説明

O−結合型グリコシル化配列によるペプチドのグリコシル化

本発明は、1種または複数の本発明の外因性O−結合型グリコシル化配列を含むアミノ酸配列を有するシークオンポリペプチドを提供する。さらに、本発明は、ポリペプチド結合体の作製方法、ならびにこのような結合体およびそれらの医薬組成物の使用方法を提供する。本発明は、シークオンポリペプチドのライブラリーをさらに提供し、このようなライブラリーの各メンバーは、少なくとも1つの本発明の外因性O−結合型グリコシル化配列を含む。このようなライブラリーの作製方法および使用方法も提供する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
グリコシル化または非グリコシル化シークオンポリペプチドとポリマー修飾基との間の共有結合体であって、前記シークオンポリペプチドは、親ポリペプチドに相当し、かつ外因性O−結合型グリコシル化配列を含み、前記ポリマー修飾基は、前記シークオンポリペプチドに前記O−結合型グリコシル化配列においてグリコシル連結基を介して結合しており、前記グリコシル連結基は、前記シークオンポリペプチドおよび前記ポリマー修飾基の両方の間に介在しかつ共有結合しており、ただし、前記親ポリペプチドは、ヒト成長ホルモン(hGH)、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、インターフェロン−α(INF−α)、グルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)および繊維芽細胞増殖因子(FGF)から選択されるメンバーではない共有結合体。
【請求項2】
前記ポリマー修飾基が、直鎖状および分枝状から選択されるメンバーであり、かつ1つまたは複数のポリマー部分を含み、各ポリマー部分が独立して選択される、請求項1に記載の共有結合体。
【請求項3】
前記ポリマー部分が、ポリ(エチレングリコール)およびメトキシ−ポリ(エチレングリコール)(m−PEG)から選択されるメンバーである、請求項2に記載の共有結合体。
【請求項4】
前記グリコシル連結基が、損傷のないグリコシル連結基である、請求項1に記載の共有結合体。
【請求項5】
式(III)
【化1】

(式中、
は、H、負の電荷または塩対イオンであり、
は、
【化2】

(式中、nは、1〜20から選択される整数であり、fおよびeは、1〜2500から独立して選択される整数である)から選択されるメンバーである)による部分を含む、請求項4に記載の共有結合体。
【請求項6】
前記親ポリペプチドが、骨形成タンパク質2(BMP−2)、骨形成タンパク質7(BMP−7)、骨形成タンパク質15(BMP−15)、ニューロトロフィン−3(NT−3)、フォンウィルブランド因子(vWF)プロテアーゼ、エリスロポエチン(EPO)、α−アンチトリプシン(α−1プロテアーゼ阻害剤)、グルコセレブロシダーゼ、組織型プラスミノーゲン活性化因子(TPA)、レプチン、ヒルジン、ウロキナーゼ、ヒトDNアーゼ、インスリン、B型肝炎表面タンパク質(HbsAg)、キメラジフテリア毒素−IL−2、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)、甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)、α−ガラクトシダーゼ、α−L−イズロニダーゼ、β−グルコシダーゼ、α−ガラクトシダーゼA、酸α−グルコシダーゼ(酸性マルターゼ)、アンチトロンビンIII(ATIII)、濾胞成熟ホルモン(FSH)、グルカゴン様ペプチド−2(GLP−2)、第VII因子、第VIII因子、Bドメイン欠失第VIII因子、第IX因子、第X因子、第XIII因子、プロキネチシン、エキセンディン−4、CD4、腫瘍壊死因子受容体(TNF−R)、α−CD20、P−セレクチン糖タンパク質リガンド−1(PSGL−1)、補体、トランスフェリン、グリコシル化依存性細胞接着分子(GlyCAM)、神経細胞接着分子(N−CAM)、TNF受容体−IgG Fc領域融合タンパク質、抗HER2モノクローナル抗体、抗呼吸器合胞体ウイルスモノクローナル抗体、抗呼吸器合胞体ウイルスタンパク質Fモノクローナル抗体、抗TNF−αモノクローナル抗体、抗糖タンパク質IIb/IIIaモノクローナル抗体、抗CD20モノクローナル抗体、抗VEGF−Aモノクローナル抗体、抗PSGL−1モノクローナル抗体、抗CD4モノクローナル抗体、抗a−CD3モノクローナル抗体、抗EGFモノクローナル抗体、抗癌胎児性抗原(CEA)モノクローナル抗体および抗IL−2受容体モノクローナル抗体から選択されるメンバーである、請求項1に記載の共有結合体。
【請求項7】
前記外因性O−結合型グリコシル化配列が、(X)PTP、(X)PTEI(P)、(X)PTQA(P)、(X)PTINT(P)、(X)PTTVS(P)、(X)PTTVL(P)、(X)PTQGAM(P)、(X)TET(P)、(X)PTVL(P)、(X)PTLS(P)、(X)PTDA(P)、(X)PTEN(P)、(X)PTQD(P)、(X)PTAS(P)、(X)PTQGA(P)、(X)PTSAV(P)、(X)PTTLYV(P)、(X)PSSG(P)および(X)PSDG(P)
(式中、
mおよびnは、0および1から独立して選択される整数であり、
Pは、プロリンであり、
Xは、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)、アスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)、スレオニン(T)、セリン(S)および非荷電アミノ酸から独立して選択されるメンバーである)から選択されるメンバーである、請求項1に記載の共有結合体。
【請求項8】
前記外因性O−結合型グリコシル化配列が、PTP、PTEI、PTEIP、PTQA、PTQAP、PTINT、PTINTP、PTTVS、PTTVL、PTQGAM、PTQGAMPおよびTETPから選択されるメンバーである、請求項7に記載の共有結合体。
【請求項9】
請求項1に記載の共有結合体と、薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物。
【請求項10】
シークオンポリペプチドを含むポリペプチド結合体であって、前記シークオンポリペプチドは、親ポリペプチドに相当し、かつ外因性O−結合型グリコシル化配列を有し、前記ポリペプチド結合体は、式(V)
【化3】

(式中、
wは、0および1から選択される整数であり、
qは、0および1から選択される整数であり、
AA−O−は、ヒドロキシル基によって置換されている側鎖を有するアミノ酸から誘導される部分であり、前記アミノ酸は前記O−結合型グリコシル化配列中に位置し、
は、グリコシル部分およびグリコシル連結基から選択されるメンバーであり、
は、ポリマー修飾基およびポリマー修飾基に共有結合しているグリコシル連結基から選択されるメンバーである)による部分を含み、ただし、前記親ポリペプチドは、ヒト成長ホルモン(hGH)、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、インターフェロン−α(INF−α)、グルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)および繊維芽細胞増殖因子(FGF)から選択されるメンバーではないポリペプチド結合体。
【請求項11】
前記アミノ酸が、セリン(S)またはスレオニン(T)である、請求項10に記載のポリペプチド結合体。
【請求項12】
前記外因性O−結合型グリコシル化配列が、
(X)PTP、(X)PTEI(P)、(X)PTQA(P)、(X)PTINT(P)、(X)PTTVS(P)、(X)PTTVL(P)、(X)PTQGAM(P)、(X)TET(P)、(X)PTVL(P)、(X)PTLS(P)、(X)PTDA(P)、(X)PTEN(P)、(X)PTQD(P)、(X)PTAS(P)、(X)PTQGA(P)、(X)PTSAV(P)、(X)PTTLYV(P)、(X)PSSG(P)および(X)PSDG(P)
(式中、
mおよびnは、0および1から独立して選択される整数であり、
Pは、プロリンであり、
Xは、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)、アスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)、スレオニン(T)、セリン(S)および非荷電アミノ酸から独立して選択されるメンバーである)から選択されるメンバーである、請求項10に記載のポリペプチド結合体。
【請求項13】
前記外因性O−結合型グリコシル化配列が、PTP、PTEI、PTEIP、PTQA、PTQAP、PTINT、PTINTP、PTTVS、PTTVL、PTQGAM、PTQGAMPおよびTETPから選択されるメンバーである、請求項12に記載のポリペプチド結合体。
【請求項14】
が、GalNAc、GalNAc−Gal、GalNAc−Gal−SiaおよびGalNAc−Siaから選択されるメンバーである、請求項10に記載のポリペプチド結合体。
【請求項15】
前記ポリマー修飾基が、直鎖状および分枝状から選択されるメンバーであり、かつ1つまたは複数のポリマー部分を含み、前記ポリマー部分の各々が独立して選択される、請求項10に記載のポリペプチド結合体。
【請求項16】
前記ポリマー部分が、ポリ(エチレングリコール)およびその誘導体から選択されるメンバーである、請求項15に記載のポリペプチド結合体。
【請求項17】
wが1である、請求項10に記載のポリペプチド結合体。
【請求項18】
が、シアリルトランスフェラーゼ(Sia)部分、ガラクトシル(Gal)部分、GalNAc部分およびGal−Sia部分から選択されるメンバーである部分を含む、請求項17に記載のポリペプチド結合体。
【請求項19】
前記親ポリペプチドが、骨形成タンパク質2(BMP−2)、骨形成タンパク質7(BMP−7)、骨形成タンパク質15(BMP−15)、ニューロトロフィン−3(NT−3)、フォンウィルブランド因子(vWF)プロテアーゼ、エリスロポエチン(EPO)、α−アンチトリプシン(α−1プロテアーゼ阻害剤)、グルコセレブロシダーゼ、組織型プラスミノーゲン活性化因子(TPA)、レプチン、ヒルジン、ウロキナーゼ、ヒトDNアーゼ、インスリン、B型肝炎表面タンパク質(HbsAg)、キメラジフテリア毒素−IL−2、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)、甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)、α−ガラクトシダーゼ、α−L−イズロニダーゼ、β−グルコシダーゼ、α−ガラクトシダーゼA、酸α−グルコシダーゼ(酸性マルターゼ)、アンチトロンビンIII(ATIII)、濾胞成熟ホルモン、グルカゴン様ペプチド−2(GLP−2)、第VII因子、第VIII因子、Bドメイン欠失第VIII因子、第IX因子、第X因子、第XIII因子、プロキネチシン、エキセンディン−4、CD4、腫瘍壊死因子受容体(TNF−R)、α−CD20、P−セレクチン糖タンパク質リガンド−1(PSGL−1)、補体、トランスフェリン、グリコシル化依存性細胞接着分子(GlyCAM)、神経細胞接着分子(N−CAM)、TNF受容体−IgG Fc領域融合タンパク質、抗HER2モノクローナル抗体、抗呼吸器合胞体ウイルスモノクローナル抗体、抗呼吸器合胞体ウイルスタンパク質Fモノクローナル抗体、抗TNF−αモノクローナル抗体、抗糖タンパク質IIb/IIIaモノクローナル抗体、抗CD20モノクローナル抗体、抗VEGF−Aモノクローナル抗体、抗PSGL−1モノクローナル抗体、抗CD4モノクローナル抗体、抗a−CD3モノクローナル抗体、抗EGFモノクローナル抗体、抗癌胎児性抗原(CEA)モノクローナル抗体および抗IL−2受容体モノクローナル抗体から選択されるメンバーである、請求項10に記載のポリペプチド結合体。
【請求項20】
が、式(VI)
【化4】

(式中、
Eは、O、S、NR27およびCHR28から選択されるメンバーであり、
27およびR28は、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールおよび置換または非置換ヘテロシクロアルキルから独立して選択されるメンバーであり、
は、OおよびSから選択されるメンバーであり、
は、H、−R、−CH、および−C(X)Rから選択されるメンバーであり、
は、OR、SR、NR1011、置換または非置換アルキルおよび置換または非置換ヘテロアルキルから選択されるメンバーであり、
は、H、負の電荷、金属イオン、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキルおよびアシルから選択されるメンバーであり、
10およびR11は、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキルおよびアシルから独立して選択されるメンバーであり、
は、置換または非置換アルケニル、O、SおよびNRから選択されるメンバーであり、
は、H、OH、置換または非置換アルキルおよび置換または非置換ヘテロアルキルから選択されるメンバーであり、
Yは、CH、CH(OH)CH、CH(OH)CH(OH)CH、CH、CH(OH)CH、CH(OH)CH(OH)CH、CH(OH)、CH(OH)CH(OH)、およびCH(OH)CH(OH)CH(OH)から選択されるメンバーであり、
は、H、OR、R、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、
【化5】

から選択されるメンバーであり、
およびRは、H、L−R6b、C(O)R6b、C(O)−L−R6b、置換または非置換アルキルおよび置換または非置換ヘテロアルキルから独立して選択されるメンバーであり、
6bは、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキルおよび修飾基から選択されるメンバーであり、
、R3’およびRは、H、OR3”、SR3”、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、−L−R6c、−C(O)−L−R6c、−NH−L−R6c、=N−L−R6cおよび−NHC(O)−L−R6cから独立して選択されるメンバーであり、
3”は、H、置換または非置換アルキルおよび置換または非置換ヘテロアルキルから選択されるメンバーであり、
6cは、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、NR1314および修飾基から選択されるメンバーであり、
13およびR14は、H、置換または非置換アルキルおよび置換または非置換ヘテロアルキルから独立して選択されるメンバーであり、
各Lは、結合およびリンカー基から独立して選択されるメンバーである)による部分を含む、請求項17に記載のポリペプチド結合体。
【請求項21】
が、式(VII)
【化6】

による部分を含む、請求項20に記載のポリペプチド結合体。
【請求項22】
6bおよびR6cの少なくとも1つが、
【化7】

(式中、
s、jおよびkは、0〜20から独立して選択される整数であり、
各nは、0〜2500から独立して選択される整数であり、
mは、1〜5の整数であり、
Qは、HおよびC〜Cアルキルから選択されるメンバーであり、
16およびR17は、独立して選択されるポリマー部分であり、
およびXは、ポリマー部分R16およびR17をCに結合させる独立して選択される連結フラグメントであり、
は、ポリマー部分以外の非反応性基であり、
、A、A、A、A、A、A、A、A、A10およびA11は、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリール、−NA1213、−OA12および−SiA1213から選択されるメンバーであり、
12およびA13は、置換または非置換アルキル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、置換または非置換アリール、および置換または非置換ヘテロアリールから独立して選択されるメンバーである)から独立して選択されるメンバーである、請求項20に記載のポリペプチド結合体。
【請求項23】
請求項10に記載のポリペプチド結合体と、薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物。
【請求項24】
親ポリペプチドに相当するシークオンポリペプチドであって、
配列番号1および配列番号2
(X)POU(B)(Z)(J)(O)(P)(配列番号1)、および
(X)(BTUB(Z)(J)(P)(配列番号2)
(式中、
m、n、p、r、sおよびtは、0および1から独立して選択される整数であり、
Pは、プロリンであり、
は、セリン(S)およびスレオニン(T)から選択されるメンバーであり、
Uは、プロリン(P)、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)、アスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)、スレオニン(T)、セリン(S)および非荷電アミノ酸から選択されるメンバーであり、
X、BおよびBは、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)、アスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)、スレオニン(T)、セリン(S)および非荷電アミノ酸から独立して選択されるメンバーであり、
Z、JおよびOは、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)、アスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)、スレオニン(T)、セリン(S)、チロシン(Y)、メチオニン(M)および非荷電アミノ酸から独立して選択されるメンバーである)から選択される外因性O−結合型グリコシル化配列を含み、ただし、前記親ポリペプチドは、ヒト成長ホルモン(hGH)、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、インターフェロン−α(INF−α)、グルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)および繊維芽細胞増殖因子(FGF)から選択されるメンバーではないシークオンポリペプチド。
【請求項25】
前記外因性O−結合型グリコシル化配列が、(X)PTP、(X)PTEI(P)、(X)PTQA(P)、(X)PTINT(P)、(X)PTTVS(P)、(X)PTTVL(P)、(X)PTQGAM(P)、(X)TET(P)、(X)PTVL(P)、(X)PTLS(P)、(X)PTDA(P)、(X)PTEN(P)、(X)PTQD(P)、(X)PTAS(P)、(X)PTQGA(P)、(X)PTSAV(P)、(X)PTTLYV(P)、(X)PSSG(P)および(X)PSDG(P)
(式中、mおよびnは、0および1から独立して選択される整数であり、
Pは、プロリンであり、
Xは、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)、アスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)、スレオニン(T)、セリン(S)および非荷電アミノ酸から独立して選択されるメンバーである)から選択されるメンバーである、請求項24に記載のシークオンポリペプチド。
【請求項26】
前記外因性O−結合型グリコシル化配列が、PTP、PTEI、PTEIP、PTQA、PTQAP、PTINT、PTINTP、PTTVS、PTTVL、PTQGAM、PTQGAMPおよびTETPから選択されるメンバーである、請求項25に記載のシークオンポリペプチド。
【請求項27】
前記外因性O−結合型グリコシル化配列が、GalNAc−トランスフェラーゼのための基質である、請求項24に記載のシークオンポリペプチド。
【請求項28】
少なくとも3個のアミノ酸が、前記Oと、リシン(K)またはアルギニン(R)残基との間に見出される、請求項24に記載のシークオンポリペプチド。
【請求項29】
前記親ポリペプチドが治療用ポリペプチドである、請求項24に記載のシークオンポリペプチド。
【請求項30】
前記親ポリペプチドが、骨形成タンパク質2(BMP−2)、骨形成タンパク質7(BMP−7)、骨形成タンパク質15(BMP−15)、ニューロトロフィン−3(NT−3)、フォンウィルブランド因子(vWF)プロテアーゼ、エリスロポエチン(EPO)、α−アンチトリプシン(α−1プロテアーゼ阻害剤)、グルコセレブロシダーゼ、組織型プラスミノーゲン活性化因子(TPA)、レプチン、ヒルジン、ウロキナーゼ、ヒトDNアーゼ、インスリン、B型肝炎表面タンパク質(HbsAg)、キメラジフテリア毒素−IL−2、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)、甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)、α−ガラクトシダーゼ、α−L−イズロニダーゼ、β−グルコシダーゼ、α−ガラクトシダーゼA、酸α−グルコシダーゼ(酸性マルターゼ)、アンチトロンビンIII(ATIII)、濾胞成熟ホルモン、グルカゴン様ペプチド−2(GLP−2)、第VII因子、第VIII因子、Bドメイン欠失第VIII因子、第IX因子、第X因子、第XIII因子、プロキネチシン、エキセンディン−4、CD4、腫瘍壊死因子受容体(TNF−R)、α−CD20、P−セレクチン糖タンパク質リガンド−1(PSGL−1)、補体、トランスフェリン、グリコシル化依存性細胞接着分子(GlyCAM)、神経細胞接着分子(N−CAM)、TNF受容体−IgG Fc領域融合タンパク質、抗HER2モノクローナル抗体、抗呼吸器合胞体ウイルスモノクローナル抗体、抗呼吸器合胞体ウイルスタンパク質Fモノクローナル抗体、抗TNF−αモノクローナル抗体、抗糖タンパク質IIb/IIIaモノクローナル抗体、抗CD20モノクローナル抗体、抗VEGF−Aモノクローナル抗体、抗PSGL−1モノクローナル抗体、抗CD4モノクローナル抗体、抗a−CD3モノクローナル抗体、抗EGFモノクローナル抗体、抗癌胎児性抗原(CEA)モノクローナル抗体および抗IL−2受容体モノクローナル抗体から選択されるメンバーである、請求項24に記載のシークオンポリペプチド。
【請求項31】
請求項24に記載の前記シークオンポリペプチドをコードする単離された核酸。
【請求項32】
請求項31に記載の前記核酸を含む発現ベクター。
【請求項33】
請求項31に記載の前記核酸を含む細胞。
【請求項34】
XPOP、XPOEI(P)、(X)POEI、XPOQA(P)、XPOTVS、(X)POTVSP、XPOQGA、(X)POQGAP、XPOQGAM(P)、XTEOP、(X)POVL、XPOVL(P)、XPOTVL、(X)POTVLP、(X)POTLYVP、XPOTLYV(P)、(X)POLS(P)、(X)PODA(P)、(X)POEN(P)、(X)POQD(P)、(X)POAS(P)、XPOSAV、(X)POSAVP、(X)POSG(P)、XTEOPおよび(X)PODG(P)
(式中、
mおよびnは、0および1から独立して選択される整数であり、
は、セリン(S)およびスレオニン(T)から選択されるメンバーであり、
Xは、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)、アスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)、スレオニン(T)、セリン(S)および非荷電アミノ酸から選択されるメンバーであり、
各S(セリン)は、T(スレオニン)によって独立して置換されてもよく、
各T(スレオニン)は、S(セリン)によって独立して置換されてもよい)から選択される外因性O−結合型グリコシル化配列を含む親ポリペプチドに相当するシークオンポリペプチド。
【請求項35】
前記O−結合型グリコシル化配列が、GalNAc−トランスフェラーゼのための基質である、請求項34に記載のシークオンポリペプチド。
【請求項36】
少なくとも3個のアミノ酸が、前記Oと、リシン(K)またはアルギニン(R)残基との間に見出される、請求項34に記載のシークオンポリペプチド。
【請求項37】
前記親ポリペプチドが治療用ポリペプチドである、請求項34に記載のシークオンポリペプチド。
【請求項38】
前記親ポリペプチドが、骨形成タンパク質2(BMP−2)、骨形成タンパク質7(BMP−7)、骨形成タンパク質15(BMP−15)、ニューロトロフィン−3(NT−3)、フォンウィルブランド因子(vWF)プロテアーゼ、エリスロポエチン(EPO)、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)、インターフェロンα、インターフェロンβ、インターフェロンγ、α−アンチトリプシン(α−1プロテアーゼ阻害剤)、グルコセレブロシダーゼ、組織型プラスミノーゲン活性化因子(TPA)、インターロイキン−2(IL−2)、レプチン、ヒルジン、ウロキナーゼ、ヒトDNアーゼ、インスリン、B型肝炎表面タンパク質(HbsAg)、キメラジフテリア毒素−IL−2、ヒト成長ホルモン(hGH)、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)、甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)、α−ガラクトシダーゼ、α−L−イズロニダーゼ、β−グルコシダーゼ、α−ガラクトシダーゼA、酸α−グルコシダーゼ(酸性マルターゼ)、アンチトロンビンIII(ATIII)、濾胞成熟ホルモン(FSH)、グルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)、グルカゴン様ペプチド−2(GLP−2)、繊維芽細胞増殖因子7(FGF−7)、繊維芽細胞増殖因子21(FGF−21)、繊維芽細胞増殖因子23(FGF−23)、第VII因子、第VIII因子、Bドメイン欠失第VIII因子、第IX因子、第X因子、第XIII因子、プロキネチシン、エキセンディン−4、CD4、腫瘍壊死因子受容体(TNF−R)、α−CD20、P−セレクチン糖タンパク質リガンド−1(PSGL−1)、補体、トランスフェリン、グリコシル化依存性細胞接着分子(GlyCAM)、神経細胞接着分子(N−CAM)、TNF受容体−IgG Fc領域融合タンパク質、抗HER2モノクローナル抗体、抗呼吸器合胞体ウイルスモノクローナル抗体、抗呼吸器合胞体ウイルスタンパク質Fモノクローナル抗体、抗TNF−αモノクローナル抗体、抗糖タンパク質IIb/IIIaモノクローナル抗体、抗CD20モノクローナル抗体、抗VEGF−Aモノクローナル抗体、抗PSGL−1モノクローナル抗体、抗CD4モノクローナル抗体、抗a−CD3モノクローナル抗体、抗EGFモノクローナル抗体、抗癌胎児性抗原(CEA)モノクローナル抗体および抗IL−2受容体モノクローナル抗体から選択されるメンバーである、請求項34に記載のシークオンポリペプチド。
【請求項39】
請求項34に記載の前記シークオンポリペプチドをコードする単離された核酸。
【請求項40】
請求項39に記載の前記核酸を含む発現ベクター。
【請求項41】
請求項39に記載の前記核酸を含む細胞。
【請求項42】
複数の異なるメンバーを含むシークオンポリペプチドのライブラリーであって、前記ライブラリーの各メンバーは、共通の親ポリペプチドに相当し、かつ外因性O−結合型グリコシル化配列を含み、前記O−結合型グリコシル化配列の各々は、配列番号1および配列番号2
(X)POU(B)(Z)(J)(O)(P)(配列番号1)、および
(X)(BTUB(Z)(J)(P)(配列番号2)
(式中、
m、n、p、r、sおよびtは、0および1から独立して選択される整数であり、
Pは、プロリンであり、
は、セリン(S)およびスレオニン(T)から選択されるメンバーであり、
Uは、プロリン(P)、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)、アスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)、スレオニン(T)、セリン(S)および非荷電アミノ酸から選択されるメンバーであり、
X、BおよびBは、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)、アスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)、スレオニン(T)、セリン(S)および非荷電アミノ酸から独立して選択されるメンバーであり、
Z、JおよびOは、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)、アスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)、スレオニン(T)、セリン(S)、チロシン(Y)、メチオニン(M)および非荷電アミノ酸から独立して選択されるメンバーである)から独立して選択されるメンバーであるライブラリー。
【請求項43】
前記外因性O−結合型グリコシル化配列が、
(X)PTP、(X)PTEI(P)、(X)PTQA(P)、(X)PTINT(P)、(X)PTTVS(P)、(X)PTTVL(P)、(X)PTQGAM(P)、(X)TET(P)、(X)PTVL(P)、(X)PTLS(P)、(X)PTDA(P)、(X)PTEN(P)、(X)PTQD(P)、(X)PTAS(P)、(X)PTQGA(P)、(X)PTSAV(P)、(X)PTTLYV(P)、(X)PSSG(P)および(X)PSDG(P)
(式中、
mおよびnは、0および1から独立して選択される整数であり、
Pは、プロリンであり、
Xは、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)、アスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)、スレオニン(T)、セリン(S)および非荷電アミノ酸から独立して選択されるメンバーである)から選択されるメンバーである、請求項42に記載のライブラリー。
【請求項44】
前記外因性O−結合型グリコシル化配列が、PTP、PTEI、PTEIP、PTQA、PTQAP、PTINT、PTINTP、PTTVS、PTTVL、PTQGAM、PTQGAMPおよびTETPから選択されるメンバーである、請求項43に記載のライブラリー。
【請求項45】
前記ライブラリーの各メンバーが、同一のO−結合型グリコシル化配列を前記親ポリペプチド中の異なるアミノ酸位置で含む、請求項42に記載のライブラリー。
【請求項46】
前記ライブラリーの各メンバーが、異なるO−結合型グリコシル化配列を前記親ポリペプチド中の同一のアミノ酸位置で含む、請求項42に記載のライブラリー。
【請求項47】
前記親ポリペプチドがmアミノ酸を有し、各アミノ酸がアミノ酸位置に相当し、前記ライブラリーが、
(a)第1のアミノ酸位置(AA)(式中、nは、1〜mから選択されるメンバーである)で前記O−結合型グリコシル化配列を有する第1のシークオンポリペプチドと、
(c)各々のさらなるシークオンポリペプチドが、(AA)n+xおよび(AA)n−x(式中、xは、1〜(m−n)から選択されるメンバーである)から選択されるメンバーであるさらなるアミノ酸位置で前記O−結合型グリコシル化配列を有する、少なくとも1つのさらなるシークオンポリペプチドと
を含む、請求項42に記載のライブラリー。
【請求項48】
(AA)n+pおよび(AA)n−p(式中、pは1〜10から選択される)から選択される第2のアミノ酸位置で前記O−結合型グリコシル化配列を有する第2のシークオンポリペプチドを含む、請求項47に記載のライブラリー。
【請求項49】
前記さらなるアミノ酸位置の各々が、予め選択したアミノ酸位置に隣接した、請求項47に記載のライブラリー。
【請求項50】
前記O−結合型グリコシル化配列が、GalNAc−トランスフェラーゼのための基質である、請求項42に記載のライブラリー。
【請求項51】
前記GalNAc−トランスフェラーゼが、レクチン−ドメイン欠失GalNAc−T2およびレクチンドメイン切断型GalNAc−T2から選択されるメンバーである、請求項50に記載のライブラリー。
【請求項52】
前記親ポリペプチドが治療用ポリペプチドである、請求項42に記載のライブラリー。
【請求項53】
前記親ポリペプチドが、骨形成タンパク質2(BMP−2)、骨形成タンパク質7(BMP−7)、骨形成タンパク質15(BMP−15)、ニューロトロフィン−3(NT−3)、フォンウィルブランド因子(vWF)プロテアーゼ、エリスロポエチン(EPO)、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)、インターフェロンα、インターフェロンβ、インターフェロンγ、α−アンチトリプシン(α−1プロテアーゼ阻害剤)、グルコセレブロシダーゼ、組織型プラスミノーゲン活性化因子(TPA)、インターロイキン−2(IL−2)、レプチン、ヒルジン、ウロキナーゼ、ヒトDNアーゼ、インスリン、B型肝炎表面タンパク質(HbsAg)、キメラジフテリア毒素−IL−2、ヒト成長ホルモン(hGH)、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)、甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)、α−ガラクトシダーゼ、α−L−イズロニダーゼ、β−グルコシダーゼ、α−ガラクトシダーゼA、酸α−グルコシダーゼ(酸性マルターゼ)、アンチトロンビンIII(ATIII)、濾胞成熟ホルモン(FSH)、グルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)、グルカゴン様ペプチド−2(GLP−2)、繊維芽細胞増殖因子7(FGF−7)、繊維芽細胞増殖因子21(FGF−21)、繊維芽細胞増殖因子23(FGF−23)、第VII因子、第VIII因子、Bドメイン欠失第VIII因子、第IX因子、第X因子、第XIII因子、プロキネチシン、エキセンディン−4、CD4、腫瘍壊死因子受容体(TNF−R)、α−CD20、P−セレクチン糖タンパク質リガンド−1(PSGL−1)、補体、トランスフェリン、グリコシル化依存性細胞接着分子(GlyCAM)、神経細胞接着分子(N−CAM)、TNF受容体−IgG Fc領域融合タンパク質、抗HER2モノクローナル抗体、抗呼吸器合胞体ウイルスモノクローナル抗体、抗呼吸器合胞体ウイルスタンパク質Fモノクローナル抗体、抗TNF−αモノクローナル抗体、抗糖タンパク質IIb/IIIaモノクローナル抗体、抗CD20モノクローナル抗体、抗VEGF−Aモノクローナル抗体、抗PSGL−1モノクローナル抗体、抗CD4モノクローナル抗体、抗a−CD3モノクローナル抗体、抗EGFモノクローナル抗体、抗癌胎児性抗原(CEA)モノクローナル抗体および抗IL−2受容体モノクローナル抗体から選択されるメンバーである、請求項42に記載のライブラリー。
【請求項54】
宿主細胞中でシークオンポリペプチドを発現させるステップを含み、前記シークオンポリペプチドは、親ポリペプチドに相当し、配列番号1および配列番号2
(X)POU(B)(Z)(J)(O)(P)(配列番号1)、および
(X)(BTUB(Z)(J)(P)(配列番号2)
(式中、
m、n、p、r、sおよびtは、0および1から独立して選択される整数であり、
Pは、プロリンであり、
は、セリン(S)およびスレオニン(T)から選択されるメンバーであり、
Uは、プロリン(P)、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)、アスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)、スレオニン(T)、セリン(S)および非荷電アミノ酸から選択されるメンバーであり、
X、BおよびBは、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)、アスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)、スレオニン(T)、セリン(S)および非荷電アミノ酸から独立して選択されるメンバーであり、
Z、JおよびOは、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)、アスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)、スレオニン(T)、セリン(S)、チロシン(Y)、メチオニン(M)および非荷電アミノ酸から独立して選択されるメンバーである)から選択される外因性O−結合型グリコシル化配列を含み、ただし、前記親ポリペプチドは、ヒト成長ホルモン(hGH)、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、インターフェロン−α(INF−α)、グルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)および繊維芽細胞増殖因子(FGF)から選択されるメンバーではない方法。
【請求項55】
前記シークオンポリペプチドを単離するステップをさらに含む、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記シークオンポリペプチドを前記O−結合型グリコシル化配列において酵素によってグリコシル化するステップをさらに含む、請求項54に記載の方法。
【請求項57】
前記酵素によってグリコシル化するステップが、グリコシルトランスフェラーゼを使用して達成される、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記グリコシルトランスフェラーゼが、GalNAc−T2である、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記GalNAc−T2が、レクチン−ドメイン欠失GalNAc−T2およびレクチンドメイン切断型GalNAc−T2から選択されるメンバーである、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記シークオンポリペプチドをコードする核酸配列を含む発現ベクターを作製するステップをさらに含む、請求項54に記載の方法。
【請求項61】
前記宿主細胞に前記発現ベクターをトランスフェクトするステップをさらに含む、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記親ポリペプチドが治療用ポリペプチドである、請求項54に記載の方法。
【請求項63】
前記親ポリペプチドが、骨形成タンパク質2(BMP−2)、骨形成タンパク質7(BMP−7)、骨形成タンパク質15(BMP−15)、ニューロトロフィン−3(NT−3)、フォンウィルブランド因子(vWF)プロテアーゼ、エリスロポエチン(EPO)、α−アンチトリプシン(α−1プロテアーゼ阻害剤)、グルコセレブロシダーゼ、組織型プラスミノーゲン活性化因子(TPA)、レプチン、ヒルジン、ウロキナーゼ、ヒトDNアーゼ、インスリン、B型肝炎表面タンパク質(HbsAg)、キメラジフテリア毒素−IL−2、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)、甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)、α−ガラクトシダーゼ、α−L−イズロニダーゼ、β−グルコシダーゼ、α−ガラクトシダーゼA、酸α−グルコシダーゼ(酸性マルターゼ)、アンチトロンビンIII(ATIII)、濾胞成熟ホルモン(FSH)、グルカゴン様ペプチド−2(GLP−2)、第VII因子、第VIII因子、Bドメイン欠失第VIII因子、第IX因子、第X因子、第XIII因子、プロキネチシン、エキセンディン−4、CD4、腫瘍壊死因子受容体(TNF−R)、α−CD20、P−セレクチン糖タンパク質リガンド−1(PSGL−1)、補体、トランスフェリン、グリコシル化依存性細胞接着分子(GlyCAM)、神経細胞接着分子(N−CAM)、TNF受容体−IgG Fc領域融合タンパク質、抗HER2モノクローナル抗体、抗呼吸器合胞体ウイルスモノクローナル抗体、抗呼吸器合胞体ウイルスタンパク質Fモノクローナル抗体、抗TNF−αモノクローナル抗体、抗糖タンパク質IIb/IIIaモノクローナル抗体、抗CD20モノクローナル抗体、抗VEGF−Aモノクローナル抗体、抗PSGL−1モノクローナル抗体、抗CD4モノクローナル抗体、抗a−CD3モノクローナル抗体、抗EGFモノクローナル抗体、抗癌胎児性抗原(CEA)モノクローナル抗体および抗IL−2受容体モノクローナル抗体から選択されるメンバーである、請求項54に記載の方法。
【請求項64】
(i)前記シークオンポリペプチドを組換えで生成するステップと、
(ii)前記シークオンポリペプチドを前記O−結合型グリコシル化配列において酵素によってグリコシル化するステップと
を含む、請求項10に記載のポリペプチド結合体の作製方法。
【請求項65】
ステップ(ii)の前記酵素によるグリコシル化が、GalNAcトランスフェラーゼを使用して達成される、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記GalNAcトランスフェラーゼが、ヒトGalNAc−T2である、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記GalNAc−T2が、レクチン−ドメイン欠失GalNAc−T2およびレクチンドメイン切断型GalNAc−T2から選択されるメンバーである、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
(i)前記O−結合型グリコシル化配列を、第1のアミノ酸位置(AA)に導入することによって、第1のシークオンポリペプチドを組換えで生成するステップと、
(ii)前記O−結合型グリコシル化配列を、(AA)n+xおよび(AA)n−x(式中、xは、1〜(m−n)から選択されるメンバーである)から選択されるさらなるアミノ酸位置に導入することによって、少なくとも1つのさらなるシークオンポリペプチドを組換えで生成するステップと
を含む、請求項47に記載のシークオンポリペプチドのライブラリーの作製方法。
【請求項69】
(i)請求項42に記載のシークオンポリペプチドのライブラリーを生成するステップと、
(ii)前記ライブラリーの少なくとも1つのメンバーを酵素によるグリコシル化反応に供し、修飾基によって誘導体化されていてもよいグリコシル部分をグリコシル供与体分子から前記O−結合型グリコシル化配列の少なくとも1つに転移させ、それによって前記リードポリペプチドを同定するステップと
を含む、リードポリペプチドを同定する方法。
【請求項70】
前記ライブラリーの少なくとも1つのメンバーについての前記酵素によるグリコシル化反応の収率を測定するステップをさらに含む、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記測定が、質量分析、ゲル電気泳動、核磁気共鳴(NMR)およびHPLCから選択されるメンバーによって行われる、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記リードポリペプチドの前記収率が、約50%〜約100%である、請求項70に記載の方法。
【請求項73】
ステップ(ii)の前に、前記ライブラリーの少なくとも1つのメンバーを精製するステップをさらに含む、請求項69に記載の方法。
【請求項74】
ステップ(ii)の前記グリコシル部分が、ガラクトース部分およびGalNAc部分から選択されるメンバーを含む、請求項69に記載の方法。
【請求項75】
ステップ(ii)の前記酵素によるグリコシル化反応が、前記ライブラリーの前記少なくとも1つのメンバーが発現している宿主細胞中で起こる、請求項69に記載の方法。
【請求項76】
(iii)ステップ(ii)の生成物をPEG化反応に供し、前記PEG化反応が、化学的PEG化反応および酵素によるグリコPEG化反応から選択されるメンバーである、請求項69に記載の方法。
【請求項77】
ステップ(ii)およびステップ(iii)が単一の反応容器中で行われる、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
前記PEG化反応の収率を測定するステップをさらに含む、請求項76に記載の方法。
【請求項79】
前記測定が、質量分析、ゲル電気泳動、核磁気共鳴(NMR)およびHPLCから選択されるメンバーによって行われる、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記リードポリペプチドの前記PEG化反応の前記収率が約50%〜約100%である、請求項78に記載の方法。
【請求項81】
前記リードポリペプチドが、前記PEG化反応時に前記親ポリペプチドの治療活性と本質的に同一の治療活性を有する、請求項76に記載の方法。
【請求項82】
前記リードポリペプチドが、前記PEG化反応時に前記親ポリペプチドの治療活性と異なる治療活性を有する、請求項76に記載の方法。
【請求項83】
前記シークオンポリペプチドをコードする核酸配列を含む発現ベクターを作製するステップをさらに含む、請求項69に記載の方法。
【請求項84】
前記宿主細胞に前記発現ベクターをトランスフェクトするステップをさらに含む、請求項83に記載の方法。

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6A】
image rotate

【図6B】
image rotate

【図6C】
image rotate

【図6D】
image rotate

【図6E】
image rotate

【図6F】
image rotate


【公表番号】特表2009−544327(P2009−544327A)
【公表日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−521930(P2009−521930)
【出願日】平成19年7月23日(2007.7.23)
【国際出願番号】PCT/US2007/074139
【国際公開番号】WO2008/011633
【国際公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願人】(509091848)ノヴォ ノルディスク アー/エス (42)
【Fターム(参考)】