説明

X線検査方法及びX線検査装置

【課題】挿入端子を有する電子部品が実装されたプリント基板に対して、安価に精度良く良否判定を行う。
【解決手段】プリント基板20にX線を照射するX線照射ステップと、X線照射ステップにおいて照射しプリント基板20を透過したX線を検出するX線検出ステップと、X線検出ステップにおいて検出したX線に基づいて、スルーホール21の複数位置での水平断面画像を生成する断面画像生成ステップと、断面画像生成ステップにおいて生成した水平断面画像に基づいて、半田上がり高さを検出する検査ステップと、検査ステップにおいて検出した半田上がり高さに基づいて、半田付け状態を判定する判定ステップとを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、プリント基板と挿入端子を有する電子部品との半田付け状態を検査するX線検査方法及びX線検査装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ランドが形成されたスルーホールを有するプリント基板と、スルーホールに挿入してランドに半田付けされた挿入端子を有する電子部品との半田付け状態を検査する場合には、プリント基板面の半田形状を目視検査して、半田付け状態の良否判定を行っている。
【0003】
しかし、半田が電子部品の影になる場合には、目視検査では半田形状を観察することができないという課題があった。また、検査精度が検査員の技量に依存するという課題もある。
さらに、目視検査ではスルーホール内の半田上がり高さを検査することができない等、高精度な半田付け検査を行うことができないという課題もあった。
【0004】
上記のような課題の解決方法として、電子部品の挿入端子部にチェックピンを具備して、半田付け状態を電気的に検査する検査方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−270553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示される電気的な導通状態の測定により半田付け状態の良否判定を行う検査方法では、検査の構成上、検査精度が低く(過検出になりやすく)、また部品コストも高くなるため、量産に対応させることは困難であるという課題がある。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、挿入端子を有する電子部品が実装されたプリント基板に対して、安価に精度良く良否判定を行うことができるX線検査方法及びX線検査装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係るX線検査方法は、基板にX線を照射するX線照射ステップと、X線照射ステップにおいて照射し基板を透過したX線を検出するX線検出ステップと、X線検出ステップにおいて検出したX線に基づいて、スルーホールの複数位置での水平断面画像を生成する断面画像生成ステップと、断面画像生成ステップにおいて生成した水平断面画像に基づいて、半田上がり高さを検出する検査ステップと、検査ステップにおいて検出した半田上がり高さに基づいて、半田付け状態を判定する判定ステップとを有するものである。
【0009】
また、この発明に係るX線検査装置は、基板にX線を照射するX線発生器と、X線発生器により照射され基板を透過したX線を検出するX線検出部と、X線検出部により検出されたX線に基づいて、スルーホールの複数位置での水平断面画像を生成する断面画像生成部と、断面画像生成部により生成された水平断面画像に基づいて、半田上がり高さを検出する検査部と、検出部により検出された半田上がり高さに基づいて、半田付け状態を判定する判定部とを備えたものである。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、上記のように構成したので、挿入端子を有する電子部品が実装されたプリント基板に対して、安価に精度良く良否判定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】この発明の実施の形態1における電子部品が実装されたプリント基板の構成を示す断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係るX線検査装置の構成を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係るX線検査装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態1にX線検査装置による半田上がり検出を示す断面図及び各検出位置での水平断面画像を示す図であり、(a)良品を示す図であり、(b)不良品を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態2にX線検査装置による金属間化合物検出を示す断面図及び各検出位置での水平断面画像を示す図であり、(a)良品を示す図であり、(b)不良品を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態2にX線検査装置による界面クラック検出を示す断面図及び各検出位置での水平断面画像を示す図であり、(a)良品を示す図であり、(b)不良品を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
まず、X線検査装置10により半田付け状態を検査する、挿入端子31を有する電子部品30が実装されたプリント基板20について説明する。
図1に示すように、プリント基板20には、電子部品30の挿入端子31を挿入するためのスルーホール21が形成されている。このスルーホール21には、プリント基板20に配線された不図示のパターン配線と挿入端子31とを接続する銅箔からなるランド22が形成されている。
【0013】
このプリント基板20に電子部品30を実装する際には、スルーホール21に挿入端子31を挿入して取り付け、ディップ半田によってプリント基板20に溶融した半田40に浸す。これによりランド22と挿入端子31間に半田40が付けられる。この際、ランド22と半田40との間(基板側半田接合面)、及び挿入端子31と半田40との間(部品側半田接合面)に、数μm〜数十μm厚の金属間化合物41,42が形成され、これによりランド22と挿入端子31とを接続することができる。
【0014】
次に、X線検査装置10の構成について説明する。
X線検査装置10は、図2に示すように、X線発生器11及びX線検出器12から構成される。また、X線検出器12は、X線検出部13、制御部14、断面画像生成部15、表層ランド位置検出部16、基板厚算出部17、検査部18及び判定部19から構成される。
【0015】
X線発生器11は、軸aを中心に回動しながら不図示の検査台に載置されたプリント基板20にX線を照射するものである。このX線発生器11は、図2の点線で示すような範囲に対してX線を照射する。
【0016】
X線検出部13は、X線発生器11により照射され、プリント基板20を透過したX線を検出するものであり、プリント基板20を介してX線発生器11に対向して配置される。このX線検出部13により検出されたX線データは断面画像生成部15に送られる。
【0017】
制御部14は、所定のプログラムに従って、X線検査装置10の各部の動作制御を行うものである。
断面画像生成部15は、X線検出部13により検出されたX線データに対して画像処理を行い、スルーホール21の複数位置での水平断面画像を生成するものである。この断面画像生成部15により生成された複数の水平断面画像は表層ランド位置検出部16に送られる。
【0018】
表層ランド位置検出部16は、断面画像生成部15により生成された複数の水平断面画像に基づいて、ランド22の上端及び下端の位置を検出するものである。この表層ランド位置検出部16により検出されたランド22の上端及び下端の位置を示す情報は基板厚算出部17及び検査部18に送られる。
【0019】
基板厚算出部17は、表層ランド位置検出部16により検出されたランド22の上端及び下端の位置からランド22間の距離を測定することによって、プリント基板厚を算出するものである。なお、このプリント基板厚は、基板厚算出手段による演算処理ではなく、X線検査装置10に直接入力するように構成してもよい。この基板厚算出部17により算出されたプリント基板厚を示す情報は検査部18に送られる。
【0020】
検査部18は、表層ランド位置検出部16及び基板厚算出部17からの情報に基づいて断面画像生成部15から複数の水平断面画像を抽出して、この複数の水平断面画像の半田分布に基づいて半田上がり高さを検出するものである。この検査部18により検出された半田上がり高さを示す情報は判定部19に送られる。
判定部19は、検査部18により検出された半田上がり高さが、IEC61191−3(JIS C 61191−3)もしくはIPC−A−610規格の規格値を満足しているか否かよって、プリント基板20と電子部品30との半田付け状態の良否判定を行うものである。
【0021】
次に、X線検査装置10の動作について説明する。
X線検査装置10により電子部品30が実装されたプリント基板20の半田付け状態の良否判定を行う際には、図3に示すように、まず、X線発生器11は、回動しながら検査台に載置されたプリント基板20にX線を照射する(ステップST1、X線照射ステップ)。
【0022】
次いで、X線検出部13は、X線発生器11により照射され、プリント基板20を透過したX線を検出する(ステップST2、X線検出ステップ)。このX線検出部13により検出されたX線データは断面画像生成部15に送られる。
【0023】
次いで、断面画像生成部15は、X線検出部13により検出されたX線データに対して画像処理を行い、スルーホール21の複数位置での水平断面画像を生成する(ステップST3、断面画像生成ステップ)。この断面画像生成部15により生成された複数の水平断面画像は表層ランド位置検出部16に送られる。
【0024】
次いで、表層ランド位置検出部16は、断面画像生成部15により生成された複数の水平断面画像に基づいて、ランド22の上端及び下端の位置を検出する(ステップST4、表層ランド位置検出ステップ)。この表層ランド位置検出部16により検出されたランド22の上端及び下端の位置を示す情報は基板厚算出部17及び検査部18に送られる。
【0025】
次いで、基板厚算出部17は、表層ランド位置検出部16により検出されたランド22の上端及び下端の位置からランド22間の距離を測定することによって、プリント基板厚を算出する(ステップST5、基板厚算出ステップ)。この基板厚算出部17により算出されたプリント基板厚を示す情報は検査部18に送られる。
【0026】
次いで、検査部18は、表層ランド位置検出部16及び基板厚算出部17からの情報に基づいて断面画像生成部15から複数の水平断面画像を抽出して、この複数の水平断面画像の半田分布に基づいて半田上がり高さを検出する(ステップST6、検査ステップ)。
【0027】
ここで、検査部18は、図4に示すように、断面画像生成部15から、ランド22の下端断面(検査断面8)、プリント基板厚の中心位置断面(検査断面9)及びランド22の上端断面(検査断面10)での水平断面画像を抽出する。そして、抽出したランド22の各位置での水平断面画像の半田分布に基づいて、半田上がり高さを検出する。この検査部18により検出された半田上がり高さを示す情報は判定部19に送られる。
【0028】
次いで、判定部19は、検査部18により検出された半田上がり高さがIEC61191−3(JIS C 61191−3)もしくはIPC−A−610規格の規格値を満足しているか否かよって、プリント基板20と電子部品30との半田付け状態の良否判定を行う(ステップST7、判定ステップ)。
【0029】
ここで、図4(a)に示すように、半田付けが正常に行われた場合には、検査断面8〜10のすべての水平断面画像において半田40が分布していることを確認することができるため、検査部18は、ランド22上端まで半田40が上がっていることを検出することができる。
これにより、判定部19は、プリント基板20と電子部品30との半田付けが良好であると判定することができる。
【0030】
一方、図4(b)に示すように、例えば、検査断面10で半田付けが正常に行われなかった場合には、検査断面8,9の水平断面画像では半田40が分布を確認することができるが、検査断面10の水平断面画像では半田40の分布を確認することができない。そのため、検査部18は、ランド22上端まで半田40が上がっていないことを検出することができる。
これにより、判定部19は、この半田上がり高さが規格値を満足していない場合には、プリント基板20と電子部品30との半田付け状態が不良であると判定することができる。
【0031】
以上のように、この実施の形態1によれば、X線検査装置10により、ランド22の複数位置での水平断面画像を生成して、この水平断面画像の半田分布から半田上がり高さを検出して、プリント基板20と電子部品30との半田付け状態の良否判定を行うように構成したので、安価に精度良く半田付け状態の良否判定を行うことができる。
【0032】
また、実施の形態1では、ランド22の複数位置での水平断面画像の半田分布から半田上がり高さを検出するように構成したが、この水平断面画像の半田分布から、半田接合面での界面クラックの検査を行うことも可能である。
【0033】
実施の形態2.
実施の形態1では、水平断面画像の半田分布から半田上がり高さを検出するように構成したが、正常に半田付けが行われた場合には半田接合面に金属間化合物41,42が形成されるため、実施の形態2では、この金属間化合物41,42の有無から半田上がり高さを検出する方法について示す。
なお、実施の形態2に係るX線検査装置10は、図1に示す実施の形態1に係るX線検査装置10と同一であり、以下図2を参照しながら説明を行う。
【0034】
なお、検査部18は、表層ランド位置検出部16及び基板厚算出部17からの情報に基づいて断面画像生成部15から複数の水平断面画像を抽出して、この水平断面画像のコントラスト差に基づく金属間化合物41,42の有無から半田上がり高さを検出するものである。この検査部18により検出された半田上がり高さを示す情報は判定部19に送られる。
【0035】
次に、X線検査装置10の動作について説明する。
なお、実施の形態2に係るX線検査装置10の動作は、図3に示す実施の形態1に係るX線検査装置10の動作と検出ステップ以外は同一であるため、以下、検出ステップについてのみ説明を行う。
【0036】
検出ステップでは、検査部18は、表層ランド位置検出部16及び基板厚算出部17からの情報に基づいて断面画像生成部15から複数の水平断面画像に抽出して、この水平断面画像のコントラスト差に基づく金属間化合物41,42の有無から半田上がり高さを検出する。
【0037】
ここで、図5(a)に示すように、半田付けが正常に行われた場合には、検査断面8〜10のすべての水平断面画像において半田接合面のコントラストが濃くなっていることを確認することができる。これは、半田接合断面に形成された金属間化合物41,42の原子量が半田40の原子量よりも大きく、X線が照射された際のX線透過量が異なるためである。
【0038】
検査部18では、このコントラスト差から半田接合面に形成された金属間化合物41,42の有無を検出することができる。
これにより、判定部19は、プリント基板20と電子部品30との半田付けが良好であると判定することができる。
【0039】
一方、図5(b)に示すように、例えば、半田付けがランド22間のすべての位置において正常に行われなかった場合には、検査断面8〜10のすべての水平断面画像において濃コントラストを確認することができない。そのため検査部18は、検査断面8〜10では金属間化合物41,42が形成されていないことを検出することができる。
これにより、判定部19は、プリント基板20と電子部品30との半田付け状態が不良であると判定することができる。
【0040】
以上のように、この実施の形態2によれば、X線検査装置10により、ランド22の複数位置での水平断面画像を生成して、この水平断面画像のコントラスト差に基づく金属間化合物41,42の有無から半田上がり高さを検出して、プリント基板20と電子部品30との半田付け状態の良否判定を行うように構成したので、安価に精度良く半田付け状態の良否判定を行うことができる。
【0041】
また、実施の形態2では、ランド22の複数位置での水平断面画像のコントラストに基づく金属間化合物41,42の有無から半田上がり高さを検出するように構成したが、図6に示すように、この水平断面画像から金属間化合物41,42の分布状態から、半田接合面での界面クラックの有無を検査することも可能である。
【符号の説明】
【0042】
10 X線検査装置、11 X線発生器、12 X線検出器、13 X線検出部、14 制御部、15 断面画像生成部、16 表層ランド位置検出部、17 基板厚算出部、18 検査部、19 判定部、20 プリント基板、21 スルーホール、22 ランド、30 電子部品、31 挿入端子、40 半田、41,42 金属間化合物。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランドが形成されたスルーホールを有する基板と、前記スルーホールに挿入して前記ランドに半田付けされた端子を有する電子部品との半田付け状態を検査するX線検査方法において、
前記基板にX線を照射するX線照射ステップと、
前記X線照射ステップにおいて照射し前記基板を透過したX線を検出するX線検出ステップと、
前記X線検出ステップにおいて検出したX線に基づいて、前記スルーホールの複数位置での水平断面画像を生成する断面画像生成ステップと、
前記断面画像生成ステップにおいて生成した水平断面画像に基づいて、半田上がり高さを検出する検査ステップと、
前記検査ステップにおいて検出した半田上がり高さに基づいて、半田付け状態を判定する判定ステップとを有する
ことを特徴とするX線検査方法。
【請求項2】
前記検査ステップは、前記水平断面画像の半田分布に基づいて半田上がり高さを検出する
ことを特徴とする請求項1記載のX線検査方法。
【請求項3】
前記検査ステップは、前記水平断面画像のコントラスト差に基づく金属間化合物の有無から半田上がり高さを検出する
ことを特徴とする請求項1記載のX線検査方法。
【請求項4】
前記判定ステップは、前記半田上がり高さがIEC61191−3(JIS C 61191−3)もしくはIPC−A−610規格の規格値を満足している場合に、半田付け状態が良好であると判定する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のX線検査方法。
【請求項5】
前記検査ステップは、前記水平断面画像の半田分布に基づいてクラックの有無を検出し、
前記判定ステップは、前記検出ステップにおいて検出したクラックの有無に基づいて、半田付け状態を判定する
ことを特徴とする請求項2記載のX線検査方法。
【請求項6】
前記検査ステップは、前記水平断面画像のコントラスト差に基づく金属間化合物の有無からクラックの有無を検出し、
前記判定ステップは、前記検出ステップにおいて検出したクラックの有無に基づいて、半田付け状態を判定する
ことを特徴とする請求項3記載のX線検査方法。
【請求項7】
ランドが形成されたスルーホールを有する基板と、前記スルーホールに挿入して前記ランドに半田付けされた端子を有する電子部品との半田付け状態を検査するX線検査装置において、
前記基板にX線を照射するX線発生器と、
前記X線発生器により照射され前記基板を透過したX線を検出するX線検出部と、
前記X線検出部により検出されたX線に基づいて、前記スルーホールの複数位置での水平断面画像を生成する断面画像生成部と、
前記断面画像生成部により生成された水平断面画像に基づいて、半田上がり高さを検出する検査部と、
前記検出部により検出された半田上がり高さに基づいて、半田付け状態を判定する判定部とを備えた
ことを特徴とするX線検査装置。
【請求項8】
前記検査部は、前記水平断面画像の半田分布に基づいて半田上がり高さを検出する
ことを特徴とする請求項7記載のX線検査装置。
【請求項9】
前記検査部は、前記水平断面画像のコントラスト差に基づく金属間化合物の有無から半田上がり高さを検出する
ことを特徴とする請求項7記載のX線検査装置。
【請求項10】
前記判定部は、前記半田上がり高さがIEC61191−3(JIS C 61191−3)もしくはIPC−A−610規格の規格値を満足している場合に、半田付け状態が良好であると判定する
ことを特徴とする請求項7から請求項9のうちのいずれか1項記載のX線検査装置。
【請求項11】
前記検査部は、前記水平断面画像の半田分布に基づいてクラックの有無を検出し、
前記判定部は、前記検出部により検出されたクラックの有無に基づいて、半田付け状態を判定する
ことを特徴とする請求項8記載のX線検査装置。
【請求項12】
前記検査部は、前記水平断面画像のコントラスト差に基づく金属間化合物の有無からクラックの有無を検出し、
前記判定部は、前記検出部により検出されたクラックの有無に基づいて、半田付け状態を判定する
ことを特徴とする請求項9記載のX線検査装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−169791(P2011−169791A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−34643(P2010−34643)
【出願日】平成22年2月19日(2010.2.19)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】