説明

C型肝炎ウイルスインヒビター

本発明は、RNA含有ウイルス、特にC型肝炎ウイルス(HCV)を阻害する化合物またはその薬学的に許容され得る塩、エステル、またはプロドラッグを開示する。その結果、本発明の化合物はC型肝炎ウイルスの生活環に干渉し、また、抗ウイルス剤として有用である。さらに、本発明は、HCV感染に苦しむ被検体への投与のための、前述の化合物を含む医薬組成物に関する。また、本発明は、本発明の化合物を含む医薬組成物を投与することによる被検体HCV感染の治療方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1-I) :


(式中、
DおよびZは、それぞれ独立して、存在しないか、または0〜8個の炭素を含む任意に置換された線状脂肪族基であり;
AおよびEは、それぞれ独立して、存在しないか、または環式基であり;前記環式基はそれぞれ、独立して、アリール、ヘテロアリール、複素環式、C3〜C8シクロアルキル、およびC3〜C8シクロアルケニルからなる群より選択され、各々、任意に置換されており;
Tは存在しないか、または任意に置換された脂肪族基であり;
ここで、A、D、E、TおよびZのうち0〜4個は存在しない;
環Bは5員ヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールは任意に置換されており;
各存在のR1が、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、任意に置換されたC1〜C4アルキル、-O-R11、-NRaRb、-C(O)R11、-CO2R11、および-C(O)NRaRbからなる群より選択され;
各存在のR11は独立して、水素または任意に置換されたC1〜C8アルキルであり;
各存在のRaおよびRbはそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C8アルキル、および任意に置換されたC2〜C8アルケニルからなる群より選択されるか;またはRaとRbは、これらが結合している窒素原子と一緒に、任意に置換された複素環式も任意に置換されたヘテロアリール基を形成していてもよく;
uは、独立して、1、2または3であり;
QおよびJはそれぞれ独立して、


から選択され:
各存在のR3およびR4はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C8アルキル、任意に置換されたC2〜C8アルケニル、および任意に置換されたC3〜C8シクロアルキルからなる群より選択されるか;あるいは、R3とR4は、これらが結合している炭素原子と一緒に、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキルもしくは任意に置換された複素環式を形成していてもよく;
各存在のR5は、独立して、水素、任意に置換されたC1〜C8アルキル、または任意に置換されたC3〜C8シクロアルキルであり;
R6は、-C(O)-R12、-C(O)-C(O)-R12、-S(O)2-R12、および-C(S)-R12からなる群より選択され;
各存在のR12は、独立して、-O-R11、-NRaRb、-R13、および-NRcRdからなる群より選択され;式中、
各存在のR13は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、複素環式、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、各々、任意に置換されており;
各存在のRcおよびRdはそれぞれ独立して、水素、-R13、-C(O)-R13、-C(O)-OR13、-S(O)2-R13、-C(O)N(R13)2、および-S(O)2N(R13)2からなる群より選択され;
mは、0、1または2であり;
nは、1、2、3または4であり;
各存在のXは、独立して、O、S、S(O)、SO2、およびC(R7)2から選択されるが、mが0のとき、Xは、C(R7)2であるものとし;
各存在のR7は、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、-O-R11、-NRaRb、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、および任意に置換された-C1〜C4アルキルからなる群より選択されるか;または2つのビシナルR7基が、これらが結合している隣接する2つの原子と一緒になって、縮合した任意に置換されたC3〜C8シクロアルキルまたは任意に置換された複素環式環を形成しているか;または代替的に、2つのジェミナルR7基が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、スピロ、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキルもしくは任意に置換された複素環式環を形成している)
で表される化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項2】
QおよびJがそれぞれ独立して、


(式中、Xは、独立して、CH2、CF2、CHF、またはCH(OH)である)
から選択される、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項3】
環Bが、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、およびイソオキサゾリルから選択され;環BがJにCで結合され、Z、E、T、AおよびDのうちの1つにCで結合されている、請求項1記載の化合物または薬学的に許容され得る塩。
【請求項4】
QおよびJがそれぞれ独立して、


であり;R1がそれぞれ独立して、水素であり;環Bが、イミダゾリル、ピラゾリル、1,3,4-トリアゾリル、および1,3,4-オキサジアゾリルから選択され;環BがJにCで結合され、Z、E、T、AおよびDのうちの1つにCで結合されている、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項5】
D、A、EおよびZがそれぞれ存在せず、Tは存在する、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項6】
D、E、TおよびZがそれぞれ存在せず、 Aは存在する、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項7】
D、EおよびZがそれぞれ存在せず、AおよびTがそれぞれ存在する、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項8】
D、AおよびZがそれぞれ存在せず、TおよびEがそれぞれ存在する、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項9】
D、TおよびZがそれぞれ存在せず、AおよびEがそれぞれ存在する、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項10】
EおよびZがそれぞれ存在せず、D、AおよびTがそれぞれ存在する、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項11】
DおよびAがそれぞれ存在せず、T、EおよびZが存在する、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項12】
DおよびZがそれぞれ存在せず、A、TおよびEが存在する、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項13】
Dが存在せず、A、T、EおよびZがそれぞれ存在する、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項14】
Zが存在せず、D、A、TおよびEがそれぞれ存在する、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項15】
D、A、EおよびZがそれぞれ存在せず、Tが、1つ以上のオレフィン性二重結合、アルキン性三重結合、O、N(R11)、C(O)、S(O)2、C(O)O、C(O)N(R11)、OC(O)O、OC(O)N(R11)、S(O)2N(R11)、N(R11)C(O)N(R11)、N(R11)C(O)N(R11)、N(R11)S(O)2N(R11)、C(O)N(R11)S(O)2およびC(O)N(R11)S(O)2N(R11)の1つ以上を含む脂肪族基である、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項16】
以下に示す化合物1-1-1、1-2-1、1-2-2、および1-1〜1-440:
























の群から選択される、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項17】
式(1-II):


で表される、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項18】
mが1であり;nが1または2であり;uが1または2であり;Eが、各々が任意に置換されたフェニル、単環式ヘテロアリール、二環式アリール、または二環式ヘテロアリールであり;Tが存在しないか、または任意に置換されたC2〜C4アルケニルもしくは任意に置換されたC2〜C4アルキニルであり;各存在のR1が、独立して、水素またはハロゲンであり;各存在のXがそれぞれ独立して、CH2、CHF、CH(OH)、CHMe、CF2、またはC(R7)2であり;式中、各存在のR7が、独立して、水素またはメチルであり;代替的には、2つのジェミナルR7基が、これらが結合している炭素と一緒になってスピロ、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキルを形成しており;あるいはまた代替的に、2つのビシナルR7基が、これらが結合している隣接する2つの原子と一緒になって、縮合した任意に置換されたC3〜C8シクロアルキルを形成しており;各存在のR12が、独立して、任意に置換されたC1〜C8アルキルである、請求項17記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項19】
式(1-III-a)〜(1-III-d):


(式中、nが1または2であり;各存在のXが、独立して、CH2、CHF、CH(OH)、CHMe、CF2、またはC(R7)2であり;式中、各存在のR7が、独立して、水素またはメチルであり;代替的には、2つのジェミナルR7基が、これらが結合している炭素と一緒になってスピロシクロプロピルを形成しており;あるいはまた代替的に、2つのビシナルR7基が、これらが結合している隣接する2つの原子と一緒になって、縮合したシクロプロピルを形成しており;各存在のR12が、独立して、アミノ、ヒドロキシ、保護アミノ、またはO(C1〜C4アルキル)で任意に置換されたC1〜C8アルキルである)
のうちの一方で表される、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項20】


が、以下に示す群:


から選択される、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項21】
以下に示す化合物1-441〜1-545:
















の群から選択される、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項22】
式(2-1):


(式中、
DおよびZは、それぞれ独立して、存在しないか、または0〜8個の炭素を含む任意に置換された線状脂肪族基であり;
AおよびEは、それぞれ独立して、存在しないか、または、独立して、各々、任意に置換されたアリール、ヘテロアリール、複素環式、C3〜C8シクロアルキル、およびC3〜C8シクロアルケニルから選択される環式基であり;
Tは存在しないか、または任意に置換された脂肪族基であり;
ここで、A、D、E、TおよびZのうち1〜4個はは存在しない;
環Bは、5員ヘテロアリールまたは5/6員縮合ヘテロアリールであり、ここで、前記5/6員縮合ヘテロアリールの6員環は、Z、E、T、AおよびD基のうちの1つに結合されており、前記5/6員縮合ヘテロアリールの5員環はJ基に結合されており、および1個以上の窒素原子を含み;前記ヘテロアリールは任意に置換されており;
環Gは、ベンゾイミダゾリル以外の5/6員縮合ヘテロアリールであり、ここで、前記5/6員縮合ヘテロアリールの6員環は、D、A、T、EおよびZ基のうちの1つに結合されており、前記5/6員縮合ヘテロアリールの5員環はQ基に結合されており、1個以上の窒素原子を含み;前記5/6員縮合ヘテロアリールは任意に置換されており;
QおよびJがそれぞれ独立して、


から選択され;
各存在のR3およびR4はそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C8アルキル、任意に置換されたC2〜C8アルケニル、および任意に置換されたC3〜C8シクロアルキルからなる群より選択されるか;あるいは、R3とR4は、これらが結合している炭素原子と一緒に任意に置換されたC3〜C8シクロアルキルまたは任意に置換された複素環式を形成していてもよく;
各存在のR5は、独立して、水素、任意に置換されたC1〜C8アルキル、または任意に置換されたC3〜C8シクロアルキルであり;
各存在のR6が、独立して、-C(O)-R12、-C(O)-C(O)-R12、-S(O)2-R12、および-C(S)-R12からなる群より選択され;
各存在のR12は、独立して、-O-R11、-NRaRb、-R13、および-NRcRdからなる群より選択され;
各存在のR11は独立して、水素または任意に置換されたC1〜C8アルキルであり;
各存在のRaおよびRbはそれぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1〜C8アルキル、および任意に置換されたC2〜C8アルケニルからなる群より選択されるか;またはRaとRbは、これらが結合している窒素原子と一緒に、任意に置換された複素環式もしくは任意に置換されたヘテロアリール基を形成していてもよく;
各存在のR13は、独立して、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルケニル、複素環式、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択され、各々、任意に置換されており;
各存在のRcおよびRdはそれぞれ独立して、水素、-R13、-C(O)-R13、-C(O)-OR13、-S(O)2-R13、-C(O)N(R13)2、および-S(O)2N(R13)2からなる群より選択され;
mは、0、1または2であり;
nは、1、2、3または4であり;
各存在のXは、独立して、O、S、S(O)、SO2、およびC(R7)2から選択されるが、mが0のとき、Xは、C(R7)2であるものとし;
各存在のR7は、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、-O-R11、-NRaRb、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、および任意に置換された-C1〜C4アルキルからなる群より選択されるか;または2つのビシナルR7基が、これらが結合している隣接する2つの原子と一緒になって、縮合した任意に置換されたC3〜C8シクロアルキルもしくは任意に置換された複素環式環を形成しているか;または代替的に、2つのジェミナルR7基が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、スピロ、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキルもしくは任意に置換された複素環式環を形成している)
で表される化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項23】
QおよびJがそれぞれ独立して、


である、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項24】
環Bが、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、およびイソオキサゾリルから選択され、環BがJ にCで結合され、Z、E、T、AおよびDのうちの1つにCで結合されている、請求項22記載の化合物または薬学的に許容され得る塩。
【請求項25】
環Bが、


からなる群より選択される、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項26】
環Gが、


からなる群より選択される、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項27】
D、A、EおよびZがそれぞれ存在せず、Tは存在する、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項28】
D、E、TおよびZがそれぞれ存在せず、 Aは存在する、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項29】
D、EおよびZがそれぞれ存在せず、AおよびTがそれぞれ存在する、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項30】
D、AおよびZがそれぞれ存在せず、TおよびEがそれぞれ存在する、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項31】
D、TおよびZがそれぞれ存在せず、AおよびEがそれぞれ存在する、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項32】
EおよびZがそれぞれ存在せず、D、AおよびTがそれぞれ存在する、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項33】
DおよびAがそれぞれ存在せず、T、EおよびZは存在する、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項34】
DおよびZがそれぞれ存在せず、A、TおよびEは存在する、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項35】
Dが存在せず、A、T、EおよびZがそれぞれ存在し、前記規定のとおりである、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項36】
Zが存在せず、D、A、TおよびEがそれぞれ存在する、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項37】
D、A、EおよびZがそれぞれ存在せず、Tが、1つ以上のオレフィン性二重結合、アルキン性三重結合、O、N(R11)、C(O)、S(O)2、C(O)O、C(O)N(R11)、OC(O)O、OC(O)N(R11)、S(O)2N(R11)、N(R11)C(O)N(R11)、N(R11)C(O)N(R11)、N(R11)S(O)2N(R11)、C(O)N(R11)S(O)2およびC(O)N(R11)S(O)2N(R11)を含む脂肪族基である、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項38】
以下に示す化合物2-1〜2-508:


























の群から選択される、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項39】
式(2-II)


で表される、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項40】
環Gがイミダゾールピリジルであり;mが1であり;nが1または2であり;Eが、各々が任意に置換されたフェニル、単環式ヘテロアリール、二環式アリール、または二環式ヘテロアリールであり;Tが、非存在、任意に置換されたC2〜C4アルケニルまたは任意に置換されたC2〜C4アルキニルであり;各存在のXがそれぞれ独立して、CH2、CHF、CH(OH)、CHMe、CF2、またはC(R7)2であり;式中、各存在のR7が、独立して、水素またはメチルであり;代替的には、2つのジェミナルR7基が、これらが結合している炭素と一緒になってスピロ、任意に置換されたC3〜C8シクロアルキルを形成しており;あるいはまた代替的に、2つのビシナルR7基が、これらが結合している隣接する2つの原子と一緒になって、縮合した任意に置換されたC3〜C8シクロアルキルを形成しており;各存在のR12が、独立して、任意に置換されたC1〜C8アルキルである、請求項39記載の化合物。
【請求項41】
式(2-III-a)〜(2-III-d):


(式中、環Gがイミダゾールピリジルであり;nが1または2であり;各存在のXが、独立して、CH2、CHF、CH(OH)、CHMe、CF2、またはC(R7)2であり;式中、各存在のR7が、独立して、水素またはメチルであり;代替的には、2つのジェミナルR7基が、これらが結合している炭素と一緒になってスピロシクロプロピルを形成しており;あるいはまた代替的に、2つのビシナルR7基が、これらが結合している隣接する2つの原子と一緒になって、縮合したシクロプロピルを形成しており;各存在のR12が、独立して、アミノ、ヒドロキシ、保護アミノ、またはO(C1〜C4アルキル)で任意に置換されたC1〜C8アルキルである)
のうちの1つで表される、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項42】


が、以下に示す群:


から選択される、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項43】
以下に示す化合物2-509〜2-516:


の群から選択される、請求項22記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項44】
請求項1〜43いずれか記載の化合物もしくは該化合物の組合せ、またはその薬学的に許容され得る塩を、薬学的に許容され得る担体もしくは賦形剤との組合せで含む医薬組成物。
【請求項45】
RNA含有ウイルスの複製の阻害方法であって、前記ウイルスを、治療有効量の請求項1〜43いずれか記載の化合物もしくは該化合物の組合せ、またはその薬学的に許容され得る塩と接触させる工程を含む方法。
【請求項46】
RNA含有ウイルスによって引き起こされる感染を治療または予防する方法であって、かかる治療を必要とする患者に、治療有効量の請求項1〜43いずれか記載の化合物もしくは該化合物の組合せ、またはその薬学的に許容され得る塩を投与する工程を含む方法。
【請求項47】
RNA含有ウイルスがC型肝炎ウイルスである、請求項46記載の方法。
【請求項48】
さらに、宿主の免疫調節因子および抗ウイルス剤またはその組合せからなる群より選択される1種類以上の薬剤を共投与する工程を含む、請求項46記載の方法。
【請求項49】
宿主の免疫調節因子が、インターフェロン-α、ペグ化インターフェロン-α、インターフェロン-β、インターフェロン-γ、コンセンサスインターフェロン、サイトカイン、およびワクチンからなる群より選択される、請求項48記載の方法。
【請求項50】
抗ウイルス剤が、ウイルス複製と関連する宿主の細胞機能を阻害することによりHCVの複製を阻害する、請求項48記載の方法。
【請求項51】
抗ウイルス剤が、ウイルスゲノムのタンパク質を標的化することによりHCVの複製を阻害する、請求項48記載の方法。
【請求項52】
前記抗ウイルス剤がHCVウイルスタンパク質、複製プロセスまたはその組合せのインヒビターであり、前記タンパク質または複製プロセスの標的化が、ヘリカーゼ、プロテアーゼ、ポリメラーゼ、メタロプロテアーゼ、NS4A、NS4B、NS5A、合成、侵入、およびIRESからなる群より選択される、請求項48記載の方法。
【請求項53】
さらに、肝硬変および肝臓の炎症から選択されるHCV感染の症状を治療または軽減する薬剤または薬剤の組合せを共投与する工程を含む、請求項46記載の方法。
【請求項54】
さらに、患者を、B型肝炎(HBV)感染によって引き起こされる疾患について治療する1種類以上の薬剤を共投与する工程を含む、請求項46記載の方法。
【請求項55】
さらに、患者を、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染によって引き起こされる疾患について治療する1種類以上の薬剤を共投与する工程を含む、請求項46記載の方法。
【請求項56】
さらに、インターフェロン、ペグ化インターフェロン、リバビリン、アマンタジン、HCVプロテアーゼインヒビター、HCVポリメラーゼインヒビター、HCVヘリカーゼインヒビター、または内部リボソーム侵入部位インヒビターから選択される薬剤を含む、請求項44記載の医薬組成物。
【請求項57】
さらに、シトクロムP450モノオキシゲナーゼインヒビターまたはその薬学的に許容され得る塩を含む、請求項44記載の組成物。
【請求項58】
シトクロムP450モノオキシゲナーゼ(mooxygenase)インヒビターがリトナビルである、請求項57記載の組成物。
【請求項59】
治療を必要とする被検体のC型肝炎感染の治療方法であって、前記被検体に、シトクロムP450モノオキシゲナーゼインヒビターまたはその薬学的に許容され得る塩、および請求項1〜43いずれか記載の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を共投与する工程を含む方法。
【請求項60】
i) 式(1-II-a):


(式中:
Eは、任意に置換されたアリールまたは任意に置換されたヘテロアリールであり;
T、X、n、u、R1、およびR7は、請求項1に規定のとおりであり;
ZaおよびZbはそれぞれ独立して、アミノ保護基または-C(O)-R12であり;R12は、アミノ、ヒドロキシ、保護アミノ、またはO(C1〜C4アルキル)で任意に置換されたC1〜C8アルキルである)
の化合物を遷移金属触媒性クロスカップリング反応によって調製する工程;
ii) ZaまたはZbがアミノ保護基である場合、式(1-II-a)の化合物を完全または選択的に脱保護し、式(1-II-b):


(式中、Zcは、水素、アミノ保護基または-C(O)-R12である)
の対応するアミンを得る工程;
iii) 式(1-II-b)の化合物の解除されたアミノ基を、LG-C(O)-R12(式中、LGは脱離基である)でキャップし、式(1-II-c):


(式中、Zは、アミノ保護基-C(O)-R12である)
の化合物を得る工程;および
iv) 脱保護およびキャッピング(工程ii〜iii)の反応シーケンスを繰り返し、式(1-II-d):


の化合物を得る工程
を含む、請求項1記載の化合物の作製方法。
【請求項61】
i) 式(2-II-a):


(式中:
E、G、T、X、n、u、v、R1、およびR7は、請求項22に規定のとおりであり;
ZaおよびZbはそれぞれ独立して、アミノ保護基または-C(O)-R12であり;R12は、アミノ、ヒドロキシ、保護アミノ、またはO(C1〜C4アルキル)で任意に置換されたC1〜C8アルキルである)
の化合物を遷移金属触媒性クロスカップリング反応によって調製する工程;
ii) ZaまたはZbがアミノ保護基である場合、式(2-II-a)の化合物を完全または選択的に脱保護し、式(2-II-b):


(式中、Zcは、水素、アミノ保護基または-C(O)-R12である)
の対応するアミンを得る工程;
iii) 式(2-II-b)の化合物の解除されたアミノ基を、LG-C(O)-R12(式中、LGは脱離基である)でキャップし、式(2-II-c):


(式中、Zは、アミノ保護基-C(O)-R12である)
の化合物を得る工程;および
iv) 脱保護およびキャッピング(工程v〜vii)の反応シーケンスを繰り返し、式(2-II-d):


の化合物を得る工程
を含む、請求項22記載の化合物の作製方法。



【公表番号】特表2012−519185(P2012−519185A)
【公表日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−552218(P2011−552218)
【出願日】平成22年3月1日(2010.3.1)
【国際出願番号】PCT/US2010/025741
【国際公開番号】WO2010/099527
【国際公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【出願人】(503323970)エナンタ ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (25)
【Fターム(参考)】