ナノ結晶でドープしたマトリックス
半導体ナノ結晶でドープしたマトリックスが提示されている。特定の実施形態において、半導体ナノ結晶は特定の波長で光を吸収または放出するような粒径および組成物を持つ。ナノ結晶には、マトリックスによる光の散乱が最小となるように、高分子を含むさまざまなマトリックス材料の混合を可能にするリガンドを含みうる。本発明のマトリックスはまた、屈折率整合の用途にも利用できる。別の実施形態において、半導体ナノ結晶はマトリックス内に埋め込みナノ結晶の密度勾配を形成することで有効屈折率勾配を生む。本発明のマトリックスはまた、光学装置へのフィルタや反射防止コーティングとして、また逓降変換層としても使用できる。また、半導体ナノ結晶を含むマトリックスを生成する過程が提示されている。高量子効率、小さな粒径、および/または狭い粒径分布を備えるナノ構造のほか、リン化インジウムナノ構造およびコアシェルナノ構造をII-VI族シェルにより生成する方法も記述されている。多様な新規ナノ構造リガンドについても記述している。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナノ構造の集団を含んだ組成物であって、前記集団が50%以上の量子効率を示し、員ナノ構造がコアおよびシェルを含み、前記コアがCd含有コアまたはPb含有コア以外である前記組成物。
【請求項2】
前記集団が55%以上の量子効率を示す請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
リガンドが前記員ナノ構造の表面に結合する請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記リガンドが、
【化1】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数、およびR'はMeまたはBuである〕
である請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記員ナノ構造がInPコアを含む請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記員ナノ構造がZnSシェルを含む請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
リガンドが前記員ナノ構造の表面に結合し、前記リガンドが、
【化2】
〔ここでnは7〜12の整数である〕
である請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記シェルがZnS、ZnSe、またはZnSexS1-xを含む請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記コアがIII-V族半導体を含む請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
前記ナノ構造が量子ドットである請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
集団におけるナノ結晶の平均直径が2.5nm未満であるInPナノ結晶の集団を含む組成物。
【請求項12】
前記ナノ結晶の平均直径が2.0nm未満である請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
集団の発光スペクトルの半値全幅が70nm未満である、InPナノ結晶の集団を含む組成物。
【請求項14】
前記スペクトルの半値全幅が60nm未満である請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
前記スペクトルの半値全幅が50nm未満である請求項13に記載の組成物。
【請求項16】
前記集団の発光スペクトルの発光極大が500nm〜750nmである請求項13に記載の組成物。
【請求項17】
InPナノ構造を生成する方法であって、
酢酸インジウムを含んだ第一の前駆物質を提供すること、
トリス(トリメチルシリル)ホスフィンを含んだ第二の前駆物質を提供すること、および
前記第一および第二の前駆物質をオクタデセン以外の溶媒および酸の存在下で反応させてナノ構造を生成すること、
を含む前記方法。
【請求項18】
前記溶媒がTOPO、TOP、ベンゾフェノン、ヘキサデカン、またはオクタデカンである請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記酸が脂肪酸、ラウリン酸、カプリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、およびステアリン酸から成る群より選択される請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記酸がホスホン酸、ジカルボン酸、またはポリカルボン酸である請求項17に記載の方法。
【請求項21】
コアシェルナノ構造を生成する方法であって、
a)ナノ構造コアを提供すること、および
b)下記i)〜iii)により前記コアを取り囲むシェルを生成すること、
i)II族原子を含む第一の前駆物質を提供すること、
ii)VI族原子を含む第二の前駆物質を提供すること、および
iii)ジカルボン酸またはポリカルボン酸であるリガンドの存在下で前記第一および第二の前駆物質を反応させてシェルを生成すること、
を含む前記方法。
【請求項22】
前記コアがII-VI族半導体を含む請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記コアがCdS、ZnSeまたはZnTeを含む請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記コアがIII-V族半導体を含む請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記コアがInP、InAsまたはIn1-xGaxPを含む請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記シェルがZnS、ZnSe、またはZnSexS1-xを含む請求項21に記載の方法。
【請求項27】
前記第一の前駆物質がジエチル亜鉛、ジメチル亜鉛、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛、および酢酸亜鉛から成る群より選択され、および/または前記第二の前駆物質がヘキサメチルジシラチアンおよび硫黄元素から成る群より選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記リガンドがジカルボン酸である請求項21に記載の方法。
【請求項29】
前記リガンドが、
【化3】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数、およびR'はMeまたはBuである〕
である請求項21に記載の方法。
【請求項30】
前記リガンドが、
【化4】
〔ここでnは7〜12の整数である〕
である請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記リガンドが、
【化5】
または
【化6】
である請求項21に記載の方法。
【請求項32】
ナノ結晶がエポキシ、ポリ尿素、またはポリウレタンマトリックス中に埋め込まれ、前記ナノ結晶が前記マトリックス中に埋め込まれた際に実質的にその発光を保持する、発光ナノ結晶の集団を含む発光ナノコンポジット。
【請求項33】
前記コンポジットの光出力が前記マトリックス中に埋め込まれていない同等のナノ結晶集団の光出力の少なくとも10%である、請求項32に記載のナノコンポジット。
【請求項34】
リガンドが員ナノ結晶の表面に結合し、前記リガンドが前記員ナノ結晶の表面に結合するアミン部分またはジカルボン酸部分を含む、請求項32に記載のナノコンポジット。
【請求項35】
前記リガンドがデシルアミンまたはオクチルアミンである請求項34に記載のナノコンポジット。
【請求項36】
前記リガンドが、
【化7】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数である〕、
【化8】
、および
【化9】
から成る群より選択される請求項34に記載のナノコンポジット。
【請求項37】
前記ナノ結晶がCdを含有しないナノ結晶である請求項32に記載のナノコンポジット。
【請求項38】
前記ナノ結晶がコアシェルナノ結晶であり、前記コアがIII-V族半導体を含む、請求項32に記載のナノコンポジット。
【請求項39】
前記ナノ結晶がInP/ZnSまたはInP/ZnSeコアシェルナノ結晶またはInP/ZnSe/ZnSコア/シェル/シェルナノ結晶を含む、請求項32に記載のナノコンポジット。
【請求項40】
リガンドが員ナノ結晶の表面に結合し、前記リガンドが前記員ナノ結晶の表面に結合するアミン部分またはジカルボン酸部分を含む、マトリックス中に埋め込まれた発光ナノ結晶の集団を含む発光ナノコンポジット。
【請求項41】
前記ナノ結晶が前記マトリックスに埋め込まれた場合に実質的にその発光を保持する、請求項40に記載のナノコンポジット。
【請求項42】
前記リガンドがデシルアミンまたはオクチルアミンである請求項40に記載のナノコンポジット。
【請求項43】
前記リガンドが、
【化10】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数である〕、
【化11】
、および
【化12】
から成る群より選択される請求項40に記載のナノコンポジット。
【請求項44】
前記マトリックスがエポキシ、ポリ尿素、またはポリウレタンを含む、請求項40に記載のナノコンポジット。
【請求項45】
発光ナノコンポジットを生成する方法であって、
発光ナノ結晶を提供すること、
第一の混合物を生成するために前記ナノ結晶を一つ以上のマトリックス前駆物質と混合すること、および
エポキシ、ポリ尿素、またはポリウレタンマトリックスを生成してナノコンポジットを提供するために前記マトリックス前駆物質を硬化すること、
を含み、前記ナノコンポジットは前記マトリックスに埋め込まれた発光ナノ結晶を含み、前記ナノ結晶は前記マトリックスに埋め込まれた場合に実質的に発光を保持する、前記方法。
【請求項46】
発光ナノ結晶の提供が、前記ナノ結晶の表面に結合するリガンドを持つ発光ナノ結晶の提供を含み、前記リガンドが前記ナノ結晶の表面に結合するアミン部分またはジカルボン酸部分を含む、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記リガンドが、デシルアミン、オクチルアミン、
【化13】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数である〕、
【化14】
、および
【化15】
から成る群より選択される、請求項46に記載のナノコンポジット。
【請求項48】
前記マトリックス前駆物質の硬化に先立ち前記第一混合物を望ましい形状に成型または形成することを含む、請求項45に記載の方法。
【請求項49】
結果的に生じるナノコンポジットの光出力が前記マトリックス中に埋め込まれていない同等のナノ結晶集団の光出力の少なくとも10%である、請求項45に記載の方法。
【請求項50】
前記ナノ結晶がCdを含有しないナノ結晶である請求項45に記載の方法。
【請求項51】
発光ナノコンポジットを生成する方法であって、
ナノ結晶の表面に結合するリガンドを持つ発光ナノ結晶を提供し、前記リガンドが前記ナノ結晶の表面に結合するアミン部分またはジカルボン酸部分を含むこと、
第一の混合物を生成するために前記ナノ結晶を一つ以上のマトリックス前駆物質と混合すること、および
マトリックスを生成してナノコンポジットを提供するために前記マトリックス前駆物質を硬化すること、
を含み、前記ナノコンポジットが前記マトリックス中に埋め込まれた前記発光ナノ結晶を含む、前記方法。
【請求項52】
前記ナノ結晶は前記マトリックスに埋め込まれた際に実質的にその発光を保持する、請求項51の方法。
【請求項53】
前記リガンドが、デシルアミン、オクチルアミン、
【化16】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数である〕、
【化17】
、および
【化18】
から成る群より選択される、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
前記マトリックスがエポキシ、ポリ尿素、またはポリウレタンを含む、請求項51に記載の方法。
【請求項55】
前記マトリックス前駆物質の硬化に先立ち前記第一混合物を望ましい形状に成型または形成することを含む、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
ナノ構造と前記ナノ構造の表面に結合するリガンドとを含む組成物であって、前記リガンドが、
【化19】
〔ここでnは0〜40の整数である〕、
【化20】
〔ここでnは0〜40の整数である〕、
【化21】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数、およびR'はMeまたはBuである〕、
【化22】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは1〜40の整数、およびrは0〜40の整数である〕、
【化23】
〔ここでnは1〜40の整数、およびmは0〜40の整数である〕、
【化24】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは1〜40の整数である〕、
【化25】
〔ここでnは1〜40の整数である〕、
【化26】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは1〜40の整数である〕、
【化27】
〔ここでnは1〜40の整数である〕、
【化28】
〔ここでR’は-(OSiMe2)rSiMe3、mは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは1〜40の整数、rは0〜40の整数である〕、
【化29】
〔ここでnは1〜40の整数、およびmは0〜40の整数である〕、
【化30】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、pは1、2または3、oは0〜60の整数である〕、
【化31】
〔ここでR’は-(CH2)rCH3、mは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは1〜40の整数、rは0〜40の整数である〕、
【化32】
〔ここでnは1〜40の整数である〕、
【化33】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは1〜40の整数、およびrは0〜40の整数、およびジメチルシロキサン部分およびジカルボン酸ナノ構造結合部分を持つ部分がシリコン骨格に沿って無作為に位置付けられている〕、
【化34】
〔ここでmは1〜40の整数、nは0〜40の整数、およびジメチルシロキサン部分およびジカルボン酸ナノ構造結合部分を持つ部分がシリコン骨格に沿って無作為に位置付けられている〕、
【化35】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは1〜40の整数、およびrは0〜40の整数、およびフェニルメチルシロキサン部分およびジカルボン酸ナノ構造結合部分を持つ部分がシリコン骨格に沿って無作為に位置付けられている〕、
【化36】
〔ここでmは0〜40の整数、nは1〜40の整数、およびフェニルメチルシロキサン部分およびジカルボン酸ナノ構造結合部分を持つ部分がシリコン骨格に沿って無作為に位置付けられている〕、
【化37】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数、およびrは1、2または3である〕、
【化38】
、
【化39】
、
【化40】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数である〕、および
【化41】
から成る群より選択される前記組成物。
【請求項57】
前記リガンドが、
【化42】
〔ここでnは7〜12の整数である〕
である請求項56に記載の組成物。
【請求項58】
前記リガンドが、
【化43】
である請求項56に記載の組成物。
【請求項59】
前記リガンドが、
【化44】
〔ここでnは0〜60の整数である〕
である請求項56に記載の組成物。
【請求項60】
前記リガンドが、
【化45】
である請求項56に記載の組成物。
【請求項61】
前記ナノ構造が半導体ナノ結晶である請求項56に記載の組成物。
【請求項62】
それぞれがその表面に結合するリガンドを持つ複数のナノ構造を含み、また前記ナノ構造の埋め込み先である高分子を含む、請求項56に記載の組成物。
【請求項63】
前記高分子がシリコン高分子である請求項62に記載の組成物。
【請求項64】
ナノ構造および前記ナノ構造の表面に結合するリガンドを含む組成物であって、
前記ナノ構造がZnOまたはZnS以外の半導体を含み、前記ナノ構造が金属ナノ構造であるか、または前記ナノ構造がコアシェルナノ構造であり、
前記リガンドがポリ(ノルボルネン)-ポリ(ノルボルネン-ジカルボン酸)ジブロック共重合体以外のジカルボン酸またはポリカルボン酸である、前記組成物。
【請求項65】
前記ナノ構造がIII-V族半導体を含む請求項64に記載の組成物。
【請求項1】
ナノ構造の集団を含んだ組成物であって、前記集団が50%以上の量子効率を示し、員ナノ構造がコアおよびシェルを含み、前記コアがCd含有コアまたはPb含有コア以外である前記組成物。
【請求項2】
前記集団が55%以上の量子効率を示す請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
リガンドが前記員ナノ構造の表面に結合する請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記リガンドが、
【化1】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数、およびR'はMeまたはBuである〕
である請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記員ナノ構造がInPコアを含む請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記員ナノ構造がZnSシェルを含む請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
リガンドが前記員ナノ構造の表面に結合し、前記リガンドが、
【化2】
〔ここでnは7〜12の整数である〕
である請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記シェルがZnS、ZnSe、またはZnSexS1-xを含む請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記コアがIII-V族半導体を含む請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
前記ナノ構造が量子ドットである請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
集団におけるナノ結晶の平均直径が2.5nm未満であるInPナノ結晶の集団を含む組成物。
【請求項12】
前記ナノ結晶の平均直径が2.0nm未満である請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
集団の発光スペクトルの半値全幅が70nm未満である、InPナノ結晶の集団を含む組成物。
【請求項14】
前記スペクトルの半値全幅が60nm未満である請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
前記スペクトルの半値全幅が50nm未満である請求項13に記載の組成物。
【請求項16】
前記集団の発光スペクトルの発光極大が500nm〜750nmである請求項13に記載の組成物。
【請求項17】
InPナノ構造を生成する方法であって、
酢酸インジウムを含んだ第一の前駆物質を提供すること、
トリス(トリメチルシリル)ホスフィンを含んだ第二の前駆物質を提供すること、および
前記第一および第二の前駆物質をオクタデセン以外の溶媒および酸の存在下で反応させてナノ構造を生成すること、
を含む前記方法。
【請求項18】
前記溶媒がTOPO、TOP、ベンゾフェノン、ヘキサデカン、またはオクタデカンである請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記酸が脂肪酸、ラウリン酸、カプリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、およびステアリン酸から成る群より選択される請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記酸がホスホン酸、ジカルボン酸、またはポリカルボン酸である請求項17に記載の方法。
【請求項21】
コアシェルナノ構造を生成する方法であって、
a)ナノ構造コアを提供すること、および
b)下記i)〜iii)により前記コアを取り囲むシェルを生成すること、
i)II族原子を含む第一の前駆物質を提供すること、
ii)VI族原子を含む第二の前駆物質を提供すること、および
iii)ジカルボン酸またはポリカルボン酸であるリガンドの存在下で前記第一および第二の前駆物質を反応させてシェルを生成すること、
を含む前記方法。
【請求項22】
前記コアがII-VI族半導体を含む請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記コアがCdS、ZnSeまたはZnTeを含む請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記コアがIII-V族半導体を含む請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記コアがInP、InAsまたはIn1-xGaxPを含む請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記シェルがZnS、ZnSe、またはZnSexS1-xを含む請求項21に記載の方法。
【請求項27】
前記第一の前駆物質がジエチル亜鉛、ジメチル亜鉛、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛、および酢酸亜鉛から成る群より選択され、および/または前記第二の前駆物質がヘキサメチルジシラチアンおよび硫黄元素から成る群より選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記リガンドがジカルボン酸である請求項21に記載の方法。
【請求項29】
前記リガンドが、
【化3】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数、およびR'はMeまたはBuである〕
である請求項21に記載の方法。
【請求項30】
前記リガンドが、
【化4】
〔ここでnは7〜12の整数である〕
である請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記リガンドが、
【化5】
または
【化6】
である請求項21に記載の方法。
【請求項32】
ナノ結晶がエポキシ、ポリ尿素、またはポリウレタンマトリックス中に埋め込まれ、前記ナノ結晶が前記マトリックス中に埋め込まれた際に実質的にその発光を保持する、発光ナノ結晶の集団を含む発光ナノコンポジット。
【請求項33】
前記コンポジットの光出力が前記マトリックス中に埋め込まれていない同等のナノ結晶集団の光出力の少なくとも10%である、請求項32に記載のナノコンポジット。
【請求項34】
リガンドが員ナノ結晶の表面に結合し、前記リガンドが前記員ナノ結晶の表面に結合するアミン部分またはジカルボン酸部分を含む、請求項32に記載のナノコンポジット。
【請求項35】
前記リガンドがデシルアミンまたはオクチルアミンである請求項34に記載のナノコンポジット。
【請求項36】
前記リガンドが、
【化7】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数である〕、
【化8】
、および
【化9】
から成る群より選択される請求項34に記載のナノコンポジット。
【請求項37】
前記ナノ結晶がCdを含有しないナノ結晶である請求項32に記載のナノコンポジット。
【請求項38】
前記ナノ結晶がコアシェルナノ結晶であり、前記コアがIII-V族半導体を含む、請求項32に記載のナノコンポジット。
【請求項39】
前記ナノ結晶がInP/ZnSまたはInP/ZnSeコアシェルナノ結晶またはInP/ZnSe/ZnSコア/シェル/シェルナノ結晶を含む、請求項32に記載のナノコンポジット。
【請求項40】
リガンドが員ナノ結晶の表面に結合し、前記リガンドが前記員ナノ結晶の表面に結合するアミン部分またはジカルボン酸部分を含む、マトリックス中に埋め込まれた発光ナノ結晶の集団を含む発光ナノコンポジット。
【請求項41】
前記ナノ結晶が前記マトリックスに埋め込まれた場合に実質的にその発光を保持する、請求項40に記載のナノコンポジット。
【請求項42】
前記リガンドがデシルアミンまたはオクチルアミンである請求項40に記載のナノコンポジット。
【請求項43】
前記リガンドが、
【化10】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数である〕、
【化11】
、および
【化12】
から成る群より選択される請求項40に記載のナノコンポジット。
【請求項44】
前記マトリックスがエポキシ、ポリ尿素、またはポリウレタンを含む、請求項40に記載のナノコンポジット。
【請求項45】
発光ナノコンポジットを生成する方法であって、
発光ナノ結晶を提供すること、
第一の混合物を生成するために前記ナノ結晶を一つ以上のマトリックス前駆物質と混合すること、および
エポキシ、ポリ尿素、またはポリウレタンマトリックスを生成してナノコンポジットを提供するために前記マトリックス前駆物質を硬化すること、
を含み、前記ナノコンポジットは前記マトリックスに埋め込まれた発光ナノ結晶を含み、前記ナノ結晶は前記マトリックスに埋め込まれた場合に実質的に発光を保持する、前記方法。
【請求項46】
発光ナノ結晶の提供が、前記ナノ結晶の表面に結合するリガンドを持つ発光ナノ結晶の提供を含み、前記リガンドが前記ナノ結晶の表面に結合するアミン部分またはジカルボン酸部分を含む、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記リガンドが、デシルアミン、オクチルアミン、
【化13】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数である〕、
【化14】
、および
【化15】
から成る群より選択される、請求項46に記載のナノコンポジット。
【請求項48】
前記マトリックス前駆物質の硬化に先立ち前記第一混合物を望ましい形状に成型または形成することを含む、請求項45に記載の方法。
【請求項49】
結果的に生じるナノコンポジットの光出力が前記マトリックス中に埋め込まれていない同等のナノ結晶集団の光出力の少なくとも10%である、請求項45に記載の方法。
【請求項50】
前記ナノ結晶がCdを含有しないナノ結晶である請求項45に記載の方法。
【請求項51】
発光ナノコンポジットを生成する方法であって、
ナノ結晶の表面に結合するリガンドを持つ発光ナノ結晶を提供し、前記リガンドが前記ナノ結晶の表面に結合するアミン部分またはジカルボン酸部分を含むこと、
第一の混合物を生成するために前記ナノ結晶を一つ以上のマトリックス前駆物質と混合すること、および
マトリックスを生成してナノコンポジットを提供するために前記マトリックス前駆物質を硬化すること、
を含み、前記ナノコンポジットが前記マトリックス中に埋め込まれた前記発光ナノ結晶を含む、前記方法。
【請求項52】
前記ナノ結晶は前記マトリックスに埋め込まれた際に実質的にその発光を保持する、請求項51の方法。
【請求項53】
前記リガンドが、デシルアミン、オクチルアミン、
【化16】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数である〕、
【化17】
、および
【化18】
から成る群より選択される、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
前記マトリックスがエポキシ、ポリ尿素、またはポリウレタンを含む、請求項51に記載の方法。
【請求項55】
前記マトリックス前駆物質の硬化に先立ち前記第一混合物を望ましい形状に成型または形成することを含む、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
ナノ構造と前記ナノ構造の表面に結合するリガンドとを含む組成物であって、前記リガンドが、
【化19】
〔ここでnは0〜40の整数である〕、
【化20】
〔ここでnは0〜40の整数である〕、
【化21】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数、およびR'はMeまたはBuである〕、
【化22】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは1〜40の整数、およびrは0〜40の整数である〕、
【化23】
〔ここでnは1〜40の整数、およびmは0〜40の整数である〕、
【化24】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは1〜40の整数である〕、
【化25】
〔ここでnは1〜40の整数である〕、
【化26】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは1〜40の整数である〕、
【化27】
〔ここでnは1〜40の整数である〕、
【化28】
〔ここでR’は-(OSiMe2)rSiMe3、mは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは1〜40の整数、rは0〜40の整数である〕、
【化29】
〔ここでnは1〜40の整数、およびmは0〜40の整数である〕、
【化30】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、pは1、2または3、oは0〜60の整数である〕、
【化31】
〔ここでR’は-(CH2)rCH3、mは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは1〜40の整数、rは0〜40の整数である〕、
【化32】
〔ここでnは1〜40の整数である〕、
【化33】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは1〜40の整数、およびrは0〜40の整数、およびジメチルシロキサン部分およびジカルボン酸ナノ構造結合部分を持つ部分がシリコン骨格に沿って無作為に位置付けられている〕、
【化34】
〔ここでmは1〜40の整数、nは0〜40の整数、およびジメチルシロキサン部分およびジカルボン酸ナノ構造結合部分を持つ部分がシリコン骨格に沿って無作為に位置付けられている〕、
【化35】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは1〜40の整数、およびrは0〜40の整数、およびフェニルメチルシロキサン部分およびジカルボン酸ナノ構造結合部分を持つ部分がシリコン骨格に沿って無作為に位置付けられている〕、
【化36】
〔ここでmは0〜40の整数、nは1〜40の整数、およびフェニルメチルシロキサン部分およびジカルボン酸ナノ構造結合部分を持つ部分がシリコン骨格に沿って無作為に位置付けられている〕、
【化37】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数、およびrは1、2または3である〕、
【化38】
、
【化39】
、
【化40】
〔ここでmは0〜20の整数、nは0〜20の整数、oは0〜20の整数、pは1、2または3、qは0〜40の整数である〕、および
【化41】
から成る群より選択される前記組成物。
【請求項57】
前記リガンドが、
【化42】
〔ここでnは7〜12の整数である〕
である請求項56に記載の組成物。
【請求項58】
前記リガンドが、
【化43】
である請求項56に記載の組成物。
【請求項59】
前記リガンドが、
【化44】
〔ここでnは0〜60の整数である〕
である請求項56に記載の組成物。
【請求項60】
前記リガンドが、
【化45】
である請求項56に記載の組成物。
【請求項61】
前記ナノ構造が半導体ナノ結晶である請求項56に記載の組成物。
【請求項62】
それぞれがその表面に結合するリガンドを持つ複数のナノ構造を含み、また前記ナノ構造の埋め込み先である高分子を含む、請求項56に記載の組成物。
【請求項63】
前記高分子がシリコン高分子である請求項62に記載の組成物。
【請求項64】
ナノ構造および前記ナノ構造の表面に結合するリガンドを含む組成物であって、
前記ナノ構造がZnOまたはZnS以外の半導体を含み、前記ナノ構造が金属ナノ構造であるか、または前記ナノ構造がコアシェルナノ構造であり、
前記リガンドがポリ(ノルボルネン)-ポリ(ノルボルネン-ジカルボン酸)ジブロック共重合体以外のジカルボン酸またはポリカルボン酸である、前記組成物。
【請求項65】
前記ナノ構造がIII-V族半導体を含む請求項64に記載の組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20a】
【図20b】
【図20c】
【図20d】
【図20e】
【図20f】
【図20g】
【図20h】
【図20i】
【図20j】
【図20k】
【図20l】
【図20m】
【図20n】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25A】
【図25B】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31A】
【図31B】
【図31C】
【図32】
【図33】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20a】
【図20b】
【図20c】
【図20d】
【図20e】
【図20f】
【図20g】
【図20h】
【図20i】
【図20j】
【図20k】
【図20l】
【図20m】
【図20n】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25A】
【図25B】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31A】
【図31B】
【図31C】
【図32】
【図33】
【公表番号】特表2009−544805(P2009−544805A)
【公表日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−521794(P2009−521794)
【出願日】平成19年7月23日(2007.7.23)
【国際出願番号】PCT/US2007/016584
【国際公開番号】WO2008/013780
【国際公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(505082822)ナノシス・インク. (32)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月23日(2007.7.23)
【国際出願番号】PCT/US2007/016584
【国際公開番号】WO2008/013780
【国際公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(505082822)ナノシス・インク. (32)
【Fターム(参考)】
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