説明

冷却装置

【課題】作動頻度の高い走行用モータのロータの回転を阻害することなく、走行用モータを効率よく冷却することが可能な冷却装置を提供する。
【解決手段】ハウジング2c内にロータ2a及びステータ2bを備える走行用のフロントモータ2と、ハウジング4c内にロータ4a及びステータ4bを備える発電用のジェネレータ4と、前記ジェネレータ4を駆動する内燃機関5と、前記フロントモータ2及び前記ジェネレータ4を冷却するオイルを冷却するオイルクーラ20と、前記オイルを圧送するオイルポンプ12と、前記オイルが循環される冷却経路を備えるハイブリッド車両において、前記冷却経路は、前記オイルポンプ12の下流に前記フロント2モータを配置し、前記フロントモータ2の下流であって前記オイルポンプ12の上流に前記ジェネレータ4を配置した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却装置、例えば、ハイブリッド車両に搭載される冷却装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、内燃機関と車両を駆動するモータ及び発電を行うジェネレータとを搭載されるハイブリッド車両が普及してきている。そして、従来のハイブリッド車両の構成として、モータ及びジェネレータを同軸上に車幅方向に配置する構成が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
【0003】
ハイブリッド車両の走行時には、モータ及びジェネレータが発熱して高温となるが、モータ及びジェネレータは耐熱温度に限界があるため、一般にオイルや水等の冷媒をポンプにより冷媒配管を循環させて冷却する冷却装置を備えており、モータ及びジェネレータを共通の冷却装置により冷却している。
【0004】
ここで、上述した従来のハイブリッド車両におけるモータ及びジェネレータの冷却装置の構成の一例について説明する。
図5は、従来の冷却装置におけるオイルポンプの作動時の状態を示した模式図である。また、図6は、従来の冷却装置におけるオイルポンプの停止時の状態を示した模式図である。
【0005】
図5,6に示すように、従来の冷却装置においては、モータ100の冷却装置として、モータ100を冷却するオイルを冷却するオイルクーラ102とオイルを圧送するオイルポンプ101を備えている。
モータ100は、主に、ハウジング100c内に同軸に設置されたロータ100aとステータ100bとにより構成されている。モータ100のステータ100bにはコイルが巻かれている(図示省略)。
モータ100のハウジング100c内部の底部には、オイルポンプ101が空気を吸い込むことを防ぐためのオイル溜り100dが形成されている。
【0006】
モータ100の下部とオイルポンプ101の間には、第1のオイル配管103が設置されている。第1のオイル配管103により、モータ100のオイル溜り100dに溜まったオイルがオイルポンプ101に供給される。
オイルポンプ101とオイルクーラ102との間には、第2のオイル配管104が設置されている。第2のオイル配管104により、オイルポンプ101により圧送されたオイルがオイルクーラ102に供給される。
【0007】
オイルクーラ102とモータ100のハウジング100cの上部との間には、第3のオイル配管105が設置されている。第3のオイル配管105により、オイルクーラ102において冷却されたオイルがモータ100に供給される。第3のオイル配管105から排出されたオイルは、モータ100のステータ100bの上部に掛け流される。これにより、モータ100のロータ100a及びステータ100bが冷却される。
【0008】
上述した第1のオイル配管103から第3のオイル配管105により、オイルポンプ101の作動時には、図5中に矢印で示すようにオイルが循環するようになっている。このように、オイルポンプ101の作動時には、第1のオイル配管103から第3のオイル配管105にオイルが充填されるため、モータ100のオイル溜り100dの油面100eの位置が低くなる。
【0009】
しかし、図6に示すように、オイルポンプ101の停止時は第1のオイル配管103から第3のオイル配管105に充填されていたオイルがモータ100のオイル溜り100dに溜まるため油面100eの位置が上昇し、モータ100のロータ100aもオイルに浸かることとなる。
【0010】
なお、図5,6においては、例としてモータ100のみを示して説明しているが、上述したように、従来、モータ100はジェネレータと同軸上の車幅方向に配置されるため、オイルの油面は同じ位置となり、モータ100とジェネレータのサイズが同等の場合等には、ジェネレータのロータもオイルに浸かることとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2010−163053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
上述したハイブリッド車両においては、モータ100及びジェネレータの低温時にはオイルポンプ101は間欠的に作動させられるため、オイルポンプ101の停止時にモータ100及びジェネレータのロータ100aが回転する場合がある。
【0013】
また、ジェネレータで発電した電力を用いてモータ100を駆動するシリーズ方式のハイブリッド車両においては、ジェネレータで発電した電力を用いてモータ100を駆動するシリーズ走行時においてはモータ100及びジェネレータの双方が作動し、また、高圧バッテリの電力を用いてモータ100を駆動するEV走行時においてはモータ100のみが作動することとなる。このため、モータ100の作動頻度が高くなる。
【0014】
しかしながら、上述したようにオイルポンプ101の停止時には、モータ100のロータ100aはモータ100のオイル溜り100dのオイルに浸かっているため、モータ100のロータ100aはモータ100のオイル溜り100dのオイルを撹拌することとなる。このため、モータ100のロータ100aに撹拌抵抗が発生し、モータ100のロータ100aの回転を阻害してしまうという問題がある。
【0015】
以上のことから、本発明は、作動頻度の高い走行用モータのロータの回転を阻害することなく効率よく走行用モータを冷却することが可能な冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記の課題を解決するための第1の発明に係る冷却装置は、
バッテリから供給される電力により駆動される走行用モータと、
前記バッテリの残存容量が所定値以下となった際に内燃機関により駆動されて前記バッテリを充電するジェネレータと、
前記走行用モータ及び前記ジェネレータを冷却する冷却媒体が循環される冷却経路と
を備えるハイブリッド車において、
前記冷却経路は、前記冷却媒体を圧送させる圧送手段を有し、前記圧送手段の下流に前記走行用モータを配置し、前記走行用モータの下流であって前記圧送手段の上流に前記ジェネレータを配置する
ことを特徴とする。
【0017】
上記の課題を解決するための第2の発明に係る冷却装置は、第1の発明に係る冷却装置において、
前記冷却経路は、内部下方に冷媒溜りを形成するハウジングに前記ジェネレータを収納し、前記走行用モータから前記ジェネレータへ冷媒を流す冷媒通路の下流端は前記冷媒溜りに接続される
ことを特徴とする。
【0018】
上記の課題を解決するための第3の発明に係る冷却装置は、第1の発明又は第2の発明に係る冷却装置において、
前記冷却経路は、前記冷却媒体を冷却させる冷却手段を更に有し、前記冷却手段の下流であって前記走行用モータの上流に前記冷却手段を配置する
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、作動頻度の高い走行用モータのロータの回転を阻害することなく効率よく走行用モータを冷却することが可能な冷却装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の第1の実施例に係る冷却装置におけるオイルポンプの作動時の状態を示した模式図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る冷却装置におけるオイルポンプの停止時の状態を示した模式図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るハイブリッド車両の構成を示した模式図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る冷却装置におけるオイルポンプの作動時の状態を示した模式図である。
【図5】従来の冷却装置におけるオイルポンプの作動時の状態を示した模式図である。
【図6】従来の冷却装置におけるオイルポンプの停止時の状態を示した模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明に係る冷却装置を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0022】
以下、本発明に係る冷却装置の第1の実施例について説明する。
図3は、本実施例に係るハイブリッド車両の構成を示した模式図である。
図3に示すように、本実施例に係るハイブリッド車両1は、ハイブリッド車両1を駆動する走行用のフロントモータ(走行用モータ)2及びリヤモータ3と、電力を発電するジェネレータ4と、ジェネレータ4を駆動する内燃機関5とを備えている。
【0023】
なお、本実施例においては、フロントモータ2とリヤモータ3を備えるシリーズ方式のハイブリッド車を例として説明するが、フロントモータ2のみを備えるシリーズ方式のハイブリッド車や、その他、パラレル方式のハイブリッド車両等においても適用することが可能である。
【0024】
フロントモータ2とジェネレータ4と内燃機関5及びフロント駆動軸6間には、フロントモータ2の駆動力をフロント駆動軸6に伝達し、内燃機関5の駆動力をジェネレータ4に伝達するフロントトランスアクスル7が設置されている。また、フロントモータ2は、フロントインバータ8と三相高電圧ハーネス9により接続されている。また、ジェネレータ4は、フロントインバータ8と三相高電圧ハーネス10により接続されている。フロントインバータ8と高圧バッテリ11は高電圧ハーネス12により接続されている。
【0025】
リヤモータ3とリヤ駆動軸13間には、リヤモータ3の駆動力をリヤ駆動軸13に伝達するリヤトランスアクスル14が設置されている。また、リヤモータ3は、リヤインバータ15と三相高電圧ハーネス16により接続されている。リヤインバータ15と高圧バッテリ11は高電圧ハーネス17により接続されている。
【0026】
また、本実施例に係るハイブリッド車両1は、オイルを冷却するオイルクーラ20(冷却手段)と、オイルを圧送するオイルポンプ21(圧送手段)と、オイルを循環させるオイル配管22〜27とからなる冷却経路により構成されている。そして、フロントモータ2及びジェネレータ4は、オイルクーラ20及びオイルポンプ21と第1のオイル配管22〜第6のオイル配管27により接続されており、オイルにより冷却されている。
【0027】
また、本実施例に係るハイブリッド車両1は、冷却水を冷却するラジエータ30と、冷却水を圧送する冷却水ポンプ31と冷却水を循環させる冷却水配管32とにより構成されている。そして、リヤモータ3、フロントインバータ8及びリヤインバータ15は、ラジエータ30及び冷却水ポンプ31と冷却水配管32により接続されており、冷却水により冷却されている。
【0028】
図1は、本実施例に係る冷却装置におけるオイルポンプの停止時の状態を示した模式図である。
図1に示すように、本実施例に係る冷却装置においては、フロントモータ2の設置位置が、ジェネレータ4の設置位置よりも高い位置に設置されている。
【0029】
フロントモータ2は、主に、ハウジング2c内に同軸に設置されたロータ2aとステータ2bとにより構成されている。フロントモータ2のステータ2bにはコイルが巻かれている(図示省略)。なお、フロントモータ2のロータ2aは、フロント駆動軸6に駆動力を出力する。
【0030】
また、ジェネレータ4は、主に、ハウジング4c内に同軸に設置されたロータ4aとステータ4bとにより構成されている。ジェネレータ4のステータ4bにはコイルが巻かれている(図示省略)。なお、ジェネレータ4のロータ4aは、内燃機関5により回転させられる。
【0031】
ジェネレータ4のハウジング4c内部の底部には、オイルポンプ21が空気を吸い込むことを防ぐためのオイル溜り4d(冷媒溜り)が形成されている。
ジェネレータ4のハウジング4cの下部とオイルポンプ21との間には、第1のオイル配管22が設置されている。第1のオイル配管22により、ジェネレータ4のオイル溜り4dに溜まったオイルがオイルポンプ21に供給される。
オイルポンプ21とオイルクーラ20との間には、第2のオイル配管23が設置されている。第2のオイル配管23により、オイルポンプ21により圧送されたオイルがオイルクーラ20に供給される。
【0032】
オイルクーラ20とフロントモータ2のハウジング2cの上部との間には、第3のオイル配管24及び第4のオイル配管25が設置されている。第3のオイル配管24及び第4のオイル配管25により、オイルクーラ20において冷却されたオイルがフロントモータ2に供給される。第4のオイル配管25から排出されたオイルは、フロントモータ2のステータ2bの上部に掛け流される。これにより、フロントモータ2のロータ2a及びステータ2bが冷却される。
【0033】
オイルクーラ20とジェネレータ4のハウジング4cの上部との間には、第3のオイル配管24及び第5のオイル配管26が設置されている。第3のオイル配管24及び第5のオイル配管26により、オイルクーラ20において冷却されたオイルがジェネレータ4に供給される。第5のオイル配管26から排出されたオイルは、ジェネレータ4のステータ4bの上部に掛け流される。これにより、ジェネレータ4のロータ4a及びステータ4bが冷却される。
【0034】
フロントモータ2のハウジング2cの下部とジェネレータ4のハウジング4cの下部との間には、第6のオイル配管(冷却通路)27が設置されている。第6のオイル配管27により、フロントモータ2のロータ2a及びステータ2bを冷却した後のオイルがジェネレータ4のオイル溜り4dに排出される。
【0035】
上述した第1のオイル配管22から第6のオイル配管27により、オイルポンプ21の作動時には、図1中に矢印で示すようにオイルが循環するようになっている。このように、オイルポンプ21の作動時には、第1のオイル配管22から第6のオイル配管27にオイルが充填されるため、ジェネレータ4のオイル溜り4dの油面4eの位置が低くなる。
【0036】
ところで、本実施例に係る冷却装置においては、フロントモータ2及びジェネレータ4の低温時にはオイルポンプ21は間欠的に作動させられるため、オイルポンプ21の停止時にフロントモータ2のロータ2a及びジェネレータ4のロータ4aが回転する場合がある。
【0037】
図2は、本実施例に係る冷却装置におけるオイルポンプの停止時の状態を示した模式図である。
図2に示すように、上述したように本実施例に係る冷却装置においては、フロントモータ2の設置位置が、ジェネレータ4の設置位置よりも高い位置に設置されている。このため、オイルポンプ21の停止時であっても、フロントモータ2のロータ2aがオイルに浸かることがない。
【0038】
なお、フロントモータ2の設置位置は、フロントモータ2のロータ2aがオイルに浸からなければよいため、フロントモータ2のロータ2aの下端がジェネレータ4のオイル溜り4dの油面4eより高い位置になるようにフロントモータ2を設置することとする。
【0039】
したがって、本実施例に係る冷却装置によれば、オイルポンプ21の停止時であっても、フロントモータ2のロータ2aはオイルに浸かることがないため、フロントモータ2のロータ2aに大きな撹拌抵抗が発生せず、作動頻度の高いフロントモータ2のロータ2aの回転を阻害することなく効率よく冷却することができる。
【0040】
また、本実施例に係るハイブリッド車両1においては、フロントモータ2とリヤモータ3を備えている。このため、シリーズ走行時においては、ジェネレータ4は、フロントモータ2とリヤモータ3の両方を駆動するための電力を発電する必要があるため、フロントモータ2よりもジェネレータ4に掛かる負荷の方が大きく、フロントモータ2よりもジェネレータ4の方の温度が高くなる。そして、ジェネレータ4の上方から掛け流された冷却されたオイルはジェネレータ4のステータ4bの下部に到達する頃には高温となってしまうため、ジェネレータ4のステータ4bの下部を冷却することができなくなり、ジェネレータ4のステータ4bの上部と下部とで、温度にばらつきが生じる場合がある。
【0041】
このため、図1に示すように、本実施例に係る冷却装置においては、ジェネレータ4のオイル溜り4dのオイルの油面4eをジェネレータ4のステータ4bの下端よりも高くすることにより、シリーズ走行時においては比較的温度の低いフロントモータ2側を流れてきた比較的温度の低いオイルにより、シリーズ走行時に高温になったジェネレータ4のステータ4bの下部を冷却することができる。
したがって、本実施例に係る冷却装置によれば、シリーズ走行時に高温になったジェネレータ4のステータ4bの温度のばらつきを低減することができる。
【実施例2】
【0042】
以下、本発明に係る冷却装置の第2の実施例について説明する。
図4は、本実施例に係る冷却装置におけるオイルポンプの作動時の状態を示した模式図である。
図4に示すように、本実施例に係る冷却装置の構成は、第1の実施例に係る冷却装置の構成とほぼ同様であるが、第6のオイル配管28をフロントモータ2のハウジング2cの下部からジェネレータ4のハウジング4cのステータ4b下部の側方に接続する点が異なっている。
【0043】
このため、本実施例に係る冷却装置においては、第6のオイル配管28をフロントモータ2のハウジング2cの下部からジェネレータ4のハウジング4cのステータ4b下部の側方に接続し、シリーズ走行時においては比較的温度の低いフロントモータ2側を流れてきた比較的温度の低いオイルを直接ジェネレータ4のステータ4bの下部に掛けることにより、シリーズ走行時に高温になったジェネレータ4のステータ4bの下部を冷却することができる。
したがって、本実施例に係る冷却装置によれば、シリーズ走行時に高温になったジェネレータ4のステータ4bの温度のばらつきをより一層低減することができる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、例えば、モータ及びジェネレータを備えるハイブリッド車両において利用することが可能である。
【符号の説明】
【0045】
1 ハイブリッド車両
2 フロントモータ(走行用モータ)
2a ロータ
2b ステータ
2c ハウジング
3 リヤモータ
4 ジェネレータ
4a ロータ
4b ステータ
4c ハウジング
4d オイル溜り(冷媒溜り)
2d 油面
5 内燃機関
6 フロント駆動軸
7 フロントトランスアクスル
8 フロントインバータ
9,10,16 三相高電圧ハーネス
11 高圧バッテリ
12,17 高電圧ハーネス
13 リヤ駆動軸
14 リヤトランスアクスル
15 リヤインバータ
20 オイルクーラ(冷却手段)
21 オイルポンプ(圧送手段)
22 第1のオイル配管
23 第2のオイル配管
24 第3のオイル配管
25 第4のオイル配管
26 第5のオイル配管
27 第6のオイル配管(冷却通路)
30 ラジエータ
31 冷却水ポンプ
32 冷却水配管
100 モータ
100a ロータ
100b ステータ
101 オイルポンプ
102 オイルクーラ
103 第1のオイル配管
104 第2のオイル配管
105 第3のオイル配管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリから供給される電力により駆動される走行用モータと、
前記バッテリの残存容量が所定値以下となった際に内燃機関により駆動されて前記バッテリを充電するジェネレータと、
前記走行用モータ及び前記ジェネレータを冷却する冷却媒体が循環される冷却経路と
を備えるハイブリッド車において、
前記冷却経路は、前記冷却媒体を圧送させる圧送手段を有し、前記圧送手段の下流に前記走行用モータを配置し、前記走行用モータの下流であって前記圧送手段の上流に前記ジェネレータを配置する
ことを特徴とする冷却装置。
【請求項2】
前記冷却経路は、内部下方に冷媒溜りを形成するハウジングに前記ジェネレータを収納し、前記走行用モータから前記ジェネレータへ冷媒を流す冷媒通路の下流端は前記冷媒溜りに接続される
ことを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
【請求項3】
前記冷却経路は、前記冷却媒体を冷却させる冷却手段を更に有し、前記冷却手段の下流であって前記走行用モータの上流に前記冷却手段を配置する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷却装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−96738(P2012−96738A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−248031(P2010−248031)
【出願日】平成22年11月5日(2010.11.5)
【出願人】(000006286)三菱自動車工業株式会社 (2,892)
【Fターム(参考)】