説明

クリップ

【課題】ワイヤーハーネスをパネルに固定保持する樹脂製のクリップにおいて、構造の簡素化を達成すると共に、クリップによって保持されたワイヤーハーネスがクリップに対して遊動しないようにする。
【解決手段】ほぼU字形に形成されたクリップ本体3をパネル2の取付孔に嵌合し、そのクリップ本体3にワイヤーハーネス17を収め、クリップ本体3にインテグラルヒンジ4を介して連結されたリッド部5の自由端側とクリップ本体3の端部を連結して、リッド部5に固定されたハーネス保持部6とクリップ本体3によってワイヤーハーネス17を固定保持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤーハーネスをパネルに固定保持する樹脂製のクリップに関するものである。
【背景技術】
【0002】
多数の電線を束ねたワイヤーハーネスを、例えば自動車の車体を構成するパネルに固定保持するクリップは従来より周知である。そのうちの一つに、特開平9−222105号公報の図6に記載されているように、一端側が車体のパネルに形成された取付孔に嵌着固定されたベルト状のクリップ本体を有し、そのクリップ本体によってワイヤーハーネスを巻き付け、該クリップ本体に突設された突部を、同じくクリップ本体に形成された係止孔に嵌着して、ワイヤーハーネスをパネルに保持するクリップが知られている。このクリップは、構造が簡単で低コストである利点を有しているが、クリップ本体に巻き付けられたワイヤーハーネスが、そのクリップ本体に対して遊動するおそれがある。
【0003】
ワイヤーハーネスが遊動しないように、そのハーネスを保持するハーネス保持部を備えたクリップも公知であるが、従来のこの種のクリップは、一般に、構造が複雑で、コストが高くなる欠点を有していた。
【0004】
そこで、比較的コストの低い樹脂製のクリップとして、図6に示したものが知られている。ここに示したクリップ1Aは、粘着テープ23Aによってワイヤーハーネス17Aに固定されたベースプレート20Aと、そのベースプレート20Aに一体に固定された傘状の係止突部21Aを有している。この係止突部21Aを、パネル2Aに形成された取付孔8Aに、矢印PAで示すように挿入して嵌合し、図7に示すように、係止突部21Aの係止部24Aを取付孔8Aの各縁部に弾性的に圧接させて係合する。このようにし、てクリップ1Aをワイヤーハーネス17Aと共にパネル2Aに固定保持することができる。かかるクリップ1Aによれば、ワイヤーハーネス17Aがクリップ1Aに固定されているので、そのワイヤーハーネス17Aがクリップ1Aに対して遊動する不具合を阻止できる。しかも、クリップ1Aの構造が比較的簡単で、そのコストを低く抑えることが可能である。
【0005】
ところが、図6に示したクリップ1Aによると、そのクリップ1Aにワイヤーハーネス17Aを固定するために粘着テープ23Aが必要であるため、その粘着テープ23Aの分だけ部品点数が増大する。しかも、ワイヤーハーネス17Aに固定されたクリップ1Aの位置と、パネル2Aに形成された取付孔8Aの位置が予め決まっているので、パネル2Aに固定されるワイヤーハーネス17Aの部分も一定し、ワイヤーハーネス17Aの他の部分をパネル2Aに固定することはできない。このため、ワイヤーハーネス17Aの配索自由度が狭められる欠点を免れない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平9−222105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去したワイヤーハーネス固定保持用のクリップを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記目的を達成するため、ワイヤーハーネスをパネルに固定保持する樹脂製のクリップにおいて、ほぼU字形に形成されたクリップ本体と、該クリップ本体の一端側にインテグラルヒンジを介して一体に連結されたリッド部と、該リッド部に固定されていて、ワイヤーハーネスの周面に圧接するハーネス保持部とを有し、前記クリップ本体の一端側と他端側には、該クリップ本体が前記パネルに対して保持されるように、前記パネルに形成された取付孔の各縁部に係止される第1及び第2の係止部がそれぞれ形成され、前記リッド部の自由端側には、クリップ本体の他端側とリッド部の自由端側が連結されるように、クリップ本体の他端側に形成された係止爪が嵌合する係止孔が形成されていることを特徴とするクリップを提案する。
【0009】
また、上記クリップにおいて、前記取付孔は、自動車の車体を構成するアウタパネルよりも車内側に位置して自動車の車体を構成するインナパネルに形成され、前記クリップ本体を、これが前記アウタパネルに向けて突出する向きにして、車室内側から前記取付孔に嵌合し、該クリップ本体の一端側と他端側に形成された前記第1及び第2の係止部を前記取付孔の各縁部にそれぞれ係止して当該クリップ本体をインナパネルに保持し、次いでほぼU字形に形成されたクリップ本体のU字形の開口部の側から当該クリップ本体にワイヤーハーネスを入れて、該ワイヤーハーネスをクリップ本体に収め、引き続き前記インテグラルヒンジを曲折させて前記リッド部を回動させ、該リッド部の自由端側に形成された係止孔に前記クリップ本体の他端側に形成された係止爪を嵌合して、ワイヤーハーネスを前記クリップ本体とリッド部とにより取り囲み、前記ハーネス保持部をワイヤーハーネスの外周面に圧接させるように構成すると有利である。
【0010】
さらに、上記各クリップにおいて、前記ハーネス保持部は、前記ワイヤーハーネスの外周面に圧接して弾性変形可能な弓状に形成されていると有利である。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ワイヤーハーネスがクリップ本体とハーネス保持部によって保持されるので、そのワイヤーハーネスがクリップに対して遊動することを阻止できる。しかも、クリップにワイヤーハーネスを固定するための粘着テープは不要であるため、クリップとこれに関連する構成要素の部品点数を減少させることができる。さらに、ワイヤーハーネスをクリップ本体に収めた後に、リッド部を回動して、そのクリップ本体とリッド部によってワイヤーハーネスを取り囲み、該ハーネスを固定するので、ワイヤーハーネスのいかなる部分をも、クリップによってパネルに固定することができる。このため、パネルに対するワイヤーハーネスの配索状態を自由に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】クリップとパネルの斜視図である。
【図2】クリップを図1に示した向きと逆の方向から見た斜視図である。
【図3】クリップ本体をパネルに形成された取付孔に嵌合したときの様子を示す斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】インテグラルヒンジを曲折してリッド部を回動させ、そのリッド部とクリップ本体によってワイヤーハーネスを取り囲んだときの様子を示す断面図である。
【図6】従来の樹脂製のクリップの一例を示す斜視図である。
【図7】従来のクリップの係止突部を取付孔に嵌合したときの様子を示す図である。
【図8】従来のクリップの係止突部を取付孔に嵌合したときの様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0014】
図1は、樹脂製のクリップ1と、そのクリップ1が取り付けられるパネル2を示す斜視図であり、図2はクリップ1を図1に示した向きと逆の方向から見たときの斜視図である。これらの図から判るように、本例の樹脂製のクリップ1は、ほぼU字形に形成されたクリップ本体3と、そのクリップ本体3の一端側にインテグラルヒンジ4を介して一体に連結された平板状のリッド部5とを有している。インテグラルヒンジ4は、そのヒンジ4の近傍のクリップ部分よりも肉厚が薄くなった部分であり、この部位でクリップ1を容易に曲折できるようにした部分である。インテグラルヒンジは、薄肉ヒンジとも称せられている。
【0015】
また、リッド部5の一方の面には、後述するように、クリップ1によってパネル2に固定保持されたワイヤーハーネスの周面に圧接するハーネス保持部6が一体に固定連結されている。
【0016】
一方、図1に示したパネル2は、各種の機械、装置のパネルとして構成できるものであるが、ここでは、該パネル2が自動車の車体を構成するインナパネルであるとする。よって、以降の説明では、このパネル2をインナパネルと称することにする。かかるインナパネル2には、ワイヤーハーネスが後述するように収容されるほぼ半円形断面の凹溝7が形成され、その凹溝7の部分に取付孔8が形成されている。
【0017】
また、図1における符号Rは、自動車の車室内を示しており、インナパネル2よりも車外側には、そのインナパネル2に対して離間したアウタパネル9が位置している。アウタパネル9は車体の外板を構成するパネルである。
【0018】
上述のように、取付孔8は、自動車の車体を構成するアウタパネル9よりも車内側に位置して自動車の車体を構成するインナパネル2に形成されている。
【0019】
図1及び図2に示すように、クリップ本体3の一端側には、溝より成る第1の係止部10が形成され、クリップ本体3の他端側には、段状に形成された第2の係止部11が形成され、さらに、クリップ本体3の他端側には突起状の係止爪12が形成されている。またリッド部5の自由端側には係止孔13が形成されている。第1及び第2の係止部10,11、係止爪12及び係止孔13の働きについては後に詳しく説明する。
【0020】
上述したクリップ1によって、ワイヤーハーネスをインナパネル2に固定保持するには、先ず、クリップ本体3をインナパネル2に形成された取付孔8に次に説明するように取り付ける。すなわち、図1に示すように、クリップ本体3を、これが、アウタパネル9に向けて突出する向きにして、車室内Rの側から、矢印Pで示すように取付孔8に嵌合する。クリップ本体3を車外側に向けて突出する向きにして、そのクリップ本体3を車室内Rの側から取付孔8に嵌合するのである。その際、クリップ本体3を指で掴んで、図1に矢印Qで示した向きに少しだけ弾性変形させて、そのクリップ本体3を取付孔8に嵌合する。
【0021】
図3は、上述のようにしてクリップ本体3を取付孔8に嵌合したときの様子を示す斜視図であり、図4は図3のIV−IV線断面図である。図4に示したように、クリップ本体3を取付孔8に嵌合して、そのクリップ本体3から手を離すと、クリップ本体3の第1の係止部10が取付孔8の一方の縁部14に係合し、第2の係止部11が取付孔8の他方の縁部15に係合する。このとき、クリップ本体3から手を離すことによって、クリップ本体3が図1に矢印Qで示した方向と逆方向に弾性復帰しながら第1及び第2の係止部10,11が、各縁部14,15に弾性によって圧接する。
【0022】
上述のように、クリップ本体3の一端側と他端側には、該クリップ本体3がインナパネル2に対して保持されるように、インナパネル2に形成された取付孔8の各縁部14,15に係止される第1及び第2の係止部10,11がそれぞれ形成されていて、クリップ本体3の一端側と他端側に形成された第1及び第2の係止部10,11を取付孔8の各縁部14,15にそれぞれ係止して当該クリップ本体3をインナパネル2に保持するのである。
【0023】
クリップ本体3を取付孔8に取り付けた後、ほぼU字形に形成されたクリップ本体3のU字形の開口部16(図4)の側から、図3及び図4に矢印Uで示したように、そのクリップ本体3にワイヤーハーネス17を入れて、図3及び図4に示したように、そのワイヤーハーネス17をクリップ本体3に収める。このとき、ワイヤーハーネス17は、インナパネル2に形成された凹溝7中を延びている。ここに示したワイヤーハーネス17は、絶縁性の細いチューブによって被覆された多数の電線18を粘着テープ19によって束ねたものである。
【0024】
引き続き、インテグラルヒンジ4を曲折させて、リッド部5を図4に矢印Sで示した方向に回動させ、図5に示したように、リッド部5の自由端側に形成された係止孔13に、クリップ本体3の他端側に形成された係止爪12を嵌合する。これにより、ワイヤーハーネス17がクリップ本体3とリッド部5とにより取り囲まれ、このときハーネス保持部6がワイヤーハーネス17の外周面に圧接する。このようにして、ワイヤーハーネス17が樹脂製のクリップ1によってインナパネル2に固定保持される。逆の手順によって、ワイヤーハーネス17をクリップ1から外すことができる。
【0025】
上述のように、リッド部5の自由端側には、クリップ本体3の他端側とリッド部5の自由端側が連結されるように、クリップ本体3の他端側に形成された係止爪12が嵌合する係止孔13が形成されているのである。
【0026】
リッド部5の係止孔13にクリップ本体3の係止爪12を嵌合すると、クリップ本体3が図5に矢印Qで示した方向に弾性変形することが阻止されるので、クリップ1が取付孔8から抜け出ることはない。リッド部5が、クリップ本体3の矢印Q方向への弾性変形を阻止する突っ支い棒の働きをなすのである。
【0027】
また、図5に示したように、ハーネス保持部6は、ワイヤーハーネス17の外周面に圧接できるように、弓状に形成されていて、そのワイヤーハーネス17の直径の大きさに応じて、図1に矢印Tで示した方向に弾性変形できるように構成されている。ハーネス保持部6が、ワイヤーハーネス17の外周面に圧接して弾性変形可能な弓状に形成されているのである。これにより、ワイヤーハーネス17の直径が異なるときも、ハーネス保持部6とクリップ本体3とによって、そのワイヤーハーネス17を、がたつくことなく強固に固定保持することができる。
【0028】
上述したクリップ1によれば、ワイヤーハーネス17がクリップ本体3とハーネス保持部6によって強固に保持されるので、ワイヤーハーネス17がクリップ1に対して遊動することはない。しかも、クリップ1にワイヤーハーネス17を固定するための粘着テープは不要であるため、全体の部品点数を減少させることができる。さらに、ワイヤーハーネス17をクリップ本体3に収めた後に、リッド部5を回動させて、そのワイヤーハーネス17を固定するので、ワイヤーハーネス17のいかなる部分をもクリップ1によってインナパネル2に固定できる。このため、ワイヤーハーネス17の配索自由度を高めることができる。
【0029】
さらに、図6に示した従来のクリップ1Aを用いると、図7に示したように、ワイヤーハーネス17Aが、車室内RAの側に大きく突出することになるが、図5に示したクリップ1を用いれば、図3に示したように、ワイヤーハーネス17をインナパネル2に形成された凹溝7に収めることができるので、ワイヤーハーネス17が車室内Rの側に大きく突出して嵩張る不具合を阻止できる。
【0030】
但し、図6に示した従来のクリップ1Aを用いたときも、図8に示すように、ワイヤーハーネス17Aを、インナパネル2Aに形成された凹部7Aに収めれば、そのワイヤーハーネス17Aが車室内RAの側に大きく突出することを防止できるが、それでもワイヤーハーネス17Aの一部がどうしても車室内RAの側に突出してしまう。以下に、これに関連する構成を、図5と図8を参照しながら説明する。
【0031】
図5と図8における符号A,aは、各クリップ1,1Aとそのクリップ1,1Aに保持されたワイヤーハーネス17,17Aの全体の幅を示している。図8に示した従来のクリップ1Aの場合には、ベースプレート20Aにワイヤーハーネス17Aが固定され、しかもそのベースプレート20Aに係止突部21Aが突設されているので、全幅aは大きなものとなる。これに対し、図5に示した本例のクリップ1の場合には、そのクリップ本体3内にワイヤーハーネス17が収められているので、全幅Aは従来のクリップ1Aの全幅aよりも小さくなる。このように、クリップ1と、これにより保持されたワイヤーハーネス17の全体を小型化できるのである。
【0032】
また、図8に示したように、インナパネル2Aに形成された凹部7Aの深さが深くなりすぎると、クリップ1Aの係止突部21Aがアウタパネル9Aに干渉してしまうので、その凹部7Aの深さをあまり深くすることはできない。このため、図8に示したワイヤーハーネス17Aは、インナパネル2Aよりも車室内RAの側に突出した量bは、図5に示した本例のクリップ1がインナパネル2よりも車室内Rの側に突出した量Bよりも大きくなる。
【0033】
さらに、図8に示した凹部7Aにクリップ1Aのベースプレート20Aが位置するので、その底部の面積を大きくしなければならず、これによって凹部7Aの幅cは、図5に示した凹溝7の幅Cよりも大きくなる。
【0034】
上述のように本例のクリップ1を用いると、そのクリップ1とワイヤーハーネス17を小さな空間に収めることができ、これらが他の部品に干渉する不具合を阻止することができる。
【0035】
また、図5と図8に二点鎖線で示したように、インナパネル2,2Aとワイヤーハーネス17,17Aを、内装トリム22,22Aによって覆い隠すこともできるが、前述のように各突出量B,bがb>Bとなっているので、本例のクリップ1を用いたときの方が、内装トリム22をインナパネル2に近づけることができ、車室内Rの有効容積を大きくすることができる。
【符号の説明】
【0036】
1 クリップ
2 パネル,インナパネル
3 クリップ本体
4 インテグラルヒンジ
5 リッド部
6 ハーネス保持部
8 取付孔
9 アウタパネル
10 第1の係止部
11 第2の係止部
12 係止爪
13 係止孔
14,15 縁部
16 開口部
17 ワイヤーハーネス
R 車室内

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤーハーネスをパネルに固定保持する樹脂製のクリップにおいて、ほぼU字形に形成されたクリップ本体と、該クリップ本体の一端側にインテグラルヒンジを介して一体に連結されたリッド部と、該リッド部に固定されていて、ワイヤーハーネスの周面に圧接するハーネス保持部とを有し、前記クリップ本体の一端側と他端側には、該クリップ本体が前記パネルに対して保持されるように、前記パネルに形成された取付孔の各縁部に係止される第1及び第2の係止部がそれぞれ形成され、前記リッド部の自由端側には、クリップ本体の他端側とリッド部の自由端側が連結されるように、クリップ本体の他端側に形成された係止爪が嵌合する係止孔が形成されていることを特徴とするクリップ。
【請求項2】
前記取付孔は、自動車の車体を構成するアウタパネルよりも車内側に位置して自動車の車体を構成するインナパネルに形成され、前記クリップ本体を、これが前記アウタパネルに向けて突出する向きにして、車室内側から前記取付孔に嵌合し、該クリップ本体の一端側と他端側に形成された前記第1及び第2の係止部を前記取付孔の各縁部にそれぞれ係止して当該クリップ本体をインナパネルに保持し、次いでほぼU字形に形成されたクリップ本体のU字形の開口部の側から当該クリップ本体にワイヤーハーネスを入れて、該ワイヤーハーネスをクリップ本体に収め、引き続き前記インテグラルヒンジを曲折させて前記リッド部を回動させ、該リッド部の自由端側に形成された係止孔に前記クリップ本体の他端側に形成された係止爪を嵌合して、ワイヤーハーネスを前記クリップ本体とリッド部とにより取り囲み、前記ハーネス保持部をワイヤーハーネスの外周面に圧接させる請求項1に記載のクリップ。
【請求項3】
前記ハーネス保持部は、前記ワイヤーハーネスの外周面に圧接して弾性変形可能な弓状に形成されている請求項1又は2に記載のクリップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−31779(P2011−31779A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−181065(P2009−181065)
【出願日】平成21年8月3日(2009.8.3)
【出願人】(000157083)関東自動車工業株式会社 (1,164)
【Fターム(参考)】