説明

電力供給ユニット一体型回転電機

【課題】軸長を伸ばすことなく還流の影響を低減し、冷却性能を向上させる電力供給ユニット一体型回転電機を得る。
【解決手段】固定子巻線3bに固定子電流を通電するパワー回路13を回転電機100のリヤブラケット2の後方外側に搭載すると共に、パワー回路13は、上記固定子電流をスイッチングするスイッチング素子14とスイッチング素子14を冷却するヒートシンク18とを備え、回転電機100のシャフト4に取り付けられた冷却ファン8による冷却風Wが、パワー回路13とリヤブラケット2との空間を通って流入し、リヤブラケット2の内周を経てリヤブラケット2の外周部に設けられた排気孔23から排出される電力供給ユニット一体型回転電機において、リヤブラケット2とパワー回路13との間に、排気孔23から排出される冷却風Wがパワー回路13とリヤブラケット2との空間へ還流するのを防止する冷却風還流防止部材20を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、回転電機本体に、この回転電機の固定子巻線あるいは界磁巻線に電力を供給する電力供給ユニットを一体に取り付けた電力供給ユニット一体型回転電機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的な車両用回転電機においては、回転電機を制御するためのインバータを、車両において回転電機とは別の場所に搭載する別体型が実用化されている。別体型で構成した場合、車両においてインバータを搭載するためのスペースを別に確保する必要があること、あるいは回転電機とインバータとを接続するハーネスの長さに起因する損失が発生してしまうという問題があった。このような課題を解消するために、様々な電力供給ユニット一体型の回転電機の開発が進められている。
【0003】
その従来装置として、特開2007−189868号公報(特許文献1)に、スイッチング素子が搭載されたインバータパワー回路を、回転電機本体のリヤブラケットに回転電機の軸方向に所定の間隙を設けて搭載し、ファンによって生成される冷却風で上記インバータパワー回路を冷却する制御装置一体型回転電機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−189868号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の制御装置一体型回転電機は、冷却風の排気口と吸気口の距離が近いため、暖められて排気された空気を吸入口から再び吸入してしまい、十分な冷却性能が得られないという冷却風の還流の点について問題があり、また、還流の影響を低減するために吸入口を排気口から遠ざけようとすると、それに伴ってインバータパワー回路を回転電機部と反対方向に移動する必要があって、軸長が伸びてしまうという問題があった。
【0006】
更に、インバータパワー回路のスイッチング素子は整流用ダイオードより許容される温度が低いため、制御装置一体型回転電機の方が、整流ダイオードから構成される車載用回転電機よりも還流の影響が一層顕著に冷却性能を左右することになる。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、軸長を伸ばすことなく還流の影響を低減し、冷却性能を向上させる電力供給ユニット一体型回転電機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係る電力供給ユニット一体型回転電機は、回転電機の固定子巻線あるは界磁巻線に電力を供給する電力供給ユニットを上記回転電機の反負荷側に一体化した電力供給ユニット一体型回転電機であって、上記固定子巻線に固定子電流を通電するパワー回路を上記回転電機の反負荷側ブラケットの後方外側に搭載すると共に、上記パワー回路は、上記固定子電流をスイッチングするスイッチング素子と上記スイッチング素子を冷却するヒートシンクとを備え、上記回転電機のシャフトに取り付けられた冷却ファンによる冷却風が、上記パワー回路と上記反負荷側ブラケットとの空間を通って流入し、上記反負荷側ブラケットの内周を経て上記反負荷側ブラケットの外周部に設けられた排気孔から排出される電力供給ユニット一体型回転電機において、上記反負荷側ブラケットと上記パワー回路との間に、上記排気孔から排出される上記冷却風が上記パワー回路と上記反負荷側ブラケットとの空間へ還流するのを防止する冷却風還流防止部材を備えたものである。
【発明の効果】
【0009】
この発明に係る電力供給ユニット一体型回転電機によれば、パワー回路と反負荷側ブラケットとの間に還流防止部材を配置したので、軸長を伸ばすことなく還流の影響を低減し、冷却性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の実施の形態1に係る電力供給ユニット一体型回転電機の断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る電力供給ユニット一体型回転電機の要部断面図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る電力供給ユニット一体型回転電機のインバータパワー回路の反負荷側から見た図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係る電力供給ユニット一体型回転電機の還流防止部材の反負荷側から見た図である。
【図5】この発明の実施の形態1に係る電力供給ユニット一体型回転電機の要部断面図である。
【図6】この発明の実施の形態2に係る電力供給ユニット一体型回転電機の要部断面図である。
【図7】この発明の実施の形態3に係る電力供給ユニット一体型回転電機の要部断面図である。
【図8】この発明の実施の形態3に係る電力供給ユニット一体型回転電機の要部断面図である。
【図9】この発明の実施の形態3に係る電力供給ユニット一体型回転電機の還流防止部材の反負荷側から見た図である。
【図10】この発明の実施の形態4に係る電力供給ユニット一体型回転電機の要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、この発明に係る電力供給ユニット一体型回転電機の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。なお、これらの実施の形態により発明が限定されるものではなく、その発明の範囲内において、各実施の形態を組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変更、省略することが可能である。
【0012】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電力供給ユニット一体型回転電機の断面図を示し、図2は、その要部断面図、図3は、パワー回路の反負荷側から見た図、図4は、還流防止部材の反負荷側から見た図をそれぞれ示している。
これらの図において、符号100は回転電機を示し、符号200は回転電機100に電力を供給する電力供給ユニットを示している。回転電機100は、負荷側ブラケット(以下、フロントブラケットという。)1及び反負荷側ブラケット(以下、リヤブラケットという。)2からなるハウジングと、固定子鉄心3aと固定子巻線3bを有する固定子3と、シャフト4及び界磁巻線5を有する回転子6とを備えている。固定子3はフロントブラケット1の一端部とリヤブラケット2の一端部により支持固定され、回転子6は固定子3の内側に配置されている。回転子6のシャフト4は、ハウジングに設けられた支持用ベアリング7により回転自在に支持され、回転子6は固定子3に対して同軸に回転できるように構成されている。
【0013】
回転子6の軸方向の両端面には、冷却ファン8が固定されている。シャフト4の負荷側(以下、フロント側という。)端部、即ち、フロントブラケット1の外側にプーリー9が装着されると共に、シャフト4の反負荷側(以下、リヤ側という。)に一対のスリップリング10が装着され、スリップリング10と摺接する一対のブラシ11がブラシホルダ12内に配置されている。プーリー9は、図示していないベルトを介してエンジンの回転軸と連結され、エンジンの回転がプーリー9に伝達される。ブラシホルダ12、ブラシ11、及びスリップリング10は、界磁巻線5に直流電力を供給するものである。
【0014】
リヤブラケット2の後方外側には、ブラシホルダ12とパワー回路、例えばインバータパワー回路13が配置され、リヤブラケット2に搭載されている。インバータパワー回路13は、固定子巻線3aに電流を供給するスイッチング素子である半導体スイッチング素子14とケース15からなるパワー回路モジュール16と、ブラシ11に供給する電力をコントロールするスイッチング素子と回転電機を制御する制御回路とケースからなる制御回路モジュール17(図3参照)と、パワー回路モジュール16及び制御回路モジュール17が搭載されるヒートシンク18から構成されている。また、インバータパワー回路13とブラシホルダ12の軸方向後方側には樹脂ケース19が配置されている。なお、リヤブラケット2の後方外側部分が回転電機100に電力を供給する電力供給ユニット200を構成している。
【0015】
ヒートシンク18は、リヤブラケット2とパワー回路モジュール16及び制御回路モジュール17の間に配置される。ヒートシンク18のフィン18aは、リヤブラケット2側に伸びており、還流防止部材20がリヤブラケット2の後方外側面とヒートシンク18との間に配設されている。還流防止部材20は、鉄、銅、アルミなどの金属製の部材で構成されている。
【0016】
この電力供給ユニット一体型回転電機では、回転子6が回転駆動されるとファン8が駆動され、図1の矢印で示すように、冷却風Wが樹脂ケース19の外周部に設けられた吸入孔21から吸入され、ヒートシンク18のフィン18aを通過し、パワー回路モジュール16及び制御回路モジュール17を冷却する。そして、冷却風Wは、ファン8に空気が吸入されるようにリヤブラケット2に設けられた通風孔22を通過し、遠心方向に曲げられ、固定子巻線3b及びリヤブラケット2を冷却しながらリヤブラケット2の外周部に設けられた排気孔23から排出される。なお、還流防止部材20は、リヤブラケット2の外周部に設けられた排気孔23と軸方向で重なり合うように設けられている。
【0017】
このように、還流防止部材20を配設することにより、リヤブラケット2の外周部の排気孔23からの温まった冷却風Wが、樹脂ケース19の外周に設けられた吸入孔21から吸入されることを防止し、冷却風Wの還流が防止される。従って、インバータパワー回路13の温度上昇を抑制することができる。また、吸入される冷却風Wの温度が高くならないため、回転電機100(固定子3、回転子6)自体の温度上昇も抑制することができる。
【0018】
更に、インバータパワー回路13は、ネジ24(図2参照)によってリヤブラケット2に固定されており、上記のように、還流防止部材20はヒートシンク18とリヤブラケット2との間に挟まれて固定されている。このとき、インバータパワー回路13と還流防止部材20とは、同一の固定保持部25(図4参照)で固定保持されている。このように、インバータパワー回路13と還流防止部材20との固定保持部25を同一箇所とすることにより、回転電機100の小型化が可能となり、また、還流防止部材20を強固に固定することができる。
【0019】
固定子3で発生した熱は、固定子3からリヤブラケット2、インバータパワー回路20へと伝わり、インバータパワー回路13の温度が上昇するが、金属性の還流防止部材20を用いることにより、リヤブラケット2からインバータパワー回路13に伝わる熱量を、ヒートシンク18に伝わる熱量と還流防止部材20に伝わる熱量とに分散させる。そして、吸入孔21から吸入された冷却風Wにより、還流防止部材20も冷却されるため、インバータパワー回路13に流入する熱量を低減することができ、インバータパワー回路13の温度上昇を抑制することができる。また、インバータパワー回路13を固定するネジ24の緩みが生じにくく、信頼性が向上する。
【0020】
また、図5に示すように、還流防止部材20の外周部20aを軸方向後方側に折り曲げてもよい。還流防止部材20の外周部20aを軸方向後方に折り曲げて、冷却風Wが斜め後方側から吸気されやすいようにガイドすることにより、吸入孔21と排出孔23の軸方向距離が長くなるため、排出孔23から排出された冷却風Wが吸入孔21から吸入される還流をより一層防止することができ、インバータパワー回路13の温度上昇をさらに抑制することが可能となる。
【0021】
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る電力供給ユニット一体型回転電機について説明する。図6は、実施の形態2に係る電力供給ユニット一体型回転電機の要部断面図である。
実施の形態2に係る電力供給ユニット一体型回転電機では、還流防止部材30が樹脂製の部材で形成されており、その外周部30aを軸方向前方に折り曲げた形状で構成されている。なお、その他の構成については、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。
【0022】
このように、実施の形態2に係る電力供給ユニット一体型回転電機では、還流防止部材30の外周部30aを軸方向前方に折り曲げることにより、排出孔23から排出された冷却風Wが軸方向前方に排出されるように方向が規制される。それにより、排出孔23から排出された冷却風Wが吸入孔21から吸入される還流を防止することができ、インバータパワー回路13の温度上昇を抑制することが可能となる。
【0023】
また、本実施の形態では、固定子3で発生した熱は、固定子3からリヤブラケット2、そしてリヤブラケット2からインバータパワー回路13へと伝わり、インバータパワー回路13の温度が上昇するが、樹脂製の還流防止部材30を用いているので、リヤブラケット2からインバータパワー回路13に伝わる熱量を還流防止部材30で断熱することが可能となり、リヤブラケット2からインバータパワー回路13へ流入する熱量を低減することができる。従ってインバータパワー回路13の温度上昇を抑制することができる。
【0024】
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係る電力供給ユニット一体型回転電機について説明する。図7及び図8は、実施の形態3に係る電力供給ユニット一体型回転電機の要部断面図であり、図9は、還流防止部材のリヤ側から見た図である。
図7乃至図9において、実施の形態3では、還流防止部材40は、金属部材41が樹脂42にインサートされてモールディングされている。還流防止部材40の樹脂部分42の一部は、リヤブラケット2の外周部に設けられた排気孔23と軸方向で重なり合うように構成されており、軸方向前方への第1の突起部42a、軸方向後方への第2の突起部42bが設けられている。
【0025】
還流防止部材40は上記のように構成されており、第2の突起部42bにより冷却風Wが斜め後方側から吸気されやすいようにガイドされ、吸入孔21と排出孔23の軸方向距離が長くなり、さらに排出孔23から排出された冷却風Wが軸方向前方に排出されるように方向が規制されるため、排出孔23から排出された冷却風Wが吸入孔21から吸入される還流を防止することができる。従って、インバータパワー回路13の温度上昇を抑制することが可能となる。
【0026】
また、インバータパワー回路13とリヤブラケット2の固定保持部25で、還流防止部材40の金属部分41がインバータパワー回路13とリヤブラケット2に挟まれている。この構成により、実施の形態1と同様に、リヤブラケット2からインバータパワー回路13に伝わる熱量をヒートシンク18に伝わる熱量と還流防止部材40の金属部材41に伝わる熱量とに分散させ、吸入孔21から吸入された冷却風Wにより、還流防止部材40の金属部材41も冷却されるため、インバータパワー回路13に流入する熱量を低減することができる。従って、インバータパワー回路13の温度上昇を抑制することができる。
【0027】
更に、本実施の形態では、図7に示すように、ヒートシンク18のフィン18aとリヤブラケット2の後方外側の面で、還流防止部材の樹脂部分42が挟まれる構造となっている。インバータパワー回路13とリヤブラケット2の固定保持部25のみでなく、ヒートシンク18のフィン18aとリヤブラケット2でも還流防止部材40を抑えることができるため、還流防止部材40をより強固に固定することができる。なお、上記以外の構成については、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。
【0028】
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4に係る電力供給ユニット一体型回転電機について説明する。図10は、実施の形態4に係る電力供給ユニット一体型回転電機の要部断面図である。
図10において、実施の形態4では、リヤブラケット2に固定子巻線3bの入出力リード線3cが貫通する貫通穴2aが形成されており、固定子巻線3bに電流を供給するためにインバータパワー回路13に構成されるターミナル13aと、固定子巻線3bの入出力リード線3cがリヤブラケット2の外部で接続されている。
【0029】
還流防止部材50には、リヤブラケット2側に突起部50aが設けられており、この突起部50aは貫通穴2aと固定子巻線3bの入出力リード線3cの隙間を塞ぐように構成されている。また、還流防止部材50にも、固定子巻線3bの入出力リード線3cが貫通する貫通穴51が設けられており、この貫通穴51により入出力リード線3cがガイドされ、インバータパワー回路13のターミナル13aに入出力リード線3cが接続されるようになっている。
【0030】
このように構成することにより、リヤブラケット2に構成された貫通穴2aからの冷却風Wの還流についても防止することができる。従って、インバータパワー回路13の温度上昇を抑制することができる。
【符号の説明】
【0031】
1 フロントブラケット 2 リヤブラケット
2a、51 貫通穴 3 固定子
3a 固定子鉄心 3b 固定子巻線
3c 入出力リード線 4 シャフト
5 界磁巻線 6 回転子
7 支持用ベアリング 8 冷却ファン
9 プーリー 10 スリップリング
11 ブラシ 12 ブラシホルダ
13 インバータパワー回路 13a ターミナル
14 半導体スイッチング素子 15 ケース
16 パワー回路モジュール 17 制御回路モジュール
18 ヒートシンク 18a フィン
19 樹脂ケース 20、30、40、50 還流防止部材
20a、30a 外周部 21 吸入孔
22 通風孔 23 排気孔
41 金属部材 42 樹脂
42a 第1の突起部 42b 第2の突起部
50a 突起部 100 回転電機
200 電力供給ユニット W 冷却風

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転電機の固定子巻線あるは界磁巻線に電力を供給する電力供給ユニットを上記回転電機の反負荷側に一体化した電力供給ユニット一体型回転電機であって、
上記固定子巻線に固定子電流を通電するパワー回路を上記回転電機の反負荷側ブラケットの後方外側に搭載すると共に、上記パワー回路は、上記固定子電流をスイッチングするスイッチング素子と上記スイッチング素子を冷却するヒートシンクとを備え、
上記回転電機のシャフトに取り付けられた冷却ファンによる冷却風が、上記パワー回路と上記反負荷側ブラケットとの空間を通って流入し、上記反負荷側ブラケットの内周を経て上記反負荷側ブラケットの外周部に設けられた排気孔から排出される電力供給ユニット一体型回転電機において、
上記反負荷側ブラケットと上記パワー回路との間に、上記排気孔から排出される上記冷却風が上記パワー回路と上記反負荷側ブラケットとの空間へ還流するのを防止する冷却風還流防止部材を備えたことを特徴とする電力供給ユニット一体型回転電機。
【請求項2】
上記冷却風還流防止部材は、上記パワー回路の上記反負荷側ブラケットへの固定保持部において、上記パワー回路と上記反負荷側ブラケットに挟まれて固定保持されることを特徴とする請求項1に記載の電力供給ユニット一体型回転電機。
【請求項3】
上記ヒートシンクは、上記反負荷側ブラケットと上記スイッチング素子との間に配置されると共に、上記反負荷側ブラケットに向かって伸びるフィンを備え、上記冷却風が上記フィンを通って上記パワー回路を冷却することを特徴とする請求項1又は2に記載の電力供給ユニット一体型回転電機。
【請求項4】
上記冷却風還流防止部材を金属部材で構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電力供給ユニット一体型回転電機。
【請求項5】
上記冷却風還流防止部材を樹脂部材で構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電力供給ユニット一体型回転電機。
【請求項6】
上記冷却風還流防止部材を樹脂にインサートされた金属部材で構成し、上記固定保持部で上記金属部材が上記パワー回路と上記反負荷側ブラケットに挟まれて固定保持されることを特徴とする請求項2又は3に記載の電力供給ユニット一体型回転電機。
【請求項7】
上記冷却風還流防止部材に上記冷却風をガイドする突起部を設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の電力供給ユニット一体型回転電機。
【請求項8】
上記冷却風還流防止部材は、上記反負荷側ブラケットに形成された上記固定子巻線の入出力リード線が貫通する貫通穴を塞ぐ構成であることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の電力供給ユニット一体型回転電機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−102591(P2013−102591A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−244296(P2011−244296)
【出願日】平成23年11月8日(2011.11.8)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】