説明

ガンマセクレターゼモジュレーター

本発明は、ガンマセクレターゼのモジュレーターである新規化合物を提供する。該化合物は、式(I)を有する。ガンマセクレターゼ活性を調節する方法および該式(I)の化合物を使用してアルツハイマー病を治療する方法も開示される。本発明はまた、ガンマセクレターゼモジュレーターとしての新規クラスの化合物(阻害剤、アンタゴニスト等を含む)、そのような化合物を調製する方法、1種または複数のそのような化合物を含む医薬組成物、1種または複数のそのような化合物を含む医薬製剤を調製する方法、およびそのような化合物または医薬組成物を使用する、Aβに関連する1種または複数の疾患の治療、予防、阻害または寛解の方法を提供する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物:
【化720】

またはその薬学的に許容される塩、エステルもしくは溶媒和物[式中、
G、G、G、G、G、R、R、R10およびWは、それぞれ独立に選択され、
式(I)の環中の(A)は、前記環を特定するための参照文字であり、
番号(1)、(2)、(3)、(4)および(5)は、前記環(A)の位置を特定するための参照番号であり、
位置(3)と(4)との間の点線
【化721】

は、任意選択の結合を表し、
dは0または1であり、
fは1であり、
mは0〜6であり、
nは1〜5であり、
pは0〜5であり、
qは、0、1または2であり、各qは独立に選択され、
rは1〜3であり、
tは1または2であり、
Wは、−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−および−C(=NR)−からなる群から選択され、
部分−G−R10−(Rは、Gを経由して位置(1)または(2)と結合しており、Gが(1)と結合している場合、Gは−C−であり、Gが(2)と結合している場合、Gは−C−であり、
Gは、直接結合、
【化722】

(すなわち、2〜3個の−CH−基)、−(C(R2〜3−、−(CHR2〜3−、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキル(−O−、−NR−、−S−、−S(O)−および−S(O)からなる群から独立に選択される1〜4個のヘテロ原子を含む)からなる群から選択され、
は、直接結合、−O−、−C(R21、−N(R−、−C(O)−、−C(=NR)−、−S−、−S(O)および−S(O)−からなる群から選択され、但し、(3)と(4)との間に任意選択の二重結合が存在する場合、
(a)前記−C(R21基についてのqは0または1であり(および、0である場合、炭素上にHがあり)、
(b)前記−N(R−基についてのdは0であり(および、位置(3)と(4)との間の二重結合によりN上にHはなく)、
(c)Gは、−O−、−C(O)−、−C(=NR)−、−S−、−S(O)またはS(O)−ではなく、
は、直接結合、−O−、−C(R21、−N(R−、−C(O)−、−C(=NR)−、−S−、−S(O)および−S(O)−からなる群から選択され、但し、(3)と(4)との間に任意選択の二重結合が存在する場合、
(a)前記−C(R21基についてのqは0または1であり(および、0である場合、炭素上にHがあり)、
(b)前記−N(R−基についてのdは0であり(および、位置(3)と(4)との間の二重結合によりN上にHはなく)、
(c)Gは、−O−、−C(O)−、−C(=NR)−、−S−、−S(O)または−S(O)−ではなく、
は、−C(R21[ここで、qは0または1である(および、0である場合、炭素上にHがある)]および−N(R[ここで、dは0である(および、位置(1)と(2)との間の二重結合によりN上にHはない)]からなる群から選択され、但し、部分Gが位置(2)と結合している場合、Gは炭素であり、
は、−C(R21[ここで、qは0または1である(および、0である場合、炭素上にHがある)]および−N(R[ここで、dは0である(および、位置(1)と(2)との間の二重結合によりN上にHはない)]からなる群から選択され、但し、部分Gが位置(1)と結合している場合、Gは炭素であり、
は、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾシクロアルキル−、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル−、縮合ヘテロアリールシクロアルキル−、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル−、縮合シクロアルキルアリール、縮合ヘテロシクロアルキルアリール−、縮合シクロアルキルヘテロアリール−、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリール−、縮合ベンゾシクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾヘテロシクロアルキルアルキル−、縮合ヘテロアリールシクロアルキルアルキル−、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル−、縮合シクロアルキルアリールアルキル−、縮合ヘテロシクロアルキルアリールアルキル−、縮合シクロアルキルヘテロアリールアルキル−、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクレニル−およびヘテロシクリアルキル−からなる群から選択され、ここで、前記アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾシクロアルキル、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル、縮合ヘテロアリールシクロアルキル、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、縮合シクロアルキルアリール、縮合ヘテロシクロアルキルアリール、縮合シクロアルキルヘテロアリール、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリール、縮合ベンゾシクロアルキルアルキル−、縮合ベンゾヘテロシクロアルキルアルキル−、縮合ヘテロアリールシクロアルキルアルキル−、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキルアルキル−、縮合シクロアルキルアリールアルキル−、縮合ヘテロシクロアルキルアリールアルキル−、縮合シクロアルキルヘテロアリールアルキル−、縮合ヘテロシクロアルキルヘテロアリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルおよびヘテロシクリアルキル−R基のそれぞれは、1〜5個の独立に選択されるR21基で場合によって置換されており、
は、
【化723】

、非置換アリール、置換アリール、非置換ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アリールアルキル−、置換アリールアルキル−、非置換ヘテロアリールアルキル−、置換ヘテロアリールアルキル−、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキルおよび置換シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、前記置換アリール、ヘテロアリール、アルキル、アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、アルケニル、アルキニルおよびシクロアルキル基は、1〜5個の独立に選択されるR21基で置換されており、
は、H、−OH、ハロ、−O−アルキル、−O−(ハロ置換アルキ)、
【化724】

、非置換アリール、置換アリール、非置換ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アリールアルキル−、置換アリールアルキル−、非置換ヘテロアリールアルキル−、置換ヘテロアリールアルキル−、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキルおよび置換シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、前記置換アリール、ヘテロアリール、アルキル、アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、アルケニル、アルキニルおよびシクロアルキル基は、1〜5個の独立に選択されるR21基で置換されており、
各Rは、非置換アリール、置換アリール、非置換ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アリールアルキル−、置換アリールアルキル−、非置換ヘテロアリールアルキル−、置換ヘテロアリールアルキル−、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキルおよび置換シクロアルキルからなる群から独立に選択され、ここで、前記置換アリール、ヘテロアリール、アルキル、アリールアルキル−、ヘテロアリールアルキル−、アルケニル、アルキニルおよびシクロアルキル基は、1〜5個の独立に選択されるR21基で置換されており、
各Rは、H、非置換アルキル、置換アルキル、非置換アルケニル、置換アルケニル、非置換アルキニル、置換アルキニル、非置換シクロアルキル、置換シクロアルキル、非置換アリール、置換アリール、非置換ヘテロアリールおよび置換ヘテロアリールからなる群から独立に選択され、ここで、前記置換されている基は、R21から独立に選択される1個または複数の置換基で置換されており、
は、アリールアルコキシ−、ヘテロアリールアルコキシ−、アリールアルキルアミノ−、ヘテロアリールアルキルアミノ−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルおよびヘテロシクリアルキル−からなる群から選択され、ここで、前記Rアリールアルコキシ−、ヘテロアリールアルコキシ−、アリールアルキルアミノ−、ヘテロアリールアルキルアミノ−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルおよびヘテロシクリアルキル−のそれぞれは、1〜5個の独立に選択されるR21基で場合によって置換されており、
10は、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、シクロアルキル−、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロシクリル−、ヘテロシクレニル−、ヘテロシクリルアルキル−、ヘテロシクリアルケニル−、
【化725】

(式中、Xは、O、−N(R14)−および−S−からなる群から選択される)
からなる群から選択され、ここで、前記R10部分のそれぞれは、1〜5個の独立に選択されるR21基で場合によって置換されており、
14は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリアルケニル−、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−CN、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から選択され、
15、R16およびR17は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、アリールシクロアルキル−、アリールヘテロシクリル−、(R18−アルキル、(R18−シクロアルキル、(R18−シクロアルキルアルキル、(R18−ヘテロシクリル、(R18−ヘテロシクリルアルキル、(R18−アリール、(R18−アリールアルキル−、(R18−ヘテロアリールおよび(R18−ヘテロアリールアルキル−からなる群から独立に選択され、
各R18は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アリールアルケニル−、アリールアルキニル−、−NO、ハロ、ヘテロアリール、HO−アルキオキシアルキル−、−CF、−CN、アルキル−CN、−C(O)R19、−C(O)OH、−C(O)OR19、−C(O)NHR20、−C(O)NH、−C(O)NH−C(O)N(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR19、−S(O)20、−S(O)NH、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH、−S(O)NHR19、−S(O)NH(ヘテロシクリル)、−S(O)N(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アリール)、−OCF、−OH、−OR20、−O−ヘテロシクリル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクリルアルキル、−NH、−NHR20、−N(アルキル)、−N(アリールアルキル)、−N(アリールアルキル)−(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R20、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)20、−NHS(O)NH(アルキル)、−NHS(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)NH(アルキル)および−N(アルキル)S(O)N(アルキル)(アルキル)からなる群から独立に選択されるか、あるいは
隣接する炭素上の2個のR18部分は、一緒に結合して
【化726】

を形成してよく、
19は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルからなる群から選択され、
20は、アルキル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキル−からなる群から選択され、
各R21は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SF、−OSF、−Si(R15(ここで、各R15は独立に選択される)、
【化727】

(ここで、各Rは独立に選択される)および−O−N=C(R20(ここで、Rは、それらが結合した炭素原子と一緒になって、5〜10員環を形成し、前記環は、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−および−NR−からなる群から選択される1〜3個のヘテロ原子を場合によって含有する)からなる群から独立に選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルR21基のそれぞれは、1〜5個の独立に選択されるR22基で場合によって置換されており、
各R22基は、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−アルキル−C(O)OR15、C(O)N(R15)(R16)、−SF、−OSF、−Si(R15(ここで、各R15は独立に選択される)、
【化728】

からなる群から独立に選択され、
但し、
(a)環Aは、前記環中に2個の隣接する−O−原子を有さず、
(b)環Aは、前記環中に2個の隣接する硫黄基を有さず(すなわち、環A中の1つの位置に−S−、−S(O)−または−S(O)基がある場合、環A中の隣接する位置は−S−、−S(O)−または−S(O)ではない)、
(c)環Aは、硫黄基に隣接する−O−原子を有さず(すなわち、環Aは、−S−、−S(O)−または−S(O)に隣接する−O−原子を有さない)、
(d)GがNである場合、Gは−O−ではなく、
(e)Gが−O−である場合、GはNではなく、
(f)GがNである場合、Gは−S−ではなく、
(g)Gが−S−である場合、GはNではなく、
(h)Gが直接結合であり、Gが−O−である場合、GはNではなく、
(i)Gが直接結合であり、Gが−O−である場合、GはNではなく、
(j)GがNであり、GがNである場合、GはNではなく、
(k)GがNであり、GがNである場合、GはNではなく、
(l)GがNであり、GがNである場合、GはNではなく、
(m)−SF部分も−Si(R15部分も存在せず、WがC(=O)またはC(=NR)であり、GがC(R21であり、GがC(R21であり、GがC(R21であり、GがCであり、GがGと結合しており、GとGとの間の任意選択の結合が存在する場合、Rは、アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはシクロアルキルアルキル−ではなく、
(n)WがC(=O)であり、GがC(R21であり、GがC(R21であり、GがC(R21であり、GがCであり、GがGと結合している場合、GはCHRではなく、
(o)WがC(=O)であり、GがC(R21であり、GがC(R21であり、GがC(R21であり、GがCであり、GがGと結合しており、GとGとの間の任意選択の結合が存在しない場合、Rは縮合2−アミノピリジルシクロアルキル−部分ではなく、
(p)WがC(=O)であり、GがC(R21であり、GがC(R21であり、GがNであり、GがCであり、GがGと結合しており、GとGとの間の任意選択の結合が存在しない場合、Rは縮合2−アミノピリジルシクロアルキル部分ではなく、
(q)WがC(=O)であり、GがN(Rであり、GがC(=O)であり、GがC(R21であり、GがCであり、GがGと結合している場合、前記GについてのR21は−NR1516ではなく、
(r)GがC(=NR)であり、Gが直接結合であり、GがNであり、GがCであり、GがGと結合している場合、GはCHRではない]。
【請求項2】
前記R10が、アリールおよび1個または複数のR21基で置換されているアリールからなる群から選択され、前記R基が、ヘテロアリールおよび1個または複数のR21基で置換されているヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、各R21は独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
前記R10が、1個のR21基で置換されているフェニルであり、前記Rが、1個のR21基で置換されているイミダゾリルであり、ここで、各R21は独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
前記R−R10−部分が、
【化729】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
前記R−R10−部分が、
【化730】

であるか、あるいは
前記R−R10−部分が、
【化731】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
前記R基が、
【化732】

[式中、R21は、置換されていないか、または1個もしくは複数の独立に選択されるR22基で置換されている]
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はアリール基であるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はアリール基であり、前記アリールはフェニルであり、前記アルキル基はメチルまたはエチルであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はアリール基であり、前記アリール基は1個または複数のR22基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はアリール基であり、前記アリール基は1個または複数のR22基で置換されており、ここで、各R22基は同じまたは異なるハロであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はアリール基であり、前記アリール基は1または2個のR22ハロ基で置換されているか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基はアリール基であり、前記アリール基は1または2個のR22ハロ基で置換されており、ここで、前記ハロはFである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がアリール基であり、前記アリール基が、1個または複数のR22基で置換されており、少なくとも1個のR22基が、−SF、−OSFおよび−Si(R15からなる群から選択され、ここで、各R15は独立に選択されるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がアリール基であり、前記アリール基が、1個または複数のR22基で置換されており、少なくとも1個のR22基が、−SF、−OSF、−Si(R15からなる群から選択され、各R15は同じまたは異なるアルキル基であるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がアリール基であり、前記アリール基が、1個または複数のR22基で置換されており、少なくとも1個のR22基が、−SF、−OSF、−Si(CHからなる群から選択されるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、少なくとも1個のR22基が、−SF、−OSF、−Si(R15からなる群から選択され、ここで、各R15は独立に選択されるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、少なくとも1個のR22基が、−SF、−OSF、−Si(R15からなる群から選択され、各R15は同じまたは異なるアルキル基であるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、少なくとも1個のR22基が、−SF、−OSF、−Si(CHからなる群から選択されるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の1個が、−SF、−OSF、−Si(R15からなる群から選択されるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の1個が、−SF、−OSF、−Si(R15からなる群から選択され、各R15は同じまたは異なるアルキル基であるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の1個が、−SF、−OSF、−Si(CHからなる群から選択されるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の2個が、−SF、−OSF、−Si(R15からなる群から選択されるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の2個が、−SF、−OSF、−Si(R15からなる群から選択され、各R15は同じまたは異なるアルキル基であるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の2個が、−SF、−OSF、−Si(CHからなる群から選択されるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、R22基の1個が−SFであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の2個が−SFであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の1個が−OSFであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の2個が−OSFであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の1個が−Si(R15であるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の1個が−Si(R15であり、各R15は同じまたは異なるアルキル基であるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の1個が−Si(CHであるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の2個が−Si(R15であるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の2個が−Si(R15であり、各R15は同じまたは異なるアルキル基であるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基がフェニルであり、前記フェニルが、1個または複数のR22基で置換されており、前記R22基の2個が−Si(CHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
前記Rが、
【化733】

【化734】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
前記R10が、ヘテロアリールおよび1個または複数のR21基で置換されているヘテロアリールからなる群から選択され、前記R基が、ヘテロアリールおよび1個または複数のR21基で置換されているヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、各R21は独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
(1)
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であるか、あるいは
が、1個のR21基で置換されているアルキル基であり、前記R21基が、1個または複数の独立に選択されるR22基で置換されており、
10が、アリールおよび1個または複数の独立に選択されるR21基で置換されているアリールであり、
が、ヘテロアリールおよび1個または複数の独立に選択されるR21基で置換されているヘテロアリールであるか、あるいは
(2)
が、1個のフェニルで置換されているアルキル基であるか、あるいは
が、1個のフェニルで置換されているアルキル基であり、前記フェニルが、1個または複数の独立に選択されるR22基で置換されており、
10が、フェニルおよび1個または複数の独立に選択されるR21基で置換されているフェニルであり、
が、イミダゾリルおよび1個または複数の独立に選択されるR21基で置換されているイミダゾリルであるか、あるいは
(3)
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であるか、あるいは
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であり、前記フェニルが、1個または複数の独立に選択されるハロで置換されており、
10が、フェニルおよび1個または複数の独立に選択される−OR15基で置換されているフェニルであり、
が、イミダゾリルおよび1個または複数の独立に選択されるアルキル基で置換されているイミダゾリルであるか、あるいは
(4)
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であるか、あるいは
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であり、前記フェニルが、1個または2個の独立に選択されるハロで置換されており、
10が、フェニルおよび1個または2個の独立に選択される−OR15基で置換されているフェニルであり、ここで、R15がアルキルであり、
が、イミダゾリルおよび1個または2個の独立に選択されるアルキル基で置換されているイミダゾリルであるか、あるいは
(5)
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であるか、あるいは
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であり、前記フェニルが、1個または2個のFで置換されており、
10が、フェニルおよび1個または2個の独立に選択される−OR15基で置換されているフェニルからなる群から選択され、ここで、R15がメチルであり、
が、イミダゾリルおよび1個または2個の独立に選択されるメチル基で置換されているイミダゾリルからなる群から選択されるか、あるいは
(6)
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であるか、あるいは
が、1個のフェニルで置換されているメチルまたはエチル基であり、前記フェニルが、1個または2個のFで置換されており、
10が、1個の−OR15基で置換されているフェニルであり、ここで、R15がメチルであり、
が、イミダゾリルおよび1個のメチル基で置換されているイミダゾリルからなる群から選択されるか、あるいは
(7)
が、
【化735】

【化736】

からなる群から選択され、ここで、R−R10−部分が、
【化737】

であるか、あるいは
(8)
が、
【化738】

【化739】

であり、ここで、R−R10−部分が、
【化740】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
Wが−C(O)−である、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
Gが、−NH−および直接結合からなる群から選択される、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】

【化741】

【化742】

を有することからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
【化743】

【化744】

【化745】

[式中、
(a)各qは、独立に、0または1であり、
(b)各R21は独立に選択され、
(c)式(IL)中の各Rは独立に選択され、
(d)式(IU)qについて、(2)における前記R21についてのqは0または1であり、前記Nに隣接する炭素上の前記R21についてのqは、0、1または2であり、各qについての各R21は独立に選択される]
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
【化746】

【化747】

【化748】

【化749】

【化750】

[式中、
(a)各qは、独立に、0または1であり、
(b)各R21は独立に選択され、
(c)式(IL1)中の各Rは独立に選択され、
(d)式(IL3)中の各Rは独立に選択され、
(e)式(IU1)について、(2)における前記R21についてのqは0または1であり、前記Nに隣接する炭素上の前記R21についてのqは、0、1または2であり、各qについての各R21は独立に選択される]
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
化合物1.1〜49.1からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
化合物191.1〜274.1からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
化合物50.1〜118.1からなる群から選択される化合物。
【請求項20】
化合物119.1〜190.1からなる群から選択される化合物。
【請求項21】
が、
【化751】

[式中、一方のR21は非置換または置換アルキル基であり、他方のR21は非置換または置換アリール基である]
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
が、
【化752】

であり、R21が、非置換アリールまたは1個もしくは複数の独立に選択されるR22基で置換されているアリールである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、ならびにコリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤およびベータセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される治療有効量の1種または複数の化合物
を含む医薬組成物。
【請求項24】
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項17に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項17に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、ならびにコリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤およびベータセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される治療有効量の1種または複数の化合物
を含む医薬組成物。
【請求項25】
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項18に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項18に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、ならびにコリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤およびベータセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される治療有効量の1種または複数の化合物
を含む医薬組成物。
【請求項26】
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項19に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項19に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、ならびにコリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤およびベータセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される治療有効量の1種または複数の化合物
を含む医薬組成物。
【請求項27】
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項20に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項20に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、ならびにコリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤およびベータセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される治療有効量の1種または複数の化合物
を含む医薬組成物。
【請求項28】
中枢神経系障害を治療する方法であって、
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体を含む治療有効量の医薬組成物を投与するステップ、あるいは
(c)治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、ならびにコリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤およびベータセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される治療有効量の1種または複数の化合物を含む治療有効量の医薬組成物を投与するステップ
を含む方法。
【請求項29】
アルツハイマー病を治療する方法であって、
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物を、治療有効量のBACE阻害剤と組み合わせて、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ
を含む方法。
【請求項30】
アルツハイマー病を治療する方法であって、
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項17に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項17に記載の化合物を、治療有効量のBACE阻害剤と組み合わせて、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ
を含む方法。
【請求項31】
アルツハイマー病を治療する方法であって、
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項18に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項18に記載の化合物を、治療有効量のBACE阻害剤と組み合わせて、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ
を含む方法。
【請求項32】
アルツハイマー病を治療する方法であって、
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項19に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項19に記載の化合物を、治療有効量のBACE阻害剤と組み合わせて、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ
を含む方法。
【請求項33】
アルツハイマー病を治療する方法であって、
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項20に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項20に記載の化合物を、治療有効量のBACE阻害剤と組み合わせて、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ
を含む方法。
【請求項34】
ダウン症候群を治療する方法であって、治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。
【請求項35】
(a)ガンマセクレターゼ活性を調節する方法であって、有効量の請求項1に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(b)ベータアミロイドタンパク質の沈着を阻害する方法であって、有効量の請求項1に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(c)1種または複数の神経変性疾患を治療する方法であって、有効量の請求項1に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。
【請求項36】
(1)アルツハイマー病を治療する方法であって、1種または複数の請求項1に記載の化合物を、BACE阻害剤、ムスカリン性アンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤、ガンマセクレターゼモジュレーター、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、非ステロイド系抗炎症剤、N−メチル−D−アスパルテート受容体アンタゴニスト、抗アミロイド抗体、ビタミンE、ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト、CB1受容体逆アゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト、抗生物質、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH3アンタゴニスト、AMPAアゴニスト、PDE4阻害剤、GABA逆アゴニスト、アミロイド凝集の阻害剤、グリコーゲンシンターゼキナーゼベータ阻害剤、アルファセクレターゼ活性のプロモーター、PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される有効量の1種または複数の他の薬学的活性成分と組み合わせて、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(2)軽度認知機能障害を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、
(3)緑内障を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(4)脳アミロイド血管症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(5)脳卒中を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(6)認知症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(7)小膠細胞症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(8)脳の炎症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(9)嗅覚機能喪失を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項1に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。
【請求項37】
(1)アルツハイマー病を治療する方法であって、1種または複数の請求項17に記載の化合物を、BACE阻害剤、ムスカリン性アンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤、ガンマセクレターゼモジュレーター、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、非ステロイド系抗炎症剤、N−メチル−D−アスパルテート受容体アンタゴニスト、抗アミロイド抗体、ビタミンE、ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト、CB1受容体逆アゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト、抗生物質、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH3アンタゴニスト、AMPAアゴニスト、PDE4阻害剤、GABA逆アゴニスト、アミロイド凝集の阻害剤、グリコーゲンシンターゼキナーゼベータ阻害剤、アルファセクレターゼ活性のプロモーター、PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される有効量の1種または複数の他の薬学的活性成分と組み合わせて、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(2)軽度認知機能障害を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項17に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、
(3)緑内障を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項17に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(4)脳アミロイド血管症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項17に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(5)脳卒中を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項17に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(6)認知症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項17に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(7)小膠細胞症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項17に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(8)脳の炎症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項17に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(9)嗅覚機能喪失を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項17に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。
【請求項38】
(1)アルツハイマー病を治療する方法であって、1種または複数の請求項18に記載の化合物を、BACE阻害剤、ムスカリン性アンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤、ガンマセクレターゼモジュレーター、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、非ステロイド系抗炎症剤、N−メチル−D−アスパルテート受容体アンタゴニスト、抗アミロイド抗体、ビタミンE、ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト、CB1受容体逆アゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト、抗生物質、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH3アンタゴニスト、AMPAアゴニスト、PDE4阻害剤、GABA逆アゴニスト、アミロイド凝集の阻害剤、グリコーゲンシンターゼキナーゼベータ阻害剤、アルファセクレターゼ活性のプロモーター、PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される有効量の1種または複数の他の薬学的活性成分と組み合わせて、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(2)軽度認知機能障害を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項18に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、
(3)緑内障を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項18に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(4)脳アミロイド血管症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項18に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(5)脳卒中を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項18に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(6)認知症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項18に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(7)小膠細胞症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項18に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(8)脳の炎症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項18に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(9)嗅覚機能喪失を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項18に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。
【請求項39】
(1)アルツハイマー病を治療する方法であって、1種または複数の請求項19に記載の化合物を、BACE阻害剤、ムスカリン性アンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤、ガンマセクレターゼモジュレーター、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、非ステロイド系抗炎症剤、N−メチル−D−アスパルテート受容体アンタゴニスト、抗アミロイド抗体、ビタミンE、ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト、CB1受容体逆アゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト、抗生物質、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH3アンタゴニスト、AMPAアゴニスト、PDE4阻害剤、GABA逆アゴニスト、アミロイド凝集の阻害剤、グリコーゲンシンターゼキナーゼベータ阻害剤、アルファセクレターゼ活性のプロモーター、PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される有効量の1種または複数の他の薬学的活性成分と組み合わせて、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(2)軽度認知機能障害を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項19に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、
(3)緑内障を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項19に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(4)脳アミロイド血管症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項19に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(5)脳卒中を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項19に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(6)認知症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項19に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(7)小膠細胞症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項19に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(8)脳の炎症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項19に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(9)嗅覚機能喪失を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項19に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。
【請求項40】
(1)アルツハイマー病を治療する方法であって、1種または複数の請求項20に記載の化合物を、BACE阻害剤、ムスカリン性アンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤、ガンマセクレターゼモジュレーター、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、非ステロイド系抗炎症剤、N−メチル−D−アスパルテート受容体アンタゴニスト、抗アミロイド抗体、ビタミンE、ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト、CB1受容体逆アゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト、抗生物質、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH3アンタゴニスト、AMPAアゴニスト、PDE4阻害剤、GABA逆アゴニスト、アミロイド凝集の阻害剤、グリコーゲンシンターゼキナーゼベータ阻害剤、アルファセクレターゼ活性のプロモーター、PDE−10阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される有効量の1種または複数の他の薬学的活性成分と組み合わせて、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(2)軽度認知機能障害を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項20に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、
(3)緑内障を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項20に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(4)脳アミロイド血管症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項20に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(5)脳卒中を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項20に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(6)認知症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項20に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(7)小膠細胞症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項20に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(8)脳の炎症を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項20に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(9)嗅覚機能喪失を治療する方法であって、有効量の1種または複数の請求項20に記載の化合物を、治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。
【請求項41】
中枢神経系障害を治療する方法であって、
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項19に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項19に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体を含む治療有効量の医薬組成物を投与するステップ、あるいは
(c)治療有効量の少なくとも1種の請求項19に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、ならびにコリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤およびベータセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される治療有効量の1種または複数の化合物を含む治療有効量の医薬組成物を投与するステップを含む方法。
【請求項42】
中枢神経系障害を治療する方法であって、
(a)治療有効量の少なくとも1種の請求項20に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップ、あるいは
(b)治療有効量の少なくとも1種の請求項20に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体を含む治療有効量の医薬組成物を投与するステップ、あるいは
(c)治療有効量の少なくとも1種の請求項20に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ、および少なくとも1種の薬学的に許容される担体、ならびにコリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、ガンマセクレターゼ阻害剤およびベータセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される治療有効量の1種または複数の化合物を含む治療有効量の医薬組成物を投与するステップを含む方法。
【請求項43】
ダウン症候群を治療する方法であって、治療有効量の少なくとも1種の請求項19に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。
【請求項44】
(a)ガンマセクレターゼ活性を調節する方法であって、有効量の請求項19に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(b)ベータアミロイドタンパク質の沈着を阻害する方法であって、有効量の請求項19に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(c)1種または複数の神経変性疾患を治療する方法であって、有効量の請求項19に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。
【請求項45】
ダウン症候群を治療する方法であって、治療有効量の少なくとも1種の請求項20に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。
【請求項46】
(a)ガンマセクレターゼ活性を調節する方法であって、有効量の請求項20に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(b)ベータアミロイドタンパク質の沈着を阻害する方法であって、有効量の請求項20に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法、あるいは
(c)1種または複数の神経変性疾患を治療する方法であって、有効量の請求項20に記載の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するステップを含む方法。

【公表番号】特表2010−538068(P2010−538068A)
【公表日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−524028(P2010−524028)
【出願日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際出願番号】PCT/US2008/010370
【国際公開番号】WO2009/032277
【国際公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】