。しかしながら、従来の車両監視システムにおいては、車両が盗難や悪戯などの被害に遭ったこと、または、その被害に遭うおそれがあることの判断やその後の防犯対策を監視員が判断しなければならず、監視員の監視作業に負荷がかかっていた。また、中央監視センタには車両の所有者に関する情報が記憶されていないため、車両が被害に遭うことや、そのおそれがあることを中央監視センタから車両の所有者に連絡できなかった。一方、車両の所有者が自己の車両の安否を気にかけても知る手段がなかった。
【0009】
本発明の目的は、駐車場に停車中の車両を遠隔の中央監視センタより監視する車両監視システムであって、車両が盗難や悪戯などの被害に遭ったこと、または被害に遭うおそれがあることを監視員の手間をかけずに、車両の所有者が容易に知ることができる車両監視システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、駐車場に停車中の車両を遠隔の中央監視センタにより監視する車両監視システムにおいて、車両とこの車両近傍とを撮影する撮影手段、撮影手段により撮影された画像データに映し出される像の変化量に応じて、車両に不審者が接近していること、あるいは車両が移動したこととを検知し、車両の異常と判断する異常発生判断手段、及び、異常発生判断手段が異常と判断した画像データを、中央監視センタに送信する画像データ送信手段、を備える駐車場監視装置と、車両の所有者が所持する端末機と、車両の所有者を識別する識別情報とその所有者の端末機の通知先とを予め記憶したデータベースを有する中央監視センタと、が通信ネットワークで接続され、中央監視センタは、異常発生判断手段が判断した異常に基づいて、データベースからその異常が発生した車両の所有者を検索してその所有者の端末機に警報を発報することを特徴とする。
【0011】
また、中央監視センタは、画像データ送信手段より送られた画像データから異常発生に関するデータを編集した編集データを作成する編集データ作成手段と、編集データ作成手段が作成した編集データを記憶する編集データ記憶手段と、を有し、異常が発生した車両の所有者の端末機は、編集データ記憶手段に記憶された編集データを取得することを特徴とする。
【0012】
また、編集データは、画像データ送信手段より送られた画像データから抽出された複数の静止画像であることを特徴とする。
【0013】
また、中央監視センタは、異常発生判断手段が異常と判断した日時の履歴を保存する履歴保存手段と、画像データ送信手段より送られた画像データを蓄積する画像蓄積手段と、を有し、編集データ作成手段は、履歴保存手段で保存された日時の履歴に、画像蓄積手段で蓄積された画像データを対応させて編集データを作成することを特徴とする。
【0014】
また、中央監視センタは、さらに、端末機から入力される個人識別情報と、データベースに記憶された所有者の識別情報とを照合し、一致した場合のみ端末機から編集データへのアクセスを許可する認証手段を有することを特徴とする。
【0015】
さらに、編集データに含まれる画像データは、サムネイルデータであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明の車両監視システムによれば、駐車場に停車中の車両が盗難や悪戯などの被害に遭ったこと、または被害に遭うおそれがあることなどの車両の異常を自動的に判断する。そして、中央監視センタには車両の所有者の端末機の連絡先が記憶されているので、異常が発生した車両の所有者の連絡先を検索してその端末機に自動的に警報を発報することができる。よって、監視員の手間をかけずに、車両の所有者が自己の車両に異常が発生していることを容易に知ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明に係る車両監視システムの実施形態について、図に従って説明する。一例として、一つの駐車場を挙げ、この駐車場を遠隔から監視する車両監視システムについて説明する。なお、本発明は、一つの駐車場に限らず、複数の駐車場を一括して遠方から監視する車両監視システムにも適用できる。
【0018】
まず、本実施形態に係る車両監視システム10の構成について、図2を用いて説明する。車両監視システム10は、駐車場12に設けられた駐車場監視装置20と、駐車場12を遠隔から監視する中央監視センタ30と、駐車場12に停車中の車両14の所有者が所持する端末機50とを有する。駐車場監視装置20と中央監視センタ30と端末機50とは、通信ネットワーク16により接続される。なお、車両14は、駐車場12に停車する複数の車両のうち、本実施形態で監視対象となる車両である。
【0019】
通信ネットワーク16は、有線方式あるいは無線方式で構成される。また、両者を混用することも可能である。通信ネットワーク16は、公衆の便に供される共用通信ネットワークであっても、独自の専用の通信ネットワークであってもよい。また、両者を混用することも可能である。共用通信ネットワークとしては、通常の電話回線が用いられるが、これに限らず、ISDN回線、携帯電話、またはPHSなども利用可能である。
【0020】
端末機50は、音声情報、文字情報、画像データ情報、またはそれらを組み合わせた情報などを通信可能な通信機器であり、例えば、携帯電話、PHS、パソコンなどである。
【0021】
駐車場監視装置20は、駐車場12に停車中の車両14とこの車両14の近傍とを撮影する監視カメラ22(本発明の撮影手段に対応)と、監視カメラ22により撮影された画像データに基づいて車両14の異常を判断する異常発生判断手段24と、異常発生判断手段24が異常と判断した画像データを中央監視センタ30に送信する画像データ送信手段26とで構成される。
【0022】
監視カメラ22は、監視対象となる所定の監視エリアを撮影し、撮影した画像を異常発生判断手段24に出力する。本実施形態における監視エリアは、車両14とこの車両14の近傍である。なお、監視エリアは、車両14が駐車する駐車スペースと、その周囲にある複数の駐車スペースとを含むこともできる。これにより、一台の監視カメラ22で、車両14を含む複数の停車中の車両を同時に監視することができる。なお、一台の監視カメラ22で複数の車両を監視する場合、次に説明する異常発生判断手段24が監視エリアを車両ごとに分割する処理を行う。
【0023】
異常発生判断手段24は、監視カメラ22で撮影された画像データから監視対象となる像を認定する。像は、駐車スペースに停車中の車両14と人物である。異常発生判断手段24は、監視カメラ22で撮影された撮影時刻が所定の時間異なる2枚の画像から画像内の像の動きを算出する。そして、2枚の画像間における像の変化量に応じて、車両14が異常であるか否かを判断する。具体的には、車両14に接近した人物を認定し、その人物の動きの大きさから不審者であることを検知して、車両14の異常と判断する。または、車両14を認定し、車両14の動きの大きさから車両14が移動したことを検知し、車両14の異常と判断する。異常発生判断手段24が異常と判断した場合、その根拠となる画像データを画像データ送信手段26に出力し、そのデータを画像データ送信手段26が中央監視センタ30に送信する。
【0024】
中央監視センタ30は、駐車場監視装置20から画像データを受信する監視制御装置32と、車両14の所有者の端末機50の通知先を予め記憶したデータベース34とを有する。データベース34は、車両14の所有者の端末機50の通知先のほかに、駐車場12を使用する他の車両の所有者や、監視対象となる他の駐車場を使用する車両の所有者の端末機の連絡先を予め記憶している。また、データベース34は、車両14の所有者の識別情報を予め記憶している。識別情報は、ユーザーIDとパスワードとからなる。この識別情報は、後述する認証手段44で使用される。データベース34は、車両14の所有者の識別情報のほかに、駐車場12を使用する他の車両の所有者や、監視対象となる他の駐車場を使用する車両の所有者の識別情報を予め記憶している。
【0025】
本実施形態における監視制御装置32は、車両の異常に基づいて、その車両の所有者の端末機に警報を発報することができる。例えば、車両14に異常が発生したと異常発生判断手段24が判断し、その画像データを駐車場監視装置20から監視制御装置32が受信した場合、監視制御装置32が車両14の所有者の端末機50の連絡先をデータベース34から検索し、その連絡先に警報を発報することができる。警報は、音声、文字、画像データ、またはそれらを組み合わせたものでもよい。
【0026】
また、中央監視センタ30は、異常発生判断手段24が異常と判断した日時の履歴を保存する履歴保存手段36と、駐車場監視装置20から送られた画像データを蓄積する画像蓄積手段38とを有する。
【0027】
履歴保存手段36は、車両の異常と判断した日時の履歴を、車両ごと、または車両の所有者ごとに分けて保存する。履歴保存手段36に保存された日時の履歴は、後述する編集データ作成手段40で使用される。なお、日時は、監視カメラ22により撮影された日時であってもよいし、中央監視センタ30が画像データを受信した日時であってもよい。
【0028】
画像蓄積手段38は、駐車場監視装置20から送られた画像データを、車両ごと、または車両の所有者ごとに分けて蓄積する。画像蓄積手段38に蓄積された画像データは、後述する編集データ作成手段40で使用される。
【0029】
また、中央監視センタ30は、画像データから異常発生に関する編集データを作成する編集データ作成手段40と、編集データ作成手段40が作成した編集データを記憶する編集データ記憶手段42とを有する。
【0030】
編集データ作成手段40は、履歴保存手段36で保存された日時の履歴に、画像蓄積手段38で蓄積された画像データを対応させて編集データを作成する。すなわち、日時とこれに対応する画像データが組み合わされ、この組み合わせを履歴順に並べて編集データを作成する。編集データは、画像データから抽出された複数の静止画像である。この静止画像は、縮小画像、すなわちサムネイルデータとすることができる。
【0031】
編集データ記憶手段42は、編集データ作成手段40により作成された編集データを、車両ごと、または車両の所有者ごとに分けて記憶する。編集データ記憶手段42に記憶された編集データには、各車両の所有者が所持する端末機からアクセスすることができる。すなわち、車両14の所有者が所持する端末機50から車両14に関する編集データにアクセスすることができる。
【0032】
さらに、中央監視センタ30は、各車両の所有者が所持する端末機から編集データへのアクセスを許可する認証手段44を有する。認証手段44は、各端末機から入力される個人識別情報と、データベース34に記憶された所有者の識別情報とを照合し、一致した場合のみ端末機から編集データへのアクセスを許可する。個人識別情報は、ユーザーIDとパスワードからなる。端末機50から編集データにアクセスする場合、車両14の所有者のユーザーIDとパスワードを端末機50に入力し、認証手段44がそのユーザーIDとパスワードの照合作業を行う。車両14の所有者のユーザーIDとパスワードがデータベース34に記憶された識別情報と一致した場合、認証手段44は、端末機50から車両14に関する編集データへのアクセスを許可する。
【0033】
次に、車両監視システム10の動作について説明する。
【0034】
まず、不審者が車両14に接近した場合の駐車場監視装置20の動作について説明する。監視カメラ22は、不審者が車両14に接近する状況を撮影する。監視カメラ22で撮影された画像データは異常発生判断手段24に送られる。異常発生判断手段24は、画像データから像を認定する。像は、車両14と車両14に接近する人物(不審者)である。異常発生判断手段24は、認定した人物の動きにより、その人物が不審者であると検知する。そうすると、異常発生判断手段42は、車両14が盗難や悪戯の被害に遭うおそれがある、すなわち車両14の異常と判断する。そして、異常発生手段24は、異常と判断した画像データを画像データ送信手段26に出力し、そのデータを画像データ送信手段26が中央監視センタ30に送信する。
【0035】
次に、不審者が車両14を移動した場合の駐車場監視装置20の動作について説明する。監視カメラ22は、車両14近傍の状況を撮影する。監視カメラ22で撮影された画像データは、異常発生判断手段24に送られる。異常発生判断手段24は、画像データから像を認定する。像は、車両14である。異常発生判断手段24は、不審者を検知した後に一定時間内に車両の移動を検知した場合、車両14が盗難されたと判断する。そして、異常発生判断手段24は、盗難と判断した画像データを画像データ送信手段26に出力し、そのデータを画像データ送信手段26が中央監視センタ30に送信する。
【0036】
続いて、中央監視センタ30の動作について説明する。中央監視センタ30においては、画像データ送信手段26により送られた画像データを監視制御装置32が受信する。監視制御装置32は、異常が発生した車両14の所有者が所持する端末機50の連絡先をデータベース34から検索し、その端末機50に警報を発報する。
【0037】
また、監視制御装置32は、画像データ送信手段26より送られた画像データに記録された日時を履歴保存手段36に出力するとともに、その画像データを画像データ蓄積手段38に出力する。履歴保存手段36はその日時を車両14に属するものとして保存し、画像データ蓄積手段38はその画像データを車両14に属するものとして蓄積する。
【0038】
編集データ作成手段40は、履歴保存手段36の日時と画像データ蓄積手段38の画像データとを組み合わせて編集データを作成する。このとき、画像データは、サムネイルデータに変換される。そして、その編集データを、編集データ記憶手段42が記憶する。
【0039】
端末機50で警報を確認した所有者は、端末機50から中央監視センタ30にアクセスすることができる。このとき、認証手段44が、アクセスしてきた人物がアクセス権限を有する人物であるか否かを個人識別情報の照合により判断する。認証手段44によりアクセスを許可された場合、車両14の所有者は、異常が発生した車両14の状況について編集データを取得して確認することができる。
【0040】
本実施形態に係る車両監視システム10によれば、駐車場12に停車中の車両14が盗難や悪戯などの被害に遭ったこと、または被害に遭うおそれがあることなどの車両14の異常を自動的に判断して車両14の所有者の端末機50に警報を発報するので、監視員の監視作業の負担が削減する。また、端末機50で受信する警報により、車両14の所有者が自己の車両に異常が発生していることを容易に知ることができる。また、車両14の所有者は、端末機50から中央監視センタ30にアクセスし、異常が発生した車両14の状況について画像データを含む編集データにより確認することができるので、視認性がよい。さらに、編集データに添付された画像データは履歴順に並べられているので、車両14の所有者は、過去にさかのぼって車両14の状況を容易に確認することができる。
【0041】
本実施形態においては、中央監視センタ30が、異常が発生した車両14の所有者の端末機50に警報を発報する場合について説明したが、この構成に限定されない。中央監視センタ30が、駐車場12の管理者の端末機に警報を発報することもできるし、さらに、警察や警備会社などに警報を発報することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】従来の車両監視システムの構成を示す図である。
【図2】本実施形態に係る車両監視システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
【0043】
10,110 車両監視システム、12,112 駐車場、14,114 車両、16,116 通信ネットワーク、20,120 駐車場監視装置、22,122 監視カメラ、24 異常発生判断手段、26,126 画像データ送信手段、30,130 中央監視センタ、34 データベース、36 履歴保存手段、38 画像蓄積手段、40 編集データ作成手段、42 編集データ記憶手段、44 認証手段、50 端末機。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駐車場に停車中の車両を遠隔の中央監視センタにより監視する車両監視システムにおいて、
車両とこの車両近傍とを撮影する撮影手段、
撮影手段により撮影された画像データに映し出される像の変化量に応じて、車両に不審者が接近していること、あるいは車両が移動したこととを検知し、車両の異常と判断する異常発生判断手段、及び、
異常発生判断手段が異常と判断した画像データを、中央監視センタに送信する画像データ送信手段、
を備える駐車場監視装置と、
車両の所有者が所持する端末機と、
車両の所有者を識別する識別情報とその所有者の端末機の通知先とを予め記憶したデータベースを有する中央監視センタと、
が通信ネットワークで接続され、
中央監視センタは、異常発生判断手段が判断した異常に基づいて、データベースからその異常が発生した車両の所有者を検索してその所有者の端末機に警報を発報する、
ことを特徴とする車両監視システム。
【請求項2】
請求項1に記載の車両監視システムにおいて、
中央監視センタは、画像データ送信手段より送られた画像データから異常発生に関するデータを編集した編集データを作成する編集データ作成手段と、
編集データ作成手段が作成した編集データを記憶する編集データ記憶手段と、
を有し、
異常が発生した車両の所有者の端末機は、編集データ記憶手段に記憶された編集データを取得する、
ことを特徴とする車両監視システム。
【請求項3】
請求項2に記載の車両監視システムにおいて、
編集データは、画像データ送信手段より送られた画像データから抽出された複数の静止画像である、
ことを特徴とする車両監視システム。
【請求項4】
請求項2または3に記載の車両監視システムにおいて、
中央監視センタは、
異常発生判断手段が異常と判断した日時の履歴を保存する履歴保存手段と、
画像データ送信手段より送られた画像データを蓄積する画像蓄積手段と、
を有し、
編集データ作成手段は、履歴保存手段で保存された日時の履歴に、画像蓄積手段で蓄積された画像データを対応させて編集データを作成する、
ことを特徴とする車両監視システム。
【請求項5】
請求項2から4のいずれか1つに記載の車両監視システムにおいて、
中央監視センタは、さらに、
端末機から入力される個人識別情報と、データベースに記憶された所有者の識別情報とを照合し、一致した場合のみ端末機から編集データへのアクセスを許可する認証手段を有することを特徴とする車両監視システム。
【請求項6】
請求項2から5のいずれか1つに記載の車両監視システムにおいて、
編集データに含まれる画像データは、サムネイルデータであることを特徴とする車両監視システム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−267679(P2009−267679A)
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−113671(P2008−113671)
【出願日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【出願人】(000236056)三菱電機ビルテクノサービス株式会社 (1,792)
【Fターム(参考)】