説明

内燃機関の排気装置

【課題】EGR通路を設ける場合において、再循環される排気の成分を改善する。
【解決手段】燃料添加弁15から添加された燃料が、グロープラグ16によって着火され、着火された排気が触媒迂回路12a(第1の分岐路)に供給される構成において、低圧EGR通路30の上流側の端部が、触媒迂回路12aに接続されている。グロープラグ16によって着火された不活性ガス濃度(例えばCO2濃度)の高い排気が、低圧EGR通路30を通じて吸気管6に循環されるので、燃焼室2内における燃焼が抑制され、燃焼温度の低減によりNOxの低減を促進することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の排気通路に設けられて排気を昇温する排気昇温装置、及び排気を循環させるEGR(Exhaust Gas Recirculation、排気再循環)通路を有する排気装置に関する。
【背景技術】
【0002】
多くの内燃機関において、排気通路と吸気通路とを接続するEGR通路が設けられている。その目的は、主として燃焼温度の低減による排気中の窒素酸化物(NOx)の低減、および部分負荷時の燃費向上である。
【0003】
特許文献1が開示するエンジンでは、排気浄化触媒の下流側の端部にEGRガス取り出し口を設け、排気浄化触媒から排出した排気を再循環させている。
【0004】
特許文献2が開示するエンジンでは、排気管の内径よりも小径の小型酸化触媒を配置すると共に、その上流側に燃料供給弁を配置している。この装置では、燃料の供給によって小型酸化触媒が発熱させられる。
【0005】
特許文献3が開示するエンジンでは、排気通路に設けられた燃料添加弁からの燃料が直接接触する位置に、グロープラグなどの着火手段を配置し、これら燃料添加弁及びグロープラグの下流側に触媒コンバータを配置している。燃料は着火手段によって着火され、その火炎によって触媒コンバータが昇温される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004‐176554号公報
【特許文献2】特開2009−156168号公報
【特許文献3】特開2006−112401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記特許文献1〜3のいずれにおいても、再循環される排気の成分は考慮されていない。この点、特許文献2および3のように排気中に燃料を供給して着火させる構成では、着火された排気は不活性ガス濃度が大きくなると考えられる。
【0008】
本発明は、EGR通路を設ける場合において、再循環される排気の成分を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の1態様は、
内燃機関の排気通路を構成する第1の分岐路および第2の分岐路と、前記排気通路に配置された燃料添加弁と、前記燃料添加弁から添加された燃料に着火させる着火装置と、を備え、前記着火された排気の少なくとも一部が前記第1の分岐路に供給される内燃機関の排気装置において、
前記排気通路と前記内燃機関の吸気通路とを接続するEGR通路を更に備え、
前記EGR通路の上流側の端部は、前記第1の分岐路に接続されていることを特徴とする内燃機関の排気装置である。
【0010】
この態様では、燃料添加弁から添加された燃料が、着火装置によって着火され、着火された排気が前記第1の分岐路に供給される。EGR通路の上流側の端部は、前記第1の分岐路に接続されている。したがって、着火装置によって着火された不活性ガス濃度の高い排気が、EGR通路を通じて吸気通路に循環されるので、燃焼室内における燃焼が抑制され、燃焼温度の低減によりNOxの低減を促進することができる。
【0011】
好適には、前記第2の分岐路に排気浄化触媒が配置されている。この態様では、排気浄化触媒により排気を浄化でき、また、燃料添加弁からの燃料が当該排気浄化触媒に供給される場合には、反応による発熱や供給燃料の改質を図ることができる。
【0012】
この場合において、好適には、前記第1の分岐路は、前記第2の分岐路と熱交換可能に配置されている。この態様では、第1の分岐路からの火炎により第2の分岐路内の触媒を昇温させることが可能になる。この場合において、第1の分岐路が第2の分岐路の外周を囲むように配置されているのが特に好適である。これらの場合においては、火炎が第1の分岐路と第2の分岐路との下流側の合流点に到達する場合に、第2の分岐路の触媒を通過し改質された燃料を燃焼させることも可能になる。
【0013】
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて使用することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、EGR通路を設ける場合において、再循環される排気の成分を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1実施形態の概念図である。
【図2】第1実施形態の要部を正面視した断面図である。
【図3】第1実施形態の要部を軸方向視した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<第1実施形態>
本発明の好適な実施形態について、以下に詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態を示す。図1において、エンジン本体1は、軽油を燃料とする圧縮点火式内燃機関(ディーゼルエンジン)であるが、他の形式の内燃機関であってもよい。エンジン本体1は、4つの気筒のそれぞれに燃焼室2を有する。各燃焼室2には、燃料を噴射するための電子制御式の燃料噴射弁3が配置されている。各燃焼室2には、吸気マニホールド4および排気マニホールド5が接続されている。吸気マニホールド4は、吸気管6を介して排気ターボチャージャ7のコンプレッサ7aの出口に連結されている。コンプレッサ7aの入口は、エアフローメータ8を介してエアクリーナ9に連結されている。
【0017】
吸気管6内には、ステップモータにより駆動されるスロットル弁10が配置されている。吸気管6の周りには、吸気管6内を流れる吸入空気を冷却するためのインタークーラ11が配置されている。インタークーラ11内に機関冷却水が導かれ、機関冷却水によって吸入空気が冷却される。
【0018】
排気マニホールド5は、排気ターボチャージャ7の排気タービン7bの入口に連結されている。排気タービン7bの出口は、排気管12を介して、排気浄化触媒13に連結されている。この排気浄化触媒13上流の機関排気通路内、即ち排気管12内には、前処理触媒14が配置されている。
【0019】
前処理触媒14は、排気浄化触媒13よりも体積が小さく、かつ排気浄化触媒13に流入する排気の一部が流通する。図2に示されるように、前処理触媒14は、円筒形の外枠14a内に保持されており、外枠14a内に流入した排気はその全量が前処理触媒14に供給される。外枠14aの外径は、排気管12の内径よりも小さい。したがって、前処理触媒14が排気管12に収容されると、前処理触媒14の外周面と排気管12の内周面との隙間である触媒迂回路12aに、排気が通過することが可能になる。外枠14aは、概ね放射状に配置された複数のステー14bによって排気管12内に支持されている。前処理触媒14は、ステー14bを除く実質的に全周にわたって、触媒迂回路12aに囲まれている。触媒迂回路12aは、本発明における第1の分岐路を構成する。これに対し、前処理触媒14を通る外枠14a内の経路は、本発明における第2の分岐路を構成する。触媒迂回路12aは、外枠14aを介して前処理触媒14と熱交換可能にされている。
【0020】
排気浄化触媒13は、例えば酸化触媒、三元触媒又はNOx触媒から構成されている。前処理触媒14は酸化触媒から構成されており、触媒物質としては例えばPt/CeO2、Mn/CeO2、Fe/CeO2、Ni/CeO2、Cu/CeO2等を用いることができる。触媒13,14の基材には、コージェライトあるいはメタルが用いられている。排気浄化触媒13の基材は、多数のセルのうち上流側が栓詰されたセルと、下流側が栓詰されたセルとが互いに隣接するように配置された所謂ウォールフロー型である。前処理触媒14の基材は、個々のセルが上流から下流へと連通した所謂ストレートフロー型である。
【0021】
前処理触媒14上流の排気管12内には、前処理触媒14に燃料を供給するための燃料添加弁15が、その噴孔15aを排気管12内部に臨ませて配置される。燃料添加弁15には、燃料タンク44内の燃料が燃料ポンプ43を介して供給される。燃焼を促進させるために、外部から排気管12の内部に燃焼用空気を供給するための管路、制御弁及びコンプレッサを設けても良い。
【0022】
燃料添加弁15よりも下流側の排気管12内には、供給された燃料に着火させるためのグロープラグ16が設けられている。グロープラグ16には、これに給電するための直流電源及び昇圧回路(いずれも不図示)が接続されている。着火するための手段としては、グロープラグに代えてセラミックヒータやスパークプラグなど他の種類の着火装置を用いることができ、とくに電熱式の装置が好適である。
【0023】
燃料の微粒化を促進するために、燃料添加弁15から噴射された燃料を衝突させるための衝突板17が排気管12内に配置されている。燃料添加弁15の軸心15bは、衝突板17の中心17aに向けられているが、噴射された燃料が排気流に流されることを考慮して中心17よりも上流側に向けられていてもよい。燃料添加弁15の噴孔15aから衝突板17までの距離dは、燃料添加弁15から噴射され衝突板17に衝突した燃料が、拡散してその一部がグロープラグ16の発熱部16aによって着火され、他の部分が前処理触媒14に供給されるように選択される。前処理触媒14、燃料添加弁15、グロープラグ16および衝突板17は、排気昇温装置40を構成し、この排気昇温装置40は、後述するECU50によって制御される。
【0024】
排気マニホールド5と吸気マニホールド4は、高圧EGR通路18を介して互いに接続されている。高圧EGR通路18は、排気管12におけるタービン7bよりも上流側の部分と、吸気管6におけるコンプレッサ7aの下流側の部分とを接続している。高圧EGR通路18内には、電子制御式のEGR制御弁19が配置される。高圧EGR通路18の周りには、高圧EGR通路18内を流れるEGRガスを冷却するための高圧EGRクーラ20が配置される。機関冷却水が高圧EGRクーラ20内に導かれ、機関冷却水によってEGRガスが冷却される。
【0025】
排気管12と吸気管6とは、低圧EGR通路30を介して接続されている。低圧EGR通路30は、排気管12におけるコンプレッサ7bの下流側であって排気浄化触媒13の上流側の部分と、吸気管6におけるタービン7aの上流側の部分とを接続している。
【0026】
低圧EGR通路30の上流側の端部は、上述した第1の分岐路、すなわち排気管12と外枠14aとの間の触媒迂回路12aの中間部に接続されている。触媒迂回路12aのうち低圧EGR通路30の上流側の端部が接続する位置は、排気中の不活性ガス濃度(例えばCO2濃度)が最大値または最大値から所定範囲内となる地点を選択するのが好適である。低圧EGR通路30の周りには、排気を冷却する低圧EGRクーラ32が配置されている。機関冷却水が低圧EGRクーラ32内に導かれ、機関冷却水によってEGRガスが冷却される。低圧EGR通路30には、低圧EGR通路30を開閉するための低圧EGR弁33が設けられている。
【0027】
各燃料噴射弁3は、燃料供給管41を介してコモンレール42に連結され、このコモンレール42は電子制御式の吐出量可変な燃料ポンプ43を介して燃料タンク44に連結される。燃料タンク44内に貯蔵されている燃料は燃料ポンプ43によってコモンレール42内に供給され、コモンレール42内に供給された燃料は各燃料供給管41を介して燃料噴射弁3に供給される。
【0028】
コントローラである電子制御ユニット(ECU)50は、周知のデジタルコンピュータからなり、双方向性バスによって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、CPU(マイクロプロセッサ)、入力ポートおよび出力ポートを具備する。
【0029】
アクセルペダル51には、アクセルペダル51の踏込み量に比例した出力電圧を発生する負荷センサ52が接続され、負荷センサ52の出力電圧は、対応するAD変換器を介して入力ポートに入力される。更に入力ポートには、エンジン本体1のクランクシャフトが例えば15°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ53が接続される。更に入力ポートには、スロットル弁10の近傍に設置された吸気温度センサ54が接続される。
【0030】
他方、ECU50の出力ポートは、対応する各駆動回路を介して、スロットル弁10、高圧EGR制御弁19および低圧EGR制御弁33の駆動用の各ステップモータに接続される。出力ポートはまた、対応する各駆動回路を介して燃料噴射弁3、燃料添加弁15及び燃料ポンプ43に接続される。これらアクチュエータ類の動作は、ECU50によって制御される。ECU50のROMには、各種プログラム及び基準値・初期値が格納されている。
【0031】
ECU50は、エアフローメータ8、負荷センサ52、クランク角センサ53及び吸気温度センサ54を含む車両の状態とくにエンジンの動作状態を示すパラメータに基づいて、燃料供給指示量を算出し、指示量に応じた時間だけ燃料噴射弁3及び燃料添加弁15を開くべく制御信号を出力する。この制御信号に従って、燃料供給指示量に応じた量の燃料が燃料噴射弁3及び燃料添加弁15からそれぞれ供給される。
【0032】
また、ECU50は、例えば機関負荷率KL及び機関回転数Neにより定まる機関運転状態に応じて、EGRガスを供給するEGR通路を選択的に切り換える。ここで、機関負荷率KLは全負荷に対する機関負荷の割合をいう。すなわち、機関負荷率KLが予め定められた第1の設定負荷率KL1よりも低いときには、高圧EGR通路18のみを介してEGRガスが供給される。このようにすると、良好な応答性を確保することができ、機関に供給されるEGRガスの量を精密に制御することができる。これに対し、機関負荷率KLが第1の設定負荷率KL1よりも高くかつあらかじめ定められた第2の設定負荷率KL2よりも低いときには、低圧EGR通路30のみを介してEGRガスが供給される。このようにすると、機関負荷率KLが高いときにもEGRガスを確実に機関に供給することが可能になる。さらに、機関負荷率KLが第2の設定負荷率KL2よりも高いときには、EGRガスの供給が禁止される。
【0033】
また、ECU50は、排気昇温装置40を制御して、燃料の供給及び着火を行い、これにより前処理触媒14を昇温させる。燃料添加弁15から供給された燃料の一部は、グロープラグ16により着火され、これによって排気が昇温される。また供給された燃料の他の部分は、前処理触媒14に供給され、触媒物質の反応による昇温及び燃料の改質が行われる。なお、ECU50は必要に応じて、前処理触媒14の必要量よりも多くの燃料を噴射することで、排気浄化触媒13に対する燃料の供給を行い、これにより、堆積した粒子状物質(PM)の酸化及び燃焼、並びに排気浄化触媒13がNOx吸蔵還元触媒である場合には、排気浄化触媒13に対するNOx還元処理及びSOx被毒回復処理を実施することも可能である。
【0034】
以上のとおり、本実施形態では、燃料添加弁15から添加された燃料が、グロープラグ16によって着火され、着火された排気が触媒迂回路12a(第1の分岐路)に供給される構成において、低圧EGR通路30の上流側の端部が、触媒迂回路12aに接続されている。したがって、グロープラグ16によって着火された不活性ガス濃度(例えばCO2濃度)の高い排気が、低圧EGR通路30を通じて吸気管6に循環されるので、燃焼室2内における燃焼が抑制され、燃焼温度の低減によりNOxの低減を促進することができる。
【0035】
また本実施形態では、外枠14a内を通る経路(第2の分岐路)に前処理触媒14が配置されているので、前処理触媒14により排気を浄化でき、また、燃料添加弁15からの燃料が前処理触媒14に供給される場合に、反応による発熱や供給燃料の改質を図ることができる。
【0036】
また、本実施形態では、触媒迂回路12a(第1の分岐路)は、前処理触媒14を通る外枠14a内の経路(第2の分岐路)を囲むように配置されているので、触媒迂回路12aからの火炎により外枠14a内の前処理触媒14を昇温させることが可能になり、また、火炎が触媒迂回路12aと外枠14a内の経路との下流側の合流点に到達する場合には、前処理触媒14を通過し改質された燃料を燃焼させることが可能になる。
【0037】
以上、本発明をある程度の具体性をもって説明したが、クレームされた発明の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて使用することができる。
【0038】
例えば、上記実施形態では排気通路を二重管構造とし、第1の経路が第2の経路を囲む外側に配置された構成において本発明を適用したが、本発明は燃料添加弁から燃料が添加され着火された排気が、分岐した排気通路の一方に供給される構造に広く適用でき、本発明に所期の効果を得ることができる。
【0039】
また、上記実施形態では着火された燃料の全量が触媒迂回路12a(第1の分岐路)に供給されることとしたが、着火された排気の少なくとも一部が第1の分岐路に供給されれば本発明に所期の効果を得ることができる。
【0040】
また本発明は、ターボチャージャを有しないエンジンに適用することも可能であり、その場合に装置は低圧EGR通路30を有しない代わりに、高圧EGR通路18の上流側の端部を、排気マニホールド5でなく触媒迂回路12aの中間部に接続するのが好適である。
【符号の説明】
【0041】
4 吸気マニホールド
5 排気マニホールド
6 吸気管
7 ターボチャージャ
12 排気管
13 排気浄化触媒
14 前処理触媒
18 高圧EGR通路
30 低圧EGR通路
32 低圧EGRクーラ
40 排気昇温装置
50 ECU

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内燃機関の排気通路を構成する第1の分岐路および第2の分岐路と、前記排気通路に配置された燃料添加弁と、前記燃料添加弁から添加された燃料に着火させる着火装置と、を備え、前記着火された排気の少なくとも一部が前記第1の分岐路に供給される内燃機関の排気装置において、
前記排気通路と前記内燃機関の吸気通路とを接続するEGR通路を更に備え、
前記EGR通路の上流側の端部は、前記第1の分岐路に接続されていることを特徴とする内燃機関の排気装置。
【請求項2】
請求項1に記載の内燃機関の排気装置であって、
前記第2の分岐路に排気浄化触媒が配置されていることを特徴とする内燃機関の排気装置。
【請求項3】
請求項2に記載の内燃機関の排気装置であって、
前記第1の分岐路は、前記第2の分岐路と熱交換可能に配置されていることを特徴とする内燃機関の排気装置。
【請求項4】
請求項3に記載の内燃機関の排気装置であって、
前記第1の分岐路は、前記第2の分岐路の外周を囲むように配置されていることを特徴とする内燃機関の排気装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−12962(P2012−12962A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−147987(P2010−147987)
【出願日】平成22年6月29日(2010.6.29)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】