説明

不法駐輪監視システム及びその方法

【課題】監視指導員自身の負担と、監視指導員の確保とコストの負担を減じ、効率のよい不法駐輪監視システムとその方法を得る。
【解決手段】駐輪禁止エリアPPAを写すカメラ装置CAと、駐輪禁止エリアPPA又はその近傍に配置され注意音声を発する注意装置STと、カメラ装置CAの画像及び情報を受送信する画像及び情報受送信手段31とこれを制御する制御手段33とを有するカメラ用サーバ3と、インターネット4などを介してカメラ用サーバ3と接続された監視用サーバ5とを備え、監視用サーバ5は、カメラ装置CAの画像及び情報受送信手段31からの画像及び情報を受ける画像及び情報受信手段51と、これらの画像及び情報から不法駐輪の判定を行う不法駐輪判定手段53と、この判定を受けて注意音声発出指示を注意装置STに送る注意音声指示手段55とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐輪禁止エリアへの不法駐輪を監視するシステム及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
駅前広場等における自転車等の二輪車の不法駐輪は一般利用者の通行に迷惑となり、社会問題化している。一方で通勤や買物のための交通機関として二輪車は便利であり、近くへの交通手段として益々増加する傾向にある。駐輪場の整備は進められているが、駅から遠いとか、目的地から離れているとの理由から駅前などの不法駐輪は後を絶たない。このため不法駐輪された二輪車等に錠体を取り付け、不法駐輪された場所より撤去せずに取締る不法駐輪の防止に寄与するための装置(特許文献1参照)、放置二輪車の一時保管場所に係留鎖錠して、保管期間管理を可能にした二輪車の不法駐輪を抑制しようとする放置二輪車管理システム(特許文献2参照)などが考えられてきた。また、駅前広場等を監視カメラで常時監視し、注意を呼びかける、監視指導要員が日に何回か巡回し注意のビラを添付するなどの対策が採られてきた。
【特許文献1】特開2003−095160号公報(要約、図1)
【特許文献2】特開2005−119574号公報(要約、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記の従来の注意と取締りでは、いずれの場合も監視指導員自身の負担と、監視指導員の確保とコストの負担が大きい。そこで本発明では、効率のよい不法駐輪監視システム及びその方法を得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を解決するため、本発明の不法駐輪監視システムでは、駐輪禁止エリアを写すカメラ装置と、前記駐輪禁止エリア又はその近傍に配置され注意音声を発する注意装置と、前記カメラ装置の画像及び情報を受送信する画像及び情報受送信手段とこれを制御する制御手段とを有するカメラ用サーバと、インターネット、イントラネット、直接接続回線のいずれかを介して前記カメラ用サーバと接続された監視用サーバとを備え、監視用サーバは、前記カメラ用サーバの前記画像及び情報受送信手段からの画像及び情報を受ける画像及び情報受信手段と、これらの画像及び情報から不法駐輪の判定を行う不法駐輪判定手段と、この判定を受けて注意音声発出指示を前記注意装置に送る注意音声指示手段とを有する不法駐輪監視システムとする。これによって、駐輪禁止エリアに停滞する不法駐輪者に音声で適時に注意を喚起することを可能とし、監視指導員の負担、また、監視指導要員確保の負担とコストを削減することができる。
【0005】
また、前記注意音声指示手段からの注意音声発出指示信号が、前記カメラ用サーバを介してカメラ装置から、前記注意装置に送られる不法駐輪監視システムとすれば、カメラ装置と注意装置とは、近接されて置かれるため、連動接続に便利である。
【0006】
また、前記カメラ装置から注意装置への注意音声発出指示を、無線で行う不法駐輪監視システムとすれば、通信ケーブルを必要とせず、配置の自由度が増す。
【0007】
また、前記不法駐輪判定手段が、前記画像及び情報受信手段からの画像及び情報を受けて所定時間間隔で静止画を取得する静止画取得手段と、これらの静止画上の二輪車画像を判別認識する二輪車画像判別認識手段と、これらの判別認識された判別結果画像を時系列に記録する判別結果画像記録手段と、前記判別結果画像を比較対比しその差を示す判別結果画像比較手段と、該判別結果画像比較手段からの結果を受けて新たな不法駐輪を判定する新駐輪判別手段とを有する不法駐輪監視システムとすれば、確実適時な不法駐輪判定を実現できる。
【0008】
また、前記判別結果画像比較手段が、前々判別結果画像と前判別結果画像との比較に基づき新たな不法駐輪候補を判別したときに、さらに前判別結果画像と現判別結果画像との比較結果に基づき、不法駐輪を判定する不法駐輪監視システムとすれば、確実な不法駐輪判定を実現できる。
【0009】
また、前記監視用サーバが、さらに、予め設定した数以上の不法駐輪の情報を受けて、監視指導員の携帯端末に出動指示信号を送る出動指令発信手段を有する不法駐輪監視システムとすれば、効率的な不法駐輪の監視及び排除を可能とできる。
【0010】
さらに、前記カメラ装置と前記注意装置の少なくともいずれかが、太陽光発電による自立電源により駆動されている不法駐輪監視システムとすれば、設立場所の自由度が増し、電源ケーブル、通信ケーブルなどの配線もより少なくできる。
【0011】
また、前記駐輪禁止エリアの路面に太陽電池を配置し、これを前記自立電源の少なくとも一部とする不法駐輪監視システムとすれば、大きな面積のより発電量の大きな自立電源とすることが可能である。
【0012】
次に、上記の課題を解決するため、本発明の不法駐輪監視方法では、カメラ装置により駐輪禁止エリアを写すステップと、前記カメラ装置の画像及び情報をカメラ用サーバの画像及び情報受送信手段で受送信するステップと、インターネット、イントラネット、直接接続回線のいずれかを介して前記カメラ用サーバからの画像及び情報を監視用サーバに送るステップと、前記監視用サーバの画像及び情報受信手段で前記カメラ用サーバの前記画像及び情報受送信手段からの画像及び情報を受けるステップと、前記監視用サーバの不法駐輪判定手段により前ステップで受けたこれらの画像及び情報から不法駐輪の判定を行うステップと、前記監視用サーバの注意音声指示手段がこの判定を受けて注意音声発出指示を前記駐輪禁止エリア又はその近傍に配置され注意装置に送るステップとを有する不法駐輪監視方法とする。これによって、駐輪禁止エリアに停滞する不法駐輪者に音声で適時に注意を喚起することを可能とし、監視指導員の負担、また、監視指導員確保の負担とコストを削減することができる。
【0013】
さらに、前記不法駐輪判定手段において、前記前ステップで受けた画像及び情報受信手段からの画像及び情報から静止画取得手段により所定時間間隔で静止画を取得するステップと、二輪車画像判別認識手段によりこれらの静止画上の二輪車画像を判別認識するステップと、判別結果画像記録手段によりこれらの判別認識された判別結果画像を時系列に記録するステップと、判別結果画像比較手段により前記判別結果画像を比較対比しその差を示すステップと、新駐輪判別手段により該判別結果画像比較手段からの結果を受けて新たな不法駐輪を判定するステップとを有する不法駐輪監視方法とすれば、確実適時な不法駐輪判定を実現できる。
【0014】
さらに、前記判別結果画像比較手段において、前々判別結果画像と前判別結果画像との比較に基づき新たな不法駐輪候補を判別するステップと、不法駐輪候補を判別したときに、さらに前判別結果画像と現判別結果画像との比較結果に基づき、不法駐輪を判定するステップを有する不法駐輪監視方法とすれば、確実な不法駐輪判定を実現できる。
【発明の効果】
【0015】
上記のように、本発明の不法駐輪監視システム及びその方法によれば、カメラ装置、注意装置、監視用サーバ内の手段の活用により、駐輪禁止エリアに停滞する不法駐輪者に適時に音声で注意を喚起することを可能とし、監視指導員の負担、また、監視指導員確保の負担とコストを削減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下本発明の実施の形態を図を参照しつつ説明する。
【0017】
図1は、不法駐輪監視システムの構成図である。図1において、この実施の形態における不法駐輪監視システム10は、駐輪禁止エリアPPA、を写すカメラ装置CA(図5も参照)が設置され、駐輪禁止エリアPPA又はその近傍には、指示信号を受けて注意音声を発する発音手段STVを内蔵する注意装置STが配置される。ここでの注意装置STの例は、注意を喚起するマークの入った看板状のものとして図1と図5に記載している。カメラ装置CAに接続され、その近傍に置かれるカメラ用サーバ3は、カメラ装置CAの画像及び情報を受送信する画像及び情報受送信手段31と受送信状況、カメラ姿勢など制御する制御手段33とを有する。
【0018】
このカメラ用サーバ3の画像及び情報受送信手段31には、例えばFOMA(登録商標)ネットなどのインターネット4、イントラネット、直接接続回線のいずれかを介して、監視用サーバ5が接続される。ここでは、インターネット4による場合を図示する。
【0019】
監視用サーバ5は、カメラ用サーバ3の画像及び情報受送信手段31からの画像及び情報信号を受ける画像及び情報受信手段51と、これらの画像及び情報信号から不法駐輪の判定を行う不法駐輪判定手段53と、この判定を受けて注意音声発出指示を注意装置STに送る注意音声指示手段55を有する。さらに、不法駐輪判定手段53には、この出力を表示する表示手段57と監視指導員に出動指令を発信する出動指令発信手段56をこの例では備えている。この出動指令発信手段56は、予め設定した数以上の不法駐輪の情報を不法駐輪判定手段53から受けて、監視指導員の携帯端末7に出動指示信号を送る。出動指令発信手段56からの信号59を携帯端末7などで受けた監視指導員は、駐輪禁止エリアPPAに出動することになる。なお、携帯端末7をFOMA(登録商標)端末とすれば、出動指令発信手段56からの信号に画像を加え、FOMA(登録商標)ネットを介して監視指導員の携帯端末7への信号及び画像信号の送信が可能である。
【0020】
また、上記の不法駐輪判定手段53は、図2に示すように、画像及び情報受信手段からの画像及び情報を受けて所定時間間隔で静止画を取得する静止画取得手段53aと、これらの静止画上の二輪車画像を判別認識する二輪車画像判別認識手段53bと、これらの判別認識された判別結果画像を時系列に記録する判別結果画像記録手段53cと、前記判別結果画像を比較対比しその差を示す判別結果画像比較手段53dと、この判別結果画像比較手段53dからの結果を受けて新たな不法駐輪を判定する新駐輪判別手段53eと、さらに、不法停止数カウント手段53fを有する。
【0021】
次に、この監視システムの作用を説明する。カメラ装置CAにより駐輪禁止エリアPPAを写し、カメラ装置CAの画像及び情報は、カメラ用サーバの画像及び情報受送信手段31で受信される。この画像及び情報は、インターネット4を介して監視用サーバ5に送信される。
【0022】
監視用サーバ5の画像及び情報受信手段51で受信されたカメラ用サーバ3の画像及び情報受送信手段31からの画像及び情報は、不法駐輪判定手段53により不法駐輪の判定を行う画像及び情報とされる。監視用サーバ5の注意音声指示手段55は、この判定を受けて不法駐輪発生の場合には、注意音声発出指示を駐輪禁止エリアPPA又はその近傍に配置され注意装置STに送ることになる。
【0023】
上記の過程で、不法駐輪判定手段53は、画像及び情報受信手段51からの画像及び情報信号を受けて、静止画取得手段53aにより所定時間間隔、この例では5秒間隔で静止画を取得する。これらの静止画上の二輪車画像は二輪車画像判別認識手段53bで、判別認識される。判別結果画像記録手段53cではこれらの判別認識されて二輪車に焦点を当てた判別結果画像を時系列に記録する。判別結果画像比較手段53dは判別結果画像を比較対比しその差を判定値として出力する。判別結果画像比較手段53dからの結果を受けて新駐輪判別手段53eは新たに加わった不法駐輪を判定し、回線55aを通じ注意音声指示手段55に結果信号を与える。また、不法駐輪判定手段53から、注意音声指示手段55にある時間間隔を置いて、回線55bを通じ定期的動作指示信号を与えることが望ましい。
【0024】
上記の注意音声指示手段55から注意音声発出指示の信号は、回線55c、インターネット4、カメラ用サーバ3を介し回線55dを通じてカメラ装置CAに伝達される。カメラ装置CAは、この指示信号を、注意装置STにこの例では無線で送信する。注意装置STは駐輪禁止エリアPPAに対し音声メッセージを流す。
【0025】
一方で、不法駐輪判定手段53の、不法停止数カウント手段53fは、判別結果画像記録手段53cから現在の判別結果画像の信号を受けてその画像から駐輪禁止エリアPPAへの不法停止数をカウントし、予め定められたカウント数、例えば10台、を越えた場合、出動指令発信手段56から、監視指導員の携帯端末7に出動指示信号を送る。監視指導員の出動によって効率的な不法駐輪の監視及び排除を可能とできる。
【0026】
次に、新たな不法駐輪の判別を行う不法駐輪判定手段53の動作原理に付き図3と図4を伴い、さらに詳しく説明する。
【0027】
ここでの判別結果画像比較手段53dは、判別結果画像記録手段53cからの、5秒間隔の判別結果画像の内、前々判別結果画像G1と前判別結果画像G2との比較に基づき新たな不法駐輪候補の存在を判別したときに、さらに前判別結果画像G2と現判別結果画像G3との比較結果に基づき、不法駐輪か否かを判定する。
【0028】
図3は、新たな不法駐輪が見出される場合を示す動作原理説明図であり、判別結果画像記録手段53cには、5秒間隔の判別結果画像が記録されている。特に一回ごとの判別には、前々判別結果画像G1、前判別結果画像G2、現判別結果画像G3が必要である。判別結果画像比較手段53dでは、まず前々判別結果画像G1と前判別結果画像G2とを比較し新たな位置に駐輪の可能性がある候補画像g2を発見すると判定値V1を1とする。この判定値V1が1である場合には、次の段階では、前判別結果画像G2と現判別結果画像G3とが比較され候補画像g2が画像g3としてそのまま残っていると判別結果画像比較手段53dの判定値V2は1となる。もし、画像g3が現判別結果画像G3からなくなっていた場合、判定値V2は0となる。判定値V1とV2とが共に1の場合のみが新駐輪判別手段53eで新不法駐輪有りと判定される。この判定信号を受け、注意音声指示手段55は注意音声発出指示の信号を注意装置STに伝える。
【0029】
次に図4により新たな不法駐輪がない場合の動作原理を説明する。この例示では、判別結果画像比較手段53dで、前々判別結果画像G1と前判別結果画像G2とを比較したところ画像における駐輪の数は減っている。この場合駐輪していたものが去っていったということで、判定値V1は0となる。この段階での判定値V1が0であることにより、前判別結果画像G2と現判別結果画像G3とを比較しないで新不法駐輪なしと判定されるか、判定値V2を自動的に0とし、これによって、新駐輪判別手段53eで新不法駐輪なしと判定される。この場合、仮に前判別結果画像G2と現判別結果画像G3との比較で、新たな不法駐輪候補が、図4のように見出せる可能性があるとしても、これは、次の判別段階で適切な処理が行われる。すなわち、次の段階では、今の前判別結果画像は、前々判別結果画像となり、今の現判別結果画像は前判別結果画像となるからである。
【0030】
さらに、図5は、本発明による一実施の形態としての駐輪場の外観図を示している。図5では、駐輪禁止エリアPPAの路面に太陽電池SCを配設し、カメラ装置CAと注意装置ST1、ST2とそれらの看板及び照明が、太陽光発電による自立電源により駆動される構成とされている。これにより、注意メッセージは、光と音声で効果的に伝えることが可能となる。また、注意装置は、カメラ装置CAからの無線で注意音声発出指示を受けるものとされ、複数台、ここでは2台として、注意効果を上げている。これによって、カメラ装置CAと注意装置ST1、ST2の設立場所の自由度が増し、エリアの変更も可能であり、電源ケーブル、通信ケーブルなどの配線もより少なくできる。また、駐輪禁止エリアPPAの路面に太陽電池SCを敷き自立電源の少なくとも一部とすることにより、大きな面積のより発電量の大きい自立電源とすることが可能である。
【0031】
また、カメラ装置によるため、画面上のエリアを自由に設定可能であり、さらに、注意装置を用いるため、エリアを区切って、メッセージを変えるなども可能とできる。メッセージの運用開始後の変更も可能である。
【産業上の利用可能性】
【0032】
以上のように、本発明による不法駐輪監視システム及びその方法は、多くの地域で課題となっている不法駐輪取締りの労力と負担コストを削減可能とするシステム方法として有用であり、特に駅前広場の監視取締りに適している。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明による一実施の形態としての不法駐輪監視システムの構成図である。
【図2】図1の実施の形態に用いられる不法駐輪判定手段の構成図を示す。
【図3】図2の不法駐輪判定手段における動作原理を説明する動作原理説明図で、新たな不法駐輪が見出される場合を示す。
【図4】図2の不法駐輪判定手段における動作原理を説明する動作原理説明図で、新たな不法駐輪がない場合を示す。
【図5】本発明における一実施の形態としての駐輪場の外観図である。
【符号の説明】
【0034】
3 カメラ用サーバ、4 インターネット、5 監視用サーバ、7 携帯端末、10 不法駐輪監視システム、31 画像及び情報受送信手段、33 制御手段、51 画像及び情報受信手段、53 不法駐輪判定手段、53a 静止画取得手段、53b 二輪車画像判別認識手段、53c 判別結果画像記録手段、53d 判別結果画像比較手段、53e 新駐輪判別手段、53f 不法停止数カウント手段、55 注意音声指示手段、55a,55b,55c,55d 回線、56 出動指令発信手段、57 表示手段、59 信号、CA カメラ装置、PPA 駐輪禁止エリア、STV 発音手段、ST 注意装置、V1,V2 判定値、SC 太陽電池。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駐輪禁止エリアを写すカメラ装置と、
前記駐輪禁止エリア又はその近傍に配置され注意音声を発する注意装置と、
前記カメラ装置の画像及び情報を受送信する画像及び情報受送信手段とこれを制御する制御手段とを有するカメラ用サーバと、
インターネット、イントラネット、直接接続回線のいずれかを介して前記カメラ用サーバと接続された監視用サーバとを備え、
監視用サーバは、前記カメラ用サーバの前記画像及び情報受送信手段からの画像及び情報を受ける画像及び情報受信手段と、これらの画像及び情報から不法駐輪の判定を行う不法駐輪判定手段と、この判定を受けて注意音声発出指示を前記注意装置に送る注意音声指示手段とを有する
ことを特徴とする不法駐輪監視システム。
【請求項2】
前記注意音声指示手段からの注意音声発出指示が、前記カメラ用サーバを介してカメラ装置から、前記注意装置に送られることを特徴とする請求項1に記載の不法駐輪監視システム。
【請求項3】
前記カメラ装置から注意装置への注意音声発出指示は、無線で行われることを特徴とする請求項2に記載の不法駐輪監視システム。
【請求項4】
前記不法駐輪判定手段が、前記画像及び情報受信手段からの画像及び情報を受けて所定時間間隔で静止画を取得する静止画取得手段と、これらの静止画上の二輪車画像を判別認識する二輪車画像判別認識手段と、これらの判別認識された判別結果画像を時系列に記録する判別結果画像記録手段と、前記判別結果画像を比較対比しその差を示す判別結果画像比較手段と、該判別結果画像比較手段からの結果を受けて新たな不法駐輪を判定する新駐輪判別手段とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の不法駐輪監視システム。
【請求項5】
前記判別結果画像比較手段が、前々判別結果画像と前判別結果画像との比較に基づき新たな不法駐輪候補を判別したときに、さらに前判別結果画像と現判別結果画像との比較結果に基づき、不法駐輪を判定することを特徴とする請求項4に記載の不法駐輪監視システム。
【請求項6】
前記監視用サーバは、さらに、予め設定した数以上の不法駐輪の情報を受けて、監視指導員の携帯端末に出動指示信号を送る出動指令発信手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の不法駐輪監視システム。
【請求項7】
前記カメラ装置と前記注意装置の少なくともいずれかが、太陽光発電による自立電源により駆動されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の不法駐輪監視システム。
【請求項8】
前記駐輪禁止エリアの路面に太陽電池を配置し、これを前記自立電源の少なくとも一部とすることを特徴とする請求項7に記載の不法駐輪監視システム。
【請求項9】
カメラ装置により駐輪禁止エリアを写すステップと、
前記カメラ装置の画像及び情報をカメラ用サーバの画像及び情報受送信手段で受送信するステップと、
インターネット、イントラネット、直接接続回線のいずれかを介して前記カメラ用サーバからの画像及び情報を監視用サーバに送るステップと、
前記監視用サーバの画像及び情報受信手段で前記カメラ用サーバの前記画像及び情報受送信手段からの画像及び情報を受けるステップと、
前記監視用サーバの不法駐輪判定手段により前ステップで受けたこれらの画像及び情報から不法駐輪の判定を行うステップと、
前記監視用サーバの注意音声指示手段がこの判定を受けて注意音声発出指示を前記駐輪禁止エリア又はその近傍に配置され注意装置に送るステップとを有することを特徴とする不法駐輪監視方法。
【請求項10】
前記不法駐輪判定手段において、前記前ステップで受けた画像及び情報受信手段からの画像及び情報から静止画取得手段により所定時間間隔で静止画を取得するステップと、
二輪車画像判別認識手段によりこれらの静止画上の二輪車画像を判別認識するステップと、
判別結果画像記録手段によりこれらの判別認識された判別結果画像を時系列に記録するステップと、
判別結果画像比較手段により前記判別結果画像を比較対比しその差を示すステップと、
新駐輪判別手段により該判別結果画像比較手段からの結果を受けて新たな不法駐輪を判定するステップとを有することを特徴とする請求項9に記載の不法駐輪監視方法。
【請求項11】
前記判別結果画像比較手段において、前々判別結果画像と前判別結果画像との比較に基づき新たな不法駐輪候補を判別するステップと、不法駐輪候補を判別したときに、さらに前判別結果画像と現判別結果画像との比較結果に基づき、不法駐輪を判定するステップを有することを特徴とする請求項10に記載の不法駐輪監視方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−102500(P2007−102500A)
【公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−291793(P2005−291793)
【出願日】平成17年10月4日(2005.10.4)
【出願人】(593063161)株式会社NTTファシリティーズ (475)
【出願人】(500327636)株式会社ブレインズ (11)
【出願人】(593042007)株式会社因幡電機製作所 (25)
【出願人】(000223182)ティーオーエー株式会社 (190)
【Fターム(参考)】