説明

バルブ装置

【課題】バルブ装置においてバルブの開度が小さい低開度時における流体の流量を増加させ、前記バルブの開度に関わらずリニアな流量特性を得る。
【解決手段】排気ガス再循環バルブ10を構成するボディ本体12には、ガス流入口20の下流側に装着孔26が形成され、ボールバルブ14の外周面に当接可能なバルブシート16が設けられる。このバルブシート16のシート部32は、ガス流入口20から離間する方向に向かって徐々に拡径する第1シート面40と、該第1シート面40に隣接し前記ガス流入口20から離間する方向に向かって拡径し、且つ、前記第1シート面40に対してさらに大きな角度で拡径した第2シート面42とを備える。そして、ボールバルブ14がバルブシート16から離間した際、ガス流入口20からのガスが第1シート面40とボールバルブ14との間を通過した後、通路断面積の大きな第2シート面42と前記ボールバルブ14との間を経てガス流出口22へと流通する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体の流通する流路を弁体で開閉することにより該流体の流通状態を切り換えるバルブ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、流体の流通する流路に接続され、該流路の連通状態を弁体の回転作用下に切り換えて前記流体の流通状態を制御するバルブ装置が知られている。このようなバルブ装置は、例えば、流路を有した弁箱の内部に、断面U字状の弁体が回転自在に設けられ、該弁体が前記流路に設けられたシートリングの弾性体に当接することによって流路が閉塞され、一方、該弁体が回転して前記弾性体から離間することによって前記流路が開口し、前記弁体との間を通じて流体が流通することとなる。なお、弾性体は、弾性材料から形成され、シートリングの端部に装着されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−161505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に係るバルブ装置では、弁体をシートリングの弾性体に押し当ててシートしているため、前記弁体が弁閉状態から弁開状態へと移行していく開度の小さい初期状態(低開度)では、流路の一部を構成する弾性体が弾性変形しており、それに伴って、前記流路の通路断面積が変化してしまい、前記流路を流通する流体の流量が不安定になるという問題がある。
【0005】
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、バルブの開度が小さい低開度時における流体の流量を増加させ、前記バルブの開度に関わらずリニアな流量特性を得ることが可能なバルブ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するために、本発明は、流体の流通する通路を有したボディと、少なくとも外周面の一部が球状であり前記通路に配置され前記流体の流通状態を切り換えるバルブと、前記通路に設けられ前記流体の流通する孔部を有し前記バルブが着座するシート部材とを備えるバルブ装置において、
前記バルブは、前記外周面の曲率中心から外れた軸線を中心に回動し、前記シート部材は、前記通路の下流側に向かって拡径したテーパ状に形成され、前記バルブが着座する第1シート部と、
前記第1シート部の下流側に形成され、該第1シート部に対してさらに半径外方向に向かって拡径した第2シート部と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、バルブ装置を構成するシート部材には、通路の下流側に向かって拡径したテーパ状に形成され、バルブが着座する第1シート部と、前記第1シート部の下流側に形成され、該第1シート部に対してさらに半径外方向に向かって拡径した第2シート部とを備え、前記バルブが前記第1シート部から離間し始めた弁開状態において、前記第1シート部材と前記バルブとの間を通じて流体を下流側へと流通させる。
【0008】
従って、第2シート部が、第1シート部に対してさらに半径外方向に向かって拡径しているため、前記第2シート部と前記バルブとの間に形成される通路断面積を、前記第1シート部と前記バルブとの間で形成される通路断面積に対して大きくすることができる。そのため、例えば、バルブが弁閉状態から開動作し始めた低開度時においても、通路断面積が段階的に拡大するシート部材とバルブとの間を通じて流通する流体の流量を簡易な方法で増加させることができる。その結果、バルブの開度が小さい低開度時における流体の流量を増加させ、よりリニアな流量特性を得ることが可能となる。
【0009】
また、第2シート部の内周径を、通路の下流側に設けられた流出口に向かって大きくするとよい。
【0010】
さらに、内周径の増加率を一定に設定するとよい。
【0011】
さらにまた、バルブ装置は、内燃機関の排気系から吸気系へと排気ガスを再循環させる流路を切換可能な排気ガス再循環バルブとして用いるとよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0013】
すなわち、バルブ装置を構成するシート部材において、通路の下流側に向かって拡径したテーパ状に形成され、バルブが着座する第1シート部と、前記第1シート部の下流側に形成され、該第1シート部に対してさらに半径外方向に向かって拡径した第2シート部とを備えることにより、前記バルブが前記第1シート部から離間した弁開状態において、前記第2シート部と前記バルブとの間に形成される通路断面積を、前記第1シート部と前記バルブとの間に形成される通路断面積より大きく確保することができる。その結果、例えば、バルブが弁閉状態から開動作し始めた低開度時においても、通路断面積が段階的に拡大するシート部材とバルブとの間を通じて流通する流体の流量を簡易な方法で増加させることができ、それに伴って、前記バルブの弁開し始めから全開状態となるまでの範囲内でリニアな流量特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施の形態に係るバルブ装置として用いられる排気ガス再循環バルブの全体断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図3Aは、図2におけるバルブシート近傍を示す拡大断面図であり、図3Bは、変形例に係るバルブシートが適用されたバルブ装置の前記バルブシート近傍を示す拡大断面図である。
【図4】ボールバルブの回転角度と流通するガスの流量との関係を示した特性曲線である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明に係るバルブ装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0016】
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係るバルブ装置として用いられる排気ガス再循環バルブを示す。
【0017】
この排気ガス再循環バルブ10は、図1に示されるように、ボディ本体12と、該ボディ本体12の内部に回動自在に設けられるボールバルブ(バルブ)14と、前記ボールバルブ14の外周面に当接するバルブシート(シート部材)16と、前記ボディ本体12の上部に設けられ、前記ボールバルブ14に対して回転駆動力を付与する駆動力伝達機構18とを含む。
【0018】
このボディ本体12は、例えば、金属製材料から形成され、その下側には、排気ガスの供給されるガス流入口(通路)20と、その反対側に設けられ、前記排気ガスを導出して内燃機関(図示せず)へと循環させるガス流出口(通路)22が設けられている。なお、ボディ本体12において、ガス流入口20とガス流出口22とは略一直線上に設けられる。また、ボディ本体12には、ガス流入口20とガス流出口22との間に連通室24が形成され、この連通室24の内部に略球状のボールバルブ14が回動自在に配設される。
【0019】
この連通室24とガス流入口20との間には、該ガス流入口20に対して拡径した装着孔26が形成され、該装着孔26には、ボールバルブ14の外周面に摺接するバルブシート16が設けられる。
【0020】
このバルブシート16は、図1、図2及び図3Aに示されるように、例えば、銅の焼結体等の金属製材料から形成され、装着孔26においてガス流入口20側に配置される本体部30と、該本体部30に隣接しボールバルブ14に当接するシート部32とを含む。本体部30及びシート部32の中央には、連通孔34が軸方向(矢印A1、A2方向)に貫通している。すなわち、本体部30及びシート部32は、連通孔34を中心として環状に形成される。
【0021】
また、バルブシート16は、装着孔26において軸方向(矢印A1、A2方向)に移動可能に設けられ、該装着孔26の連通室24側(矢印A1方向)に設けられたリング状のストッパ36と本体部30との間にスプリング38が介装され、該スプリング38によって前記バルブシート16がガス流入口20側(矢印A2方向)へと付勢されている。すなわち、本体部30は、スプリング38の弾発作用下に装着孔26におけるガス流入口20側の端面に当接自在に設けられる。さらに好適には、バルブシート16は、装着孔26の内周面に対してクリアランスを設けて設置されるとよい。
【0022】
シート部32は、図1及び図2に示されるように、本体部30に隣接し該本体部30から離間する方向(矢印A1方向)に向かって徐々に拡径した第1シート面(第1シート部)40と、該第1シート面40に隣接し前記本体部30から離間する方向(矢印A1方向)に向かって拡径し、且つ、前記第1シート面40に対してさらに大きな角度で拡径した第2シート面(第2シート部)42とを有する。
【0023】
例えば、第1シート面40は、図3Aに示されるように、バルブシート16の軸線Lに対して所定角度B1で傾斜し、第2シート面42は、バルブシート16の軸線に対してB1より大きな角度B2(B2>B1)で傾斜して形成される。換言すれば、第2シート面42は、第1シート面40の傾斜角度に対してさらに所定角度B3だけ半径外方向に拡径するように傾斜して形成される。
【0024】
一方、図1に示されるように、ボディ本体12の略中央部には、連通室24から鉛直上方に向かって貫通したシャフト孔44が形成され、後述する駆動力伝達機構18の第2シャフト52が挿通される。
【0025】
ボールバルブ14は、その上部及び下部が平面状に形成され、前記上部及び下部を除いた部分の外周面は球面形状部48として構成されており、この球面形状部48の表面でバルブシート16に対して当接する。
【0026】
また、ボールバルブ14の下部には、第1シャフト50が連結され、一方、前記ボールバルブ14の上部には、第2シャフト52が連結されている。第1シャフト50は、ボディ本体12の下部に装着された軸受54aによって回転自在に支持されている。第2シャフト52は、前記ボディ本体12の上部に装着された軸受54bにより回転自在に支持されている。
【0027】
すなわち、第1シャフト50及び第2シャフト52は、ボールバルブ14を間として同軸上に設けられ、前記第1及び第2シャフト50、52と共に前記ボールバルブ14が回転自在に設けられる。
【0028】
第1シャフト50及び第2シャフト52の軸線C1の位置は、図2に示されるように、ボールバルブ14における球面形状部48の曲率中心(ほぼ球状のボールバルブ14の場合、その中心)を通る軸線C2から偏心した位置に設定されている。すなわち、軸線C1は、ボールバルブ14の軸線C2に対して所定距離だけ離間して平行となるように設定されている。このため、ボールバルブ14は、軸線C2から偏心した位置に設定された軸線C1を中心として回動(揺動)するように連通室24内に設置されている。
【0029】
駆動力伝達機構18は、ボールバルブ14の上部に連結される第2シャフト52と、前記第2シャフト52の上端部に連結されるバルブギア56と、ボディ本体12の上部に連結され、前記バルブギア56を介して前記第2シャフト52を回転駆動させる駆動源58とを含む。
【0030】
第2シャフト52は、バルブギア56の略中央部に挿通されてナット76を締め付けることによって固定されている。駆動源58は、例えば、通電作用下に回転駆動するステッピングモータやロータリーアクチュエータからなり、その回転駆動力がバルブギア56を介して第2シャフト52へと伝達されることにより、第2シャフト52に連結されたボールバルブ14が軸線C1を中心として回動動作する。この場合、ボールバルブ14の下部に連結された第1シャフト50は、軸受54aの支持作用下に前記ボールバルブ14と一体となって回転する。
【0031】
本発明の実施の形態に係るバルブ装置として用いられる排気ガス再循環バルブ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、ここでは、図1及び図2に示されるように、ボールバルブ14がバルブシート16の第1シート面40に着座し、ガス流入口20とガス流出口22との間の流路が前記ボールバルブ14によって遮断された弁閉状態を初期位置として説明する。
【0032】
図2に示すように、初期位置では、ボールバルブ14の側面に設けられた球面形状部48がバルブシート16の第1シート面40に当接している。すなわち、ボールバルブ14が第1シート面40に着座し、前記バルブシート16の連通孔34が閉塞された状態となっている。このように、ボールバルブ14とバルブシート16との間がシールされることで、ガス流入口20とガス流出口22との間の流路が遮断されている。従って、ガス流入口20には、ガスが供給されているが、前記ガスはバルブシート16より下流側(矢印A1方向)には流入しない。
【0033】
次に、このような弁閉状態から、図1に示す駆動源58が駆動すると、該駆動源58の回転駆動力がバルブギア56を介して第2シャフト52へと伝達され、前記第2シャフト52に連結されたボールバルブ14が軸線C2から偏心した位置に設定された軸線C1を中心として所定角度θ(図2参照)だけ反時計回りに回転し、図2及び図3Aの二点鎖線で示す状態となる。なお、この際、軸線C2は、C2´の位置に移動する。このように、偏心した軸線C1を中心にボールバルブ14が回転することにより、前記ボールバルブ14はバルブシート16から離間する方向に変位する。
【0034】
これにより、ボールバルブ14の球面形状部48が、第1シート面40から離間することによって、弁開状態となり該球面形状部48と前記第1シート面40との間の間隙を通じてガス流入口20に供給されたガスが連通室24内へと導入される。この際、ガスは、第1シート面40とボールバルブ14との間の間隙を通過した後、第2シート面42と前記ボールバルブ14との間の間隙を経て連通室24へと流通することとなるが、前記第2シート面42は、第1シート面40に対してさらに大きな角度(図3A中、B3参照)で傾斜して拡径しているため、その通路断面積が段階的に大きくなる。
【0035】
すなわち、ボールバルブ14の球面形状部48とバルブシート16との離間距離は、下流側となるガス流出口22側(矢印A1方向)に向かって段階的に大きくなるため、異なる角度で拡径した2つの第1及び第2シート面40、42を設けていない場合と比較し、前記ボールバルブ14と前記バルブシート16との間を通じて流通するガスの流量を増加させることが可能となる。換言すれば、弁閉状態からボールバルブ14が回転し始めた低開度時では、ガスの流量は、第1シート面40に対する第2シート面42の傾斜角度B3(図3A参照)の分だけ増加し、ガス流出口22側(矢印A1方向)へと流通する。
【0036】
そして、駆動源58の駆動作用下にさらにボールバルブ14を回転させることにより、該ボールバルブ14がバルブシート16から徐々に離間し、前記ボールバルブ14が初期位置から、例えば、約90°回転した状態で完全な弁開状態となる。このような弁開状態において、ガス流入口20に供給されたガスが、バルブシート16の連通孔34、連通室24を通じてガス流出口22へと流通し、図示しない内燃機関へと供給される。
【0037】
その結果、ボールバルブ14の低開度におけるガスの流量を増加させることによって、該ボールバルブ14が弁開し始めた初期状態から完全に弁開状態となった全開状態まで比較的リニアな流量特性が得られる(図4中、実線参照)。換言すれば、図4に示されるように、バルブシート16のシート部32に拡径度合いの異なる2つの第1及び第2シート面40、42を備えていない場合のガスの流量特性(図4中、破線参照)と比較し、前記第1及び第2シート面40、42を設けることによってボールバルブ14の弁開し始めから全開状態までリニアな流量特性(図4中、実線)を得ることが可能となる。
【0038】
また、シート部32を構成する第1シート面40は、弁閉時においてボールバルブ14が着座してシールするために設けられ、一方、第2シート面42は、弁開し始めた初期状態において、前記ボールバルブ14とバルブシート16との間を通じて流通するガスの流量を増加させる目的で設けられている。
【0039】
一方、上述したバルブシート16のように、本体部30から離間する方向に向かって段階的且つテーパ状に拡径する第1及び第2シート面40、42を有する場合に限定されるものではなく、例えば、図3Bに示されるバルブシート100のように、本体部30から離間する方向に拡径し、且つ、断面円弧状に膨出した第2シート面102を設けるようにしてもよい。この第2シート面102は、例えば、本体部30から離間する方向(矢印A1方向)に向かって徐々に半径が大きくなるように形成される。
【0040】
このような第2シート面102を設けることにより、前記第2シート面102の拡径度合い(増加率)を連通室24側(矢印A1方向)に向かって一定ではなく、倍数的に増加させることができる。そのため、ボールバルブ14が弁閉状態から回転し始めた低開度の場合における、ガス流入口20からガス流出口22へと流通するガスの流量をより一層増加させることが可能となり、しかも、流量特性をより一層リニアな特性とすることが可能となる。
【0041】
また、上述したバルブシート16のシート部32は、第1及び第2シート面40、42という2段で構成される場合に限定されず、傾斜角度が段階的に大きくなった2つ以上のシート面を設けた多段形状としてもよい。
【0042】
なお、本発明に係るバルブ装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【符号の説明】
【0043】
10…排気ガス再循環バルブ 12…ボディ本体
14…ボールバルブ 16、100…バルブシート
18…駆動力伝達機構 20…ガス流入口
22…ガス流出口 24…連通室
30…本体部 32…シート部
40…第1シート面 42、102…第2シート面
48…球面形状部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体の流通する通路を有したボディと、少なくとも外周面の一部が球状であり前記通路に配置され前記流体の流通状態を切り換えるバルブと、前記通路に設けられ前記流体の流通する孔部を有し前記バルブが着座するシート部材とを備えるバルブ装置において、
前記バルブは、前記外周面の曲率中心から外れた軸線を中心に回動し、前記シート部材は、前記通路の下流側に向かって拡径したテーパ状に形成され、前記バルブが着座する第1シート部と、
前記第1シート部の下流側に形成され、該第1シート部に対してさらに半径外方向に向かって拡径した第2シート部と、
を備えることを特徴とするバルブ装置。
【請求項2】
請求項1記載のバルブ装置において、
前記第2シート部の内周径は、前記通路の下流側に設けられた流出口に向かって大きくなることを特徴とするバルブ装置。
【請求項3】
請求項2記載のバルブ装置において、
前記内周径の増加率は一定に設定されることを特徴とするバルブ装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載のバルブ装置において、
前記バルブ装置は、内燃機関の排気系から吸気系へと排気ガスを再循環させる流路を切換可能な排気ガス再循環バルブとして用いられることを特徴とするバルブ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−202432(P2012−202432A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−65297(P2011−65297)
【出願日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【出願人】(000141901)株式会社ケーヒン (1,140)
【Fターム(参考)】