説明

メラノコルチン受容体の調節因子としての置換チアゾール及びピリミジン誘導体

本発明により、式 (I) の置換ヘテロアリール誘導体、その調製方法、式 (I) の化合物を含む医薬組成物、及びヒト又は動物の障害の治療における使用法が提供される。本発明の化合物は、メラノコルチン受容体に対するAgRPの作用の阻害剤として有用であると考えられ、メラノコルチン受容体の調節に対する反応性がある可能性のある疾患の管理、治療、制御又は補助治療にとって有効であると考えられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式 I において、
【化1】

mは0、1又は2であり、
Aが、
【化2】

からなる群から選択され、
R1が、
a) -L-D1-G1
b) -L-D1-アルキル
c) -L-D1-アリール
d) -L-D1-ヘテロアリール
e) -L-D1-シクロアルキル
f) -L-D1-ヘテロシクリル
g) -L-D1-アリーレン-アルキル
h) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
i) -L-D1-アルキレン-アリール
j) -L-D1-アルキレン-G1
k) -L-D1-ヘテロアリーレン-G1
l) -L-D1-シクロアルキレン-G1
m) -L-D1-ヘテロシクリレン-G1、及び
n)
【化3】

からなる群から選択され、
R2が、
a) -L-D1-G1
b) -L-D1-アルキル
c) -L-D1-アリール
d) -L-D1-ヘテロアリール
e) -L-D1-シクロアルキル
f) -L-D1-ヘテロシクリル
g) -L-D1-アリーレン-アルキル
h) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
i) -L-D1-アルキレン-アリール
j) -L-D1-アルキレン-G1
k) -L-D1-ヘテロアリーレン-G1
l) -L-D1-シクロアルキレン-G1
m) -L-D1-ヘテロシクリレン-G1
n)
【化4】

o) -L-D1-アリーレン-G1
p) -L-D1-アリーレン-アルキレン-G1
q) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキレン-G1、及び
r) -L-D1-アルキレン-アリーレン-G1
からなる群から選択され、
R3が、
a) -アルキル
b) -L-D1-H
c) -L-D1-アルキル
d) -L-D1-アリール
e) -L-D1-ヘテロアリール
f) -L-D1-アルキレン-ヘテロアリール
g) -L-D1-シクロアルキル
h) -L-D1-ヘテロシクリル
i) -L-D1-アリーレン-アルキル
j) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリール、及び
l) -L-D1-アリーレン-アリール
からなる群から選択され、
R4が、
a) -水素
b) -アルキル
c) -L-D1-H
d) -L-D1-アルキル
e) -L-D1-アリール
f) -L-D1-ヘテロアリール
g) -L-D1-アルキレン-ヘテロアリール
h) -L-D1-シクロアルキル
i) -L-D1-ヘテロシクリル
j) -L-D1-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
l) -L-D1-アルキレン-アリール、及び
m) -L-D1-アリーレン-アリール
からなる群から選択され、
R5は、-シクロアルキル、-ヘテロアリール、又はアルキレン-ヘテロアリールであり、
R6及びR7が、
a) -水素
b) -ハロ
c) -アルキル
d) -L-D1-H
e) -L-D1-アルキル
f) -L-D1-アリール
g) -L-D1-ヘテロアリール
h) -L-D1-シクロアルキル
i) -L-D1-ヘテロシクリル
j) -L-D1-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
l) -L-D1-アルキレン-アリール
m) -L-D1-アリーレン-アリール
n) -L-D2-(アリール)2、及び
o) -L-D2-(アリーレン-アルキル)2
からなる群からそれぞれ独立的に選択され、
ここで 少なくともR6及びR7の一方は水素ではなく、又は、
R6とR7は共に、縮合炭素環、縮合芳香環、縮合芳香族複素環、縮合シクロアルキルアリール環、縮合アリールシクロアルキル環、縮合ヘテロシクリルアリール環、縮合アリールヘテロシクリル環、縮合シクロアルキルヘテロアリール環、縮合ヘテロアリールシクロアルキル環、縮合ヘテロシクリルヘテロアリール環、又は縮合ヘテロアリールヘテロシクリル環の一部を形成してもよく、ここで環は、
a) -ハロ
b) -ニトロ
c) -L-D1-G1
d) -L-D1-アルキル
e) -L-D1-アリール
f) -L-D1-ヘテロアリール
g) -L-D1-シクロアルキル
h) -L-D1-ヘテロシクリル
i) -L-D1-アリーレン-アルキル
j) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリール
l) -L-D1-アルキレン-G1
m) -L-D1-ヘテロアリーレン-G1
n) -L-D1-シクロアルキレン-G1
o) -L-D1-ヘテロシクリレン-G1、及び
p)
【化5】

の群により1〜8回任意に置換され、
Wは、S、又は、
【化6】

であり、
ここで、R20は、
a) -水素
b) -ハロ
c) -アルキル
d) -L-D1-H
e) -L-D1-アルキル
f) -L-D1-アリール
g) -L-D1-ヘテロアリール
h) -L-D1-シクロアルキル
i) -L-D1-ヘテロシクリル
j) -L-D1-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
l) -L-D1-アルキレン-アリール
m) -L-D1-アリーレン-アリール
n) -L-D2-(アリール)2、又は
o) -L-D2-(アリーレン-アルキル)2
であり、
Kは、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、縮合シクロアルキルアリール、アリールシクロアルキル、縮合ヘテロシクリルアリール、縮合アリールヘテロシクリル、縮合シクロアルキルヘテロアリール、縮合ヘテロアリールシクロアルキル、縮合ヘテロシクリルヘテロアリール、又は縮合ヘテロアリールヘテロシクリルであり、Kはハロ、ニトロ、及びR2からなる群から選択される基で1〜3回任意に置換されてもよく、G1 が、-CN、-SO3H、-P(O)(OH)2、-P(O)(O-アルキル)(OH)、-CO2H、-CO2-アルキル、
-C(O)NHS(O)2-アルキル、-C(O)NHS(O)2-アリール、-C(O)NHS(O)2-ヘテテロアリール、
-C(O)NHS(O)2-アルキレン-アリール、-C(O)NHS(O)2-アリーレン-アルキル、
-C(O)NHS(O)2-アルキレン-ヘテテロアリール、-S(O)2NHC(O)-アルキル、-S(O)2NHC(O)-アリール、-S(O)2NHC(O)-ヘテテロアリール、-S(O)2NHC(O)-アルキレン-アリール、
-S(O)2NHC(O)-アルキレン-ヘテテロアリール、-NHC(O)NH-SO2-アルキル、酸等価体及び、
【化7】

からなる群から選択され、
G2が、
a) -水素
b) -アルキレン
c) -L-D1-H
d) -L-D1-アルキル
e) -L-D1-アリール
f) -L-D1-ヘテロアリール
g) -L-D1-シクロアルキル
h) -L-D1-ヘテロシクリル
i) -L-D1-アリーレン-アルキル
j) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリール、及び
l) -L-D1-アリーレン-アリール
からなる群から選択され、
Lは直接結合、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、又はアリーレンであり、
D1が、直接結合、-CH2-、-O-、-N(R8)-、-C(O)-、-CON(R8)-、-CON(R9)SO2-、
-N(R9)C(O)-、-N(R9)CON(R8)-、-N(R8)C(O)O-、-OC(O)N(R8)-、-N(R8)SO2-、-SO2N(R8)-、
-C(O)-O-、-O-C(O)-、-S-、-S(O)-、-S(O2)-、又は-N(R8)SO2N(R9)-、-N=N-及びN(R8)-N(R9)-からなる群から選択され、
D2はN、アルキリン、又はアルケニリンであり、
X1とY1が、
直接結合、アルキレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、シクロアルキレン、ヘテロシクリレン、アリーレン-アルキレン、アルキレン-アリーレン-アルキレン、及びアルキレン-アリール
からなる群からそれぞれ独立的に選択され、
R8とR9が、-水素、-アルキル、-アリール、-アリーレン-アルキル、-アルキレン-アリール、及び-アルキレン-アリーレン-アルキル
からなる群からそれぞれ独立的に選択され、
R10とR11が、
水素、-アルキル、-L-D1-アルキル、 -L- D1-アリール、 -C(O)-アルキル、-C(O)-アリール、-SO2-アルキル、及び-SO2-アリール
からなる群からそれぞれ独立的に選択されるか、又は
R10とR11は共に、R10とR11に連結された窒素原子に結合した式-(CH2)m-J-(CH2)n-を有する環を形成してもよく、mとnは0、1、2又は3であり、またJは、-CH2-、-O-、
-S-、-S(O2)-、-C(O)-、-CON(H)-、-NHC(O)-、-NHCON(H)-、-NHSO2-、-SO2N(H)-、
-C(O)-O-、-O-C(O)-、-NHSO2NH-及び、
【化8】

からなる群から選択され、
R12とR13が、水素、アリール、アルキル、及びアルキレン-アリールからなる群から
それぞれ独立的に選択され、
ここで、R1〜R13、及びR20、G1、G2、L、X1、Y1にあるアリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基及び/又はアルキル基は、
a) -水素
b) ハロゲン
c) ヒドロキシル
d) シアノ
e) カルバモイル
f) -B-アルキル
g) -B-ペルハロアルキル
h) -B-シクロアルキル
i) -B-ヘテロシクリル
j) -B-アリール
k) -B-ヘテロアリール
l) -B-アルキレン-ヘテロアリール
m) -B-アルキレン-アリール
n) -B-アリーレン-アルキル
o) -B-ペルハロアルキル
p) -B-シクロアルキレン-T-R14
q) -B-アルキレン-N-R14R15
r) -B-シクロアルキレン-アルキル、及び
s) -B-アルキレン-シクロアルキル
からなる群から選択される置換基で1〜4回任意に置換され、
ここで、BとTが、直接結合、アルキレン、-CH2-、-O-、-N(H)、-S-、SO2-、-CON(H)-、-NHC(O)-、-NHCON(H)-、-NHSO2-、-SO2N(H)-、-C(O)-O-、-NHSO2NH、-O-S(O)2-、及びO-C(O)-からなる群からそれぞれ独立的に選択され、
ここで、R14とR15が、水素、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アルキル、-アルキレン-アリール、-アルキレン-ヘテロアリール、及び-アルキレン-O-アリールからなる群からそれぞれ独立的に選択されるか、又は
R14とR15は共に、R14とR15に連結された窒素原子に結合した式-(CH2)q-J-(CH2)r-を有する環を形成してもよく、ここでqとrは独立的に0、1、2、3又は4であり、
Jは-CH2-、-O-、-S-、-S(O2)-、-C(O)-、-CON(H)-、-NHC(O)-、-NHCON(H)-、-NHSO2-、-SO2N(H)-、-C(O)-O-、-O-C(O)-、-NHSO2NH-及び、
【化9】

のいずれかで構成され、
R17とR18が、水素、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アルキル、-アルキレン-ヘテロアリール、又は-アルキレン-アリールからなる群からそれぞれ独立的に選択される化合物、
又は、その薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ、もしくはその溶媒和物。
【請求項2】
式 (I) の化合物が式 (Ia) で示される、請求項1に記載の化合物。
【化10】

【請求項3】
式 (I) の化合物が式 (Ib) で示される、請求項1に記載の化合物。
【化11】

【請求項4】
式 (I) の化合物が式 (Ic) で示される、請求項1に記載の化合物。
【化12】

【請求項5】
式 (I) の化合物が式 (Id) で示される、請求項1に記載の化合物。
【化13】

【請求項6】
式 (I) において、Aが、
【化14】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
式 (I)において、R6が水素、ハロ、アルキル、及びフェニルからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
式 (I)において、R6がハロ、アルキル、及びフェニルからなる群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項9】
式 (I) において、R7が、
a) -L-D1-アルキル
b) -L-D1-アリール
c) -L-D1-シクロアルキル
d) -L-D1-ヘテロシクリル
e) -L-D1-アリーレン-アルキル
f) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
g) -L-D1-アルキレン-アリール
h) -L-D1-アリーレン-アリール
i) -L-D2-(アリール)2、及び
j) -L-D2-(アリーレン-アルキル)2
からなる群から選択され、
ここで、Lは直接結合、C1-6 アルキレン、又はフェニレンであり、
D1が直接結合、-CH2-、-O-、-C(O)-、-C(O)-O-、及び-O-C(O)-からなる群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項10】
式 (I) において、R7が、
a) -L-D1-アルキル
b) -L-D1-アリール
c) -L-D1-シクロアルキル
d) -L-D1-ヘテロシクリル
e) -L-D1-アリーレン-アルキル
f) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
g) -L-D1-アルキレン-アリール、及び
h) -L-D1-アリーレン-アリール
i) -L-D2-(アリール)2、及び
j) -L-D2-(アリーレン-アルキル)2
からなる群から選択され、
ここで、Lは直接結合、C1-6 アルキレン又はフェニレンであり、
D1が直接結合、-CH2-、-O-、-C(O)-、-C(O)-O-及び-O-C(O)-からなる群から選択され、
R7及びLにあるアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基及び/又はアルキル基が、
a) -H
b) ハロゲン
c) ヒドロキシル
d) シアノ
e) -B-アルキル
f) -B-ペルハロアルキル
g) -B-シクロアルキル
h) -B-ヘテロシクリル
i) -B-アリール
j) -B-ヘテロアリール
k) -B-アルキレン-ヘテロアリール
l) -B-アルキレン-アリール
m) -B-アリーレン-アルキル
n) -B-ペルハロアルキル
o) -B-シクロアルキレン-T-R14
p) -B-シクロアルキレン-アルキル、及び
q) -B-アルキレン-シクロアルキル
からなる群から選択される置換基で1〜4回任意に置換され、
BとTが、直接結合、アルキレン、-CH2-及び-O-からなる群からそれぞれ独立的に選択され、
R14が、水素、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アルキル、-アルキレン-アリール、-アルキレン-ヘテロアリール及び-アルキレン-O-アリールからなる群からそれぞれ独立的に選択される、請求項1の化合物。
【請求項11】
式 (I) において、R7が、
a) -L-D1-アルキル
b) -L-D1-フェニル
c) -L-D1-C5-8シクロアルキル
d) -L-D1-テトラヒドロピラニル
e) -L-D1-フェニレン-アルキル
f) -L-D1-アルキレン-フェニレン-アルキル
g) -L-D1-アルキレン-フェニル
h) -L-D1-フェニレン-フェニル
i) -L-D2-(フェニル)2、及び
j) -L-D2-(フェニレン-アルキル)2
からなる群から選択され、
ここで、Lは直接結合、C1-6 アルキレン、又はフェニレンであり、
D1が直接結合、-CH2-、-O-、-C(O)-、-C(O)-O-及び-O-C(O)-からなる群から選択され、
R7及びLにあるアリール基、シクロアルキル基及び/又はアルキル基が、
a) -H
b) ハロゲン
c) ヒドロキシル
d) シアノ
e) -B-アルキル
f) -B-ペルハロアルキル
g) -B-シクロアルキル
h) -B-アリール
からなる群から選択される置換基で1〜4回任意に置換され、
Bが、直接結合、アルキレン、-CH2-及び-O-からなる群からそれぞれ独立的に選択される、請求項1の化合物。
【請求項12】
式 (I) において、
R6が水素、ハロ、アルキル及びフェニルからなる群から選択され、
R7がフェニル、ベンジルオキシ-フェニル、4-ビフェニル-3-イル、4-ビフェニル-4-イル、ブロモ-フェニル、クロロ-メチル-フェニル、クロロ-フェニル、シアノ-フェニル、シクロヘキシルメトキシ-フェニル、シクロヘキシルオキシ-フェニル、ジ-p-トリルメチル、メトキシ-フェニル、エトキシ-フェニル、イソブトキシ-フェニル、トリフルオロメトキシ-フェニル、フェネチルオキシ-フェニル、フェノキシ-フェニル、メチルフェニル、イソブチル-フェニル、イソプロピル-フェニル、tert-ブチル-フェニル、トリフルオロメチル-フェニル、ジクロロ-フェニル、ジフルオロ-フェニル、ジメチル-フェニル、ジフルオロ-フェニル、ジヒドロキシ-フェニル、ビス-トリフルオロメチル-フェニル、ジ-tert-ブチル-ヒドロキシ-フェニル、ベンゾイル-フェニル、クロロ-メチル-フェニル、(3-フェニル-プロポキシ)-フェニル、(メチル-シクロヘキシルオキシ)-フェニル、(tert-ブチル-シクロヘキシルオキシ)-フェニル及び(テトラヒドロピラン-4-イルオキシ)-フェニルからなる群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項13】
式 (I) において、
R6が水素、ハロ、アルキル及びフェニルからなる群から選択され、
R7が(tert-ブチル-フェニル)-フェニル-メチル、ビス-(クロロ-フルオロ-フェニル)-メチル、ビス-(フルオロ-フェニル)-メチル、ビス-(トリフルオロメチル-フェニル)-メチル、ナフタレン-1-イル、ナフタレン-2-イル、5,5,8,8-テトラメチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-ナフタレン-2-イル及び4-ベンズヒドリルからなる群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項14】
式 (I) において、
Aが、
【化15】

からなる群から選択され、
R1が、
a) -L-D1-C1-5-アルキレン-G1、及び
b) -L-D1-C3-8シクロアルキレン-G1
からなる群から選択され、
R2が、
a) -L-D1-C1-5-アルキレン-G1
b) -L-D1-C3-8シクロアルキレン-G1
c) -L-D1-C1-3-アルキレン-フェニレン-G1
d) -L-D1-C1-3-アルキレン-フェニレン-C1-3-アルキレン-G1、及び
e) -L-D1-フェニレン-G1
からなる群から選択され、
R4が、
a) 水素
b) -L-D1-フェニル
c) -L-D1- C1-4-アルキレン-フェニル
d) -L-D1- C1-4-アルキレン-C3-8シクロアルキル
e) -L-D1-C3-8シクロアルキル
f) -L-D1-チエニル、及び
g) -L-D1-C1-4-アルキレン-チエニル
からなる群から選択され、
R5が、
a) -C3-8シクロアルキル
b) -チエニル、及び
c) -C1-4-アルキレン-チエニル
からなる群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項15】
式 (I) において、
R1が、
a) -(CH2)n-G1、及び
b) -C5-7シクロアルキレン-G1
からなる群から選択され、
R2が、
a) -フェニレン-G1、及び
b) -(CH2)n-フェニレン-G1
からなる群から選択され、
nは1、2、3、又は4であり、また、
G1が-SO3H、-CO2H、-C(O)NHS(O)2-アルキル、-C(O)NHS(O)2-フェニル、
-C(O)NHS(O)2-フェニレン-アルキル、-C(O)NHS(O)2-ピリジル、-NHC(O)NH-SO2-アルキル
及び酸等価体からなる群から選択される、請求項14の化合物。
【請求項16】
式 (I) において、
R4が水素、イソプロピル、3-メチル-ブチル、シクロヘキシルメチル、シクロペンチル、フェニル、tert-ブチル-フェニル、シアノ-フェニル、トリフルオロメトキシ-フェニル、メチル-フェニル、4-ビフェニル、3-ビフェニル、メトキシフェニル、ヒドロキシフェニル、クロロフェニル、ジクロロフェニル、ジメトキシ-フェニル、ベンジル、メトキシベンジル、トリフルオロメトキシ-ベンジル、チエニル、チエン-2イル-メチル、3-チエン-2-イル-プロピル、2-チエン-2-イル-エチル、フラン-2イル-メチル、シクロブチルメチル及びシクロヘキシルメチルからなる群から選択される、請求項14の化合物。
【請求項17】
式 (I) において、
Aが、
【化16】

からなる群から選択され、
R2が、
a) -L-D1-C1-5-アルキレン-G1
b) -L-D1-C3-8シクロアルキレン-G1
c) -L-D1-C1-3-アルキレン-フェニレン-G1
d) -L-D1-C1-3-アルキレン-フェニレン-C1-3-アルキレン-G1、及び
e) -L-D1-フェニレン-G1
からなる群から選択され、
R3が、
a) -L-D1-フェニル
b) -L-D1- C1-4-アルキレン-フェニル
c) -L-D1- C1-4-アルキレン-C3-8シクロアルキル
d) -L-D1-C3-8シクロアルキル
e) -L-D1-チエニル、及び
f) -L-D1-C1-4-アルキレン-チエニル
からなる群から選択され、
R4が、
a) 水素
b) -L-D1-フェニル
c) -L-D1- C1-4-アルキレン-フェニル
d) -L-D1- C1-4-アルキレン-C3-8シクロアルキル
e) -L-D1-C3-8シクロアルキル
f) -L-D1-チエニル、及び
g) -L-D1-C1-4-アルキレン-チエニル
からなる群から選択される、請求項1の化合物。
【請求項18】
式 (I) において、
R2が、
a) -(CH2)n-G1
b) -C5-7シクロアルキレン-G1
c) -フェニレン-G1、及び
d) -(CH2)n-フェニレン-G1
からなる群から選択され、
nは1、2、3、又は4であり、また、
G1が-SO3H、-CO2H、-C(O)NHS(O)2-アルキル、-C(O)NHS(O)2-フェニル、
-C(O)NHS(O)2-フェニレン-アルキル、-C(O)NHS(O)2-ピリジル、-NHC(O)NH-SO2-アルキル
及び酸等価体からなる群から選択される、請求項17の化合物。
【請求項19】
式 (I) において、
R3がイソプロピル、3-メチル-ブチル、シクロヘキシルメチル、シクロペンチル、フェニル、tert-ブチル-フェニル、シアノ-フェニル、トリフルオロメトキシ-フェニル、メチル-フェニル、4-ビフェニル、3-ビフェニル、メトキシフェニル、ヒドロキシフェニル、クロロフェニル、ジクロロフェニル、ジメトキシ-フェニル、ベンジル、メトキシベンジル、トリフルオロメトキシ-ベンジル、チエニル、チエン-2イル-メチル、3-チエン-2-イル-プロピル、2-チエン-2-イル-エチル、フラン-2イル-メチル、シクロブチルメチル及びシクロヘキシルメチルからなる群から選択され、
R4が水素、イソプロピル、3-メチル-ブチル、シクロヘキシルメチル、シクロペンチル、フェニル、tert-ブチル-フェニル、シアノ-フェニル、トリフルオロメトキシ-フェニル、メチル-フェニル、4-ビフェニル、3-ビフェニル、メトキシフェニル、ヒドロキシフェニル、クロロフェニル、ジクロロフェニル、ジメトキシ-フェニル、ベンジル、メトキシベンジル、トリフルオロメトキシ-ベンジル、チエニル、チエン-2イル-メチル、3-チエン-2-イル-プロピル、2-チエン-2-イル-エチル、フラン-2イル-メチル、シクロブチルメチル及びシクロヘキシルメチルからなる群から選択される、請求項17の化合物。
【請求項20】
式 I において、
【化17】

mは0、1又は2であり、
Aが、
【化18】

からなる群から選択され、
R2が、
a) -L-D1-G1
b) -L-D1-アルキル
c) -L-D1-アリール
d) -L-D1-ヘテロアリール
e) -L-D1-シクロアルキル
f) -L-D1-ヘテロシクリル
g) -L-D1-アリーレン-アルキル
h) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
i) -L-D1-アルキレン-アリール
j) -L-D1-アルキレン-G1
k) -L-D1-ヘテロアリーレン-G1
l) -L-D1-シクロアルキレン-G1
m) -L-D1-ヘテロシクリレン-G1
n)
【化19】

o) -L-D1-アリーレン-G1
p) -L-D1-アリーレン-アルキレン-G1
q) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキレン-G1、及び
r) -L-D1-アルキレン-アリーレン-G1
からなる群から選択され、
R3が、
a) -アルキル
b) -L-D1-H
c) -L-D1-アルキル
d) -L-D1-アリール
e) -L-D1-ヘテロアリール
f) -L-D1-アルキレン-ヘテロアリール
g) -L-D1-シクロアルキル
h) -L-D1-ヘテロシクリル
i) -L-D1-アリーレン-アルキル
j) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリール、及び
l) -L-D1-アリーレン-アリール
からなる群から選択され、
R4が、
a) -水素
b) -アルキル
c) -L-D1-H
d) -L-D1-アルキル
e) -L-D1-アリール
f) -L-D1-ヘテロアリール
g) -L-D1-アルキレン-ヘテロアリール
h) -L-D1-シクロアルキル
i) -L-D1-ヘテロシクリル
j) -L-D1-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
l) -L-D1-アルキレン-アリール、及び
m) -L-D1-アリーレン-アリール
からなる群から選択され、
R6が水素、ハロ、アルキル及びフェニルからなる群から選択され、
R7がフェニル、ベンジルオキシ-フェニル、4-ビフェニル-3-イル、4-ビフェニル-4-イル、ブロモ-フェニル、クロロ-メチル-フェニル、クロロ-フェニル、シアノ-フェニル、シクロヘキシルメトキシ-フェニル、シクロヘキシルオキシ-フェニル、ジ-p-トリルメチル、メトキシ-フェニル、エトキシ-フェニル、イソブトキシ-フェニル、トリフルオロメトキシ-フェニル、フェネチルオキシ-フェニル、フェノキシ-フェニル、メチルフェニル、イソブチル-フェニル、イソプロピル-フェニル、tert-ブチル-フェニル、トリフルオロメチル-フェニル、ジクロロ-フェニル、ジフルオロ-フェニル、ジメチル-フェニル、ジフルオロ-フェニル、ジヒドロキシ-フェニル、ビス-トリフルオロメチル-フェニル、ジ-tert-ブチル-ヒドロキシ-フェニル、ベンゾイル-フェニル、クロロ-メチル-フェニル、(3-フェニル-プロポキシ)-フェニル、(メチル-シクロヘキシルオキシ)-フェニル、(tert-ブチル-シクロヘキシルオキシ)-フェニル、(テトラヒドロピラン-4-イルオキシ)-フェニル、(tert-ブチル-フェニル)-フェニル-メチル、ビス-(クロロ-フルオロ-フェニル)-メチル、ビス-(フルオロ-フェニル)-メチル、ビス-(トリフルオロメチル-フェニル)-メチル、ナフタレン-1-イル、ナフタレン-2-イル、5,5,8,8-テトラメチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-ナフタレン-2-イル及び4-ベンズヒドリルからなる群から選択され、
Wは-S-であり、
G1が、-CN、-SO3H、-P(O)(OH)2、-P(O)(O-アルキル)(OH)、 -CO2H、-CO2-アルキル、-C(O)NHS(O)2-アルキル、-C(O)NHS(O)2-アリール、-C(O)NHS(O)2-ヘテテロアリール、-C(O)NHS(O)2-アルキレン-アリール、 -C(O)NHS(O)2-アリーレン-アルキル、 -C(O)NHS(O)2-アル
キレン-ヘテテロアリール、 -S(O)2NHC(O)-アルキル、-S(O)2NHC(O)-アリール、-S(O)2NHC(O)-ヘテテロアリール、-S(O)2NHC(O)-アルキレン-アリール、 -S(O)2NHC(O)-アルキレン-ヘテテロアリール、-NHC(O)NH-SO2-アルキル、酸等価体及び、
【化20】

からなる群から選択され、
G2が、
a) -水素
b) -アルキレン
c) -L-D1-H
d) -L-D1-アルキル
e) -L-D1-アリール
f) -L-D1-ヘテロアリール
g) -L-D1-シクロアルキル
h) -L-D1-ヘテロシクリル
i) -L-D1-アリーレン-アルキル
j) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリール、及び
l) -L-D1-アリーレン-アリール
からなる群から選択され、
Lは直接結合、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン又はアリーレンであり、
D1が直接結合、-CH2-、-O-、-N(R8)-、-C(O)-、-CON(R8)-、-CON(R9)SO2-、-N(R9)C(O)-、-N(R9)CON(R8)-、-N(R8)C(O)O-、-OC(O)N(R8)-、-N(R8)SO2-、-SO2N(R8)-、-C(O)-O-、-O-C(O)-、-S-、-S(O)-、-S(O2)-、又は-N(R8)SO2N(R9)-、-N=N-及びN(R8)-N(R9)-
からなる群から選択され、
D2はN、アルキリン又はアルケニリンであり、
X1とY1が、直接結合、アルキレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、シクロアルキレン、ヘテロシクリレン、アリーレン-アルキレン、アルキレン-アリーレン-アルキレン及びアルキレン-アリールからなる群からそれぞれ独立的に選択され、
R8とR9が、-水素、-アルキル、-アリール、-アリーレン-アルキル、-アルキレン-アリール及び-アルキレン-アリーレン-アルキルからなる群からそれぞれ独立的に選択され、
R10とR11が、水素、-アルキル、-L-D1-アルキル、 -L- D1-アリール、 -C(O)-アルキル、-C(O)-アリール、-SO2-アルキル及び-SO2-アリールからなる群からそれぞれ独立的に選択されるか、又は、
R10とR11は共に、R10とR11に連結された窒素原子に結合した式-(CH2)m-J-(CH2)n-を有する環を形成してもよく、ここでmとnは0、1、2又は3であり、またJが-CH2-、-O-、-S-、-S(O2)-、-C(O)-、-CON(H)-、-NHC(O)-、-NHCON(H)-、-NHSO2-、-SO2N(H)-、-C(O)-O-、-O-
C(O)-、-NHSO2NH-、及び、
【化21】

からなる群から選択され、
R12とR13は、水素、アリール、アルキル、及びアルキレン-アリールからなる群から
それぞれ独立的に選択され、
ここで、R2〜R6及びR8〜R13、G1、G2、L、X1、Y1にあるアリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基及び/又はアルキル基は、
a) -水素
b) ハロゲン
c) ヒドロキシル
d) シアノ
e) カルバモイル
f) -B-アルキル
g) -B-ペルハロアルキル
h) -B-シクロアルキル
i) -B-ヘテロシクリル
j) -B-アリール
k) -B-ヘテロアリール
l) -B-アルキレン-ヘテロアリール
m) -B-アルキレン-アリール
n) -B-アリーレン-アルキル
o) -B-ペルハロアルキル
p) -B-シクロアルキレン-T-R14
q) -B-アルキレン-N-R14R15
r) -B-シクロアルキレン-アルキル、及び
s) -B-アルキレン-シクロアルキル
からなる群から選択される置換基で1〜4回任意に置換され、
BとTが、直接結合、アルキレン、-CH2-、-O-、-N(H)、-S-、SO2-、-CON(H)-、
-NHC(O)-、-NHCON(H)-、-NHSO2-、-SO2N(H)-、-C(O)-O-、-NHSO2NH、-O-S(O)2-及びO-C(O)-からなる群からそれぞれ独立的に選択され、
R14とR15が、水素、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アルキル、-アルキレン-アリール、-アルキレン-ヘテロアリール及び-アルキレン-O-アリールからなる群からそれぞれ独立的に選択されるか、又は、
R14とR15は共に、R14とR15に連結された窒素原子に結合した式-(CH2)-J-(CH2)-を有する環を形成してもよく、ここでqとrは独立的に1、2、3又は4であり、
Jが-CH2-、-O-、-S-、-S(O2)-、-C(O)-、-CON(H)-、-NHC(O)-、-NHCON(H)-、-NHSO2-、-SO2N(H)-、-C(O)-O-、-O-C(O)-、-NHSO2NH-、及び、
【化22】

のいずれかで構成され、
R17とR18が、水素、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アルキル、-アルキエン-ヘテロアリール又は-アルキレン-アリールからなる群からそれぞれ独立的に選択される化合物、
又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ、もしくは溶媒和物。
【請求項21】
式 (I) において、
R7がフェニル、ブロモ-フェニル、クロロ-メチル-フェニル、クロロ-フェニル、シアノ-フェニル、ジ-p-トリルメチル、メトキシ-フェニル、エトキシ-フェニル、イソブトキシ-フェニル、トリフルオロメトキシ-フェニル、メチルフェニル、イソブチル-フェニル、イソプロピル-フェニル、tert-ブチル-フェニル、トリフルオロメチル-フェニル、ジクロロ-フェニル、ジフルオロ-フェニル、ジメチル-フェニル、ジフルオロ-フェニル、ジヒドロキシ-フェニル、ビス-トリフルオロメチル-フェニル、ジ-tert-ブチル-ヒドロキシ-フェニル、クロロ-メチル-フェニル、(tert-ブチル-フェニル)-フェニル-メチル、ビス-(クロロ-フルオロ-フェニル)-メチル、ビス-(フルオロ-フェニル)-メチル、ビス-(トリフルオロメチル-フェニル)-メチル、ナフタレン-1-イル、ナフタレン-2-イル、及び5,5,8,8-テトラメチル-5,6,7,8-テトラヒドロ-ナフタレン-2-イルからなる群から選択される、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
式 (I) の化合物で、
3-{[4-(4-イソプロピル-フェニル)-チアゾール-2-イル]-チオフェン-2-イルメチル-アミノ}-プロピオン酸、
3-{(4-クロロ-ベンジル)-[4-(4-イソプロピル-フェニル)-チアゾール-2-イル] アミノ}-プロピオン酸、
3-[(4-ビフェニル-4-イル-チアゾール-2-イル)-チオフェン-2-イルメチルアミノ]-プロピオン酸、
3-{シクロペンチル-[4-(4-イソプロピル-フェニル)-チアゾール-2-イル]-アミノ}-プロピオン酸、
3-(シクロペンチル-{4-[4-(トランス-4-メチル-シクロヘキシルオキシ)-フェニル]-チアゾール-2-イル}-アミノ)-プロピオン酸、
2-({[4-(4-イソプロピル-フェニル)-チアゾール-2-イル]-チオフェン-2-イルメチル-アミノ}-メチル)-安息香酸、
3-({[4-(4-イソプロピル-フェニル)-チアゾール-2-イル]-チオフェン-2-イルメチル-アミノ}-メチル)-安息香酸、
4-({[4-(4-イソプロピル-フェニル)-チアゾール-2-イル]-チオフェン-2-イルメチル-アミノ}-メチル)-安息香酸、
3-({シクロペンチル-[4-(4-イソプロピル-フェニル)-チアゾール-2-イル]-アミノ}-メチ
ル)-安息香酸、
2-({シクロペンチル-[4-(4-イソプロピル-フェニル)-チアゾール-2-イル]-アミノ}-メチル)-安息香酸、
3-({4-[4-(トランス-4-メチル-シクロヘキシルオキシ)-フェニル]-チアゾール-2-イル}-チオフェン-2-イルメチル-アミノ)-プロピオン酸、又は、
4-{[シクロペンチル-(4,5-ジフェニル-チアゾール-2-イル)-アミノ]-メチル}-安息香酸、を含む化合物、又はその薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ、もしくは溶媒和物。
【請求項23】
請求項1の式 (I) の化合物、又はその薬学的に許容可能な塩、溶媒和物、又はプロドラッグを含む医薬組成物。
【請求項24】
式 (I) の化合物が塩酸塩又はナトリウム塩の形態である、請求項23の医薬組成物。
【請求項25】
一つ又は複数の、薬学的に許容可能な担体、賦形剤、又は希釈剤を更に含む、請求項23の医薬組成物。
【請求項26】
薬学的に許容可能な担体及び、一つ又は複数の血糖降下薬と組み合わせた、治療上有効な量の式 (I) の化合物を含む、請求項23の医薬組成物。
【請求項27】
上記血糖降下薬がインスリン又はインスリンミメティクス、ビグアニジン、PTP-1B阻害剤、PPAR-γアゴニスト、スルホニル尿素、その他任意のインスリン分泌促進物質、及びα-グリコシダーゼ阻害剤からなる群から選択される、請求項26の医薬組成物。
【請求項28】
薬学的に許容可能な担体及び、HMG Co-Aレダクターゼ阻害剤、胆汁酸抑制剤、フィブラート、コレステロール低下薬、コレステロール吸収阻害剤、胆汁酸輸送阻害剤、CETP阻害剤、及びその他の抗高脂質血症薬からなる群から選択される薬剤と組み合わせた、治療上有効な量の式 (I) の化合物を含む、請求項23の医薬組成物。
【請求項29】
薬学的に許容可能な担体及び、熱産生、脂肪分解、腸運動、脂肪吸収、及び満腹感を調節する薬剤からなる群から選択される一つ又は複数の薬剤と組み合わせた、治療上有効な量の式 (I) の化合物を含む、請求項23の医薬組成物。
【請求項30】
薬学的に許容可能な担体及び、高血圧を調節する薬剤からなる群から選択される一つ又は複数の薬剤と組み合わせた、治療上有効な量の式 (I) の化合物を含む、請求項23の医薬組成物。
【請求項31】
薬学的に許容可能な担体及び、抗肥満薬、食行動調節剤、α-MSH、α-MSHミメティクス、又はα-MSH由来のペプチド、MC-4Rアゴニスト又はその部分アゴニスト、MC-3Rアゴニスト、グルコキナーゼ活性剤、PPAR-δアゴニスト、PPAR-α/PPAR-γアゴニスト、PPAR-α/PPAR-γ/PPAR-δアゴニスト、PPAR-γ/PPAR-δアゴニスト、及び男性及び/又は女性の性的機能不全の治療に有用な薬剤からなる群から選択される一つ又は複数の薬剤と組み合わせた、治療上有効な量の式 (I) の化合物を含む、請求項23の医薬組成物。
【請求項32】
式 (I) の化合物の量が、メラノコルチン受容体におけるAgRPの機能を阻害するのに十分な量である、請求項23の医薬組成物。
【請求項33】
式 (I) の化合物の量が、過食症、肥満、異常脂質血症、コレステロール結石、癌、月経不順、不妊症、多嚢胞性卵巣、骨関節症、及び睡眠時無呼吸からなる群から選択される障害の治療に十分な量である、請求項23の医薬組成物。
【請求項34】
式 (I) の化合物の量が、食欲や食物摂取量の調節、異常脂質血症、高トリグリセリド血症、X症候群、II型糖尿病、心不全などのアテローム動脈硬化症、高脂質血症、高コレステロール血症、低HDLレベル、高血圧、心血管性疾患、脳血管疾患及び末梢血管疾患からなる群から選択される病状の治療に十分な量である、請求項23の医薬組成物。
【請求項35】
式 (I) の化合物の量が、インスリン感受性、炎症反応、プラズマ トリグリセリド、HDL、LDL、及びコレステロールレベル、及びこれに類するものの調節からなる群から選択される生理的障害の治療に十分な量である、請求項23の医薬組成物。
【請求項36】
式 (I) の化合物の量が、処置する女性性的機能不全、男性性的機能不全、及び勃起障害の治療に十分な量である、請求項23の医薬組成物。
【請求項37】
式 (I) の化合物の患者への投与を含む治療法。
【化23】

ここで、
mは0、1、又は2であり、
Aが、
【化24】

からなる群から選択され、
R2が、
a) -L-D1-G1
b) -L-D1-アルキル
c) -L-D1-アリール
d) -L-D1-ヘテロアリール
e) -L-D1-シクロアルキル
f) -L-D1-ヘテロシクリル
g) -L-D1-アリーレン-アルキル
h) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
i) -L-D1-アルキレン-アリール
j) -L-D1-アルキレン-G1
k) -L-D1-ヘテロアリーレン-G1
l) -L-D1-シクロアルキレン-G1
m) -L-D1-ヘテロシクリレン-G1
n)
【化25】

o) -L-D1-アリーレン-G1
p) -L-D1-アリーレン-アルキレン-G1
q) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキレン-G1、及び
r) -L-D1-アルキレン-アリーレン-G1
からなる群から選択され、
R3が、
a) -アルキル
b) -L-D1-H
c) -L-D1-アルキル
d) -L-D1-アリール
e) -L-D1-ヘテロアリール
f) -L-D1-アルキレン-ヘテロアリール
g) -L-D1-シクロアルキル
h) -L-D1-ヘテロシクリル
i) -L-D1-アリーレン-アルキル
j) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリール、及び
l) -L-D1-アリーレン-アリール
からなる群から選択され、
R4が、
a) -水素
b) -アルキル
c) -L-D1-H
d) -L-D1-アルキル
e) -L-D1-アリール
f) -L-D1-ヘテロアリール
g) -L-D1-アルキレン-ヘテロアリール
h) -L-D1-シクロアルキル
i) -L-D1-ヘテロシクリル
j) -L-D1-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
l) -L-D1-アルキレン-アリール、及び
m) -L-D1-アリーレン-アリール
からなる群から選択され、
R6とR7は、
a) -水素
b) -ハロ
c) -アルキル
d) -L-D1-H
e) -L-D1-アルキル
f) -L-D1-アリール
g) -L-D1-ヘテロアリール
h) -L-D1-シクロアルキル
i) -L-D1-ヘテロシクリル
j) -L-D1-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
l) -L-D1-アルキレン-アリール
m) -L-D1-アリーレン-アリール
n) -L-D2-(アリール)2、及び
o) -L-D2-(アリーレン-アルキル)2
からなる群からそれぞれ独立的に選択され、
ここで、少なくともR6及びR7の一つは水素ではなく、又は、
R6とR7は共に、縮合炭素環、縮合芳香環、縮合芳香族複素環、縮合シクロアルキルアリール環、縮合アリールシクロアルキル環、縮合ヘテロシクリルアリール環、縮合アリールヘテロシクリル環、縮合シクロアルキルヘテロアリール環、縮合ヘテロアリールシクロアルキル環、縮合ヘテロシクリルヘテロアリール環、又は縮合ヘテロアリールヘテロシクリル環の一部を形成してもよく、ここで、環は、
a) -ハロ
b) -ニトロ
c) -L-D1-G1
d) -L-D1-アルキル
e) -L-D1-アリール
f) -L-D1-ヘテロアリール
g) -L-D1-シクロアルキル
h) -L-D1-ヘテロシクリル
i) -L-D1-アリーレン-アルキル
j) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリール
l) -L-D1-アルキレン-G1
m) -L-D1-ヘテロアリーレン-G1
n) -L-D1-シクロアルキレン-G1
o) -L-D1-ヘテロシクリレン-G1、及び
p)
【化26】

の群により1〜8回任意に置換され、
Wは、S、又は、
【化27】

であり、
ここでR20は、
a) -水素
b) -ハロ
c) -アルキル
d) -L-D1-H
e) -L-D1-アルキル
f) -L-D1-アリール
g) -L-D1-ヘテロアリール
h) -L-D1-シクロアルキル
i) -L-D1-ヘテロシクリル
j) -L-D1-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
l) -L-D1-アルキレン-アリール
m) -L-D1-アリーレン-アリール
n) -L-D2-(アリール)2、又は
o) -L-D2-(アリーレン-アルキル)2
であり、
Kは、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、縮合シクロアルキルアリール、アリールシクロアルキル、縮合ヘテロシクリルアリール、縮合アリールヘテロシクリル、縮合シクロアルキルヘテロアリール、縮合ヘテロアリールシクロアルキル、縮合ヘテロシクリルヘテロアリール、又は縮合ヘテロアリールヘテロシクリルであり、Kはハロ、ニトロ、及びR2からなる群から選択された基と1〜3回任意に置換してもよく、
G1が、-CN、-SO3H、-P(O)(OH)2、-P(O)(O-アルキル)(OH)、 -CO2H、-CO2-アルキル、
-C(O)NHS(O)2-アルキル、-C(O)NHS(O)2-アリール、-C(O)NHS(O)2-ヘテテロアリール、
-C(O)NHS(O)2-アルキレン-アリール、 -C(O)NHS(O)2-アリーレン-アルキル、
-C(O)NHS(O)2-アルキレン-ヘテテロアリール、 -S(O)2NHC(O)-アルキル、-S(O)2NHC(O)-アリール、-S(O)2NHC(O)-ヘテテロアリール、-S(O)2NHC(O)-アルキレン-アリール、
-S(O)2NHC(O)-アルキレン-ヘテテロアリール、-NHC(O)NH-SO2-アルキル、酸等価体及び、
【化28】

からなる群から選択され、
G2が、
a) 水素
b) -アルキレン
c) -L-D1-H
d) -L-D1-アルキル
e) -L-D1-アリール
f) -L-D1-ヘテロアリール
g) -L-D1-シクロアルキル
h) -L-D1-ヘテロシクリル
i) -L-D1-アリーレン-アルキル
j) -L-D1-アルキレン-アリーレン-アルキル
k) -L-D1-アルキレン-アリール、及び
l) -L-D1-アリーレン-アリール
からなる群から選択され、
Lは直接結合、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、又はアリーレンであり、
D1が、直接結合、-CH2-、-O-、-N(R8)-、-C(O)-、-CON(R8)-、-CON(R9)SO2-、
-N(R9)C(O)-、-N(R9)CON(R8)-、-N(R8)C(O)O-、-OC(O)N(R8)-、-N(R8)SO2-、-SO2N(R8)-、 -C(O)-O-、-O-C(O)-、-S-、-S(O)-、-S(O2)-、又は-N(R8)SO2N(R9)-、-N=N-及びN(R8)-N(R9)-
からなる群から選択され、
D2はN、アルキリン、又はアルケニリンであり、
X1とY1が、直接結合、アルキレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、シクロアルキレン、ヘテロシクリレン、アリーレン-アルキレン、アルキレン-アリーレン-アルキレン及びアルキレン-アリールからなる群からそれぞれ独立的に選択され、
R8とR9が、-水素、-アルキル、-アリール、-アリーレン-アルキル、-アルキレン-アリール及び-アルキレン-アリーレン-アルキルからなる群からそれぞれ独立的に選択され、
R10とR11は、水素、-アルキル、-L-D1-アルキル、 -L- D1-アリール、 -C(O)-アルキル、-C(O)-アリール、-SO2-アルキル及び-SO2-アリールからなる群からそれぞれ独立的に選択されるか、又は、
R10とR11は共に、R10とR11に連結された窒素原子に結合した式-(CH2)m-J-(CH2)n-を有する環を形成してもよく、ここでmとnは0、1、2又は3、また、Jが-CH2-、-O-、
-S-、-S(O2)-、-C(O)-、-CON(H)-、-NHC(O)-、-NHCON(H)-、-NHSO2-、-SO2N(H)-、
-C(O)-O-、-O-C(O)-、-NHSO2NH-及び、
【化29】

からなる群から選択され、
R12とR13が、水素、アリール、アルキル及びアルキレン-アリールからなる群から
それぞれ独立的に選択され、
また、
ここで、R2〜R13、及びR20、G1、G2、L、X1、Y1にあるアリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、シクロアルキル基及び/又はアルキル基は、
a) -H
b) ハロゲン
c) ヒドロキシル
d) シアノ
e) カルバモイル
f) -B-アルキル
g) -B-ペルハロアルキル
h) -B-シクロアルキル
i) -B-ヘテロシクリル
j) -B-アリール
k) -B-ヘテロアリール
l) -B-アルキレン-ヘテロアリール
m) -B-アルキレン-アリール
n) -B-アリーレン-アルキル
o) -B-ペルハロアルキル
p) -B-シクロアルキレン-T-R14
q) -B-アルキレン-N-R14R15
r) -B-シクロアルキレン-アルキル、及び
s) -B-アルキレン-シクロアルキル
からなる群から選択される置換基で1〜4回任意に置換され、
BとTが、直接結合、アルキレン、-CH2-、-O-、-N(H)、-S-、SO2-、-CON(H)-、
-NHC(O)-、-NHCON(H)-、-NHSO2-、-SO2N(H)-、-C(O)-O-、-NHSO2NH、-O-S(O)2-及びO-C(O)-からなる群からそれぞれ独立的に選択され、
R14とR15が、水素、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アルキル、-アルキレン-アリール、-アルキレン-ヘテロアリール及び-アルキレン-O-アリールからなる群からそれぞれ独立的に選択されるか、又は
R14とR15は共に、R14とR15に連結された窒素原子に結合した式-(CH2)q-J-(CH2)r-を有する環を形成してもよく、ここでqとrは独立的に1、2、3又は4であり、
Jが、直接結合、-CH2-、-O-、-S-、-S(O2)-、-C(O)-、-CON(H)-、-NHC(O)-、-NHCON(H)-、-NHSO2-、-SO2N(H)-、-C(O)-O-、-O-C(O)-、-NHSO2NH-、及び、
【化30】

のいずれかで構成され、
R17とR18が、水素、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アルキル、-アルキレン-ヘテロアリール、又は-アルキレン-アリールからなる群からそれぞれ独立的に選択される化合物、
又は、その薬学的に許容可能な塩、プロドラッグ、もしくは溶媒和物。
【請求項38】
式 (I) の化合物が治療上有効な量投与される請求項37の方法を含む、肥満関連疾患の治療法。
【請求項39】
肥満に関連した疾患が、異常脂質血症、高トリグリセリド血症、高血圧、糖尿病、X症候群、アテローム動脈硬化症、心血管疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患、コレステロール結石、癌、月経不順、不妊症、多嚢胞性卵巣、骨関節症、及び睡眠時無呼吸からなる群から選択される、請求項38の治療法。
【請求項40】
式 (I) の化合物が一つ又は複数の血糖降下薬と組み合わせて投与される請求項37の方法を含む、肥満関連疾患の治療法。
【請求項41】
式 (I) の化合物が一つ又は複数の、消化及び/又は代謝を調節する薬剤と組み合わせて投与される請求項37の方法を含む、肥満関連疾患の治療法。
【請求項42】
消化及び/又は代謝を調節する薬剤が熱産生、脂肪分解、腸運動、脂肪吸収、及び満腹感を調節する薬剤からなる群から選択される、請求項41の方法。
【請求項43】
式 (I) の化合物が、HMG CoA レダクターゼ阻害剤、胆汁酸結合薬剤、フィブリン酸誘導体、及び高血圧調節剤からなる群から選択される一つ又は複数の薬剤と組み合わせて投与される請求項37の方法を含む、肥満関連疾患の治療法。
【請求項44】
式 (I) の化合物が治療上有効な量投与され、障害が女性性的機能不全、男性性的機能不全、及び勃起障害からなる群から選択される請求項37の方法を含む、疾患の治療法。
【請求項45】
治療上有効な量の式 (I) の化合物が、抗肥満薬、食行動調節剤、α-MSH、α-MSH ミメティクス、又はα-MSH由来ペプチド、MC-4Rアゴニスト又は部分アゴニスト、MC-3Rアゴニスト、グルコキナーゼ活性剤、PPAR-δアゴニスト、PPAR-α /PPAR-γアゴニスト、PPAR-α
/PPAR-γ /PPAR-δ アゴニスト、PPAR-γ /PPAR-δ アゴニスト、及び男性及び/又は女性の性的機能不全の治療に有用な薬剤からなる群から選択される一つ又は複数の薬剤との組み合せて投与される、請求項37の方法を含む治療法。
【請求項46】
式 (I) の化合物が治療上有効な量投与され、該治療上有効な量が患者における体重減少
を誘発するのに十分な量である、請求項37の方法を含む治療法。
【請求項47】
式 (I) の化合物が治療上有効な量投与され、該治療上有効な量が患者の体重増加を阻害するのに十分な量である、請求項37の方法を含む治療法。
【請求項48】
式 (I) の化合物が治療上有効な量投与される、請求項37の方法を含むメラノコルチン受容体調節の方法。
【請求項49】
上記治療上有効な量が、患者のメラノコルチン受容体に結合されるアゴニストの下流効果を改善する量である、請求項48の方法。
【請求項50】
式 (I) の化合物がMC-4Rに対するAgRPの機能を抑制するものである、請求項48の方法。
【請求項51】
式 (I) の化合物がMC-3Rに対するAgRPの機能を抑制するものである、請求項48の方法。

【公表番号】特表2007−533752(P2007−533752A)
【公表日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−509585(P2007−509585)
【出願日】平成17年4月20日(2005.4.20)
【国際出願番号】PCT/US2005/013386
【国際公開番号】WO2005/103022
【国際公開日】平成17年11月3日(2005.11.3)
【出願人】(502031821)トランス テック ファーマ,インコーポレイテッド (17)
【氏名又は名称原語表記】TRANSTECH PHARMA,INC.
【住所又は居所原語表記】4170 Mendenhall Oaks Parkway,Suite 110 High Point,NC 27265 U.S.A.
【Fターム(参考)】