説明

全身性エリテマトーデスの治療のための組成物と方法

本発明は、新規のタンパク質を含む組成物と、免疫関連疾患の診断と治療のためのその組成物の使用法とに関する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
図1ないし596に示すポリペプチドをコードするヌクレオチド配列に対して、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項2】
図1ないし596に示すヌクレオチド配列からなる群から選択されたヌクレオチド配列に対して、少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項3】
図1ないし596に示すヌクレオチド配列の完全長コード配列からなる群から選択されたヌクレオチド配列に対して少なくとも80%の核酸配列同一性を有する単離された核酸。
【請求項4】
請求項1に記載の核酸を含んでなるベクター。
【請求項5】
ベクターで形質転換された宿主細胞によって認識されるコントロール配列に作用可能に結合している請求項4に記載のベクター。
【請求項6】
請求項4に記載のベクターを含んでなる宿主細胞。
【請求項7】
CHO細胞、大腸菌、又は酵母細胞である、請求項6に記載の宿主細胞。
【請求項8】
PROポリペプチドの製造方法において、前記PROポリペプチドの発現に適した条件下で請求項6に記載の宿主細胞を培養し、細胞培養物から前記PROポリペプチドを回収することを含んでなる方法。
【請求項9】
図1ないし596に示すポリペプチドのアミノ酸配列に対して少なくとも80%のアミノ酸配列同一性を有する単離されたポリペプチド。
【請求項10】
異種アミノ酸配列と融合した請求項9に記載のポリペプチドを含んでなるキメラ分子。
【請求項11】
前記異種アミノ酸配列がエピトープタグ配列又はイムノグロブリンのFc領域である、請求項10に記載のキメラ分子。
【請求項12】
請求項9に記載のポリペプチドと特異的に結合する抗体。
【請求項13】
前記抗体がモノクローナル抗体、ヒト化抗体、又は一本鎖抗体である、請求項12に記載の抗体。
【請求項14】
(a)請求項9に記載のポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアゴニスト、(c)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、或いは(d)前記ポリペプチドと結合する抗体、を担体と組み合わせてなる組成物。
【請求項15】
前記担体が製薬的に許容可能な担体である、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
(a)、(b)、(c)又は(d)の治療的有効量を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
容器;
前記容器上のラベル;並びに
(a)請求項9に記載のポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアゴニスト、(c)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、或いは(d)前記ポリペプチドと結合する抗体を含有し、前記容器に含められる組成物
を含む製造品であって、前記容器上のラベルによって組成物が免疫関連疾患の治療に用いることが可能であることが示される、製造品。
【請求項18】
治療の必要がある哺乳動物の免疫関連疾患を治療する方法において、(a)請求項9に記載のポリペプチド、(b)前記ポリペプチドのアゴニスト、(c)前記ポリペプチドのアンタゴニスト、或いは(d)前記ポリペプチドと結合する抗体の治療的有効量を前記哺乳動物へ投与することを含んでなる方法。
【請求項19】
第2の免疫抑制剤を投与する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記第2の免疫抑制剤がシクロホスファミドである、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
免疫関連疾患が、全身性エリテマトーデス、リウマチ様関節炎、骨関節炎、若年性慢性関節炎、脊椎関節症、全身性硬化症、特発性炎症ミオパシー、シェーグレン症候群、全身性血管炎、サルコイドーシス、自己免疫性溶血性貧血、水疱性皮膚疾患、多形性紅斑、及び接触性皮膚炎を含む自己免疫又は免疫媒介皮膚疾患、乾癬、リンパ節腫脹、脾腫大、又は白血球減少症である、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
試料中の、図1ないし596に示すPROポリペプチドの存在を決定する方法であって、該ポリペプチドを含むと思われる試料を抗PRO抗体に曝露し、前記試料の成分に対する前記抗体の結合を決定することを含んでなる方法。
【請求項23】
哺乳動物の免疫関連疾患を診断する方法において、(a)哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料中、及び(b)同じ細胞型の既知の正常組織細胞のコントロール試料中における、図1ないし596に示すPROポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを検出することを含んでなり、コントロール試料と比較して試験試料中における前記遺伝子の発現レベルが高いか又は低いことにより、試験組織細胞が採取された哺乳動物における免疫関連疾患の存在が示される方法。
【請求項24】
哺乳動物の免疫関連疾患を診断する方法において、(a)前記哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料と、図1ないし596に示すPROポリペプチドの抗PRO抗体とを接触させ、(b)抗体と試験試料中のポリペプチドの間の複合体の形成を検出することを含んでなり、前記複合体の形成により、試験組織細胞が採取された哺乳動物における免疫関連疾患の存在が示される方法。
【請求項25】
図 1ないし596に示すPROポリペプチドの活性を阻害する化合物を同定する方法であって、正常に前記ポリペプチドに応答する細胞を(a)前記ポリペプチドと(b)候補化合物とに接触させ、前記細胞の(a)に対する応答性の欠如を測定することを含んでなる方法。
【請求項26】
図1ないし596に示すPROポリペプチドをコードする遺伝子の発現を阻害する化合物を同定する方法であって、正常に前記ポリペプチドを発現する細胞を候補化合物と接触させ、前記遺伝子の発現の欠如を測定する方法。
【請求項27】
前記候補化合物がアンチセンス核酸である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
図1ないし596に示すPROポリペプチドの活性を模倣する化合物を同定する方法であって、正常に前記ポリペプチドに応答する細胞を候補化合物と接触させ、前記細胞による前記候補化合物への応答性を測定することを含んでなる方法。
【請求項29】
哺乳動物の免疫反応を刺激する方法であって、前記哺乳動物に対し、図1ないし596に示すPROポリペプチドの有効量を投与し、前記免疫反応を刺激することを含んでなる方法。
【請求項30】
哺乳動物の炎症性免疫反応の診断方法において、(a)哺乳動物から採取した組織細胞の試験試料中、及び(b)同じ細胞型の既知の正常組織細胞のコントロール試料中における、図1ないし596に示すPROポリペプチドをコードする遺伝子の発現レベルを検出することを含んでなり、コントロール試料と比較して試験試料中における前記遺伝子の発現レベルが高いか又は低いことにより、試験組織細胞が採取された哺乳動物における炎症性免疫反応の存在が示される方法。

【公表番号】特表2008−500009(P2008−500009A)
【公表日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−532309(P2006−532309)
【出願日】平成16年3月2日(2004.3.2)
【国際出願番号】PCT/US2004/006460
【国際公開番号】WO2005/051988
【国際公開日】平成17年6月9日(2005.6.9)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】