説明

車体下部構造

【課題】シートクッション下方の空間を有効に利用することができる車体下部構造を得る。
【解決手段】車体下部構造10は、車両用シート12を車体に対し支持するためのシートフレーム18と、該シートフレーム18の車体上下方向の下側に組み付けられたフロアパネル32とを備えている。フロアパネル32は、シートフレーム18を構成するクロスフレーム20、ロアフレーム25にそれぞれ係止され、車両用シート12のシートクッション14の下方に上向きに開口する空間Rを形成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートクッションの下方に空間が形成された車体下部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
シートアンダトレイを案内するシートアンダトレイ支持部材をシートクッションフレームに固定した構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】実開平5−26647号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記の如き従来の技術では、シートクッション下方の空間を有効利用することについて改善の余地がある。
【0004】
本発明は、シートクッション下方の空間を有効に利用することができる車体下部構造を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る車体下部構造は、車両用シートを車体に対し支持するシートフレームと、前記シートフレームの車体上下方向の下側に組み付けられ、前記車両用シートに対する車体上下方向の下方に空間を形成したフロアパネルと、を備えている。
【0006】
請求項1記載の車体下部構造では、フロアパネルは、車両用シートを車体に対し支持するシートフレームに組み付けられて、該シートクッション下方に空間を形成している。このようにフロアパネルが空間を形成するので、車両用シートの下方に大きな空間を得ることが可能となる。
【0007】
このように、請求項1記載の車体下部構造では、シートクッション下方の空間を有効に利用することができる。そして、シートフレームにフロアパネルが組み付けられているため、換言すれば、シートフレームとフロアパネルとがモジュール化されているため、車体への支持構造が簡単である。
【0008】
請求項2記載の発明に係る車体下部構造は、請求項1記載の車体下部構造において、前記シートフレームは、車体骨格に固定されている。
【0009】
請求項2記載の車体下部構造では、シートフレームが車体骨格に直接的に固定されて車体に対し支持されるので、フロアパネルのシートフレームに対する組付(支持)構造を簡素化することができる。また、フロアパネルを樹脂材等にて構成することが可能になる。
【0010】
請求項3記載の発明に係る車体下部構造は、請求項1又は請求項2記載の車体下部構造において、前記フロアパネルは、前記車両用シートの前記シートクッションに対する車体前後方向の後側で上向きに開口した前記空間を形成している。
【0011】
請求項3記載の車体下部構造では、シートクッションの後方から該シートクッション下方に形成された空間にアクセスすることができ、この空間を例えば収納スペースとして用いることができる。
【0012】
請求項4記載の発明に係る車体下部構造は、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の車体下部構造において、前記空間の少なくとも一部を車体上下方向の上側から覆うように、前記車両用シートの前記シートクッションを構成するクッション材を設けた。
【0013】
請求項4記載の車体下部構造では、クッション材がシートクッション下方に位置する空間内に突出するように撓むことで、シートクッションの下方へのストローク(撓み)を許容する。これにより、シートクッションを薄型化することができる。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように本発明に係る車体下部構造は、シートクッション下方の空間を有効に利用することができるという優れた効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の第1の実施形態に係る車体下部構造10について、図1乃至図3に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、及び矢印OUTは、それぞれ車体下部構造10が適用された自動車の前方向(進行方向)、上方向、及び車幅方向外側を示している。
【0016】
図2には、車体下部構造10が適用された車体後部が側断面図にて示されており、図3には、図2の3−3線に沿った断面図が示されている。これらの図に示される如く、車体下部構造10は、後部座席を構成する車両用シート12を車体後部において支持し、また車両用シート12の下方に車内側すなわちフロアFの上側に開口する空間Rを形成するための構造とされている。以下、具体的に説明する。
【0017】
車両用シート12は、シートクッション14と、該シートクッション14の後端に下端が連結されたシートバック16とを主要構成要素している。この実施形態では、シートクッション14とシートバック16とは図示しない折り畳み機構(リクライニング機構でも良い)を介して連結されており、シートバック16は、図2に実線にて示される如くシートクッション14に対し起立した起立姿勢と、図2に想像線にて示される如くシートクッション14上に折り畳んだ(重ね合わせた)格納姿勢とをとり得る構成とされている。なお、図3には、車幅方向に隣接した2座分の車両用シート12を示している。
【0018】
この車両用シート12は、シートフレーム18を介して車体に支持されている。シートフレーム18、車幅方向に長手とされたクロスフレーム20を含んで構成されている。クロスフレーム20は、長手方向の両端がそれぞれブラケット22を介して車体骨格を成す左右一対のリヤサイドメンバ24に固定されている。したがって、ブラケット22は、左右のリヤサイドメンバ24間を架け渡し車体骨格の一部を成すクロスメンバとしても機能する構成とされている。また、シートフレーム18は、シートクッション14すなわち車両用シート12を下方から支持するロアフレーム25を備えている。ロアフレーム25は、後端がクロスフレーム20に固定的に接続されると共に、前端が後述するフロアパネル32を介して車体骨格に支持されるようになっている。
【0019】
具体的には、ロアフレーム25は、それぞれワイヤ材にて平面視で後方向に開口する車体前後方向に長手の「コ」字状に形成された左右一対の縦フレーム26と、ワイヤ材にて車幅方向に長手の枠状に形成され左右の縦フレーム26の長手方向中間部間を架け渡した横フレーム28とを有して構成されている。図3に示される如く、左側の縦フレーム26は、左側のシートクッション14(車両用シート12)を支持し、右側の縦フレーム26は、右側のシートクッション14を支持している。
【0020】
また、図1に示される如く、左右の縦フレーム26は、それぞれの後端26Aがクロスフレーム20に固定的に接続(この実施形態では溶接接合)されると共に、それぞれの前端26Bがフロアパネル32を介して車体骨格を構成するリヤフロアクロスメンバ30に支持されるようになっている。さらに、ロアフレーム25は、横フレーム28の長手方向両端28Aがそれぞれフロアパネル32を介して左右のリヤサイドメンバ24に支持されるようになっている。
【0021】
そして、車体下部構造10は、車体後部のフロアを構成するリヤフロアパネル32を備えており、リヤフロアパネル32は、車体上下方向の上向きに開口した空間Rを形成するようになっている。また、このリヤフロアパネル32は、上記したシートフレーム18に組み付けられて、該シートフレーム18とでモジュール化されている。
【0022】
より具体的には、リヤフロアパネル32は、略矩形平板状の底板34と、シートバック16の周縁部から立設された周壁36と、周壁36の開口縁から外側に延設された略矩形環状のフランジ38とを主要部として構成されており、底板34と周壁36とで囲まれた空間が空間Rとされている。このリヤフロアパネル32は、樹脂製とされており、樹脂成形によって各部が一体に形成されている。この実施形態では、リヤフロアパネル32は、フロア下に配置される部品との干渉を避けるため、適宜箇所に形成された逃がし部32Aを有している。
【0023】
そして、図1に示される如く、リヤフロアパネル32は、周壁36における左右一対の側壁36Aに沿ってそれぞれ上向きに突設された左右一対の係止爪40を有し、これら左右一対の係止爪40がシートフレーム18を構成するクロスフレーム20に係止されている。各係止爪40は、頂部が切り欠かれた環状に形成されており、クロスフレーム20に下側から押し付けられると弾性変形しつつクロスフレーム20を内側に入り込ませ、この状態で復元力によってクロスフレーム20を把持する構成とされている。この実施形態では、左右の係止爪40は、リヤフロアパネル32の前後方向中央部よりも若干後側に配置されている。
【0024】
また、図1及び図2に示される如く、リヤフロアパネル32の周壁36における空間Rの前縁を規定する前壁36Bには、それぞれフレーム係止部(引掛け部)42が形成されている。左右のフレーム係止部42は、それぞれロアフレーム25を構成する左右の縦フレーム26の前端26Bを、車体上下方向及び車幅方向の相対変位を規制するように入り込ませる(係合する)構成とされている。さらに、図1及び図3に示される如く、左右の側壁36Aには、それぞれフレーム係止部44が形成されている。左右のフレーム係止部44は、それぞれロアフレーム25を構成する横フレーム28の長手方向両端28Aを、車体上下方向及び車体前後方向の相対変位を規制するように入り込ませる構成とされている。
【0025】
以上により、リヤフロアパネル32は、シートフレーム18に一体的に取り扱い可能にモジュール化されており、該シートフレーム18と共に車体に組み付けられる構成とされている。この組付状態すなわち左右のブラケット22による対応するリヤサイドメンバ24へのクロスフレーム20の固定状態では、図1及び図2に示される如く、リヤフロアパネル32のフランジ38の前部38Aがリヤフロアクロスメンバ30によって下方から支持されると共に、図1及び図3に示される如く、フランジ38の左右の側部38Bが対応する左右一対のリヤサイドメンバ24によって下方から支持されている。
【0026】
したがって、上記した通り、シートフレーム18のロアフレーム25は、その前端(各縦フレーム26前端26B)がリヤフロアパネル32を介して車体骨格としてのリヤフロアクロスメンバ30に支持されると共に、横フレーム28の横フレーム28の長手方向両端28Aがリヤフロアパネル32を介して車体骨格としてのリヤサイドメンバ24に支持されている。
【0027】
そして、図2に示される如く、シートフレーム18は、左右の車両用シート12の主に後部を支持しており、クロスフレーム20の車体前後方向の位置がシートクッション14の後端位置に略一致している。これにより、リヤフロアパネル32が形成する空間Rは、その後部がシートクッション14の後方において上向きに開口している。また、車体下部構造10が適用された自動車では、空間Rを形成するリヤフロアパネル32の直後方には、リヤバンパを構成するリヤバンパリインフォースメント46が配設されており、該リヤバンパリインフォースメント46の上方には図示しないバックドアにて開閉される後部開口が形成されている。これにより、空間Rは、後部開口から容易にアクセス可能な構成とされており、この実施形態では、荷物等の持ち込み品や車載品の収納スペースとして用いられるようになっている。
【0028】
さらに、車体下部構造10が適用された自動車では、図2に示される如く、リヤフロアパネル32の前側には金属製のフロアパネル48が設けられており、フロアパネル48の後端48Aはリヤフロアクロスメンバ30にて支持されている。シートクッション14の前端側は、リヤフロアクロスメンバ30よって支持されている。
【0029】
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
【0030】
上記構成の車体下部構造10では、車両用シート12を支持するシートフレーム18に組み付けられたリヤフロアパネル32が、シートクッション14の下方に空間Rを形成している。このように、車体フロアを構成するリヤフロアパネル32が空間Rを形成するので、大きな収納スペースを得ることができる。この実施形態では、収納スペースである空間Rは、図1及び図3に示される如く左右の車両用シート12に跨る(車室幅の半分程度以上である)車幅方向の寸法と、図2に示される如くシートクッション14の前後方向中間部からリヤバンパリインフォースメント46に至る車体前後方向の寸法とを有する大きな空間とされている。
【0031】
特に、車体下部構造10では、リヤフロアパネル32が形成する空間Rが14の後方で上向きに開口しているので、車体の後部開口からのアクセスが容易で使い勝手が良好な収納スペースが得られた。また、車体下部構造10が適用された自動車では、シートバック16を折り畳み姿勢とすることで、該シートバック16の上面(起立姿勢の背面)上を収納スペースとして使用することができる。これにより、車体下部構造10が適用された自動車では、図6に示す比較例に係る車体下部構造100の如きシートバック16上を主な収納スペースとする構成比較して大きな収納スペースが得られる。なお、車体下部構造100は、金属製のフロアパネル48がリヤバンパリインフォースメント46まで延設された如く構成されたフロアパネル102を有し、該フロアパネル102が形成するフロアFの平坦部上で車両用シート12を支持させている。また、この比較例における符号104にて示す部材は、後部開口からシートバック16の上面にかけてフラットな荷室床面を形成するためのデッキボードである。
【0032】
そして、車体下部構造10では、シートフレーム18とリヤフロアパネル32とがモジュール化されているため、構成が簡素されている。換言すれば、車体下部構造10は、シートフレーム18とリヤフロアパネル32とを独立して車体に組み付ける構成と比較して構造が簡単である。また、長手方向両端が左右一対のリヤサイドメンバ24に固定されるシートフレーム18にリヤフロアパネル32を組み付けることで、樹脂製のリヤフロアパネル32を用いて十分な強度を確保することができ、軽量化にも寄与する。特に、車体下部構造10では、図6に示す車体下部構造100で必要されるシートクッション後部近傍のクロスメンバ106の機能をクロスフレーム20が受け持つので、車体構造をも簡素化して一層の軽量化が図られている。
【0033】
次に本発明の他の実施形態を説明する。なお、上記第1の実施形態又は前出の構成と基本的に同一の部品、部分については、上記第1の実施形態又は前出の構成と同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】
(第2の実施形態)
図4には、本発明の第2の実施形態に係る車体下部構造50が図1に対応する斜視図にて示されている。この図に示される如く、車体下部構造50は、シートフレーム18に代えて、クロスフレーム20と樹脂パネル52とを含んで構成されたシートフレーム54を備える点で、第1の実施形態とは異なる。
【0035】
樹脂パネル52は、後端52Aがクロスフレーム20に固定されると共に、前部52Bがリヤフロアパネル32に形成された浅底部56に載置されることで車体に対し相対変位しないように支持されている。なお、図示は省略するが、樹脂パネル52の前部52Bは、リヤフロアパネル32に設けた係止部に係止されたり、クリップ等によってリヤフロアパネル32に接続したりしており、リヤフロアパネル32はシートフレーム54にモジュール化されている。
【0036】
また、樹脂パネル52には、上向きに開口するシート下ボックス58が一体に形成されている。この実施形態では、シート下ボックス58は、樹脂パネル52の車幅方向中央部に形成されている。
【0037】
この車体下部構造50は、図示は省略するが、例えば車幅方向に並列した3座の車両用シート12を支持するようになっており、車幅方向中央の車両用シート12(シートクッションの跳ね上げ機構を有するもの)を構成するシートクッション14の前部を跳ね上げることでシート下ボックス58にアクセスするようになっている。なお、各車両用シート12のそれぞれにシート下ボックス58を設けるようにしても良く、第1の実施形態と同様に2座の車両用シート12を支持する構成において、何れか一方又は双方の車両用シート12にシート下ボックス58を設けても良い。また、2座の車両用シート12を支持する構成において、車幅方向中央部にシート下ボックス58を配設しても良い。
【0038】
車体下部構造50の他の構成は、車体下部構造10の対応する構成と同じである。したがって、第2の実施形態に係る車体下部構造50によっても、第1の実施形態と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
【0039】
(第3の実施形態)
図5には、本発明の第3の実施形態に係る車体下部構造60が図1に対応する斜視図にて示されている。この図に示される如く、車体下部構造60は、シートフレーム18に代えて、クロスフレーム20を主要部とするシートフレーム62を備え、かつシートクッション14のクッション構造を成すクッション材としてのシートクッションスプリング64を備える点で、第1の実施形態とは異なる。
【0040】
シートクッションスプリング64は、外縁が平面視で略矩形状に形成されシート幅方向及び前後方向に伸縮可能なシート用の2次元弾性体(例えばコンターマット)とされている。各シートクッションスプリング64は、それぞれの後端64Aが複数(この実施形態では2つ)の引張コイルスプリング66を介してクロスフレーム20に連結されると共に、それぞれの前端64Bがリヤフロアパネル32におけるフランジ38の前部38Aに形成された係止部(フック等)68に係止されることで、適度な張力で張設されている。
【0041】
そして、図示は省略するが、車体下部構造60では、各シートクッションスプリング64上に、例えばポリウレタンフォームより成るクッション体を載置して表皮材にて被覆することで、シートクッション14が構成されている。これにより、シートクッション14では、着座による下方への撓み代として空間Rを用いる構成とされている。
【0042】
車体下部構造60の他の構成は、車体下部構造10の対応する構成と同じである。したがって、第3の実施形態に係る車体下部構造60によっても、第1の実施形態と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
【0043】
また、車体下部構造60では、シートクッション14の着座に伴う撓み代として空間Rを利用するため、換言すれば、シートクッション14の内部に撓み代を確保する必要がないので、該シートクッション14の薄型化を図ることができる。さらに、シートクッション14を薄型化することによって、換言すれば、シートクッション14の車室空間占有領域を小さくすることによって、車両用シート12への非着座状態での収納スペースを増すことができる。特に、シートクッション14を薄型化することによって、折り畳み姿勢をとるシートバック16が形成する床面を低くすることができるので、使い勝手が良好な収納スペースとすることができる。
【0044】
なお、上記実施形態では、空間Rの後部が常時上向きに開口している例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、空間Rの開口端を開閉するための蓋部材を設けた構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る車体下部構造を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る車体下部構造を示す側断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る車体下部構造を示す正面断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る車体下部構造を示す斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る車体下部構造を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施形態との比較例に係る車体下部構造を示す側断面図である。
【符号の説明】
【0046】
10 車体下部構造
12 車両用シート
14 シートクッション
18 シートフレーム
24 リヤサイドメンバ(車体骨格)
32 リヤフロアパネル
50・60 車体下部構造
54・62 シートフレーム
64 シートクッションスプリング(クッション材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両用シートを車体に対し支持するシートフレームと、
前記シートフレームの車体上下方向の下側に組み付けられ、前記車両用シートに対する車体上下方向の下方に空間を形成したフロアパネルと、
を備えた車体下部構造。
【請求項2】
前記シートフレームは、車体骨格に固定されている請求項1記載の車体下部構造。
【請求項3】
前記フロアパネルは、前記車両用シートの前記シートクッションに対する車体前後方向の後側で上向きに開口する前記空間を形成している請求項1又は請求項2記載の車体下部構造。
【請求項4】
前記空間の少なくとも一部を車体上下方向の上側から覆うように、前記車両用シートの前記シートクッションを構成するクッション材を設けた請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の車体下部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−1148(P2008−1148A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−170550(P2006−170550)
【出願日】平成18年6月20日(2006.6.20)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】