説明

CXCR3アンタゴニスト活性を有する複素環式化合物

本出願は、化合物、または前記化合物の鏡像体、立体異性体、回転異性体、互変異性体、ラセミ体もしくはプロドラッグ、または前記化合物もしくは前記プロドラッグの薬学的に許容される塩、溶媒和物もしくはエステル(前記化合物は式1または式5に示す一般構造を有する)を開示する。式1の化合物を使用する、炎症性疾患(非限定的な例として乾癬がある)、自己免疫疾患(非限定的な例として、関節リウマチ、多発性硬化症がある)、移植片拒絶(非限定的な例として、同種移植片拒絶、異種移植片拒絶がある)、感染性疾患(例えば、類結核型ハンセン病)、固定薬疹、皮膚遅延型過敏性反応、眼炎、I型糖尿病、ウイルス性髄膜炎および腫瘍など、一定の疾患および状態の対症療法、治癒的療法、予防的療法など、ケモカイン媒介性疾患を治療する方法も開示する。



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式1に示す一般構造を有する化合物
【化41−1】

または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステル
[式中、
【化41−2】

は単結合または二重結合を表し、但し、ZおよびZ’を含む環は少なくとも1個の二重結合を含有し、
ZおよびZ’は、独立に、N、N(→O)、NOHまたはNRであり、
、RおよびRのそれぞれは、独立に、H、アルキル、アルキルアリール、アラルキル、−CN、−CF、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ヒドロキシアルキル、−C(=O)N(R30、−C(=O)アルキル、−OR30、−NR30S(=O)31、−N(R30、−C(R14)(R15)XRおよびGからなる群から選択され、但し、R、RおよびRは全てが同時にHであることはなく、
またはR、RおよびRのそれぞれは、それらが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、独立に、−(C=O)であり、
またはRおよびRは、それらが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、アリール環またはヘテロアリール環を形成し、
Xは、N、O、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヘテロシクレニルからなる群から選択され、
Gは、5員のヘテロアリールまたはヘテロシクレニルであって、前記ヘテロアリールまたはヘテロシクレニルの部分として少なくとも1個の−C=N−を部分含有する5員のヘテロアリールまたはヘテロシクレニルであり、前記ヘテロアリールまたはヘテロシクレニルは環に(即ち、環部分として)同じでも異なっていてもよい1個または複数の部分を場合によってさらに含有し、それぞれは、独立に、N、N(→O)、O、S、S(=O)およびS(=O)からなる群から選択され、さらに、前記ヘテロアリールまたはヘテロシクレニル環のそれぞれは、場合によって、独立に、1個または複数の環炭素原子上が1個または複数のR置換基で、あるいは1個または複数の環窒素原子上が1個または複数のR置換基で置換されており、前記RおよびR置換基は同じでも異なっていてもよく、
およびRは、独立に、存在しないか存在し、存在する場合、それぞれは独立に、H、アルキル、アルケニル、カルボニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキルアリール、アリールアルキル、アリール、アミノ、アルキルアミノ、アミジニル、カルボキサミド、シアノ、尿素、−CN、−N≡CH、=NCN、−(CHOH、−(CHOR31、−(CHNH、−(CHNHR31、−(CHN(R31、−(CHC(=O)NHR31、−(CHSO31、−(CHNHSO31、−(CHSONHR31、−C(=S)N(H)アルキル、−N(H)−S(O)−アルキル、−N(H)C(=O)N(H)−アルキル、−S(O)アルキル、−S(O)N(H)アルキル、−S(O)N(アルキル)、−S(O)アリール、−C(=S)N(H)シクロアルキル、−C(=O)N(H)NH、−C(=O)アルキル、−ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヘテロシクレニルからなる群から選択され、あるいは、XがNの場合、NはRおよびRと一緒になって、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたは−N=C(NHを形成し、
は、H、アルキル、アルキルアリール、アラルキル、−CF、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−C(=O)N(R30および−SO(R31)からなる群から選択され、
部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキルアリール、アリールアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−(CHOH、−(CHOR31、−(CHNH、−(CHNHR31、−(CHC(=O)NHR31、−(CHSO31、−(CHNSO31、−(CHC(=O)OR31および−(CHSONHR31からなる群から選択され、
部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキルアリール、アリールアルキル、アミジニル、アリール、シクロアルキル、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(=O)N(R30、−C(=S)N(R30、−C(=O)アルキル、−(CHOH、−(CHOR31、−(CHNH、−(CHNHR31、−(CHC(=O)NHR31、−(CHSO31、−(CHNSO31、−(CHSONHR31、−N(R30、−N(R30)S(O)R31、−N(R30)C(=O)N(R30、−OH、−OR30、−SO(R31)、−SON(R30、=Oおよび=Sからなる群から選択され、
10部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリル、アルキルアリール、アリールアルキル、−COH、−C(=O)N(R30、−(CHOH、−(CHOR31、−OH、−OR30、ハロゲン、=Oおよび−C(=O)R31からなる群から選択され、
11部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アルキルアリール、アリールアルキル、カルボキサミド、COH、−(CHOH、−(CHOR31、−OH、−OR30、ハロゲン、=Oおよび−C(=O)R31からなる群から選択され、
12は、H、アルキル、−CN、−C(=O)N(R30、−(CHOH、−(CHOR31および−S(=O)31からなる群から選択され、
環Dは、O、SまたはNから独立に選択された0〜4個のヘテロ原子を有する、5員から9員のシクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクレニルまたはヘテロシクリル環であり、環Dは、1〜5個の独立に選択されたR20部分で場合によって置換されており、
14およびR15は同じかまたは異なり、それぞれは、独立に、H、アルキル、アルキルアリール、ヘテロアリール、−CN、−OH、−OR30、アルキルアミノ、−N(H)S(=O)アルキルおよび−N(H)C(=O)N(H)アルキルからなる群から選択され、あるいは、R14およびR15は一緒になって、=O、=S、=NH、=N(アルキル)、=N(Oアルキル)、=N(OH)またはシクロアルキルであり、
20部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキルアリール、アルキニル、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオカルボキシ、アルキルヘテロアリール、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、アミノアルキル、アミジニル、アラルキル、アラルケニル、アラルコキシ、アラルコキシカルボニル、アラルキルチオ、アリール、アロイル、アリールオキシ、シアノ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ホルミル、グアニジニル、ハロ、ヒドロキシル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキサメート、ニトロ、−(CHOH、−(CHOR31、−(CHNH、−(CHNHR31、−(CHC(=O)NHR31、−(CHSO31、−(CHNSO31、−(CHSONHR31、−アルキニルC(R31OR31、−C(=O)R30、−C(=O)N(R30、−C(=NR30)NHR30、−C(=NOH)N(R30、−C(=NOR31)N(R30、−C(=O)OR30、−N(R30、−N(R30)C(=O)R31、−NHC(=O)N(R30、−N(R30)C(=O)OR31、−N(R30)C(=NCN)N(R30、−N(R30)C(=O)N(R30)SO(R31)、−N(R30)C(=O)N(R30、−NR30S(=O)31、−N(R30)S(O)N(R30、−OR30、−OC(=O)N(R30、−SR30、−SON(R30、−SO(R31)、−OSO(R31)および−OSi(R30からなる群から選択され、あるいは、2個のR20部分は一緒に結合して、5員または6員のアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成し、前記5員または6員のアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環は環Dに縮合し、この縮合環は0〜4個のR21部分で場合によって置換されており、
21部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキルアリール、アルキニル、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオカルボキシ、アルキルヘテロアリール、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、アミノアルキル、アミジニル、アラルキル、アラルケニル、アラルコキシ、アラルコキシカルボニル、アラルキルチオ、アリール、アロイル、アリールオキシ、カルボキサミド、シアノ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ホルミル、グアニジニル、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキサメート、ニトロ、−(CHOH、−(CHOR31、−(CHNH、−(CHNHR31、−(CHC(=O)NHR31、−(CHSO31、−(CHNSO31、−(CHSONHR31、−アルキニルC(R31OR31、−C(=O)R30、−C(=O)N(R30、−C(=NR30)NHR30、−C(=NOH)N(R30、−C(=NOR31)N(R30、−C(=O)OR30、−N(R30、−N(R30)C(=O)R31、−NHC(=O)N(R30、−N(R30)C(=O)OR31、−N(R30)C(=NCN)N(R30、−N(R30)C(=O)N(R30)SO(R31)、−N(R30)C(=O)N(R30、−N(R30)SO(R31)、−N(R30)S(O)N(R30、−OR30、−OC(=O)N(R30、−SR30、−SON(R30、−SO(R31)、−OSO(R31)および−OSi(R30からなる群から選択され、
Yは、共有結合、−(CR1313−、−CHR13C(=O)−、−(CHR13O−、−(CHR13N(R30)−、−C(=O)−、−C(=NR30)−、−C(=NOR30)−、−CH(C(=O)NHR30)−、CH−ヘテロアリール−、−C(R1313C(R13)=C(R13)−、−(CHR13C(=O)−および−(CHR13N(H)C(=O)−からなる群から選択され、あるいは、Yは、シクロアルキル、ヘテロシクレニルまたはヘテロシクリルであり、該シクロアルキル、ヘテロシクレニルまたはヘテロシクリルは環Dに縮合しており、
13部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、H、アルキル、アルキルアリール、シクロアルキル、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリル、スピロアルキル、−CN、−COH、−C(=O)R30、−C(=O)N(R30、−(CHR30OH、−(CHR30OR31、−(CHR30NH、−(CHR30NHR31、−(CHC(=O)NHR31、−(CHSO31、−(CHNSO31、−(CHSONHR31、−NH、−N(R30、−N(R30)C(=O)N(R30、−N(R30)SO(R31)、−OH、OR30、−SON(R30および−SO(R31)からなる群から選択され、
30部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、H、アルキル、アルキルアリール、アリール、アラルキル、シクロアルキル、CN、−(CHOH、−(CHOアルキル、−(CHOアルキルアリール、−(CHOアリール、−(CHOアラルキル、−(CHOシクロアルキル、−(CHNH、−(CHNHアルキル、−(CHN(アルキル)、−(CHNHアルキルアリール、−(CHNHアリール、−(CHNHアラルキル、−(CHNHシクロアルキル、−(CHC(=O)NHアルキル、−(CHC(=O)N(アルキル)、−(CHC(=O)NHアルキルアリール、−(CHC(=O)NHアリール、−(CHC(=O)NHアラルキル、−(CHC(=O)NHシクロアルキル、−(CHSOアルキル、−(CHSOアルキルアリール、−(CHSOアリール、−(CHSOアラルキル、−(CHSOシクロアルキル、−(CHNSOアルキル、−(CHNSOアルキルアリール、−(CHNSOアリール、−(CHNSOアラルキル、−(CHNSOシクロアルキル、−(CHSONHアルキル、−(CHSONHアルキルアリール、−(CHSONHアリール、−(CHSONHアラルキル、−(CHSONHシクロアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールからなる群から選択され、
31部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、アルキル、アルキルアリール、アリール、アラルキル、シクロアルキル、−(CHOH、−(CHOアルキル、−(CHOアルキルアリール、−(CHOアリール、−(CHOアラルキル、−(CHOシクロアルキル、−(CHNH、−(CHNHアルキル、−(CHN(アルキル)、−(CHNHアルキルアリール、−(CHNHアリール、−(CHNHアラルキル、−(CHNHシクロアルキル、−(CHC(=O)NHアルキル、−(CHC(=O)N(アルキル)、−(CHC(=O)NHアルキルアリール、−(CHC(=O)NHアリール、−(CHC(=O)NHアラルキル、−(CHC(=O)NHシクロアルキル、−(CHSOアルキル、−(CHSOアルキルアリール、−(CHSOアリール、−(CHSOアラルキル、−(CHSOシクロアルキル、−(CHNSOアルキル、−(CHNSOアルキルアリール、−(CHNSOアリール、−(CHNSOアラルキル、−(CHNSOシクロアルキル、−(CHSONHアルキル、−(CHSONHアルキルアリール、−(CHSONHアリール、−(CHSONHアラルキル、−(CHSONHシクロアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールからなる群から選択され、
mは0から4であり、
nは0から4であり、
各qは同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、1から5より選択され、
rは1から4であり、
但し、いずれの環にも2個の隣接する二重結合はなく、窒素が2個のアルキル基で置換されている場合、前記2個のアルキル基は場合によって互いに結合して環を形成し得る]。
【請求項2】
ZおよびZ’が独立にNまたはNRである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
ZがNであり、Z’がNまたはNRである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
が、アルキル、シクロアルキル、アラルキルまたはヘテロシクリルである、請求項1、2または3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
がメチルまたはシクロプロピルである、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
が、H、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシおよび−C(=O)N(R30からなる群から選択され、各R30が、独立に、Hまたはアルキルであり、またはRが、それが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、−C(=O)−である、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
が、H、F、Cl、アルキル、CF、−Oアルキル、−OCFおよび−C(=O)N(H)アルキルからなる群から選択され、またはRが、それが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、−C(=O)である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
が、H、Cl、CFおよび−C(=O)N(H)アルキルからなる群から選択され、またはRが、それが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、−C(=O)である、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
およびRが、独立に、H、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、−C(=O)N(R30およびGからなる群から選択され、各R30が、独立に、Hもしくはアルキルであり、またはRおよびRが、それらが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、アリールもしくはヘテロアリールである、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
およびRが、独立に、H、F、−CH、−CF、−OH、−OCH、−OCF、−C(=O)NHCH−アリール、オキサゾール、チアゾールおよびオキサジアゾールからなる群から選択され、−C(=O)NHCH−アリールの「アリール」部分、ならびに前記オキサゾール、チアゾールおよびオキサジアゾールのそれぞれが、場合によって置換されており、またはRおよびRが、それらが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、そのそれぞれが場合によって置換されているピリジルまたはイミダゾリルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
およびRが、独立に、H、−CH、−CFおよび−C(=O)NHCH−アリールからなる群から選択され、前記アリールは場合によって置換されており、あるいはRおよびRが、それらが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、そのそれぞれが場合によって置換されているピリジルまたはイミダゾリルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
mが1である、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
10がアルキルである、請求項1から12のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
10がメチルまたはエチルである、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
nがゼロである、請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
12がHである、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
Yが−(CR1313−および−C(=O)−からなる群から選択される、請求項1から16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
Yが−CH−または−C(=O)−である、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
環Dが、1から2個のN原子を有する5員から9員のアリール環またはヘテロアリール環であり、前記環Dは、ハロ、シアノ、アルキル、ヒドロキシ、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、−C(=O)N(R30、−NR30S(=O)31および−N(R30からなる群から独立に選択される1から5個のR20部分で場合によって置換されている、請求項1から18のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
環Dがフェニルまたはピリジルであり、環Dが、F、Cl、−CN、−OH、アルキル、−CF、−Oアルキル、−OCF、−C(=O)NHアルキル、−NHおよび−NHS(=O)アルキルからなる群から独立に選択される1から2個のR20部分で場合によって置換される、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
環Dがフェニルまたはピリジルであり、環Dが、F、Cl、−CN、−CF、−OCFおよび−NHからなる群から独立に選択される1〜2個のR20部分で場合によって置換されている、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
ZがNであり、Z’がNまたはNRであり、
がアルキルまたはシクロアルキルであり、
が、H、ハロ、ハロアルキルおよび−C(=O)N(R30からなる群から選択され、各R30は、独立に、Hまたはアルキルであり、またはRが、それが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、−C(=O)−であり、
およびRが、独立に、H、アルキル、ハロアルキル、−C(=O)N(R30およびGからなる群から選択され、各R30は、独立に、Hもしくはアルキルであり、またはRおよびRが、それらが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、ヘテロアリールであり、
10がアルキルであり、
mが1であり、
nがゼロであり、
12がHであり、
Yが−(CR1313−および−C(=O)−からなる群から選択され、
環Dが、1〜2個のN原子を有する5員から9員のアリール環またはヘテロアリール環であり、前記環Dは置換されていないか、ハロ、シアノ、アルキル、ヒドロキシ、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、−C(=O)N(R30、−NR30S(=O)31および−N(R30からなる群から独立に選択される1〜5個のR20部分で置換されている、
請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
がアルキルまたはシクロアルキルであり、
が、H、F、Cl、アルキル、CF、−Oアルキル、−OCFおよび−C(=O)NHアルキルからなる群から選択され、またはRが、それが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、−C(=O)であり、
およびRが、独立に、H、F、−アルキル、−CF、−OH、−Oアルキル、−OCF、−C(=O)NHCH−アリールおよびGからなる群から選択され、前記アリールは場合によって置換されており、またはRおよびRが、それらが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、そのそれぞれが場合によって置換されているピリジルまたはイミダゾリルであり、
10がアルキルであり、
Yが−CH−または−C(=O)−であり、
環Dがフェニルまたはピリジルであり、環Dが、F、Cl、−CN、−OH、アルキル、CF、−Oアルキル、−OCF、−C(=O)NHアルキル、−NHおよび−NHS(=O)アルキルからなる群から独立に選択される1〜2個のR20部分で場合によって置換されている、
請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
がメチルまたはシクロプロピルであり、
が、H、Cl、−CFおよび−C(=O)NHアルキルからなる群から選択され、またはRが、それが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、−C(=O)であり、
およびRが、独立に、H、アルキル、−CF、−C(=O)NHCH−アリール、オキサゾール、チアゾールおよびオキサジアゾールからなる群から選択され、前記アリール、オキサゾール、チアゾールおよびオキサジアゾールのそれぞれは、場合によって置換されており、あるいはRおよびRが、それらが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、そのそれぞれが場合によって置換されているピリジルまたはイミダゾリルであり、
10がアルキルであり、
Yが−CH−または−C(=O)−であり、
環Dがフェニルまたはピリジルであり、環Dが、F、Cl、CH、−CN、−CF、−OCFおよび−NHからなる群から独立に選択される1〜2個のR20部分で場合によって置換されている、
請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
構造式2で表される、請求項1、23および24のいずれか一項に記載の化合物
【化42】

または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項26】
構造式3で表される、請求項1、23および24のいずれか一項に記載の化合物
【化43】

または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項27】
式(IV)が式4で表される、請求項26に記載の化合物
【化44】

または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステル。
【請求項28】
【化45】

からなる群から選択される請求項1、および23から25のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。
【請求項29】
【化46】

【化47】

からなる群から選択される請求項1、および26から27のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。
【請求項30】
式5の化合物
【化48】

または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステル
[式中、
は、H、アルキル、アルキルアリール、アラルキル、−CF、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−C(=O)N(R30およびSO(R31)からなる群から選択され、
は、H、アルキル、アルキルアリール、アラルキル、−CN、CF、ハロアルキル、シクロアルキル、ハロ、ヒドロキシアルキル、−C(=O)N(R30、−C(=O)アルキル、−OR30、−NR30S(=O)31、−N(R30、−C(R14)(R15)−XRおよびGからなる群から選択され、
Xは、N、O、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヘテロシクレニルからなる群から選択され、
Gは、5員のヘテロアリールまたはヘテロシクレニルであって、前記ヘテロアリールまたはヘテロシクレニルの部分として少なくとも1個の−C=N−を部分含有する5員のヘテロアリールまたはヘテロシクレニルであり、前記ヘテロアリールまたはヘテロシクレニルは環に(即ち、環部分として)同じでも異なっていてもよい1個または複数の部分を場合によってさらに含有し、それぞれは、独立に、N、N(→O)、O、S、S(=O)およびS(=O)からなる群から選択され、さらに、前記ヘテロアリールまたはヘテロシクレニル環のそれぞれは、場合によって、独立に、1個または複数の環炭素原子上が1個または複数のR置換基で、あるいは1個または複数の環窒素原子上が1個または複数のR置換基で置換されており、前記RおよびR置換基は同じでも異なっていてもよく、
およびRは、独立に、存在しないか存在し、存在する場合、それぞれは独立に、H、アルキル、アルケニル、カルボニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルキルアリール、アリールアルキル、アリール、アミノ、アルキルアミノ、アミジニル、カルボキサミド、シアノ、尿素、−CN、−(+)N≡CH、=NCN、−(CHOH、−(CHOR31、−(CHNH、−(CHNHR31、−(CHN(R31、−(CHC(=O)NHR31、−(CHSO31、−(CHNHSO31、−(CHSONHR31、−C(=S)N(H)アルキル、−N(H)−S(O)−アルキル、−N(H)C(=O)N(H)−アルキル、−S(O)アルキル、−S(O)N(H)アルキル、−S(O)N(アルキル)、−S(O)アリール、−C(=S)N(H)シクロアルキル、−C(=O)N(H)NH、−C(=O)アルキル、−ヘテロアリール、ヘテロシクリルおよびヘテロシクレニルからなる群から選択され、あるいは、XがNの場合、NはRおよびRと一緒になって、ヘテロシクリル、ヘテロアリールまたは−N=C(NHを形成し、
部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキルアリール、アリールアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−(CHOH、−(CHOR31、−(CHNH、−(CHNHR31、−(CHC(=O)NHR31、−(CHSO31、−(CHNSO31、−(CHC(=O)OR31および−(CHSONHR31からなる群から選択され、
部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキルアリール、アリールアルキル、アミジニル、アリール、シクロアルキル、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(=O)N(R30、−C(=S)N(R30、−C(=O)アルキル、−(CHOH、−(CHOR31、−(CHNH、−(CHNHR31、−(CHC(=O)NHR31、−(CHSO31、−(CHNSO31、−(CHSONHR31、−N(R30、−N(R30)S(O)R31、−N(R30)C(=O)N(R30、−OH、−OR30、−SO(R31)、−SON(R30、=Oおよび=Sからなる群から選択され、
10は、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリル、アルキルアリール、アリールアルキル、−COH、−C(=O)N(R30、−(CHOH、−(CHOR31、−OH、−OR30、ハロゲン、=Oおよび−C(=O)R31からなる群から選択され、
環Dは、O、SまたはNから独立に選択された0〜4個のヘテロ原子を有する、5員から9員のシクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクレニルまたはヘテロシクリル環であり、環Dは、1〜5個の独立に選択されたR20部分で場合によって置換されており、
14およびR15は同じかまたは異なり、それぞれは、独立に、H、アルキル、アルキルアリール、ヘテロアリール、−CN、−OH、−OR30、アルキルアミノ、−N(H)S(=O)アルキルおよび−N(H)C(=O)N(H)アルキルからなる群から選択され、あるいは、R14およびR15は一緒になって、=O、=S、=NH、=N(アルキル)、=N(Oアルキル)、=N(OH)またはシクロアルキルであり、
20部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキルアリール、アルキニル、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオカルボキシ、アルキルヘテロアリール、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、アミノアルキル、アミジニル、アラルキル、アラルケニル、アラルコキシ、アラルコキシカルボニル、アラルキルチオ、アリール、アロイル、アリールオキシ、シアノ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ホルミル、グアニジニル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキサメート、ニトロ、−(CHOH、−(CHOR31、−(CHNH、−(CHNHR31、−(CHC(=O)NHR31、−(CHSO31、−(CHNSO31、−(CHSONHR31、−アルキニルC(R31OR31、−C(=O)R30、−C(=O)N(R30、−C(=NR30)NHR30、−C(=NOH)N(R30、−C(=NOR31)N(R30、−C(=O)OR30、−N(R30、−N(R30)C(=O)R31、−NHC(=O)N(R30、−N(R30)C(=O)OR31、−N(R30)C(=NCN)N(R30、−N(R30)C(=O)N(R30)SO(R31)、−N(R30)C(=O)N(R30、−N(R30)SO(R31)、−N(R30)S(O)N(R30、−OR30、−OC(=O)N(R30、−SR30、−SON(R30、−SO(R31)、−OSO(R31)および−OSi(R30からなる群から選択され、あるいは、2個のR20部分は一緒に結合して、5員または6員のアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成し、前記5員または6員のアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環は環Dに縮合し、この縮合環は0〜4個のR21部分で場合によって置換されており、
21部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、H、アルキル、アルケニル、アルキルアリール、アルキニル、アルコキシ、アルキルアミノ、アルキルチオカルボキシ、アルキルヘテロアリール、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルコキシカルボニル、アミノアルキル、アミジニル、アラルキル、アラルケニル、アラルコキシ、アラルコキシカルボニル、アラルキルチオ、アリール、アロイル、アリールオキシ、カルボキサミド、シアノ、シクロアルキル、シクロアルケニル、ホルミル、グアニジニル、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキサメート、ニトロ、−(CHOH、−(CHOR31、−(CHNH、−(CHNHR31、−(CHC(=O)NHR31、−(CHSO31、−(CHNSO31、−(CHSONHR31、−アルキニルC(R31OR31、−C(=O)R30、−C(=O)N(R30、−C(=NR30)NHR30、−C(=NOH)N(R30、−C(=NOR31)N(R30、−C(=O)OR30、−N(R30、−N(R30)C(=O)R31、−NHC(=O)N(R30、−N(R30)C(=O)OR31、−N(R30)C(=NCN)N(R30、−N(R30)C(=O)N(R30)SO(R31)、−N(R30)C(=O)N(R30、−N(R30)SO(R31)、−N(R30)S(O)N(R30、−OR30、−OC(=O)N(R30、−SR30、−SON(R30、−SO(R31)、−OSO(R31)および−OSi(R30からなる群から選択され、
Yは、共有結合、−(CR1313−、−CHR13C(=O)−、−(CHR13O−、−(CHR13N(R30)−、−C(=O)−、−C(=NR30)−、−C(=N−OR30)−、−CH(C(=O)NHR30)−、CH−ヘテロアリール−、−C(R1313C(R13)=C(R13)−、−(CHR13C(=O)−および−(CHR13N(H)C(=O)−からなる群から選択され、あるいは、Yは、シクロアルキル、ヘテロシクレニルまたはヘテロシクリルであり、シクロアルキル、ヘテロシクレニルまたはヘテロシクリルは環Dに縮合しており、
30部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、H、アルキル、アルキルアリール、アリール、アラルキル、シクロアルキル、CN、−(CHOH、−(CHOアルキル、−(CHOアルキルアリール、−(CHOアリール、−(CHOアラルキル、−(CHOシクロアルキル、−(CHNH、−(CHNHアルキル、−(CHN(アルキル)、−(CHNHアルキルアリール、−(CHNHアリール、−(CHNHアラルキル、−(CHNHシクロアルキル、−(CHC(=O)NHアルキル、−(CHC(=O)N(アルキル)、−(CHC(=O)NHアルキルアリール、−(CHC(=O)NHアリール、−(CHC(=O)NHアラルキル、−(CHC(=O)NHシクロアルキル、−(CHSOアルキル、−(CHSOアルキルアリール、−(CHSOアリール、−(CHSOアラルキル、−(CHSOシクロアルキル、−(CHNSOアルキル、−(CHNSOアルキルアリール、−(CHNSOアリール、−(CHNSOアラルキル、−(CHNSOシクロアルキル、−(CHSONHアルキル、−(CHSONHアルキルアリール、−(CHSONHアリール、−(CHSONHアラルキル、−(CHSONHシクロアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールからなる群から選択され、
31部分は同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、アルキル、アルキルアリール、アリール、アラルキル、シクロアルキル、−(CHOH、−(CHOアルキル、−(CHOアルキルアリール、−(CHOアリール、−(CHOアラルキル、−(CHOシクロアルキル、−(CHNH、−(CHNHアルキル、−(CHN(アルキル)、−(CHNHアルキルアリール、−(CHNHアリール、−(CHNHアラルキル、−(CHNHシクロアルキル、−(CHC(=O)NHアルキル、−(CHC(=O)N(アルキル)、−(CHC(=O)NHアルキルアリール、−(CHC(=O)NHアリール、−(CHC(=O)NHアラルキル、−(CHC(=O)NHシクロアルキル、−(CHSOアルキル、−(CHSOアルキルアリール、−(CHSOアリール、−(CHSOアラルキル、−(CHSOシクロアルキル、−(CHNSOアルキル、−(CHNSOアルキルアリール、−(CHNSOアリール、−(CHNSOアラルキル、−(CHNSOシクロアルキル、−(CHSONHアルキル、−(CHSONHアルキルアリール、−(CHSONHアリール、−(CHSONHアラルキル、−(CHSONHシクロアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールからなる群から選択され、
各qは同じでも異なっていてもよく、それぞれは、独立に、1から5から選択され、
rは1から4であり、
但し、いずれの環にも2個の隣接する二重結合はなく、窒素が2個のアルキル基で置換されている場合、前記2個のアルキル基は場合によって互いに結合して環を形成し得る]。
【請求項31】
が、アルキル、シクロアルキル、アラルキルまたはヘテロシクリルである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
がメチルまたはシクロプロピルである、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
が、H、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシおよび−C(=O)N(R30からなる群から選択され、各R30は、独立に、Hまたはアルキルであり、またはRが、それが結合している炭素原子と一緒になって、−C(=O)−である、請求項30から32のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項34】
が、H、F、Cl、アルキル、CF、−Oアルキル、−OCFおよび−C(=O)NHアルキルからなる群から選択され、またはRが、それが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、−C(=O)である、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
10がアルキルまたはシクロアルキルである、請求項30から32のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項36】
10がメチルまたはエチルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
Yが、−(CR1313−および−C(=O)−からなる群から選択される、請求項30から34のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項38】
Yが−CH−または−C(=O)−である、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
環Dが、1〜2個のN原子を有する5員から9員のアリール環またはヘテロアリール環であり、前記環Dが、ハロ、シアノ、アルキル、ヒドロキシ、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、−C(=O)N(R30、−NR30S(=O)31および−N(R30からなる群から独立に選択される1〜5個のR20部分で場合によって置換されている、請求項30から38のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項40】
環Dが、フェニルまたはピリジルであり、環Dが、F、Cl、−CN、−OH、−アルキル、CF、−Oアルキル、−OCF、−C(=O)NHアルキル、−NHおよび−NHS(=O)アルキルからなる群から独立に選択される1〜2個のR20部分で場合によって置換されている、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
がアルキルまたはシクロアルキルであり、
が、H、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシおよび−C(=O)N(R30からなる群から選択され、各R30は、独立に、Hまたはアルキルであり、またはRが、それが結合している炭素原子と一緒になって、−C(=O)−であり、
10がアルキルであり、
Yが、−(CR1313−および−C(=O)−からなる群から選択され、
環Dが、1〜2個のN原子を有する5員から9員のアリール環またはヘテロアリール環であり、前記環Dが、ハロ、シアノ、アルキル、ヒドロキシ、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、−C(=O)N(R30、−NR30S(=O)31および−N(R30からなる群から独立に選択される1〜5個のR20部分で場合によって置換されている、
請求項30に記載の化合物。
【請求項42】
がメチルまたはシクロプロピルであり、
が、H、F、Cl、アルキル、CF、−Oアルキル、−OCFおよび−C(=O)NHアルキルからなる群から選択され、またはRが、それが結合していることが示されている炭素原子と一緒になって、−C(=O)であり、
10がメチルまたはエチルであり、
Yが−CH−または−C(=O)−であり、
環Dがフェニルまたはピリジルであり、環Dが、F、Cl、−CN、−OH、アルキル、CF、−Oアルキル、−OCF、−C(=O)NHアルキル、−NHおよび−NHS(=O)アルキルからなる群から独立に選択される1〜2個のR20部分で場合によって置換されている、
請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
【化49】

である請求項30、および41から42のいずれか一項に記載の化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。
【請求項44】
精製した形態である、請求項1、22から30、および41から43のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項45】
少なくとも1種の薬学的に許容される担体と組み合わせた、請求項1、28から30、および43のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステルを含む医薬組成物。
【請求項46】
CXCR3ケモカイン受容体媒介性疾患を治療するための少なくとも1種の追加の作用物質、薬物、医薬品、抗体および/または阻害剤をさらに含む、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項47】
CXCR3ケモカイン受容体媒介性疾患の治療を必要とする患者のCXCR3ケモカイン受容体媒介性疾患を治療する方法であって、治療有効量の請求項1、28から30、および43のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステルを患者に投与することを含む方法。
【請求項48】
薬学的に許容される担体と組み合わせてCXCR3ケモカイン受容体媒介性疾患を治療するための少なくとも1種の追加の作用物質、薬物、医薬品、抗体および/または阻害剤を同時にまたは連続的に投与することをさらに含む、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記化合物がCXCR3受容体に結合する、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
疾患修飾性抗リウマチ薬、非ステロイド性抗炎症薬、COX−2選択的阻害剤、COX−1阻害剤、免疫抑制剤、ステロイド、βアゴニスト、ムスカリンアンタゴニスト、PDE IV阻害剤、抗TNFα化合物、TNFαコンバターゼ阻害剤、サイトカイン阻害剤、MMP阻害剤、グルココルチコイド、コルチコステロイド、ケモカイン阻害剤、CB2選択的阻害剤、p38阻害剤、生体応答調節剤、抗炎症剤および治療剤からなる群から選択される少なくとも1種の医薬品を同時にまたは連続的に投与することをさらに含む、請求項47に記載の方法。
【請求項51】
前記疾患が炎症性または免疫性疾患である、請求項47に記載の方法。
【請求項52】
前記炎症性または免疫性疾患が、神経変性疾患、多発性硬化症、全身性紅斑性狼瘡、関節リウマチ、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、若年性関節リウマチ、アテローム性動脈硬化症、血管炎、慢性心不全、虚血性脳血管疾患、脳炎、髄膜炎、肝炎、腎炎、糸球体腎炎、敗血症、サルコイドーシス、乾癬、湿疹、蕁麻疹、I型糖尿病、喘息、結膜炎、眼炎、耳炎、アレルギー性鼻炎、慢性閉塞性肺疾患、副鼻腔炎、皮膚炎、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、ベーチェット症候群、肺線維症、子宮内膜症、痛風、癌、悪液質、ウイルス感染症、細菌感染症、臓器移植状態、皮膚移植状態および移植片対宿主病からなる群から選択される、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
T細胞媒介性ケモタキシスを阻害または遮断する治療を必要とする患者のT細胞媒介性ケモタキシスを阻害または遮断する方法であって、治療有効量の請求項1、28から30、および43のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステルを該患者に投与することを含む方法。
【請求項54】
炎症性腸疾患の治療を必要とする患者の炎症性腸疾患を治療する方法であって、治療有効量の請求項1、28から30、および43のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステルを該患者に投与することを含む方法。
【請求項55】
スルファサラジン、5−アミノサリチル酸、スルファピリジン、抗TNF化合物、抗IL−12化合物、コルチコステロイド、グルココルチコイド、T細胞受容体向け治療剤、免疫抑制剤、メトトレキセート、アザチオプリンおよび6−メルカプトプリンからなる群から選択される少なくとも1種の化合物を同時にまたは連続的に投与することをさらに含む、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
移植片拒絶を治療または予防する治療を必要とする患者の移植片拒絶を治療または予防する方法であって、治療有効量の請求項1、28から30、および43のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステルを該患者に投与することを含む方法。
【請求項57】
シクロスポリンA、FK−506、FTY720、βインターフェロン、ラパマイシン、ミコフェノレート、プレドニソロン、アザチオプレン、シクロホスファミドおよび抗リンパ球グロブリンからなる群から選択される少なくとも1種の化合物を同時にまたは連続的に投与することをさらに含む、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
多発性硬化症の治療を必要とする患者の多発性硬化症を治療する方法であって、治療有効量の:(a)請求項1、28から30、および43のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステルを、(b)βインターフェロン、酢酸グラチラマー、グルココルチコイド、グルココルチコイド、メトトレキセート、アゾチオプリン、ミトキサントロン、VLA−4阻害剤、FTY720、抗IL−12化合物およびCB2選択的阻害剤からなる群から選択される少なくとも1種の化合物と同時にまたは連続的に該患者に投与することを含む方法。
【請求項59】
多発性硬化症の治療を必要とする患者の多発性硬化症を治療する方法であって、治療有効量の:a)請求項1、28から30、および43のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステルを、(b)メトトレキセート、シクロスポリン、レフルノミド、スルファサラジン、コルチコステロイド、βメタゾン、βインターフェロン、酢酸グラチラマー、プレドニゾン、エタネルセプトおよびインフリキシマブからなる群から選択される少なくとも1種の化合物と同時にまたは連続的に該患者に投与することを含む方法。
【請求項60】
関節リウマチの治療を必要とする患者の関節リウマチを治療する方法であって、治療有効量の:(a)請求項1、28から30、および43のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステルを、(b)非ステロイド性抗炎症剤、COX−2阻害剤、COX−1阻害剤、免疫抑制剤、シクロスポリン、メトトレキセート、ステロイド、PDE IV阻害剤、抗TNFα化合物、MMP阻害剤、コルチコステロイド、グルココルチコイド、ケモカイン阻害剤、CB2選択的阻害剤、カスパーゼ(ICE)阻害剤および関節リウマチの治療に指示される化合物のその他のクラスからなる群から選択される少なくとも1種の化合物と同時にまたは連続的に該患者に投与することを含む方法。
【請求項61】
乾癬の治療を必要とする患者の乾癬を治療する方法であって、治療有効量の:a)請求項1、28から30、および43のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステルを、(b)免疫抑制剤、シクロスポリン、メトトレキセート、ステロイド、コルチコステロイド、抗TNFα化合物、抗IL化合物、抗IL−23化合物、ビタミンAおよびD化合物、ならびにフマレートからなる群から選択される少なくとも1種の化合物と同時にまたは連続的に該患者に投与することを含む方法。
【請求項62】
眼炎またはドライアイの治療を必要とする患者の眼炎またはドライアイを治療する方法であって、治療有効量の:a)請求項1、28から30、および43のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物、または薬学的に許容されるその塩、溶媒和物もしくはエステルを、(b)免疫抑制剤、シクロスポリン、メトトレキセート、FK506、ステロイド、コルチコステロイドおよび抗TNFα化合物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物と同時にまたは連続的に該患者に投与することを含む方法。
【請求項63】
疾患修飾性抗リウマチ薬、非ステロイド性抗炎症薬、COX−2選択的阻害剤、COX−1阻害剤、免疫抑制剤、ステロイド、βアゴニスト、ムスカリンアンタゴニスト、PDE IV阻害剤、抗TNFα化合物、TNFαコンバターゼ阻害剤、サイトカイン阻害剤、MMP阻害剤、グルココルチコイド、コルチコステロイド、ケモカイン阻害剤、CB2選択的阻害剤、p38阻害剤、生体応答調節剤、抗炎症剤および治療剤からなる群から選択される少なくとも1種の医薬品を同時にまたは連続的に該患者に投与することをさらに含む、請求項52に記載の方法。

【公表番号】特表2010−513520(P2010−513520A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−542918(P2009−542918)
【出願日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際出願番号】PCT/US2007/026039
【国際公開番号】WO2008/079279
【国際公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【出願人】(501249331)ファーマコピア, インコーポレイテッド (12)
【Fターム(参考)】