説明

車体構造

【課題】簡易な手段により、車体質量の増加を抑制しつつ、車体パネルに対する燃料タンク支持用の取付けブラケットの取付け剛性・取付け強度を高めることを目的とする。
【解決手段】クロスメンバ12(骨格部材)をリヤパーティション10(車体パネル)の前面10F(一方の面)に配設すると共に、該クロスメンバ12との間にリヤパーティション10を挟むように該クロスメンバ12側と反対側となるリヤパーティション10の後面10R(他方の面)に燃料タンク支持用の取付けブラケット14を配設し、リヤパーティション10、クロスメンバ12及び取付けブラケットを重ねた状態でリベット16により締結固定する。クロスメンバ12については、リヤパーティション10の補強のために一般に用いられているものを利用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体構造に関する。
【背景技術】
【0002】
主にCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)にて構成された縦メンバ、EAクロス、横クロスを有する車体パネル構造が開示されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2008−68720号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
車両の燃料タンクを、取付けブラケットを用いて車体パネルに固定することが一般に行われている。しかしながら、車体パネル自身の剛性は一般的に低いため、取付けブラケットの取付け剛性・取付け強度を高めることは難しい。この対策として、取付けブラケットの取付け剛性・取付け強度を高めるために板厚を大きくしたり、既設の補強部材以外に新たな補強部材を追加したりすると、車体質量の増加を招くこととなる。
【0004】
本発明は、上記事実を考慮して、簡易な手段により、車体質量の増加を抑制しつつ、車体パネルに対する燃料タンク支持用の取付けブラケットの取付け剛性・取付け強度を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明は、車体パネルと、該車体パネルの一方の面に配設され、該車体パネルを補強する骨格部材と、該骨格部材との間に前記車体パネルを挟むように該骨格部材側と反対側となる前記車体パネルの他方の面に配設される燃料タンク支持用の取付けブラケットと、前記車体パネル、前記骨格部材及び前記取付けブラケットを重ねた状態で締結固定する締結手段と、を有している。
【0006】
請求項1に記載の車体構造では、骨格部材を車体パネルの一方の面に配設すると共に、該骨格部材との間に車体パネルを挟むように該骨格部材側と反対側となる車体パネルの他方の面に燃料タンク支持用の取付けブラケットを配設し、車体パネル、骨格部材及び取付けブラケットを重ねた状態で締結手段により締結固定することで、車体パネルに対する取付けブラケットの取付け剛性・取付け強度を高めることが可能となっている。車体パネルの補強のための骨格部材を利用するという簡易な手段により、取付けブラケットの取付け剛性・取付け強度を高めているので、車体質量の増加を抑制することが可能である。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の車体構造において、前記車体パネルは、炭素繊維強化樹脂からなっている。
【0008】
請求項2に記載の車体構造では、炭素繊維強化樹脂からなる車体パネルに、骨格部材と燃料タンク支持用の取付けブラケットとを重ねて締結固定することで、該取付けブラケットの取付け剛性・取付け強度を高めることができる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車体構造において、前記締結手段として、リベットを用いている。
【0010】
請求項3に記載の車体構造では、締結手段としてリベットを用いているので、締結作業を容易に行うことができる。またリベットは一般に軽量かつ安価であるので、車体質量の増加や車体製造コストの増加を抑制することができる。
【発明の効果】
【0011】
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車体構造によれば、簡易な手段により、車体質量の増加を抑制しつつ、車体パネルに対する燃料タンク支持用の取付けブラケットの取付け剛性・取付け強度を高めることができる、という優れた効果が得られる。
【0012】
請求項2に記載の車体構造によれば、取付けブラケットの取付け剛性・取付け強度を高めることができる、という優れた効果が得られる。
【0013】
請求項3に記載の車体構造によれば、締結作業を容易に行うことができ、車体質量の増加や車体製造コストの増加を抑制することができる、という優れた効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0015】
[第1実施形態]
図1において、本実施の形態に係る車体構造S1は、車体パネルの一例たるリヤパーティション10と、骨格部材の一例たるクロスメンバ12と、燃料タンク支持用の取付けブラケット14と、締結手段の一例たるリベット16とを有している。
【0016】
リヤパーティション10は、例えば車両用シート18(図4も参照)と、該車両用シート18の車両後側に配設される燃料タンク20との間を仕切る、例えば炭素繊維強化樹脂(CFRP)製の板状部材である。リヤパーティション10は、例えば車両上側に薄肉領域を有し、車両下側に厚肉領域を有している。取付けブラケット14は、この薄肉領域と厚肉領域に跨って取り付けられている。なお、取付けブラケット14の取付け位置は、薄肉領域と厚肉領域とに跨っている必要はなく、薄肉領域での取付けでもよいし、また厚肉領域での取付けでもよい。
【0017】
クロスメンバ12は、リヤパーティション10の一方の面、例えば前面10Fに配設され、該リヤパーティション10を補強する例えば炭素繊維強化樹脂(CFRP)製の骨格部材である。図2に示されるように、このクロスメンバ12は、例えば断面ハット形に形成され、リヤパーティション10の前面10Fに沿って車幅方向に延設されている。図1に示されるように、クロスメンバ12は、上下のフランジ状の接合部12A,12Bにおいて、リヤパーティション10の前面10Fに、例えば接着剤(図示せず)を用いて接合されている。これにより、リヤパーティション10とクロスメンバ12との間が閉断面22に構成されている。なお、リヤパーティション10とクロスメンバ12とは、接着剤により接合されるだけでなく、後述するように、リベット16による締結固定もなされている。
【0018】
図1,図2において、燃料タンク支持用の取付けブラケット14は、クロスメンバ12との間にリヤパーティション10を挟むように該クロスメンバ12側と反対側となるリヤパーティション10の他方の面、即ち後面10Rに配設されており、燃料タンク20を支持可能に構成されている。リヤパーティション10の後面10Rには、複数の取付けブラケット14が車幅方向に所定間隔を持って配列されている(図6を参照)。燃料タンク20は、これらの取付けブラケット14により、リヤパーティション10に支持されている。
【0019】
この取付けブラケット14は、例えばアルミニウム材を押出し成形することにより、車両側面視で断面略三角形の中空構造に構成され、リヤパーティション10の後面10Rに沿う前壁部14Aと、該前壁部14Aの下部から車両後方へ略水平に延びる下壁部14Bと、該下壁部14Bの後端から車両上方かつ斜め前方へ延び前壁部14Aの上部と連結された後壁部14Cとを有して構成されている。
【0020】
前壁部14Aの上端は、リヤパーティション10の後面10Rに沿って後壁部14Cの上端よりも車両上方に延設され、該後面10Rに対する接合部14Dとなっている。また前壁部14Aの下端は、リヤパーティション10の後面10Rに沿って下壁部14Bの前端よりも車両下方に延設され、該後面10Rに対する接合部14Eとなっている。車両上側の接合部14Dは、板厚方向において、リヤパーティション10、及びクロスメンバ12の車両下側の接合部12Bと重なる位置に配置されている。
【0021】
取付けブラケット14における下壁部14Bの後部には、例えば断面略矩形の中空部14Fが形成されており、該中空部14F内にはナット24が組み付けられている。また中空部14Fには、後述するボルト32を車両下側から通すための貫通孔14Jが形成されている。
【0022】
取付けブラケット14は、前壁部14Aにおいて、リヤパーティション10の後面10Rに、リベット16,17を用いて締結固定されているが、これに接着剤(図示せず)による接合を加えるようにしてもよい。
【0023】
ここで、燃料タンク20は、例えば樹脂製の容器である。燃料タンク20の車両前側、即ちリヤパーティション10側には、例えば車両前方に略水平に突出した取付けフランジ20Aが一体的に形成されている。図2に示されるように、この取付けフランジ20Aには、貫通孔20Bが形成されている。この貫通孔20Bには、例えばゴム製のブッシュ26が、樹脂製のカラー28,30を用いて組み付けられている。ブッシュ26及びカラー28,30は、車両上下方向に分割可能に構成されているので、貫通孔20Bの車両上側から一方のブッシュ26を嵌め込み、貫通孔20Bの車両下側から他方のブッシュ26を嵌め込むことが可能である。
【0024】
このカラー28,30には、車両下側からボルト32が差し込まれるようになっており、該ボルト32を、取付けブラケット14の中空部14Fに組み付けられているナット24に締結することで、燃料タンク20が取付けブラケット14に組み付けられている。この結果、燃料タンク20は、リヤパーティション10の後面10Rに締結固定された取付けブラケット14に、ブッシュ26を介して弾性的に支持された状態となっている。なお、貫通孔20Bは、切欠き状の孔部として構成してもよい。
【0025】
図1,図2において、リベット16は、リヤパーティション10、クロスメンバ12及び取付けブラケット14を重ねた状態で締結固定する締結手段である。具体的には、リベット16は、取付けブラケット14における車両上側の接合部14Dを、リヤパーティション10及びクロスメンバ12の接合部12Bと重ねて締結固定している。なお、取付けブラケット14の車両下側の接合部14Eは、リベット16と同様のリベット17により、リヤパーティション10における例えば厚肉領域に締結固定されている。車両下側の接合部14Eについては、このようにリヤパーティション10の厚肉領域に締結することで、該リヤパーティション10に対する取付け剛性・取付け強度を高めている。
【0026】
図2に示されるように、取付けブラケット14における車両上側の接合部14Dには、リベット16を通すための貫通孔14Gが形成され、車両下側の接合部14Eには、リベット17を通すための貫通孔14Hが形成されている。リヤパーティション10にも、リベット16,17を通すための貫通孔10B,10Cが夫々形成されている。更にクロスメンバ12における車両下側の接合部12Bに、リベット16を通すための貫通孔12Cが形成されている。なお、リベット16,17の本数は、図示の例には限られない。
【0027】
図1において、リヤパーティション10の前面10Fやクロスメンバ12等は、カーペット34により車室側から覆われている。
【0028】
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1,図2において、本実施形態に係る車体構造S1では、クロスメンバ12をリヤパーティション10の一方の面、即ち前面10Fに配設すると共に、該クロスメンバ12との間にリヤパーティション10を挟むように該クロスメンバ12側と反対側となるリヤパーティション10の他方の面、即ち後面10Rに燃料タンク支持用の取付けブラケット14を配設し、リヤパーティション10、クロスメンバ12及び取付けブラケット14を重ねた状態でリベット16により締結固定している。このように、リヤパーティション10と、クロスメンバ12と、燃料タンク支持用の取付けブラケット14とを重ねて3枚接合としているので、炭素繊維強化樹脂製のリヤパーティション10に対する取付けブラケット14の取付け剛性・取付け強度を高めることが可能である。
【0029】
クロスメンバ12のような骨格部材は、リヤパーティション10等の車体パネルの補強用として一般に用いられている部材であり、新たに追加が必要となるものではない。本実施形態では、このクロスメンバ12を利用するという簡易な手段により、リヤパーティション10に対する取付けブラケット14の取付け剛性・取付け強度を高めているので、車体質量の増加を抑制することが可能である。
【0030】
更に、燃料タンク支持用の取付けブラケット14をリヤパーティション10及びクロスメンバ12と締結する締結手段として、リベット16を用いているので、締結作業を容易に行うことができる。またリベット16は一般に軽量かつ安価であるので、車体質量の増加や車体製造コストの増加を抑制することができる。
【0031】
[第2実施形態]
図3から図6において、本実施の形態に係る車体構造S2は、第1実施形態の構成に加えて、クロスメンバ12に、テザーストラップ40が連結された構造となっている。
【0032】
図3に示されるように、リヤパーティション10の車両前側に隣接する車両用シート18には、例えばチャイルドシート42が設置されている。このチャイルドシート42の側部には、乗員拘束用ウェビング44を通すための貫通孔46が形成され、該貫通孔46に乗員拘束用ウェビング44が通されている。この乗員拘束用ウェビング44の端部には、タングプレート48が取り付けられており、該タングプレート48は、車両用シート18の側部に配置されたバックル装置50に差し込まれて連結されている。チャイルドシート42は、この乗員拘束用ウェビング44により、車両用シート18のシートバック52及びシートクッション54に対して拘束されている。
【0033】
図3において、テザーストラップ40は、例えば乗員拘束用ウェビング44と同等の引張り強度を有する非伸長性の帯状体である。図4に示されるように、テザーストラップ40の後端40Bは、シートバック52の車両後側近傍に位置するクロスメンバ12に、テザーアンカ56を用いて連結されている。このテザーストラップ40は、シートバック52における例えば背面側から、該シートバック52の上端とヘッドレスト64との間を通されてシートバック52の車両前方に取り回されている。図3に示されるように、チャイルドシート42の例えば上縁42Uには、連結部42Aが設けられており、テザーストラップ40の前端40Aは該連結部42Aに連結されている。この前端40Aは、例えば連結部42Aに対して着脱可能に構成されている。なお、テザーストラップ40の取回し方法はこれに限られるものではない。
【0034】
クロスメンバ12に対するテザーストラップ40の連結について更に詳しく説明すると、図5に示されるように、テザーストラップ40の後端40Bには、テザーアンカ56が連結されている。このテザーアンカ56は、例えば鋼板により構成されている。テザーアンカ56には、テザーストラップ40の後端40Bを通すことが可能な例えば略矩形の貫通孔56Aと、ボルト60を通すことが可能な円形の貫通孔56Bとが形成されている。テザーストラップ40の後端40Bは、テザーアンカ56の貫通孔56Aに通されて折り返され、該テザーストラップ40の一般部に縫い付けられることで、該テザーアンカ56に連結されている。
【0035】
テザーアンカ56は、クロスメンバ12の一般部12Dの前面側に配置される。閉断面22内におけるクロスメンバ12の後面側には、補強用のテザーアンカブラケット58が配置される。このテザーアンカブラケット58は、例えば鋼板をプレス成形して構成され、閉断面22内におけるクロスメンバ12の断面形状に沿って、断面略C字形に形成されている。クロスメンバ12の一般部12Dには、ボルト60を通すための貫通孔12Eが形成されている。またテザーアンカブラケット58にも、ボルト60を通すための貫通孔58Aが形成されている。このテザーアンカブラケット58の後面側には、ボルト60に対応したナット62が予め固着されている。
【0036】
テザーアンカ56とテザーアンカブラケット58との間にクロスメンバ12を挟むように3枚重ねとした状態で、テザーアンカ56側から各貫通孔56B,12E,58Aにボルト60を通し、ナット62に対して締結することで、テザーアンカ56がクロスメンバ12に連結されている。
【0037】
図6に示されるように、テザーストラップ40は1つの車両用シート18(図3)につき左右2本設けられているが、テザーストラップ40の本数はこれに限られるものではなく、例えば1本であっても、また3本以上であってもよい。
【0038】
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
【0039】
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図3において、本実施形態に係る車体構造S2では、車両の前面衝突時に、チャイルドシート42の慣性力が矢印F方向に生じる。チャイルドシート42は乗員拘束用ウェビング44及びテザーストラップ40により拘束されているので、車両用シート18に対する該チャイルドシート42の相対運動は抑制されるが、チャイルドシート42の上縁42Uの連結部42Aに連結されているテザーストラップ40には、該チャイルドシート42の慣性力に基づく張力Tが生じる。この張力Tはテザーアンカ56を介してクロスメンバ12に伝達され、更には該クロスメンバ12とリヤパーティション10の締結部位に伝達される。
【0040】
ここで、テザーアンカ56は、テザーアンカブラケット58との間にクロスメンバ12を挟むように3枚重ねとした状態で、ボルト60及びナット62により締結固定されているので、張力Tをテザーアンカ56からクロスメンバ12へ安定的に伝達することができる。またクロスメンバ12は、車両上側の接合部12A及び車両下側の接合部12Bにおいて、リヤパーティション10の前面10Fに接着され、更に第1実施形態と同様に、車両下側の接合部12Bにおいて、リヤパーティション10及び燃料タンク支持用の取付けブラケット14を重ねて、リベット16により3枚接合されているので、炭素繊維強化樹脂製のリヤパーティション10に対するクロスメンバ12の取付け剛性・取付け強度が高い。このため、クロスメンバ12に伝達された張力Tを、リヤパーティション10へも安定的に伝達することができる。
【0041】
このように、車体構造S2では、車両衝突時におけるチャイルドシート42の相対移動を安定的に抑制することが可能である。
【0042】
なお、上記各実施形態において、車体パネルの一例として、リヤパーティション10を挙げたが、車体パネルはこれ以外の部位であってもよい。リヤパーティション10(車体パネル)は、炭素繊維強化樹脂製であるものとしたが、これに限られず、例えば鋼鈑であってもよい。
【0043】
骨格部材としてクロスメンバ12を挙げたが、骨格部材はこれに限られるものではなく、リヤパーティション10(車体パネル)を補強するために一般に用いられており、新たな追加が不要な部材であればよい。
【0044】
締結手段としてリベット16を挙げたが、これに限られず、リベット16と同等に軽量かつ安価で、十分な締結強度が得られる締結手段であればよい。従って、例えばボルトナットを用いてもよい。また骨格部材、車体パネル及び燃料タンク支持用の取付けブラケットが、何れも溶接可能な材質であれば、締結手段として溶接を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】図1及び図2は、第1実施形態に係り、図1は、車体構造を示す拡大断面図である。
【図2】車体構造を示す拡大分解斜視図である。
【図3】図3から図6は、第2実施形態に係り、図3は、車両用シートに設置されたチャイルドシートの上部が、テザーによりクロスメンバに連結されている状態を示す側面図である。
【図4】車体構造を示す拡大断面図である。
【図5】車体構造を示す拡大分解斜視図である。
【図6】車体構造を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
【0046】
10 リヤパーティション(車体パネル)
10F 前面(一方の面)
10R 後面(他方の面)
12 クロスメンバ(骨格部材)
14 取付けブラケット
16 リベット(締結手段)
20 燃料タンク
S1 車体構造
S2 車体構造

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体パネルと、
該車体パネルの一方の面に配設され、該車体パネルを補強する骨格部材と、
該骨格部材との間に前記車体パネルを挟むように該骨格部材側と反対側となる前記車体パネルの他方の面に配設される燃料タンク支持用の取付けブラケットと、
前記車体パネル、前記骨格部材及び前記取付けブラケットを重ねた状態で締結固定する締結手段と、
を有する車体構造。
【請求項2】
前記車体パネルは、炭素繊維強化樹脂からなる請求項1に記載の車体構造。
【請求項3】
前記締結手段として、リベットを用いる請求項1又は請求項2に記載の車体構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−64696(P2010−64696A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−235061(P2008−235061)
【出願日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】