説明

信号発生装置および試験装置

【課題】ループ帯域より高い周波数のジッタを印加する。
【解決手段】指定された位相の出力信号を発生する信号発生装置であって、所定周期の基準信号と出力信号との位相差に応じた制御信号を出力する位相差検出部と、制御信号の高域成分を除去するループフィルタと、ループフィルタにより高域成分が除去された制御信号に応じた周波数の周期信号を発生する発振部と、指定された位相分、周期信号に対して位相がシフトされた出力信号を出力する位相シフト部と、を備える信号発生装置を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、信号発生装置および試験装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、VCOに与える制御電圧にジッタに応じた電圧を加算するPLL回路が記載されている。このようなPLL回路は、ジッタを印加したクロック信号を発生することができる。
特許文献1 特開2006−41640号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、VCOには低周波数の電圧しか与えられないので、このようなPLL回路は、高い周波数のジッタを印加することができなかった。従って、このようなPLL回路では、例えば、ループ帯域より高い周波数のジッタを印加することができなかった。
【0004】
また、PLL回路の後段にジッタ印加回路を設けた場合、PLL回路のループ帯域より高い周波数のジッタを、クロック信号に印加することができる。しかし、PLL回路の後段にジッタ印加回路を設けると、ジッタ印加回路自体の伝播遅延特性が問題となってしまう。
【0005】
例えば、通信インターフェイス等のジッタ耐性試験では、ジッタを印加した試験信号を被試験デバイスに与えて、被試験デバイスの動作を試験する。このような試験では、正確なタイミングで被試験デバイスに試験信号を与えるために、クロック信号の周波数に関わらず、クロック発生回路の伝播遅延時間が固定であることが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、指定された位相の出力信号を発生する信号発生装置であって、所定周期の基準信号と前記出力信号との位相差に応じた制御信号を出力する位相差検出部と、制御信号に応じた周波数の周期信号を発生する発振部と、指定された位相分、前記周期信号に対して位相がシフトされた前記出力信号を出力する位相シフト部と、を備える信号発生装置、および、試験装置を提供する。
【0007】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、本実施形態に係る信号発生装置10の構成を示す。
【図2】図2は、本実施形態に係る位相シフト部30の構成を示す。
【図3】図3は、本実施形態に係る直交変調器40の構成を示す。
【図4】図4は、本実施形態の変形例に係る信号発生装置10の構成を示す。
【図5】図5は、本実施形態に係る試験装置100の構成を被試験デバイス300とともに示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明の(一)側面を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0010】
図1は、本実施形態に係る信号発生装置10の構成を示す。本実施形態に係る信号発生装置10は、外部から位相の指定を受けて、指定された位相の出力信号を発生する。本例においては、信号発生装置10は、印加すべきジッタに応じて変化する位相の指定を受けて、ジッタが印加された周期信号を出力信号として出力する。
【0011】
信号発生装置10は、基準信号発生部20と、分周部22と、位相差検出部24と、ループフィルタ26と、発振部28と、位相シフト部30とを備える。基準信号発生部20は、所定周期の基準信号を発生する。基準信号発生部20は、一例として、クロック発生器であってよい。
【0012】
分周部22は、当該信号発生装置10の出力信号の周期を分周する。分周部22は、一例として、当該信号発生装置10の出力信号の周期を、1/Nに分周する。なお、Nは、例えば1以上の値であってよい。
【0013】
位相差検出部24は、基準信号発生部20から発生された所定周期の基準信号と、分周部22により分周された出力信号との位相差に応じた制御信号を出力する。位相差検出部24は、一例として、位相差に応じた電圧の制御信号を出力する。
【0014】
ループフィルタ26は、位相差検出部24から出力された制御信号の高域成分を除去する。ループフィルタ26は、ローパスフィルタであってよい。そして、ループフィルタ26は、高域成分を除去した制御信号を発振部28に与える。
【0015】
発振部28は、ループフィルタ26により高域成分が除去された制御信号に応じた周波数の周期信号を発生する。発振部28は、一例として、与えられた制御信号の電圧に応じて、発生する周期信号の周波数を変化させる電圧制御発振器(VCO)であってよい。
【0016】
位相シフト部30は、指定された位相分、周期信号に対して位相がシフトされた出力信号を出力する。本例においては、位相シフト部30は、出力信号に印加すべきジッタに応じて変化する位相の指定を受けて、ジッタに応じて変化する位相分、周期信号の位相をシフトする。これにより、位相シフト部30は、ジッタを印加した周期信号を出力することができる。そして、位相シフト部30は、ジッタを印加した周期信号を、出力信号として出力する。
【0017】
このような信号発生装置10は、基準信号発生部20から出力された基準信号に対して位相が同期した出力信号を出力することができる。また、このような信号発生装置10は、発振部28の後段において位相をシフトさせるので、ループフィルタ26の遮断周波数より高い周波数で、出力信号の位相を変化させることができる。従って、このような信号発生装置10は、ループフィルタ26の遮断周波数より高い周波数のジッタを、周期信号に印加することができる。
【0018】
また、信号発生装置10の入出力間の伝播遅延量は、一般的なPLLの構成においては、分周部22の経路の遅延量により定まる。従って、信号発生装置10は、入出力間の伝播遅延量を、出力信号の周波数および位相シフト部30の伝播遅延特性に関わらず固定の値にすることができる。
【0019】
図2は、本実施形態に係る位相シフト部30の構成を示す。位相シフト部30は、演算部32と、I側信号出力部34と、Q側信号出力部36と、直交変調器40とを備える。
【0020】
演算部32は、外部から位相が指定される。演算部32は、指定された位相のコサイン値およびサイン値を出力する。
【0021】
I側信号出力部34は、指定された位相のコサイン値に応じたI成分信号を出力する。I側信号出力部34は、一例として、指定された位相のコサイン値に比例する電圧または電力のアナログのI成分信号を出力する。I側信号出力部34は、一例として、指定された位相のコサイン値を、デジタル/アナログ変換するDA変換器であってよい。
【0022】
Q側信号出力部36は、指定された位相のサイン値に応じたQ成分信号を出力する。Q側信号出力部36は、一例として、指定された位相のサイン値に比例する振幅または電力のアナログのQ成分信号を出力する。Q側信号出力部36は、一例として、指定された位相のサイン値を、デジタル/アナログ変換するDA変換器であってよい。
【0023】
直交変調器40は、発振部28から与えられた周期信号を、I成分信号およびQ成分信号により直交変調する。より詳しくは、直交変調器40は、周期信号と同一周期のサイン信号にI成分信号を振幅変調し、サイン信号から90度位相が遅れたコサイン信号にQ成分信号を振幅変調する。そして、直交変調器40は、I成分信号が振幅変調されたサイン信号と、Q成分信号が振幅変調されたコサイン信号とを加算した出力信号を生成する。なお、直交変調器40の構成の詳細は、図3において更に説明する。
【0024】
なお、位相シフト部30は、一例として、外部からの位相の指定に代えて、外部からコサイン値およびサイン値が直接与えられる構成であってもよい。この場合、位相シフト部30は、演算部32を有さず、I側信号出力部34が外部からコサイン値を受け取り、Q側信号出力部36が外部からサイン値を受け取る。
【0025】
また、演算部32は、一例として、外部から遅延時間を受け取る構成であってもよい。この場合、演算部32は、周期信号の周期を受け取って、外部から受け取った遅延時間に対応する周期信号の位相を算出する。そして、演算部32は、算出した位相のコサイン値およびサイン値を算出する。
【0026】
図3は、本実施形態に係る直交変調器40の構成を示す。直交変調器40は、分離部42と、I側乗算器44と、Q側乗算器46と、変調器内加算器48とを有する。
【0027】
分離部42は、周期信号を、当該周期信号と同一周期のサイン信号、および、サイン信号から位相が90度遅れたコサイン信号に分離する。分離部42は、どのような回路であってもよく、例えばポリフェーズフィルタであってもよいし、2倍の周期のクロックを分周して位相が90度ずれた2つの信号を生成する回路であってもよい。
【0028】
I側乗算器44は、サイン信号に、I側信号出力部34から出力されたI成分信号を乗じる。Q側乗算器46は、コサイン信号に、Q側信号出力部36から出力されたQ成分信号を乗じる。変調器内加算器48は、I側乗算器44から出力された信号とQ側乗算器46から出力された信号とを加算した信号を、出力信号として出力する。
【0029】
ここで、周期信号の角周波数を"ω"、I成分信号を"i"およびQ成分信号を"q"とする。この場合、出力信号は、Y(t)は、下記の式(1)により表される。
【0030】
Y(t)=i×sin(ωt)+q×cos(ωt) …(1)
【0031】
また、外部から指定される位相を"θ"とする。この場合、I成分信号(i)は、I×cos(θ)となり、Q成分信号(Q)は、Q×sin(θ)となる。従って、出力信号Y(t)は、下記の式(1´)により表される。
【0032】
Y(t)=I×cos(θ)×sin(ωt)+Q×sin(θ)×cos(ωt)…(1´)
【0033】
式(1´)を変形すると、出力信号Y(t)は、下記の式(2)により表される。
Y(t)=A×sin(ωt+θ) …(2)
なお、式(2)において、Aは、√(I+Q)を表す。
【0034】
このように信号発生装置10は、周期信号の位相を、指定された位相分シフトした出力信号を出力することができる。更に、例えば、直交変調器40は、数GHzといった非常に高速な周期信号を直交変調することができる。従って、当該信号発生装置10を半導体試験装置等の遅延装置として用いた場合、信号発生装置10は、短い時間単位で、遅延量を変化させることができる。
【0035】
なお、分離部42から出力されたサイン信号およびコサイン信号がリミッティングアンプ等によりレベルが制限された矩形波のクロック信号である場合、I側乗算器44およびQ側乗算器46は、与えられたI成分信号およびQ成分信号のレベルに応じた階段状の信号を出力する。そこで、このような場合、信号発生装置10は、変調器内加算器48の後段に波形シェイピング用のローパスフィルタを更に備えて、出力信号の高周波成分を除去する構成であってよい。
【0036】
図4は、本実施形態の変形例に係る信号発生装置10の構成を示す。本変形例に係る信号発生装置10は、図1に示す本実施形態に係る信号発生装置10と略同一の構成および機能を採るので、本実施形態に係る信号発生装置10が備える部材と略同一の構成および機能の部材に同一の符号を付け、以下相違点を除き説明を省略する。
【0037】
本実施形態の変形例に係る信号発生装置10は、位相入力部52と、シフト用信号出力部54と、加算部56とを更に備える。位相入力部52は、シフトすべき位相の指定を、外部から受ける。本例においては、位相入力部52は、出力信号に印加すべきジッタに応じて変化する位相の指定を受ける。
【0038】
位相入力部52は、指定された位相を、ループフィルタ26の遮断周波数以下の成分とループフィルタ26の遮断周波数より高い成分とに分離する。そして、位相入力部52は、指定された位相に含まれるループフィルタ26の遮断周波数以下の成分を、シフト用信号出力部54に与える。更に、位相入力部52は、指定された位相に含まれるループフィルタ26の遮断周波数より高い成分を、位相シフト部30に与える。
【0039】
シフト用信号出力部54は、与えられた位相に応じた位相信号を出力する。シフト用信号出力部54は、一例として、与えられた位相に応じた電圧または電力のアナログの位相信号を出力する。本例においては、シフト用信号出力部54は、与えられた位相に応じた電流の位相信号を出力するDA変換器である。
【0040】
加算部56は、シフト用信号出力部54から出力された位相信号を、位相差検出部24から出力された制御信号に加算してループフィルタ26に与える。本例においては、位相差検出部24は、位相差に応じた電流の制御信号を出力する。そして、本例においては、加算部56は、シフト用信号出力部54から出力された位相信号および位相差検出部24から出力された制御信号を電流加算する。ループフィルタ26は、位相差検出部24から制御信号を受け取ることに代えて、加算部56から制御信号を受け取る。
【0041】
位相シフト部30は、発振部28から出力された周期信号の位相を、位相入力部52から与えられた位相分シフトする。そして、発振部28は、位相をシフトした周期信号を、出力信号として出力する。
【0042】
このような変形例に係る信号発生装置10によれば、印加すべきジッタにおけるループフィルタ26の遮断周波数以下の成分をループフィルタ26の前段において印加し、ループフィルタ26の遮断周波数より高い成分を発振部28の後段において印加する。これにより、変形例に係る信号発生装置10によれば、広帯域のジッタを周期信号に印加することができる。
【0043】
なお、ループフィルタ26は、外部の制御装置等からの制御により、印加するジッタの周波数に応じて遮断周波数が変更される構成であってもよい。これにより、信号発生装置10は、位相シフト部30によりジッタを印加する場合には、印加されるジッタの帯域を、確実にループ帯域外とすることができる。また、信号発生装置10は、シフト用信号出力部54によりジッタを印加する場合には、印加されるジッタの帯域を確実にループ帯域内とすることができる。
【0044】
図5は、本実施形態に係る試験装置100の構成を被試験デバイス300とともに示す。本実施形態に係る試験装置100は、被試験デバイス300を試験する。本実施形態に係る試験装置100は、信号発生装置10と、波形成形部102と、出力部104と、入力部106と、判定部108とを備える。
【0045】
信号発生装置10は、ジッタが印加された所定周期の信号を発生する。ここで、信号発生装置10は、図1から図4を参照して説明した本実施形態に係る信号発生装置10と同一の構成である。
【0046】
波形成形部102は、信号発生装置10から出力されたジッタが印加された所定周期の信号に基づき、被試験デバイス300に与える試験信号の波形を成形する。より詳しくは、波形成形部102は、信号発生装置10から出力された信号のタイミングにおいて、パターン発生器より指定されたパターンの波形を成形する。出力部104は、波形成形部102により成形された波形の信号を、試験信号として被試験デバイス300に供給する。
【0047】
入力部106は、被試験デバイス300から出力された応答信号を入力する。より詳しくは、入力部106は、ストローブタイミングにおいて、被試験デバイス300から出力された応答信号の論理値を取得する。なお、入力部106は、信号発生装置10から出力されたジッタが印加された信号のタイミングにおいて、応答信号の論理値を取得してもよい。判定部108は、入力部106により入力した応答信号の値を、パターン発生器により指定された期待値と比較して、被試験デバイス300の良否を判定する。
【0048】
このような試験装置100は、ジッタが印加された試験信号を被試験デバイス300に与えて、被試験デバイス300のジッタ耐性試験等を行うことができる。さらに、被試験デバイス300に与える試験信号の周期に関わらず信号発生装置10の伝播遅延量が一定であるので、試験装置100は、被試験デバイス300に対する試験信号の印加タイミングを精度良く制御することができる。また、試験装置100は、信号発生装置10からループ帯域より高いジッタが印加された周期信号を発生できるので、被試験デバイス300に対して多様な試験を行うことができる。
【0049】
以上、本発明の(一)側面を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0050】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0051】
10 信号発生装置、20 基準信号発生部、22 分周部、24 位相差検出部、26 ループフィルタ、28 発振部、30 位相シフト部、32 演算部、34 I側信号出力部、36 Q側信号出力部、40 直交変調器、42 分離部、44 I側乗算器、46 Q側乗算器、48 変調器内加算器、52 位相入力部、54 シフト用信号出力部、56 加算部、100 試験装置、102 波形成形部、104 出力部、106 入力部、108 判定部、300 被試験デバイス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
指定された位相の出力信号を発生する信号発生装置であって、
所定周期の基準信号と前記出力信号との位相差に応じた制御信号を出力する位相差検出部と、
制御信号に応じた周波数の周期信号を発生する発振部と、
指定された位相分、前記周期信号に対して位相がシフトされた前記出力信号を出力する位相シフト部と、
を備える信号発生装置。
【請求項2】
前記制御信号の高域成分を除去するループフィルタを更に備え、
前記発振部は、前記ループフィルタにより高域成分が除去された制御信号に応じた周波数の周期信号を発生する
請求項1に記載の信号発生装置。
【請求項3】
前記位相シフト部は、
指定された位相のコサイン値に応じたI成分信号を出力するI側信号出力部と、
前記指定された位相のサイン値に応じたQ成分信号を出力するQ側信号出力部と、
前記周期信号を前記I成分信号および前記Q成分信号により直交変調する直交変調器と、
を有する請求項2に記載の信号発生装置。
【請求項4】
前記直交変調器は、
前記周期信号を、当該周期信号と同位相のサイン信号および当該周期信号から位相が90度遅れたコサイン信号に分離する分離部と、
前記サイン信号に前記I成分信号を乗じるI側乗算器と、
前記コサイン信号に前記Q成分信号を乗じるQ側乗算器と、
前記I側乗算器から出力された信号と前記Q側乗算器から出力された信号とを加算した信号を、前記出力信号として出力する変調器内加算器と、
を有する請求項3に記載の信号発生装置。
【請求項5】
シフトすべき位相の指定を受け、指定された位相に含まれる前記ループフィルタの遮断周波数より高い成分を、前記位相シフト部に与える位相入力部
を更に備える請求項2から4の何れかに記載の信号発生装置。
【請求項6】
与えられた位相に応じた位相信号を出力するシフト用信号出力部と、
前記位相信号を、前記位相差検出部から出力された前記制御信号に加算して前記ループフィルタに与える加算部と、
を更に備え、
前記位相入力部は、指定された位相に含まれる前記ループフィルタの遮断周波数以下の成分を、前記シフト用信号出力部に与える
を更に備える請求項5に記載の信号発生装置。
【請求項7】
前記位相入力部は、前記出力信号に変調すべきジッタに応じて変化する位相の指定を受ける
請求項6に記載の信号発生装置。
【請求項8】
被試験デバイスを試験する試験装置であって、
請求項1から7の何れかに記載の信号発生装置と、
前記信号発生装置から出力された信号に基づき、前記被試験デバイスに与える試験信号の波形を成形する波形成形部と、
を備える試験装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−24201(P2011−24201A)
【公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−137669(P2010−137669)
【出願日】平成22年6月16日(2010.6.16)
【出願人】(390005175)株式会社アドバンテスト (1,005)
【Fターム(参考)】