説明

パスワード入力装置

【課題】パスワード入力装置において、パスワードの漏洩を防止すると共に、ユーザがパスワードを再入力する際の手間を軽減させる。
【解決手段】ディスプレイ21には、複数のボタン画像122a〜122jを含む選択入力画像122や、パスワード入力画像123や、メッセージ画像124が表示されている。ボタン画像122a〜122jのそれぞれは、数字等がランダムに割当てられており、リモコン装置の数字キーのそれぞれに対応している。リモコン装置3における任意の数字キーを選択すると、選択された数字キーの配置に対応するボタン画像122a〜122jに割当てられた値をパスワードとして入力する。制御用マイコンは、2桁目以降のパスワードの値が入力されると、入力された値が正しいか否かを判断し、正しくない場合、ディスプレイ21上に、その桁のパスワードが間違っている旨のメッセージと共に、パスワードの再入力を促すメッセージを表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パスワード入力装置に関し、特にパスワード入力操作の手間を軽減させることができるパスワード入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、Vチップを備えたテレビ(TV)受像機等において、対象のTV番組を表示するときに、ユーザにパスワードの入力を促すことがある。パスワードの入力は、一般的に配列が固定された入力キーを用いて、パスワードの入力を行うものが多いため、第三者がカーソルの位置を視認することにより、パスワードが漏洩してしまうことがあるという問題がある。
【0003】
これに対して、特許文献1には、配列が固定されていない入力キーを用いて、ユーザがパスワードの入力を行うパスワード入力装置が開示されている。また、特許文献2には、パスワードを入力したときに、ダミーパスワードを表示させるパスワード入力装置が知られている。これらのパスワード入力装置によれば、第三者がカーソルの位置を視認することによるパスワードの漏洩を防止することができる。
【0004】
また、特許文献3には、1つの入力キーに複数の文字や記号を割当てると共に、ユーザによって入力された文字や記号を隠蔽して表示するパスワード入力装置が開示されている。また、特許文献4には、パスワードを1文字入力する毎に、入力キーの文字列をランダムに再配置するパスワード入力装置が開示されている。また、特許文献5には、ユーザによって入力されたパスワードに、パスワードとは無関係のランダムなダミー数字を嵌め込むパスワード入力装置が開示されている。これらのパスワード入力装置であっても、第三者がカーソルの位置を視認することによるパスワードの漏洩を防止することができる。
【0005】
ところで、従来から、入力されたパスワードが正しいか否かの判断は、パスワードの入力が完了した後、「入力」ボタン等が押下されたときに判断された。そのため、ユーザによって入力されたパスワードが正しくない場合、ユーザは最初の桁からパスワードを再入力しなければならず、パスワードの入力操作が煩雑であるという問題がある。これに対して、特許文献1乃至5には、ユーザによるパスワード入力操作の手間を軽減させる開示がない。
【特許文献1】特開2007−272424号公報
【特許文献2】特開2007−272422号公報
【特許文献3】特開2004−326525号公報
【特許文献4】特開2003−67341号公報
【特許文献5】特開2000−182121号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、パスワードの漏洩を防止することができると共に、ユーザにとってパスワードを再入力する際の手間を軽減させることができるパスワード入力装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、各種メッセージや、複数の数字や文字等のボタン画像(以下、複数のボタン画像)を表示する表示手段と、所望の数字や文字等の値を入力するための複数のボタンが配設された選択入力手段と、装置各部を制御する制御手段とを備えるパスワード入力装置において、前記複数のボタン画像のそれぞれに、数字や文字等の値をランダムに割当てるための割当手段と、前記割当手段による割当結果を反映した複数のボタン画像を有する選択入力画像を生成するための選択入力画像生成手段と、入力されたパスワードの各桁の値が正しいか否かを判断するパスワード値判断手段とをさらに備え、前記制御手段は、ユーザによるパスワードの入力が開始されるときに、前記割当手段による前記複数のボタン画像への数字や文字等の値の割当てを行った後、前記選択入力画像生成手段を用いて前記割当て結果を反映した選択入力画像の生成を行い、生成された前記選択入力画像を前記表示手段に表示させて、ユーザによって前記選択入力手段に配設された複数のボタンのうちの任意のボタンが選択されると、選択されたボタンの配置に対応する前記選択入力画像のボタン画像に割当てられた値を前記パスワードの各桁として入力した後、前記パスワード値判断手段を用いて、入力された桁のパスワードの値が、正しいか否かを判断し、この結果、入力された桁のパスワードの値が正しくない場合、前記表示手段に、入力された桁のパスワードの値が間違っている旨のメッセージを表示すると共に、この間違った桁のパスワードの再入力を促すものである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のパスワード入力装置において、前記制御手段は、前記パスワード値判断手段による1桁目のパスワードの値が正しく、前記パスワード値判断手段による2桁目以降のパスワードの値が正しくない場合に限り、前記表示手段に、入力された桁のパスワードの値が間違っている旨のメッセージを表示すると共に、この間違った桁のパスワードの再入力を促すものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1の発明によれば、複数のボタン画像への数字や文字等の値の割当てを行った後、ユーザによって複数のボタンのうちの任意のボタンが選択されると、選択されたボタンの配置に対応するボタン画像に割当てられた値を前記パスワードの各桁として入力するので、第三者がカーソルの位置を視認することによるパスワードの漏洩を防止することができる。
【0010】
また、入力された桁のパスワードの値が正しいか否かを判断し、この結果、入力された桁のパスワードの値が正しくない場合、入力された桁のパスワードの値が間違っている旨のメッセージを表示する。そのため、パスワードの入力が全て完了する前に、ユーザは間違っている桁のパスワードの値を再入力することができるので、ユーザにとってパスワードを再入力する際の手間を軽減させることができる。
【0011】
請求項2の発明によれば、パスワード値判断手段による1桁目のパスワードの値が正しく、パスワード値判断手段による2桁目以降のパスワードの値が正しくない場合に限り、表示手段に、入力された桁のパスワードの値が間違っている旨のメッセージを表示すると共に、この間違った桁のパスワードの再入力を促すので、第三者によるパスワードの推測を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の一実施形態に係るテレビジョン(以下、TV)システムについて、図1及び図2を参照して説明する。図1は、TV受像機(パスワード入力装置)2とリモコン装置(選択入力手段)3を含むTVシステム1の外観を示し、図2は、TV受像機2の概略構成を示すブロック図であり、図3は、リモコン装置3の平面図である。
【0013】
TV受像機2は、TV放送番組や、各種メッセージや、複数の数字や文字等のボタン画像(以下、「複数のボタン画像」という)等を表示するためのディスプレイ(表示手段)21と、音声を出力可能なスピーカ22と、外部のアンテナに接続され、このアンテナにより受信されるTV放送の所望の番組を選局するチューナ23と、TV受像機2の筐体外部に露出するように設けられた端子部24と、装置本体とは別体となるリモコン装置3から送信された操作信号を受信する受信部25とを備える。
【0014】
また、TV受像機2は、TV受像機2の装置各部の制御を行うための制御用マイコン(制御手段)20と、制御用マイコン20を動作させるためのプログラム等が記憶されたメモリ26と、インターネット等のネットワークにLANケーブルを介して接続するためのネットワークインタフェース27とをさらに備える。
【0015】
TV受像機2は、制御用マイコン20による制御に基づき、例えばチューナ23により選局されたTV放送番組や、端子部24にケーブルを介して接続されたDVDプレーヤ(図示せず)等から入力される画像・音声等や、ネットワークインタフェース27を介してインターネット上から受信した画像・音声等を、ディスプレイ21やスピーカ22を介して視聴可能にすることができるように構成されている。
【0016】
制御用マイコン20は、請求項における割当手段、選択入力画像生成手段、及びパスワード値判断手段として機能する。また、制御用マイコン20には、Vチップ(V−Chip)20aが内蔵されている。制御用マイコン20は、TV放送番組を再生するとき、Vチップ20aを用いて、このTV放送番組に暴力や性的描写などの過激な内容が含まれているか否かを判断する。具体的には、Vチップ20aが、TV放送番組に組み込まれる情報に基づいて、TV放送番組に過激な内容が含まれている否かを判断する。この判断の結果、過激な内容が含まれている場合、制御用マイコン20が、TV放送番組を再生しないで、ユーザに対して視聴認証用のパスワード入力を促すメッセージやパスワード入力画面をディスプレイ21に表示する。
【0017】
リモコン装置3は、所望の数字や文字等の値を入力するための複数のキー(ボタン)が配設されており、図3に示すように、「0」乃至「9」の10個の数字に対応する「0」〜「9」までの数字キー33a〜33jと、上下左右に押下可能な十字キー34と、「−」キー33kと、決定キーlと、音声再生時などにスピーカ22から出力する音量値の調節や各種設定の選択を行うための左右キー35a、35bとを備える。また、リモコン装置3は、TV受像機2に対して操作信号を送信するための送信部31をさらに備える。
【0018】
次に、パスワードの入力時におけるパスワード入力画面について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、ディスプレイ21に表示されたパスワード入力画面を示し、図5は、複数のボタン画像122a〜122jに割当てられる数字の一例を示す。ここでは、TV放送番組に過激な内容が含まれており、視聴認証用のパスワードの入力が促されているものとする。
【0019】
ディスプレイ21には、複数のボタン画像122a〜122jを含む選択入力画像122や、入力されたパスワードを表示するパスワード入力画像123や、パスワードの入力を促すメッセージ画像124が表示されている。
【0020】
選択入力画像122内のボタン画像122a〜122jのそれぞれには、制御用マイコン20によって数字や文字等の値がランダムに割当てられている。ここでは、ボタン画像122a〜122jのそれぞれに「0」〜「9」の数字のいずれかが割当てられているものとする。なお、ボタン画像122a〜122jのそれぞれには、数字や文字等の値をランダムに割当てるため、上記図4に示した割当に限られず、例えば、図5に示すような数字を割当ててもよい。
【0021】
また、ボタン画像122a〜122jは、リモコン装置3の数字キー33a〜33jのそれぞれに対応しており、ユーザがリモコン装置3に配設された数字キー33a〜33jのうちの任意の数字キーを選択すると、制御用マイコン20は、ユーザによって選択された数字キーの配置に対応するボタン画像122a〜122jに割当てられた値をパスワードの各桁として入力する。
【0022】
具体的には、複数のボタン画像122a〜122jのそれぞれに対して図4に示す値が割り当てられているとすると、ユーザによってリモコン装置3の「1」キー33aが選択された場合、「1」キー33aの配置に対応するボタン画像はボタン画像122aであり、このボタン画像122aに割当てられた「9」の値がパスワードとして入力される。また、複数のボタン画像122a〜122jのそれぞれに対して図5に示す値が割り当てられている場合、ユーザによってリモコン装置3の「1」キー33aが選択されると、「1」キー33aの配置に対応するボタン画像122aに割当てられた「8」の値がパスワードとして入力される。
【0023】
パスワード入力画像123には、入力されたパスワード値が隠蔽された文字として表示される。ここでは、隠蔽文字として「*」文字が表示されるものとする。また、ここでは、4桁のパスワードが入力されるものとし、パスワード入力画像123は、入力される4桁のパスワードのうちの1桁目に対応するパスワード値を表示するための第1パスワード入力画像123aと、4桁のパスワードのうちの2桁目に対応するパスワード値を表示するための第2パスワード入力画像123bとを有する。また、パスワード入力画像123は、入力される4桁のパスワードのうちの3桁目に対応するパスワード値を表示するための第3パスワード入力画像123cと、4桁のパスワードのうちの4桁目に対応するパスワード値を表示するための第4パスワード入力画像123dとをさらに有する。
【0024】
次に、パスワード入力時における選択入力画像の表示処理について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。まず、制御用マイコン20は、ユーザによるパスワードの入力が開始されるときに、複数のボタン画像122a〜122jへの数字や文字等の値の割当てを行った後(S1)、割当て結果を反映した選択入力画像122の生成を行い(S2)、生成された選択入力画像122をディスプレイ21に表示させる(S3)。
【0025】
次に、パスワード入力処理の手順について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、予め図6に示した処理が行われており、ディスプレイ21には、選択入力画像122が表示されているものとする。また、選択入力画像122の複数のボタン画像122a〜122jのそれぞれには、上記図4に示した値が割当てられているものとし、入力されるパスワードは4桁であるものとする。
【0026】
まず、ユーザによって各数字キー33a〜33jのうち任意のキーが選択されて、パスワードの1桁目が入力されると(S11)、制御用マイコン20は、入力された1桁目のパスワードの値が正しいか否かを判断する(S12)。
【0027】
上記S12の判断の結果、1桁目のパスワードの値が正しくない場合(S13でNO)、制御用マイコン20は、ディスプレイ21上に、最初からパスワードの再入力を促すメッセージを表示する(S31)。そして、上記S11以降の処理を再度行う。
【0028】
一方、上記S12の判断の結果、1桁目のパスワードの値が正しい場合(S13でYES)、ユーザによって各数字キー33a〜33jのうち任意のキーが選択されて、パスワードの2桁目が入力されると(S14)、制御用マイコン20は、入力された2桁目のパスワードの値が正しいか否かを判断する(S15)。
【0029】
上記S15の判断の結果、2桁目のパスワードの値が正しくない場合(S16でNO)、制御用マイコン20は、ディスプレイ21上に、2桁目のパスワードの値が間違っている旨のメッセージを表示すると共に、この間違った桁のパスワードの再入力を促すメッセージを表示する(S32)。そして、上記S14以降の処理を再度行う。
【0030】
一方、上記S15の判断の結果、2桁目のパスワードの値が正しい場合(S16でYES)、ユーザによって各数字キー33a〜33jのうち任意のキーが選択されて、3桁目のパスワードが入力されると(S17)、制御用マイコン20は、入力された3桁目のパスワードの値が正しいか否かを判断する(S18)。
【0031】
上記S18の判断の結果、3桁目のパスワードの値が正しくない場合(S19でNO)、制御用マイコン20は、ディスプレイ21上に、3桁目のパスワードの値が間違っている旨のメッセージを表示すると共に、この間違った桁のパスワードの再入力を促すメッセージを表示する(S33)。そして、上記S17以降の処理を再度行う。
【0032】
一方、上記S18の判断の結果、3桁目のパスワードの値が正しい場合(S19でYES)、ユーザによって各数字キー33a〜33jのうち任意のキーが選択されて、4桁目のパスワードが入力されると(S20)、制御用マイコン20は、入力された4桁目のパスワードの値が正しいか否かを判断する(S21)。
【0033】
上記S21の判断の結果、4桁目のパスワードの値が正しくない場合(S22でNO)、制御用マイコン20は、ディスプレイ21上に、4桁目のパスワードの値が間違っている旨のメッセージを表示すると共に、この間違った桁のパスワードの再入力を促すメッセージが表示する(S34)。そして、上記S20以降の処理を再度行う。
【0034】
一方、上記S21の判断の結果、4桁目のパスワードの値が正しい場合(S22でYES)、パスワードの入力処理を終了する。
【0035】
次に、入力された各桁目のパスワードの値が正しくない場合におけるディスプレイ21上の表示メッセージについて、図8を参照して説明する。図8は、上記S32の処理におけるエラーメッセージを示す。ここでは、2桁目のパスワードの値が正しくないので、ディスプレイ21には、「2桁目を入れなおして下さい!」というメッセージが表示される。
【0036】
上述したように、本実施形態に係るTV受像機2においては、複数のボタン画像122a〜122jへの数字や文字等の値の割当てを行った後、ユーザによってリモコン装置3における複数の数字キー33a〜33jのうちの任意の数字キーが選択されると、選択された数字キーの配置に対応するボタン画像に割当てられた値がパスワードの各桁として入力されるので、第三者がリモコン装置3の各数字キー33a〜33j等の操作位置を視認することによるパスワードの漏洩を防止することができる。
【0037】
また、入力された桁のパスワードの値が正しいか否かを判断し、この結果、入力された桁のパスワードの値が正しくない場合、入力された桁のパスワードの値が間違っている旨のメッセージをディスプレイ21に表示する。そのため、パスワードの入力が全て完了する前に、ユーザは間違っている桁のパスワードの値を再入力することができるので、ユーザにとってパスワードを再入力する際の手間を軽減させることができる。
【0038】
また、制御用マイコン20は、1桁目のパスワードの値が正しくて、2桁目以降のパスワードの値が正しくない場合に限り、ディスプレイ21に、入力された桁のパスワードの値が間違っている旨のメッセージを表示すると共に、この間違った桁のパスワードの再入力を促すので、第三者によるパスワードの推測を防止することができる。
【0039】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、3桁目以降のパスワードの値が正しくないときに限り、間違った桁のパスワードの再入力を促してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の一実施形態に係るTV受像機とリモコン装置を含むTVシステムの概略構成を示す図。
【図2】上記TV受像機の概略構成を示すブロック図。
【図3】上記リモコン装置の平面図。
【図4】上記TV受像機におけるパスワード入力画面を説明する図。
【図5】上記TV受像機における選択入力画像の一例を示す図。
【図6】上記TV受像機における選択入力画像の表示処理の手順を説明するフローチャート。
【図7】上記TV受像機におけるパスワード入力処理の手順を説明するフローチャート。
【図8】上記TV受像機におけるエラーメッセージの表示を説明する図。
【符号の説明】
【0041】
2 TV受像機(パスワード入力装置)
3 リモコン装置(選択入力手段)
20 制御用マイコン(割当手段、選択入力画像生成手段、パスワード値判断手段、制御手段)
21 ディスプレイ(表示手段)
33a〜33j 数字キー(ボタン)
122 選択入力画像
122a〜122j ボタン画像

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種メッセージや、複数の数字や文字等のボタン画像(以下、複数のボタン画像)を表示する表示手段と、
所望の数字や文字等の値を入力するための複数のボタンが配設された選択入力手段と、
装置各部を制御する制御手段とを備えるパスワード入力装置において、
前記複数のボタン画像のそれぞれに、数字や文字等の値をランダムに割当てるための割当手段と、
前記割当手段による割当結果を反映した複数のボタン画像を有する選択入力画像を生成するための選択入力画像生成手段と、
入力されたパスワードの各桁の値が正しいか否かを判断するパスワード値判断手段とをさらに備え、
前記制御手段は、
ユーザによるパスワードの入力が開始されるときに、前記割当手段による前記複数のボタン画像への数字や文字等の値の割当てを行った後、前記選択入力画像生成手段を用いて前記割当て結果を反映した選択入力画像の生成を行い、生成された前記選択入力画像を前記表示手段に表示させて、
ユーザによって前記選択入力手段に配設された複数のボタンのうちの任意のボタンが選択されると、選択されたボタンの配置に対応する前記選択入力画像のボタン画像に割当てられた値を前記パスワードの各桁として入力した後、
前記パスワード値判断手段を用いて、入力された桁のパスワードの値が、正しいか否かを判断し、この結果、入力された桁のパスワードの値が正しくない場合、前記表示手段に、入力された桁のパスワードの値が間違っている旨のメッセージを表示すると共に、この間違った桁のパスワードの再入力を促すことを特徴とするパスワード入力装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記パスワード値判断手段による1桁目のパスワードの値が正しく、前記パスワード値判断手段による2桁目以降のパスワードの値が正しくない場合に限り、前記表示手段に、入力された桁のパスワードの値が間違っている旨のメッセージを表示すると共に、この間違った桁のパスワードの再入力を促すことを特徴とする請求項1に記載のパスワード入力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−301208(P2009−301208A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−153187(P2008−153187)
【出願日】平成20年6月11日(2008.6.11)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】