説明

オキシム誘導体および潜在酸としてのそれらの使用

本発明は、式(I、IIまたはIII)の新規な光酸発生剤化合物であり、ここで、R1は、例えばC1〜C18アルキルスルホニルまたはフェニルスルホニル、フェニル−C1〜C3アルキルスルホニル、ナフチルスルホニル、アントラシルスルホニルまたはフェナントリルスルホニルであり、すべては、場合により置換されているか、あるいはR1は、基(a,bまたはc)であり;X1、X2およびX3は、互いに独立に、OまたはSであり;R’1は、例えば、フェニレンジスルホニル、ナフチレンジスルホニル、ジフェニレンジスルホニルまたはオキシジフェニレンジスルホニルであり、すべては、場合により置換されているか;R2は、ハロゲンまたはC1〜C10ハロアルキルであり;Xは、ハロゲンであり;Ar1はヘテロアリーレンであり、例えば、ビフェニリルまたはフルオレニルであり、あるいは置換ナフチルであり;Ar’1は、場合により置換されており;R8、R9、R10およびR11は、例えば、非置換またはハロゲンで置換されているC1〜C6アルキルであるか;あるいはR8、R9およびR10は、非置換またはC1〜C4アルキルもしくはハロゲンで置換されているフェニルであるか;あるいはR10およびR11は一緒に、非置換またはC1〜C4アルキルもしくはハロゲンで置換されている1,2−フェニレンまたはC2〜C6アルキレンである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I、IIまたはIII:
【化1】


〔式中、
1は、C1〜C18アルキルスルホニルまたはフェニルスルホニルであり;その双方は、1個以上のC1〜C18アルキル、フェニル−C1〜C3アルキル、C3〜C30シクロアルキル、1個以上のO、S、NR6、O(CO)もしくはNR6(CO)で中断されているC3〜C30シクロアルキルで場合により置換されているか;またはNO2、CN、Ar2、(CO)R7、(CO)OR3、(CO)NR45、O(CO)R7、O(CO)OR3、O(CO)NR45、NR6(CO)R7、NR6(CO)OR3、OR3、NR45、SR6、SOR7、SO27および/またはOSO27で置換されており;
あるいはR1は、カンホリルスルホニル、フェニル−C1〜C3アルキルスルホニル、C3〜C30シクロアルキルスルホニル、ナフチルスルホニル、アントラシルスルホニルまたはフェナントリルスルホニルであり、ここで、そのカンホリルスルホニル、フェニル−C1〜C3アルキルスルホニル、C3〜C30シクロアルキルスルホニル、ナフチルスルホニル、アントラシルスルホニルまたはフェナントリルスルホニルは、1個以上のC1〜C18アルキル、フェニル−C1〜C3アルキル、C3〜C30シクロアルキル、1個以上のO、S、NR6、O(CO)もしくはNR6(CO)で中断されているC3〜C30シクロアルキルで場合により置換されているか;またはハロゲン、C1〜C10ハロアルキル、NO2、CN、Ar2、(CO)R7、(CO)OR3、(CO)NR45、O(CO)R7、O(CO)OR3、O(CO)NR45、NR6(CO)R7、NR6(CO)OR3、OR3、NR45、SR6、SOR7、SO27および/またはOSO27で置換されており;
あるいはR1は、基
【化2】


であり;
1、X2およびX3は、互いに独立に、OまたはSであり;
R’1は、フェニレンジスルホニル、ナフチレンジスルホニル、
【化3】


、ジフェニレンジスルホニルまたはオキシジフェニレンジスルホニルであり、ここでこれらの基は、非置換またはC1〜C12アルキルで置換されており;あるいはR’1は、C1〜C12アルキレンジスルホニルであり;
2は、ハロゲンまたはC1〜C10ハロアルキルであり;
Xは、ハロゲンであり;
Ar1は、フルオレニルであり;それは、1個以上のC1〜C18アルキル、C1〜C10ハロアルキル、フェニル−C1〜C3アルキル、C3〜C30シクロアルキル、1個以上のO、S、NR6、O(CO)、もしくはNR6(CO)で中断されているC3〜C30シクロアルキルで場合により置換されているか;またはハロゲン、NO2、CN、Ar2、(CO)R7、(CO)OR3、(CO)NR45、O(CO)R7、O(CO)OR3、O(CO)NR45、NR6(CO)R7、NR6(CO)OR3、OR3、NR45、SR6、SOR7、SO27および/またはOSO27で置換されており;場合により、その置換基(CO)R7、(CO)OR3、(CO)NR45、O(CO)R7、O(CO)OR3、O(CO)NR45、NR6(CO)R7、NR6(CO)OR3、OR3、−NR45、SR6、SOR7、SO27および/またはOSO27は、基R3、R4、R5、R6および/またはR7を介して、フルオレニル環上のさらなる置換基と共にまたはフルオレニル環の炭素原子の一つと共に、5−、6−または7−員環を形成し;あるいは場合により、その置換基C1〜C18アルキルは、フルオレニル環の一つの炭素原子から、その環のもう一つの炭素原子へのアルキレン架橋を形成し;そのアルキレン架橋は、場合によりさらなるフェニル環と縮合しており;
あるいはAr1は、ビフェニリルまたはナフチルであり、双方は、1個以上のC1〜C18アルキル、C1〜C10ハロアルキル、フェニル−C1〜C3アルキル、C3〜C30シクロアルキル、1個以上のO、S、NR6、O(CO)もしくはNR6(CO)で中断されているC3〜C30シクロアルキルで置換されているか;またはハロゲン、NO2、CN、Ar2、(CO)R7、(CO)OR3、(CO)NR45、O(CO)R7、O(CO)OR3、O(CO)NR45、NR6(CO)R7、NR6(CO)OR3、OR3、NR45、SR6、SOR7、SO27および/またはOSO27で置換されており;場合により、その置換基(CO)R7、(CO)OR3、(CO)NR45、O(CO)R7、O(CO)OR3、O(CO)NR45、NR6(CO)R7、NR6(CO)OR3、OR3、NR45、SR6、SOR7、SO27、および/またはOSO27は、基R3、R4、R5、R6および/またはR7を介して、ビフェニリルまたはナフチル環上のさらなる置換基と共にまたはビフェニリルまたはナフチル環の炭素原子の一つと共に、5−、6−または7−員環を形成し;あるいは場合により、その置換基C1〜C18アルキルは、ビフェニリルまたはナフチル環の一つの炭素原子から、その環のもう一つの炭素原子へのアルキレン架橋を形成し;そのアルキレン架橋は、さらなるフェニル環と場合により縮合しており;
ここで、すべての基Ar1は、場合によりさらに、酸の作用により切断される−O−C−結合または−O−Si−結合を有する基で置換されており;
Ar’1は、ヘテロアリーレンであり;それは、非置換あるいは1個以上のC1〜C18アルキル、C1〜C10ハロアルキル、フェニル−C1〜C3アルキル、C3〜C30シクロアルキル、ハロゲン、NO2、CN、Ar2、(CO)R7、(CO)OR3、(CO)NR45、O(CO)R7、O(CO)OR3、O(CO)NR45、NR6(CO)R7、NR6(CO)OR3、OR3、NR45、SR6、SOR7、SO27および/またはOSO27で置換されており;
ここで、すべての基Ar’1は、場合によりさらに、酸の作用により切断される−O−C−結合または−O−Si−結合を有する基で置換されており;
3は、フェニル、ナフチル、C3〜C30シクロアルキル、C1〜C18アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C18アルケニル、C4〜C30シクロアルケニルであるか;または1個以上のOで中断されているC2〜C18アルキルであるか;または1個以上のO、S、NR6、O(CO)もしくはNR6(CO)で中断されているC3〜C30シクロアルキルであるか;あるいはR3は、C2〜C18アルカノイル、ベンゾイル、C1〜C18アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、ナフチルスルホニル、アントラシルスルホニルまたはフェナントリルスルホニルであり;
そのすべては、1個以上のAr2、OH、C1〜C18アルキル、C1〜C10ハロアルキル、フェニル−C1〜C3−アルキル、C3〜C30シクロアルキル、ハロゲン、NO2、CN、C1〜C18アルコキシ、フェノキシ、フェノキシカルボニル、フェニルチオ、フェニルチオカルボニル、NR45、C1〜C12アルキルチオ、C2〜C18アルコキシカルボニル、C2〜C10ハロアルカノイル、ハロベンゾイル、C1〜C18アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、(4−メチルフェニル)スルホニル、C1〜C18アルキルスルホニルオキシ、フェニルスルホニルオキシ、(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ、C2〜C18アルカノイル、C2〜C18アルカノイルオキシ、ベンゾイルおよび/またはベンゾイルオキシで場合により置換されており;
あるいはR3は、水素であり;
4およびR5は、互いに独立に、フェニル、ナフチル、C3〜C30シクロアルキル、C1〜C18アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C12アルケニル、C4〜C30シクロアルケニルであり;または1個以上のOで中断されているC2〜C18アルキルであり;または1個以上のO、S、NR6、O(CO)もしくはNR6(CO)で中断されているC3〜C30シクロアルキルであり;またはC2〜C18アルカノイル、ベンゾイル、C1〜C18アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、ナフチルスルホニル、アントラシルスルホニルまたはフェナントリルスルホニルであり;
そのすべては、1個以上のAr2、OH、C1〜C18アルキル、C1〜C10ハロアルキル、フェニル−C1〜C3−アルキル、C3〜C30シクロアルキル、ハロゲン、NO2、CN、C1〜C18アルコキシ、フェノキシ、フェノキシカルボニル、フェニルチオ、フェニルチオカルボニル、NR45、C1〜C12アルキルチオ、C2〜C18アルコキシカルボニル、C2〜C10ハロアルカノイル、ハロベンゾイル、C1〜C18アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、(4−メチルフェニル)スルホニル、C1〜C18アルキルスルホニルオキシ、フェニルスルホニルオキシ、(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ、C2〜C18アルカノイル、C2〜C18アルカノイルオキシ、ベンゾイルおよび/またはベンゾイルオキシで場合により置換されており;
あるいは、R4およびR5は、互いに独立に、水素であり;
あるいは、R4およびR5は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、場合により1個以上のO、NR6もしくはCOで中断されている5−、6−または7−員環を形成し;
6は、フェニル、ナフチル、C3〜C30シクロアルキル、C1〜C18アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C12アルケニル、C4〜C30シクロアルケニルであり;または1個以上のOで中断されているC2〜C18アルキルであり;または1個以上のO、S、NR6、O(CO)、もしくはNR6(CO)で中断されているC3〜C30シクロアルキルであり;またはC2〜C18アルカノイル、ベンゾイル、C1〜C18アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、ナフチルスルホニル、アントラシルスルホニルまたはフェナントリルスルホニルであり;
そのすべては、1個以上のAr2、OH、C1〜C18アルキル、C1〜C10ハロアルキル、フェニル−C1〜C3−アルキル、C3〜C30シクロアルキル、ハロゲン、NO2、CN、C1〜C18アルコキシ、フェノキシ、フェノキシカルボニル、フェニルチオ、フェニルチオカルボニル、NR45、C1〜C12アルキルチオ、C2〜C18アルコキシカルボニル、C2〜C10ハロアルカノイル、ハロベンゾイル、C1〜C18アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、(4−メチルフェニル)スルホニル、C1〜C18アルキルスルホニルオキシ、フェニルスルホニルオキシ、(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ、C2〜C18アルカノイル、C2〜C18アルカノイルオキシ、ベンゾイルおよび/またはベンゾイルオキシで場合により置換されており;
あるいは、R6は水素であり;
7は、フェニル、ナフチル、C3〜C30シクロアルキル、C1〜C18アルキル、C1〜C10ハロアルキル、C2〜C12アルケニル、C4〜C30シクロアルケニルであり;または1個以上のOで中断されているC2〜C18アルキルであり;または1個以上のO、S、NR6、O(CO)もしくはNR6(CO)で中断されているC3〜C30シクロアルキルであり;
そのすべては、1個以上のAr2、OH、C1〜C18アルキル、C1〜C10ハロアルキル、フェニル−C1〜C3−アルキル、C3〜C30シクロアルキル、ハロゲン、NO2、CN、C1〜C18アルコキシ、フェノキシ、フェノキシカルボニル、フェニルチオ、フェニルチオカルボニル、NR45、C1〜C12アルキルチオ、C2〜C18アルコキシカルボニル、C2〜C10ハロアルカノイル、ハロベンゾイル、C1〜C18アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、(4−メチルフェニル)スルホニル、C1〜C18アルキルスルホニルオキシ、フェニルスルホニルオキシ、(4−メチルフェニル)スルホニルオキシ、C2〜C18アルカノイル、C2〜C18アルカノイルオキシ、ベンゾイルおよび/またはベンゾイルオキシで場合により置換されており;
あるいは、R7は水素であり;
Ar2は、フェニル、ナフチル、アントラシル、フェナントリルまたはヘテロアリールであり;そのすべては、1個以上の、C1〜C18アルキル、C1〜C10ハロアルキル、フェニル−C1〜C3−アルキル、C3〜C30シクロアルキル、1個以上のO、S、NR6、O(CO)もしくはNR6(CO)で中断されているC3〜C30シクロアルキルで場合により置換されており;またはハロゲン、NO2、CN、フェニル、(CO)R7、(CO)OR3、(CO)NR45、O(CO)R7、O(CO)OR3、O(CO)NR45、NR6(CO)R7、NR6(CO)OR3、OR3、NR45、SR6、SOR7、SO27および/またはOSO27で場合により置換されており、その置換基(CO)R7、(CO)OR3、(CO)NR45、O(CO)R7、O(CO)OR3、O(CO)NR45、NR6(CO)R7、NR6(CO)OR3、OR3、NR45、SR6、SOR7、SO27および/またはOSO27は、場合により、基R3、R4、R5、R6および/またはR7を介して、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ヘテロアリールもしくはフルオレニル環上のさらなる置換基と共に、またはフェニル、ビフェニリル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ヘテロアリールもしくはフルオレニル環の炭素原子の1つと共に、5−、6−または7−員環を形成し;あるいは場合により、置換基C1〜C18アルキルは、フェニル、ビフェニリル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ヘテロアリールもしくはフルオレニル環の1個の炭素原子から、その環のもう一つの炭素原子へのアルキレン架橋を形成し;そのアルキレン架橋は、さらなるフェニル環と場合により縮合しており;
8、R9、R10およびR11は、互いに独立に、非置換またはハロゲンで置換されているC1〜C6アルキルであるか;あるいはR8、R9およびR10は、非置換またはC1〜C4アルキルもしくはハロゲンで置換されているフェニルであるか;あるいはR10およびR11は一緒に、非置換またはC1〜C4アルキルもしくはハロゲンで置換されている1,2−フェニレンまたはC2〜C6アルキレンである〕
の化合物。
【請求項2】
Ar1が、フルオレニルであり;それは、1個以上のC1〜C18アルキル、OR3、ハロゲンおよび/またはAr2で場合により置換されており;あるいは場合により置換基C1〜C18アルキルは、フルオレニル環の1個の炭素原子からその環のもう一つの炭素原子へのアルキレン架橋を形成し;そのアルキレン架橋は、さらなるフェニル環と場合により縮合しており;
あるいはAr1が、ビフェニリルまたはナフチルであり、双方は、1個以上のC1〜C18アルキル、OR3、ハロゲンおよび/またはAr2で置換されており;あるいは場合により置換基C1〜C18アルキルは、ビフェニリルまたはナフチル環の1個の炭素原子からその環のもう一つの炭素原子へのアルキレン架橋を形成し;そのアルキレン架橋は、場合によりさらなるフェニル環と縮合しており;
Ar’1が、ヘテロアリーレンであり、それは、非置換あるいは1個以上のC1〜C18アルキル、OR3、ハロゲンおよび/またはAr2で置換されており;
3が、C1〜C12アルキルであり;そして
Ar2が、フェニルである、
請求項1に記載の式I、IIまたはIIIの化合物。
【請求項3】
1が、C1〜C18アルキルスルホニルまたはフェニルスルホニルであり、場合により1個以上のC1〜C18アルキルまたはOR3で置換されており、あるいはR1が、ナフチルスルホニル、カンホリルスルホニル、フェニル−C1〜C3アルキルスルホニル、または基
【化4】


であり;
1、X2およびX3が、Oであり;
R’1が、フェニレンジスルホニルであり;
2が、ハロゲンまたはC1〜C10ハロアルキルであり;
Xが、ハロゲンであり;
Ar1が、フルオレニルであり;あるいはAr1が、Ar2で置換されているビフェニリルであるかまたはC1〜C18アルキルで置換されているナフチルであり、ここで、置換基C1〜C18アルキルがナフチル環の1個の炭素原子からその環のもう一つの炭素原子へのアルキレン架橋を形成しており;
Ar’1が、ヘテロアリーレンであり;それは、非置換またはAr2で置換されており;
3が、C1〜C18アルキルであり;
Ar2が、フェニルであり;そして
10およびR11がフェニルである、
請求項1に記載の式I、IIまたはIIIの化合物。
【請求項4】
(a)酸の作用により硬化する化合物または酸の作用によりその溶解度が増加する化合物;および
(b)感光性酸供与剤として、請求項1に記載の少なくとも1種の式I、IIまたはIIIの化合物、
を含む化学増幅されたフォトレジスト組成物。
【請求項5】
ポジティブレジストである、請求項4に記載の化学増幅されたフォトレジスト組成物。
【請求項6】
(a1)酸の存在下に分解して水性アルカリ現像剤溶液への溶解度を増加させる、酸に不安定な基を有する少なくとも1種のポリマー;および/または
(a2)酸の存在下に分解して水性アルカリ現像剤溶液への溶解度を増加させる、酸に不安定な基を有する少なくとも1種のモノマ−またはオリゴマー溶解抑制剤;および/または
(a3)少なくとも1種のアルカリ可溶性のモノマー、オリゴマーまたはポリマー化合物;および、
(b)感光性酸供与剤として、少なくとも1種の請求項1に記載の式I、IIまたはIIIの化合物、
を含む、請求項5に記載の化学増幅されたポジティブフォトレジスト組成物。
【請求項7】
ネガティブレジストである、請求項4に記載の化学増幅されたフォトレジスト組成物。
【請求項8】
(a4)結合剤としてアルカリ可溶性樹脂;
(a5)酸により触媒されるとき、それ自体および/または結合剤との架橋反応を行う成分;および
(b)感光性酸供与剤として、少なくとも1種の請求項1に記載の式I、IIまたはIIIの化合物、
を含む、請求項7に記載の化学増幅されたネガティブフォトレジスト組成物。
【請求項9】
成分(a)および(b)、または成分(a1)、(a2)、(a3)および(b)、または成分(a4)、(a5)および(b)に加えて、さらなる添加剤(c)、さらなる感光性酸供与剤化合物(b1)、他の光開始剤(d)、および/または増感剤(e)を含む、請求項4〜8のいずれか一項に記載の化学増幅されたフォトレジスト組成物。
【請求項10】
(1)請求項4に記載の組成物を基材に塗布し;
(2)その組成物を60℃〜160℃の間の温度で塗布後ベークを行い;
(3)10nm〜1500nmの間の波長の光で像様に照射し;
(4)場合により、60℃〜160℃の間の温度でその組成物を露光後ベークし;そして
(5)溶媒または水性アルカリ現像剤で現像する;
ことによりフォトレジストを製造する方法。
【請求項11】
(1)慣用の方法により得られた式I”またはII”:
【化5】


(式中、R2、Ar1、Ar’1およびXは請求項1に記載したとおりである)
の対応する遊離オキシム化合物の異性体混合物を酸で処理し;そして
(2)このようにして製造された単一異性体遊離オキシム化合物を、式VまたはVI
【化6】


の対応する酸ハロゲン化物または酸無水物と反応させる、
ことによる、請求項1に記載の式I、IIまたはIIIのオキシムエステル化合物の熱的に安定な異性体の特定の製造方法。
【請求項12】
(a)酸の作用により硬化する化合物または酸の作用によりその溶解度が増加する化合物;および
(b)感光性酸供与剤として、請求項1に記載の式I、IIまたはIIIの少なくとも1種の化合物、
を含む組成物。
【請求項13】
酸の作用下に架橋されうる組成物中の感光性酸供与剤としておよび/または酸の作用下に溶解度が増加する組成物中の溶解増強剤としての、請求項1に記載の式I、IIまたはIIIの化合物の使用。
【請求項14】
酸の作用下に架橋されうる化合物を架橋する方法であって、上記した化合物に請求項1に記載の式I、IIまたはIIIの化合物を加え、次いで10〜1500nmの波長を有する光で像様に照射するかまたは全区域にわたって照射することを含む方法。
【請求項15】
着色および非着色表面コーティング、接着剤、積層用接着剤、構造用接着剤、感圧接着剤、印刷インキ、印刷版、凸版、平板印刷版、凹版、無処理印刷版、スクリーン印刷用ステンシル、歯科用組成物、色フィルター、スペーサー、エレクトロルミネセンスディスプレイおよび液晶ディスプレイ(LCD)、導波路、光学スィッチ、色補強系、レジスト、エレクトロニクス用フォトレジスト、電気メッキレジスト、液体フィルムおよびドライフィルムの双方用のエッチングレジスト、ソルダーレジスト、UVおよび可視レーザー直接結像系用のフォトレジスト材料、プリント基板の逐次的積層における誘電体層形成用のフォトレジスト材料、像記録材料、ホログラフィー像を記録するための像記録材料、光学的情報記憶装置又はホログラフィーデータ記憶装置、脱色材料、像記録材料用の脱色材料、マイクロカプセルを使用する像記録材料、磁気記録材料、マイクロメカニカル部品、メッキマスク、エッチングマスク、ガラスファイバーケーブルコーティング、マイクロエレクトロニクス回路の製造における感光性酸供与剤としての、請求項1に記載の式I、IIまたはIIIの化合物の使用。
【請求項16】
着色および非着色表面コーティング、接着剤、積層用接着剤、構造用接着剤、感圧接着剤、印刷インキ、印刷版、凸版、平板印刷版、凹版、無処理印刷版、スクリーン印刷用ステンシル、歯科用組成物、色フィルター、スペーサー、エレクトロルミネセンスディスプレイおよび液晶ディスプレイ(LCD)、導波路、光学スィッチ、色補強系、レジスト、エレクトロニクス用フォトレジスト、電気メッキレジスト、液体フィルムおよびドライフィルムの双方用のエッチングレジスト、ソルダーレジスト、UVおよび可視レーザー直接結像系用のフォトレジスト材料、プリント基板の逐次的積層における誘電体層形成用のフォトレジスト材料、像記録材料、ホログラフィー像を記録するための像記録材料、光学的情報記憶装置又はホログラフィーデータ記憶装置、脱色材料、像記録材料用の脱色材料、マイクロカプセルを使用する像記録材料、磁気記録材料、マイクロメカニカル部品、メッキマスク、エッチングマスク、ガラスファイバーケーブルコーティング、マイクロエレクトロニクス回路の製造のための請求項13に記載の方法。
【請求項17】
色フィルターまたは化学増幅されたレジストの製造における感光性酸供与剤としての、請求項1に記載の式I、IIまたはIIIの化合物の使用。
【請求項18】
色フィルターまたは化学増幅されたレジストの製造のための請求項13に記載の方法。
【請求項19】
すべてに感光性樹脂ならびに顔料および/または染料を含む、赤色、緑色および青色画素および黒色マトリックスを透明な基材上に設け、次いで基材の表面または色フィルター層の表面に透明な電極を設けることにより製造される色フィルターであって、その感光性樹脂が、感光性酸供与剤として請求項1に記載の式I、IIまたはIIIの化合物を含む、色フィルター。

【公表番号】特表2008−506749(P2008−506749A)
【公表日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−521939(P2007−521939)
【出願日】平成17年7月11日(2005.7.11)
【国際出願番号】PCT/EP2005/053296
【国際公開番号】WO2006/008250
【国際公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【出願人】(396023948)チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド (530)
【氏名又は名称原語表記】Ciba Specialty Chemicals Holding Inc.
【Fターム(参考)】