説明

ユーザ端末装置、その位置提供方法及びその経路案内方法

【課題】本発明の目的は、ターゲット認識情報と位置情報とを用いて経路案内を提供することができるユーザ端末装置、その位置提供方法及びその経路案内方法を提供することにある。
【解決手段】ユーザ端末装置が開示される。ユーザ端末装置は、ユーザ端末装置の位置を示す位置情報を生成する位置情報生成部と、ターゲットを認識するためのターゲット認識情報を生成する認識情報生成部と、相手端末との通信を行う通信部と、ターゲット認識情報が予め設定された第1基準情報と符合するかを検証し、検証に成功すると相手端末にターゲット認識情報及び位置情報を伝送するように通信部を制御し、検証に失敗するとターゲット認識情報が予め設定された第2基準情報と符合するかを検証する制御部と、を含む。これにより、ユーザ端末装置で目的地までの移動経路を容易に案内することができるようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ端末装置、その位置提供方法及びその経路案内方法に関し、より詳細には、ターゲット認識情報及び位置情報を用いて移動経路を案内するユーザ端末装置、その位置提供方法及びその経路案内方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、衛星位置確認システム(GPS、Global Positioning System)技術と連係された位置基盤サービス(LBS 、Location Based Service)及び地理情報システム(GIS、Geographical Information System)に対する技術が急ピッチで発達した。これによって、ユーザはいつどこでも人や物の位置、周辺情報及び移動経路などの情報を利用することができる。特に、位置基盤サービスを提供する移動通信システムのユーザは、移動通信端末を利用して、移動通信及び経路情報などの様々な情報を利用することができる。
【0003】
ところが、従来の移動通信システムで提供される位置基盤(例えば、GPS基盤)の経路情報(例えば、出発地から目的地までの経路に対する情報)は基本的に自動車運転者のための情報である。すなわち、従来の移動通信システムは、歩行者または大衆交通を利用するユーザのための経路情報を提供することができないという問題点がある。
【0004】
なお、ユーザは発信者の端末から受信されたショートメッセージ(Short message、Text message)に発信者などとの約束場所に対する情報が含まれた場合、現在位置から当該約束場所までの経路を調べるために、インターネットなどに接続して当該経路情報を検索しなければならないという煩わしさがあった。よって、ユーザはインターネットを利用することができない状況では、当該目的地までの経路情報を提供してもらうことができないという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許第2006−0056580号公報
【特許文献2】ヨーロッパ公開特許第1582844号公報
【特許文献3】特開2006−091856号公報
【特許文献4】韓国公開特許第2004−0102440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ターゲット認識情報と位置情報とを用いて経路案内を提供することができるユーザ端末装置、その位置提供方法及びその経路案内方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するためのユーザ端末装置は、前記ユーザ端末装置の位置を示す位置情報を生成する位置情報生成部と、ターゲットを認識するためのターゲット認識情報を生成する認識情報生成部と、相手端末との通信を行う通信部と、前記ターゲット認識情報が予め設定された第1基準情報と符合するかを検証し、検証に成功すると前記相手端末に前記ターゲット認識情報及び前記位置情報を伝送するように前記通信部を制御し、前記検証に失敗すると前記ターゲット認識情報が予め設定された第2基準情報と符合するかを検証する制御部と、を含む。
【0008】
ここで、前記第1基準情報は商号名及び建物名のうち少なくとも一つを含み、前記第2基準情報は住所及び電話番号のうち少なくとも一つを含んでもよい。
また、前記第1及び第2基準情報は、前記ユーザ端末装置に備えられた保存部及び外部のデータベースサーバのうち少なくとも一つから提供されてもよい。
【0009】
また、前記認識情報生成部は、前記ターゲットを撮影する撮像素子を含み、前記ターゲット認識情報は、前記ターゲットを撮影した撮像データから抽出されたテキスト情報であってもよい。
【0010】
また、前記認識情報生成部は、メッセージが入力される入力部を更に含み、前記入力部を介して入力された前記ターゲットの商号を含むショートメッセージを前記ターゲット認識情報として生成してもよい。
【0011】
なお、本発明の一実施形態にかかるユーザ端末装置は、相手端末から前記相手端末の位置情報及び前記相手端末で生成したターゲット認識情報を受信する通信部と、前記位置情報を基準に前記ターゲット認識情報に対応されるターゲット情報を検索する検索部と、経路案内情報を出力する出力部と、前記検索されたターゲット情報への経路を案内するための経路案内情報を出力するように前記出力部を制御する制御部と、を含み、前記ターゲット認識情報は、前記相手端末から予め設定された第1基準情報及び第2基準情報のうち少なくとも一つに対して符合するか否かが検証された情報であってもよい。
【0012】
ここで、前記第1基準情報は商号名及び建物名のうち少なくとも一つを含み、前記第2基準情報は住所及び電話番号のうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0013】
また、前記検索部は、前記ユーザ端末装置に備えられた保存部及び外部のデータベースサーバのうち少なくとも一つにおいて、前記ターゲット認識情報に対応されるターゲット情報を検索してもよい。
【0014】
ここで、前記ターゲット認識情報は、前記ターゲットを撮影した撮像データから抽出されたテキストまたは前記ターゲットの商号を含むショートメッセージであってもよい。
【0015】
一方、本発明の一実施形態にかかるユーザ端末装置の位置提供方法は、前記ユーザ端末装置の位置を示す位置情報を生成するステップと、ターゲットを認識するためのターゲット認識情報を生成するステップと、前記ターゲット認識情報が予め設定された第1基準情報と符合するかを検証し、検証に成功すると前記相手端末に前記ターゲット認識情報及び前記位置情報を伝送するステップと、前記検証に失敗すると前記ターゲット認識情報が予め設定された第2基準情報と符合するかを検証するステップと、を含む。
【0016】
ここで、前記第1基準情報は商号名及び建物名のうち少なくとも一つを含み、前記第2基準情報は住所及び電話番号のうち少なくとも一つを含んでもよい。
また、前記第1及び第2基準情報は、前記ユーザ端末装置に備えられた保存部及び外部のデータベースサーバのうち少なくとも一つから提供されてもよい。
【0017】
ここで、前記ターゲット認識情報は、前記ターゲットを撮影した撮像データから抽出されたテキストまたは前記ターゲットの商号を含むショートメッセージであってもよい。
【0018】
一方、本発明の一実施形態にかかるユーザ端末装置の経路案内方法は、相手端末から前記相手端末の位置情報及び前記相手端末で生成したターゲット認識情報を受信するステップと、前記位置情報を基準に前記ターゲット認識情報に対応されるターゲット情報を検索するステップと、前記検索されたターゲット情報への経路を案内するための経路案内情報を出力するステップと、を含み、前記ターゲット認識情報は、前記相手端末から予め設定された第1基準情報及び第2基準情報のうち少なくとも一つに対して符合するか否かが検証された情報であってもよい。
【0019】
ここで、前記第1基準情報は商号名及び建物名のうち少なくとも一つを含み、前記第2基準情報は住所及び電話番号のうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0020】
また、前記検索ステップは、前記ユーザ端末装置に備えられた保存部及び外部のデータベースサーバのうち少なくとも一つにおいて、前記ターゲット認識情報に対応されるターゲット情報を検索してもよい。
【0021】
ここで、前記ターゲット認識情報は、前記ターゲットを撮影した撮像データから抽出されたテキストまたは前記ターゲットの商号を含むショートメッセージであってもよい。
これにより、目的地までの移動経路を容易に案内することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の理解を促すための移動通信システムの概略的な構成を示す図である。
【図2A】本発明の一実施形態にかかるユーザ端末装置100の構成を示すブロック図である。
【図2B】本発明の一実施形態にかかるユーザ端末装置100の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の他の実施形態にかかるユーザ端末装置の構成を示すブロック図である。
【図4A】図2A及び図2Bにかかるユーザ端末装置の位置提供方法を説明するための図である。
【図4B】図2A及び図2Bにかかるユーザ端末装置の位置提供方法を説明するための図である。
【図5A】図3にかかるユーザ端末装置の経路案内方法を説明するための図である。
【図5B】図3にかかるユーザ端末装置の経路案内方法を説明するための図である。
【図5C】図3にかかるユーザ端末装置の経路案内方法を説明するための図である。
【図5D】図3にかかるユーザ端末装置の経路案内方法を説明するための図である。
【図6A】本発明の他の実施形態にかかる方向情報の利用方法を説明するための図である。
【図6B】本発明の他の実施形態にかかる方向情報の利用方法を説明するための図である。
【図7】本発明の多様な実施形態にかかる経路案内方法を説明するための図である。
【図8A】本発明の多様な実施形態にかかる経路案内方法を説明するための図である。
【図8B】本発明の多様な実施形態にかかる経路案内方法を説明するための図である。
【図9】本発明の一実施形態にかかるユーザ端末装置の位置提供方法を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態にかかるユーザ端末装置の経路案内方法を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態にかかる経路案内システムの経路案内方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の理解を促すための移動通信システムの概略的な構成を示す。図1によると、本移動通信システムは、移動ユーザ端末装置100、200、GPS衛星10、サーバ20及び基地局30を含む。
【0024】
ユーザ端末装置100、200は、基地局30が形成するサービス領域内を自由に移動しながら相互通信が可能であり、代表的に、セルラー(Cellar)フォン、PCS(Personal Communication Service)フォン、ナビゲーション等のように、ユーザが携帯できる多様な類型の装置であってもよい。場合によっては、PDA(Personal Digital Assistant)、ハンドヘルドPC(Hand−Held PC)、GSM(Global System for Mobile)フォン、W−CDMA(Wideband CDMA)フォン、CDMA−2000フォン、MBS(Mobile Broadband System)フォン等のような移動通信端末で実現されてもよい。
【0025】
また、ユーザ端末装置100、200は、GPS衛星10から送出するGPS(Global Positioning System)信号を受信して自分の現在位置を把握することができる。
【0026】
具体的に、ユーザ端末装置100、200は、3つ以上のGPS衛星からの信号の到達時間と距離を測定して自分の現在位置を測定することができる。
なお、誤差範囲を最小化するために、DGPS(Differential GPS)を利用してもよい。
【0027】
ユーザ端末装置100、200は、GPS信号から緯度、経度、高度の位置だけでなく、3次元の速度情報と共に正確な時間まで得ることができる。
また、ユーザ端末装置100はサーバ20と無線通信を行うが、サーバ20は地図データを保存する地図データベース21(以下、地図DBという)を備える。
【0028】
ユーザ端末装置100、200はサーバ20と通信して地図DB21から移動ユーザ端末装置100の現在位置に対応する地図データを読み出すことができる。
ユーザ端末装置100、200はGPS衛星10及びサーバ20と持続して通信しながら経路案内機能を行うことができる。
【0029】
図2A及び図2Bは、本発明の一実施形態にかかるユーザ端末装置100の構成を示すブロック図である。
図2Aによると、ユーザ端末装置100はGPS受信部110、位置情報生成部120、認識情報生成部130、通信部140、制御部150、入力部160、出力部170を含む。
【0030】
GPS受信部110は、GPS衛星(図1の10)からGPS信号を受信する。
位置情報生成部120は、ユーザ端末装置100の現在位置を示す位置情報を生成する。
【0031】
具体的に、位置情報生成部120は、GPS受信部110を介して受信されたGPS信号を用いて、現在位置の緯度、経度、高度などを含む位置情報を生成することができる。
認識情報生成部130は、ターゲットを認識するためのターゲット認識情報を生成する。ここで、ターゲット認識情報とは、ターゲットを識別することができるテキストを含んだ情報であってもよい。具体的に、商号名、建物名、距離名、住所、電話番号などを含んだ情報であってもよい。
【0032】
ターゲット認識情報は撮像データから抽出されたテキストまたはショートメッセージに含まれたテキスト形態であってもよく、これに対する詳細な説明は後述することにする。
通信部140は、相手端末との通信を行う機能をする。ここで、相手端末は本発明にかかる機能が適用できるアプリケーションを実行することができる装置であれば、制限されずに適用されることができる。例えば、セルラー(Cellar)フォン、PCS(Personal Communication Service)フォンのような移動通信端末で実現されてもよく、場合によっては、PDA(Personal Digital Assistant)、ハンドヘルドPC(Hand−Held PC)、GSM(Global System for Mobile)フォン、W−CDMA(Wideband CDMA)フォン、CDMA−2000フォン、MBS(Mobile Broadband System)フォン等のような移動通信端末で実現されてもよい。
【0033】
また、通信部140は、地図DB、経路提供サーバ等とデータを送受信することができる。
また、通信部140は、後述する第1基準情報及び第2基準情報のうち少なくとも一つを保存する外部データサーバ(図示せず)とデータ通信を行うことができる。
【0034】
ここで、通信部140は、予め設定された方式で信号を変復調(Modulation/Demodulation)できるモデム(Modem)、アンテナ、信号増幅器などを更に含んでもよい。
【0035】
制御部150は、ユーザ端末装置100の全ての構成要請を制御し、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor:DSP)とマイクロプロセッサ及び他の回路を含んでもよい。特に、本発明にかかる機能を行うことができるアプリケーションを含むことができる。
【0036】
また、制御部150は、該当アプリケーションを実行して位置情報生成部120で生成された位置情報と認識情報生成部130で生成されたターゲット認識情報とを結合して一つのデータに生成するようにできる。例えば、認識情報生成部130で生成されるターゲット認識情報に位置情報生成部120で生成された位置情報がタギング(tagging)されるようにできる。無論、逆の場合も可能である。
【0037】
この場合、制御部150は、ターゲット認識情報の生成時に、または伝送時にターゲット認識情報に位置情報がタギングされるようにできる。
また、制御部150は、ターゲット認識情報の生成時に、または伝送時にGPS情報が受信されるようにできる。
【0038】
例えば、ターゲット認識情報がカメラによって撮像されたデータである場合、撮影と同時にGPS信号が受信されるようにできる。
また、制御部150は、ターゲット認識情報が予め設定された第1基準情報と符合するか検証し、第1基準情報との検証に成功すると、相手端末にターゲット認識情報及び位置情報を伝送するように制御することができる。
【0039】
また、制御部150は、検証に失敗すると、前記ターゲット認識情報が予め設定された第2基準情報と符合するかを検証し、第2基準情報との検証に成功すると、相手端末にターゲット認識情報及び位置情報を伝送するように制御することができる。
【0040】
ここで、第1基準情報は商号名及び建物名のうち少なくとも一つを含み、第2基準情報は住所及び電話番号のうち少なくとも一つを含んでもよい。
また、第1及び第2基準情報は、ユーザ端末装置100に備えられた保存部及び外部のデータサーバのうち少なくとも一つから提供されてもよい。
【0041】
第1及び第2基準情報がユーザ端末装置100に備えられた保存部に保存される場合、所定のアプリケーションを実行して保存部(図示せず)に保存されるようにしてもよい。この場合、相手端末でも同一のアプリケーションを実行してもよく、この場合、ユーザ端末装置100と相手端末は同一の第1及び第2基準情報を保存することができるようになる。
【0042】
入力部160は、ユーザの操作に相応する各種信号を生成して制御部150に伝送することができる。特に、ユーザがターゲット認識情報を生成するために入力部160を操作すると、これに対応する信号を生成して制御部150に伝達することができる。
【0043】
また、ユーザが位置情報のタギングされたターゲット認識情報を相手端末に伝送するために入力部160を操作すると、これに対応する信号を生成して制御部150に伝達することができる。
【0044】
入力部160は、キーパッド(Key pad)及び/又はタッチパッド(Touch pad)等の入力手段で実現されてもよい。また、入力部160は、複数個の数字/文字の入力キーとユーザとのインターフェースのための機能キー、通話のためのキー等を備えてもよい。
【0045】
出力部170は、ユーザ端末装置100で発生される各種のデータを外部に表示して、ユーザが視覚的に認識できるようにする映像出力部(図示せず)及び/又は各種のデータをユーザが聴覚的に認識できるようにする音声出力部(図示せず)を含んでもよい。
【0046】
ここで、映像出力部(図示せず)は、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)等で実現されてもよく、音声出力部はスピーカ等で実現されてもよい。
【0047】
図2Bは、図2Aに示された移動ユーザ端末装置100の細部構成を示すブロック図である。図2Bに示された構成要素のうち図2Aに示された構成要素と重複する部分に対しては詳細な説明を省略することにする。
【0048】
図2Bによると、ユーザ端末装置100は、GPS受信部110、位置情報生成部120、撮像素子131、通信部140、制御部150、入力部160、出力部170、および保存部180を含む。図2Bに示された構成要素のうち図2Aに示された構成要素と重複する部分に対しては詳細な説明を省略することにする。
【0049】
認識情報生成部130は、ターゲットを撮影するための撮像素子131を含んでもよい。ここで、撮像素子はデジタルカメラであってもよい。
撮像素子131は、入力部160を介して入力されたユーザ命令による制御部150の制御に従ってターゲットの商号を撮影し、所定のイメージデータを生成する役割をする。これのため、撮像素子131は被写体から反射された光信号を集束させるレンズ(図示せず)、レンズを介して集束された光信号を電気的信号に変換させるCCD(Charge Coupled Device:図示せず)等を備える。
【0050】
制御部150は撮像素子131で撮影された撮像データに、位置情報生成部120で生成された位置情報がタギングされるように制御することができる。
すなわち、制御部150は撮像素子131で撮影する際に、GPS信号を受信するようにGPS受信部110を制御することができる。
【0051】
若しくは、場合によっては、ユーザ端末装置100は他の端末装置に移動経路を案内するための写真を撮影する際に、一般写真の撮影とは異なるメニューに進入して撮影するように実現することができる。
【0052】
すなわち、一般写真を撮影する時にはGPS信号を受信せず、経路案内のための写真を撮影する時にのみGPS信号を受信するように実現することが可能である。
保存部180は、ユーザ端末装置100の動作に必要な運営体制(Operational System:OS)等のソフトウェアを保存する保存空間になることができる。
【0053】
また、保存部180は、所定のアプリケーションを実行してダウンロードされた上述の第1及び第2基準情報のうち少なくとも一つを保存することができる。
保存部180は、相手端末に対する情報を保存することができる。
【0054】
通信部140は、入力部160を介して入力された相手端末に対する情報または保存部180に保存された相手端末に対する情報に応じて、相手端末に上述した撮像データ(ターゲット認識情報)及び位置情報を伝送することができる。
【0055】
センサ部190は、方位角センサ、羅針盤などで実現されてもよく、撮像素子131による撮影時に撮影方向の方向情報を測定することができる。ここで、方位角センサとしては、代表として、地磁気センサが利用されてもよい。
【0056】
センサ部190が地磁気センサで実現される場合、センサ部190は地磁気に対応される方位角を検出する役割をする。方位角とは、現在撮影素子131のレンズが向く方向(すなわち、撮影方向)が北から時計方向に回った角度を意味する。このとき、基準となる北は磁北になってもよい。これにより、磁北を基準にして時計方向に回転させるのを(+)方向、反時計方向に回転させるのを(−)方向に定義することができる。
【0057】
一方、本発明の他の実施形態によると、センサ部190は傾斜センサ(図示せず)を更に含み、撮影時にユーザ端末装置100の傾きも演算することができる。
傾斜センサ(図示せず)は垂直方向の傾きを測定する役割をする。傾きは、ユーザ端末装置100と地表面とが成す角度、即ち、ピッチ角(pitch angle)で定義することができる。ユーザ端末装置100が地表面に水平な平面上に置かれていると仮定すると、現在の傾きは0°になる。このような状態で、ユーザ端末装置100のレンズ方向、すなわち、撮影方向が上側を向くようにユーザ端末装置100を回転させると傾きが変わるようになる。傾きの符号は上方向を(+)に、下方向を(−)に定義することができる。
【0058】
上述のように、センサ部190は、水平方位角、ピッチ角などを含む3次元方位角を生成して提供することができる。
制御部150は、撮像素子131で撮影された撮像データに、センサ部190で生成された方向情報がタギングされるように制御することができる。これにより、GPS信号に基づいて生成された位置情報に誤差が存在しても、センサ部190で生成された方向情報を用いて誤差を補正することができるようになる。これについては、図6A及び図6Bを参照して詳細に説明することにする。
【0059】
一方、ターゲット認識情報がショートメッセージである場合にもユーザがターゲット方向にユーザ端末装置100を位置させた状態でショートメッセージを作成するのが一般的であるので、ショートメッセージを作成するときにユーザ端末装置100の方向を測定して方向情報を生成することができる。
【0060】
図3は、本発明の他の実施形態にかかるユーザ端末装置の構成を示すブロック図である。
図3によると、ユーザ端末装置200は、GPS受信部210、通信部220、検索部230、出力部240、制御部250、入力部260及び保存部270を含む。
【0061】
GPS受信部210は、GPS衛星(図1の10)からGPS信号を受信する。
位置情報生成部(図示せず)は、ユーザ端末装置200の現在位置を示す位置情報を生成する。
【0062】
具体的に、位置情報生成部(図示せず)は、GPS受信部210を介して受信されたGPS信号を用いて現在位置の緯度、経度、高度などを含む位置情報を生成することができる。具体的に、位置情報生成部(図示せず)は複数個のGPS衛星から送信された信号を受信して、送信時間と受信時間との間の時間差を用いて衛星と受信機との間の距離を演算する。そして、複数個の衛星のそれぞれとの間で演算された距離と、衛星の位置などを総合的に考慮して、三辺測量のような演算方法でユーザ端末装置200の現在位置を算出することができる。
【0063】
通信部220は、相手端末から相手端末の位置情報及び相手端末で生成したターゲット認識情報を受信する機能を行う。ここで、相手端末は、図2A及び図2Bに示された形態のユーザ端末装置であってもよい。
【0064】
ここで、相手端末の位置情報とは、相手端末の現在位置に対するGPS信号を基盤に算出された緯度、経度、高度などを含む情報であってもよい。また、ターゲット認識情報とは、ターゲットを識別することができるテキストを含んだ情報であってもよく、撮像デーたから抽出されたテキスト及び/又はショートメッセージに含まれたテキスト形式であってもよい。ここで、ターゲットを識別することができるテキスト形態のターゲット認識情報は、商号名、建物名、距離名、住所などであってもよい。
【0065】
また、通信部220は、地図DB、経路提供サーバ、外部データサーバ等とデータを送受信することができる。通信部220は、予め設定された方式で信号を変復調(Modulation/Demodulation)できるモデム(Modem)、アンテナ、信号増幅器などを更に含むことができる。
【0066】
検索部230は、通信部220を介して受信した相手端末の位置情報を基準にターゲット認識情報に対応されるターゲットを検索する機能を行う。
検索部230は、予め保存された第1基準情報及び第2基準情報のうち少なくとも一つにターゲット認識情報に対応される情報があるか検索する。
【0067】
具体的に、検索部230は、まず、予め保存された第1基準情報にターゲット認識情報に対応される情報があるかを検索し、検索に失敗すると、第2基準情報にターゲット認識情報に対応される情報があるか検索することができる。
【0068】
ここで、第1及び第2基準情報のうち少なくとも一つは、ユーザ端末装置100に備えられた保存部270及び外部のデータベースサーバ(図示せず)のうち少なくとも一つから提供されてもよい。
【0069】
第1及び第2基準情報のうち少なくとも一つがユーザ端末装置200に備えられた保存部270に保存される場合、所定のアプリケーションを実行して保存部270に保存されるようにしてもよい。この場合、相手端末100でも同一のアプリケーションを実行することができ、この場合、ユーザ端末措置200と相手端末100は同一の第1及び第2基準情報のうち少なくとも一つを保存することができるようになる。これにより、相手端末で第1及び第2基準情報のうち少なくとも一つに対する検証に成功したターゲット認識情報を受信する場合、ユーザ端末装置200でも検索に成功することができるようになる。
【0070】
また、第1及び第2基準情報のうち少なくとも一つが外部のデータベースサーバ(図示せず)に保存される場合、外部のデータベースサーバ(図示せず)はユーザ端末装置200及び相手端末100が共にアクセス可能なサーバであってもよい。
【0071】
ここで、第1基準情報は商号名及び建物名のうち少なくとも一つを含み、第2基準情報は住所及び電話番号のうち少なくとも一つを含んでもよい。
例えば、ターゲット認識情報が「TGI」という商号を撮影した撮像データである場合、相手端末の位置情報(緯度、経度、高度)を基準に「TGI」に対応されるターゲットを検索することができる。
【0072】
出力部240は、ユーザ端末装置100で発生される各種のデータを外部に表示して、ユーザが視覚的に認識できるようにする映像出力部(図示せず)及び/又は各種のデータをユーザが聴覚的に認識できるようにする音声出力部(図示せず)を含んでもよい。
【0073】
ここで、映像出力部(図示せず)は、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)等で実現されてもよく、音声出力部(図示せず)はスピーカ等で実現されてもよい。
【0074】
特に、出力部240は、現在位置から検索されたターゲットへの経路案内情報をナビゲーションマップの形態に出力することができる。
制御部250は、ユーザ端末装置200の全ての構成要素を制御し、デジタル信号プロセッサ(Digital signal Processor:DSP)とマイクロプロセッサ及び他の回路を含むことができる。特に、本発明にかかる機能を行うことができるアプリケーションを含むことができる。
【0075】
また、制御部250は該当アプリケーションを実行して検索部230によって検索されたターゲットへの経路を案内するための経路案内情報を出力するように出力部240を制御することができる。
【0076】
具体的に、制御部250は、検索部230によって検索されたターゲットへの経路を案内するための経路案内情報をナビゲーションマップの形態で出力するように出力部240を制御することができる。
【0077】
この場合、制御部250は、通信部220を介してサーバ(図1の20)の地図DB(Database)から関連マップ情報を受信して、経路案内のためのナビゲーションマップを出力するようにできる。
【0078】
ナビゲーションマップ上には、ターゲット位置までの最適移動経路、最短移動経路、ターゲット位置までの所要時間、移動経路上の交差点、分岐点、主要建物、ランドマークなどが表示されてもよい。
【0079】
ターゲット位置までの移動経路が複数個である場合、これを全て表示してユーザが選択するようにすることも可能である。
【0080】
制御部250は通信部220を介して受信された相手端末の位置情報及びターゲット認識情報に位置基盤サービス(Location−Based Service)を適用してターゲットを検索し、検索されたターゲットをナビゲーションマップ上にマッピングして経路案内情報を出力するようにすることができる。
【0081】
一方、通信部220を介して受信された撮像データ自体を受信する場合、テキスト抽出部(図示せず)を介して撮像データからターゲットを認識するためのテキストを抽出して利用することができる。
【0082】
この場合、撮影データは、ターゲット撮影時における撮影方向に対する方向情報を含んでもよい。ここで、方向情報は、上述したように、水平方位角、ピッチ角などを含む3次元方位角情報であってもよい。
【0083】
候補リスト生成部(図示せず)は、撮像データにタギングされた位置情報(緯度、経度、高度)及び方向情報(方位角情報)を用いて予め設定された誤差範囲内で候補リストを生成することができる。この場合、位置情報を基準に予め設定された誤差範囲内に方向情報を適用したり、位置情報と方向情報に予め設定された誤差範囲を全て適用したりすることも可能である。
【0084】
例えば、方向情報が方位角60°である場合、30°〜90°内の半径に含まれるターゲット候補にて候補リストを生成することができる。但し、これは一実施例に過ぎず、方位角または位置情報に対する誤差範囲は状況に応じて流動的に適用されることができる。即ち、予め設定された誤差範囲でターゲットが検出されない場合などにおいては、誤差範囲を増加させてターゲット候補を検索することも可能である。
【0085】
制御部220は、撮像データから正確なテキストが抽出されない場合(例えば、照明による反射、低い画質等)、位置情報に誤差がある場合などに、方向情報を基盤にターゲット候補リストを生成してターゲットを検出するようにすることができる。これについては、図6A及び図6Bを参照して詳細に説明することにする。
【0086】
一方、ターゲット認識情報がターゲットの商号を含むショートメッセージである場合、それをそのまま利用することができる。この場合にも、ショートメッセージにタギングされた、ショートメッセージの作成時の端末装置100の方向情報を用いてターゲット候補リストを生成してターゲットを検出する構成も可能である。
【0087】
なお、ターゲット認識情報が、撮像データから抽出されたテキストとショートメッセージに含まれたテキストとを共に含む場合、これを選択的に利用したりすべてを利用したりすることができる。
【0088】
また、ターゲット認識情報は、複数個の撮像データから抽出された複数個のテキスト及び/又は複数個のショートメッセージに含まれた複数個のテキストであってもよい。
一方、制御部250は、入力部260を介してユーザ命令がある場合、位置情報生成部(図示せず)を介して生成された位置情報を相手端末に伝送するように通信部220を制御することができる。
【0089】
ユーザ端末装置200は電子羅針盤部(図示せず)を更に含むことができる。
電子羅針盤部(図示せず)はユーザ端末装置200の移動方向をリアルタイムで測定することができる。
【0090】
この場合、制御部250は、電子羅針盤部(図示せず)で測定された現在のユーザ端末の移動方向をナビゲーションマップ上に表示するように出力部240を制御することができる。これにより、ユーザは自分が移動する経路を確認することができ、ターゲットへの移動経路とマッチングして確認することができるようになる。
【0091】
制御部250は、ユーザが経路案内情報による経路から外れた場合、警告窓、アラムなどを出力してユーザがそれを認識することができるようにできる。
または、制御部250は、経路案内情報に従ってユーザが目的地を容易に辿り着くことができるように、目的地へ行く途中に混沌し得る交差点、十字路などの分岐点、ランドマークのある地点などにおいて、サーバ(図1の20)に予め保存された写真情報を提供するようにできる。
【0092】
または、ユーザが目的地をたどって行く途中に混沌し得る交差点、十字路などの分岐点、ランドマークのある地点などの写真を撮影する場合、ユーザが撮影した写真上に移動経路を表示してあげることができる。これについては図面を参考にして後述することにする。
【0093】
入力部260は、ユーザの操作に相応する各種信号を生成して制御部250に伝送することができる。特に、ユーザが自分の位置情報を相手端末100に伝送することを希望する場合、これに対応するユーザ命令を受信して制御部250に伝達することができる。
【0094】
入力部260は、キーパッド(Key pad)及び/又はタッチパッド(Touch pad)等の入力手段で実現されてもよい。また、入力部260は、複数個の数字/文字の入力キーとユーザとのインターフェースのための機能キー、通話のためのキー等を備えてもよい。
【0095】
この場合、制御部250は位置情報生成部(図示せず)を介して生成された位置情報を相手端末100に伝送するように通信部220を制御することができる。
【0096】
また、制御部250は、現在のユーザ端末200の位置で生成したターゲット認識情報及び位置情報に基づいて、現在ユーザ端末200上に表示される移動経路にユーザ端末200が位置した地点を表示して、相手端末100に伝送するようにすることもできる。この場合、相手端末100のユーザはユーザ端末200の現在位置をリアルタイムで提供されることができるようになる。
【0097】
保存部270は、ユーザ端末装置200の動作に必要な運営体制(Operational System:OS)などのソフトウェアを保存する保存空間になってもよい。
また、保存部270は相手端末に対する情報を保存することができる。
【0098】
図4A及び図4Bは、図2A及び図2Bにかかるユーザ端末装置の位置提供方法を説明するための図である。
図4Aによると、ユーザ端末装置100を所有しているユーザAは、ユーザB(図示せず)に対して「TGI」への経路を案内しようとする。
【0099】
この場合、ユーザAは端末装置100に備えられたカメラを用いて「TGI」の商号を撮影し、撮像データから抽出された「TGI」というテキスト形式のターゲット認識情報を生成する。他の実施例によると、ユーザAは端末装置100を用いて「TGI」という商号をショートメッセージの形に作成して「TGI」というテキスト形式のターゲット認識情報を生成することもできる。あるいは両者を同時に生成することも可能である。但し、以下では説明の便宜のために、ターゲット認識情報が撮像データから抽出されたテキストである場合を想定して説明することにする。
【0100】
ここで、撮影時のユーザ端末装置100の位置情報(緯度、経度、高度など)が撮像データにタギングされてもよい。ここで、位置情報はGPS信号を用いて生成された信号であって、位置情報については上述したため、詳細な説明は省略することにする。
【0101】
図4Bによると、ユーザAは図4Aにおいて撮影した「TGI」という商号を含む撮像データから抽出されたターゲット認識情報(例えば、「TGI」というテキスト)にユーザ端末100の位置情報がタギングされたデータを、経路を案内しようとするユーザBに伝送することができる。
【0102】
ここで、撮像データから抽出されたテキスト形態のターゲット認識情報は、上述したように、保存部または外部データサーバに予め保存された第1及び第2基準情報のうち少なくとも一つと符合するか否かが検証された情報であることができ、これについては詳しく上述したためそれ以上の説明は省略することにする。
または、場合によっては撮像データ自体を伝送することも可能である。
【0103】
図5A乃至図5Dは、図3によるユーザ端末装置の経路案内方法を説明するための図である。
【0104】
図5Aによると、ユーザBはユーザA(図4A、4B)からユーザAが所有する端末装置100の現在位置情報のタギングされた、「TGI」の商号が撮影された撮像データから抽出されたテキスト形態のターゲット認識情報を端末装置200を介して受信した。
【0105】
図5Bによると、ユーザBは受信された撮像データに対してターゲット位置(「TGI」)までの経路案内メニュー(「Tell me the way」)を選択することができる。
【0106】
若しくは、ユーザ端末装置200が撮像データ自体を受信した場合、受信した撮像データからターゲットの商号名(「TGI」)を抽出することができる。
図5Cによると、ユーザ端末装置200はターゲット認識情報、例えば、商号名及び撮像データにタギングされた位置情報を用いてターゲットを検索することができる。この場合、ユーザ端末装置200に備えられた保存部または外部データサーバに予め保存された第1基準情報及び第2基準情報に基づいてターゲットを検索し、ターゲットに対する位置情報を提供してもらうことができる。
【0107】
また、GPS衛星10から自分の現在位置に対するGPS信号を受信して自分の現在位置(A)を把握することができる。
次いで、自分の現在位置(A)及び検索されたターゲット(B)が表示されたナビゲーションマップの形態で経路案内情報を出力することができる。
【0108】
図5Dによると、ターゲット(B)までの所要時間、移動経路上のランドマークなどをナビゲーションマップ上に表示することができる。これにより、端末装置200を介して位置情報のタギングされた撮像データを受信したユーザは、目的地までの移動経路を提供してもらうことができる。
【0109】
図6A及び図6Bは、本発明の他の実施形態にかかる方向情報の利用方法を説明するための図である。
図6Aによると、ユーザ端末装置200は、受信した撮像データからターゲットの商号の撮影時の撮影方向に対する方向情報を検出することができる。ここで、方向情報は方位角であってもよい。
【0110】
例えば、受信された方向情報が方位角aである場合、受信された位置情報(P’)を基準に方位角aに対して予め設定された誤差範囲にあるターゲット1(T1)、ターゲット2(T2)、ターゲット3(T3)がターゲット候補になることができる。
【0111】
この場合、図6Bに示されたように、実際位置(P)と異なる位置情報(P’)が受信されたとしても、方位角に対して予め設定された誤差範囲にあるターゲット候補が候補リストに含まれることができる。
【0112】
ターゲット候補リストを、ターゲット認識情報に含まれたテキストが不明な場合、GPS信号による位置情報に誤差がある場合などに効果的に利用することができる。
例えば、 受信された位置情報(P’)を基準に受信された方向情報に対応されるターゲット(T2)だけでなく、予め設定された誤差範囲にあるターゲット候補(T1、T3)が候補リストに含まれることができるため、受信された位置情報(P’)が実際の位置情報(P)と相違していても正確なターゲットを検出することができるようになる。
【0113】
また、候補リストに基づいてターゲットを検索することができるので、ターゲット認識情報から抽出されたテキストが不明な場合にも正確なターゲットを検出することができるようになる。
図7は、本発明の多様な実施形態にかかる経路案内方法を説明するための図である。
同図によると、ユーザ端末装置200に表示されたナビゲーションマップ上にユーザ端末200の現在位置(A)からターゲット(B:TGI)までの移動経路を案内する経路案内情報が表示される。
【0114】
また、表示された経路案内情報上にユーザ端末装置200が実際に移動する経路が点線で表示される。これにより、ユーザは自分が移動する経路を確認することができるようになる。
【0115】
また、ユーザ端末装置200が経路案内情報に従って移動する途中で経路から外れた場合、それをユーザに認識させるアラム(♪)が発生されたり、または画面に警告窓(図示せず)をディスプレイしたりすることができる。
【0116】
図8A及び図8Bは、本発明の多様な実施形態にかかる経路案内方法を説明するための図である。
図8A及び図8Bに示されたように経路案内情報に従って移動する途中でユーザが混沌しやすい地点に至った場合、ユーザ端末200は写真情報を提供することができる。ここで、写真情報は、ユーザが前方のどの地点でどの方向に進むべきかを示す進む方向の記号と道案内音声を含むことができる。
【0117】
図8Aによると、ユーザが出発地から目的地まで移動する経路上で通過すべき主要地点で提供されるべき写真情報には、ユーザが前方のどの地点でどの方向に進むべきかを示す進む方向の記号(a)と道案内音声(b)が付加されている。
【0118】
図8Bによると、ユーザが出発地から目的地まで移動する経路上で混沌しやすい地点で提供される写真情報には、進むべき方向を示す進む方向の記号と道案内音声が付加されている。
【0119】
一方、写真情報はサーバ20を介して提供されてもよく、あるいはユーザが道案内をしてもらいたい地点を直接撮影して付加情報を提供されることも可能である。
【0120】
図9は、本発明の一実施形態にかかるユーザ端末装置の位置提供方法を説明するためのフローチャートである。
【0121】
同図に示されたユーザ端末装置の位置提供方法によると、まず、ユーザ端末装置の位置を示す位置情報を生成する(S910)。
次いで、ターゲットを認識するためのターゲット認識情報を生成する(S920)。
【0122】
その後、S910ステップで生成されたターゲット認識情報及びS920ステップで生成された位置情報を相手端末に伝送する(S930)。
ここで、S910ステップ及びS920ステップは同時に行われてもよく、S920ステップはS910ステップより先に行われてもよい。
【0123】
S930ステップでは、ユーザによって入力された情報または予め保存された情報に従って、相手端末にターゲット認識情報及び位置情報を伝送することができる。
ここで、ターゲット認識情報は、ターゲットの商号を含む撮像データから抽出されたテキスト(例えば商号名)であってもよい。
【0124】
または、ターゲット認識情報は、ユーザによって入力されたショートメッセージに含まれたテキスト(例えば商号名)であってもよい。
【0125】
図10は、本発明の一実施形態にかかるユーザ端末装置の経路案内方法を説明するためのフローチャートである。
【0126】
図10に示されたユーザ端末装置の経路案内方法によると、相手端末から相手端末の位置情報及び相手端末で生成したターゲット認識情報を受信する(S1010)。
次いで、位置情報を基準にターゲット認識情報に対応されるターゲットを検索する(S1020)。
【0127】
その後、検索されたターゲットへの経路案内情報を出力する(S1030)。
ここで、S1020ステップは、位置情報及びターゲット認識情報に位置基盤サービス(Location−Based Service)を適用してターゲットを検索することができる。
【0128】
また、S1030ステップは、経路案内情報をナビゲーションマップの形態で出力することができる。
ここで、ターゲット認識情報は、ターゲットの商号を含む撮像データから抽出されたテキスト(例えば商号名)であってもよい。
【0129】
場合によっては、撮像データからテキスト形態のターゲット認識情報(例えば商号名)を抽出して利用することができる。また、撮像データからテキストが抽出されない場合、位置情報を基盤にターゲットを設定することができる。
または、ターゲット認識情報は、ショートメッセージに含まれたテキスト(例えば商号名)であってもよい。
【0130】
また、ユーザ端末装置の位置を示す位置情報を生成し、ユーザ命令に従って生成された位置情報を相手端末に伝送することができる。
また、電子羅針盤を用いてユーザ端末の移動方向を測定し、測定されたユーザ端末の移動方向をナビゲーションマップ上に表示することができる。
【0131】
図11は、本発明の一実施形態にかかる経路案内システムの経路案内方法を説明するためのフローチャートである。
同図に示された経路案内システムの経路案内方法によると、第1ユーザ端末100でGPS信号を受信(S110)して、第1ユーザ端末の位置を示す位置情報及びターゲットを認識するためのターゲット認識情報を生成する(S120)。
【0132】
S120ステップで生成されたターゲット認識情報は、第2ユーザ端末装置に伝送される(S10)。
第2ユーザ端末装置では第1ユーザ端末から位置情報及びターゲット認識情報を受信する(S230)。
【0133】
次いで、位置情報を基準にターゲット認識情報に対応されるターゲットを検索する(S240)。
その後、検索されたターゲットへの経路案内情報を出力する(S250)。
【0134】
また、場合によっては第2ユーザ端末装置200は自分の位置情報を第1ユーザ端末装置100に伝送することができる(S20)。
ここで、ターゲット認識情報は、ターゲットの商号を含む撮像データから抽出されたテキストであってもよい。
【0135】
または、ターゲット認識情報は、ターゲットの商号が入力されたショートメッセージに含まれたテキストであってもよい。
【0136】
この場合、S250ステップは経路案内情報をナビゲーションマップの形態で出力することができる。
これにより、ユーザ端末装置から目的地までの移動経路を容易に案内することができるようになる。
【0137】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0138】
10 GPS衛星
20 サーバ
100、200 ユーザ端末
110 GPS受信部
120 位置情報生成部
130 認識情報生成部
140 通信部
150 制御部
160 入力部
170 出力部
180 保存部
190 センサ部
210 GPS受信部
220 通信部
230 検索部
240 出力部
250 制御部
260 入力部
270 保存部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末装置において、
前記ユーザ端末装置の位置を示す位置情報を生成する位置情報生成部と、
ターゲットを認識するためのターゲット認識情報を生成する認識情報生成部と、
相手端末との通信を行う通信部と、
前記ターゲット認識情報が予め設定された第1基準情報と符合するかを検証し、検証に成功すると前記相手端末に前記ターゲット認識情報及び前記位置情報を伝送するように前記通信部を制御し、前記検証に失敗すると前記ターゲット認識情報が予め設定された第2基準情報と符合するかを検証する制御部と、
を含むユーザ端末装置。
【請求項2】
前記第1基準情報は商号名及び建物名のうち少なくとも一つを含み、前記第2基準情報は住所及び電話番号のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末装置。
【請求項3】
前記第1及び第2基準情報は、
前記ユーザ端末装置に備えられた保存部及び外部のデータベースサーバのうち少なくとも一つから提供されることを特徴とする請求項1または2に記載のユーザ端末装置。
【請求項4】
前記認識情報生成部は、
前記ターゲットを撮影する撮像素子を含み、
前記ターゲット認識情報は、
前記ターゲットを撮影した撮像データから抽出されたテキスト情報であることを特徴とする請求項1または2に記載のユーザ端末装置。
【請求項5】
前記認識情報生成部は、
メッセージが入力される入力部を更に含み、
前記入力部を介して入力された前記ターゲットの商号を含むショートメッセージを前記ターゲット認識情報として生成することを特徴とする請求項1または2に記載のユーザ端末装置。
【請求項6】
ユーザ端末装置において、
相手端末から前記相手端末の位置情報及び前記相手端末で生成したターゲット認識情報を受信する通信部と、
前記位置情報を基準に前記ターゲット認識情報に対応されるターゲット情報を検索する検索部と、
経路案内情報を出力する出力部と、
前記検索されたターゲット情報への経路を案内するための経路案内情報を出力するように前記出力部を制御する制御部と、を含み、
前記ターゲット認識情報は、
前記相手端末から予め設定された第1基準情報及び第2基準情報のうち少なくとも一つに対して符合するか否かが検証された情報であることを特徴とするユーザ端末装置。
【請求項7】
前記第1基準情報は商号名及び建物名のうち少なくとも一つを含み、前記第2基準情報は住所及び電話番号のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項6に記載のユーザ端末装置。
【請求項8】
前記検索部は、
前記ユーザ端末装置に備えられた保存部及び外部のデータベースサーバのうち少なくとも一つにおいて、前記ターゲット認識情報に対応されるターゲット情報を検索することを特徴とする請求項6または7に記載のユーザ端末装置。
【請求項9】
前記ターゲット認識情報は、
前記ターゲットを撮影した撮像データから抽出されたテキストまたは前記ターゲットの商号を含むショートメッセージであることを特徴とする請求項6または7に記載のユーザ端末装置。
【請求項10】
ユーザ端末装置の位置提供方法において、
前記ユーザ端末装置の位置を示す位置情報を生成するステップと、
ターゲットを認識するためのターゲット認識情報を生成するステップと、
前記ターゲット認識情報が予め設定された第1基準情報と符合するかを検証し、検証に成功すると前記相手端末に前記ターゲット認識情報及び前記位置情報を伝送するステップと、
前記検証に失敗すると前記ターゲット認識情報が予め設定された第2基準情報と符合するかを検証するステップと、
を含むユーザ端末装置の位置提供方法。
【請求項11】
前記第1基準情報は商号名及び建物名のうち少なくとも一つを含み、前記第2基準情報は住所及び電話番号のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項10に記載のユーザ端末装置の位置提供方法。
【請求項12】
前記第1及び第2基準情報は、
前記ユーザ端末装置に備えられた保存部及び外部のデータベースサーバのうち少なくとも一つから提供されることを特徴とする請求項10または11に記載のユーザ端末装置の位置提供方法。
【請求項13】
前記ターゲット認識情報は、
前記ターゲットを撮影した撮像データから抽出されたテキストまたは前記ターゲットの商号を含むショートメッセージであることを特徴とする請求項10または11に記載のユーザ端末装置の位置提供方法。
【請求項14】
ユーザ端末装置の経路案内方法において、
相手端末から前記相手端末の位置情報及び前記相手端末で生成したターゲット認識情報を受信するステップと、
前記位置情報を基準に前記ターゲット認識情報に対応されるターゲット情報を検索するステップと、
前記検索されたターゲット情報への経路を案内するための経路案内情報を出力するステップと、を含み、
前記ターゲット認識情報は、
前記相手端末から予め設定された第1基準情報及び第2基準情報のうち少なくとも一つに対して符合するか否かが検証された情報であることを特徴とするユーザ端末装置の経路案内方法。
【請求項15】
前記第1基準情報は商号名及び建物名のうち少なくとも一つを含み、前記第2基準情報は住所及び電話番号のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項14に記載のユーザ端末装置の経路案内方法。
【請求項16】
前記検索ステップは、
前記ユーザ端末装置に備えられた保存部及び外部のデータベースサーバのうち少なくとも一つにおいて、前記ターゲット認識情報に対応されるターゲット情報を検索することを特徴とする請求項13または14に記載のユーザ端末装置の経路案内方法。
【請求項17】
前記ターゲット認識情報は、
前記ターゲットを撮影した撮像データから抽出されたテキストまたは前記ターゲットの商号を含むショートメッセージであることを特徴とする請求項13または14に記載のユーザ端末装置の経路案内方法。

【図1】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図5C】
image rotate

【図5D】
image rotate

【図6A】
image rotate

【図6B】
image rotate

【図7】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図8A】
image rotate

【図8B】
image rotate


【公開番号】特開2011−99854(P2011−99854A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−247374(P2010−247374)
【出願日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】