説明

タンパク質

本発明は、結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌のスクリーニング、診断及び予後のため、結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌の治療の有効性のモニタリングのため、並びに薬物開発のための方法及び組成物を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
OGTA076、若しくはそれらの断片、それらをコードしている核酸、又はOGTA076若しくはそれらのエピトープ含有断片、又はOGTA076若しくはそれらの断片をコードしている核酸を、任意に免疫賦活剤と一緒に含有する、免疫原性組成物。
【請求項2】
前記組成物が、ワクチンである、請求項1記載のOGTA076、若しくはそれらの断片、それらをコードしている核酸、又は免疫原性組成物。
【請求項3】
疾患の治療又は予防において使用するための、請求項1又は2記載のOGTA076、若しくはそれらの断片、それらをコードしている核酸、又は免疫原性組成物。
【請求項4】
前記疾患が、癌である、請求項3記載のOGTA076、若しくはそれらの断片、それらをコードしている核酸、又は免疫原性組成物。
【請求項5】
結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌の予防又は治療において使用するための、請求項4記載のOGTA076、若しくはそれらの断片、それらをコードしている核酸、又は免疫原性組成物。
【請求項6】
結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌の治療若しくは予防の方法、又は免疫応答を生じる方法であって、
a)OGTA076、若しくはそれらの免疫原性断片、
b)OGTA076若しくはそれらの免疫原性断片をコードしている核酸、又は
c)OGTA076若しくはそれらのエピトープ含有断片、又はOGTA076若しくはそれらの断片をコードしている核酸を、任意に免疫賦活剤と一緒に含有する免疫原性組成物:
の治療有効量を、それらを必要とする被験体へ投与することを含む、前記方法。
【請求項7】
前記免疫原性断片が、エピトープ含有断片である、請求項6記載の方法。
【請求項8】
前記免疫賦活剤が、アジュバントである、請求項6記載の方法。
【請求項9】
OGTA076又はそれらの断片への特異的結合が可能である、親和性試薬。
【請求項10】
検出可能な標識を含むか、又はこれに複合体化された、請求項9記載の親和性試薬。
【請求項11】
治療的部分を含むか、又はこれに複合体化された、請求項9記載の親和性試薬。
【請求項12】
前記治療的部分が、細胞傷害性部分又は放射性アイソタイプである、請求項11記載の親和性試薬。
【請求項13】
抗体である、請求項9〜12のいずれか1項記載の親和性試薬。
【請求項14】
単離されたモノクローナル抗体、又はそれらの抗原-結合部分、抗体断片、又は抗体模倣物である、請求項13記載の抗体。
【請求項15】
前記抗体が、IgG1、IgG2、IgG3、又はIgG4アイソタイプの完全長抗体である、請求項14記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項16】
前記抗体が、全抗体、抗体断片、ヒト化抗体、単鎖抗体、免疫複合体、脱フコシル化された抗体、及び二重特異性抗体からなる群から選択される、請求項14記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項17】
前記断片が、ユニボディ、ドメイン抗体及びナノボディからなる群から選択される、請求項14記載の抗体断片。
【請求項18】
前記模倣物が、アフィボディである、請求項14記載の抗体模倣物。
【請求項19】
ヒト補体の存在下で、OGTA076抗原を発現している細胞に対する細胞傷害性を有する、請求項14記載のモノクローナル抗体。
【請求項20】
ヒト免疫エフェクター細胞の存在下で、OGTA076抗原を発現している細胞に対する細胞傷害性を有する、請求項14記載のモノクローナル抗体。
【請求項21】
治療又は予防、例えば、結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌などの癌の治療又は予防において使用するための、請求項9〜20のいずれか1項記載の親和性試薬又は抗体。
【請求項22】
請求項9〜21のいずれか1項記載の親和性試薬若しくはそれらの断片又は抗体若しくはそれらの断片の治療有効量、及び医薬として許容し得る希釈剤又は担体を含有する、医薬組成物。
【請求項23】
請求項9〜21のいずれか1項記載の親和性試薬及び/又は抗体の1種以上、並びに医薬として許容し得る賦形剤を含有する、請求項22記載の医薬組成物。
【請求項24】
疾患の治療又は予防において使用するための、請求項9〜21のいずれか1項記載の作用物質、又は請求項22若しくは23記載の組成物。
【請求項25】
前記疾患が、癌である、請求項24記載の作用物質。
【請求項26】
前記癌が、結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌である、請求項25記載の作用物質。
【請求項27】
請求項9〜21のいずれか1項記載の作用物質、又は請求項22若しくは23記載の組成物の治療有効量を、それを必要とする被験体へ投与することを含む、結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌を治療又は予防する方法。
【請求項28】
請求項14記載の単離された抗体又はそれらの抗原−結合部分をコードしている、単離された核酸分子。
【請求項29】
請求項28記載の核酸分子を含む、発現ベクター。
【請求項30】
請求項29記載の発現ベクターを含む、宿主細胞。
【請求項31】
a)請求項13記載の抗体をコードしている核酸分子の1種以上を含む宿主細胞を得る工程;
b)宿主細胞培養において、該宿主細胞を増殖させる工程;
c)1種以上の核酸分子が発現される宿主細胞培養条件を提供する工程;及び
d)該宿主細胞から又は宿主細胞培養物から抗体を回収する工程:を含む、抗-OGTA076抗体の調製方法。
【請求項32】
a)ヒト免疫グロブリン遺伝子を含むトランスジェニック動物に、OGTA076ペプチドを免疫化する工程;
b)前記トランスジェニック動物からB細胞を回収する工程;
c)前記B細胞からハイブリドーマを作製する工程;
d)OGTA076に結合する抗体を発現するハイブリドーマを選択する工程;及び
e)前記OGTA076に結合する抗体を、前記選択されたハイブリドーマから回収する工程:を含む、請求項14記載の抗体の製造方法。
【請求項33】
a)ヒト免疫グロブリン遺伝子を含むトランスジェニック動物を、OGTA076ペプチドで免疫化する工程;
b)前記トランスジェニック動物のB細胞から、mRNAを回収する工程;
c)前記mRNAをcDNAへ転換する工程;
d)前記cDNAをファージ内で発現させ、その結果前記cDNAによりコードされた抗-OGTA076抗体が、前記ファージの表面に提示される工程;
e)抗-OGTA076抗体を提示するファージを選択する工程;
f)前記抗-OGTA076免疫グロブリンをコードしている前記選択されたファージから、核酸分子を回収する工程;
g)前記回収された核酸分子を、宿主細胞において発現させ;かつ、OGTA076に結合する抗体を前記宿主細胞から回収する工程:を含む、抗-OGTA076抗体の製造方法。
【請求項34】
OGTA076へ免疫特異的結合することが可能であるモノクローナル抗体の製造方法であって、いずれの場合においても任意に免疫賦活剤と一緒に、OGTA076若しくはそれらの免疫原性断片であるタンパク質又はOGTA076若しくはそれらの免疫原性断片を含有する融合タンパク質で非-ヒト動物を免疫化する工程、或いはそのようなタンパク質を発現する細胞で非-ヒト動物を免疫化する工程を含む、前記製造方法。
【請求項35】
前記動物から抗体産生細胞を単離する工程、及びそれらを不死化細胞と融合させそれらを不死化させて、抗体-産生ハイブリドーマを作製する工程を更に含む、請求項34記載の方法。
【請求項36】
前記ハイブリドーマから抗体を単離する工程を更に含む、請求項33記載の方法。
【請求項37】
請求項34〜36のいずれか1項記載の方法により得ることが可能なOGTA076の基部(stem)へ免疫特異的結合することが可能である、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項38】
トランスジェニックであり、並びにヒト免疫グロブリン重鎖及び軽鎖遺伝子を発現し、かつ内在性免疫グロブリン重鎖及び軽鎖遺伝子は発現しないように適合化された非-ヒト動物によるヒトモノクローナル抗体である、請求項37記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項39】
請求項34〜36のいずれか1項記載の方法により得ることが可能なモノクローナル抗体の1種以上のCDRを有することにより特徴付けられた、OGTA076の基部へ免疫特異的結合することが可能である、単離されたヒト化モノクローナル抗体。
【請求項40】
請求項37〜39のいずれか1項記載のモノクローナル抗体の断片又は誘導体。
【請求項41】
請求項9〜21のいずれか1項記載の1種以上の親和性試薬若しくは抗体、又は請求項22又は23記載の組成物を含むキットであり、ここで前記親和性物質は、治療及び/又は診断における使用に適している、前記キット。
【請求項42】
請求項243〜26のいずれか1項記載の前記親和性物質の使用に関する説明書を更に含む、請求項41記載のキット。
【請求項43】
前記親和性物質が、後の再構成のために凍結乾燥されている、請求項41又は42記載のキット。
【請求項44】
前記キットが、前記親和性物質の再構成のための溶液を更に含む、請求項43記載のキット。
【請求項45】
前記溶液が、等張水溶液である、請求項44記載のキット。
【請求項46】
ハイブリダイズ物質を更に含む、請求項41〜45のいずれか1項記載のキット。
【請求項47】
(a)OGTA076又はそれらの生物学的活性部分を、候補化合物と接触させる工程;及び
(b)それによりOGTA076の活性が調節されたかどうかを決定する工程:を含む、OGTA076の活性を調節する化合物のスクリーニング方法。
【請求項48】
(a)試料中のOGTA076又はそれらの生物学的活性部分を、候補化合物と接触させる工程;及び
(b)前記候補化合物との接触後の前記試料中のOGTA076若しくはそれらの生物学的活性部分の活性を、前記候補化合物と接触前の前記試料中のOGTA076若しくはそれらの生物学的活性部分の活性、又は活性の基準レベルと比較する工程:を含む、請求項47記載の方法。
【請求項49】
OGTA076の活性を阻害する化合物のスクリーニング方法である、請求項47又は48記載の方法。
【請求項50】
OGTA076又はそれらの生物学的活性部分が、細胞上で又は細胞により発現される、請求項47〜49のいずれか1項記載の方法。
【請求項51】
OGTA076又はそれらの生物学的活性部分が、それを発現している細胞から単離される、請求項47〜49のいずれか1項記載の方法。
【請求項52】
OGTA076又はそれらの生物学的活性部分が、固相上に固定されている、請求項51記載の方法。
【請求項53】
OGTA076又はOGTA076をコードしている核酸の発現を調節する化合物のスクリーニング方法であって:
(a)OGTA076又はOGTA076をコードしている核酸を発現している細胞を、候補化合物と接触させる工程;及び
(b)それによりOGTA076又はOGTA076をコードしている核酸の発現が調節されるかどうかを決定する工程:を含む、前記方法。
【請求項54】
(a)試料中のOGTA076又はOGTA076をコードしている核酸を発現している細胞を、候補化合物と接触させる工程;及び
(b)前記候補化合物との接触後の前記試料中の細胞によるOGTA076又はOGTA076をコードしている核酸の発現を、前記候補化合物との接触前の前記試料中の細胞のOGTA076又はOGTA076をコードしている核酸の発現、又は発現の基準レベルと比較する工程:を含む、請求項53記載の方法。
【請求項55】
OGTA076又はOGTA076をコードしている核酸の発現を阻害する化合物のスクリーニング方法である、請求項52又は53記載の方法。
【請求項56】
請求項47〜55のいずれか1項記載の方法により得ることが可能な化合物。
【請求項57】
OGTA076又はOGTA076をコードしている核酸の活性又は発現を調節する、化合物。
【請求項58】
OGTA076又はOGTA076をコードしている核酸の活性又は発現を阻害する、請求項57記載の化合物。
【請求項59】
結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌の治療又は予防における使用のための、請求項56〜58のいずれか1項記載の化合物。
【請求項60】
結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌の治療又は予防方法であって、請求項56〜58のいずれか1項記載の化合物の治療有効量を、それを必要とする被験体へ投与することを含む、前記方法。
【請求項61】
OGTA076をコードしている核酸へハイブリダイズすることが可能である、ハイブリダイズ物質。
【請求項62】
検出可能な標識を含むか又はこれに複合体化されている、請求項61記載のハイブリダイズ物質。
【請求項63】
請求項60又は61記載のハイブリダイズ物質の1種以上、及び医薬として許容し得る希釈剤又は担体を含有する、医薬組成物。
【請求項64】
請求項61〜62のいずれか1項記載のハイブリダイズ物質の1種以上、又は、請求項63記載の組成物を含むキットであり、ここで前記ハイブリダイズ物質は、治療及び/又は診断における使用に適している、前記キット。
【請求項65】
前記ハイブリダイズ物質のそれらの結合パートナーへの結合の検出及び報告が可能である試薬を更に含む、請求項64記載のキット。
【請求項66】
OGTA076及び/又はそれらの1種以上の断片を含むキットであり、ここでOGTA076が、治療及び/又は診断における使用に適している、前記キット。
【請求項67】
治療における使用のための、請求項61又は62のいずれか1項記載のハイブリダイズ物質。
【請求項68】
前記治療が癌に関するものである、請求項67記載のハイブリダイズ物質。
【請求項69】
前記癌が、結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌から選択される、請求項68記載のハイブリダイズ物質。
【請求項70】
結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌を治療又は予防する方法であって、OGTA076をコードしている核酸にハイブリダイズすることが可能なハイブリダイズ物質、及び医薬として許容し得る希釈剤又は担体を含有する組成物の治療有効量を、それを必要とする被験体へ投与することを含む、前記方法。
【請求項71】
被験体における結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌の検出、診断及び/又はスクリーニング、又は進行のモニタリングの方法、或いは抗-結腸直腸癌、抗-腎癌、抗-肝癌、抗-肺癌、抗-リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、抗-卵巣癌又は抗-膵癌の薬物又は療法の作用のモニタリングの方法であって、前記被験体におけるOGTA076若しくはそれらの1種以上の断片の存在若しくはレベル、又はOGTA076をコードしている核酸の存在若しくはレベル、又はOGTA076の活性の存在若しくはレベルを検出することを含むか、或いはそれらのレベルの変化を検出することを含む、前記方法。
【請求項72】
候補被験体における結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌の検出、診断及び/又はスクリーニングの方法であって、前記候補被験体においてOGTA076若しくはそれらの1種以上の断片の存在、又はOGTA076をコードしている核酸の存在、又はOGTA076の活性の存在を検出することを含み、ここで、(a)健常被験体におけるそのレベルと比較した、該候補被験体におけるOGTA076又はそれらの1種以上の前記断片の上昇したレベル若しくはOGTA076をコードしている核酸の上昇したレベルの存在、又はOGTA076活性の上昇したレベルの存在、或いは(b)健常被験体における対応する検出不可能なレベルと比較した、該候補被験体における、OGTA076又はそれらの1種以上の該断片の検出可能なレベル、若しくはOGTA076をコードしている核酸の検出可能なレベルの存在、又はOGTA076活性の検出可能なレベルの存在:のいずれかは、前記被験体における結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌の存在を示す、前記方法。
【請求項73】
被験体における結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌若しくは膵癌の進行をモニタリングするか、又は、抗-結腸直腸癌、抗-腎癌、抗-肝癌、抗-肺癌、抗-リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、抗-卵巣癌若しくは抗-膵癌の薬物又は療法の作用をモニタリングする方法であって、第一の時点及びより遅い時点における前記候補被験体におけるOGTA076若しくはそれらの1種以上の断片の存在、又はOGTA076をコードしている核酸の存在、又はOGTA076の活性の存在、或いは第一の時点での被験体におけるレベルと比べ、より遅い時点での被験体におけるOGTA076若しくはそれらの1種以上の断片の上昇若しくは低下したレベル、又はOGTA076をコードしている核酸の上昇若しくは低下したレベルの存在、又はOGTA076活性の上昇若しくは低下したレベルの存在を検出することを含み、これは結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌の進行又は退縮を示すか、或いは前記被験体における抗-結腸直腸癌、抗-腎癌、抗-肝癌、抗-肺癌、抗-リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、抗-卵巣癌又は抗-膵癌の薬物又は療法の作用又は非作用を示す、前記方法。
【請求項74】
OGTA076、若しくはそれらの1種以上の断片の存在、又はOGTA076をコードしている核酸の存在、又はOGTA076の活性の存在が、前記被験体から得られた生物学的試料の分析により検出される、請求項70〜73のいずれか1項記載の方法。
【請求項75】
前記被験体から分析のための前記試料を得る工程を含む、請求項74記載の方法。
【請求項76】
前記試料が、結腸直腸、腎臓、肝臓、肺、リンパ系、卵巣又は膵臓の組織の試料である、請求項74又は75記載の方法。
【請求項77】
OGTA076、若しくはそれらの1種以上の断片の存在、又はOGTA076をコードしている核酸の存在、又はOGTA076の活性の存在が、定量的に検出される、請求項70〜76のいずれか1項記載の方法。
【請求項78】
OGTA076、若しくはそれらの1種以上の断片の存在、又はOGTA076をコードしている核酸の存在、又はOGTA076の活性の存在が、画像技術の使用が関与する手段により定量的に検出される、請求項77記載の方法。
【請求項79】
OGTA076、若しくはそれらの1種以上の断片の存在、又はOGTA076をコードしている核酸の存在、又はOGTA076の活性の存在を測定し、これによって結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌の細胞の局在を決定するための組織切片に対する免疫組織化学の使用が関与している、請求項70〜77のいずれか1項記載の方法。
【請求項80】
OGTA076、若しくはそれらの1種以上の断片の存在、又はOGTA076をコードしている核酸の存在、又はOGTA076の活性の存在が、インサイチュ分析により検出される、請求項70〜77のいずれか1項記載の方法。
【請求項81】
OGTA076又はそれらの1種以上のエピトープ含有断片の存在が、直接又は間接に検出される、請求項70〜80のいずれか1項記載の方法。
【請求項82】
OGTA076又はそれらの1種以上の断片の存在が、OGTA076又はそれらの1種以上の断片へ特異的結合することが可能な親和性試薬を使用し検出される、請求項81記載の方法。
【請求項83】
前記親和性試薬が、抗体である、請求項82記載の方法。
【請求項84】
OGTA076をコードしている核酸が検出される、請求項70〜80のいずれか1項記載の方法。
【請求項85】
前記OGTA076をコードしている核酸が、OGTA076をコードしている核酸にハイブリダイズすることが可能なハイブリダイズ物質を用いて検出される、請求項84記載の方法。
【請求項86】
OGTA076の活性が、検出される、請求項70〜80のいずれか1項記載の方法。
【請求項87】
被験体における結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌を検出、診断及び/又はスクリーニング又は進行をモニタリングするか、或いは抗-結腸直腸癌、抗-腎癌、抗-肝癌、抗-肺癌、抗-リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、抗-卵巣癌又は抗-膵癌の薬物又は療法の作用をモニタリングする方法であって、前記被験体におけるOGTA076若しくはそれらの1種以上のエピトープ含有断片への免疫特異的結合が可能な抗体の存在若しくはレベルを検出することを含むか、又はそれらのレベルの変化を検出することを含む、前記方法。
【請求項88】
被験体における結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌の検出、診断及び/又はスクリーニングの方法であって、前記被験体におけるOGTA076又はそれらの1種以上のエピトープ含有断片への免疫特異的結合が可能な抗体の存在を検出することを含み、ここで(a)健常被験体におけるレベルと比較した、前記被験体におけるOGTA076若しくはそれらの1種以上のエピトープ含有断片への免疫特異的結合が可能な抗体の上昇したレベルの存在、又は(b)健常被験体における対応する検出不可能なレベルと比較した、前記被験体におけるOGTA076若しくはそれらの1種以上のエピトープ含有断片への免疫特異的結合が可能な抗体の検出可能なレベルの存在が、前記被験体における結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌の存在を示す、前記方法。
【請求項89】
被験体における結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌の進行をモニタリングするか、或いは抗-結腸直腸癌、抗-腎癌、抗-肝癌、抗-肺癌、抗-リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、抗-卵巣癌又は抗-膵癌の薬物又は療法の作用をモニタリングする方法であって、第一の時点及びより遅い時点における前記被験体におけるOGTA076又はそれらの1種以上のエピトープ含有断片への免疫特異的結合が可能な抗体の存在、第一の時点での前記被験体のレベルと比較して、より遅い時点での前記被験体におけるOGTA076又はそれらの1種以上のエピトープ含有断片への免疫特異的結合が可能な抗体の上昇若しくは低下したレベルの存在を検出することを含み、これは、結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌の進行又は退縮を示すか、或いは前記被験体における抗-結腸直腸癌、抗-腎癌、抗-肝癌、抗-肺癌、抗-リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、抗-卵巣癌若しくは抗-膵癌の薬物又は療法の作用若しくは非作用を示す、前記方法。
【請求項90】
OGTA076若しくはそれらの1種以上のエピトープ含有断片への免疫特異的結合が可能な抗体の存在が、前記被験体から得られた生物学的試料の分析により検出される、請求項77〜89のいずれか1項記載の方法。
【請求項91】
前記被験体から分析のために前記試料を得る工程を含む、請求項90記載の方法。
【請求項92】
前記試料が、結腸直腸、腎臓、肝臓、肺、リンパ系、卵巣又は膵臓の組織の試料である、請求項90又は91記載の方法。
【請求項93】
結腸直腸癌、腎癌、肝癌、肺癌、リンパ性白血病(特に慢性リンパ球性白血病)、卵巣癌又は膵癌を有する候補被験体において検出され得るレベルが、健常被験体におけるレベルよりも2倍以上高い、請求項70〜92のいずれか1項記載の方法。

【公表番号】特表2010−518847(P2010−518847A)
【公表日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−550765(P2009−550765)
【出願日】平成20年2月26日(2008.2.26)
【国際出願番号】PCT/GB2008/050127
【国際公開番号】WO2008/104806
【国際公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【出願人】(508034613)オクフォルド ゲノメ スシエンセス (ユーケー) エルティーディー (5)
【Fターム(参考)】