説明

選択的アンドロゲン受容体モジュレーター(SARM)およびその使用

本発明は、アンドロゲン受容体に結合し、および/またはアンドロゲン受容体の活性を調節する化合物;ならびに、そのような化合物の製造および使用方法を提供する。また、そのような化合物を含む組成物ならびにそのような組成物の製造および使用方法も提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I、IIもしくはIII:
【化1】

(式中:
R1は、CF3、FまたはClであり;
R2は、Hまたはメチルであり;
R3は、Hまたはメチルであり;
R4は、ClまたはCF3であり; そして、
R5は、メチル、エチルまたはCF3である)
の化合物またはその医薬的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項2】
式Iを有する請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R1がCF3であり、R2がHであり、そしてR3がHである化合物;
R1がCF3であり、R2がHであり、そしてR3がメチルである化合物;
R1がCF3であり、R2がメチルであり、そしてR3が水素である化合物;
R1がFであり、R2がHであり、そしてR3がHである化合物;
R1がFであり、R2がHであり、そしてR3がメチルである化合物;
R1がFであり、R2がメチルであり、そしてR3が水素である化合物;
R1がClであり、R2がHであり、そしてR3がHである化合物;
R1がClであり、R2がHであり、そしてR3がメチルである化合物;および
R1がClであり、R2がメチルであり、そしてR3が水素である化合物、
の中から選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
式IIを有する請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
R4がClであり、R5がメチルである化合物;
R4がClであり、R5がエチルである化合物;
R4がClであり、R5がCF3である化合物;
R4がCF3であり、R5がメチルである化合物;
R4がCF3であり、R5がエチルである化合物;および
R4がCF3であり、R5がCF3である化合物、
の中から選択される、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
式IIIを有する請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
R5がメチルである化合物;
R5がエチルである化合物;および
R5がCF3である化合物、
の中から選択される、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
R,R-4-(2-(1-ヒドロキシル-2,2,2-トリフルオロエチル)ピロリジニル)-2-トリフルオロメチル-ベンゾニトリル;
4-(2(R)-(1(S)-ヒドロキシル-2,2,2-トリフルオロエチル)ピロリジニル)-2-トリフルオロメチル-ベンゾニトリル;
R,R,R-4-(2-(1-ヒドロキシル-2,2,2-トリフルオロエチル)-5-メチルピロリジニル)-2-トリフルオロメチルベンゾニトリル;
4-(2(R)-(1(S)-ヒドロキシル-2,2,2-トリフルオロエチル)-5(R)-メチルピロリジニル)-2-トリフルオロ-メチルベンゾニトリル;
R,R-4-(2-(1-ヒドロキシル-2,2,2-トリフルオロエチル)ピロリジニル)-2-クロロベンゾニトリル;
4-(2(R)-(1(S)-ヒドロキシル-2,2,2-トリフルオロエチル)ピロリジニル)-2-クロロベンゾニトリル;
R,R,R-4-(2-(1-ヒドロキシル-2,2,2-トリフルオロエチル)-5-メチルピロリジニル)-2-クロロベンゾニトリル;
4-(2(R)-(1(S)-ヒドロキシル-2,2,2-トリフルオロエチル)-5(R)-メチルピロリジニル)-2-クロロベンゾニトリル;
R,R-4-(2-(1-ヒドロキシル-2,2,2-トリフルオロエチル)ピロリジニル)-2-クロロ-3-メチルベンゾニトリル;
4-(2(R)-(1(S)-ヒドロキシル-2,2,2-トリフルオロエチル)-ピロリジニル)-2-クロロ-3-メチルベンゾニトリル;
3-メチル-4-((R)-2-((R)-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル)ピロリジン-1-イル)-2-(トリフルオロ-メチル)ベンゾニトリル;
3-メチル-4-((R)-2-((S)-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル)ピロリジン-1-イル)-2-(トリフルオロ-メチル)ベンゾニトリル;
3-メチル-4-((2R,5R)-2-メチル-5-((S)-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル)-ピロリジン-1-イル)-2-(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル;
2-フルオロ-4-((2R,5R)-2-メチル-5-((S)-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル)-ピロリジン-1-イル)-ベンゾニトリル;
2-フルオロ-3-メチル-4-((2R,5R)-2-メチル-5-((S)-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル)-ピロリジン-1-イル)ベンゾニトリル;
2-フルオロ-3-メチル-4-((R)-2-((S)-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル)ピロリジン-1-イル)-ベンゾニトリル;
2-フルオロ-4-((R)-2-((S)-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル)ピロリジン-1-イル)ベンゾニトリル;
2-クロロ-4-((2R,5R)-2-メチル-5-((S)-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル)-ピロリジン-1-イル)-ベンゾニトリル;
2-クロロ-3-メチル-4-((2R,5R)-2-メチル-5-((S)-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル)-ピロリジン-1-イル)ベンゾニトリル;
2-クロロ-3-メチル-4-((R)-2-((S)-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル)ピロリジン-1-イル)-ベンゾニトリル;
2-クロロ-4-((R)-2-((S)-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシエチル)ピロリジン-1-イル)-ベンゾニトリル;
(3R)-10-クロロ-3-メチル-4-(3,3,3-トリフルオロ-2(R)-ヒドロキシプロピル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]キノリン-8(7H)-オン;
(3R)-10-クロロ-3-エチル-4-(3,3,3-トリフルオロ-2(R)-ヒドロキシプロピル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]キノリン-8(7H)-オン;
(3R)-10-クロロ-4-(3,3,3-トリフルオロ-2(R)-ヒドロキシプロピル)-3-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]キノリン-8(7H)-オン;
(3R)-10-クロロ-3-メチル-4-(3,3,3-トリフルオロ-2(S)-ヒドロキシプロピル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]キノリン-8(7H)-オン;
(3R)-10-クロロ-3-エチル-4-(3,3,3-トリフルオロ-2(S)-ヒドロキシプロピル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]キノリン-8(7H)-オン;
(3R)-10-クロロ-4-(3,3,3-トリフルオロ-2(S)-ヒドロキシプロピル)-3-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]キノリン-8(7H)-オン;
(3R)-3-エチル-4-(3,3,3-トリフルオロ-2(R)-ヒドロキシプロピル)-10-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]キノリン-8(7H)-オン;
(3R)-3-メチル-4-(3,3,3-トリフルオロ-2(R)-ヒドロキシプロピル)-10-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]キノリン-8(7H)-オン;
(3R)-4-(3,3,3-トリフルオロ-2(R)-ヒドロキシプロピル)-3,10-ビス(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]キノリン-8(7H)-オン;
(3R)-3-エチル-4-(3,3,3-トリフルオロ-2(S)-ヒドロキシプロピル)-10-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]キノリン-8(7H)-オン;
(3R)-3-メチル-4-(3,3,3-トリフルオロ-2(S)-ヒドロキシプロピル)-10-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]キノリン-8(7H)-オン;
(3R)-4-(3,3,3-トリフルオロ-2(S)-ヒドロキシプロピル)-3,10-ビス(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]キノリン-8(7H)-オン;
(R)-10-クロロ-3-メチル-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]-キノリン-8(7H)-オン;
(R)-10-クロロ-3-エチル-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]-キノリン-8(7H)-オン;
(R)-10-クロロ-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)-3-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-[1,4]オキサジノ[2,3-f]キノリン-8(7H)-オン;
の中から選択される請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項9】
化合物が選択的アンドロゲン受容体モジュレーターである、請求項1〜8のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項10】
化合物が選択的アンドロゲン受容体アゴニストである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
化合物が選択的アンドロゲン受容体部分アゴニストである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
化合物が組織特異的アンドロゲン受容体アゴニストである、請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
化合物が選択的アンドロゲン受容体アンタゴニストである、請求項9に記載の化合物。
【請求項14】
化合物が組織特異的アンドロゲン受容体アンタゴニストである、請求項9に記載の化合物。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物;および、
医薬的に許容される担体、
を含有する医薬組成物。
【請求項16】
エストロゲンもしくはエストロゲン誘導体、プロゲスチンもしくはプロゲスチン誘導体、抗エストロゲン薬もしくは選択的エストロゲン受容体モジュレーター化合物、αvβ3インテグリン受容体アンタゴニスト、ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体γ(PPARγ)の活性化剤、カルシウム受容体アンタゴニスト、インスリン様増殖因子、カテプシン阻害剤、HMG-CoA還元酵素阻害剤、p38プロテインキナーゼ阻害剤、プロスタグランジン誘導体、ビスホスホネート、ビタミンDもしくはビタミンD誘導体、ビタミンKもしくはビタミンK誘導体、破骨細胞液胞型ATPアーゼ阻害剤、破骨細胞受容体に結合するVEGFのアンタゴニスト、およびカルシトニンの中から選択される1つ以上の活性成分をさらに含有する、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
組成物が、経口、直腸内、経粘膜的、腸管内、経腸的、局所的、経皮、くも膜下腔内、脳室内、腹腔内、鼻腔内、眼内または非経口(静脈内、筋肉内、髄内、および皮下を含む)投与用に製剤化される、請求項15または16に記載の組成物。
【請求項18】
アンドロゲン受容体により調節される疾患または障害の治療用の医薬の製造のための、請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物の使用。
【請求項19】
アンドロゲン受容体と請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物を接触させることによってアンドロゲン受容体の活性を調節することを含有する、アンドロゲン受容体の活性の調節方法。
【請求項20】
アンドロゲン受容体が該化合物により活性化される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
アンドロゲン受容体が該化合物により不活性化される、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
アンドロゲン受容体が細胞内にある、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
アンドロゲン受容体を発現する細胞と請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物を接触させること;および、
該細胞における該化合物の効果をモニタリングすること、
を含む、アンドロゲン受容体の活性を調節する化合物を同定する方法。
【請求項24】
アンドロゲン欠乏症またはアンドロゲン受容体の機能低下もしくは弱感受性により引き起こされる疾患、障害もしくは症状、あるいはアンドロゲン補充により寛解されるかまたはARアゴニストを用いた治療に反応する疾患、障害もしくは症状を有する対象の治療方法であって、治療上有効な量の請求項10〜12のいずれか1つに記載の化合物を対象に投与することによって該疾患、障害もしくは症状を治療することを含有する、該方法。
【請求項25】
該疾患、障害または症状が、皮膚の老化; アルツハイマー病; 貧血; 食欲不振; 関節炎; 痛風; 動脈硬化症; アテローム性動脈硬化症; 骨疾患; 骨の損傷もしくは骨折; 仮骨延長; 骨質量、骨密度、もしくは骨成長の低下; 骨の脆弱化; 筋骨格機能障害 (例えば、高齢者において); 悪液質; 乳癌および骨肉腫; 心機能不全; 心筋梗塞; 心肥大; うっ血性心不全; 心筋症; グルココルチコイドの異化副作用; クローン病; クローン病に関連した発育遅延; 短腸症候群; 過敏性腸症候群; 炎症性腸疾患; 潰瘍性大腸炎; 認知機能低下および認知機能障害; 認知症; 短期記憶喪失; 避妊 (男性および女性); 慢性閉塞性肺疾患 (COPD); 慢性気管支炎; 肺機能低下; 肺気腫; 男性および女性両方におけるリビドー減退; うつ病; 神経過敏、易刺激性および/またはストレス; 精神的活力の低下および低い自尊心(例えば、モチベーション/アサーティブネス); 脂質異常症; 勃起不全; 虚弱; 高齢者における加齢性機能低下(「ARFD」); 成長ホルモン分泌不全; 造血障害; ホルモン補充 (男性および女性); 高コレステロール血症; 高インスリン血症; 高脂血症; 高血圧; 高アンドロゲン血症; 性腺機能低下症(原発性および続発性を含む); 低体温(麻酔後の低体温を含む); インポテンス; インスリン抵抗性; 2型糖尿病; リポジストロフィー; 男性更年期; メタボリックシンドローム(シンドロームX); 筋力および/または筋機能の低下; 筋ジストロフィー; 術後の筋力低下; 筋萎縮症; 神経変性疾患; 神経筋疾患; 血小板数低下; 血小板凝集障害; 肥満症; 骨粗鬆症; 骨減少症; グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症; 骨軟骨異形成症; 歯周病; 月経前症候群; 女性における閉経後の症状; リーブンシンドローム; リウマチ性疾患; 筋肉減少症; 男性および女性の性機能低下; 勃起不全; 性的欲求の低下; リビドー減退; 慢性疾患に関連した成長ホルモン分泌不全児および低身長ならびに肥満症に関連した発育遅延を含む、生理学的低身長; 歯の損傷; 血小板減少症; 膣乾燥; 萎縮性膣炎; 心室機能不全; および消耗の中から選択される、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
ARアゴニスト化合物の投与により、拍動的成長ホルモン放出の刺激; 骨強度、筋力および/または筋緊張の改善; 対象における皮下脂肪の減少; 運動能力の増大; 外傷後のタンパク質異化反応の減弱または回復; 睡眠の質の改善; REM睡眠の高い増加およびREM潜時の減少に起因する、老化の相対的低ソマトトロピン症の是正; 脂質プロファイルの改変; 女性のアンドロゲン欠乏症の是正; および男性のアンドロゲン低下の是正の中から選択される効果がもたらされる、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
アンドロゲン受容体の機能亢進により引き起こされる疾患、障害もしくは症状、またはARアンタゴニストを用いた治療に反応する疾患、障害もしくは症状を有する対象の治療方法であって、治療上有効な量の請求項13または14に記載の化合物を対象に投与することにより該疾患、障害もしくは症状を治療することを含有する、該方法。
【請求項28】
該疾患、障害または症状が、黒色表皮腫; ざ瘡; 副腎性高アンドロゲン症; アンドロゲン性脱毛症(男性型脱毛症); 前立腺の腺腫および腫瘍; 進行した転移性前立腺癌; 良性の前立腺肥大; 乳癌、膀胱癌、脳癌、子宮内膜癌、腎癌、肺癌(非小細胞肺癌)、卵巣癌、膵癌、前立腺癌および皮膚癌; リンパ腺癌; 神経性過食症; 慢性疲労症候群(CFS); 慢性筋肉痛; 急性疲労症候群; 子癇前症、妊娠子癇および早期分娩の防止; 創傷治癒遅延; 赤血球増加症; 妊娠糖尿病; 多毛症; 高インスリン血症; 膵島細胞症; アンドロゲン過剰症; 副腎皮質ホルモン過剰症; クッシング症候群; 過剰有毛; 不妊症; 月経不順; 卵巣アンドロゲン過剰症; 多嚢胞性卵巣症候群; 脂漏症; 睡眠障害; 睡眠時無呼吸; および内臓脂肪症の中から選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
アンドロゲン受容体により調節される疾患または障害の治療における使用のための請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項30】
アンドロゲン欠乏症またはアンドロゲン受容体の機能低下もしくは弱感受性により引き起こされる疾患、障害もしくは症状、あるいはアンドロゲン補充により寛解されるかまたはARアゴニストを用いた治療に反応する疾患、障害、もしくは症状を有する対象の治療における使用のための請求項10〜12のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項31】
該疾患、障害または症状が、皮膚の老化; アルツハイマー病; 貧血; 食欲不振; 関節炎; 痛風; 動脈硬化症; アテローム性動脈硬化症; 骨疾患; 骨の損傷もしくは骨折; 仮骨延長; 骨質量、骨密度もしくは骨成長の低下; 骨の脆弱化; 筋骨格機能障害(例えば、高齢者における); 悪液質; 乳癌および骨肉腫; 心機能不全; 心筋梗塞; 心肥大; うっ血性心不全; 心筋症; グルココルチコイドの異化副作用; クローン病; クローン病に関連した発育遅延; 短腸症候群; 過敏性腸症候群; 炎症性腸疾患; 潰瘍性大腸炎; 認知機能低下および認知機能障害; 認知症; 短期記憶喪失; 避妊(男性および女性); 慢性閉塞性肺疾患(COPD); 慢性気管支炎; 肺機能低下; 肺気腫; 男性および女性両方におけるリビドー減退; うつ病; 神経過敏、易刺激性および/またはストレス; 精神的活力の低下および低い自尊心 (例えば、モチベーション/アサーティブネス); 脂質異常症; 勃起不全; 虚弱; 高齢者における加齢性機能低下(「ARFD」); 成長ホルモン分泌不全; 造血障害; ホルモン補充(男性および女性); 高コレステロール血症; 高インスリン血症; 高脂血症; 高血圧; 高アンドロゲン血症; 性腺機能低下症(原発性および続発性を含む); 低体温(麻酔後の低体温を含む); インポテンス; インスリン抵抗性; 2型糖尿病; リポジストロフィー; 男性更年期; メタボリックシンドローム(シンドロームX); 筋力および/または筋機能の低下; 筋ジストロフィー; 術後の筋力低下; 筋萎縮症; 神経変性疾患; 神経筋疾患; 血小板数低下; 血小板凝集障害; 肥満症; 骨粗鬆症; 骨減少症; グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症; 骨軟骨異形成症; 歯周病; 月経前症候群; 女性における閉経後の症状; リーブンシンドローム; リウマチ性疾患; 筋肉減少症; 男性および女性の性機能低下; 勃起不全; 性的欲求の低下; リビドー減退; 慢性疾患に関連した成長ホルモン分泌不全児および低身長ならびに肥満症に関連した発育遅延を含む、生理学的低身長; 歯の損傷; 血小板減少症; 膣乾燥; 萎縮性膣炎; 心室機能不全;および消耗の中から選択される、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
効果が、拍動的成長ホルモン放出の刺激; 骨強度の改善; 筋力および/または筋緊張の改善; 皮下脂肪の減少; 運動能力の増大; 外傷後のタンパク質異化反応の減弱または回復; 睡眠の質の改善; REM睡眠の高い増加およびREM潜時の減少に起因する、老化の相対的低ソマトトロピン症の是正; 脂質プロファイルの改変; 女性のアンドロゲン欠乏症の是正; および男性のアンドロゲン低下の是正の中から選択される、対象での効果の産生における使用のための、請求項10〜12のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項33】
アンドロゲン受容体の機能亢進により引き起こされる疾患、障害もしくは症状、またはARアンタゴニストを用いた治療に反応する疾患、障害もしくは症状を有する対象の治療における使用のための、請求項13または14に記載の化合物。
【請求項34】
該疾患、障害または症状が、黒色表皮腫; ざ瘡; 副腎性高アンドロゲン症; アンドロゲン性脱毛症(男性型脱毛症); 前立腺の腺腫および腫瘍; 進行した転移性前立腺癌; 良性の前立腺肥大; 乳癌、膀胱癌、脳癌、子宮内膜癌、腎癌、肺癌(非小細胞肺癌)、卵巣癌、膵癌、前立腺癌および皮膚癌; リンパ腺癌; 神経性過食症; 慢性疲労症候群(CFS); 慢性筋肉痛; 急性疲労症候群; 子癇前症、妊娠子癇および早期分娩の防止; 創傷治癒遅延; 赤血球増加症; 妊娠糖尿病; 多毛症; 高インスリン血症; 膵島細胞症; アンドロゲン過剰症; 副腎皮質ホルモン過剰症; クッシング症候群; 過剰有毛; 不妊症; 月経不順; 卵巣アンドロゲン過剰症; 多嚢胞性卵巣症候群; 脂漏症; 睡眠障害; 睡眠時無呼吸; および内臓脂肪症の中から選択される、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
アンドロゲン受容体により調節される疾患または障害の治療用の医薬の製造のための、請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物の使用。
【請求項36】
アンドロゲン欠乏症またはアンドロゲン受容体の機能低下もしくは弱感受性により引き起こされる疾患、障害もしくは症状、あるいはアンドロゲン補充により寛解されるかまたはARアゴニストを用いた治療に反応する疾患、障害もしくは症状の治療用の医薬の製造のための請求項10〜12のいずれか1つに記載の化合物の使用。
【請求項37】
該疾患、障害または症状が、皮膚の老化; アルツハイマー病; 貧血; 食欲不振; 関節炎; 痛風; 動脈硬化症; アテローム性動脈硬化症; 骨疾患; 骨の損傷もしくは骨折; 仮骨延長; 骨質量、骨密度もしくは骨成長の低下; 骨の脆弱化; 筋骨格機能障害(例えば、高齢者における); 悪液質; 乳癌および骨肉腫; 心機能不全; 心筋梗塞; 心肥大; うっ血性心不全; 心筋症; グルココルチコイドの異化副作用; クローン病; クローン病に関連した発育遅延; 短腸症候群; 過敏性腸症候群; 炎症性腸疾患; 潰瘍性大腸炎; 認知機能低下および認知機能障害; 認知症; 短期記憶喪失; 避妊(男性および女性); 慢性閉塞性肺疾患(COPD); 慢性気管支炎; 肺機能低下; 肺気腫; 男性および女性両方におけるリビドー減退; うつ病; 神経過敏、易刺激性および/またはストレス; 精神的活力の低下および低い自尊心(例えば、モチベーション/アサーティブネス); 脂質異常症; 勃起不全; 虚弱; 高齢者における加齢性機能低下(「ARFD」); 成長ホルモン分泌不全; 造血障害; ホルモン補充(男性および女性); 高コレステロール血症; 高インスリン血症; 高脂血症; 高血圧; 高アンドロゲン血症; 性腺機能低下症(原発性および続発性を含む); 低体温(麻酔後の低体温を含む); インポテンス; インスリン抵抗性; 2型糖尿病; リポジストロフィー; 男性更年期; メタボリックシンドローム(シンドロームX); 筋力および/または筋機能の低下; 筋ジストロフィー; 術後の筋力低下; 筋萎縮症; 神経変性疾患; 神経筋疾患; 血小板数低下; 血小板凝集障害; 肥満症; 骨粗鬆症; 骨減少症; グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症; 骨軟骨異形成症; 歯周病; 月経前症候群; 女性における閉経後の症状; リーブンシンドローム; リウマチ性疾患; 筋肉減少症; 男性および女性の性機能低下; 勃起不全; 性的欲求の低下; リビドー減退; 慢性疾患に関連した成長ホルモン分泌不全児および低身長ならびに肥満症に関連した発育遅延を含む、生理学的低身長; 歯の損傷; 血小板減少症; 膣乾燥; 萎縮性膣炎; 心室機能不全; および消耗の中から選択される、請求項36に記載の使用。
【請求項38】
拍動的成長ホルモン放出を刺激するか; 骨強度を改善するか; 筋力および/または筋緊張を改善するか; 皮下脂肪を減少するか; 運動能力を増大させるか; 外傷後のタンパク質異化反応を減弱または回復させるか; 睡眠の質を改善するか; REM睡眠の高い増加およびREM潜時の減少に起因する、老化の相対的低ソマトトロピン症を是正するか; 脂質プロファイルを改変するか; 女性のアンドロゲン欠乏症を是正するか; または男性のアンドロゲン低下を是正する医薬の製造のための、請求項10〜12のいずれか1つに記載の化合物の使用。
【請求項39】
アンドロゲン受容体の機能亢進により引き起こされる疾患、障害もしくは症状、またはARアンタゴニストを用いた治療に反応する疾患、障害もしくは症状の治療用の医薬の製造のための、請求項13または14に記載の化合物の使用。
【請求項40】
該疾患、障害または症状が、黒色表皮腫; ざ瘡; 副腎性高アンドロゲン症; アンドロゲン性脱毛症(男性型脱毛症); 前立腺の腺腫および腫瘍; 進行した転移性前立腺癌; 良性の前立腺肥大; 乳癌、膀胱癌、脳癌、子宮内膜癌、腎癌、肺癌(非小細胞肺癌)、卵巣癌、膵癌、前立腺癌および皮膚癌; リンパ腺癌; 神経性過食症; 慢性疲労症候群(CFS); 慢性筋肉痛; 急性疲労症候群; 子癇前症、妊娠子癇および早期分娩の防止; 創傷治癒遅延; 赤血球増加症; 妊娠糖尿病; 多毛症; 高インスリン血症; 膵島細胞症; アンドロゲン過剰症; 副腎皮質ホルモン過剰症; クッシング症候群; 過剰有毛; 不妊症; 月経不順; 卵巣アンドロゲン過剰症; 多嚢胞性卵巣症候群; 脂漏症; 睡眠障害; 睡眠時無呼吸; および内臓脂肪症の中から選択される、請求項39に記載の使用。
【請求項41】
パッケージング材料;
該パッケージング材料内の、アンドロゲン受容体の活性の調節に対してか、あるいはアンドロゲン受容体介在性疾患もしくは障害またはアンドロゲン受容体活性が関係する疾患もしくは障害の1つ以上の症候の治療、予防もしくは寛解に対して有効である、請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩もしくはプロドラッグ、あるいは請求項1〜14のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩もしくはプロドラッグを含有する組成物; および、
該化合物もしくは組成物が、アンドロゲン受容体の活性の調節のためか、あるいはアンドロゲン受容体介在性疾患もしくは障害またはアンドロゲン受容体活性が関係する疾患もしくは障害の1つ以上の症候の治療、予防もしくは寛解のために用いられることを示すラベル、
を含有する、製品。

【公表番号】特表2011−507843(P2011−507843A)
【公表日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−539438(P2010−539438)
【出願日】平成20年12月12日(2008.12.12)
【国際出願番号】PCT/US2008/013657
【国際公開番号】WO2009/082437
【国際公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【出願人】(500204625)リガンド・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (21)
【Fターム(参考)】