説明

プログラム管理システム、プログラム管理システムの制御方法、制御プログラム、ならびに記憶媒体

【課題】 複数のユーザが利用する機器において、機器のセキュリティの保護を行いながら、お互いのユーザが所有するプログラムや資源を相互に利用できるようにしたプログラム管理システムを提供する。
【解決手段】 複数のユーザが利用する機器において、資源に対するユーザのアクセス許可情報と、ユーザが起動するプログラムの情報を保持し、ログインした各々のユーザの組み合わせとアクセス許可情報とに従ってアクセス権を決定し、起動するプログラムを決定してプログラムを起動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機やファクシミリ、複合機をはじめとする組み込み機器のプログラム管理システムに関し、より詳しくは、複数のユーザによるログインを受け付け、ログインしたユーザの組み合わせにより、機器が保有する資源に対するアクセス権を決定し、さらにプログラムを起動するプログラム管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
複写機やファクシミリ、複合機をはじめとする組み込み機器の多機能化、高性能化が進み、1台の装置を複数のユーザで共有する形態が発展している。従来は、部門毎やユーザ毎のコピー枚数の集計などの課金管理にユーザ情報が使われていたが、近年は、ユーザ毎に異なるアプリケーションプログラムの利用や、機器の保有する資源の保護など、実行環境の制御にもユーザ情報が使われている。さらに、このような機器では、他のユーザの所有するアプリケーションプログラムを利用したいという要求や、一時的に他のユーザのアクセス権で機器を利用したいという要求がある。
【0003】
1台の装置を複数のユーザで共有する技術として、特許文献1が開示されており、これはユーザ毎にメニューを用意しておき、ユーザ毎のメニューが選択されると、現在のログインユーザをログアウトし、ログイン画面を再度表示して、新たなユーザでログインした後、アプリケーションプログラムを起動するものである。
【0004】
また、ユーザのアクセス権を変更する技術として、特許文献2や特許文献3が開示されており、これは、あらかじめユーザ毎に設定可能なアクセス権を登録しておき、アプリケーションプログラムの利用場面により、登録されたアクセス権に変更するものである。
【特許文献1】特開平11−25040号公報
【特許文献2】特開平11−003264号公報
【特許文献3】特開平11−031019号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術では、他のユーザの所有するアプリケーションプログラムを利用したい場合、ログイン中のユーザを一度ログアウトした後に他のユーザでログインし直し、アプリケーションプログラムを起動する必要があった。また、もう一方の従来技術では、同一ユーザに限定されたアクセス権の変更しか行えず、他のユーザのアクセス権で機器を利用したいという要求に答えることができなかった。
【0006】
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のユーザが利用する機器において、お互いのユーザが所有するアプリケーションプログラムを利用できるようにしたプログラム管理システムを提供することである。さらには、機器のセキュリティの保護を行いながら、他のユーザに利用を許可できるようにしたプログラム管理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明にあっては、複数のユーザを登録し、任意のユーザがログインして共用する処理装置を備え、複数のユーザによる前記処理装置へのログインを受け付けるログイン手段と、前記処理装置が保有する資源に対するユーザのアクセス権の情報を格納するアクセス権情報格納手段と、各々のユーザが起動するプログラムの情報を格納するプログラム起動情報格納手段と、前記ログイン手段によってログインした各々のユーザの組み合わせと、前記アクセス権情報格納手段に格納されたアクセス権情報とに従って、前記処理装置が保有する資源に対するアクセス権を決定するアクセス権決定手段と、前記ログイン手段によってログインした各々のユーザの組み合わせと、前記プログラム起動情報格納手段に格納されたプログラム起動情報とに従って、前記処理装置でプログラムを起動するプログラム起動手段とを備え、複数のユーザによるログインを受け付けて、ログインしたユーザの組み合わせにより、前記処理装置が保有する資源に対するアクセス権を決定し、プログラムを起動すること特徴とする。
【0008】
また、請求項2に記載の発明にあっては、前記アクセス権情報格納手段に格納されるアクセス権は、各々のユーザのアクセス権であり、単一のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記アクセス権情報格納手段に登録されたユーザであるときに、前記アクセス権決定手段が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする。
【0009】
また、請求項3に記載の発明にあっては、前記アクセス権情報格納手段に格納されるアクセス権は、各々のユーザのアクセス権であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザのいずれかが前記アクセス権情報格納手段に登録されたユーザであるときに、前記アクセス権決定手段が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする。
【0010】
また、請求項4に記載の発明にあっては、前記アクセス権情報格納手段に格納されるアクセス権は、各々のユーザのアクセス権であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザのいずれもが前記アクセス権情報格納手段に登録されたユーザであるときに、前記アクセス権決定手段が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする。
【0011】
また、請求項5に記載の発明にあっては、前記アクセス権情報格納手段に格納されるアクセス権は、ユーザの組み合わせのアクセス権であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記アクセス権情報格納手段に登録されたユーザの組み合わせであるときに、前記アクセス権決定手段が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする。
【0012】
また、請求項6に記載の発明にあっては、前記アクセス権情報格納手段に格納されるアクセス権は、ユーザのレベルによるアクセス権であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記アクセス権情報格納手段に登録されたユーザのレベル以上であるときに、前記アクセス権決定手段が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする。
【0013】
また、請求項7に記載の発明にあっては、前記プログラム起動情報格納手段に格納されるプログラム起動情報は、各々のユーザのプログラム起動情報であり、単一のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記プログラム起動情報格納手段に登録されたユーザであるときに、前記プログラム起動手段が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする。
【0014】
また、請求項8に記載の発明にあっては、前記プログラム起動情報格納手段に格納されるプログラム起動情報は、各々のユーザのプログラム起動情報であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザのいずれかが前記プログラム起動情報格納手段に登録されたユーザであるときに、前記プログラム起動手段が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする。
【0015】
また、請求項9に記載の発明にあっては、前記プログラム起動情報格納手段に格納されるプログラム起動情報は、各々のユーザのプログラム起動情報であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザのいずれもが前記プログラム起動情報格納手段に登録されたユーザであるときに、前記プログラム起動手段が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする。
【0016】
また、請求項10に記載の発明にあっては、前記プログラム起動情報格納手段に格納されるプログラム起動情報は、ユーザの組み合わせのプログラム起動情報であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記プログラム起動情報格納手段に登録されたユーザの組み合わせであるときに、前記プログラム起動手段が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする。
【0017】
また、請求項11に記載の発明にあっては、前記プログラム起動情報格納手段に格納されるプログラム起動情報は、ユーザのレベルによるプログラム起動情報であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記プログラム起動情報格納手段に登録されたユーザのレベル以上であるときに、前記プログラム起動手段が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする。
【0018】
また、請求項12に記載の発明にあっては、前記アクセス権情報格納手段に格納される前記処理装置が保有する資源に対するユーザのアクセス権情報を、設定及び更新するアクセス権情報設定手段と、前記プログラム起動情報格納手段に格納される各々のユーザが起動するプログラム情報を、設定及び更新するプログラム起動情報設定手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明を適用したシステムによれば、複数のユーザを登録し、任意のユーザがログインして共用する処理装置を備え、複数のユーザによる前記処理装置へのログインを受け付けるログイン手段と、前記処理装置が保有する資源に対するユーザのアクセス権の情報を格納するアクセス権情報格納手段と、各々のユーザが起動するプログラムの情報を格納するプログラム起動情報格納手段と、前記ログイン手段によってログインした各々のユーザの組み合わせと、前記アクセス権情報格納手段に格納されたアクセス権情報とに従って、前記処理装置が保有する資源に対するアクセス権を決定するアクセス権決定手段と、前記ログイン手段によってログインした各々のユーザの組み合わせと、前記プログラム起動情報格納手段に格納されたプログラム起動情報とに従って、前記処理装置でプログラムを起動するプログラム起動手段とを備え、複数のユーザによるログインを受け付け、ログインしたユーザの組み合わせにより、前記処理装置が保有する資源に対するアクセス権を決定し、プログラムを起動するようにしたので、お互いのユーザが所有するアプリケーションプログラムが容易に利用可能になるとともに、セキュリティの保護を行いながら、他のユーザに利用を許可できるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
【実施例1】
【0021】
以下、添付図面を用いて、本発明に係る好適な実施例を詳細に説明する。
【0022】
本実施例では、本発明のプログラム管理システムを、印刷システムとして適用している。
【0023】
ここで、プログラム管理システム、印刷システムや印刷装置の動作・機能について既に広く知られている点に関しては、適宜、説明を省略する。
【0024】
図1は、本実施例における印刷システムの印刷装置の構成を示すブロック図である。印刷装置100は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能やファクシミリ通信機能等を備えた多機能印刷装置として構成される。さらには、予めインストールされたプログラムや、ユーザが必要としたときに、任意のプログラムを管理装置2からインストールして実行できるという機能を持つ複合機として構成される。
【0025】
印刷装置100は、主な構成要素として、印刷装置全体の制御を司るコントローラ部101、操作部106、表示部107、回線制御部108、スキャナ109、プリンタ110、外部記憶媒体111、LAN制御部112、ハンドセット113を備えている。
【0026】
コントローラ部101は、CPU102、ROM103、RAM104、タイマ105等を備える。CPUが実行する各種プログラムや、プログラムが必要とするデータ等は、予めROM103に記憶されている。また、一部のプログラムやデータは、外部記憶媒体111に予め格納しておき、RAM104に読み出して実行することも可能である。
【0027】
操作部106は、図6の例に示すように、コピー部数の入力等に使用するテンキー601を備えている。
【0028】
表示部107はLCDとタッチパネル602で構成され、タブボタンによるプログラム選択メニューが表示され、ユーザは、このタブボタンを選択することによって、プログラムを切り替えて使用することができる。このプログラム選択メニューは、図3の例に示すユーザ毎に設けられたプログラム起動情報に応じて表示される。プログラム選択メニューの下には、プログラムにより、図6の例に示すように、コピー部数を表示したり、処理の進行状況等、各種のメッセージを表示するのに用いられる。タッチパネルを押下することで操作部106の一部として機能させることもできる。
【0029】
回線制御部108は、電話回線を介しての通話やファクシミリ送受信を行うためのものであり、スキャナ109で読み取った画像をファクシミリ送信用のデータ形式に符号化したり、受信したデータを複合化する符号化/複合化器や、モデム、NCUを備え、公衆網3を介してファクシミリ装置4と通信する。
【0030】
スキャナ109は、コピーを行ったり、ファクシミリ送信を行ったりする場合に原稿を読み込むのに用いられる。
【0031】
プリンタ110は、コピー機能によって、スキャナ109で読み取った画像を印刷出力したり、ファクシミリの受信データを印刷出力したりするのに用いられる。
【0032】
外部記憶媒体111は、プログラムを格納したり、スキャナ109で読み取った画像を保存するのにも用いられる。
【0033】
LAN制御部112は、構内ネットワーク1を介して、他のファクシミリ装置と通信したり、管理装置2と通信するためのものである。
【0034】
ハンドセット113は、電話回線を介して通話を行うのに用いられる。
【0035】
本発明においては、ユーザが操作部106からログインを受け付け、認証が成功すると、図3に示すプログラム起動情報に従い、ユーザ毎に登録されたプログラムを起動する。さらに、複数のユーザによるログインを受け付けると、ログインしたユーザの組み合わせにより、印刷装置100が保有する資源に対するアクセス権を図2に示すアクセス権情報に従い決定し、プログラムを起動するように構成されていることを特徴とする。本実施例では、一度にログインできるユーザの数を2人として説明するが、本発明では、一度にログインできるユーザを制限するものではない。
【0036】
図2は、アクセス権情報の構成を示す図であり、図2(1)は、プログラムに対するアクセス権情報を示している。図の例では、プログラム「コピー」のアクセス許可ユーザが「admin」、「user-1」、「user-2」となっている。これらは、説明上「admin」は「システム管理者」、「user-n」は「一般ユーザ」である。また「機器メンテ」のアクセス許可ユーザが「service」となっている。これは、「サービスマン」である。さらに、「課金管理」のアクセス許可ユーザが「admin&service」となっている。これは、「システム管理者とサービスマンの組み合わせ」にのみアクセスが許可されることを表している。例えば、「コピー」は、「admin」、「user-1」、「user-2」の何れかでログインすればアクセス許可が与えられるが、「機器メンテ」は「service」によるログインのみアクセス許可が与えられ、「課金管理」は「システム管理者とサービスマンの組み合わせ」によるログインのみにしかアクセス許可が与えられないことを示している。
【0037】
図3は、プログラム起動情報の構成を示す図である。図の例では、ユーザ「admin」には起動プログラムとして「コピー」、「ファックス」、「メール」、同様に「user-1」には起動プログラムとして「コピー」、「ファックス」、「user-2」には起動プログラムとして「コピー」、「ファックス」、「カスタム」、そして「service」には起動プログラムとして「課金管理」、「機器メンテ」が与えられている。各々のユーザがログインしたときには、このプログラム管理情報に従い、ユーザ毎に登録されたプログラムを起動する。さらに、複数のユーザがログインしたときには、ログインしたユーザの組み合わせにより、図2(1)のアクセス権情報に従い決定し、プログラムを起動する。例えば、「admin」でログインすると、「コピー」、「ファックス」、「メール」が起動する。また「service」でログインすると、「機器メンテ」が起動する。「課金管理」を起動するためには、システム管理者である「admin」との組み合わせによるログインでしか起動されない。また、「user-1」が「user-2」の所有する「カスタム」プログラムを使いたい場合は、「user-1」と「user-2」を組み合わせてログインする。
【0038】
これらの、図2に示すアクセス権情報や、図3に示すプログラム起動情報は、ネットワークを介して接続された管理装置2から設定、変更が可能であるものとする。
【0039】
以上のような構成をもつ印刷システムの、本発明に関わる動作について、図4と図5のフローチャートを用いて、以下に説明する。これらは、印刷システムでのログイン処理と、それに伴うプログラム起動処理を説明するフローチャートである。
【0040】
先ず、印刷装置100では、図4のステップ4010で、図7のようなログイン画面を表示して、ユーザのログインを待機する。ユーザがログインすると、ステップ4020においてユーザ認証を行い、ステップ4030において認証が成功したか否かを判定し、認証が失敗した場合には、ステップ4010に戻りログインを待機する。認証に成功した場合には、ステップ4040において、図3に示したプログラム起動情報から、第1のユーザのプログラム起動情報を取得する。次に、ステップ4050において、第2のユーザのログインも行われたか否かを判定し、ログインが行われていれば、ステップ4060において、第2のユーザのプログラム起動情報を取得する。次に、ステップ4070において、第1のユーザと第2のユーザのプログラム起動情報をマージする。そして、ステップ4080において、取得したプログラム起動情報に従って、図5のフローチャートに示す処理で、プログラムを起動する。図5のステップ5010において、ステップ4040から4070で取得したプログラム起動情報から、起動すべきプログラムを1つ取り出す。次にステップ5020において、対象プログラムのアクセス権情報(図2(1))を参照し、「ユーザの組み合わせ」によるアクセス許可が必要であるか否かを判定する。例えば、本実施例では、「課金管理」プログラムが、ユーザの組み合わせ「admin&service」によるアクセス許可である。「ユーザの組み合わせ」によるアクセス許可が必要であると判定した場合、ステップ5030において、現在ログインしている「ユーザの組み合わせ」が、アクセス権情報に登録された「ユーザの組み合わせ」に合致するか否かを判定し、合致していれば、ステップ5040において、プログラムを起動する。合致していなければ、プログラムは起動せずステップ5050において、全てのプログラムを処理したか否かを判定し、まだ処理していないプログラムがあれば、ステップ5010から次のプログラムについて、処理を繰り返す。ユーザ「service」だけがログインしたときには、図8に示すように「機器メンテ」のプログラムだけが起動される。ユーザ「admin」と「service」の組み合わせでログインしたときには、図9に示すように「課金管理」のプログラムも起動される。
【0041】
ステップ5020において、「ユーザの組み合わせ」によるアクセス許可でないと判定した場合(アクセス許可ユーザが単独で指定されている場合)、ステップ5060において、現在ログインしているユーザの何れかにアクセス許可が与えられているかを判定し、アクセス許可が与えられていれば、もう一方のユーザにアクセス許可が与えられていなくとも、ステップ5040において、プログラムを起動する。例えば、本実施例では、「user-1」だけが単独でログインした場合には、「コピー」、「ファックス」だけが起動する(図10)。「user-1」と「user-2」の組み合わせでログインした場合、「コピー」、「ファックス」、そして、「user-1」には本来アクセス権のない「カスタム」が起動して(図11)、「user-1」からも利用可能となる。ステップ5060において、否と判定した場合、プログラムは起動せずステップ5050に進む。
【0042】
なお、本実施例では、プログラムに割り当てられたアクセス権(アクセス許可ユーザ)とログインユーザの組み合わせにより、アクセス可か否かを決定する構成としているが、プログラムに割り当てられたアクセス権(レベル)とログインユーザのレベルの組み合わせにより、ログインしたユーザのレベルが、登録されたプロプログラムのアクセス権(レベル)以上であるとき、アクセス可と決定する構成とすることもできる。
【0043】
以上説明したように、本発明を適用したシステムによれば、複数のユーザによるログインを受け付け、ログインしたユーザの組み合わせにより、プログラムを起動するようにしたので、お互いのユーザが所有するアプリケーションプログラムが容易に利用可能になるとともに、複数のユーザがログインしたときのみ起動するプログラムを設けたので、セキュリティの保護を行いつつ、他のユーザにプログラムの利用を許可できるという効果がある。
【実施例2】
【0044】
以下、添付図面を用いて、本発明に係る好適な第2の実施例を詳細に説明する。
【0045】
本第2の実施例である印刷システムのブロック図は、第1の実施例のそれと同じであるので、説明を割愛する。
【0046】
本第2の実施例では、第1の実施例とは異なり、現在ログインしているユーザの何れか一方でもアクセス許可が与えられていなければ、ユーザにその旨を警告し、ユーザの同意のもとに、プログラムを起動するように構成される。
【0047】
以上のような構成をもつ印刷システムの、本発明に関わる動作について、図12のフローチャートを用いて、以下に説明する。処理手順の大枠は、第1の実施例のそれと同じであるのでここでは、異なる部分についてのみ説明する。
【0048】
先ず、印刷装置100では、図4のステップ4010で、図7ようなログイン画面を表示して、ユーザのログインを待機する。ユーザがログインすると、ステップ4020においてユーザ認証を行い、ステップ4030において認証が成功したか否かを判定し、認証に成功した場合には、ステップ4040からの一連の処理でプログラム起動情報を取得し、ステップ4080において、取得したプログラム起動情報に従って、本実施例では図12のフローチャートに示す処理で、プログラムを起動する。図12のステップ12010において、ステップ4040から4070で取得したプログラム起動情報から、起動すべきプログラムを1つ取り出す。次にステップ12020において、対象プログラムのアクセス権情報(図2(1))を参照し、「ユーザの組み合わせ」によるアクセス許可が必要であるか否かを判定する。「ユーザの組み合わせ」によるアクセス許可が必要であると判定した場合、ステップ12030において、現在ログインしている「ユーザの組み合わせ」が、アクセス権情報に登録された「ユーザの組み合わせ」に合致するか否かを判定し、合致していれば、ステップ12040において、プログラムを起動する。合致していなければ、プログラムは起動せずステップ12050において、全てのプログラムを処理したか否かを判定し、まだ処理していないプログラムがあれば、ステップ12010から次のプログラムについて、処理を繰り返す。ステップ12020において、「ユーザの組み合わせ」によるアクセス許可でないと判定した場合(アクセス許可ユーザが単独で指定されている場合)、ステップ12060において、現在ログインしているユーザの両方にアクセス許可が与えられているかを判定し、アクセス許可が与えられていれば、ステップ12040において、プログラムを起動する。ステップ12060において、否と判定した場合(現在ログインしているユーザの何れか一方でもアクセス許可が与えられていない場合)、ステップ12070において、ユーザにその旨を警告し(図13)、ステップ12080でユーザの指示を受け、プログラムの起動が指示された場合にば、ステップ12040に進み、プログラムを起動する。プログラムの起動が指示されなかった場合は、プログラムは起動せずステップ12050に進む。
【0049】
以上説明したように、本発明を適用したシステムによれば、複数のユーザによるログインを受け付け、ログインしたユーザの組み合わせにより、プログラムを起動するようにしたので、お互いのユーザが所有するアプリケーションプログラムが容易に利用可能になるとともに、ユーザの何れかにアクセス権のないアプリケーションプログラムはそのまま起動せず、ユーザの支持を受けてから起動するようにしたので、不用意なアプリケーションの起動を防げるという効果がある。
【実施例3】
【0050】
以下、添付図面を用いて、本発明に係る好適な第3の実施例を詳細に説明する。
【0051】
本第3の実施例である印刷システムのブロック図は、第1の実施例のそれと同じであるので、説明を割愛する。
【0052】
本第3の実施例では、ログインしたユーザの組み合わせにより、印刷システムが保有する資源(ファイル)に対するアクセス権を決定するように構成される。
【0053】
図2は、アクセス権情報の構成を示す図であり、図2(2)は、ファイルに対するアクセス権情報を示している。図の例では、ファイル「file-a」のアクセス許可ユーザが「admin」、「user-1」、「user-2」となっている。これらは、説明上「admin」は「システム管理者」、「user-n」は「一般ユーザである」。また「file-e」のアクセス許可ユーザが「service」となっている。これは、「サービスマン」である。さらに、「file-d」のアクセス許可ユーザが「admin&service」となっている。これは、「システム管理者とサービスマンの組み合わせ」にのみアクセスが許可されることを表している。例えば、「file-a」は、「admin」、「user-1」、「user-2」の何れかでログインすればアクセス許可が与えられるが、「file-e」は「service」によるログインのみアクセス許可が与えられ、「file-d」は「システム管理者とサービスマンの組み合わせ」によるログインのみにしかアクセス許可が与えられないことを示している。
【0054】
以上のような構成をもつ印刷システムの、本発明に関わる動作について、図14のフローチャートを用いて、以下に説明する。処理手順の大枠は、第1の実施例のそれと同じであるのでここでは、異なる部分についてのみ説明する。
【0055】
印刷装置100において、印刷システムが保有する資源(ファイル)にアクセスするとき、対象ファイルのアクセス権情報(図2(2))を参照し、図14のフローチャートに示す処理で、ファイルのアクセス可否を決定する。ファイルのアクセスが要求されると、図14のステップ14010において、対象ファイルのアクセス権情報を取り出す。次にステップ14020において、対象ファイルの「ユーザの組み合わせ」によるアクセス許可が必要であるか否かを判定する。「ユーザの組み合わせ」によるアクセス許可が必要であると判定した場合、ステップ14030において、現在ログインしている「ユーザの組み合わせ」が、アクセス権情報に登録された「ユーザの組み合わせ」に合致するか否かを判定し、合致していれば、ステップ14040において、「ファイルのアクセスが可」と決定する。ステップ14030において、否と判定した場合、ステップ14050において、「ファイルのアクセスが不可」と決定する。ステップ14020において、「ユーザの組み合わせ」によるアクセス許可でないと判定した場合(アクセス許可ユーザが単独で指定されている場合)、ステップ14060において、現在ログインしているユーザの何れかにアクセス許可が与えられているかを判定し、アクセス許可が与えられていれば、ステップ14040において、「ファイルのアクセスが可」と決定する。ステップ14060において、否と判定した場合(現在ログインしているユーザの何れもアクセス許可が与えられていない場合)、ステップ14050において、「ファイルのアクセスが不可」と決定する。
【0056】
以上説明したように、本発明を適用したシステムによれば、複数のユーザによるログインを受け付け、ログインしたユーザの組み合わせにより、ファイルにアクセス権を決定するようにしたので、お互いのユーザが所有するファイルが容易に利用可能になるとともに、複数のユーザがログインしたときのみアクセス可とするファイルを設けたので、セキュリティの保護を行いつつ、他のユーザにファイルの利用を許可できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の実施例における印刷システムの印刷装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例におけるアクセス権情報の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例におけるプログラム起動情報の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例における動作手順を示したフローチャートである。
【図5】本発明の実施例における動作手順を示したフローチャートである。
【図6】本発明の実施例における処理動作を説明する画面表示の例である。
【図7】本発明の実施例における処理動作を説明する画面表示の例である。
【図8】本発明の実施例における処理動作を説明する画面表示の例である。
【図9】本発明の実施例における処理動作を説明する画面表示の例である。
【図10】本発明の実施例における処理動作を説明する画面表示の例である。
【図11】本発明の実施例における処理動作を説明する画面表示の例である。
【図12】本発明の実施例における動作手順を示したフローチャートである。
【図13】本発明の実施例における処理動作を説明する画面表示の例である。
【図14】本発明の実施例における動作手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0058】
1 ネットワーク
2 管理装置
3 回線網
4 ファクシミリ
100 印刷装置
101 コントローラ部
102 CPU
103 ROM
104 RAM
105 タイマ
106 操作部
107 表示部
108 回線制御部
109 スキャナ
110 プリンタ
111 外部記憶媒体
112 LAN制御部
113 ハンドセット
600 操作パネル
601 テンキー
602 LCDパネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザを登録し、任意のユーザがログインして共用する処理装置を備え、複数のユーザによる前記処理装置へのログインを受け付けるログイン手段と、前記処理装置が保有する資源に対するユーザのアクセス権の情報を格納するアクセス権情報格納手段と、各々のユーザが起動するプログラムの情報を格納するプログラム起動情報格納手段と、前記ログイン手段によってログインした各々のユーザの組み合わせと、前記アクセス権情報格納手段に格納されたアクセス権情報とに従って、前記処理装置が保有する資源に対するアクセス権を決定するアクセス権決定手段と、前記ログイン手段によってログインした各々のユーザの組み合わせと、前記プログラム起動情報格納手段に格納されたプログラム起動情報とに従って、前記処理装置でプログラムを起動するプログラム起動手段とを備えると共に、複数のユーザによるログインを受け付け、ログインしたユーザの組み合わせにより、前記処理装置が保有する資源に対するアクセス権を決定し、プログラムを起動すること特徴とするプログラム管理システム。
【請求項2】
前記アクセス権情報格納手段に格納されるアクセス権は、各々のユーザのアクセス権であり、単一のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記アクセス権情報格納手段に登録されたユーザであるときに、前記アクセス権決定手段が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする請求項1に記載のプログラム管理システム。
【請求項3】
前記アクセス権情報格納手段に格納されるアクセス権は、各々のユーザのアクセス権であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザのいずれかが前記アクセス権情報格納手段に登録されたユーザであるときに、前記アクセス権決定手段が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする請求項1に記載のプログラム管理システム。
【請求項4】
前記アクセス権情報格納手段に格納されるアクセス権は、各々のユーザのアクセス権であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザのいずれもが前記アクセス権情報格納手段に登録されたユーザであるときに、前記アクセス権決定手段が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする請求項1に記載のプログラム管理システム。
【請求項5】
前記アクセス権情報格納手段に格納されるアクセス権は、ユーザの組み合わせのアクセス権であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記アクセス権情報格納手段に登録されたユーザの組み合わせであるときに、前記アクセス権決定手段が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする請求項1に記載のプログラム管理システム。
【請求項6】
前記アクセス権情報格納手段に格納されるアクセス権は、ユーザのレベルによるアクセス権であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記アクセス権情報格納手段に登録されたユーザのレベル以上であるときに、前記アクセス権決定手段が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする請求項1に記載のプログラム管理システム。
【請求項7】
前記プログラム起動情報格納手段に格納されるプログラム起動情報は、各々のユーザのプログラム起動情報であり、単一のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記プログラム起動情報格納手段に登録されたユーザであるときに、前記プログラム起動手段が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする請求項1に記載のプログラム管理システム。
【請求項8】
前記プログラム起動情報格納手段に格納されるプログラム起動情報は、各々のユーザのプログラム起動情報であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザのいずれかが前記プログラム起動情報格納手段に登録されたユーザであるときに、前記プログラム起動手段が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする請求項1に記載のプログラム管理システム。
【請求項9】
前記プログラム起動情報格納手段に格納されるプログラム起動情報は、各々のユーザのプログラム起動情報であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザのいずれもが前記プログラム起動情報格納手段に登録されたユーザであるときに、前記プログラム起動手段が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする請求項1に記載のプログラム管理システム。
【請求項10】
前記プログラム起動情報格納手段に格納されるプログラム起動情報は、ユーザの組み合わせのプログラム起動情報であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記プログラム起動情報格納手段に登録されたユーザの組み合わせであるときに、前記プログラム起動手段が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする請求項1に記載のプログラム管理システム。
【請求項11】
前記プログラム起動情報格納手段に格納されるプログラム起動情報は、ユーザのレベルによるプログラム起動情報であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記プログラム起動情報格納手段に登録されたユーザのレベル以上であるときに、前記プログラム起動手段が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする請求項1に記載のプログラム管理システム。
【請求項12】
前記アクセス権情報格納手段に格納される前記処理装置が保有する資源に対するユーザのアクセス権情報を、設定及び更新するアクセス権情報設定手段と、前記プログラム起動情報格納手段に格納される各々のユーザが起動するプログラム情報を、設定及び更新するプログラム起動情報設定手段とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載のプログラム管理システム。
【請求項13】
複数のユーザを登録し、任意のユーザがログインして共用する処理装置を備え、複数のユーザによる前記処理装置へのログインを受け付けるログイン工程と、前記処理装置が保有する資源に対するユーザのアクセス権の情報を格納するアクセス権情報格納工程と、各々のユーザが起動するプログラムの情報を格納するプログラム起動情報格納工程と、前記ログイン工程によってログインした各々のユーザの組み合わせと、前記アクセス権情報格納工程で格納されたアクセス権情報とに従って、前記処理装置が保有する資源に対するアクセス権を決定するアクセス権決定工程と、前記ログイン工程によってログインした各々のユーザの組み合わせと、前記プログラム起動情報格納工程で格納されたプログラム起動情報とに従って、前記処理装置でプログラムを起動するプログラム起動工程とを備え、複数のユーザによるログインを受け付け、ログインしたユーザの組み合わせにより、前記処理装置が保有する資源に対するアクセス権を決定し、プログラムを起動すること特徴とするプログラム管理システムの制御方法。
【請求項14】
前記アクセス権情報格納工程で格納されるアクセス権は、各々のユーザのアクセス権であり、単一のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記アクセス権情報格納工程で登録されたユーザであるときに、前記アクセス権決定工程が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする請求項13に記載のプログラム管理システムの制御方法。
【請求項15】
前記アクセス権情報格納工程で格納されるアクセス権は、各々のユーザのアクセス権であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザのいずれかが前記アクセス権情報格納工程で登録されたユーザであるときに、前記アクセス権決定工程が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする請求項13に記載のプログラム管理システムの制御方法。
【請求項16】
前記アクセス権情報格納工程で格納されるアクセス権は、各々のユーザのアクセス権であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザのいずれもが前記アクセス権情報格納工程で登録されたユーザであるときに、前記アクセス権決定工程が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする請求項13に記載のプログラム管理システムの制御方法。
【請求項17】
前記アクセス権情報格納工程で格納されるアクセス権は、ユーザの組み合わせのアクセス権であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記アクセス権情報格納工程で登録されたユーザの組み合わせであるときに、前記アクセス権決定工程が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする請求項13に記載のプログラム管理システムの制御方法。
【請求項18】
前記アクセス権情報格納工程で格納されるアクセス権は、ユーザのレベルによるアクセス権であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記アクセス権情報格納工程で登録されたユーザのレベル以上であるときに、前記アクセス権決定工程が、前記処理装置が保有する資源に対してログインしたユーザによるアクセスが可であると判定することを特徴とする請求項13に記載のプログラム管理システムの制御方法。
【請求項19】
前記プログラム起動情報格納工程で格納されるプログラム起動情報は、各々のユーザのプログラム起動情報であり、単一のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記プログラム起動情報格納工程で登録されたユーザであるときに、前記プログラム起動工程が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする請求項13に記載のプログラム管理システムの制御方法。
【請求項20】
前記プログラム起動情報格納工程で格納されるプログラム起動情報は、各々のユーザのプログラム起動情報であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザのいずれかが前記プログラム起動情報格納工程で登録されたユーザであるときに、前記プログラム起動工程が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする請求項13に記載のプログラム管理システムの制御方法。
【請求項21】
前記プログラム起動情報格納工程で格納されるプログラム起動情報は、各々のユーザのプログラム起動情報であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザのいずれもが前記プログラム起動情報格納工程で登録されたユーザであるときに、前記プログラム起動工程が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする請求項13に記載のプログラム管理システムの制御方法。
【請求項22】
前記プログラム起動情報格納工程で格納されるプログラム起動情報は、ユーザの組み合わせのプログラム起動情報であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記プログラム起動情報格納工程で登録されたユーザの組み合わせであるときに、前記プログラム起動工程が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする請求項13に記載のプログラム管理システムの制御方法。
【請求項23】
前記プログラム起動情報格納工程で格納されるプログラム起動情報は、ユーザのレベルによるプログラム起動情報であり、複数のユーザがログインし、ログインしたユーザが前記プログラム起動情報格納工程で登録されたユーザのレベル以上であるときに、前記プログラム起動工程が、ログインしたユーザによるプログラムの起動が可であると判定して前記処理装置でプログラムを起動することを特徴とする請求項13に記載のプログラム管理システムの制御方法。
【請求項24】
前記アクセス権情報格納工程で格納される前記処理装置が保有する資源に対するユーザのアクセス権情報を、設定及び更新するアクセス権情報設定工程と、前記プログラム起動情報格納工程で格納される各々のユーザが起動するプログラム情報を、設定及び更新するプログラム起動情報設定工程とを備えたことを特徴とする請求項13から23に記載のプログラム管理システムの制御方法。
【請求項25】
請求項13〜請求項24のいずれかに記載のプログラム管理システムの制御方法をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
【請求項26】
請求項25に記載の制御プログラムをコンピュータで読取り可能な形で記憶した記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2010−108053(P2010−108053A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−276808(P2008−276808)
【出願日】平成20年10月28日(2008.10.28)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】