説明

アルツハイマー病治療のための化合物

本発明は、アルツハイマー病及び他の類似した疾患の治療に有用な式(I)の化合物に関する。この種の化合物には、哺乳動物におけるアルツハイマー病及びAβペプチドの沈着を特徴とする他の疾患の治療に有用な、β−セクレターゼ酵素の阻害剤が含まれる。本発明の化合物は、薬剤組成物にするのに有用であり、またAβペプチドの生成を低減するための治療方法において有用である。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次式Iの化合物
【化1】


又は薬剤として許容されるその塩若しくはエステル
[式中、R20は、H、C1〜6アルキル若しくはアルケニル、C1〜6ハロアルキル若しくはC4〜7シクロアルキルであり、
は、−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、又は
ハロゲン、−OH、=O、−SH、−C≡N、−CF、−C〜Cアルコキシ、アミノ、モノ若しくはジアルキルアミノ、−N(R)C(O)R’−、−OC(=O)−アミノ、及びOC(=O)−モノ若しくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル、又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、及びモノ若しくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜Cアルケニル若しくはC〜Cアルキニル、又は
アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C〜Cアルキル−アリール、−C〜Cアルキル−ヘテロアリール、若しくは−C〜Cアルキル−ヘテロシクリルであって、それぞれの環部分が、ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−NR105R’105、−COR、−N(R)COR’若しくは−N(R)SOR’、−C(=O)−(C〜C)アルキル、−SO−アミノ、−SO−モノ若しくはジアルキルアミノ、−C(=O)−アミノ、−C(=O)−モノ若しくはジアルキルアミノ、−SO−(C〜C)アルキル、又は
ハロゲンからそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cアルコキシ、又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、−C〜Cアルキル、及びモノ若しくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル、又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、−C〜Cアルコキシ、アミノ、モノ若しくはジアルキルアミノ、及び−C〜Cアルキルからそれぞれ独立に選択された1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル、又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、C〜Cアルキル、及びモノ若しくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜C10アルケニル若しくはC〜C10アルキニル
からそれぞれ独立に選択された1、2、3、又は4個の基によって任意選択で置換されており、ヘテロシクリル基が、さらにオキソによって任意選択で置換されているもの
であり、
R及びR’は、それぞれ独立に、水素、C〜C10アルキル、C〜C10アルキルアリール、又はC〜C10アルキルヘテロアリールであり、
は、水素、−(CR2452500〜4−アリール、−(CR2452500〜4−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクリル、−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−アリール−ヘテロシクリル、−(CR2452500〜4−アリール−アリール、−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−アリール、−(CR2452500〜4−ヘテロアリール−ヘテロシクリル、−(CR245250)0〜4−ヘテロアリール−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクリル−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクリル−ヘテロシクリル、−(CR2452500〜4−ヘテロシクリル−アリール、−[C(R255)(R260)]1〜3−CO−N−(R255、−CH(アリール)、−CH(ヘテロアリール)、−CH(ヘテロシクリル)、−CH(アリール)(ヘテロアリール)、−(CH0〜1−CH((CH0〜6−OH)−(CH0〜1−アリール、−(CH0〜1−CH((CH0〜6−OH−(CH0〜1−ヘテロアリール、−CH(−アリール若しくはヘテロアリール)−CO−O−(C〜Cアルキル)、−CH(−CH−OH)−CH(OH)−フェニル−NO、(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)−OH、−CH−NH−CH−CH(−O−CH−CH、−(CH0〜6−C(=NR235)(NR235240)、又は
205、−OC=ONR235240、−S(=O)0〜2(C〜Cアルキル)、−SH、−NR235C=ONR235240、−C=ONR235240、及び−S(=O)NR235240からなる群からそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル、又は
シクロアルキルが、R205、−COH、及び−CO−(C〜Cアルキル)からなる群からそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によって任意選択で置換されている−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル、又は
アリール、ヘテロアリール、若しくはヘテロシクリルに縮合したシクロペンチル環、シクロヘキシル環、若しくはシクロヘプチル環であって、前記のシクロペンチル、シクロヘキシル、若しくはシクロペンチルの1、2、若しくは3個の炭素が、NH、NR215、O、若しくはS(=O)0〜2からそれぞれ独立に選択されたヘテロ原子によって任意選択で置換されており、前記のシクロペンチル基、シクロヘキシル基、若しくはシクロヘプチル基が、それぞれ独立にR205、=O、−CO−NR235240、若しくは−SO−(C〜Cアルキル)である1若しくは2個の基によって任意選択で置換されていてよいもの、又は
1、2、若しくは3個のR205基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜C10アルケニル若しくはC〜C10アルキニル
であり、
各アリール及びヘテロアリールは、1、2、又は3個のR200によって任意選択で置換され、各ヘテロシクリルは、1、2、3、又は4個のR210によって任意選択で置換されており、
200は、出現するごとに、


又は
1、2、又は3個のR205基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル、又は
1若しくは2個のR205基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜C10アルケニル若しくはC〜C10アルキニル
からそれぞれ独立に選択され、
アリール基及びヘテロアリール基は、出現するごとに、それぞれ独立にR205、R210、又は
それぞれ独立にR205若しくはR210である1、2、若しくは3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル
である1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されており、
ヘテロシクリル基は、出現するごとに、それぞれ独立にR210である1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されており、
205は、出現するごとに、C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−O−フェニル、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、NH、NH(C〜Cアルキル)、又はN−(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)からそれぞれ独立に選択され、
210は、出現するごとに、ハロゲン、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−NR220225、OH、C≡N、−CO−(C〜Cアルキル)、−SO−NR235240、−CO−NR235240、−SO−(C〜Cアルキル)、=O、又は
1、2、若しくは3個のR205基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、若しくはC〜Cシクロアルキル
からそれぞれ独立に選択され、
215は、出現するごとに、C〜Cアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、及び−(CH0〜2−(ヘテロアリール)、−(CH0〜2(ヘテロシクリル)からそれぞれ独立に選択され、
アリール基は、出現するごとに、それぞれ独立にR205又はR210である1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されており、
ヘテロシクリル基及びヘテロアリール基は、出現するごとに、1、2、又は3個のR210によって任意選択で置換されており、
220及びR225は、出現するごとに、−H、−C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、−C〜Cアルケニル、−C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜Cアルキル鎖、−アリール、−ヘテロアリール、及び−ヘテロシクリル、又は
−OH、−NH、若しくはハロゲンによって任意選択で置換されている−C〜C10アルキル
からそれぞれ独立に選択され、
アリール基、ヘテロシクリル基、及びヘテロアリール基は、出現するごとに、1、2、又は3個のR270基によって任意選択で置換されており、
235及びR240は、出現するごとに、それぞれ独立に、H又はC〜Cアルキルであり、
245及びR250は、出現するごとに、−H、C〜Cアルキル、C〜Cアルキルアリール、C〜Cアルキルヘテロアリール、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、及びフェニルからそれぞれ独立に選択され、或いは
245及びR250は、これらの結合相手である炭素と一緒になって、3、4、5、6、又は7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、ここで、1個の炭素原子は、−O−、−S−、−SO−、及び−NR220−から選択されるヘテロ原子によって任意選択で置換されており、
255及びR260は、出現するごとに、−H、−(CH1〜2−S(O)0〜2−(C〜Cアルキル)、−(C〜Cアルキル)−アリール、−(C〜C−アルキル)−ヘテロアリール、−(C〜Cアルキル)−ヘテロシクリル、−アリール、−ヘテロアリール、−ヘテロシクリル、−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−アリール、−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロアリール、−(CH1〜4−R265−(CH0〜4−ヘテロシクリル、又は
1、2、若しくは3個のR205基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、若しくは−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキル
からそれぞれ独立に選択され、
各アリール又はフェニルは、それぞれ独立にR205、R210、又は
それぞれ独立にR205若しくはR210である1、2、若しくは3個の基によって置換されているC〜Cアルキル
である1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されており、
各ヘテロシクリルは、1、2、3、又は4個のR210によって任意選択で置換されており、
265は、出現するごとに、それぞれ独立に、−O−、−S−、又は−N(C〜Cアルキル)−であり、
270は、出現するごとに、それぞれ独立に、R205、ハロゲン、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、NR235240、−OH、−C≡N、−CO−(C〜Cアルキル)、−SO−NR235240、−CO−NR235240、−SO−(C〜Cアルキル)、=O、又は
1、2、若しくは3個のR205基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、若しくは−(CH0〜4−C〜Cシクロアルキルであり、
は、


又は
【化2】


であり、上式で、
は、H;NH;−NH−(CHn6−R4−1;−NHR;−NR50C(O)R;C〜Cアルキル−NHC(O)R;−(CH0〜4;−O−C〜Cアルカノイル;OH;それぞれ独立にハロゲン、C〜Cアルキル、−COH、−C(O)−C〜Cアルコキシ、又はC〜Cアルコキシである1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アリールオキシ;


からなる群から選択され、
は、0、1、2、又は3であり、
は、0、1、2、又は3であり、
4−1は、−SO−(C〜Cアルキル)、−SO−(C〜Cアルキル)、−S−(C〜Cアルキル)、−S−CO−(C〜Cアルキル)、−SO−NR4−24−3;−CO−C〜Cアルキル;−CO−NR4−34−4からなる群から選択され、
4−2及びR4−3は、それぞれ独立に、H、C〜Cアルキル、又はC〜Cシクロアルキルであり、
4−4は、アルキル、アリールアルキル、アルカノイル、又はアリールアルカノイルであり、
4−6は、−H又はC〜Cアルキルであり、
は、C〜Cシクロアルキル;それぞれ独立にハロゲン、−NR、C〜Cアルコキシ、C〜Cヘテロシクロアルキル、C〜Cヘテロアリール、C〜C10アリール、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、−S−C〜Cアルキル、−SO−C〜Cアルキル、−COH、−CONR、−CO−C〜Cアルキル、C〜C10アリールオキシである1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;それぞれ独立にC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、C〜Cハロアルキル、又はOHである1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されているヘテロアリール;それぞれ独立にC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、又はC〜Cアルカノイルである1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されているヘテロシクロアルキル;それぞれ独立にハロゲン、OH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、又はC〜Cハロアルキルである1、2、3、又は4個の基によって任意選択で置換されているアリール;及び−NRからなる群から選択され、
及びRは、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルカノイル、フェニル、−SO−C〜Cアルキル、フェニルC〜Cアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、
は、−SO−ヘテロアリール、−SO−アリール、−SO−ヘテロシクロアルキル、−SO−C〜C10アルキル、−C(O)NHR、ヘテロシクロアルキル、−S−C〜Cアルキル、−S−C〜Cアルカノイルからなる群から選択され、
は、アリールC〜Cアルキル、C〜Cアルキル、又はHであり、
50は、H又はC〜Cアルキルであり、
51は、アリールC〜Cアルキル;それぞれ独立にハロゲン、シアノ、ヘテロアリール、−NR、−C(O)NR、C〜Cシクロアルキル、又は−C〜Cアルコキシである1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;それぞれ独立にC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、C〜Cアルカノイル、アリールC〜Cアルキル、及び−SO〜Cアルキルである1又は2個の基によって任意選択で置換されているヘテロシクロアルキル;アルケニル;アルキニル;それぞれ独立にOH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、NH、NH(C〜Cアルキル)、又はN(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)である1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されているヘテロアリール;それぞれ独立にC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、NH、NH(C〜Cアルキル)、又はN(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)である1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されているヘテロアリールアルキル;アリール;ヘテロシクロアルキル;C〜Cシクロアルキル;及びシクロアルキルアルキルからなる群から選択され、前記のアリール基、ヘテロシクロアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、及びシクロアルキルアルキル基は、それぞれ独立にハロゲン、CN、NO、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルカノイル、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルコキシ、ヒドロキシ、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、C〜Cチオアルコキシ、C〜CチオアルコキシC〜Cアルキル、又はC〜CアルコキシC〜Cアルコキシである1、2、3、4、又は5個の基によって任意選択で置換されており、
52は、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクロアルキル、−S(O)0〜2−C〜Cアルキル、COH、−C(O)NH、−C(O)NH(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アルキル)、−CO−アルキル、−NHS(O)0〜2−C〜Cアルキル、−N(アルキル)S(O)0〜2−C〜Cアルキル、−S(O)0〜2ヘテロアリール、−S(O)0〜2−アリール、−NH(アリールアルキル)、−N(アルキル)(アリールアルキル)、チオアルコキシ、又はアルコキシであり、これらのそれぞれが、それぞれ独立にアルキル、アルコキシ、チオアルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルカノイル、NO、CN、アルコキシカルボニル、又はアミノカルボニルである1、2、3、4、又は5個の基によって任意選択で置換されており、
53は、不在、−O−、−C(O)−、−NH−、−N(アルキル)−、−NH−S(O)0〜2−、−N(アルキル)−S(O)0〜2−、−S(O)0〜2−NH−、−S(O)0〜2−N(アルキル)−、−NH−C(S)−、又は−N(アルキル)−C(S)−であり、
54は、ヘテロアリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、COH、−CO−アルキル、−C(O)NH(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アルキル)、−C(O)NH、C〜Cアルキル、OH、アリールオキシ、アルコキシ、アリールアルコキシ、NH、NH(アルキル)、N(アルキル)(アルキル)、又は−C〜Cアルキル−CO−C〜Cアルキルであり、これらのそれぞれが、それぞれ独立にアルキル、アルコキシ、COH、−CO−アルキル、チオアルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシアルキル、アルカノイル、NO、CN、アルコキシカルボニル、又はアミノカルボニルである1、2、3、4、又は5個の基によって任意選択で置換されており、
X′は、1、2、又は3個のメチル基によって任意選択で置換されている−C〜Cアルキリデニル;及び−NR4−6−;又は
組み合わさって−(CHn10−を形成するR及びR4−6からなる群から選択され、
10は、1、2、3、又は4であり、
Zは、結合;SO;SO;S;及びC(O)からなる群から選択され、
Yは、H;C〜Cハロアルキル;C〜Cヘテロシクロアルキル;C〜C10アリール;OH;−N(Y)(Y);同じでも異なっていてもよく、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、チオアルコキシ、及びハロアルコキシからなる群から選択される1〜3個の置換基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル;C〜Cアルキル及びハロゲンからそれぞれ独立に選択された1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;アルコキシ;ハロゲン、アルキル、アルコキシ、CN、又はNOによって任意選択で置換されているアリール;ハロゲン、アルキル、アルコキシ、CN、又はNOによって任意選択で置換されているアリールアルキルからなる群から選択され、
及びYは、同じ又は異なるものであり、H;ハロゲン、C〜Cアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、及びOHからなる群から選択された1、2、又は3個の置換基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル;C〜Cアルケニル;C〜Cアルカノイル;フェニル;−SO−C〜Cアルキル;フェニルC〜Cアルキル;又はC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルであり、或いは
、Y、及びこれらの結合相手である窒素が、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、及びピロリジニルからなる群から選択される環を形成し、各環は、それぞれ独立にC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、又はハロゲンである1、2、3、又は4個の基によって任意選択で置換されており、
100及びR’100は、それぞれ独立に、アリール、ヘテロアリール、−アリール−W−アリール、−アリール−W−ヘテロアリール、−アリール−W−ヘテロシクリル、−ヘテロアリール−W−アリール、−ヘテロアリール−W−ヘテロアリール、−ヘテロアリール−W−ヘテロシクリル、−ヘテロシクリル−W−アリール、−ヘテロシクリル−W−ヘテロアリール、−ヘテロシクリル−W−ヘテロシクリル、−CH[(CH0〜2−O−R150]−(CH0〜2−アリール、−CH[(CH0〜2−O−R150]−(CH0〜2−ヘテロシクリル、又は−CH[(CH0〜2−O−R150]−(CH0〜2−ヘテロアリールを表し、それぞれの環部分は、


からそれぞれ独立に選択された1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されており、或いは
100は、1、2、又は3個のR115基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキルであり、或いは
100は、1、2、又は3個のR115基によってそれぞれが任意選択で置換されている−(C〜Cアルキル)−O−C〜Cアルキル)又は−(C〜Cアルキル)−S−(C〜Cアルキル)であり、或いは
100は、1、2、又は3個のR115基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキルであり、
Wは、−(CH0〜4−、−O−、−S(O)0〜2−、−N(R135)−、−CR(OH)−、又は−C(O)−であり、
102及びR102’は、それぞれ独立に、水素、又は
それぞれ独立にハロゲン、アリール、又は−R110である1、2、若しくは3個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキルであり、
105及びR’105は、それぞれ独立に、−H、−R110、−R120、C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、又は1個の二重結合及び1個の三重結合を有するC〜Cアルキル鎖、又は
−OH又は−NHによって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;又は
ハロゲンからそれぞれ独立に選択された1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキルを表し、或いは
105及びR’105、並びにこれらの結合相手である原子が、3〜7員炭素環を形成し、ここで、1員は、任意選択で、−O−、−S(O)0〜2−、−N(R135)−から選択されるヘテロ原子であり、前記環は、1、2、又は3個のR140基によって任意選択で置換されており、
115は、出現するごとに、それぞれ独立に、


であり、
135は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、−(CH0〜2−(アリール)、−(CH0〜2−(ヘテロアリール)、又は−(CH0〜2−(ヘテロシクリル)であり、
140は、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ(C〜C)アルキルアミノ、ジ(C〜C)アルキルアミノ、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルコキシ、アミノ(C〜C)アルキル、モノ(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル、ジ(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル、及び=Oからそれぞれ独立に選択された1、2、3、又は4個の基によって任意選択で置換されているヘテロシクリルであり、
150は、水素、C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有するC〜Cアルキル、−R110、−R120、又は
−OH、−NH、C〜Cアルコキシ、R110、及びハロゲンからそれぞれ独立に選択された1、2、3、若しくは4個の基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキルであり、
150’は、C〜Cシクロアルキル、−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル)、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、1個の二重結合及び1個の三重結合を有するC〜Cアルキル、−R110、−R120、又は
−OH、−NH、C〜Cアルコキシ、R110、及びハロゲンからそれぞれ独立に選択された1、2、3、若しくは4個の基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキルであり、
180は、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ホモモルホリニル、ホモチオモルホリニル、ホモチオモルホリニルS−オキシド、ホモチオモルホリニルS,S−ジオキシド、ピロリニル、及びピロリジニルから選択され、このそれぞれが、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ(C〜C)アルキルアミノ、ジ(C〜C)アルキルアミノ、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルコキシ、アミノ(C〜C)アルキル、モノ(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル、ジ(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル、及び=Oからそれぞれ独立に選択された1、2、3、又は4個の基によって任意選択で置換され、
110は、1又は2個のR125基によって任意選択で置換されているアリールであり、
125は、出現するごとに、それぞれ独立に、ハロゲン、アミノ、モノ若しくはジアルキルアミノ、−OH、−C≡N、−SO−NH、−SO−NH−C〜Cアルキル、−SO−N(C〜Cアルキル)、−SO−(C〜Cアルキル)、−CO−NH、−CO−NH−C〜Cアルキル、又は−CO−N(C〜Cアルキル)、又は
〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、及びモノ及びジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、若しくはC〜Cアルキニル、又は
1、2、若しくは3個のハロゲンによって任意選択で置換されているC〜Cアルコキシであり、
120は、1又は2個のR125基によって任意選択で置換されているヘテロアリールであり、
130は、1又は2個のR125基によって任意選択で置換されているヘテロシクリルであり、
は、H;C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及び−NR1−a1−bからなる群からそれぞれ独立に選択された1、2、又は3個の置換基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキルからなる群から選択され、
1−a及びR1−bは、−H又はC〜Cアルキル;−(CH0〜4−アリール;−(CH0〜4−ヘテロアリール;C〜Cアルケニル;C〜Cアルキニル;−CONRN−2N−3;−SONRN−2N−3;−COH;及び−CO−(C〜Cアルキル)であり、
は、H;C〜Cアルキル、ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、及び−NR1−a1−bからなる群からそれぞれ独立に選択された1、2、又は3個の置換基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキル;−(CH0〜4−アリール;−(CH0〜4−ヘテロアリール;C〜Cアルケニル;C〜Cアルキニル;−CO−NRn−2n−3;−SO−NRn−2n−3;−COH;及び−CO−O−(C〜Cアルキル)からなる群から選択され、
N−2及びRN−3は、出現するごとに、−OH、−NH、フェニル、及びハロゲンからなる群からそれぞれ独立に選択された1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されている−C〜Cアルキル;−C〜Cシクロアルキル;−(C〜Cアルキル)−(C〜Cシクロアルキル);−(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル);−C〜Cアルケニル;−C〜Cアルキニル;1個の二重結合及び1個の三重結合を有する−C〜Cアルキル鎖;アリール;ヘテロアリール;ヘテロシクロアルキルからなる群からそれぞれ独立に選択され、或いは
N−2、RN−3、及びこれらの結合相手である窒素が、5、6、若しくは7員ヘテロシクロアルキル基又はヘテロアリール基を形成し、前記ヘテロシクロアルキル基又はヘテロアリール基は、任意選択でベンゼン環、ピリジン環、又はピリミジン環に縮合しており、前記の基は、非置換であり、又は出現するごとにそれぞれ独立にC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロゲン、ハロC〜Cアルキル、ハロC〜Cアルコキシ、−CN、−NO、−NH、NH(C〜Cアルキル)、N(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)、−OH、−C(O)NH、−C(O)NH(C〜Cアルキル)、−C(O)N(C〜Cアルキル)(C〜Cアルキル)、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、C〜Cチオアルコキシ、及びC〜CチオアルコキシC〜Cアルキルである1、2、3、4、又は5個の基で置換されており、或いは
、R、及びこれらの結合相手である炭素が、3〜7個の炭素原子からなる炭素環を形成し、1個の炭素原子が、−O−、−S−、−SO−、又は−NRN−2−から選択された基によって任意選択で置換されている]。
【請求項2】
が、R’100、−C(=O)−NR100−R’100、−C(=O)O−R’100、−SOR’100、−(CRR’)1〜6R’100、−C(=O)−(CRR’)0〜6100、−C(=O)−(CRR’)1〜6−O−R’100、−C(=O)−(CRR’)1〜6−S−R’100、−C(=O)−(CRR’)1〜6−C(=0)−R100、−C(=O)−(CRR’)1〜6−SO−R100、又は−C(=O)−(CRR’)1〜6−NR100−R’100である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
が、次式
【化3】


であり、上式で、
X’が、1、2、又は3個のメチル基によって任意選択で置換されているC〜Cアルキリデニル;又は−NR4−6−(ここで、R4−6は、−H若しくはC〜Cアルキルである);又は
組み合わさって−(CHn10−を形成しているR及びR4−6であり、
10は、1、2、3、又は4であり、
Zは、結合;SO;SO;S;及びC(O)から選択され、
Yは、H;C〜Cハロアルキル;少なくとも1個のN、O、又はS含むC〜Cヘテロシクロアルキル;フェニル;OH;−N(Y)(Y);同じでも異なっていてもよく、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、チオアルコキシ、及びハロアルコキシから選択される1〜3個の置換基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル;C〜Cアルキル及びハロゲンからそれぞれ独立に選択された1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル;アルコキシ;ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、CN、又はNOによって任意選択で置換されているフェニル;ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、CN、又はNOによって任意選択で置換されているフェニルC〜Cアルキルから選択され、ここで、
及びYは、同じ又は異なるものであり、H;ハロゲン、C〜Cアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、及びOHからなる群から選択された1、2、又は3個の置換基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル;C〜Cアルケニル;C〜Cアルカノイル;フェニル;−SO−C〜Cアルキル;フェニルC〜Cアルキル;及びC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルであり、或いは
−N(Y)(Y)は、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、及びピロリジニルから選択される環を形成し、ここで、各環は、それぞれ独立にC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、又はハロゲンである1、2、3、又は4個の基によって任意選択で置換されている、請求項1記載の化合物。
【請求項4】
が、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C〜Cアルキル−アリール、−C〜Cアルキル−ヘテロアリール、又は−C〜Cアルキル−ヘテロシクリルであり、それぞれの環部分が、ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−NO、−NR105R’105、−COR、−N(R)COR’、又は−N(R)SOR’(ここで、R105、R’105、R、及びR’は、上で規定したとおりである)、−C(=O)−(C〜C)アルキル、−SO−アミノ、−SO−モノ若しくはジアルキルアミノ、−C(=O)−アミノ、−C(=O)−モノ若しくはジアルキルアミノ、−SO−(C〜C)アルキル、又は
ハロゲンからそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cアルコキシ、又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、−C〜Cアルキル、及びモノ若しくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル、又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、−C〜Cアルコキシ、アミノ、モノ若しくはジアルキルアミノ、及び−C〜Cアルキルからそれぞれ独立に選択された1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル、又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、C〜Cアルキル、及びモノ若しくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1、2、又は3個の基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜C10アルケニル若しくはC〜C10アルキニル
からそれぞれ独立に選択された1、2、3、又は4個の基によって任意選択で置換されており、ヘテロシクリル基が、任意選択でさらにオキソによって置換されている、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
が、−C〜Cアルキル−アリール、−C〜Cアルキル−ヘテロアリール、又は−C〜Cアルキルヘテロシクリルであり、それぞれの環部分が、ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−NO、−NR105R’105、−COR、−N(R)COR’、又は−N(R)SOR’(ここで、R105、R’105、R、及びR’は、上で規定したとおりである)、−C(=O)−(C〜C)アルキル、−SO−アミノ、−SO−モノ若しくはジアルキルアミノ、−C(=O)−アミノ、−C(=O)−モノ若しくはジアルキルアミノ、−SO−(C〜C)アルキル、又は
ハロゲンからそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cアルコキシ、又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、−C〜Cアルキル、及びモノ若しくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によって任意選択で置換されているC〜Cシクロアルキル、又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、−C〜Cアルコキシ、アミノ、モノ若しくはジアルキルアミノ、及び−C〜Cアルキルからそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル、又は
ハロゲン、−OH、−SH、−C≡N、−CF、C〜Cアルコキシ、アミノ、C〜Cアルキル、及びモノ若しくはジアルキルアミノからそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜C10アルケニル若しくはC〜C10アルキニル
からそれぞれ独立に選択された1、2、3、又は4個の基によって任意選択で置換されており、ヘテロシクリル基が、任意選択でさらにオキソによって置換されている、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
が、−C(=O)−R100であり、
100が、アリール又はヘテロアリールを表し、それぞれの環部分が、


からそれぞれ独立に選択された1、2、又は3個の基によって任意選択で置換されている、請求項1記載の化合物。
【請求項7】
が、水素、−(CR2452500〜4−アリール、−(CR2452500〜4−ヘテロアリール、−(CR2452500〜4−ヘテロシクリル、
205、R110、R120、R130、−OC=ONR235240、−S(=O)0〜2(C〜Cアルキル)、−SH、及び−S(=O)NR235240からなる群からそれぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル、
シクロアルキルが、R205、−COH、及び−CO−(C〜Cアルキル)からなる群から選択された1、2、若しくは3個の基によって任意選択で置換されている−(CH0〜3−(C〜C)シクロアルキル、又は
それぞれ独立に選択された1、2、若しくは3個のR205基によってそれぞれが任意選択で置換されているC〜C10アルケニル若しくはC〜C10アルキニルであり、
各アリール及びヘテロアリールが、1、2、又は3個のR200によって任意選択で置換されており、各ヘテロシクリルが、それぞれ独立に選択された1、2、3、又は4個のR210基によって任意選択で置換されている、請求項1記載の化合物。
【請求項8】
、R、及びR20がそれぞれ水素である、請求項1記載の化合物。
【請求項9】
N−(3,5−ジフルオロベンジル)−N−{(2R)−2−ヒドロキシ−3−[(3−ヨードベンジル)アミノ]プロピル}−5−メチル−N’,N’−ジプロピルイソフタルアミド;
N−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]−N−{(2R)−2−ヒドロキシ−3−[(3−ヨードベンジル)アミノ]プロピル}−5−メチル−N’,N’−ジプロピルイソフタルアミド;
3−[([2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]{(2R)−2−ヒドロキシ−3−[(3−ヨードベンジル)アミノ]プロピル}アミノ)スルホニル]−N,N−ジプロピルベンズアミド;
N−(3,5−ジフルオロベンジル)−N−((2R)−3−{[(4R)−6−エチル−2,2−ジオキシド−3,4−ジヒドロ−1H−イソチオクロメン−4−イル]アミノ}−2−ヒドロキシプロピル)−5−メチル−N’,N’−ジプロピルイソフタルアミド;
N−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]−N−((2R)−3−{[(4R)−6−エチル−2,2−ジオキシド−3,4−ジヒドロ−1H−イソチオクロメン−4−イル]アミノ}−2−ヒドロキシプロピル)−5−メチル−N’,N’−ジプロピルイソフタルアミド;
3−{[[2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]((2R)−3−{[(4R)−6−エチル−2,2−ジオキシド−3,4−ジヒドロ−1H−イソチオクロメン−4−イル]アミノ}−2−ヒドロキシプロピル)アミノ]スルホニル}−N,N−ジプロピルベンズアミド;
N−(3,5−ジフルオロベンジル)−N−{(2R)−2−ヒドロキシ−3−[(3−ヨードベンジル)アミノ]プロピル}−N’,N’,5−トリメチルイソフタルアミド;
N−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]−N−{(2R)−2−ヒドロキシ−3−[(3−ヨードベンジル)アミノ]プロピル}−N’,N’,5−トリメチルイソフタルアミド;
3−[([2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]{(2R)−2−ヒドロキシ−3−[(3−ヨードベンジル)アミノ]プロピル}アミノ)スルホニル]−N,N−ジメチルベンズアミド;
N−(3,5−ジフルオロベンジル)−N−((2R)−3−{[(4R)−6−エチル−2,2−ジオキシド−3,4−ジヒドロ−1H−イソチオクロメン−4−イル]アミノ}−2−ヒドロキシプロピル)−N’,N’,5−トリメチルイソフタルアミド;
N−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]−N−((2R)−3−{[(4R)−6−エチル−2,2−ジオキシド−3,4−ジヒドロ−1H−イソチオクロメン−4−イル]アミノ}−2−ヒドロキシプロピル)−N’,N’,5−トリメチルイソフタルアミド;
3−{[[2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]((2R)−3−{[(4R)−6−エチル−2,2−ジオキシド−3,4−ジヒドロ−1H−イソチオクロメン−4−イル]アミノ}−2−ヒドロキシプロピル)アミノ]スルホニル}−N,N−ジメチルベンズアミド;
N−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−N−{(2R)−2−ヒドロキシ−3−[(3−ヨードベンジル)アミノ]プロピル}−5−メチル−N’,N’−ジプロピルイソフタルアミド;
N−[2−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)エチル]−N−{(2R)−2−ヒドロキシ−3−[(3−ヨードベンジル)アミノ]プロピル}−5−メチル−N’,N’−ジプロピルイソフタルアミド;
3−[([2−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)エチル]{(2R)−2−ヒドロキシ−3−[(3−ヨードベンジル)アミノ]プロピル}アミノ)スルホニル]−N,N−ジプロピルベンズアミド;
N−(3−クロロ−5−フルオロベンジル)−N−((2R)−3−{[(4R)−6−エチル−2,2−ジオキシド−3,4−ジヒドロ−1H−イソチオクロメン−4−イル]アミノ}−2−ヒドロキシプロピル)−5−メチル−N’,N’−ジプロピルイソフタルアミド;
N−[2−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)エチル]−N−((2R)−3−{[(4R)−6−エチル−2,2−ジオキシド−3,4−ジヒドロ−1H−イソチオクロメン−4−イル]アミノ}−2−ヒドロキシプロピル)−5−メチル−N’,N’−ジプロピルイソフタルアミド;
3−{[[2−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)エチル]((2R)−3−{[(4R)−6−エチル−2,2−ジオキシド−3,4−ジヒドロ−1H−イソチオクロメン−4−イル]アミノ}−2−ヒドロキシプロピル)アミノ]スルホニル}−N,N−ジプロピルベンズアミド;
N−[(2R)−3−(ベンジルアミノ)−2−ヒドロキシプロピル]−N−(3,5−ジフルオロベンジル)−5−メチル−N’,N’−ジプロピルイソフタルアミド;
N−[(2R)−3−(ベンジルアミノ)−2−ヒドロキシプロピル]−N−[2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]−5−メチル−N’,N’−ジプロピルイソフタルアミド;及び
3−({[(2R)−3−(ベンジルアミノ)−2−ヒドロキシプロピル][2−(3,5−ジフルオロフェニル)エチル]アミノ}スルホニル)−N,N−ジプロピルベンズアミド
からなる群から選択される、請求項1記載の化合物。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物を、生理的に許容される担体又は賦形剤と組み合わせて含む薬剤組成物。
【請求項11】
医薬の製造のための、請求項1記載の化合物又は塩の使用。
【請求項12】
アルツハイマー病、軽度認知障害、ダウン症候群、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血、脳アミロイド血管障害、他の変性痴呆、血管性変性混合型痴呆、パーキンソン病に随伴する痴呆、進行性核上麻痺に随伴する痴呆、皮質基底核変性症に随伴する痴呆、又はびまん性レビー小体型アルツハイマー病の治療又は予防に使用する医薬の製造のための、請求項1記載の化合物又は塩の使用。
【請求項13】
アルツハイマー病の発症の防止又は遅延を助長するため、軽度認知障害(MCI)の患者の治療、及びMCIからADへと進行する恐れのある患者においてアルツハイマー病の発症の防止又は遅延をなすため、ダウン症候群を治療するため、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血に罹患しているヒトを治療するため、脳アミロイド血管障害を治療し、起こり得るその予後、すなわち単発性及び再発性皮質下出血を防ぐため、血管性変性混合型痴呆、パーキンソン病に随伴する痴呆、進行性核上麻痺に随伴する痴呆、皮質基底核変性症に随伴する痴呆、又はびまん性レビー小体型アルツハイマー病を含む他の変性痴呆を治療するための、アルツハイマー病からなる群から選択された疾患若しくは状態を有し、又は患者がそうなるのを予防する際の、そのような治療を必要とする患者を治療する方法であって、そのような患者に、請求項1記載の化合物を治療有効量投与することを含む方法。
【請求項14】
アルツハイマー病、軽度認知障害、ダウン症候群、オランダ型遺伝性アミロイド性脳出血、脳アミロイド血管障害、他の変性痴呆、血管性変性混合型痴呆、パーキンソン病に随伴する痴呆、進行性核上麻痺に随伴する痴呆、皮質基底核変性症に随伴する痴呆、又はびまん性レビー小体型アルツハイマー病を治療又は予防するための方法であって、その必要のある患者に、請求項1記載の化合物又は塩を治療有効量投与することを含む方法。
【請求項15】
請求項1記載の化合物の製造方法。

【公表番号】特表2006−501282(P2006−501282A)
【公表日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−539965(P2004−539965)
【出願日】平成15年9月26日(2003.9.26)
【国際出願番号】PCT/US2003/030388
【国際公開番号】WO2004/029019
【国際公開日】平成16年4月8日(2004.4.8)
【出願人】(503007313)イーラン ファーマスーティカルズ、インコーポレイテッド (22)
【Fターム(参考)】