説明

化学療法により誘導された貧血の治療のための化合物および方法

本発明は、化学療法により誘導された貧血を治療するための方法および化合物に関する。具体的には、組換えヒトエリスロポエチンを用いる治療に対して難治性である被験者において、化学療法により誘導された貧血を治療するための方法が、本発明に包含される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
HIFヒドロキシラーゼ活性を阻害する有効量の薬剤を被験者に投与することを含む、該被験者における化学療法の毒性効果を低下させる方法。
【請求項2】
化学療法の毒性効果が、早死を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
HIFヒドロキシラーゼ活性を阻害する有効量の薬剤を被験者に投与することを含む、該被験者における化学療法に関連する体重減少を低下させるか、または予防する方法。
【請求項4】
被験者における化学療法により誘導される貧血を治療または予防する方法であって、低酸素症誘導因子(HIF)ヒドロキシラーゼ活性を阻害する有効量の薬剤を該被験者に投与することを含み、該被験者が、組換えヒトEPO療法に対して難治性であるか、または難治性である危険性がある、前記方法。
【請求項5】
前記被験者が化学療法を受けている者である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記被験者が化学療法を受けた者である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記被験者が化学療法を受けることが予想される者である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記化学療法が、アルキル化剤、ニトロソウレア、代謝拮抗剤、アントラサイクリン、トポイソメラーゼII阻害剤、有糸分裂阻害剤、抗エストロゲン、プロゲスチン、アロマターゼ阻害剤、抗アンドロゲン、LHRHアゴニスト、キナーゼ阻害剤、光増感剤、コルチコステロイドホルモン、DNAアルキル化剤、タキサン、ビンスアルカロイド、および微小管毒からなる群より選択される化学療法剤の投与を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記化学療法が、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、メクロレタミン、シクロホスファミド、クロラムブシル、ブスルファン、イフォスファミド、デカルバジン、メルファラン、テモゾロミド、カルムスチン、ロムスチン、ダクチノマイシン、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビノレルビン、パクリタキセル、ドセタキセル、5-フルオロウラシル、カペシタビン、6-メルカプトプリン、メトトレキサート、ゲムシタビン、シタラビン、フルダラビン、ペメトレキセド、イリノテカン、トポテカン、エトポシド、テニポシド、イマチニブ(グリーベック)、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトキサントロン、およびセツキシマブ(エルビツックス)からなる群より選択される化学療法剤の投与を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記化学療法がシスプラチンの投与を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記化学療法がパクリタキセルの投与を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記化学療法がカルボプラチンの投与を含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記化学療法がイリノテカンの投与を含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記化学療法がドセタキセルの投与を含む、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記化学療法がセツキシマブの投与を含む、請求項1〜14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記化学療法がベバシズマブの投与を含む、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記薬剤が2-オキソグルタレートの構造模倣物質である、請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記薬剤が、[(1-クロロ-4-ヒドロキシ-イソキノリン-3-カルボニル)-アミノ]-酢酸]、[((S)-2-[(4-ヒドロキシ-7-フェノキシ-6,7-ジヒドロ-イソキノリン-3-カルボニル)-アミノ]-プロピオン酸]、[{[4-ヒドロキシ-7-(4-メトキシ-フェノキシ)-イソキノリン-3-カルボニル]-アミノ}-酢酸]、[[(4-ヒドロキシ-1-メチル-7-フェノキシ-イソキノリン-3-カルボニル)-アミノ]-酢酸]、[[7-(4-フルオロ-フェノキシ)-4-ヒドロキシ-イソキノリン-3-カルボニル]-アミノ-酢酸]、[4-オキソ-1,4-ジヒドロ-[1,10]フェナントロリン-3-カルボン酸]、[3-{[4-(3,3-ジベンジル-ウレイド)-ベンゼンスルホニル]-[2-(4-メトキシ-フェニル)-エチル]-アミノ}-N-ヒドロキシ-プロピオンアミド]、[[(7-クロロ-3-ヒドロキシ-キノリン-2-カルボニル)-アミノ]-酢酸]、[[(1-クロロ-4-ヒドロキシ-7-メトキシ-イソキノリン-3-カルボニル)-アミノ]-酢酸]、[[(6,7-ジクロロ-4-ヒドロキシ-イソキノリン-3-カルボニル)-アミノ]-酢酸]、[[(4-ヒドロキシ-7-フェノキシ-イソキノリン-3-カルボニル)-アミノ]-酢酸]、[(S)-2-[(4-ヒドロキシ-7-フェニルスルファニル-イソキノリン-3-カルボニル)-アミノ]-プロピオン酸]、[[(4-ヒドロキシ-1,7-ジフェノキシ-イソキノリン-3-カルボニル)-アミノ]-酢酸]、および[(4-ヒドロキシ-7-フェニルスルファニル-イソキノリン-3-カルボニル)-アミノ]-酢酸からなる群より選択される化合物である、請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記薬剤が、経口的、全身的、静脈内的に、または注入により投与される、請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記被験者がヒトである、請求項1〜19のいずれか1項に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2009−540000(P2009−540000A)
【公表日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−515515(P2009−515515)
【出願日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際出願番号】PCT/US2007/014077
【国際公開番号】WO2007/146425
【国際公開日】平成19年12月21日(2007.12.21)
【出願人】(501093088)ファイブローゲン、インコーポレーテッド (18)
【Fターム(参考)】