説明

ナビゲーション装置

【課題】ナビゲーション装置を複数人の利用者が使用する場合であっても、この利用者に応じて最適な経路案内を行う。
【解決手段】利用者識別番号と身体特徴データと身体状態データとを記憶する利用者情報記憶手段30と、利用者識別番号と走行履歴データとを記憶する走行履歴記憶手段40と、記憶された身体特徴データと利用者情報取得装置2により検出された身体特徴データとが一致する場合にはこれに対応する利用者識別番号を抽出する利用者特定手段20と、この利用者識別番号に対応する走行履歴データを走行履歴記憶手段40から抽出する利用者走行履歴取得手段50と、利用者識別番号に対応する身体状態データを利用者情報記憶手段30から抽出し、この抽出した身体状態データに基づいて利用者の体調の良好基準範囲を決定し、検出された身体状態データが良好基準範囲外の場合は、利用者の体調に応じた経路を検索する経路探索手段80とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者に応じて自車両の現在地から設定された目的地までの最適な経路検索を行うナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両に装備されるナビゲーション装置は、車両の現在位置を測定し、測定した現在位置から利用者が設定した目的地までの経路計算を行い、計算した経路に基づいて自車両を誘導する機能を提供するものである。この自車両を誘導する機能は、例えば、予め記憶された地図データを用いて現在位置から目的地までを結ぶ最もコストが小さな推奨経路をAスターアルゴリズム又はダイクストラ法等を用いて算出し、推奨経路として利用者へ提供することで、目的地までの案内を行うものがある。ここで、コストとは、距離を基に道路幅員、道路種別(一般道か高速道路か等)、及び右折若しくは左折等に応じた所定の定数を乗じた数であり、誘導する経路としての適正の程度を示した数値である。
【0003】
また、ナビゲーション装置には、自車両が走行した走行履歴データを記憶媒体へ記憶し、記憶した走行履歴データに基づいて推奨経路を作成する機能を有しているものもある。
【0004】
例えば、特許文献1には、記憶媒体に記憶された道路地図データと走行履歴データに基づいて経路探索を行い、自車両が過去に走行した道路を優先的に選択した経路を作成するナビゲーション装置が提案されている。また、走行頻度のデータに基づいて、走行履歴データの示される道路データを使用するか否かを判断し、例えば過去に通過した回数が多い道路だけを走行履歴データとして使用する経路探索方法も提案されている。
【特許文献1】特開平11−257985号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のナビゲーション装置では、複数人が利用する車両に備え付けられた場合、利用者以外の走行履歴データに基づいた経路を案内してしまうといった問題があった。これにより、例えば、運転経験の豊富な利用者が頻繁に利用する道路幅員の狭い幹線道路の抜け道を、幹線道路を好んで使用する運転経験の浅い利用者へ案内してしまう場合もあった。このような場合、ナビゲーション装置によって案内された経路は、必ずしもその利用者にとって最適な経路ではない。
【0006】
また、利用者は、体調によって走行したい経路が異なる場合がある。例えば、風邪等により微熱がある状態では、信号機の少ない道路や幅の広い道路等を好むことがある。しかしながら、特許文献1に記載のナビゲーション装置では、利用者の体調に応じて経路を検索することができなかった。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ナビゲーション装置を複数人の利用者が使用する場合であっても、この利用者に応じて最適な経路案内を行うナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係るナビゲーション装置の第1の特徴は、利用者を一意に識別する利用者識別番号と利用者に関する身体特徴データと身体状態データとを関連付けて記憶する利用者情報記憶手段と、利用者識別番号とこの利用者識別番号に対応する利用者毎の走行履歴データとを記憶する走行履歴記憶手段と、利用者情報記憶手段に記憶された身体特徴データを読み出し、読み出した身体特徴データと利用者情報取得装置により検出された身体特徴データとを比較し、一致する場合にはこの身体特徴データに対応する利用者識別番号を利用者情報記憶手段から抽出する利用者特定手段と、抽出された利用者識別番号に対応する走行履歴データを走行履歴記憶手段から抽出する利用者走行履歴取得手段と、利用者特定手段により抽出された利用者識別番号に対応する身体状態データを利用者情報記憶手段から抽出し、この抽出した身体状態データに基づいて抽出された利用者識別番号に対応する利用者の体調の良好基準範囲を決定し、利用者情報取得装置により検出された身体状態データが決定された良好基準範囲外の場合は、走行履歴データに基づいて利用者の体調に応じた経路を検索する経路探索手段とを備えたことにある。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るナビゲーション装置によれば、ナビゲーション装置を複数人の利用者が使用する場合であっても、この利用者に応じて最適な経路案内を行うことができる。また、利用者の体調を考慮した経路案内を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態であるナビゲーション装置の構成を示した構成図である。
【0012】
図1に示すように、ナビゲーション装置1は、利用者情報取得装置2と、地図データベース3と、表示装置4と、音声出力装置5と、入力装置6と接続されている。
【0013】
利用者情報取得装置2は、例えば、利用者の指紋の凹凸をスキャンする指紋スキャナや、虹彩や顔の情報を電子的な手法によって画像情報として取り込むCCDカメラやCMOSカメラなどで構成されており、これらにより取り込んだ利用者の身体特徴データをナビゲーション装置1へ送信する。また、利用者情報取得装置2は、利用者の脈拍を光学的或いは電子的に測定する脈拍計測器や、体温を電子的或いは赤外線的に測定する体温計測器等を備えており、これらにより測定された利用者の身体状態データをナビゲーション装置1へ送信する。
【0014】
地図データベース3は、例えば、メモリやHDD等の記憶媒体であり、地図データ等を記憶している。
【0015】
表示装置4は、例えば液晶ディスプレイ等であり、ナビゲーション装置1からの出力信号を受信して地図、経路及び指示案内等を表示する装置であり、音声出力装置5は、例えばスピーカ等であり、走行中に適切なタイミングで経路の音声案内を出力する。
【0016】
入力装置6は、例えば、タッチパネルやリモートコントロール装置等であり、例えば、利用者の操作により目的地を示す目的地情報、高速道路を優先するか等の探索条件を示す探索条件情報、及び経路検索を要求する経路計算要求信号を生成し、生成した目的地情報、探索条件情報、及び経路計算要求信号をナビゲーション装置1へ送信する。
【0017】
ナビゲーション装置1は、利用者情報受信手段10と、利用者特定手段20と、利用者情報記憶手段30と、走行履歴記憶手段40と、利用者走行履歴取得手段50と、位置情報取得手段60と、地図情報取得手段70と、経路探索手段80とを備えている。
【0018】
利用者情報受信手段10は、利用者情報取得装置2により検出された利用者の身体特徴データと身体状態データとを受信する。具体的には、利用者情報取得装置2により検出された利用者の指紋データ、虹彩データ、又は顔データ等を身体特徴データとして受信し、また、利用者情報取得装置2により測定された利用者の脈拍データ、又は体温データ等を利用者の身体状態データとして受信する。
【0019】
利用者特定手段20は、後述する利用者情報記憶手段30に記憶された利用者の身体特徴データを読み出し、利用者情報受信手段10により受信された利用者の身体特徴データと一致するデータを検索する。一致する身体特徴データが存在する場合は、一致する身体特徴データに対応する利用者識別番号を利用者情報記憶手段30から抽出し、抽出した利用者識別番号を利用者走行履歴取得手段50及び経路探索手段80へ供給する。また、一致する身体特徴データが存在しなかった場合は、新たな利用者識別番号を生成し、生成した利用者識別番号と身体特徴データと身体状態データとを関連付けて利用者情報記憶手段30に記憶させる。
【0020】
利用者情報記憶手段30は、例えば、メモリやHDD等の記憶媒体であり、利用者を一意に識別する利用者識別番号と利用者に関する身体特徴データと身体状態データとを関連付けて記憶する。
【0021】
図2は、利用者情報記憶手段30が記憶しているデータの一例を示した説明図である。
【0022】
図2に示すように、利用者を一意に識別する“利用者識別番号”(符号21)と、利用者の指紋、虹彩、又は顔等の身体的な特徴を示す“身体特徴データ”(符号22)と、利用者の脈拍、又は体温等の身体的な状態を示す“身体状態データ”(符号23)とが関連付けられて記憶されている。なお、身体特徴データは、複数記憶されていてもよい。また、身体状態データは、複数記憶されていることによって、この複数の身体状態データのばらつきから利用者の体調が良好であると推測される所定の範囲を定めることができる。
【0023】
走行履歴記憶手段40は、例えば、メモリやHDD等の記憶媒体であり、利用者識別番号とこの利用者識別番号に対応する利用者毎の走行履歴とを記憶する。
【0024】
図3は、走行履歴記憶手段40が記憶しているデータの一例を示した説明図である。
【0025】
図3に示すように、利用者を一意に識別する“利用者識別番号”(符号31)と、車両が走行を開始した時刻などを示す“時間情報”(符号32)と、経路検索を開始した時点の現在地を経度緯度等で示した“出発地”(符号33)と、目的地を経度緯度等で示した“目的地”(符号34)と、道路の分岐点情報や分岐点間の経路情報等からなる“経路情報”(符号35)と、自車両が出発地から目的地へ到達するまでの時間を示す“走行時間”(符号36)と、車両が走行した走行距離を示す“走行距離”(符号37)等が関連付けられて記憶されている。
【0026】
利用者走行履歴取得手段50は、利用者特定手段20から利用者識別番号が供給された場合、この供給された利用者識別番号に対応する走行履歴データを走行履歴記憶手段40から読み出す。読み出した走行履歴データを経路探索手段80へ供給する。また、利用者走行履歴取得手段50は、利用者識別番号を位置情報取得手段60へ供給する。
【0027】
位置情報取得手段60は、GPS衛星の出す電波を受信するGPS(Global Positioning System)センサや車速センサ、ジャイロセンサ等を備えており、車両の現在位置を検出し、検出した現在位置情報を例えば経度・緯度の形式で利用者走行履歴取得手段50から供給された利用者識別番号と関連付けて走行履歴記憶手段40に記憶させる。さらに、位置情報取得手段60は、検出した現在位置情報を経路探索手段80へも供給する。
【0028】
地図情報取得手段70は、例えば経路探索や走行履歴作成、地図表示などの際に必要な地図情報や所定の地点情報を地図データベース3から読み出す。そして、読み出した情報を、走行履歴記憶手段40に記憶させると共に、経路探索手段80へ供給する。
【0029】
経路探索手段80は、CPUや内部メモリ等を備え、CPUは内部メモリ等に記憶されたナビゲーションプログラム等のプログラムを実行することにより各種処理を行う。例えば、経路探索手段80は、利用者の操作により入力装置6から受信した目的地情報及び探索条件情報と、位置情報取得手段60から供給された現在地情報と、地図情報取得手段70から供給された地図情報と、利用者走行履歴取得手段50から供給された走行履歴データとから、推奨経路、地図、経路音声案内等を生成し、推奨経路や地図を表示装置4に表示させたり、経路音声案内等を音声出力装置5に音声出力させたりする。
【0030】
また、経路探索手段80は、利用者特定手段20により抽出された利用者識別番号に対応する身体状態データを利用者情報記憶手段(30)から抽出し、この抽出した身体状態データにおけるデータのばらつきから良好基準範囲を決定する。そして、利用者情報受信手段10により受信された身体状態データが決定された良好基準範囲外の場合は、走行履歴データに基づいて利用者が走行しやすい経路を検索する。
【0031】
<作用>
次に、本実施形態であるナビゲーション装置1の動作について、図4及び図5を参照しながら説明する。
【0032】
図4は、本実施形態であるナビゲーション装置1の利用者特定処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0033】
ナビゲーション装置1は、入力装置6から目的地までの経路検索を要求する経路検索要求信号を受信すると、利用者情報受信手段10に利用者情報取得装置2から利用者の身体特徴データ及び身体状態データとを受信させる。(ステップS401)。
【0034】
次に、利用者特定手段20は、利用者情報受信手段10により受信された身体特徴データ及び身体状態データとが供給されると、利用者情報記憶手段30に記憶された利用者情報から身体特徴データを読み出す(ステップS402)。
【0035】
そして、利用者特定手段20は、利用者情報受信手段10により受信された身体特徴データと、ステップS402において読み出した身体特徴データとを比較する(ステップS403)。そして、これらが一致する場合には、利用者特定手段20は、一致した身体特徴データに対応する利用者識別番号を利用者情報記憶手段30から抽出し、抽出した利用者識別番号を利用者走行履歴取得手段50へ供給する(ステップS404)。
【0036】
一方、ステップS403において、利用者特定手段20が、利用者情報受信手段10により受信された身体特徴データと、ステップS402において読み出した身体特徴データとが一致しないと判定した場合は、利用者特定手段20は、一致しないことを示した身体特徴データ不一致信号を経路探索手段80へ供給する。そして、利用者特定手段20は、新規に利用者識別番号を作成し、作成した利用者識別番号と利用者情報受信手段10により受信された身体特徴データ及び身体状態データとを関連付けて、利用者情報記憶手段30に記憶させる(ステップS405)。
【0037】
図5は、本実施形態であるナビゲーション装置1の経路検索処理の処理手順を示したフローチャートである。
【0038】
まず、経路探索手段80は、入力装置6により生成された目的地情報及び探索条件情報と、位置情報取得手段60により検出された車両の現在地情報と、利用者情報記憶手段30から読み出した身体特徴データと、地図情報取得手段70から供給された地図情報を取得する(ステップS501)。
【0039】
次に、図4に示したステップS404において、利用者特定手段20により抽出された利用者識別番号が利用者走行履歴取得手段50に供給された場合(ステップS502)には、利用者走行履歴取得手段50は、供給された利用者識別番号に対応する走行履歴データを走行履歴記憶手段40から抽出する(ステップS503)。
【0040】
一方、ステップS502において、利用者特定手段20により抽出された利用者識別番号が利用者走行履歴取得手段50に供給されなかった場合、即ち、図4に示したステップS405において利用者走行履歴取得手段50から身体特徴データ不一致信号が供給された場合には、入力装置6により生成された目的地情報及び検索条件情報と、位置情報取得手段60により検出された車両の現在地情報とに基づいて経路検索を行う(ステップS508)。
【0041】
次に、経路探索手段80は、利用者特定手段20により抽出された利用者識別番号に対応する身体状態データを利用者情報記憶手段30から抽出する(ステップS504)。そして、抽出された身体状態データと利用者情報受信手段10により受信された身体状態データとを比較し、利用者の体調を判定する(ステップS505)。具体的には、抽出された身体状態データのデータのばらつきから良好基準範囲を決定し、利用者情報受信手段10により受信された身体状態データが決定された良好基準範囲外の場合は、利用者は体調不良であると判定する。
【0042】
ここで、良好基準範囲は、利用者の体調が良好であると推測できる範囲を示しており、この良好基準範囲が広すぎると、常に利用者の体調が良好であると判定され、利用者の体調に応じた経路を検索することができなくなる。また、この良好基準範囲が狭すぎると、常に利用者の体調が不良であると判定され、この場合も利用者の体調に応じた経路を検索することができなくなる。そのため、相当数の利用者の身体状態データを取得し、取得した身体状態データに基づいて適正な範囲を算出し決定する。
【0043】
そして、ステップS505において、経路探索手段80が、利用者は体調不良であると判定した場合には、走行履歴データに基づいて利用者が走行しやすい経路を検索する(ステップS506)。具体的には、走行履歴データに基づいて、利用者が過去に走行したことのある経路や信号機の少ない道路や幅の広い道路等を優先して選択したり、経路上の通過点として病院や薬局を選択した推奨経路を作成したりする。また、表示装置4に表示させる地図中に病院や薬局が存在する場合は、表示装置4にこれら病院や薬局を強調して表示するようにしてもよい。
【0044】
これにより、例えば、ナビゲーション装置1を複数人の利用者が使用する場合であっても、利用者毎に身体的状態に応じて最適な経路案内を行うことができる。
【0045】
一方、ステップS505において、経路探索手段80が、利用者は体調不良ではないと判定した場合には、走行履歴データに基づいて経路を検索する(ステップS507)。具体的には、走行履歴記憶手段40に利用者毎に記憶された走行履歴データに基づいて、推奨する経路を検索する。
【0046】
これにより、例えば、ナビゲーション装置1を複数人の利用者が使用する場合であっても、利用者毎に最適な経路案内を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の一実施形態であるナビゲーション装置の構成を示した構成図である。
【図2】利用者情報記憶手段が記憶しているデータの一例を示した説明図である。
【図3】走行履歴記憶手段が記憶しているデータの一例を示した説明図である。
【図4】本実施形態であるナビゲーション装置の利用者特定処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態であるナビゲーション装置の経路探索処理の処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0048】
1…ナビゲーション装置
2…利用者情報取得装置
3…地図データベース
4…表示装置
5…音声出力装置
6…入力装置
10…利用者情報受信手段
20…利用者特定手段
30…利用者情報記憶手段
40…走行履歴記憶手段
50…利用者走行履歴取得手段
60…位置情報取得手段
70…地図情報取得手段
80…経路探索手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者情報取得装置により検出された利用者に関する身体特徴データと身体状態データとに基づき利用者に応じた自車両の現在地から目的地までの経路を検索するナビゲーション装置であって、
前記利用者を一意に識別する利用者識別番号と前記利用者に関する身体特徴データと身体状態データとを関連付けて記憶する利用者情報記憶手段と、
前記利用者識別番号とこの利用者識別番号に対応する利用者毎の走行履歴データとを記憶する走行履歴記憶手段と、
前記利用者情報記憶手段に記憶された身体特徴データを読み出し、読み出した身体特徴データと前記利用者情報取得装置により検出された身体特徴データとを比較し、一致する場合にはこの身体特徴データに対応する利用者識別番号を前記利用者情報記憶手段から抽出する利用者特定手段と、
前記抽出された利用者識別番号に対応する走行履歴データを走行履歴記憶手段から抽出する利用者走行履歴取得手段と、
前記利用者特定手段により抽出された利用者識別番号に対応する身体状態データを利用者情報記憶手段から抽出し、この抽出した身体状態データに基づいて前記抽出された利用者識別番号に対応する利用者の体調の良好基準範囲を決定し、前記利用者情報取得装置により検出された身体状態データが前記決定された良好基準範囲外の場合は、前記走行履歴データに基づいて前記利用者の体調に応じた経路を検索する経路探索手段と
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−292369(P2008−292369A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−139393(P2007−139393)
【出願日】平成19年5月25日(2007.5.25)
【出願人】(000004329)日本ビクター株式会社 (3,896)
【Fターム(参考)】