説明

光磁気検出デバイス

【課題】光と磁気とを個別に検出可能な光磁気検出デバイスを提供すること。
【解決手段】ナノグラニュラ膜においては、磁界強度に応じて抵抗変化を起こす(磁気抵抗変化:特性曲線M)と共に、光照射の有無により抵抗変化を起こす(光抵抗変化:特性曲線O)。このような特性を用いることにより、例えば、抵抗値のレベルにより、光を検出したのか、あるいは磁気を検出したのかを判定することが可能である。すなわち、このナノグラニュラ膜を用いることにより、光と磁気とを個別に検出することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光と磁気とを個別に検出可能な光磁気検出デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、巨大磁気抵抗(GMR:Giant Magnetoresistance)効果を利用した磁気抵抗効果素子が開発されており、このような磁気抵抗効果素子は、高密度磁気記録装置における再生用磁気ヘッドに採用されている。また、近年、このようなGMR素子に代わるスピン依存トンネル磁気抵抗(TMR:Tunneling Magnetoresistance)効果を利用した磁気抵抗効果素子開発されている。このTMR素子は、磁化方向の固定された磁性層(ピン層)と磁化方向が自由な磁性層(フリー層)との間に絶縁層を挟んだ構造となっており、電圧を磁気感知膜面(磁性層)に垂直に印加した場合、2つの磁性層の磁化方向のなす角により電子が絶縁膜をトンネリングする確率が変化し、その変化がTMR素子の抵抗変化として現れる。このような磁気抵抗効果素子は、次世代の再生用磁気ヘッドとして期待されている(特許文献1)。
【特許文献1】特開2002−237628号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような磁気抵抗効果素子は、磁界を印加することにより抵抗変化を起こすものであり、磁気を検出するデバイスに主に適用されている。一方、このような磁気抵抗効果素子を用いて光照射により抵抗変化を起こさせて光を検出するデバイスとして用いることは行われていなかった。
【0004】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、光と磁気とを個別に検出可能な光磁気検出デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の光磁気検出デバイスは、基板と、この基板上に設けられ、非磁性材料中にナノ磁性粒子が分散されてなるナノグラニュラ膜と、を具備し、前記ナノグラニュラ膜は、磁界が印加されることにより抵抗変化を起こすと共に、光が照射されることにより抵抗変化を起こすことを特徴とする。
【0006】
本発明の光磁気検出デバイスにおいては、前記非磁性材料が光を透過する材料で構成され、前記ナノグラニュラ膜の内部に光を入射可能とすることが好ましい。
【0007】
本発明の光磁気検出デバイスにおいては、前記基板がその主面に対して所定の角度を持つ傾斜面を有し、前記ナノグラニュラ膜が前記傾斜面上に形成されており、前記基板の主面に対して略直交する方向に光が照射されると共に、磁界が印加されることが好ましい。
【0008】
本発明の光磁気検出デバイスにおいては、前記ナノグラニュラ膜に対する光の照射方向と磁界の印加方向とが略直交することが好ましい。
【0009】
本発明の光磁気検出装置は、上記光磁気検出デバイスを複数有し、前記光磁気検出デバイスのうち少なくとも一つが前記ナノグラニュラ膜に対する光の入射を阻害する遮光層を備え、この光磁気検出デバイスが前記遮光層を備えない前記光磁気検出デバイスとブリッジを構成し、光の照射による抵抗変化成分を検出することを特徴とする。
【0010】
本発明の光磁気検出装置は、上記光磁気検出デバイスを複数有し、前記光磁気検出デバイスのうち少なくとも一つが前記ナノグラニュラ膜に対する磁界による抵抗変化を小さくする磁場シールド層を備え、この光磁気検出デバイスが前記磁場シールド層を備えない前記光磁気検出デバイスとブリッジを構成し、磁界の印加による抵抗変化成分を検出することを特徴とする。
【0011】
本発明の光磁気検出装置は、上記光磁気検出デバイスを複数有し、前記光磁気検出デバイスのうち少なくとも一つが前記ナノグラニュラ膜に磁界を集中させる構造を備え、この光磁気検出デバイスが前記構造を備えない前記光磁気検出デバイスとブリッジを構成し、磁界の印加による抵抗変化成分を検出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明の光磁気検出デバイスによれば、基板と、この基板上に設けられ、非磁性材料中にナノ磁性粒子が分散されてなるナノグラニュラ膜と、を具備し、前記ナノグラニュラ膜は、磁界が印加されることにより抵抗変化を起こすと共に、光が照射されることにより抵抗変化を起こすので、光と磁気とを個別に検出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る光磁気検出デバイスは、図1に示すように、非磁性材料1中にナノ磁性粒子2が分散されてなるナノグラニュラ膜を有する。このようなナノグラニュラ膜においては、ナノ磁性粒子で構成されているので、トンネル接合(非磁性材料1とナノ磁性粒子2とによる接合)のサイズがナノレベルまで減少されており、接合に付随する静電容量Cが極めて小さくなり、接合に電子1個分の電荷が帯電したとする時に生じる単一電子帯電エネルギーEc=e2/(2C)が低温で無視できなくなる。すなわちEc が熱エネルギーより充分に大きくなるような低温においては、電子のトンネリングが抑制されるクーロンブロッケードという現象が現れる。このクーロンブロッケード現象によりTMR効果が増大する。したがって、図1に示すようにナノグラニュラ膜に外部磁界Hが印加されることにより、ナノ磁性粒子2のスピンの方向が外部磁場に揃い、ナノ磁性粒子2間の高次トンネリングにより電子が伝導し、その結果抵抗変化が起こる。
【0014】
このナノグラニュラ膜は、所定の波長の光を照射することによっても抵抗変化が生じる。図2は磁界強度と抵抗との間の関係を示す図であり、図2(a)は光照射のない場合を示し、図2(b)は光照射した場合を示す。図2(a),(b)から分かるように、光照射を行うことにより、抵抗変化(図2(b)におけるX部)が生じる。このようにナノグラニュラ膜に光を照射することにより抵抗変化が生じるのは、1)光照射により非磁性材料1が励起して電子を伝導させること、及び、2)光照射によりナノ磁性粒子2のキャリアが散乱して抵抗値が増加すること、などによるものと考えられる。なお、光の波長については、前記1)、2)が起こるために十分な波長であれば良く、非磁性材料やナノ磁性粒子の材料に応じて適宜設定することができる。
【0015】
このようなナノグラニュラ膜においては、図3に示すように、磁界強度に応じて抵抗変化を起こす(磁気抵抗変化:特性曲線M)と共に、光照射の有無により抵抗変化を起こす(光抵抗変化:特性曲線O)。このような特性を用いることにより、例えば、図4に示すような判定を行うことができる。すなわち、抵抗値がレベル1の場合には、光及び磁気を検出した状態であり、抵抗値がレベル2の場合には、磁気のみを検出した状態であり、抵抗値がレベル3の場合には、光のみを検出した状態であり、抵抗値がレベル4の場合には、光及び磁気をいずれも検出しない状態である。このように、このナノグラニュラ膜を用いることにより、光と磁気とを個別に検出することができる。
【0016】
ナノグラニュラ膜の非磁性材料としては、Cu,Al,Ptなどの非磁性金属や、Al23,MgOなどの絶縁性酸化物、MgF2,AlF3などの絶縁性フッ化物を挙げることができる。また、ナノグラニュラ磁性粒子としては、例えばFe,Co,FeCo,FeNi、FeAlSi,Fe34,フェライト,ホイスラー合金などの磁性粒子が挙げられる。なお、光検出するために好ましい材料としては、光を透過する絶縁酸化物、フッ化物である。これにより、ナノグラニュラ膜の内部に光を入射可能とすることができる。
【0017】
次に、このようなナノグラニュラ膜を用いた光磁気検出デバイスの例について説明する。図5は、本発明の実施の形態に係る光磁気検出デバイスの一例を示す図である。図5に示す光磁気検出デバイスは、基板がその主面に対して所定の角度を持つ傾斜面を有し、ナノグラニュラ膜が傾斜面上に形成されており、基板の主面に対して略直交する方向に光が照射されると共に、磁界が印加される構成を有する。
【0018】
すなわち、基板11には、厚さが異なる領域があり、この領域間に傾斜面11aが設けられている。この傾斜面11aを含む領域上にナノグラニュラ膜12が形成されている。このナノグラニュラ膜12の両端部には、引き出し電極として、それぞれ非磁性金属膜13が形成されている。さらに、ナノグラニュラ膜12及び非磁性金属膜13上には、保護膜14が形成されている。基板11の材料としては、Siなどを用いることができ、非磁性金属膜13の材料としては、Al,Cuなどを用いることができ、保護膜14の材料としては、AlO,SiO、SiNなどを用いることができる。
【0019】
このような光磁気検出デバイスにおいては、基板11の傾斜面11a上にナノグラニュラ膜12が形成されているので、光に最も感度のある方向は矢印Aの方向であり、ナノ磁性粒子が磁化される方向は矢印Bの方向である。このため、光照射方向と磁界印加方向を同じにしても(ここでは、基板11の主面に対して略直交する方向)、光及び磁気のいずれも検出することが可能となる。すなわち、図5に示すデバイスは、光と磁気とを同軸で検知可能なデバイスである。
【0020】
図5に示す光磁気デバイスを製造する場合、まず、シリコン基板の(001)面に対してTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)を用いて異方性エッチングを行う。これにより、シリコン基板に傾斜面を形成することができる。次いで、Al23などの絶縁膜を形成した後に、傾斜面を含む領域にリフトオフ法によりナノグラニュラ膜を形成する。すなわち、ナノグラニュラ膜を形成する以外の領域にフォトリソグラフィによりレジストパターンを形成し、ナノグラニュラ膜をスパッタリングなどにより成膜し、その後、形成したレジストごとナノグラニュラ膜を除去して、所望の場所にナノグラニュラ膜を形成する。次いでスパッタリング法などを用いて軟磁性膜を成膜して、フォトリソグラフィ及びエッチングにより傾斜面を含む領域に軟磁性膜を形成する。次いで、シリコン基板上にAl23などの保護膜をリフトオフ法により形成する。最後に、軟磁性膜と電気的に接続する電極(非磁性膜)(図示せず)を、フォトリソグラフィ及びエッチングにより形成する。
【0021】
図6は、本発明の実施の形態に係る光磁気検出デバイスの他の例を示す図である。図6に示す光磁気検出デバイスは、ナノグラニュラ膜に対する光の照射方向と磁界の印加方向とが略直交する態様である。すなわち、基板21上にナノグラニュラ膜22が形成されており、ナノグラニュラ膜22の両側に、引き出し電極として、それぞれ非磁性金属膜23が形成されており、さらに、ナノグラニュラ膜22上には、保護膜24が形成されている。基板21、非磁性金属膜23、保護膜24の材料としては、上記と同じ材料を用いることができる。図6に示すデバイスは、基板面に直交方向に光を検出し、基板面に平行方向に磁気を検出するデバイスである。
【0022】
このような光磁気検出デバイスにおいては、光に最も感度のある方向は矢印Aの方向であり、ナノ磁性粒子が磁化される方向は矢印Bの方向である。このため、光照射方向と磁界印加方向とが略直交することになる。この場合においても光及び磁気のいずれも検出することが可能となる。
【0023】
図6に示す光磁気デバイスを製造する場合、まず、シリコン基板上にスパッタリングなどによりナノグラニュラ膜を成膜する。次いで、ナノグラニュラ膜上にスパッタリングなどにより保護膜を成膜する。次いで、保護膜上にレジスト膜を形成し、フォトリソグラフィによりナノグラニュラ膜及び保護膜を残存させる領域以外のレジスト膜を除去し、レジスト膜をマスクとしてナノグラニュラ膜及び保護膜をミリング処理して、ナノグラニュラ膜及び保護膜の積層体を形成する。その後、加工に使用したレジスト膜を残した状態で、軟磁性膜を形成し、リフトオフする。これにより、ナノグラニュラ膜の両端に軟磁性膜を形成する。
【0024】
本発明において、磁性体と、ナノグラニュラ膜とを有する光磁気検出デバイスの構成については、種々変更して実施することができる。例えば、図7(a)に示すように、平面視において、ナノグラニュラ膜31の両側に、ナノグラニュラ膜31に向けて幅が狭くなるテーパ面32aを有する軟磁性体32を配置する構成にすることにより、ナノグラニュラ膜31に対して磁界を集中させる構造とすることができる。また、図7(b)に示すように、平面視において、ナノグラニュラ膜31の両側に非磁性体33を配置する構成にすることにより、ナノグラニュラ膜31に対して磁界を集中させない構造とすることができる。これらの構成を用いて光磁気検出装置を実現することができる。すなわち、基体上に複数の光磁気検出デバイスを搭載し、光磁気検出デバイスのうち少なくとも一つを、図7(a)に示すような磁界を集中させる構造とし、光磁気検出デバイスのうち少なくとも一つを、図7(b)に示すような磁界を集中させない構造とし、図7(a)に示す磁界集中構造と図7(b)に示す磁界集中構造でない構造とでブリッジを構成する。この構成において、磁界集中構造で磁界による抵抗変化を増幅し、ブリッジにより磁界の印加による抵抗変化成分を検出する。
【0025】
また、図7(c)に示すように、断面視において、ナノグラニュラ膜41の両側に非磁性体42を配置し、ナノグラニュラ膜41の上方に遮光膜43を配置する構成にすることにより、ナノグラニュラ膜41に対する光の入射を阻害する構造とすることができる。この構成を用いて光磁気検出装置を実現することができる。すなわち、基体上に複数の光磁気検出デバイスを搭載し、光磁気検出デバイスのうち少なくとも一つを、図7(c)に示すように、光の入射を阻害する構造とし、光磁気検出デバイスのうち少なくとも一つを、光の入射を阻害しない構造とし、図7(c)に示す光入射阻害構造と光入射阻害構造でない構造とでブリッジを構成する。この構成において、光の照射による抵抗変化成分を検出する。
【0026】
また、図7(d)に示すように、平面視において、ナノグラニュラ膜51の両側に非磁性体52を配置し、ナノグラニュラ膜51及び非磁性体52を囲む磁場シールド53を配置する構成にすることにより、ナノグラニュラ膜51の磁界による抵抗変化を小さくする構造とすることができる。この構成を用いて光磁気検出装置を実現することができる。すなわち、基体上に複数の光磁気検出デバイスを搭載し、光磁気検出デバイスのうち少なくとも一つを、図7(d)に示すように、抵抗変化を小さくする構造とし、光磁気検出デバイスのうち少なくとも一つを、抵抗変化を小さくしない構造とし、図7(d)に示す低抵抗変化構造と低抵抗変化構造でない構造とでブリッジを構成する。この構成において、磁界の印加による抵抗変化成分を検出する。
【0027】
本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。また、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、部材の数、材質、処理部、処理手順については適宜変更して実施することが可能である。その他、本発明の範囲を逸脱しないで適宜変更して実施することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明に係る光磁気検出デバイスは、光と磁気で操作可能な複合型のスイッチ、センサ、エンコーダ、入力デバイスなどに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施の形態に係る光磁気検出デバイスにおけるナノグラニュラ膜を示す図である。
【図2】(a),(b)は、磁気強度と抵抗との間の関係を示す図である。
【図3】本発明に係る光磁気検出デバイスにおける光抵抗変化と磁気抵抗変化を示す図である。
【図4】本発明に係る光磁気検出デバイスにおける光検出及び磁気検出を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る光磁気検出デバイスの一例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る光磁気検出デバイスの他の例を示す図である。
【図7】(a)〜(d)は、本発明の実施の形態に係る光磁気検出デバイスの構成を示す図である。
【符号の説明】
【0030】
1 非磁性材料
2 ナノ磁性粒子
11,21 基板
11a 傾斜面
12,22,31,41,51 ナノグラニュラ膜
13,23 非磁性金属膜
14,24 保護膜
32 軟磁性体
33,42,52 非磁性体
43 遮光膜
53 磁場シールド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、この基板上に設けられ、非磁性材料中にナノ磁性粒子が分散されてなるナノグラニュラ膜と、を具備し、前記ナノグラニュラ膜は、磁界が印加されることにより抵抗変化を起こすと共に、光が照射されることにより抵抗変化を起こすことを特徴とする光磁気検出デバイス。
【請求項2】
前記非磁性材料が光を透過する材料で構成され、前記ナノグラニュラ膜の内部に光を入射可能とすることを特徴とする請求項1記載の光磁気検出デバイス。
【請求項3】
前記基板がその主面に対して所定の角度を持つ傾斜面を有し、前記ナノグラニュラ膜が前記傾斜面上に形成されており、前記基板の主面に対して略直交する方向に光が照射されると共に、磁界が印加されることを特徴とする請求項1記載の光磁気検出デバイス。
【請求項4】
前記ナノグラニュラ膜に対する光の照射方向と磁界の印加方向とが略直交することを特徴とする請求項1記載の光磁気検出デバイス。
【請求項5】
請求項1記載の光磁気検出デバイスを複数有し、前記光磁気検出デバイスのうち少なくとも一つが前記ナノグラニュラ膜に対する光の入射を阻害する遮光層を備え、この光磁気検出デバイスが前記遮光層を備えない前記光磁気検出デバイスとブリッジを構成し、光の照射による抵抗変化成分を検出することを特徴とする光磁気検出装置。
【請求項6】
請求項1記載の光磁気検出デバイスを複数有し、前記光磁気検出デバイスのうち少なくとも一つが前記ナノグラニュラ膜に対する磁界による抵抗変化を小さくする磁場シールド層を備え、この光磁気検出デバイスが前記磁場シールド層を備えない前記光磁気検出デバイスとブリッジを構成し、磁界の印加による抵抗変化成分を検出することを特徴とする光磁気検出装置。
【請求項7】
請求項1記載の光磁気検出デバイスを複数有し、前記光磁気検出デバイスのうち少なくとも一つが前記ナノグラニュラ膜に磁界を集中させる構造を備え、この光磁気検出デバイスが前記構造を備えない前記光磁気検出デバイスとブリッジを構成し、磁界の印加による抵抗変化成分を検出することを特徴とする光磁気検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−205020(P2008−205020A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−36585(P2007−36585)
【出願日】平成19年2月16日(2007.2.16)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)
【Fターム(参考)】