説明

MC4−Rアゴニストとしてのグアニジノ置換キナゾリノン化合物

MC4−R作用薬として機能しうる、小分子グアニジン構造を含有する、各種分子を提供する。これら化合物は、患者に投与することにより、MC4−Rが関係する病気の処置に有用である。化合物は構造IA、IB、ICを有し、その意味は本願明細書の中で定義されている。本発明は、血液灌流量が多い組織、たとえば脳、肝臓、腎臓および心臓における化合物のt1/2値が、35、30、25、20、15、10または5時間未満である化合物を提供する。いくつかのそのような実施例において、化合物を投与した患者のt1/2値は約4時間以下である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式IA、IBまたはIC:
【化1】

の化合物、およびこれらの薬学的に受容可能な塩、これらの立体異性体、これらの互変異性体、これらの水和物、またはこれらの溶媒和物であって、
ここで、
は、CRまたはNより選択され;
は、CRまたはNより選択され;
は、CRまたはNより選択され;
は、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはアルキル基より選択され;
は、H、または、置換もしくは非置換の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリールカルボニル基、またはアリールカルボニル基より選択され;
は、H、または、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアルキル基より選択され;
、RおよびRは、独立に、H、Cl、I、F、Br、OH、NH、CN、NO、または置換もしくは非置換の、アルコキシ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアミノ基、ヘテロアリールアミノ基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基、ヘテロシクリルアミノカルボニル基、またはヘテロアリールアミノカルボニル基より選択され;
Wは、式IIA;
【化2】

の基であり;
1’は、H、または置換もしくは非置換の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、またはヘテロシクリルアルキル基より選択され;
2’は、H、または置換もしくは非置換の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、またはヘテロシクリルアルキル基より選択され;
ここで、R1’およびR2’の少なくとも一つは、置換もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル基であり;
3’は、H、または置換もしくは非置換の、アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、またはシクロアルキルアルキル基より選択され;
4’は、H、または置換もしくは非置換の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、またはヘテロアリールアルキル基より選択される、
化合物、およびこれらの薬学的に受容可能な塩、これらの立体異性体、これらの互変異性体、これらの水和物、またはこれらの溶媒和物。
【請求項2】
1’またはR2’の一方が、置換もしくは非置換のピロリジニルアルキル基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
1’またはR2’の一方が、置換もしくは非置換のピロリジニルメチル基であるか、または置換もしくは非置換のピロリジニルエチル基である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
が、Hである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が、CR基であり、Zが、CR基であり、Zが、CR基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
3’が、置換もしくは非置換の、シクロアルキル基、多環式シクロアルキル基、アルケニル基、アルキル基、またはアリール基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
が、2,4−二置換フェニルエチル基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
が、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−エチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、インドリルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−フルオロ−4−クロロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−ブロモフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、または(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基より選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含有する、組成物。
【請求項10】
式IA、IBまたはIC:
【化3】

の化合物、およびこれらの薬学的に受容可能な塩、これらの立体異性体、これらの互変異性体、これらの水和物、またはこれらの溶媒和物であって、
ここで、
は、CRまたはNより選択され;
は、CRまたはNより選択され;
は、CRまたはNより選択され;
は、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはアルキル基より選択され;
は、H、または、置換もしくは非置換の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリールカルボニル基、またはアリールカルボニル基より選択され;
は、H、または、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはアルキル基より選択され;
、RおよびRは、独立に、H、Cl、I、F、Br、OH、NH、CN、NO、または置換もしくは非置換の、アルコキシ基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアミノ基、ヘテロアリールアミノ基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、シクロアルキルアミノカルボニル基、アリールアミノカルボニル基、ヘテロシクリルアミノカルボニル基、またはヘテロアリールアミノカルボニル基より選択され;
Wは、式IIAまたは式IIB;
【化4】

の基であり;
ここで、R1’およびR2’は、それらが結合する窒素と一緒になって、結合して、複素環式環を形成し、該複素環式環は、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、−C(=O)−アルキル基、−アルキル−C(=O)−O−アルキル基、−C(=O)−O−アルキル基、−C(=O)−NH基、−C(=O)−NH(アルキル)基、−C(=O)−N(アルキル)基、ジアルキルアミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、アミノアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロアリールアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、またはアルキルチオアルキル基より選択される少なくとも一つの基で置換された複素環式環であり;
3’は、H、または置換もしくは非置換の、アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、またはシクロアルキルアルキル基より選択され;
4’は、H、または置換もしくは非置換の、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、アリールアルキル基、またはヘテロアリールアルキル基より選択される;
化合物、およびこれらの薬学的に受容可能な塩、これらの立体異性体、これらの互変異性体、これらの水和物、またはこれらの溶媒和物。
【請求項11】
前記複素環式環が、R1’およびR2’によって形成され、それらが結合する窒素が、置換されたピペラジンである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
前記ピペラジンが、以下:フェニルアルキル基、置換もしくは非置換のフェニル基、−アルキル−SCH基、インドリルアルキル基、モルホリニルアルキル基、ピリジル基、ピペリジニル基、またはテトラヒドロフラニルアルキル基より選択される基で置換される、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
前記複素環式環が、R1’およびR2’によって形成され、それらが結合する窒素が置換ピペリジンである、請求項10に記載の化合物。
【請求項14】
前記ピペリジン化合物が、以下:フェニルアルキル基、置換もしくは非置換のフェニル基、−アルキル−SCH基、インドリルアルキル基、モルホリニルアルキル基、ピリジル基、ピペリジニル基またはテトラヒドロフラニルアルキル基より選択される基で置換される、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
が、Hである、請求項10に記載の化合物。
【請求項16】
が、CR基であり、ZがCR基であり、ZがCR基である、請求項10に記載の化合物。
【請求項17】
が、置換もしくは非置換のシクロアルキル基、多環式シクロアルキル基、アルケニル基、アルキル基、またはアリール基より選択される、請求項10に記載の化合物。
【請求項18】
が、2,4−二置換フェニルエチル基である、請求項10に記載の化合物。
【請求項19】
が、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−エチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、インドリルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、2−フルオロ−4−クロロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−ブロモフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、または(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基より選択される、請求項10に記載の化合物。
【請求項20】
請求項10〜19のいずれか1項に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含有する、組成物。
【請求項21】
MC4−R媒介性疾患を処置する方法であって、投与の必要な被験体に、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項22】
前記疾患が、肥満症またはII型糖尿病である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
MC4−R媒介性疾患を処置する方法であって、投与の必要な被験体に、請求項10〜19のいずれか1項に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項24】
前記疾患が、肥満症またはII型糖尿病である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
MC4−R媒介性疾患を処置するための医薬の調製における、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項26】
前記MC4−R媒介性疾患が、肥満症またはII型糖尿病である、請求項25に記載の使用。
【請求項27】
MC4−R媒介性疾患を処置するための医薬の調製における、請求項10〜19のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項28】
前記MC4−R媒介性疾患が、肥満症またはII型糖尿病である、請求項27に記載の使用。
【請求項29】
式VA、VB:
【化5】

の化合物、これらの混合物、またはこれらの化合物の薬学的に受容可能な塩であって、
ここで、
は、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはアルキル基より選択され;
は、置換もしくは非置換の、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、またはシクロアルキルアミノ基より選択され;
、RおよびRは、独立に、H、Cl、I、F、Br、OH、NH、CN、NO、または置換もしくは非置換の、アルコキシ基、またはアルキル基より選択され;
1’およびR2’は、それらが結合する窒素と一緒に、置換もしくは非置換のヘテロシクリル基を形成し;そして
3’は、置換もしくは非置換のシクロアルキル基より選択される;
化合物、これらの混合物、またはこれらの化合物の薬学的に受容可能な塩。
【請求項30】
、RおよびRが、全てHである、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
3’が、置換もしくは非置換の多環式シクロアルキル基である、請求項29に記載の化合物。
【請求項32】
’が、式VIII:
【化6】

の置換もしくは非置換の多環式シクロアルキル基である、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
が、置換もしくは非置換のアリールアルキル基である、請求項29に記載の化合物。
【請求項34】
が、置換フェニルエチル基である、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
が、4−置換フェニルエチル基であるか、または2,4−二置換フェニルエチル基である、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
が、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−メトキシフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、または4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基より選択される、請求項34に記載の化合物。
【請求項37】
が、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4−エチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、インドリルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、または(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基より選択される、請求項29に記載の化合物。
【請求項38】
が、置換もしくは非置換のへテロシクリル基、または置換もしくは非置換のヘテロアリール基より選択される、請求項29に記載の化合物。
【請求項39】
が、置換もしくは非置換の、ピリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロフラニル基、フラニル基、ピロリジニル基、ピロリル基、チオフェニル基、テトラヒドロチオフェニル基、ピラニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、ピリミジニル基、キヌクリジニル基、インドリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、またはピリダジニル基より選択される、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
が、さらに置換されていても置換されていなくてもよい、式:
【化7】

のヘテロアリール基またはヘテロシクリル基より選択される、請求項29に記載の化合物。
【請求項41】
が、さらに置換されていても置換されていなくてもよい、式:
【化8】

のアリール基またはシクロアルキル基より選択される、請求項29に記載の化合物。
【請求項42】
1’およびR2’は、それらが結合する窒素と一緒になって、置換もしくは非置換のピペラジニル基を形成する、請求項29に記載の化合物。
【請求項43】
1’およびR2’は、それらが結合する窒素と一緒になって、ピペラジニル基を形成し、該ピペラジニル基は、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基またはトリフルオロメチル基より選択される少なくとも一つの基で置換される、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
1’およびR2’は、それらが結合する窒素と一緒になって、ピペラジニル基を形成し、該ピペラジニル基は、該ピペラジニル基が、さらに置換され得るピペラジノンであるようなカルボニル基を少なくとも一つ含む、請求項42に記載の化合物。
【請求項45】
1’およびR2’は、それらが結合する窒素と一緒になって、さらに置換され得る式:
【化9】

のピペラジノンを形成する、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
1’およびR2’は、それらが結合する窒素と一緒になって、式:
【化10】

のピペラジノンを形成する、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
1’およびR2’は、それらが結合する窒素と一緒になって、式:
【化11】

のピペラジノンを形成する、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
1’およびR2’は、それらが結合する窒素と一緒になって、式:
【化12】

のピペラジニル基を形成する、請求項42に記載の化合物。
【請求項49】
前記化合物が、式:
【化13】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項50】
前記化合物が、式:
【化14】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項51】
前記化合物が、式:
【化15】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項52】
前記化合物が、式:
【化16】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項53】
前記化合物が、式:
【化17】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項54】
前記化合物が、式:
【化18】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項55】
前記化合物が、式:
【化19】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項56】
前記化合物が、式:
【化20】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項57】
前記化合物が、式:
【化21】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項58】
前記化合物が、式:
【化22】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項59】
前記化合物が、式:
【化23】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項60】
前記化合物が、式:
【化24】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項61】
前記化合物が、式:
【化25】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項62】
前記化合物が、式:
【化26】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項63】
前記化合物が、式:
【化27】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項64】
前記化合物が、式:
【化28】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項65】
前記化合物が、式:
【化29】

の化合物である、請求項29に記載の化合物。
【請求項66】
請求項29〜65のいずれか1項に記載の化合物および薬学的に受容可能なキャリアを含有する、薬学的組成物。
【請求項67】
請求項29〜65のいずれか1項に記載の化合物を、投与の必要な被験体に投与する工程を包含する、MC4−R媒介性疾患を処置する方法。
【請求項68】
前記疾患が、肥満症またはII型糖尿病である、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記化合物が、高血液灌流を有する組織で35時間未満のt1/2値を示す、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
前記高血液灌流を有する組織が、脳、肝臓、腎臓または心臓より選択される、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
式VIIA、VIIB:
【化30】

の化合物、これらの混合物または該化合物の薬学的に受容可能な塩であって、
ここで、
は、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはアルキル基より選択され;
は、H、または、置換もしくは非置換の、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、アルコキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基、アミノシクロアルキル基、ヘテロシクリルアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、またはアルキル基より選択され;
、RおよびRは、独立に、H、Cl、I、F、Br、OH、NH、CN、NO、または置換もしくは非置換の、アルコキシ基、もしくはアルキル基より選択され;
3’は、H、または置換もしくは非置換の、アリール基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクリルアルキル基、アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、またはシクロアルキルアルキル基より選択され;そして
Yは、式:
【化31】

の部分より選択され、
ここで、
1’は、置換もしくは非置換のアルキル基より選択され;
2’、R4’およびR5’は、Hまたは置換もしくは非置換のアルキル基より独立に選択され;
6’は、置換もしくは非置換のアルキル基より選択されるか;または
5’およびR6’は、それらが結合する窒素と一緒になって、ヘテロシクリル基またはヘテロアリール基を形成し;そして
7’は、CN、または置換もしくは非置換の、アルキル基、アリール基、またはアリールアルキル基から選択される、
化合物、これらの混合物または該化合物の薬学的に受容可能な塩。
【請求項72】
、RおよびR6’が、全てHである、請求項71に記載の化合物。
【請求項73】
3’が、置換もしくは非置換の多環式シクロアルキル基である、請求項71に記載の化合物。
【請求項74】
3’が、置換もしくは非置換の、式VIII:
【化32】

の多環式シクロアルキル基である、請求項73に記載の化合物。
【請求項75】
が、置換もしくは非置換のアリールアルキル基である、請求項71に記載の化合物。
【請求項76】
が、置換フェニルエチル基である、請求項75に記載の化合物。
【請求項77】
が、4−置換フェニルエチル基または2,4−二置換フェニルエチル基である、請求項76に記載の化合物。
【請求項78】
が、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−メトキシフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基または4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基より選択される、請求項75に記載の化合物。
【請求項79】
3’が、置換もしくは非置換のへテロシクリル基、または置換もしくは非置換のへテロアリール基より選択される、請求項78に記載の化合物。
【請求項80】
が、置換もしくは非置換の、ピリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、テトラヒドロフラニル基、フラニル基、ピロリジニル基、ピロリル基、チオフェニル基、テトラヒドロチオフェニル基、ピラニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、ピラジニル基、チアゾリル基、ピリミジニル基、キヌクリジニル基、インドリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、またはピリダジニル基より選択される、請求項79に記載の化合物。
【請求項81】
が、フェニルエチル基、2,4−ジクロロフェニルエチル基、4−メトキシフェニルエチル基、4−フェノキシフェニルエチル基、4−ブロモフェニルエチル基、4−メチルフェニルエチル基、4−クロロフェニルエチル基、4−フルオロフェニルエチル基、4−エチルフェニルエチル基、シクロヘキセニルエチル基、2−メトキシフェニルエチル基、2−クロロフェニルエチル基、2−フルオロフェニルエチル基、3−メトキシフェニルエチル基、3−フルオロフェニルエチル基、チエニルエチル基、インドリルエチル基、4−ヒドロキシフェニルエチル基、3,4−ジメトキシフェニルエチル基、2−クロロ−4−ヨードフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニルエチル基、4−クロロ−2−フルオロフェニルエチル基、4−ブロモ−2−フルオロフェニルエチル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニルエチル基、2−トリフルオロメチル−4−フルオロフェニルエチル基、2,4−ジフルオロフェニルエチル基、2,4−ジメチルフェニルエチル基、2,4−ジメトキシフェニルエチル基、(2−ピリジル)エチル基、(3−ピリジル)エチル基、(4−ピリジル)エチル基、(ピリジル)(ヒドロキシメチル)エチル基、または(フェニル)(ヒドロキシメチル)エチル基より選択される、請求項71に記載の化合物。
【請求項82】
が、さらに置換されていても置換されていなくてもよい、式:
【化33】

のヘテロアリール基またはヘテロシクリル基より選択される、請求項71に記載の化合物。
【請求項83】
が、さらに置換されていても置換されていなくてもよい、式:
【化34】

のアリール基、シクロアルキル基またはアミノシクロアルキル基より選択される、請求項71に記載の化合物。
【請求項84】
Yが、以下:
【化35】

より選択される、請求項71に記載の化合物。
【請求項85】
Yが、以下:
【化36】

より選択される、請求項84に記載の化合物。
【請求項86】
薬学的に受容可能なキャリアおよび請求項71〜85のいずれか1項に記載の化合物を含有する薬学的処方物。
【請求項87】
MC4−R媒介性疾患を処置する方法であって、投与の必要な被験体に、請求項71〜85のいずれか1項に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項88】
前記疾患が、肥満症またはII型糖尿病である、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
前記化合物が、高血液灌流を有する組織で35時間未満のt1/2値を示す、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
前記高血液灌流を有する組織が、脳、肝臓、腎臓または心臓より選択される、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
MC4−R媒介性疾患を処置するための医薬の調製における、請求項29〜66または請求項71〜85のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項92】
前記MC4−R媒介性疾患が、肥満症またはII型糖尿病である、請求項91に記載の使用。

【公表番号】特表2007−501861(P2007−501861A)
【公表日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−533275(P2006−533275)
【出願日】平成16年5月21日(2004.5.21)
【国際出願番号】PCT/US2004/015959
【国際公開番号】WO2004/112793
【国際公開日】平成16年12月29日(2004.12.29)
【出願人】(591076811)カイロン コーポレイション (265)
【出願人】(505408745)
【Fターム(参考)】