説明

キメラケラチン結合エフェクタータンパク質

本発明は、キメラケラチン結合エフェクタータンパク質及びそれらの皮膚化粧品における使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)少なくとも1つのケラチン結合ポリペプチド(i)及び
(b)少なくとも1つのさらなるエフェクターポリペプチド(ii)
を含むキメラケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項2】
ケラチン結合ポリペプチド(i)が、ヒトの毛髪、爪又は皮膚のケラチンに対する結合アフィニティを有する、請求項1記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項3】
使用するケラチン結合ポリペプチド(i)が、
(a)配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76、78、80、82、84、86、88、90、92、94、96、98、100、102、104、106、108、110、112、114、116、118、120、122、124、126、128、130、132、134、136、138、140、146、150、153、156、157、158、160、162、164、166、213又は215に示される配列の少なくとも1つを含む、あるいは
(b)配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76、78、80、82、84、86、88、90、92、94、96、98、100、102、104、106、108、110、112、114、116、118、120、122、124、126、128、130、132、134、136、138、140、146、150、153、156、157、158、160、162、164、166、213又は215に示される配列の少なくとも1つに対し少なくとも40%の同一性を有し、かつケラチンに結合可能なポリペプチドに相当する、
請求項1又は2記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項4】
使用するケラチン結合ポリペプチド(i)が、以下:
(c)配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76、78、80、82、84、86、88、90、92、94、96、98、100、102、104、106、108、110、112、114、116、118、120、122、124、126、128、130、132、134、136、138、140、146、150、153、156、157、158、160、162、164、166、213又は215に示される配列を含むポリペプチドをコードする核酸分子;
(d)配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29、31、33、35、37、39、41、43、45、47、49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77、79、81、83、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、107、109、111、113、115、117、119、121、123、125、127、129、131、133、135、137、139、145、149、152、159、161、163、165、212又は214に示される配列の少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む核酸分子;
(e)配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76、78、80、82、84、86、88、90、92、94、96、98、100、102、104、106、108、110、112、114、116、118、120、122、124、126、128、130、132、134、136、138、140、146、150、153、156、157、158、160、162、164、166、213又は215に示される配列のポリペプチドをコードする核酸分子;
(f)配列番号1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29、31、33、35、37、39、41、43、45、47、49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77、79、81、83、85、87、89、91、93、95、97、99、101、103、105、107、109、111、113、115、117、119、121、123、125、127、129、131、133、135、137、139、145、149、152、159、161、163、165、212若しくは214に示される少なくとも1つの配列に相当する核酸配列を有する核酸分子、又は、これらから置換、欠失若しくは挿入により誘導される核酸分子であって、配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76、78、80、82、84、86、88、90、92、94、96、98、100、102、104、106、108、110、112、114、116、118、120、122、124、126、128、130、132、134、136、138、140、146、150、153、156、157、158、160、162、164、166、213若しくは215に示される少なくとも1つの配列に対し少なくとも40%の同一性を有し、かつケラチンに結合可能なポリペプチドをコードする核酸分子;
(g)(c)〜(e)に示される核酸分子によりコードされるポリペプチドに対して生起されたモノクローナル抗体によって認識されるポリペプチドをコードする核酸分子;
(h)(c)〜(e)に示される核酸分子とストリンジェントな条件下でハイブリダイズする、ケラチン結合タンパク質をコードする核酸分子;
(i)(c)〜(e)に示される核酸分子又は少なくとも15個のヌクレオチドを含むその部分断片をプローブとして用いてストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下にてDNAバンクから単離することができる、ケラチン結合タンパク質をコードする核酸分子、並びに
(j)配列番号2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76、78、80、82、84、86、88、90、92、94、96、98、100、102、104、106、108、110、112、114、116、118、120、122、124、126、128、130、132、134、136、138、140、146、150、153、156、157、158、160、162、164、166、213又は215の配列に示されるアミノ酸配列の1つを逆翻訳して作製される核酸分子
からなる群より選択される少なくとも1つの核酸分子を含む核酸分子によってコードされる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項5】
エフェクターポリペプチド(ii)が、酵素、抗体、エフェクター結合タンパク質、蛍光タンパク質、抗菌性ペプチド及び自己集合タンパク質からなる群より選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項6】
エフェクターポリペプチド(ii)が、オキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、チロシナーゼ、ラクトペルオキシダーゼ、リゾチーム、アミログリコシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、スーパーオキシドジスムターゼ、フォトリアーゼ及びカタラーゼからなる群より選択される酵素である、請求項5記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項7】
エフェクターポリペプチド(ii)がシルクタンパク質である、請求項6記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項8】
シルクタンパク質が、配列番号151、201、202、203、204、205、206、207、208、209若しくは210に示される配列の少なくとも1つを含む、又は配列番号151、201、202、203、204、205、206、207、208、209若しくは210に示される配列の少なくとも1つに対して少なくとも40%の同一性を有するポリペプチドに相当する、請求項7記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項9】
シルクタンパク質が、以下:
(k)配列番号151、201、202、203、204、205、206、207、208、209又は210に示される配列を含むポリペプチドをコードする核酸分子;

(l)配列番号150に示される配列の少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む核酸分子;
(m)配列番号151、201、202、203、204、205、206、207、208、209又は210に示される配列のポリペプチドをコードする核酸分子;
(n)配列番号150に示される核酸配列を有する核酸分子、又は、この核酸分子から置換、欠失若しくは挿入により誘導される核酸分子であって、配列番号151に示される配列に対して少なくとも40%の同一性を有するポリペプチドをコードする核酸分子;
(o)(k)〜(m)に示される核酸分子によってコードされるポリペプチドに対して生起されたモノクローナル抗体によって認識されるポリペプチドをコードする核酸分子;
(p)(k)〜(m)に示される核酸分子とストリンジェント条件下でハイブリダイズする、ケラチン結合タンパク質をコードする核酸分子;
(q)(k)〜(m)に示される核酸分子又は少なくとも15個のヌクレオチドを含むその部分断片をプローブとして用いてストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下にてDNAバンクから単離することができる、ケラチン結合タンパク質をコードする核酸分子;並びに
(r)配列番号151、201、202、203、204、205、206、207、208、209又は210の配列に示されるアミノ酸配列の1つを逆翻訳して作製される核酸分子
からなる群より選択される少なくとも1つの核酸分子を含む核酸分子によってコードされる、請求項7又は8記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項10】
ポリペプチド(i)及び(ii)が、翻訳融合によって互いに連結されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項11】
ポリペプチド(i)及び(ii)が、化学的カップリング反応によって互いに連結されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項12】
エフェクターポリペプチド(ii)が、ケラチン結合ポリペプチド(i)の内部アミノ酸の側鎖、C末端又はN末端に共有結合している、請求項11記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項13】
エフェクターポリペプチド(ii)及びケラチン結合ポリペプチド(i)が、スペーサーエレメントによって互いに結合されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項14】
スペーサーエレメントが架橋剤である、請求項13記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項15】
スペーサーエレメントが、ケラチン結合ポリペプチド(i)とエフェクターポリペプチドとを、該ポリペプチドの内部アミノ酸の側鎖、C末端又はN末端に結合することによってそれらを互いに共有結合する少なくとも二官能基のリンカーである、請求項13記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項16】
スペーサーエレメントがポリペプチドである、請求項13記載のケラチン結合エフェクタータンパク質。
【請求項17】
皮膚化粧品における、請求項1〜16のいずれか1項に記載のケラチン結合エフェクタータンパク質の使用。
【請求項18】
皮膚化粧品が、皮膚保護組成物、スキンケア組成物、皮膚洗浄組成物、毛髪保護組成物、ヘアケア組成物、毛髪洗浄組成物、毛髪染料又は装飾化粧品である、請求項17記載の使用。
【請求項19】
請求項1〜16のいずれか1項に記載のケラチン結合エフェクター分子を含む皮膚化粧品。
【請求項20】
配列番号168、176、182、188、194及び200に示されるアミノ酸配列の1つであるタンパク質。
【請求項21】
配列番号167、175、181、187、193又は199に示される配列の核酸分子。
【請求項22】
請求項21に記載の核酸配列を有する核酸分子を含むDNA発現カセット。
【請求項23】
請求項21又は22記載の発現カセットを含むベクター。
【請求項24】
請求項21記載の核酸分子、請求項22記載の発現カセット、又は請求項23記載のベクターを含むトランスジェニック細胞。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2009−519009(P2009−519009A)
【公表日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−541701(P2008−541701)
【出願日】平成18年11月15日(2006.11.15)
【国際出願番号】PCT/EP2006/068474
【国際公開番号】WO2007/060117
【国際公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】