説明

バルブ装置

【課題】
小型で安価で、しかもバルブのリフト量を規制して燃料量の調整を可能とするバルブ装置を提供するものである。
【解決手段】
ボディ16に柱部60を形成し、その柱部60にバルブ44,46と、フランジ部64より外側に突出する突出部72を形成したワッシャ62とを挿入し、柱部60の先端を熱カシメ等によってチェックバルブ44,46とワッシャ62とをポンプボディ16に取付けまたは固定する。突出部72の外径をフランジ部64の外径より相対的に小さくし、突出部72とポンプボディ16とでチェックバルブ44,46を挟持することで、チェックバルブ44,46が開いた時にチェックバルブ44,46がフランジ部64の外周縁70に接触する。これによって、バルブ44,46のリフト量を規制することができ、通路40,42を通過する流量を一定に維持することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通路を開閉するバルブの開き量を規制できるバルブ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、燃料タンクの燃料を燃料噴射装置等へ供給するための燃料供給装置として、エンジンの脈動圧力によってダイヤフラムを作動させて吸入吐出のポンプ作用を行わせるダイヤフラム式燃料ポンプが使用されている。従来のダイヤフラム式燃料ポンプとしては、例えば特許文献1が知られており、その構造を図3及び図4に示す。燃料ポンプ10は、図3に示される吸入口12と吐出口14を形成したポンプボディ16と、ポンプボディ16の一方の側面に配置されるボトムボディ18と、ポンプボディ16の他方の側面に配置されるカバー20と、ポンプボディ16とボトムボディ18とで挟持されるダイヤフラム22と、ポンプボディ16とカバー20とで挟持されるメンブレン24とで構成される。ポンプボディ16やボトムボディ18やカバー20は、熱によって可塑変形する合成樹脂材を素材として作られているが、金属で作られる場合もある。
【0003】
ダイヤフラム22とポンプボディ16との間にはポンプ室26が形成され、ダイヤフラム22とボトムボディ18との間にはパルス室28が形成される。ボトムボディ18にはパルス室28へ導入するためのパルス導入通路30が形成され、そのパルス導入通路30を経由して図示しないエンジンで発生するパルス圧がパルス室28内へ導入される。
【0004】
メンブレン24とポンプボディ16との間には、燃料吸入室32及び燃料吐出室34が形成され、メンブレン24とカバー20との間には、メンブレン24を挟んで燃料吸入室32と対向するダンパ室36と、メンブレン24を挟んで燃料と燃料吐出室34と対向するダンパ室38とが形成される。燃料吸入室32は図3に示す吸入口12と連絡し、燃料吐出室34は図3に示す吐出口14と連絡する。
【0005】
ポンプボディ16には、燃料吸入室32とポンプ室26とを連絡する吸入連絡通路40と、ポンプ室26と燃料吐出室34とを連絡する吐出連絡通路42とが形成されている。ポンプボディ16には、吸入連絡通路40を開閉するための可撓性のある素材から成るチェックバルブ44が取付けられる。そのチェックバルブ44は、燃料吸入室32からポンプ室26へのみ燃料を移動させる働きをするものである。ポンプボディ16には更に、吐出連絡通路42を開閉するための可撓性のある素材から成るチェックバルブ46が取付けられる。そのチェックバルブ46は、ポンプ室26から燃料吐出室34へのみ燃料を移動させる働きをするものである。チェックバルブ44,46はゴム製のグロメット48によってポンプボディ16に固定される。
【0006】
図5に示すように、ポンプボディ16には、吸入連絡通路40と吐出連絡通路42の近傍に、グロメット48の一部を挿入するための穴50が形成される。グロメット48は、一端側の頭部52と、他端側のストッパ部54と、頭部52とストッパ部54とを連絡する頚部56とを一体に形成したものである。グロメット48の頭部52の外径は、ポンプボディ16の穴50の内径より大きい寸法に設定してあるが、圧入によってゴム製のグロメット48の頭部52はポンプボディ16の穴50を通過するように設定されている。グロメット48のストッパ部54の外径は頭部より径大とされ、圧入によってもポンプボディ16の穴50を通過しない形状や寸法に設定されている。可撓性のある素材から成るチェックバルブ44は、中央に穴58を開けた円板状の形状をしている。チェックバルブ44,46の穴58の内径は、グロメット48の頭部52の外径より小さい寸法に設定されている。
【0007】
ここで、チェックバルブ44,46をポンプボディ16に取付ける手順を図5に示す。先ず、グロメット48の頭部52をチェックバルブ44,46の穴5に挿通し、チェックバルブ44,46をグロメット48に取付ける。その後、グロメット48の頭部52をポンプボディ16の穴50に挿通させる。これによって、グロメット48の頭部52とストッパ部54とで、ポンプボディ16とチェックバルブ44,46とを挟持する。この結果、チェックバルブ44,46がポンプボディ16に取付けられることになる。チェックバルブ44,46がポンプボディ16に取付けられた状態においては、吸入連絡通路40や吐出連絡通路42はチェックバルブ44,46によって閉鎖されている。
【0008】
図4に示すダイヤフラム式燃料ポンプでは、エンジンのクランク室(図示せず)に発生するパルス圧をパルス室28に導入することで、ダイヤフラム22はポンプ室26側とパルス室28側とに向けて交互にストローク移動する。このダイヤフラム22のストローク作用によって、図示しない燃料タンクから燃料吸入室32に導入された燃料が、ポンプ室26に至り、そのポンプ室26から燃料吐出室34を経て燃料が燃料噴射装置等に吐出される。
【0009】
【特許文献1】特開2002−202026号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従来の取付け構造で取り付けられたチェックバルブを含むダイヤフラム式燃料ポンプでは、以下に挙げるような問題がある。
(1)チェックバルブ44,46の穴58にグロメット48の頭部52を挿通させる作業と、グロメット48の頭部52をポンプボディ16の穴50に挿通させる作業とが必要になるため、チェックバルブ44,46のポンプボディ16への取付け作業に工数がかかってしまう。
(2)グロメット48はゴム製のため、燃料に触れて劣化が進む。
(3)円板形状のチェックバルブ44,46の中心位置をゴム製のグロメット48でポンプボディ16固定しておくためには、グロメット48の頚部52の内径をある程度大きくしなければならない。それに伴って、円板形状のチェックバルブ44,46の外径が大きくならざるを得ず、その結果としてポンプ自体が大型になってしまう。
(4)吸入連絡通路40や吐出連絡通路42を通る燃料吸入量や燃料吐出量は、吸入連絡通路40や吐出連絡通路42の通路径とエンジンで発生してパルス室28に導入されるパルス圧とで決まる。しかし、チェックバルブ44,46をグロメット48でポンプボディ16に固定する構成では、パルス圧が大きいと、チェックバルブ44,46が吸入連絡通路40や吐出連絡通路42から大きく開いてめくれ上がり(図5の一点鎖線)、チェックバルブ44,46のバルブリフト量が制限できなくなってしまう。
前述の(1)から(4)により、図4に示す従来のダイヤフラム式ポンプにおいては、ポンプ自体の小型化が困難であり、期待する性能を得ることができないという不具合があった。
【0011】
本発明は上記の点について鑑みてなされたものであり、小型で安価で、しかもバルブのリフト量を規制して流量の調整を可能とするバルブ装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明のバルブ装置は、流体が通過する通路を開閉するバルブをボディに取付けるバルブ装置において、前記通路の開放時に前記バルブの一部が当接して前記バルブの開き量を規制するバルブ開き量規制部材を前記バルブと共に固定手段で前記ボディに取付けるようにしたものである。本発明は、前記バルブを可撓性の素材から成る平板形状としたものである。本発明は、前記ボディに柱部を形成し、前記バルブに前記柱部に挿通するための穴を形成し、前記バルブ開き量規制部材に前記柱部に挿通するための穴を形成し、前記柱部に前記バルブの穴と前記バルブ開き量規制部材の前記穴とを挿入して前記固定手段で前記バルブと前記バルブ開き量規制部材とを前記ボディに取付けるようにしたものである。本発明は、前記ボディの素材を合成樹脂とし、前記固定手段が柱部の先端部を熱によって潰す熱カシメとしたものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、通路閉鎖時にバルブに接触しないが、通路開放時にバルブに当接する開き量規制部を有するバルブ開き量規制部材をボディに取付ける。これによって、バルブによる通路開放時にバルブリフト量(バルブ開度)を規制して、通路を通る流量を一定に保つことができる。例えばエンジンからのパルス圧を導入して作動するダイアフラム式ポンプにおいて、エンジンからのパルス圧が高くなりすぎた場合にも、バルブリフト量を規制して通路を通過する燃料量を一定に保つことができる。なお、バルブ開き量規制部材としてのワッシャを複数種類用意しておき、流量に適合したワッシャを選択すれば、所望の流量を得ることができる。
【0014】
本発明では更に、バルブとバルブ開き量規制部材とをボディに取付けるには柱部をカシメる作業だけで良く、バルブをボディに取付ける作業時間を短縮できる。ボディの素材を熱変形する合成樹脂とすれば、熱カシメとすることによって作業時間を大幅に短縮できる。また、ボディに形成した柱部にバルブの穴とバルブ開き量規制部材の穴を挿入させ、柱部を潰してカシメによってワッシャとバルブとをボディに取付ける。このため、柱部の外径を従来のグロメットの頚部の外径より小さくすることができ、それに伴ってバルブの穴の内径を小さくすることができるので、バルブ自体を小さくでき、そのバルブを備えるダイアフラム式ポンプ等を小型化することができる。その上、バルブの組み付けにゴム製のグロメットを使用する必要がないため、燃料に直接さらされることによる劣化の心配をしなくて良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に、本発明を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るバルブ装置を示す断面図である。図1において図4並びに図5と同一符号は同一部材を示す。本発明では、従来のポンプボディ16に形成される穴50とそこに挿入するグロメット48に代えて、ポンプボディ16に形成される柱部60と、その柱部60に取付けられるバルブ開き量規制部材としてのワッシャ62とを用いるものである。図1に示すように、吸入連絡通路(通路)40や吐出連絡通路(通路)42の近傍のポンプボディ(ボディ)16に、柱部60を一体に形成する。柱部60は、吸入連絡通路40や吐出連絡通路42の通路方向と平行で、ポンプボディ16の面より垂直に外側に突出するように形成される。吸入連絡通路40や吐出連絡通路42を開閉するチェックバルブ(バルブ)44,46は、従来と同様に可撓性の素材から成り、円板状の中央に穴58を開けた形状をしている。その穴58は柱部60に丁度嵌合する大きさに設定されている。
【0016】
本発明では、前記柱部60に取付けるものとしてバルブ開き量規制部材としてのワッシャ62を用いる。ワッシャ62は、円盤状のフランジ部(本体部)64と、そのフランジ部64の中央位置に前記柱部60を挿通させるための穴66が形成されている。ワッシャ62のフランジ部64の一方側の面68aにおいて、通路40,42の閉鎖時にはチェックバルブ44,46に接触しないが、通路40,42の開放時にチェックバルブ44,46が当接する箇所(開き量規制部)を、例えばフランジ部64の外周縁70とする。開き量規制部は必ずしもフランジ部64の外周縁70でなくても良い。開き量規制部(外周縁70)は、面取りをした形状とする。例えば、ワッシャ62をプレス加工によって製造する場合に、フランジ部64の外周縁70には、角部が無い面取り形状が形成されるようにする。
【0017】
穴66の周囲において、開き量規制部(外周縁70)が形成されている面68aと同じ側に、フランジ部64より外方に突出する突出部72が一体に形成されている。この突出部72の外径dは、穴66の内径より大きく、フランジ64の外周縁70の外径Dよりも小さく設定されている。ワッシャ62の他方側の面68bには、穴66の内径より大きくかつフランジ部64の外径Dより小さい直径のへこみ部74が形成されている。ポンプボディ16の柱部60の高さは、チェックバルブ44,46とワッシャ62とを柱部60に嵌合挿入した時に、柱部60の先端がへこみ部74より上位に突出する高さとするのが望ましい。
【0018】
次に、チェックバルブ44,46とワッシャ62とをポンプボディ16に取付ける方法について説明する。図1に示すように、ポンプボディ16の柱部60に穴58を挿入するようにして、柱部60にチェックバルブ44,46入れる。その後、柱部60に穴66を挿入するようにして、柱部60にワッシャ62を入れる。この際、突出部72側を先端にしてワッシャ62を柱部60に入れる。そして、ワッシャ62の突出部72とポンプボディ16とで、チェックバルブ44,46を挟持する。ワッシャ62の突出部72とポンプボディ16とでチェックバルブ44,46を挟持した状態では、柱部60はワッシャ62のへこみ部74より上方に突出する。その後、柱部60の先端箇所を熱または荷重によってその外径を大きくする方向に潰してカシメ作業を行い、外径を大きくするよう潰したカシメ部76によってワッシャ62とチェックバルブ44,46とをポンプボディ16に取付けまたは固定する。横方向に広がるカシメ部76は、ワッシャ62に形成されるへこみ部74に収容される。なお、ワッシャ62とチェックバルブ44,46とをポンプボディ16に固定することが望ましいが、ワッシャ62とチェックバルブ44,46とは柱部60から外れなければ良い。
【0019】
ポンプボディ16の素材を熱によって変形する合成樹脂とすれば、固定手段を柱部60に熱を加える熱カシメとすることによって、ワッシャ62とチェックバルブ44,46とをポンプボディ16に簡単に固定することができる。なお、ポンプボディ16の素材を合成樹脂ではなく金属とし、固定手段を従来既知のカシメや螺合によって固定する(ワッシャ62自体が固定手段になる場合もあり得る)ものとしても良いが、ポンプボディ16の素材を合成樹脂として、熱カシメを行う方がワッシャ62とチェックバルブ44,46とをポンプボディ16に固定する作業効率が良い。
【0020】
次に、本発明でのチェックバルブ44,46の動きを図2に基づいて説明する。ダイヤフラム式燃料ポンプに応用した場合において、エンジンの脈動によってチェックバルブ44,46が吸入連絡通路40や吐出連絡通路42を開いた時に(図2の状態)、チェックバルブ44,46は、ポンプボディ16から引き離される。ここで、チェックバルブ44,46において、突出部72の先端外周縁78と接触する位置はポンプボディ16から引き離される基点となる。突出部72の先端外周縁78と接触する位置から自由端80に向かうにつれて、チェックバルブ44,46は順次ポンプボディ16から離れてゆく。
【0021】
本発明では、チェックバルブ44,46の開放動作の際に、チェックバルブ44,46における突出部72の先端外周縁78と接触する位置から自由端80までの途中の位置が、ワッシャ62のフランジ部64の外周縁(開き量規制部)70に接触する。このフランジ部64の外周縁70にチェックバルブ44,46が接触することによって、チェックバルブ44,46のリフト量が規制され、過大なエンジンの脈動負圧が及んだとしても、適正な燃料量を供給することができる。なお、チェックバルブ44,46が接触するフランジ部64の外周縁70は面取りがしてあるので、チェックバルブ44,46がフランジ部64の外周縁70に間欠的に接触しても、チェックバルブ44,46に損傷が発生するのを防止することができる。
【0022】
以上のように本発明では、チェックバルブ44,46を開く方向に過度の負圧等がかかっても、チェックバルブ44,46による吸入連絡通路40や吐出連絡通路42の開度は一定量までに規制され、所定量の燃料等を吸入吐出することができる。なお、チェックバルブ44,46の開度の調節は、ワッシャ62における突出部72の先端外周縁78からフランジ部64の外周縁70までの高さH(図2)と、ワッシャ62における突出部72の先端外周縁78からフランジ部64の外周縁70までの横方向の距離B(図2)とによって変えることができる。従って、高さHや距離Bの異なる複数種類のワッシャ62を用意しておいて、燃料吸入量及び燃料吐出量に応じた種類のワッシャ62を使用すれば、燃料量を変えることができる。
【0023】
本発明では、ポンプボディ16に一体に形成する柱部60にチェックバルブ44,46を差し込んで、ポンプボディ16にチェックバルブ44,46を取付けまたは固定する構成のため、柱部60の外径を従来のゴム製のグロメットの外径(グロメット48の頚部56の外径……図5)と比べて小さくすることが出来る。これによって、本発明ではチェックバルブ44,46の穴58の内径を小さくして、チェックバルブ44,46の外径を従来より小さくでき、結果としてポンプ全体の小型化を達成することができる。また、チェックバルブ44,46とワッシャ62はカシメ(熱カシメ)でポンプボディ16が有する柱部60に取付けまたは固定する。このため、従来のようなゴム製のグロメットによるチェックバルブ44,46の固定作業と比べて、組み立て工数を削減でき、作業負担の軽減、コスト安を実現できる。本発明では、燃料に浸漬されて劣化するゴム製の部品(グロメット)を使用しないため、ポンプの性能を持続、安定させることが出来る。
【0024】
図1及び図2に示す本発明に係るバルブ装置は、ダイアフラム式ポンプに備えた例について説明した。しかし、本発明に係るバルブ装置はポンプに備えるもの限るものではなく、通路をバルブで開閉するものであればどのようなものにでも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係るバルブ装置の組立て状態を示す断面図である。
【図2】図1における要部拡大断面である。
【図3】従来既知のダイヤフラム式燃料ポンプの平面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図4に使用されるチェックバルブの従来の取付け構造を示す断面図である。
【符号の説明】
【0026】
44 チェックバルブ
46 チェックバルブ
58 穴
60 支柱
62 ワッシャ
64 フランジ部
66 穴
68a 面
68b 面
70 外周縁
72 突出部
74 へこみ部
76 カシメ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体が通過する通路を開閉するバルブをボディに取付けるバルブ装置において、前記通路の開放時に前記バルブの一部が当接して前記バルブの開き量を規制するバルブ開き量規制部材を前記バルブと共に固定手段で前記ボディに取付けることを特徴とするバルブ装置。
【請求項2】
前記バルブを可撓性の素材から成る平板形状としたことを特徴とする請求項1記載のバルブ装置。
【請求項3】
前記ボディに柱部を形成し、前記バルブに前記柱部に挿通するための穴を形成し、前記バルブ開き量規制部材に前記柱部に挿通するための穴を形成し、前記柱部に前記バルブの穴と前記バルブ開き量規制部材の前記穴とを挿入して前記固定手段で前記バルブと前記バルブ開き量規制部材とを前記ボディに取付けることを特徴とする請求項1記載のバルブ装置。
【請求項4】
前記ボディの素材を合成樹脂とし、前記固定手段が柱部の先端部を熱によって潰す熱カシメとしたことを特徴とする請求項3記載のバルブ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−161594(P2006−161594A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−351179(P2004−351179)
【出願日】平成16年12月3日(2004.12.3)
【出願人】(000177612)株式会社ミクニ (332)
【Fターム(参考)】