説明

プロテインキナーゼ阻害剤としての3,4−ジアリールピラゾール

本明細書中で定義するとおりの式(I)の3,4−ジアリールピラゾール、およびこれらの医薬的に許容される塩、これらの調製プロセスならびにこれらを含む医薬組成物を開示する;本発明の化合物は、癌のような無調節プロテインキナーゼ活性に関連した疾病の治療において、療法において、有用であり得る。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物:
【化1】

(式中、
mは、0から6の整数であり;
R1は、水素、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、シアノ、OH、OR8、NR9R10、NR21COR22、COOH、COOR11、CONR12R13、または、直鎖もしくは分岐(C−C)アルキル、(C−C)アルケニルもしくは(C−C)アルキニル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールから選択される任意に置換されている基であり、この場合、
R8およびR11は、それぞれ独立して、直鎖または分岐(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールから選択される、任意に置換されている基であり;
R9、R10、R12およびR13、同じまたは異なる、は、それぞれ独立して、水素もしくは、直鎖または分岐(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールから選択される任意に置換されている基であり、またはR9およびR10ならびにR12およびR13のいずれかは、これらが結合している窒素原子と一緒になって、S、O、NもしくはNHから選択される1個の追加のヘテロ原子もしくはヘテロ原子基を任意に含有する、任意に置換されているヘテロシクリルもしくはヘテロアリールを形成してもよく;
R21およびR22、同じまたは異なる、は、それぞれ独立して、水素もしくは、直鎖または分岐(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールから選択される任意に置換されている基であり、またはR21およびR22は、これらが結合している原子と一緒になって、S、O、NもしくはNHから選択される1個の追加のヘテロ原子もしくはヘテロ原子基を任意に含有する任意に置換されているヘテロシクリルを形成してもよく;
Xは、−CHまたはNであり;
R2は、水素、ハロゲン、NR14R15、SR23またはSOR23であり、この場合、
R14およびR15は、独立して、水素もしくは、直鎖または分岐(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールから選択される任意に置換されている基であり;またはR14およびR15は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、S、O、NもしくはNHから選択される1個の追加のヘテロ原子もしくはヘテロ原子基を任意に含有する任意に置換されている3から7員ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールを形成してもよく;またはR14は水素であり、およびR15はCOR16であり;
R16は、OR17、NR18R19または、直鎖もしくは分岐(C−C)アルキル、(C−C)アルケニルもしくは(C−C)アルキニル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールから選択される任意に置換されている基であり、この場合、
R17は、直鎖または分岐(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールから選択される、任意に置換されている基であり;
R18およびR19は、それぞれ独立して、直鎖または分岐(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールから選択される、任意に置換されている基であり、またはR18およびR19は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、S、O、NもしくはNHから選択される1個の追加のヘテロ原子もしくはヘテロ原子基を任意に含有する、任意に置換されている3から8員ヘテロシクリルもしくはヘテロアリールを形成してもよく;
R23は、直鎖または分岐(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールから選択される、任意に置換されている基であり;
R3、R4、R5およびR6は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、シアノ、OR20または、直鎖または分岐(C−C)アルキル、および(C−C)シクロアルキルから選択される任意に置換されている基であり、この場合、
R20は、直鎖または分岐(C−C)アルキルおよび(C−C)シクロアルキルから選択される、任意に置換されている基であり;
Aは、−CON(Y)、−CON(Y)O−、−CON(Y)N(Y)−、−CON(Y)SO−、−SON(Y)−、−SON(Y)O−、−SON(Y)N(Y)−、−SON(Y)CO−、−SON(Y)CON(Y)−、−SON(Y)SO−、−N(Y)CO−、−N(Y)SO−、−N(Y)CON(Y)−、−N(Y)CSN(Y)−、−N(Y)CON(Y)N(Y)−、−N(Y)COO−、−N(Y)CON(Y)SO−、−N(Y)SON(Y)−、−C(R’R’’)CON(Y)−、−C(R’R’’)CSN(Y)−、−C(R’R’’)CON(Y)O−、−C(R’R’’)CON(Y)N(Y)−、−C(R’R’’)CON(Y)SO−、−C(R’R’’)SON(Y)−、−C(R’R’’)SON(Y)O−、−C(R’R’’)SON(Y)N(Y)−、−C(R’R’’)SON(Y)CO−、−C(R’R’’)SON(Y)SO−、−C(R’R’’)N(Y)CO、−C(R’R’’)N(Y)SO−、−C(R’R’’)N(Y)CON(Y)−、−C(R’R’’)N(Y)CSN(Y)−、− C(R’R’’)N(Y)COO−、−C(R’R’’)N(Y)SON(Y)−または−N(Y)C(R’R’’)−であり、この場合、
Yは、水素または、任意に置換されている直鎖もしくは分岐(C−C)アルキルであり;ならびに
R’およびR’’は、独立して、水素もしくは、任意にさらに置換されている直鎖もしくは分岐(C−C)アルキルであり、またはR’およびR’’は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、任意に置換されている(C−C)シクロアルキルを形成してもよく;
R7は、水素または、直鎖もしくは分岐(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、もしくは(C−C)シクロアルキル、(C−C)アルキニル、(C−C)シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールから選択される任意に置換されている基である。)
およびこの医薬的に許容される塩。
【請求項2】
mが、0から2の整数である、請求項1に定義される式(I)の化合物。
【請求項3】
Aが、−CON(Y)、−CON(Y)O−、−CON(Y)N(Y)−、−CON(Y)SO−、−SON(Y)−、−N(Y)CO−、−N(Y)SO−、−N(Y)CON(Y)−、−N(Y)CSN(Y)−、−N(Y)COO−、−C(R’’R’’’)CON(Y)−、−C(R’’R’’’)N(Y)CO、−C(R’’R’’’)N(Y)CON(Y)−であり、
この場合のY、R’’およびR’’’が、請求項1において定義したとおりである、
請求項1または2に定義される式(I)の化合物。
【請求項4】
R1が、水素、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、ハロゲン、シアノ、OH、OR8、NR9R10、CONR12R13、または、直鎖もしくは分岐(C−C)アルキル、(C−C)アルケニルもしくは(C−C)アルキニル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールから選択される任意に置換されている基であり、
この場合のR8、R9、R10、R12およびR13が、請求項1において定義したとおりである、
請求項1から3に定義される式(I)の化合物。
【請求項5】
R1が、水素、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、ハロゲンおよびシアノである、請求項1から4に定義される式(I)の化合物。
【請求項6】
R2が、水素またはNR14R15であり、この場合、
R14およびR15が、独立して、水素または、直鎖または分岐(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールから選択される任意に置換されている基である、
請求項1から3に定義される式(I)の化合物。
【請求項7】
R3、R4、R5およびR6が、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、トリクロロメチルまたはシアノである、
請求項1から3に定義される式(I)の化合物。
【請求項8】
R7が、直鎖または分岐(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールから選択される、任意に置換されている基である、
請求項1から3に定義される式(I)の化合物。
【請求項9】
−[3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
2,5−ジフルオロ−N−[3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−ベンゼンスルホンアミド、
N−(4−クロロ−フェニル)−3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−ベンズアミド、
N−(4−t−ブチル−フェニル)−3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−ベンズアミド、
1−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−3−{3−[1−(2−フルオロ−エチル)−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル]−フェニル}−尿素、
フラン−2−スルホン酸[3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−アミド、
チオフェン−3−スルホン酸[3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−アミド、
1−[3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−3−p−トリル−尿素、
1−(4−クロロ−フェニル)−3−[3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−尿素、
1−[3−(1−エチル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
1−[3−(1−シアノメチル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
1−{3−[4−(2−アミノ−ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−フェニル}−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
1−{3−[1−(2−フルオロ−エチル)−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル]−フェニル}−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
1−{3−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル]−フェニル}−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
1−[3−(1−ピペリジン−4−イル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
N−[3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アセトアミド、
N−[4−(3−{3−[3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリジン−2−イル]−アセトアミド、
N−[2,4−ジフルオロ−3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
チオフェン−3−スルホン酸[2,4−ジフルオロ−3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−アミド、
フラン−2−スルホン酸[2,4−ジフルオロ−3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−アミド、
プロパン−1−スルホン酸[2,4−ジフルオロ−3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−アミド、
1−(4−t−ブチル−フェニル)−3−[3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−尿素、
1−[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−3−[3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−尿素、
1−[2−フルオロ(ffluoro)−5−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
1−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−3−[3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−尿素、
シクロプロパンスルホン酸[2,4−ジフルオロ−3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−アミド、
2,2,2−トリフルオロ−エタンスルホン酸[2,4−ジフルオロ−3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−アミド、
N−[2,4−ジフルオロ−3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−C,C,C−トリフルオロ−メタンスルホンアミド、
シクロヘキサンスルホン酸[2,4−ジフルオロ−3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−アミド、
1−[3−(4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
1−{3−[4−(2−アミノ−ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−フェニル}−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
N−[4−(3−{3−[3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリミジン−2−イル]−アセトアミド、
2,5−ジフルオロ−N−[3−(4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−ベンゼンスルホンアミド、
N−{3−[4−(2−アミノ−ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−フェニル}−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−(4−{3−[3−(2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−フェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}−ピリミジン−2−イル)−アセトアミド、
N−[2,4−ジフルオロ−3−(4−ピリミジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−{3−[4−(2−アミノ−ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−(4−{3−[3−(2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−2,6−ジフルオロ−フェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}−ピリミジン−2−イル)−アセトアミド、
N−[4−(3−{3−[3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリジン−2−イル]−プロピオンアミド、
N−[4−(3−{3−[3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリジン−2−イル]−イソブチルアミド、
シクロペンタンカルボン酸[4−(3−{3−[3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリジン−2−イル]−アミド、
2−[3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−N−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アセトアミド、
4−ヒドロキシ−N−[4−(3−{3−[3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−1H−ピラゾール−4−イル)−ピリジン−2−イル]−ブチルアミド、
N−(4−{3−[3−(2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−フェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}−ピリジン−2−イル)−アセトアミド、
N−(4−{3−[3−(2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホニルアミノ)−2,6−ジフルオロ−フェニル]−1H−ピラゾール−4−イル}−ピリジン−2−イル)−アセトアミド、
3−(4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−N−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ベンズアミド、
4−ピリジン−4−イル−3−{3−[3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ピラゾール−1−カルボン酸エチルエステル、
1−[3−(1−メチル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−3−(4−トリフルオロメチル(trifuoromethyl)−フェニル)−尿素、
1−[3−(1−ブチル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−3−(4−トリフルオロメチル(trifuoromethyl)−フェニル)−尿素、
1−[3−(1−イソブチル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−3−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−尿素、
N−[3−(1−エチル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−2,4−ジフルオロ−フェニル]−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[2,4−ジフルオロ−3−(1−メチル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−{2,4−ジフルオロ−3−[4−(2−メチルアミノ−ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−フェニル}−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−{3−[4−(2−エチルアミノ−ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−{3−[4−(2−エチルアミノ−ピリミジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−フェニル}−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[2,4−ジフルオロ−3−(1−イソブチル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−フェニル]−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[3−(1−エチル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−2,4−ジフルオロ−フェニル]−2−フルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[3−(1−エチル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−2,4−ジフルオロ−フェニル]−3−フルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[3−(1−エチル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−4−フルオロ−フェニル]−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−[3−(1−エチル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−フルオロ−フェニル]−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−{3−[4−(2−アミノ−ピリミジン−4−イル)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−{2,4−ジフルオロ−3−[1−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル]−フェニル}−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−{2,4−ジフルオロ−3−[1−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル]−フェニル}−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−(2,4−ジフルオロ−3−{1−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル}−フェニル)−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−{3−[1−(2−ジメチルアミノ−エチル)−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド、
(2,5−ジフルオロ−ベンジル)−[3−(1−エチル−4−ピリジン−4−イル−1H−ピラゾール−3−イル)−2,4−ジフルオロ−フェニル]−アミン、
4−{3−[3−(2,5−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−2,6−ジフルオロ−フェニル]−1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル}−ピリジンおよび
N−{3−[4−(2−アミノ−ピリジン−4−イル)−1−エチル−1H−ピラゾール−3−イル]−2,4−ジフルオロ−フェニル}−2,5−ジフルオロ−ベンゼンスルホンアミド
からなる群より選択される、請求項1から8に定義される式(I)の化合物またはこの医薬的に許容される塩。
【請求項10】
調節解除されたプロテインキナーゼに起因するおよび/または関連した疾病を治療するための方法であって、有効量の請求項1に定義される式(I)の化合物を、治療の必要がある哺乳動物に投与することを含む、方法。
【請求項11】
調節解除されたRafファミリーキナーゼ活性に起因するおよび/または関連した疾病を治療するための、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
疾病が、癌および細胞増殖性疾患からなる群より選択される、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
癌が、膀胱、乳房、結腸、腎臓、肝臓、肺(小細胞肺癌を含む。)、食道、胆嚢、卵巣、膵臓、胃、子宮頚、甲状腺、前立腺および皮膚(扁平上皮癌腫を含む。)などの癌腫;白血病、急性リンパ性(lymphocitic)白血病、急性リンパ芽球性白血病、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、ヘアリー細胞白血病およびバーキットリンパ腫を含むリンパ球系列の造血性腫瘍;急性および慢性骨髄性白血病、骨髄形成異常症候群および前骨髄球性白血病を含む骨髄球系列の造血性腫瘍;線維肉腫および横紋筋肉腫を含む間葉起源の腫瘍;星状細胞腫、神経芽細胞腫、神経膠腫およびシュワン鞘腫を含む中枢および末梢神経系の腫瘍;黒色腫、精上皮腫、奇形癌、骨肉腫、色素性乾皮症、ケラトキサントーマ(keratoxanthoma)、甲状腺濾胞癌およびカポジ肉腫を含む他の腫瘍からなる群より選択される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
細胞増殖性疾患が、良性前立腺肥大症、家族性多内分泌腫、神経線維腫症、乾癬、アテローム性動脈硬化症に関連した血管平滑筋細胞増殖、肺線維症、関節炎、腎炎ならびに手術後の狭窄および再狭窄からなる群より選択される、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
治療の必要がある哺乳動物を少なくとも1つの細胞増殖抑制または細胞傷害剤と併用での放射線療法または化学療法レジメンに付すことをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
治療の必要がある哺乳動物が、ヒトである、請求項10に記載の方法。
【請求項17】
RAFファミリー活性を阻害するためのインビトロ法であって、有効量の請求項1に定義される化合物と前記受容体を接触させることを含む方法。
【請求項18】
腫瘍血管新生および転移阻害をもたらす、請求項10に記載の方法。
【請求項19】
治療有効量の請求項1に定義される式(I)の化合物またはこの医薬的に許容される塩および少なくとも1つの医薬的に許容される賦形剤、担体および/または希釈剤を含む医薬組成物。
【請求項20】
1つ以上の化学療法薬をさらに含む、請求項19に記載の医薬組成物。
【請求項21】
抗癌療法において同時に、別々にまたは逐次的に使用するための併用製剤として、請求項1に定義される式(I)の化合物もしくはこの医薬的に許容される塩または請求項19に記載の医薬組成物および1つ以上の化学療法薬を含む、製品またはキット。
【請求項22】
医薬品として使用するための、請求項1に定義される式(I)の化合物またはこの医薬的に許容される塩。
【請求項23】
癌を治療するための方法において使用するための、請求項1に定義される式(I)の化合物またはこの医薬的に許容される塩。
【請求項24】
抗癌活性を有する医薬品の製造における、請求項1に定義される式(I)の化合物またはこの医薬的に許容される塩の使用。

【公表番号】特表2011−528698(P2011−528698A)
【公表日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−519176(P2011−519176)
【出願日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際出願番号】PCT/EP2009/059506
【国際公開番号】WO2010/010154
【国際公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【出願人】(307012403)ネルビアーノ・メデイカル・サイエンシーズ・エツセ・エルレ・エルレ (55)
【Fターム(参考)】