パネルの連結構造
【課題】パネルと連結部材との連結を確実に行えるようにしたパネルの連結構造を提供する。
【解決手段】側端面に嵌合凹条21を具備するパネル10同士を、連結部材30を介して連結するパネルの連結構造において、連結部材30は、嵌合凹条21に嵌合可能な連結基部31の少なくとも一方の側端に、弾性変形可能な切込凹部34を形成し、この切込凹部34の開口端部に外方に突出して嵌合凹条21内に設けられた係合段部23に係合可能な係合爪部35を有する嵌合部33を形成する。
【解決手段】側端面に嵌合凹条21を具備するパネル10同士を、連結部材30を介して連結するパネルの連結構造において、連結部材30は、嵌合凹条21に嵌合可能な連結基部31の少なくとも一方の側端に、弾性変形可能な切込凹部34を形成し、この切込凹部34の開口端部に外方に突出して嵌合凹条21内に設けられた係合段部23に係合可能な係合爪部35を有する嵌合部33を形成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば冷蔵庫やクリーンルーム等に用いられる間仕切や壁パネルの連結構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、冷蔵庫やクリーンルーム等の間仕切や壁は、面材と枠材に囲まれた空間に発泡断熱材等の充填材を満たしたパネルを連結した構造となっている。
【0003】
パネル同士の連結構造として、パネルの側端面に嵌合凹条を設け、その凹溝にシール材を取り付けた連結部材を嵌合するパネルの連結構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。このパネルの連結構造によれば、高い気水密性を有し、かつ、連結部材とシール材とを組み付けた後にパネル同士を連結できるという利便性が得られる。
【0004】
また、パネルの両側縁面に嵌合凹条を設け、この嵌合凹条に両側面に切込凹部を設けた連結部材を圧入するパネルの連結構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平11−350618号公報(特許請求の範囲、図1)
【特許文献2】特開2001−220879号公報(特許請求の範囲、図1、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前者すなわち特開平11−350618号公報に記載の技術においては、パネル同士の連結の際に連結部材が嵌合凹条からずれたり、外れてしまう虞があり、その施工に注意を払わなければならないという問題があった。また、後者すなわち特開2001−220879号公報に記載の技術においては、連結部材と嵌合凹条との連結は摩擦力によるものであるので、連結部材と嵌合凹条のいずれか一方が変形した場合に摩擦力が低下し、連結部材と嵌合凹条との連結が解かれ、パネル同士の連結が解かれてしまうという虞があった。
【0006】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたのもので、パネルと連結部材との連結を確実にしたパネルの連結構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、側端面に嵌合凹条を具備するパネル同士を、連結部材を介して連結するパネルの連結構造であって、 上記連結部材は、上記嵌合凹条に嵌合可能な連結基部の少なくとも一方の側端に、上記パネルの厚さ方向に弾性変形可能で、かつ、外方に突出する係合爪部を有する嵌合部を設け、 上記嵌合凹条は、上記係合爪部と係合可能な係合段部を設けてなる、ことを特徴とする。この場合、上記パネルの側端に嵌合凹条を有する枠材を設け、この嵌合凹条に上記連結部材を嵌合可能に形成する方が好ましい(請求項5)。
【0008】
このように構成することにより、嵌合凹条に連結部材の嵌合部を嵌合すると共に、嵌合部の係合爪部を嵌合凹条内の係合段部に係合させてパネル同士を連結することができる。
【0009】
また、この発明において、上記連結部材の嵌合部は、外方に向かって開口する切込凹部と、該切込凹部の開口端部から突出する係合爪部とを有する方が好ましい(請求項2)。
【0010】
このように構成することにより、連結部材の嵌合部に切込凹部を設けることによって、嵌合部を弾性変形することができる。
【0011】
また、この発明において、上記連結部材の嵌合部は、パネルの厚さ方向に膨隆する凸部と、該凸部におけるパネルの厚さ方向に対向する部位に突出する係合爪部とを有する方が好ましい(請求項3)。
【0012】
このように構成することにより、凸部に設けられた係合爪部を、パネルの嵌合凹条に設けられた係合段部に係合することができる。
【0013】
また、この発明において、上記連結部材の連結基部に、パネル同士間に介在されるパッキンを一体に形成してなる方が好ましい(請求項4)。
【0014】
このように構成することにより、パネル同士を、パッキンを一体に形成した連結部材によって連結することができると共に、パネル同士間の目地部をパッキンで塞ぐことができる。
【発明の効果】
【0015】
この発明によれば、上記のように構成されているので、次のような優れた効果が得られる。
【0016】
(1)請求項1記載の発明によれば、嵌合凹条に連結部材の嵌合部を嵌合すると共に、嵌合部の係合爪部を嵌合凹条内の係合段部に係合させてパネル同士を連結することができるので、パネルと連結部材との連結を確実にすることができる。
【0017】
(2)請求項2記載の発明によれば、連結部材の嵌合部に切込凹部を設けることによって、嵌合部を弾性変形することができるので、上記(1)に加えて、更に、パネルと連結部材との連結を容易に行うことができる。
【0018】
(3)請求項3記載の発明によれば、連結部材の嵌合部にパネルの厚さ方向に膨隆する凸部と、凸部におけるパネルの厚さ方向に対向する部位に突出する係合爪部を設けることによって、係合爪部をパネルの嵌合凹条に設けられた係合段部に係合することができるので、上記(1)に加えて、更に、パネルと連結部材との連結を容易に、かつ、確実に行うことができる。
【0019】
(4)請求項4記載の発明によれば、連結部材の連結基部に、パネル同士間に介在されるパッキンを一体に形成することで、パネル同士間の目地部をパッキンで塞ぐことができるので、上記(1)〜(3)に加えて、更に、連結作業を容易にすることができ、また、パネル同士の連結部の気水密性の向上を図ることができる。
【0020】
(5)請求項5記載の発明によれば、パネルの側端に嵌合凹条を有する枠材を設け、この嵌合凹条に連結部材を嵌合可能に形成することにより、嵌合凹条の劣化を防ぐことができるので、上記(1)〜(4)に加えて、更にパネルと連結部材との連結を確実にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に、この発明に係るパネルの連結構造の最良の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係るパネルの連結構造を枠材を有する断熱パネルに適用した場合について説明する。
【0022】
<第1実施形態>
図1は、この発明に係るパネルの連結構造の第1実施形態の使用状態を示す断面図、図2は、第1実施形態の連結部材を示す拡大斜視図、図3は、第1実施形態における目地材を示す拡大斜視図、図4は、第1実施形態のパネルの連結前の状態を示す分解断面図である。
【0023】
この発明に係るパネルの連結構造は、図1に示すように、一対の表面板11と、両表面板11の辺部間に装着される枠材20とを具備するパネル10同士を、枠材20に設けられた嵌合凹条21に嵌合される連結部材30を介して連結し、両パネル10間にパッキン40を介在してなる。
【0024】
上記パネル10は、図1に示すように、一対の表面板11の側辺部間に枠材20を介在し、両表面板11と枠材20とで形成された空間部内に例えば発泡ポリウレタン等の断熱材12が充填されている。なお、表面板11の端部は、パネル10の側端面に巻き込まれて枠材20の一部を覆っている。
【0025】
上記枠材20は、例えば耐熱性を有する塩化ビニル等の合成樹脂製部材にて形成されている。この枠材20は、図1及び図4に示すように、パネル中心部に外方が開口する嵌合凹条21を有し、嵌合凹条21に対してパネル10の表裏面側に一対の中空矩形部22を有している。この場合、嵌合凹条21は、開口部を拡開テーパ状に形成すると共に、嵌合凹条21の底部側の対向壁に上記連結部材30の後述する係合爪部35が係合可能な係合段部23が形成されている。なお、枠材20をアルミニウム合金製押出形材にて形成してもよい。
【0026】
上記連結部材30は、図1ないし図3に示すように、嵌合凹条21に嵌合可能な連結基部31と、この連結基部31の表面におけるパネル10と接触しない領域に設けられる狭隘開口状の係合溝32と、連結基部31の少なくとも一方の側端すなわち図1ないし3において右側の端部に設けられるパネル10の厚さ方向に弾性変形可能な嵌合部33とで形成されている。この場合、嵌合部33は、外方に向かって開口する切込凹部34と、この切込凹部34の開口端部から外方に突出する係合爪部35とを具備している。なお、連結部材30は、例えば、アルミニウム合金製の押出形材、あるいは、塩化ビニル,ABS、あるいはPP等の樹脂製の押出形材にて形成されている。
【0027】
上記のように形成される連結部材30は、枠材20の嵌合凹条21に連結部材30の嵌合部33を嵌合すると共に、切込凹部34に設けられた係合爪部35を嵌合凹条21内の係合段部23に係合可能に連結することで、パネル10と連結部材30との連結を確実にすることができる。したがって、パネル10同士の連結の際に連結部材30が嵌合凹条21からずれたり、外れてしまうのを防止することができる。
【0028】
一方、上記パッキン40は、図1及び図3に示すように、パネル連結時に表面板11と同一面上に位置する表面部41と、この表面部41の内面側に突設されて先端に上記係合溝32に係合可能な係合部43を有する目地脚部42と、目地脚部42の両側面の係合部43側位置に突出し、パネル10の連結時において、枠材20に接触可能なフィン部44と、目地脚部42の両側面の表面部41側位置に突出し、パネル10の連結時において、パネル10の表面板11の端部に接触可能な補助片45とを具備している。なお、パッキン40は、少なくとも表面部41,係合部43,フィン部44及び補助片45が柔軟性を有する部材、例えば熱可塑性エラストマにて形成されている。
【0029】
上記表面部41は、図3に示すように、内面側にV条を設けた表面基部41aと、表面基部41aより薄肉に形成されると共に、表面基部41aの端部から内面方向に向かって垂下する垂下片41bとで形成されている。また、フィン部44は、先端に向かって狭小テーパ状に形成されている。
【0030】
上記のように形成されるパッキン40は、パネル10の連結時にパッキン40の係合部43を連結部材30の係合溝32に係合させることで、パネル10の目地部に取り付けることができると共に、表面部41をパネル10の表面板11の表面と同一面上に位置すなわち面一の状態で目地部を塞ぐことができる。また、パッキン40の目地脚部42から突出するフィン部44及び補助片45がパネル10の側端面に接触することで、パネル10間の気密を更に確実にすることができる。なお、パッキン40を軟質に形成することで、表面部41、フィン部44及び補助片45を弾性変形させることができ、目地部の隙間に応じてパッキン40を変形させることができるので、パネル10間の気水密性を確保することができる。
【0031】
次に、パネル10の連結手順について説明する。まず、図5(a)に示すように、連結部材30の両係合溝32にパッキン40の係合部43を係合させて装着した状態で、連結部材30を、連結基部31の嵌合部33を有する側を一方のパネル10の嵌合凹条21に嵌挿し、係合爪部35が嵌合凹条21に形成された係合段部23よりパネル側内方に位置するように嵌挿してパネル10に連結する。このように連結部材30の係合爪部35を枠材20の係合段部23よりパネル側内方に位置させることにより、係合爪部35と係合段部23とが係合するので、連結部材30が嵌合凹条21からずれたり、外れてしまうのを防止することができる。次に、図5(b)に示すように、連結する両パネル10を近接させ、枠材20に設けられた嵌合凹条21と連結部材30の連結基部31の半体とを嵌合して両パネル10を連結する。この連結状態において、図5(c)に示すように、パッキン40の表面部41の両端の表面基部41a及び垂下片41bが弾性変形して両パネル10の側端面に接触すなわち密接されて、表面部41がパネル表面(具体的には、パネル表面又は裏面)と面一となる。また、この際、フィン部44及び補助片45が弾性変形してパネル10の側端面に密接する。これにより、両パネル10間の目地部の気密を確実にすることができる。
【0032】
なお、パネル10の連結手順は上記に説明した手順には限られず、例えば上記説明と同様にパネル10同士を連結部材30を介して連結した後に、パネル10の目地部にパッキン40を取り付ける手順でもよい。この場合、パッキン40を連結部材30の係合溝32に装着した後に、パッキン40の垂下片41b,補助片44及びフィン部45をドライバ等の工具を用いて目地部内方側に押し込むことによって、パッキン40の表面部41の両端の表面基部41a及び垂下片41bを両パネル10の側端面に接触すなわち密接させて、表面部41がパネル表面(具体的には、パネル表面又は裏面)と面一にすると共に、フィン部44及び補助片45をパネル10の側端面に密接させて、両パネル10間の目地部の気密を確実にすることができる。
【0033】
<第2実施形態>
図6は、この発明に係るパネルの連結構造の第2実施形態の使用状態を示す断面図、図7は、第2実施形態における連結部材を示す拡大断面図である。
【0034】
第2実施形態は、パネルの連結構造において連結部材30Aの連結基部31Aの両側に切込凹部34を設けると共に、切込凹部34の開口端から外方に突出する係合爪部35を設けて、一対の嵌合部33を形成した場合である。
【0035】
このように連結部材30Aを形成することにより、パネル10同士の連結状態において連結部材30Aの係合爪部35を両枠材20の係合段部23に係合することができるので、パネル10と連結部材30Aとの連結を確実にすることができる。
【0036】
なお、第2実施形態の連結部材30Aも第1実施形態の連結部材30と同様に、例えば、アルミニウム合金製の押出形材、あるいは、塩化ビニル,ABS、あるいはPP等の樹脂製の押出形材にて形成されている。
【0037】
第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0038】
<その他の実施形態>
上記第1及び第2実施形態では、連結部材30,30Aの連結基部31,31Aに切込凹部34を設けると共に、切込凹部34の開口端部に外方に突出する係合爪部35を設けた場合について説明したが、例えば、図8ないし図10に示すように、連結部材30Bの連結基部31Bの少なくとも一方の側端すなわち図8ないし図10において右側の端部に、パネル10の厚さ方向に膨隆する凸部36と、この凸部36におけるパネル10の厚さ方向に対向する部位に突出する係合爪部35Bとを有する嵌合部33Bを形成するようにしてもよい。
【0039】
このように連結部材30Bの嵌合部33Bを形成することにより、連結部材30Bの係合爪部35Bをパネル10の嵌合凹条21に設けられた係合段部22に係合することができるので、パネル10と連結部材30Bとを容易に、かつ、確実に連結することができる。
【0040】
また、上記第1及び第2実施形態では、連結部材30,30Aとパッキン40とを別体で形成する場合について説明したが、必ずしも別体で形成する必要はなく、例えば、図11に示すように、連結部材30Cの連結基部31Cに、パネル10同士間に介在されるパッキン40Cを一体に形成するようにしてもよい。
【0041】
この場合、連結部材30Cは、例えば、塩化ビニル,ABS、あるいはPP等の樹脂製の押出形材にて形成されており、パッキン40Cの少なくとも表面部41,係合部43,フィン部44及び補助片45は軟質に形成され、連結基部31C及び目地脚部42は硬質に形成されている。
【0042】
このように形成することにより、パネル10同士の連結部に強度を持たせてシールすることができる。
【0043】
なお、その他の実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0044】
上記のように、連結基部31Cとパッキン40Cとを一体に形成することにより、上記第1,第2実施形態のように、連結部材にパッキンを取り付ける必要がないので、連結作業を容易にすることができると共に、パネル10同士の連結部の気水密性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】この発明に係るパネルの連結構造の第1実施形態の使用状態を示す断面図である。
【図2】第1実施形態における連結部材を示す拡大斜視図である。
【図3】第1実施形態における目地材を示す拡大斜視図である。
【図4】この発明に係るパネルの連結構造の第1実施形態のパネルの連結前の状態を示す分解断面図である。
【図5】この発明に係るパネルの連結構造の第1実施形態のパネルの連結手順を示す概略図である。
【図6】この発明に係るパネルの連結構造の第2実施形態の使用状態を示す断面図である。
【図7】第2実施形態における連結部材を示す拡大断面図である。
【図8】この発明における連結部材の別の形態を示す拡大断面図である。
【図9】この発明における連結部材の更に別の形態を示す拡大断面図である。
【図10】この発明における連結部材の更に別の形態を示す拡大断面図である。
【図11】この発明に係るパネルの連結構造のその他の実施形態におけるパッキンを一体に形成した連結部材を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
【0046】
10 パネル
20 枠材
21 嵌合凹条
23 係合段部
30,30A 連結部材
31,31A 連結基部
33 嵌合部
34 切込凹部
35 係合爪部
40,40C パッキン
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば冷蔵庫やクリーンルーム等に用いられる間仕切や壁パネルの連結構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、冷蔵庫やクリーンルーム等の間仕切や壁は、面材と枠材に囲まれた空間に発泡断熱材等の充填材を満たしたパネルを連結した構造となっている。
【0003】
パネル同士の連結構造として、パネルの側端面に嵌合凹条を設け、その凹溝にシール材を取り付けた連結部材を嵌合するパネルの連結構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。このパネルの連結構造によれば、高い気水密性を有し、かつ、連結部材とシール材とを組み付けた後にパネル同士を連結できるという利便性が得られる。
【0004】
また、パネルの両側縁面に嵌合凹条を設け、この嵌合凹条に両側面に切込凹部を設けた連結部材を圧入するパネルの連結構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平11−350618号公報(特許請求の範囲、図1)
【特許文献2】特開2001−220879号公報(特許請求の範囲、図1、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前者すなわち特開平11−350618号公報に記載の技術においては、パネル同士の連結の際に連結部材が嵌合凹条からずれたり、外れてしまう虞があり、その施工に注意を払わなければならないという問題があった。また、後者すなわち特開2001−220879号公報に記載の技術においては、連結部材と嵌合凹条との連結は摩擦力によるものであるので、連結部材と嵌合凹条のいずれか一方が変形した場合に摩擦力が低下し、連結部材と嵌合凹条との連結が解かれ、パネル同士の連結が解かれてしまうという虞があった。
【0006】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたのもので、パネルと連結部材との連結を確実にしたパネルの連結構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、側端面に嵌合凹条を具備するパネル同士を、連結部材を介して連結するパネルの連結構造であって、 上記連結部材は、上記嵌合凹条に嵌合可能な連結基部の少なくとも一方の側端に、上記パネルの厚さ方向に弾性変形可能で、かつ、外方に突出する係合爪部を有する嵌合部を設け、 上記嵌合凹条は、上記係合爪部と係合可能な係合段部を設けてなる、ことを特徴とする。この場合、上記パネルの側端に嵌合凹条を有する枠材を設け、この嵌合凹条に上記連結部材を嵌合可能に形成する方が好ましい(請求項5)。
【0008】
このように構成することにより、嵌合凹条に連結部材の嵌合部を嵌合すると共に、嵌合部の係合爪部を嵌合凹条内の係合段部に係合させてパネル同士を連結することができる。
【0009】
また、この発明において、上記連結部材の嵌合部は、外方に向かって開口する切込凹部と、該切込凹部の開口端部から突出する係合爪部とを有する方が好ましい(請求項2)。
【0010】
このように構成することにより、連結部材の嵌合部に切込凹部を設けることによって、嵌合部を弾性変形することができる。
【0011】
また、この発明において、上記連結部材の嵌合部は、パネルの厚さ方向に膨隆する凸部と、該凸部におけるパネルの厚さ方向に対向する部位に突出する係合爪部とを有する方が好ましい(請求項3)。
【0012】
このように構成することにより、凸部に設けられた係合爪部を、パネルの嵌合凹条に設けられた係合段部に係合することができる。
【0013】
また、この発明において、上記連結部材の連結基部に、パネル同士間に介在されるパッキンを一体に形成してなる方が好ましい(請求項4)。
【0014】
このように構成することにより、パネル同士を、パッキンを一体に形成した連結部材によって連結することができると共に、パネル同士間の目地部をパッキンで塞ぐことができる。
【発明の効果】
【0015】
この発明によれば、上記のように構成されているので、次のような優れた効果が得られる。
【0016】
(1)請求項1記載の発明によれば、嵌合凹条に連結部材の嵌合部を嵌合すると共に、嵌合部の係合爪部を嵌合凹条内の係合段部に係合させてパネル同士を連結することができるので、パネルと連結部材との連結を確実にすることができる。
【0017】
(2)請求項2記載の発明によれば、連結部材の嵌合部に切込凹部を設けることによって、嵌合部を弾性変形することができるので、上記(1)に加えて、更に、パネルと連結部材との連結を容易に行うことができる。
【0018】
(3)請求項3記載の発明によれば、連結部材の嵌合部にパネルの厚さ方向に膨隆する凸部と、凸部におけるパネルの厚さ方向に対向する部位に突出する係合爪部を設けることによって、係合爪部をパネルの嵌合凹条に設けられた係合段部に係合することができるので、上記(1)に加えて、更に、パネルと連結部材との連結を容易に、かつ、確実に行うことができる。
【0019】
(4)請求項4記載の発明によれば、連結部材の連結基部に、パネル同士間に介在されるパッキンを一体に形成することで、パネル同士間の目地部をパッキンで塞ぐことができるので、上記(1)〜(3)に加えて、更に、連結作業を容易にすることができ、また、パネル同士の連結部の気水密性の向上を図ることができる。
【0020】
(5)請求項5記載の発明によれば、パネルの側端に嵌合凹条を有する枠材を設け、この嵌合凹条に連結部材を嵌合可能に形成することにより、嵌合凹条の劣化を防ぐことができるので、上記(1)〜(4)に加えて、更にパネルと連結部材との連結を確実にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に、この発明に係るパネルの連結構造の最良の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係るパネルの連結構造を枠材を有する断熱パネルに適用した場合について説明する。
【0022】
<第1実施形態>
図1は、この発明に係るパネルの連結構造の第1実施形態の使用状態を示す断面図、図2は、第1実施形態の連結部材を示す拡大斜視図、図3は、第1実施形態における目地材を示す拡大斜視図、図4は、第1実施形態のパネルの連結前の状態を示す分解断面図である。
【0023】
この発明に係るパネルの連結構造は、図1に示すように、一対の表面板11と、両表面板11の辺部間に装着される枠材20とを具備するパネル10同士を、枠材20に設けられた嵌合凹条21に嵌合される連結部材30を介して連結し、両パネル10間にパッキン40を介在してなる。
【0024】
上記パネル10は、図1に示すように、一対の表面板11の側辺部間に枠材20を介在し、両表面板11と枠材20とで形成された空間部内に例えば発泡ポリウレタン等の断熱材12が充填されている。なお、表面板11の端部は、パネル10の側端面に巻き込まれて枠材20の一部を覆っている。
【0025】
上記枠材20は、例えば耐熱性を有する塩化ビニル等の合成樹脂製部材にて形成されている。この枠材20は、図1及び図4に示すように、パネル中心部に外方が開口する嵌合凹条21を有し、嵌合凹条21に対してパネル10の表裏面側に一対の中空矩形部22を有している。この場合、嵌合凹条21は、開口部を拡開テーパ状に形成すると共に、嵌合凹条21の底部側の対向壁に上記連結部材30の後述する係合爪部35が係合可能な係合段部23が形成されている。なお、枠材20をアルミニウム合金製押出形材にて形成してもよい。
【0026】
上記連結部材30は、図1ないし図3に示すように、嵌合凹条21に嵌合可能な連結基部31と、この連結基部31の表面におけるパネル10と接触しない領域に設けられる狭隘開口状の係合溝32と、連結基部31の少なくとも一方の側端すなわち図1ないし3において右側の端部に設けられるパネル10の厚さ方向に弾性変形可能な嵌合部33とで形成されている。この場合、嵌合部33は、外方に向かって開口する切込凹部34と、この切込凹部34の開口端部から外方に突出する係合爪部35とを具備している。なお、連結部材30は、例えば、アルミニウム合金製の押出形材、あるいは、塩化ビニル,ABS、あるいはPP等の樹脂製の押出形材にて形成されている。
【0027】
上記のように形成される連結部材30は、枠材20の嵌合凹条21に連結部材30の嵌合部33を嵌合すると共に、切込凹部34に設けられた係合爪部35を嵌合凹条21内の係合段部23に係合可能に連結することで、パネル10と連結部材30との連結を確実にすることができる。したがって、パネル10同士の連結の際に連結部材30が嵌合凹条21からずれたり、外れてしまうのを防止することができる。
【0028】
一方、上記パッキン40は、図1及び図3に示すように、パネル連結時に表面板11と同一面上に位置する表面部41と、この表面部41の内面側に突設されて先端に上記係合溝32に係合可能な係合部43を有する目地脚部42と、目地脚部42の両側面の係合部43側位置に突出し、パネル10の連結時において、枠材20に接触可能なフィン部44と、目地脚部42の両側面の表面部41側位置に突出し、パネル10の連結時において、パネル10の表面板11の端部に接触可能な補助片45とを具備している。なお、パッキン40は、少なくとも表面部41,係合部43,フィン部44及び補助片45が柔軟性を有する部材、例えば熱可塑性エラストマにて形成されている。
【0029】
上記表面部41は、図3に示すように、内面側にV条を設けた表面基部41aと、表面基部41aより薄肉に形成されると共に、表面基部41aの端部から内面方向に向かって垂下する垂下片41bとで形成されている。また、フィン部44は、先端に向かって狭小テーパ状に形成されている。
【0030】
上記のように形成されるパッキン40は、パネル10の連結時にパッキン40の係合部43を連結部材30の係合溝32に係合させることで、パネル10の目地部に取り付けることができると共に、表面部41をパネル10の表面板11の表面と同一面上に位置すなわち面一の状態で目地部を塞ぐことができる。また、パッキン40の目地脚部42から突出するフィン部44及び補助片45がパネル10の側端面に接触することで、パネル10間の気密を更に確実にすることができる。なお、パッキン40を軟質に形成することで、表面部41、フィン部44及び補助片45を弾性変形させることができ、目地部の隙間に応じてパッキン40を変形させることができるので、パネル10間の気水密性を確保することができる。
【0031】
次に、パネル10の連結手順について説明する。まず、図5(a)に示すように、連結部材30の両係合溝32にパッキン40の係合部43を係合させて装着した状態で、連結部材30を、連結基部31の嵌合部33を有する側を一方のパネル10の嵌合凹条21に嵌挿し、係合爪部35が嵌合凹条21に形成された係合段部23よりパネル側内方に位置するように嵌挿してパネル10に連結する。このように連結部材30の係合爪部35を枠材20の係合段部23よりパネル側内方に位置させることにより、係合爪部35と係合段部23とが係合するので、連結部材30が嵌合凹条21からずれたり、外れてしまうのを防止することができる。次に、図5(b)に示すように、連結する両パネル10を近接させ、枠材20に設けられた嵌合凹条21と連結部材30の連結基部31の半体とを嵌合して両パネル10を連結する。この連結状態において、図5(c)に示すように、パッキン40の表面部41の両端の表面基部41a及び垂下片41bが弾性変形して両パネル10の側端面に接触すなわち密接されて、表面部41がパネル表面(具体的には、パネル表面又は裏面)と面一となる。また、この際、フィン部44及び補助片45が弾性変形してパネル10の側端面に密接する。これにより、両パネル10間の目地部の気密を確実にすることができる。
【0032】
なお、パネル10の連結手順は上記に説明した手順には限られず、例えば上記説明と同様にパネル10同士を連結部材30を介して連結した後に、パネル10の目地部にパッキン40を取り付ける手順でもよい。この場合、パッキン40を連結部材30の係合溝32に装着した後に、パッキン40の垂下片41b,補助片44及びフィン部45をドライバ等の工具を用いて目地部内方側に押し込むことによって、パッキン40の表面部41の両端の表面基部41a及び垂下片41bを両パネル10の側端面に接触すなわち密接させて、表面部41がパネル表面(具体的には、パネル表面又は裏面)と面一にすると共に、フィン部44及び補助片45をパネル10の側端面に密接させて、両パネル10間の目地部の気密を確実にすることができる。
【0033】
<第2実施形態>
図6は、この発明に係るパネルの連結構造の第2実施形態の使用状態を示す断面図、図7は、第2実施形態における連結部材を示す拡大断面図である。
【0034】
第2実施形態は、パネルの連結構造において連結部材30Aの連結基部31Aの両側に切込凹部34を設けると共に、切込凹部34の開口端から外方に突出する係合爪部35を設けて、一対の嵌合部33を形成した場合である。
【0035】
このように連結部材30Aを形成することにより、パネル10同士の連結状態において連結部材30Aの係合爪部35を両枠材20の係合段部23に係合することができるので、パネル10と連結部材30Aとの連結を確実にすることができる。
【0036】
なお、第2実施形態の連結部材30Aも第1実施形態の連結部材30と同様に、例えば、アルミニウム合金製の押出形材、あるいは、塩化ビニル,ABS、あるいはPP等の樹脂製の押出形材にて形成されている。
【0037】
第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0038】
<その他の実施形態>
上記第1及び第2実施形態では、連結部材30,30Aの連結基部31,31Aに切込凹部34を設けると共に、切込凹部34の開口端部に外方に突出する係合爪部35を設けた場合について説明したが、例えば、図8ないし図10に示すように、連結部材30Bの連結基部31Bの少なくとも一方の側端すなわち図8ないし図10において右側の端部に、パネル10の厚さ方向に膨隆する凸部36と、この凸部36におけるパネル10の厚さ方向に対向する部位に突出する係合爪部35Bとを有する嵌合部33Bを形成するようにしてもよい。
【0039】
このように連結部材30Bの嵌合部33Bを形成することにより、連結部材30Bの係合爪部35Bをパネル10の嵌合凹条21に設けられた係合段部22に係合することができるので、パネル10と連結部材30Bとを容易に、かつ、確実に連結することができる。
【0040】
また、上記第1及び第2実施形態では、連結部材30,30Aとパッキン40とを別体で形成する場合について説明したが、必ずしも別体で形成する必要はなく、例えば、図11に示すように、連結部材30Cの連結基部31Cに、パネル10同士間に介在されるパッキン40Cを一体に形成するようにしてもよい。
【0041】
この場合、連結部材30Cは、例えば、塩化ビニル,ABS、あるいはPP等の樹脂製の押出形材にて形成されており、パッキン40Cの少なくとも表面部41,係合部43,フィン部44及び補助片45は軟質に形成され、連結基部31C及び目地脚部42は硬質に形成されている。
【0042】
このように形成することにより、パネル10同士の連結部に強度を持たせてシールすることができる。
【0043】
なお、その他の実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0044】
上記のように、連結基部31Cとパッキン40Cとを一体に形成することにより、上記第1,第2実施形態のように、連結部材にパッキンを取り付ける必要がないので、連結作業を容易にすることができると共に、パネル10同士の連結部の気水密性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】この発明に係るパネルの連結構造の第1実施形態の使用状態を示す断面図である。
【図2】第1実施形態における連結部材を示す拡大斜視図である。
【図3】第1実施形態における目地材を示す拡大斜視図である。
【図4】この発明に係るパネルの連結構造の第1実施形態のパネルの連結前の状態を示す分解断面図である。
【図5】この発明に係るパネルの連結構造の第1実施形態のパネルの連結手順を示す概略図である。
【図6】この発明に係るパネルの連結構造の第2実施形態の使用状態を示す断面図である。
【図7】第2実施形態における連結部材を示す拡大断面図である。
【図8】この発明における連結部材の別の形態を示す拡大断面図である。
【図9】この発明における連結部材の更に別の形態を示す拡大断面図である。
【図10】この発明における連結部材の更に別の形態を示す拡大断面図である。
【図11】この発明に係るパネルの連結構造のその他の実施形態におけるパッキンを一体に形成した連結部材を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
【0046】
10 パネル
20 枠材
21 嵌合凹条
23 係合段部
30,30A 連結部材
31,31A 連結基部
33 嵌合部
34 切込凹部
35 係合爪部
40,40C パッキン
【特許請求の範囲】
【請求項1】
側端面に嵌合凹条を具備するパネル同士を、連結部材を介して連結するパネルの連結構造であって、
上記連結部材は、上記嵌合凹条に嵌合可能な連結基部の少なくとも一方の側端に、上記パネルの厚さ方向に弾性変形可能で、かつ、外方に突出する係合爪部を有する嵌合部を設け、
上記嵌合凹条は、上記係合爪部と係合可能な係合段部を設けてなる、ことを特徴とするパネルの連結構造。
【請求項2】
請求項1記載のパネルの連結構造において、
上記連結部材の嵌合部は、外方に向かって開口する切込凹部と、該切込凹部の開口端部から突出する係合爪部とを有する、ことを特徴とするパネルの連結構造。
【請求項3】
請求項1記載のパネルの連結構造において、
上記連結部材の嵌合部は、パネルの厚さ方向に膨隆する凸部と、該凸部におけるパネルの厚さ方向に対向する部位に突出する係合爪部とを有する、ことを特徴とするパネルの連結構造。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載のパネルの連結構造において、
上記連結部材の連結基部に、パネル同士間に介在されるパッキンを一体に形成してなる、ことを特徴とするパネルの連結構造。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかに記載のパネルの連結構造において、
上記パネルの側端に嵌合凹条を有する枠材を設け、この嵌合凹条に上記連結部材を嵌合可能に形成する、ことを特徴とするパネルの連結構造。
【請求項1】
側端面に嵌合凹条を具備するパネル同士を、連結部材を介して連結するパネルの連結構造であって、
上記連結部材は、上記嵌合凹条に嵌合可能な連結基部の少なくとも一方の側端に、上記パネルの厚さ方向に弾性変形可能で、かつ、外方に突出する係合爪部を有する嵌合部を設け、
上記嵌合凹条は、上記係合爪部と係合可能な係合段部を設けてなる、ことを特徴とするパネルの連結構造。
【請求項2】
請求項1記載のパネルの連結構造において、
上記連結部材の嵌合部は、外方に向かって開口する切込凹部と、該切込凹部の開口端部から突出する係合爪部とを有する、ことを特徴とするパネルの連結構造。
【請求項3】
請求項1記載のパネルの連結構造において、
上記連結部材の嵌合部は、パネルの厚さ方向に膨隆する凸部と、該凸部におけるパネルの厚さ方向に対向する部位に突出する係合爪部とを有する、ことを特徴とするパネルの連結構造。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載のパネルの連結構造において、
上記連結部材の連結基部に、パネル同士間に介在されるパッキンを一体に形成してなる、ことを特徴とするパネルの連結構造。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかに記載のパネルの連結構造において、
上記パネルの側端に嵌合凹条を有する枠材を設け、この嵌合凹条に上記連結部材を嵌合可能に形成する、ことを特徴とするパネルの連結構造。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2008−180009(P2008−180009A)
【公開日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−14749(P2007−14749)
【出願日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【出願人】(303013811)日軽パネルシステム株式会社 (47)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【出願人】(303013811)日軽パネルシステム株式会社 (47)
【Fターム(参考)】
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