説明

HIVインテグラーゼ阻害活性を有する多環性カルバモイルピリドン誘導体

本発明は、抗ウイルス作用、特にHIVインテグラーゼ阻害活性を有する以下の新規化合物(I)、及びそれを含有する医薬、特に抗HIV薬、並びにそれらの製造法および中間体を提供する。


(式中、
1は、NR
は、水素または低級アルキル;
Xは、単結合、O、S、SO、SOおよびNHから選択されるヘテロ原子基、または該ヘテロ原子基が介在していてもよい低級アルキレンもしくは低級アルケニレン;
は、置換されていてもよいアリール;
は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換されていてもよい低級アルキル等;
およびZは一緒になって環を形成し、多環性化合物(例えば、3環性または4環性化合物を含む)を形成する。)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

(式中、
Z1は、NR
は水素、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル低級アルキル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルコキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリール低級アルキル、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよい複素環式基低級アルキル、置換されていてもよい複素環式基オキシ、ヒドロキシ、置換されていてもよいアミノ、置換されていてもよいリン酸残基、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアリール、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアラルキル、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたヒドロキシ、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアミノ、または置換されていてもよいリン酸残基で置換された低級アルキル(該低級アルキルは、CO、O、S、SO、SO、NRa(Raは水素または低級アルキル)、−N=および=N−からなる群から選択されるヘテロ原子基が介在していてもよい))、OまたはCH2
Zは、O、S、SO、SO、NR(Rは水素、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル低級アルキル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルコキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリール低級アルキル、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよい複素環式基低級アルキル、置換されていてもよい複素環式基オキシ、ヒドロキシ、置換されていてもよいアミノ、置換されていてもよいリン酸残基、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアリール、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアラルキル、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたヒドロキシ、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアミノ、または置換されていてもよいリン酸残基で置換された低級アルキル(該低級アルキルは、CO、O、S、SO、SO、NR(RはRとは独立してRと同一の置換基群から選択される)、−N=および=N−からなる群から選択されるヘテロ原子基が介在していてもよい))、−N=および=N−からなる群から選択されるヘテロ原子基が介在していてもよい、置換されていてもよい低級アルキレンまたは置換されていてもよい低級アルケニレン;
は、水素または低級アルキル;
Xは、単結合、O、S、SO、SOおよびNHから選択されるヘテロ原子基、または該ヘテロ原子基が介在していてもよい低級アルキレンもしくは低級アルケニレン;
は、置換されていてもよいアリール;
は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルコキシ、置換されていてもよい低級アルケニルオキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよい複素環式基オキシ基、または置換されていてもよいアミノ;
はZ部分と一緒になって環を形成してもよく、このとき、化合物(I)は以下の式(I−1)または(I−11)で示される:
【化2】

(式中、
A環は置換されていてもよい複素環;R14およびRは、それぞれ独立して水素、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル低級アルキル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルコキシ、置換されていてもよい低級アルケニルオキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリール低級アルキル、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよい複素環式基低級アルキル、置換されていてもよい複素環式基オキシ、置換されていてもよいリン酸残基、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアリール、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアラルキル、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたヒドロキシ、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアミノ、または置換されていてもよいリン酸残基で置換された低級アルキル(該低級アルキルは、O、S、SO、SO、NR(RはRとは独立してRと同一の置換基群から選択される)、−N=および=N−からなる群から選択されるヘテロ原子基が介在していてもよい)、ヒドロキシ、置換されていてもよいアミノ、置換されていてもよい低級アルキルカルボニル、置換されていてもよいシクロアルキルカルボニル、置換されていてもよいシクロアルキル低級アルキルカルボニル、置換されていてもよい低級アルコキシカルボニル、置換されていてもよいアリールカルボニル、置換されていてもよいアリール低級アルキルカルボニル、置換されていてもよいアリールオキシカルボニル、置換されていてもよい複素環式基カルボニル、置換されていてもよい複素環式基低級アルキルカルボニル、置換されていてもよい複素環式基オキシカルボニル、または置換されていてもよいアミノカルボニル;破線は結合の存在または非存在を示す;
但し、破線が結合の存在を示す場合、Rは存在しない;
は、水素または低級アルキル;
Xは、単結合、O、S、SO、SOおよびNHから選択されるヘテロ原子基、または該ヘテロ原子基が介在していてもよい低級アルキレンもしくは低級アルケニレン;
は、置換されていてもよいアリール;
は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルコキシ、置換されていてもよい低級アルケニルオキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよい複素環式基オキシ基、または置換されていてもよいアミノ)
【化3】

(式中、
D環は置換されていてもよい複素環;
は、水素または低級アルキル;
Xは、単結合、O、S、SO、SOおよびNHから選択されるヘテロ原子基、または該ヘテロ原子基が介在していてもよい低級アルキレンもしくは低級アルケニレン;
は、置換されていてもよいアリール;
は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルコキシ、置換されていてもよい低級アルケニルオキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよい複素環式基オキシ基、または置換されていてもよいアミノ))、
で示される化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項2】
は、水素である、請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項3】
Xは、低級アルキレン;Rは、フェニル、または少なくともハロゲンで置換されたフェニルである、請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項4】
は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルケニルオキシまたは置換されていてもよいアミノである、請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項5】
は水素である、請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項6】
は、水素または低級アルキル;Xは、低級アルキレン;Rはフェニル、または少なくともハロゲンで置換されたフェニル;Rは水素、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルケニルオキシまたは置換されていてもよいアミノである、請求項1記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項7】
式:
【化4】

(式中、
A環は置換されていてもよい複素環;
R14およびRは、それぞれ独立して、水素、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル低級アルキル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルコキシ、置換されていてもよい低級アルケニルオキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリール低級アルキル、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよい複素環式基低級アルキル、置換されていてもよい複素環式基オキシ、置換されていてもよいリン酸残基、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアリール、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアラルキル、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたヒドロキシ、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアミノ、または置換されていてもよいリン酸残基で置換された低級アルキル(該低級アルキルは、O、S、SO、SO、NR(RはRとは独立してRと同一の置換基群から選択される)、−N=および=N−からなる群から選択されるヘテロ原子基が介在していてもよい)、ヒドロキシ、置換されていてもよいアミノ、置換されていてもよい低級アルキルカルボニル、置換されていてもよいシクロアルキルカルボニル、置換されていてもよいシクロアルキル低級アルキルカルボニル、置換されていてもよい低級アルコキシカルボニル、置換されていてもよいアリールカルボニル、置換されていてもよいアリール低級アルキルカルボニル、置換されていてもよいアリールオキシカルボニル、置換されていてもよい複素環式基カルボニル、置換されていてもよい複素環式基低級アルキルカルボニル、置換されていてもよい複素環式基オキシカルボニル、または置換されていてもよいアミノカルボニル;破線は結合の存在または非存在を示す;
但し、破線が結合の存在を示す場合、Rは存在しない;
は、水素または低級アルキル;
Xは、単結合、O、S、SO、SOおよびNHから選択されるヘテロ原子基、または該ヘテロ原子基が介在していてもよい低級アルキレンもしくは低級アルケニレン;
は、置換されていてもよいアリール;
は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルコキシ、置換されていてもよい低級アルケニルオキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよい複素環式基オキシ基、または置換されていてもよいアミノ)
で示される、化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項8】
は、水素または低級アルキル;Xは、低級アルキレン;Rは、フェニル、または少なくともハロゲンで置換されたフェニル;Rは水素、ハロゲン、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルケニルオキシまたは置換されていてもよいアミノである、請求項7記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項9】
破線は結合の非存在を示す、請求項7記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項10】
は水素;R14は水素または置換されていてもよい低級アルキルである、請求項7記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項11】
A環は、置換されていてもよく、かつ縮合していてもよく、1〜2個のヘテロ原子を含有する5〜7員の複素環である、請求項7記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項12】
式:
【化5】

(式中、
A環は、置換されていてもよく、かつ縮合していてもよい、1〜2個のヘテロ原子を含有する5〜7員の複素環;
* で示される不斉炭素の立体化学は、R- もしくは S- 配置、またはそれらの混合を示す;
R14およびRは、それぞれ独立して水素、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル低級アルキル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルコキシ、置換されていてもよい低級アルケニルオキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリール低級アルキル、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよい複素環式基低級アルキル、置換されていてもよい複素環式基オキシ、置換されていてもよいリン酸残基、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアリール、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアラルキル、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたヒドロキシ、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアミノ、または置換されていてもよいリン酸残基で置換された低級アルキル(該低級アルキルは、O、S、SO、SO、NR(RはRとは独立してRと同一の置換基群から選択される)、−N=および=N−からなる群から選択されるヘテロ原子基が介在していてもよい)、ヒドロキシ、置換されていてもよいアミノ、置換されていてもよい低級アルキルカルボニル、置換されていてもよいシクロアルキルカルボニル、置換されていてもよいシクロアルキル低級アルキルカルボニル、置換されていてもよい低級アルコキシカルボニル、置換されていてもよいアリールカルボニル、置換されていてもよいアリール低級アルキルカルボニル、置換されていてもよいアリールオキシカルボニル、置換されていてもよい複素環式基カルボニル、置換されていてもよい複素環式基低級アルキルカルボニル、置換されていてもよい複素環式基オキシカルボニル、または置換されていてもよいアミノカルボニル;
は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルコキシ、置換されていてもよい低級アルケニルオキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよい複素環式基オキシ基、または置換されていてもよいアミノ)、その製薬上許容される塩、または
は、水素または低級アルキル;
Rは、独立してハロゲンおよび置換基群S1から選択される;
置換基群S1(:置換されていてもよいリン酸残基、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアリール、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアラルキル、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたヒドロキシ、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアミノ、置換されていてもよいリン酸残基で置換された低級アルキル(該低級アルキルは、CO、O、S、SO、SO、NR(Rは水素または低級アルキル)、−N=および=N−からなる群から選択されるヘテロ原子基が介在していてもよい)、低級アルコキシ低級アルキル、モノもしくはジ低級アルキルで置換されていてもよいアミノ低級アルキル、ハロゲン化低級アルキル、低級アルコキシ、モノもしくはジ低級アルキルで置換されていてもよいカルバモイル、置換されていてもよい低級アルキルスルホニルアミノ、ハロゲン化低級アルコキシ、ヒドロキシ低級アルキル)
mは、0〜3の整数)で示される化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項13】
RX および R14 がそれぞれ独立して、水素または置換されていてもよい低級アルキルである、請求項12記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項14】
RX および R14 が共に水素である、請求項12記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項15】
R3 が水素である、請求項12記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項16】
mが0〜3の整数であり、少なくとも1つのRはハロゲンである、請求項12記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項17】
A環が以下のいずれかである、請求項7または請求項12記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【化6】

(式中、R20 〜 R40 は、 それぞれ独立して置換基群S2から選択される基であるか、または同一炭素原子に結合するR20 〜 R40 のいずれか2個の基は、該炭素原子と一緒になって置換されていてもよい炭素環または置換されていてもよい複素環を形成してもよく; または (R20 およびR22), (R23 およびR24), (R25 およびR26), (R27 およびR29), (R30 およびR31), (R32 およびR34), (R35 およびR36), (R37 およびR38), および (R39 およびR40)の各組合わせは、隣接原子と一緒になって置換されていてもよい炭素環または置換されていてもよい複素環を形成してもよい。
置換基群S2:水素、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル低級アルキル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルコキシ、置換されていてもよい低級アルケニルオキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリール低級アルキル、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよい複素環式基低級アルキル、置換されていてもよい複素環式基オキシ、ヒドロキシ、置換されていてもよいアミノ、置換されていてもよい低級アルキルカルボニル、置換されていてもよいシクロアルキルカルボニル、置換されていてもよいシクロアルキル低級アルキルカルボニル、置換されていてもよい低級アルコキシカルボニル、置換されていてもよいアリールカルボニル、置換されていてもよいアリール低級アルキルカルボニル、置換されていてもよいアリールオキシカルボニル、置換されていてもよい複素環式基カルボニル、置換されていてもよい複素環式基低級アルキルカルボニル、置換されていてもよい複素環式基オキシカルボニル、置換されていてもよいアミノカルボニル、置換されていてもよいリン酸残基、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアリール,置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアラルキル、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたヒドロキシ、置換されていてもよいリン酸残基で置換されたアミノ、または置換されていてもよいリン酸残基で置換された低級アルキル(該低級アルキルは、CO、O、S、SO、SO、NR(RはRとは独立してRと同一の置換基群から選択される)、−N=および=N−からなる群から選択されるヘテロ原子基が介在していてもよい)
* で示される不斉炭素の立体化学は、R- もしくは S- 配置、またはそれらの混合を示す)
【請求項18】
R20 〜 R40 はそれぞれ独立して、水素または置換された低級アルキルであるか、または同一炭素原子に結合するR20 〜 R40 のいずれか2個の基は、該原子と一緒になって置換されていてもよい3〜7員炭素環または置換されていてもよい3〜7員複素環を形成してもよく、または(R20 およびR22), (R23 およびR24), (R25 およびR26), (R27 およびR29), (R30 およびR31), (R32 およびR34), (R35 およびR36), (R37 およびR38), および (R39 およびR40)の各組合わせは、隣接炭素原子と一緒になって置換されていてもよい5〜7員炭素環または置換されていてもよい5〜7員複素環を形成してもよい、請求項17記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項19】
A環が (A-1)で示され; R20 〜 R25 の一つが、置換されていてもよい低級アルキルで、残りが水素である、請求項17記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項20】
A環が (A-1)で示され; (R20 およびR22), (R23 およびR24), ならびに(R25 およびR26)の一つが隣接原子と一緒になって置換されていてもよい5〜7員炭素環または置換されていてもよい5〜7員複素環を形成してもよい、請求項17記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項21】
A環が (A-1)で示され;ZがNR26であり、R25 およびR26 が隣接原子と一緒になって置換されていてもよい5〜7員複素環を形成してもよい、請求項17記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項22】
A環が(A-2)で示され; R27〜R30 の一つが置換されていてもよい低級アルキルであり、残りが共に水素である、請求項17記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項23】
A環が(A-2)で示され; (R27および R29) ならびに (R30 および R31)のいずれか一組が隣接原子と一緒になって、置換されていてもよい5〜7員炭素環または置換されていてもよい5〜7員複素環を形成してもよい、請求項17記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項24】
A 環が(A-2)で示され; ZがNR31であり、R30 およびR31 が隣接原子と一緒になって置換されていてもよい5〜7員複素環を形成してもよい、請求項17記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項25】
A 環が(A-3)で示され; R32 〜R39 のひとつが置換されていてもよい低級アルキルであり、残りが共に水素である、請求項17記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項26】
A 環が(A-3)で示され; (R32およびR34)、(R35およびR36)、(R37およびR38)ならびに(R39およびR40)の一組が、隣接原子と一緒になって、置換されていてもよい5〜7員炭素環または置換されていてもよい5〜7員複素環を形成してもよい、請求項17記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項27】
A 環が(A-3)で示され; ZがNR40であり、R39 および R40 が隣接原子と一緒になって、置換されていてもよい5〜7員複素環を形成してもよい、請求項17記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項28】
RX が水素; R14 が水素または置換されていてもよい低級; R3 が水素; mが1〜3 かつ少なくとも1つのRがハロゲン; A環が請求項17に記載の環である、請求項12記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項29】
RX が水素; R14 が水素; Rが水素; mが0または1〜3、かつ少なくとも1つのRがハロゲン; A 環が請求項17に記載の環;R20 〜R40 は、それぞれ独立して水素または置換低級アルキル、または同一炭素原子に結合するR20 〜R40のいずれか2つは、隣接炭素原子と一緒になって置換されていてもよい3〜7員炭素環または置換されていてもよい3〜7員複素環を形成してもよく;または(R20 およびR22), (R23 および R24), (R25 およびR26), (R27 およびR29), (R30 およびR31), (R32 およびR34), (R35 および R36), (R37 およびR38), ならびに (R39およびR40)の各組合せは、隣接炭素原子と一緒になって、置換されていてもよい5〜7員炭素環または置換されていてもよい5〜7員複素環を形成してもよい、請求項12記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項30】
式:
【化7】

(式中、
D環は置換されていてもよい複素環;
は、水素または低級アルキル;
Xは、単結合、O、S、SO、SOおよびNHから選択されるヘテロ原子基、または該ヘテロ原子基が介在していてもよい低級アルキレンもしくは低級アルケニレン;
は、置換されていてもよいアリール;
は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルコキシ、置換されていてもよい低級アルケニルオキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよい複素環式基、置換されていてもよい複素環式基オキシ基、または置換されていてもよいアミノ)
で示される化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物。
【請求項31】
以下からなる群から選択される化合物。
(3R,11aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-メチル-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(4aR,13aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-10-ヒドロキシ-9,11-ジオキソ-2,3,4a,5,9,11,13,13a-オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピロロ[1',2':3,4]イミダゾ[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3aS,13aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-8-ヒドロキシ-7,9-ジオキソ-1,2,3,3a,4,5,7,9,13,13a-デカヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピロロ[1,2-c]ピリミジン-10-カルボキサミド;
(4aS,13aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-10-ヒドロキシ-9,11-ジオキソ-2,3,4a,5,9,11,13,13a-オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピロロ[1',2':3,4]イミダゾ[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(4aS,13aR)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-10-ヒドロキシ-9,11-ジオキソ-2,3,4a,5,9,11,13,13a-オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピロロ[1',2':3,4]イミダゾ[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-5,7-ジオキソ-3-(フェニルメチル)-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3aS,13aS)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-8-ヒドロキシ-7,9-ジオキソ-1,2,3,3a,4,5,7,9,13,13a-デカヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピロロ[1,2-c]ピリミジン-10-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-[(1S)-1-メチルプロピル]-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-メチル-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-メチル-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-3-(1,1-ジメチルエチル)-6-ヒドロキシ-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-3-(1,1-ジメチルエチル)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-5,7-ジオキソ-3-フェニル-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-(ヒドロキシメチル)-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(2S,3R)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-メチル-5,7-ジオキソ-2-フェニル-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3R,11aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-5,7-ジオキソ-3-(フェニルメチル)-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3R,11aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-(2-メチルプロピル)-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(5aR,14aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-11-ヒドロキシ-10,12-ジオキソ-1,2,3,4,5a,6,10,12,14,14a-デカヒドロピリド[1,2-a]ピリド[1',2':3,4]イミダゾ[1,2-d]ピラジン-9-カルボキサミド;
(2S,3S)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-[(メチルオキシ)メチル]-5,7-ジオキソ-2-フェニル-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-3-(シクロヘキシルメチル)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-(1-メチルエチル)-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(5aR,14aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-12-ヒドロキシ-11,13-ジオキソ-5a,6a,7,11,13,14a-ヘキサヒドロ-5H-インデノ[1',2':4,5][1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-10-カルボキサミド;
(2S,3R,11aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-5,7-ジオキソ-2,3-ジフェニル-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(2S,3R,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-5,7-ジオキソ-2,3-ジフェニル-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3R,11aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-(1-メチルエチル)-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-[2-(メチルチオ)エチル]-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-[2-(メチルスルフォニル)エチル]-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-(1H-インドール-3-イルメチル)-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(4R,12aR)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-1-(2-メチルプロピル)-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4R,12aR)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-1-(1-メチルエチル)-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-1-(2-メチルプロピル)-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-1-(シクロプロピルメチル)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-1-(2-フラニルメチル)-7-ヒドロキシ-4-メチル-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-6,8-ジオキソ-1-(1,3-チアゾール-2-イルメチル)-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4aR,6aR,14aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-12-ヒドロキシ-11,13-ジオキソ-1,3,4,4a,5,6a,7,11,13,14a-デカヒドロ-2H-ピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a][3,1]ベンゾキサジン-10-カルボキサミド;
(4aR,6aR,14aS)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-12-ヒドロキシ-11,13-ジオキソ-1,3,4,4a,5,6a,7,11,13,14a-デカヒドロ-2H-ピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a][3,1]ベンゾキサジン-10-カルボキサミド;
(3S,4aR,6aR,14aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-12-ヒドロキシ-11,13-ジオキソ-3-フェニル-1,3,4,4a,5,6a,7,11,13,14a-デカヒドロ-2H-ピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a][3,1]ベンゾキサジン-10-カルボキサミド;
(4aS,6aS,14aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-12-ヒドロキシ-6-(2-メチルプロピル)-11,13-ジオキソ-1,2,3,4,4a,5,6,6a,7,11,13,14a-ドデカヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]キナゾリン-10-カルボキサミド;
(6aR,7aS,11aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-1-ヒドロキシ-2,13-ジオキソ-2,6a,7,7a,8,9,10,11,11a,13-デカヒドロ-6H-ピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ベンズイミダゾール-3-カルボキサミド;
(6aS,7aS,11aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-1-ヒドロキシ-2,13-ジオキソ-2,6a,7,7a,8,9,10,11,11a,13-デカヒドロ-6H-ピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ベンズイミダゾール-3-カルボキサミド;
(5aS,14aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-11-ヒドロキシ-10,12-ジオキソ-1,2,3,4,5a,6,10,12,14,14a-デカヒドロピリド[1,2-a]ピリド[1',2':3,4]イミダゾ[1,2-d]ピラジン-9-カルボキサミド;
(4aR,14aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-9-ヒドロキシ-8,10-ジオキソ-2,3,4,4a,5,6,8,10,14,14a-デカヒドロ-1H-ピリド[1,2-c]ピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-11-カルボキサミド;
(4R,12aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-1-(3-メチルブチル)-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-1-(1-メチルエチル)-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-1-(3-メチルブチル)-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-6,8-ジオキソ-1-(3-ピリジニルメチル)-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-1-シクロプロピル-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-1-[2-(メチルオキシ)エチル]-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(3aS,5aS,13aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-11-ヒドロキシ-5-(2-メチルプロピル)-10,12-ジオキソ-2,3,3a,4,5,5a,6,10,12,13a-デカヒドロ-1H-シクロペンタ[e]ピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(3R,11aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-3-エチル-6-ヒドロキシ-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(4aS,6aS,14aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-12-ヒドロキシ-6-[2-(4-モルホリニル)エチル]-11,13-ジオキソ-1,2,3,4,4a,5,6,6a,7,11,13,14a-ドデカヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]キナゾリン-10-カルボキサミド;
(3aR,5aR,13aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-11-ヒドロキシ-10,12-ジオキソ-1,2,3,3a,4,5a,6,10,12,13a-デカヒドロシクロペンタ[d]ピリド[1',2':4,5]ピラジノ[2,1-b][1,3]オキサジン-9-カルボキサミド;
(4aS,6aS,14aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-12-ヒドロキシ-6-メチル-11,13-ジオキソ-1,2,3,4,4a,5,6,6a,7,11,13,14a-ドデカヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]キナゾリン-10-カルボキサミド;
(4aS,6aS,14aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-12-ヒドロキシ-6-[2-(メチルオキシ)エチル]-11,13-ジオキソ-1,2,3,4,4a,5,6,6a,7,11,13,14a-ドデカヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]キナゾリン-10-カルボキサミド;
(4aS,6aS,14aS)-6-[2-(アセチルアミノ)エチル]-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-12-ヒドロキシ-11,13-ジオキソ-1,2,3,4,4a,5,6,6a,7,11,13,14a-ドデカヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]キナゾリン-10-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-3-エチル-6-ヒドロキシ-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-3-ブチル-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-[(4-ヒドロキシフェニル)メチル]-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(4S,12aS)-1-シクロブチル-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-6,8-ジオキソ-1-(テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-1,4-ビス(2-メチルプロピル)-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4aS,6aS,14aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-12-ヒドロキシ-6-(2-ヒドロキシエチル)-11,13-ジオキソ-1,2,3,4,4a,5,6,6a,7,11,13,14a-ドデカヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]キナゾリン-10-カルボキサミド;
(4aS,6aS,14aS)-6-シクロプロピル-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-12-ヒドロキシ-11,13-ジオキソ-1,2,3,4,4a,5,6,6a,7,11,13,14a-ドデカヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]キナゾリン-10-カルボキサミド;
(4aS,6aS,14aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-12-ヒドロキシ-11,13-ジオキソ-6-[2-(1-ピロロリジニル)エチル]-1,2,3,4,4a,5,6,6a,7,11,13,14a-ドデカヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]キナゾリン-10-カルボキサミド;
(4aS,14aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-9-ヒドロキシ-8,10-ジオキソ-2,3,4,4a,5,6,8,10,14,14a-デカヒドロ-1H-ピリド[1,2-c]ピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-11-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-1-[2-(メチルオキシ)エチル]-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-1-シクロブチル-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-1-(2-メチルプロピル)-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-1,4-ジメチル-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-6,8-ジオキソ-1-(テトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-1,4-ジメチル-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-1-(1-メチルエチル)-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-1,4-ビス(2-メチルプロピル)-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
これらのエナンチオマー; これらのジアステレオマー; これらのエナンチオマーの混合物; これらのジアステレオマーの混合物; これらのジアステレオマーおよびエナンチオマーの混合物; およびこれらの製薬上許容される塩。
【請求項32】
以下からなる群から選択される化合物。
(4aS,13aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-10-ヒドロキシ-9,11-ジオキソ-2,3,4a,5,9,11,13,13a-オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピロロ[1',2':3,4]イミダゾ[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(4aS,13aR)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-10-ヒドロキシ-9,11-ジオキソ-2,3,4a,5,9,11,13,13a-オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピロロ[1',2':3,4]イミダゾ[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-[(1S)-1-メチルプロピル]-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-メチル-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(3S,11aR)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-6-ヒドロキシ-3-メチル-5,7-ジオキソ-2,3,5,7,11,11a-ヘキサヒドロ[1,3]オキサゾロ[3,2-a]ピリド[1,2-d]ピラジン-8-カルボキサミド;
(4S,12aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-1-(2-メチルプロピル)-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4S,12aS)-1-(シクロプロピルメチル)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-7-ヒドロキシ-4-メチル-6,8-ジオキソ-1,2,3,4,6,8,12,12a-オクタヒドロピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a]ピリミジン-9-カルボキサミド;
(4aR,6aR,14aS)-N-[(2,4-ジフルオロフェニル)メチル]-12-ヒドロキシ-11,13-ジオキソ-1,3,4,4a,5,6a,7,11,13,14a-デカヒドロ-2H-ピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a][3,1]ベンゾキサジン-10-カルボキサミド;
(4aR,6aR,14aS)-N-[(4-フルオロフェニル)メチル]-12-ヒドロキシ-11,13-ジオキソ-1,3,4,4a,5,6a,7,11,13,14a-デカヒドロ-2H-ピリド[1',2':4,5]ピラジノ[1,2-a][3,1]ベンゾキサジン-10-カルボキサミド;
(4S,9aR)-5-ヒドロキシ-4-メチル-6,10-ジオキソ-3,4,6,9,9a,10-ヘキサヒドロ-2H-1-オキサ-4a, 8a-ジアザ-アントラセン-7-カルボン酸 2,4,-ジフルオロベンジルアミド;
(4R,9aS)-5-ヒドロキシ-4-メチル-6,10-ジオキソ-3,4,6,9,9a,10-ヘキサヒドロ-2H-1-オキサ-4a, 8a-ジアザ-アントラセン-7-カルボン酸 2,4,-ジフルオロベンジルアミド;
(2R,9aS)-5-ヒドロキシ-2-メチル-6,10-ジオキソ-3,4,6,9,9a,10-ヘキサヒドロ-2H-1-オキサ-4a, 8a-ジアザ-アントラセン-7-カルボン酸 4-フルオロベンジルアミド;
これらのエナンチオマー; これらのジアステレオマー; これらのエナンチオマーの混合物; これらのジアステレオマーの混合物; これらのジアステレオマーおよびエナンチオマーの混合物; およびこれらの製薬上許容される塩。
【請求項33】
製薬上許容される塩がナトリウム塩である、請求項31または請求項32記載の化合物。
【請求項34】
請求項1〜請求項33のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、またはそれらの溶媒和物を含有する、医薬組成物。
【請求項35】
抗HIV剤である、請求項34記載の医薬組成物。
【請求項36】
化合物(I-20a)
【化8】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; RzはC1-8アルキル、C6-14アリールC1-8アルキル、 C6-14アリール、またはアルコキシ; およびP1はC6-14アリールC1-8アルキル)
の製造法であって、
式:
【化9】

(式中、Re は1または2個のハロゲン;R50 はC1-8アルキル; P1はC6-14アリールC1-8アルキル)で示される化合物と、
式:
【化10】

(式中、RzはC1-8アルキル、C6-14アリールC1-8アルキル、C6-14アリール、またはアルコキシ)
で示される化合物を縮合して化合物(I-20a)を形成することを特徴とする。
【請求項37】
化合物(I-20b)
【化11】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; RzはC1-8アルキル、C6-14アリールC1-8アルキル、 C6-14アリール、またはアルコキシ; およびP1はC6-14アリールC1-8アルキル)の製造法であって、
式:
【化12】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; R50 は C1-8アルキル; およびP1 はC6-14アリールC1-8アルキル)で示される化合物と、
式:
【化13】

(式中、Rz はC1-8アルキル、C6-14アリールC1-8アルキル、C6-14アリール、またはアルコキシ)で示される化合物とを縮合して、化合物(I-20b)を形成することを特徴とする。
【請求項38】
化合物 (I-21a) :
【化14】

(式中、Re は1または2個のハロゲン;P1はC6-14アリールC1-8アルキル)の製造法であって、
式:
【化15】

(式中、Re は1または2個のハロゲン;R50 はC1-8アルキル; P1 はC6-14アリールC1-8アルキル)で示される化合物と、
式:
【化16】

で示される化合物とを縮合して化合物 (I-21a) を形成することを特徴とする。
【請求項39】
化合物 (I-21b)
【化17】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; P1 はC6-14アリールC1-8アルキル)の製造法であって、
式:
【化18】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; R50 はC1-8アルキル; P1 is C6-14アリールC1-8アルキル)で示される化合物と、
式:
【化19】

で示される化合物を縮合して化合物 (I-21b) を形成することを特徴とする。
【請求項40】
化合物 (I-22a)
【化20】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; P1はC6-14アリールC1-8アルキル)の製造法であって、
式:
【化21】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; R50 はC1-8アルキル; P1はC6-14アリールC1-8アルキル)で示される化合物と、
式:
【化22】

で示される化合物を縮合して化合物 (I-22a) を形成することを特徴とする。
【請求項41】
化合物 (I-22b)
【化23】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; P1 はC6-14アリールC1-8アルキル)の製造法であって、
式:
【化24】

(式中、 Re は1または2個のハロゲン;R50 はC1-8アルキル; P1はC6-14アリールC1-8アルキル)で示される化合物と、
式:
【化25】

で示される化合物を縮合して化合物(I-22b) を形成することを特徴とする。
【請求項42】
化合物 (I-23a)
【化26】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; P1はC6-14アリールC1-8アルキル)の製造法であって、
式:
【化27】

(式中、Re は1または2個のハロゲン;R50 はC1-8アルキル; P1はC6-14アリールC1-8アルキル)で示される化合物と、
式:
【化28】

で示される化合物を縮合して化合物 (I-23a) を形成することを特徴とする。
【請求項43】
化合物 (I-23b)
【化29】

(式中、Re は1または2個のハロゲン;P1はC6-14アリールC1-8アルキル)の製造法であって、
式:
【化30】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; R50 は C1-8アルキル;P1はC6-14アリールC1-8アルキル)で示される化合物と、
式:
【化31】

で示される化合物を縮合して化合物(I-23b) を形成することを特徴とする。
【請求項44】
化合物 (I-24a)
【化32】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; Rz1 は水素、C3-6シクロアルキル、複素環、またはヒドロキシ、C3-6シクロアルキル、アルコキシ、複素環、ヘテロアリール、C6-14アリールもしくはアミノで置換されていてもよいC1-8アルキル、該アミノは -C(O)C1-8アルキル または C1-8アルキルで置換されていてもよい; P1 は C6-14アリールC1-8アルキル)の製造法であって、
式:
【化33】

(式中、 Re は1または2個のハロゲン; R50 は C1-8アルキル; P1 は C6-14アリールC1-8アルキル)で示される化合物と、
式:
【化34】

(式中、 Rz は C1-8アルキル; Rz1 は 水素、C3-6シクロアルキル、複素環、またはヒドロキシ、C3-6シクロアルキル、アルコキシ、複素環、ヘテロアリール、C6-14アリールもしくはアミノで置換されていてもよいC1-8アルキル、該アミノは -C(O) C1-8アルキル または C1-8アルキルで置換されていてもよい)で示される化合物を縮合して化合物(I-24a) を形成することを特徴とする。
【請求項45】
化合物(I-24b)
【化35】

(式中、 Re は1または2個のハロゲン; Rz1 は水素、C3-6シクロアルキル、複素環、または ヒドロキシ、C3-6シクロアルキル、アルコキシ、複素環、ヘテロアリール、C6-14アリールもしくはアミノで置換されていてもよいC1-8アルキル、該アミノは -C(O) C1-8アルキル または C1-8アルキルで置換されていてもよい;P1 は C6-14アリールC1-8アルキル)の製造法であって、
式:
【化36】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; R50 は C1-8アルキル; P1 はC6-14アリールC1-8アルキル)で示される化合物と、
式:
【化37】

(式中、Rz は C1-8アルキル;Rz1は水素、C3-6シクロアルキル、複素環またはヒドロキシ、C3-6シクロアルキル、アルコキシ、複素環、ヘテロアリール、C6-14アリールもしくはアミノで置換されていてもよいC1-8アルキル、該アミノは -C(O) C1-8アルキル または C1-8アルキルで置換されていてもよい)で示される化合物を縮合して化合物(I-24b) を形成することを特徴とする。
【請求項46】
化合物(I-25)
【化38】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; Rz1 は水素、C3-6シクロアルキル、複素環、またはヒドロキシ、C3-6シクロアルキル、アルコキシ、複素環、ヘテロアリール、C6-14アリールもしくはアミノで置換されていてもよいC1-8アルキル、該アミノは -C(O) C1-8アルキルまたはC1-8アルキルで置換されていてもよい; P1 はC6-14アリールC1-8アルキル)のラセミ体の製造法であって、
式:
【化39】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; R50 はC1-8アルキル; P1 はC6-14アリールC1-8アルキル)で示される化合物と、
式:
【化40】

(式中、Rz1 は水素、C3-6シクロアルキル、複素環、またはヒドロキシ、C3-6シクロアルキル、アルコキシ、複素環、ヘテロアリール、C6-14アリールもしくはアミノで置換されていてもよいC1-8アルキル、該アミノは -C(O) C1-8アルキル または C1-8アルキルで置換されていてもよい)で示される化合物のラセミ体を縮合して化合物(I-25)のラセミ体を形成することを特徴とする。
【請求項47】
化合物 (I-26)
【化41】

(式中、 Re は1または2個のハロゲン; Rz1 は水素、C3-6シクロアルキル、複素環または ヒドロキシ、C3-6シクロアルキル、アルコキシ、複素環、ヘテロアリール、C6-14アリールもしくはアミノで置換されていてもよいC1-8アルキル、該アミノは -C(O) C1-8アルキル または C1-8アルキルで置換されていてもよい; P1は C6-14アリールC1-8アルキル)のラセミ体の製造法であって、
式:
【化42】

(式中、 Re は1または2個のハロゲン; R50 は C1-8アルキル; P1 はC6-14アリールC1-8アルキル)で示される化合物と、
式:
【化43】

(式中 Rz1 は水素、C3-6シクロアルキル、複素環、またはヒドロキシ、C3-6シクロアルキル、アルコキシ、複素環、ヘテロアリール、C6-14アリールもしくはアミノで置換されていてもよいC1-8アルキル、該アミノは -C(O) C1-8アルキル または C1-8アルキルで置換されていてもよい)で示される化合物のラセミ体を縮合して化合物(I-26)のラセミ体を形成することを特徴とする。
【請求項48】
化合物 (I-27)
【化44】

(式中、Re はハロゲン; P1 はC6-14アリールC1-8アルキル)のラセミ体の製造法であって、
式:
【化45】

(式中、Re は1または2個のハロゲン; R50 は C1-8アルキル; P1 は C6-14アリールC1-8アルキル)で示される化合物と、
式:
【化46】

で示される化合物のラセミ体を縮合して化合物(I-27) のラセミ体を形成することを特徴とする。
【請求項49】
抗ウイルス的に有効量の請求項1〜33のいずれかに記載の化合物をヒトに投与することを特徴とする、ヒトにおけるHIV感染の治療方法。
【請求項50】
医薬治療における使用のための請求項1〜33のいずれかに記載の化合物。
【請求項51】
HIV感染の予防または治療のための医薬を製造するための請求項1〜33のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項52】
請求項36に記載の化合物(I-20a)、請求項37 に記載の化合物(I-20b)、請求項38 に記載の化合物(I-21a)、請求項39 に記載の化合物(I-21b)、請求項40 に記載の化合物 (I-22a)、請求項41 に記載の化合物(I-22b)、請求項42 に記載の化合物(I-23a)、請求項43 に記載の化合物(I-23b)、請求項44 に記載の化合物(I-24a)、請求項45 に記載の化合物(I-24b)、請求項46 に記載の化合物(I-25)、請求項47 に記載の化合物(I-26)、請求項48 に記載の化合物(I-27)、またはそれらの製薬上許容される塩。
【請求項53】
請求項36 に記載の化合物(I-20a)、請求項37 に記載の化合物(I-20b)、請求項38 に記載の化合物(I-21a)、請求項39 に記載の化合物(I-21b)、請求項40 に記載の化合物(I-22a)、請求項41 に記載の化合物(I-22b)、請求項42 に記載の化合物(I-23a)、請求項43 に記載の化合物(I-23b)、請求項44 に記載の化合物(I-24a)、請求項45 に記載の化合物(I-24b)、請求項46 に記載の化合物(I-25)、請求項47 に記載の化合物(I-26)、請求項48 に記載の化合物(I-27)、またはそれらの製薬上許容される塩であって、式中、各P1 は水素である。
【請求項54】
逆転写酵素阻害剤およびタンパク質分解酵素阻害剤から選択される少なくとも1つの更なる治療薬を含有することを特徴とする、請求項34記載の医薬組成物。
【請求項55】
請求項1〜33のいずれかに記載の化合物および別の治療薬を含有する組成物をヒトに投与することを特徴とする、ヒトにおけるHIV感染の治療方法。
【請求項56】
該別の治療薬が逆転写酵素阻害剤およびタンパク質分解酵素阻害剤から選択される、請求項55記載の方法。

【公表番号】特表2008−540343(P2008−540343A)
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−509227(P2008−509227)
【出願日】平成18年4月28日(2006.4.28)
【国際出願番号】PCT/US2006/016604
【国際公開番号】WO2006/116764
【国際公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【出願人】(597173680)スミスクライン ビーチャム コーポレーション (157)
【出願人】(000001926)塩野義製薬株式会社 (229)
【Fターム(参考)】