説明

プロテインキナーゼのインヒビターとして有用な組成物

本発明は、プロテインキナーゼのインヒビターとして有用な化合物またはその薬学的に受容可能な塩に関する。本発明はまた、有効量の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含む、組成物に関する。本発明はまた、種々の疾患、状態および障害の処置において有用な上記化合物を含む薬学的に受容可能な組成物およびその組成物を使用する方法を提供する。本発明はまた、c−Met、GSK3、JAK、SYK、KDR、FLT−3、c−Kit、Aurora、またはTAK−1キナーゼ活性を阻害する方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物:
【化1】

またはその薬学的に受容可能な塩であって、ここで:
Wは、CHまたはNであり;
環Bは、必要に応じて置換された5〜6員のヘテロアリール環であり、該環は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有し;
は、0〜3個の窒素を有する、必要に応じて置換された6員のアリール環であり;そして
環Aは、以下:
【化2】

から選択される必要に応じて置換された環である、化合物。
【請求項2】
式Iの化合物:
【化3】

またはその薬学的に受容可能な塩であって、ここで:
Wは、CHまたはNであって、ここで該Hは、必要に応じて(C〜C)−アルキルまたはNHで置き換えられ;
環Bは、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環、ヘテロアリール環、あるいは複素環式環であり、該環は、窒素、酸素または硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有し;
は:
必要に応じて置換された6〜10員のアリール環、または5〜10員のヘテロアリール環であって、該環は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、環、
6〜10員のアリール環または5〜10員のヘテロアリール環で置換された−(C〜C脂肪族)、あるいはC〜C脂環式環、または複素環式環であって、該環は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有し、各々の脂肪族および各環は、必要に応じて置換されている、脂肪族または環、あるいは、
必要に応じて置換されたC〜C脂環式、
であり;
環Aは、以下:
【化4】

より選択される必要に応じて置換された環であり、
各々のアリールまたはヘテロアリールは、必要に応じて1つ以上のR基で置換され、ここでRは、ハロゲン;−B(OH);−R;−OR;−SR;1,2−メチレンジオキシ;1,2−エチレンジオキシ;−CO(C1〜4脂肪族);必要に応じて置換された5〜6員の複素環式環;必要に応じてRで置換されたフェニル:必要に応じてRで置換された−O(フェニル);必要に応じてRで置換された−(CH1〜2(フェニル);必要に応じてRで置換された−CH=CH(フェニル);−NO;−CN;−NHR;−N(R;−NRC(O)R;−NRC(S)R;−NRC(O)N(R;−NRC(S)N(R;−NRCO;−NRNRC(O)R;−NRNRC(O)N(R;−NRNRCO;−C(O)C(O)R;−C(O)CHC(O)R;−CO;−C(O)R;−C(S)R;−C(O)N(R;−C(S)N(R;−OC(O)N(R;−OC(O)R;−C(O)N(OR)R;−C(NOR)R;−S(O);−S(O);−SON(R;−S(O)R;−NRSON(R;−NRSO;−N(OR)R;−C(=NH)−N(R;または−(CH0〜2NHC(O)R、であり;
の各々の独立した出現例は、水素、C1〜6脂肪族、5〜10員のヘテロアリール環または複素環式環、フェニル、−O(フェニル)、−CH(フェニル)、5員の複素環式環から選択され;
の各々の基は、必要に応じてJで置換され、ここで、Jは、アリール、フェニル、ヘテロアリール、NH、NH(C1〜4脂肪族)、N(C1〜4脂肪族)、NH(CH)フェニル、ハロゲン、−NHSO(C1〜4)脂肪族、−NHCO(C1〜4脂肪族)、C1〜4脂肪族、OH、O(C1〜4脂肪族)、NO、CN、COH、−CO(5〜6員の複素環式環)、5〜6員の複素環式環、−CO(C1〜4脂肪族)、−O(ハロC1〜4脂肪族)、またはハロ(C1〜4脂肪族)であるか、あるいは、
Jの各々の基は、必要に応じてJ’で置換され、J’は、NH、NH(C1〜4脂肪族)、N(C1〜4脂肪族)、NH(CH)フェニル、ハロゲン、−NHSO(C1〜4脂肪族)、−NHCO(C1〜4脂肪族)、C1〜4脂肪族、OH、O(C1〜4脂肪族)、NO、CN、COH、−CO(5〜6員の複素環式環)、5〜6員の複素環式環、−CO(C1〜4脂肪族)、−O(ハロC1〜4脂肪族)、またはハロ(C1〜4脂肪族)であり、J’基の各々は、必要に応じてC1〜4脂肪族、ハロゲンで置換され、該J’のC1〜4脂肪族基の各々は、非置換であり;
2つのRは、各々が結合している1個または複数の原子と一緒になって、5〜8員の複素環式環、アリール環、またはヘテロアリール環、あるいは3〜8員のシクロアルキル環を形成し、該環は、窒素、酸素または硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有し;
各々の脂肪族基、またはヘテロ脂肪族基、あるいは非芳香族の複素環式環は、必要に応じてR、=O、=S、=NNHR、=NN(R、=NNHC(O)R、=NNHCO(アルキル)、=NNHSO(アルキル)、または=NRで置換され、
各々のRは、水素または必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族から独立して選択され、ここで、該Rの脂肪族基上の必要に応じた置換基は、5〜6員の複素環式環、ヘテロアリール、アリール、NH、NHSO、NH(C1〜4脂肪族)、N(C1〜4脂肪族)、ハロゲン、C1〜4脂肪族、OH、O(C1〜4脂肪族)、CO(5〜6員の複素環式環)、NO、CN、COH、CO(C1〜4脂肪族)、O(ハロC1〜4脂肪族)、またはハロ(C1〜4脂肪族)から選択され、該RのC1〜4脂肪族基の各々は非置換であり;そして
非芳香族の複素環式環の各々の窒素は、必要に応じて、−(C1〜6脂肪族)、−R、−N(R、−C(O)R、−CO、−C(O)C(O)R、−C(O)CHC(O)R、−SO、−SON(R、−C(=S)N(R、−C(=NH)−N(R、または−NRSOで置換され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族、必要に応じて置換されたフェニル、必要に応じて置換された−(O)フェニル、必要に応じて置換された−CH(フェニル)、必要に応じて置換された−(CH1〜2(フェニル);必要に応じて置換された−CH=CH(フェニル);あるいは非置換の5〜6員のヘテロアリール環、または複素環式環であって、該環は、酸素、窒素または硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有し、ここで、Rの該脂肪族基または該フェニル環上の必要に応じた置換基は、NH、NH(C1〜4脂肪族)、N(C1〜4脂肪族)、ハロゲン、C1〜4脂肪族、OH、O(C1〜4脂肪族)、NO、CN、COH、CO(C1〜4脂肪族)、O(ハロC1〜4脂肪族)、またはハロ(C1〜4脂肪族)から選択され、該RのC1〜4脂肪族基の各々は、非置換であるか、あるいは、
2つのRは、各々が結合している1個または複数の原子と一緒になって、5〜8員のヘテロシクリル環、アリール環、またはヘテロアリール環、あるいは3〜8員のシクロアルキル環を形成し、該環は、窒素、酸素または硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、化合物。
【請求項3】
式Iの化合物:
【化5】

またはその薬学的に受容可能な塩であって、ここで:
Wは、CH、CNH、またはNであり;
環Bは、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環、ヘテロアリール環、または複素環式環であって、該環は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有し;
環Bは、必要に応じて1つ以上のオキソ、ハロゲン、−OH、−OR、−NHR、N(R、5〜6員の複素環式環、−COO(C1〜4脂肪族)、−B(OH)、−CO(5〜6員の複素環式環)、アリール、ヘテロアリール、およびRで置換され、
各々のRは、Hであるか、あるいは必要に応じてフェニル、NH、NH(C1〜4脂肪族)、NH(CH)フェニル、N(C1〜4脂肪族)、ヘテロアリール、−NHSO(C1〜4脂肪族)、ハロゲン、必要に応じて置換された−CO(5〜6員の複素環式環)、必要に応じて置換された5〜6員の複素環式環、COO脂肪族、およびOHで独立して置換されたC1〜6脂肪族であり;
は、0〜3個の窒素原子を有する必要に応じて置換された6員のアリール環またはヘテロアリール環、(C1〜4脂肪族)−アリール環、C〜C脂肪族であり、
は、1つ以上のハロゲンまたは−ORで必要に応じて置換され、ここで、各々のRは、C1〜4脂肪族であり;
環Aは、以下:
【化6】

【化7】

から選択される必要に応じて置換された環であり、
ここで、環Aは、必要に応じてオキソ、−OH、NH、または−CHで置換され;そして
各々のアリールまたはヘテロアリールは、必要に応じて1つ以上のハロゲン;−R;−OR;−SR;1,2−メチレンジオキシ;1,2−エチレンジオキシ;必要に応じてRで置換されたフェニル:必要に応じてRで置換された−O(フェニル);必要に応じてRで置換された−(CH1〜2(フェニル);必要に応じてRで置換された−CH=CH(フェニル);−NO;−CN;−N(R;−NRC(O)R;−NRC(S)R;−NRC(O)N(R;−NRC(S)N(R;−NRCO;−NRNRC(O)R;−NRNRC(O)N(R;−NRNRCO;−C(O)C(O)R;−C(O)CHC(O)R;−CO;−C(O)R;−C(S)R;−C(O)N(R;−C(S)N(R;−OC(O)N(R;−OC(O)R;−C(O)N(OR)R;−C(NOR)R;−S(O);−S(O);−SON(R;−S(O)R;−NRSON(R;−NRSO;−N(OR)R;−C(=NH)−N(R;または−(CH0〜2NHC(O)Rで置換され;
の各々の独立した出現例は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族、必要に応じて置換された5〜9員のヘテロアリール環または複素環式環、フェニル、−(O)フェニル、−CH(フェニル)、必要に応じて置換された−O(5〜6員の複素環式環)、または必要に応じて置換された−CH(5〜6員の複素環式環)から選択され;
の脂肪族基は、必要に応じてNH、NH(C1〜4脂肪族)、N(C1〜4脂肪族)、ハロゲン、C1〜4脂肪族、OH、O(C1〜4脂肪族)、NO、CN、COH、CO(C1〜4脂肪族)、O(ハロC1〜4脂肪族)、またはハロ(C1〜4脂肪族)で置換され、該RのC1〜4脂肪族基の各々は、非置換であるか、あるいは、
2つのRは、各々が結合している1個または複数の原子と一緒になって、5〜8員のヘテロシクリル環、アリール環、またはヘテロアリール環、あるいは3〜8員のシクロアルキル環を形成し、該環は、窒素、酸素または硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有し;
各々の脂肪族基、またはヘテロ脂肪族基、あるいは非芳香族の複素環式環は、必要に応じて、=O、=S、=NNHR、=NN(R、=NNHC(O)R、=NNHCO(アルキル)、=NNHSO(アルキル)、複素環式環、−OH、−CHOH、NHR、N(R、CO(複素環式環)、R、NHSOまたは=NRで置換され、
各々のR*は、水素または必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族から独立して選択され、該Rの脂肪族基上の必要に応じた置換基は、5〜6員の複素環式環、ヘテロアリール、アリール、NH、NHSO、NH(C1〜4脂肪族)、N(C1〜4脂肪族)、ハロゲン、C1〜4脂肪族、OH、O(C1〜4脂肪族)、CO(5〜6員の複素環式環)、NO、CN、COH、CO(C1〜4脂肪族)、O(ハロC1〜4脂肪族)、またはハロ(C1〜4脂肪族)から選択され、ここで該RのC1〜4脂肪族基の各々は、非置換であり;そして
非芳香族の複素環式環の各々の窒素は、必要に応じて−(C〜C脂肪族)、−R、−N(R、−C(O)R、−CO、−C(O)C(O)R、−C(O)CHC(O)R、−SO、−SON(R、−C(=S)N(R、−C(=NH)−N(R、または−NRSOで置換され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族、必要に応じて置換されたフェニル、必要に応じて置換された−(O)フェニル、必要に応じて置換された−CH(フェニル)、必要に応じて置換された−(CH1〜2(フェニル);必要に応じて置換された−CH=CH(フェニル);あるいは非置換の5〜6員のヘテロアリール環、または複素環式環であって、該環は、酸素、窒素または硫黄から独立して選択された1〜4個のヘテロ原子を有し、ここで、該Rの脂肪族基またはフェニル環上の必要に応じた置換基は、NH、NH(C1〜4脂肪族)、N(C1〜4脂肪族)、ハロゲン、C1〜4脂肪族、OH、O(C1〜4脂肪族)、NO、CN、COH、CO(C1〜4脂肪族)、O(ハロC1〜4脂肪族)、またはハロ(C1〜4脂肪族)から選択され、該RのC1〜4脂肪族基の各々は、非置換であるか、あるいは、
2つのRは、各々が結合している1個または複数の原子と一緒になって、5〜8員のヘテロシクリル環、アリール環、またはヘテロアリール環、あるいは3〜8員のシクロアルキル環を形成し、該環は、窒素、酸素または硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、化合物。
【請求項4】
式Iの化合物:
【化8】

またはその薬学的に受容可能な塩であって、ここで:
Wは、CH、CNH2、またはNであり;
環Bは、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環、ヘテロアリール環、または複素環式環であって、該環は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有し;
環Bは、必要に応じて1つ以上のオキソ、ハロゲン、−OH、−OR、−NHR、N(R、5〜6員の複素環式環、−COO(C1〜4脂肪族)、−B(OH)、−CO(5〜6員の複素環式環)、アリール、ヘテロアリール、およびRで置換され、
各々のRは、Hであるか、あるいは必要に応じてフェニル、NH、NH(CH)フェニル、NH(C1〜4脂肪族)、N(C1〜4脂肪族)、ヘテロアリール、COO脂肪族、−NHSO(C1〜4脂肪族)、ハロゲン、必要に応じて置換された−CO(5〜6員の複素環式環)、必要に応じて置換された5〜6員の複素環式環、およびOHで独立して置換されたC1〜6脂肪族であり;
は、0〜3個の窒素を有する必要に応じて置換された6員のアリール環またはヘテロアリール環であり、
は、必要に応じて1つ以上のハロゲンまたは−ORで置換されており、ここで、各々のRは、C1〜4脂肪族であり;
環Aは、以下:
【化9】

から選択される必要に応じて置換された環であり、
ここで、環Aは、必要に応じてオキソ、−OH、NH、または−CHで置換されており;そして
各々のアリールまたはヘテロアリールは、必要に応じて1つ以上のハロゲン;−R;−OR;−CN;−NO;−N(R;−NRC(O)R;−C(O)N(R;−S(O);または−NRSOで置換されており;
の各々の独立した出現例は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族、必要に応じて置換された6〜9員のヘテロアリール環または複素環式環、あるいは必要に応じて置換された−CH(5〜6員の複素環式環)から選択され;
の脂肪族基は、必要に応じてN(非置換のC1〜4脂肪族)で置換されており、
各々の脂肪族基、またはヘテロ脂肪族基、あるいは非芳香族の複素環式環は、必要に応じて、=O、複素環式環、NHR、N(R、NHSO、CO(複素環式環)、CHOH、OH、および−Rで置換されており、ここで、各々のRは、Hであるか、または必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族であり;
該Rの脂肪族基の必要に応じた置換基は、5〜6員の複素環式環およびアリールから選択され;そして
非芳香族の複素環式環の各々の窒素は、必要に応じて(C1〜6脂肪族)、−R、−C(O)Rで置換され;
は、水素、必要に応じて置換されたC1〜6脂肪族であり、ここで、該Rの脂肪族基上の必要に応じた置換基は、CNである、化合物。
【請求項5】
式Iの化合物:
【化10】

またはその薬学的に受容可能な塩であって、ここで:
Wは、CH、CNH、またはNであり;
環Bは、必要に応じて置換された5員または6員のアリール環、ヘテロアリール環、または複素環式環であって、該環は、窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を有し;
環Bは、必要に応じて1つ以上のオキソ;クロロ;ブロモ;フルオロ;−CHOH;−OH;−OCH;CH;−NHCH;−NHCHCH;−N(CH;−NH−CH−テトラヒドロフラニル、ピロリジニル;ピペリジニル;ピラゾリル;−COO(CH);−B(OH);フェニル;ベンジル;ピリジニル(pyrindinyl);ピリミジニル;イミダゾリル;H;シクロプロピル;シクロヘキシル;シクロヘキセニル;−CHCH;−CHN(CH;N(CHで置換されたプロピニル;エテニル;トリアゾリルで置換されたエテニル;−CHCH−トリアゾリル;NH(CH);NH(CH)フェニル;N(CH;必要に応じて−SO(CH)、−NHSO(CH)で置換されたイミダゾ−1,2−e−ピリジニル;必要に応じて置換された−CO(ピペラジニル)または−CO(ピロリジニル)、必要に応じて置換されたモルホリニル、またはトリアゾリル、あるいはOHで置換され;
は、0〜3個の窒素を有する必要に応じて置換された6員のアリール環またはヘテロアリール環であり、
は、必要に応じて1つ以上のハロゲン、または−ORで置換され、ここで各々のRは、C1〜4脂肪族であり;
環Aは、以下:
【化11】

から選択される必要に応じて置換された環であり、
環Aは、必要に応じてオキソ、−OH、NHまたは−CHで置換され;そして
各々のアリールまたはヘテロアリールは、必要に応じて1つ以上のフルオロ:クロロ;−R;−OR;−CN;NO;−N(CH;−NHCHCHN(CH、−NH、−NHC(O)CH;−C(O)NH;−C(O)N(CH、−S(O)CH;または−NHSOCHで置換され;
の各々の独立した出現例は、水素、CH、−CH(N(CH、必要に応じて置換されたピリジニル、ピペリジニル、ジアゼパニル、モルホリニル、必要に応じて置換された3,9−ジアザ−ビシクロ[4.2.1]ノナン、ピペラジニルまたはピロリジニル、あるいは必要に応じて置換された−CH(モルホリニル)、または−CH(ピペラジニル)から選択され;
各々の脂肪族基、またはヘテロ脂肪族基、あるいは非芳香族の複素環式環は、必要に応じて、=O、ピロリジニル、OH、NHベンジル、NH、および−CO(ピペラジニル)で置換され;そして
非芳香族複素環式環の各々の窒素は、必要に応じて−CH、−(CH、−H、−CHCH、−C(O)CHCN、−C(O)CHで置換される、化合物。
【請求項6】
請求項2に記載の化合物であって、環Bは、必要に応じて置換された5員のヘテロアリール環であり、該環は、1個の窒素、ならびに窒素、酸素、または硫黄から独立して選択される0〜2個のさらなるヘテロ原子を有する、化合物。
【請求項7】
請求項2に記載の化合物であって、環Bは、1〜3個の窒素を有する必要に応じて置換された6員のヘテロアリール環である、化合物。
【請求項8】
請求項7に記載の化合物であって、環Bは、必要に応じて置換されたピリド環である、化合物。
【請求項9】
請求項7に記載の化合物であって、環Bは、必要に応じて置換されたピリド環である、化合物。
【請求項10】
請求項7に記載の化合物であって、環Bは、必要に応じて置換されたピラジノ環である、化合物。
【請求項11】
請求項7に記載の化合物であって、環Bは、必要に応じて置換されたピリダゾ環である、化合物。
【請求項12】
請求項2に記載の化合物であって、環Bは、必要に応じて置換されたフェニル環である、化合物。
【請求項13】
請求項2に記載の化合物であって、Rは、必要に応じて置換されたフェニル環である、化合物。
【請求項14】
請求項2に記載の化合物であって、Rは、必要に応じて置換されたピリジル環またはピリミジニル環である、化合物。
【請求項15】
請求項2に記載の化合物であって、環Aは、必要に応じて置換された環であり、該環は、イソキサゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、またはテトラゾリルから選択される、化合物。
【請求項16】
請求項15に記載の化合物であって、環Aは、以下:
【化12】

から選択される、化合物。
【請求項17】
請求項16に記載の化合物であって、環Aは、以下:
【化13】

から選択される、化合物。
【請求項18】
請求項15に記載の化合物であって、環Aは:
【化14】

である、化合物。
【請求項19】
請求項2に記載の化合物であって、Wは、CHである、化合物。
【請求項20】
以下:
【化15】

【化16】

【化17】

からなる群より選択される、化合物。
【請求項21】
番号33〜155からなる群より選択される、化合物。
【請求項22】
有効量の請求項2に記載の化合物、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含む、組成物。
【請求項23】
請求項22に記載の組成物であって、前記化合物は、c−Met、GSK3、JAK、SYK、またはKDRプロテインキナーゼ活性を検出可能に阻害するのに十分な量におけるものである、組成物。
【請求項24】
治療剤をさらに含む、請求項22に記載の組成物であって、該治療剤は、化学療法剤または抗増殖剤、抗炎症剤、免疫調節剤または免疫抑制剤、神経栄養因子、心血管疾患を処置するための薬剤、破壊性骨障害(destructive bone disorder)を処置するための薬剤、肝臓疾患を処置するための薬剤、抗ウイルス剤、血液障害を処置するための薬剤、糖尿病を処置するための薬剤、免疫欠損性障害を処置するための薬剤から選択される、組成物。
【請求項25】
以下:
(a)患者;または
(b)生物学的サンプル;
においてc−Met、GSK3、JAK、SYK、KDR、FLT−3、c−Kit、Aurora、またはTAK−1キナーゼ活性を阻害する方法であって、該方法は、以下:
(a)請求項22に記載の組成物;または
(b)請求項2に記載の化合物;
を該患者に投与するか、またはそれを該生物学的サンプルと接触させる工程を包含する、方法。
【請求項26】
処置または重篤度の軽減を必要とする患者において、癌もしくは増殖性障害を処置するかまたは癌もしくは増殖性障害の重篤度を軽減する方法であって、以下:
(a)請求項22に記載の組成物;または
(b)請求項2に記載の化合物;
を該患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項27】
請求項26に記載の方法であって、該方法は、化学療法剤または抗増殖剤から選択されるさらなる治療剤を、前記患者に投与するさらなる工程を包含し、
ここで、該さらなる治療剤は、前記組成物とともに単一の投薬形態で投与されるか、または該組成物とは別個に複数の投薬形態の一部として投与される、方法。
【請求項28】
処置または重篤度の軽減を必要とする患者において、腎臓癌を処置するか、腎臓癌の重篤度を軽減する方法であって、請求項22に記載の組成物を該患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項29】
処置または重篤度の軽減を必要とする患者において、膠芽腫、胃癌、結腸癌、乳癌、前立腺癌、肝臓癌、膵臓癌または肺癌から選択される疾患または状態を処置するかまたは該疾患または状態の重篤度を軽減する方法であって、請求項22に記載の組成物を該患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項30】
請求項29に記載の方法であって、前記疾患または状態は、膠芽腫、乳癌、結腸癌、または肝臓癌である、方法。
【請求項31】
患者において腫瘍の転移を阻害する方法であって、請求項22に記載の組成物を該患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項32】
処置を必要とする患者においてぜん息を処置する方法であって、請求項22に記載の組成物を該患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項33】
アレルギー性障害、増殖性障害、自己免疫障害、組織移植に関連する状態、炎症性障害、免疫学的に媒介される障害、ウイルス性疾患、または破壊性骨障害から選択される疾患または状態を処置するか、該疾患または状態の重篤度を軽減する方法であって、以下:
請求項22に記載の組成物;または
請求項2に記載の化合物;
を患者に投与する工程を包含する、方法。
【請求項34】
請求項33に記載の方法であって、化学療法剤または抗増殖剤、アルツハイマー病の処置、パーキンソン病の処置、多発性硬化症(MS)を処置するための薬剤、ぜん息の処置、統合失調症を処置するための薬剤、抗炎症剤、免疫調節剤または免疫抑制剤、神経栄養因子、心血管疾患を処置するための薬剤、破壊性骨障害を処置するための薬剤、肝臓疾患を処置するための薬剤、血液障害を処置するための薬剤、免疫欠損性障害を処置するための薬剤から選択されるさらなる治療剤を前記患者に投与する工程をさらに包含し、ここで、
該さらなる治療剤は、該処置される疾患について適切であり;そして
該さらなる治療剤は、前記組成物とともに単一投薬形態で投与されるか、または該組成物とは別個に複数の投薬形態の一部として投与される、方法。
【請求項35】
請求項33に記載の方法であって、前記疾患または状態は癌である、方法。
【請求項36】
請求項35に記載の方法であって、前記癌は、胸部、子宮、子宮頚部、前立腺、精巣、尿路、食道、喉頭、膠芽腫、神経芽腫、胃、皮膚、角化棘細胞腫、肺、類表皮癌、大細胞癌、小細胞癌、肺腺癌、骨、結腸、肺腫、膵臓、腺癌、甲状腺、濾胞状癌、未分化の癌、乳頭状癌、精上皮腫、黒色腫、肉腫、膀胱癌、肝臓癌および胆汁通過障害、腎臓癌、骨髄障害、リンパ障害、ホジキン病、毛様細胞、口腔前庭および咽頭(経口)、唇、舌、口、咽頭、小腸、結腸直腸、大腸、直腸、脳および中枢神経系、ならびに白血病からなる群から選択される、方法。
【請求項37】
請求項33に記載の方法であって、前記疾患または状態は、自己免疫疾患、炎症性疾患、代謝性疾患、神経学的疾患および神経変性疾患、心血管疾患、アレルギー、ぜん息、糖尿病、アルツハイマー病、ハンチントン病、パーキンソン病、AIDS関連の痴呆、筋萎縮側索硬化(AML、ルー・ゲーリグ病)、多発性硬化症(MS)、統合失調症、心筋細胞肥大、再灌流/虚血、および禿頭症から選択される、方法。
【請求項38】
請求項33に記載の方法であって、前記疾患または状態は、癌、アルツハイマー病、再狭窄、新脈管形成、糸球体腎炎、サイメガロウイルス、HIV、ヘルペス、乾癬、アテローム性硬化症、脱毛症、および自己免疫疾患から選択される、方法。
【請求項39】
請求項33に記載の方法であって、前記疾患または状態は、高カルシウム血症、骨粗しょう症、変形性関節症、癌、骨転移、およびパジェット病から選択される、方法。
【請求項40】
請求項33に記載の方法であって、前記疾患または状態は、免疫応答、アレルギー性反応またはI型過敏性反応、およびぜん息、自己免疫疾患、移植拒絶、対宿主性移植片病、慢性関節リウマチ、筋萎縮性側索硬化、多発性硬化症、神経変性障害、家族性筋萎縮性側索硬化(FALS)、固形の悪性疾患および血液学的悪性疾患、白血病およびリンパ腫から選択される、方法。
【請求項41】
請求項33に記載の方法であって、前記疾患または状態は、造血性障害、急性骨髄性白血病(AML)、急性前骨髄性白血病(APL)、および急性リンパ性白血病(ALL)、から選択される、方法。
【請求項42】
請求項33に記載の方法であって、前記疾患または状態は、アレルギー性障害である、方法。
【請求項43】
請求項42に記載の方法であって、前記疾患または状態は、ぜん息である、方法。

【公表番号】特表2007−504252(P2007−504252A)
【公表日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−525520(P2006−525520)
【出願日】平成16年9月7日(2004.9.7)
【国際出願番号】PCT/US2004/029094
【国際公開番号】WO2005/028475
【国際公開日】平成17年3月31日(2005.3.31)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】