説明

医薬組成物

【課題】CB1受容体拮抗作用を有するピラゾロ[1,5−a]ピリミジン化合物を有効成分としてなる医薬組成物を提供する。
【解決手段】一般式[I]:


〔式中、R及びRはアリール基等、Qは単結合手基、環Aは隣接ピリミジン環と縮合する置換ピラゾール環、Rは同一又は異なって水素原子等。〕で示される化合物又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分としてなる医薬組成物。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式[I]:
【化1】

〔式中、
及びRは同一又は異なって、置換基を有していてもよいアリール基又は置換基を有していてもよい飽和もしくは不飽和複素環式基、
Qは単結合手、メチレン基又は式:−N(R)−で示される基、Rはアルキル基、
環Aは隣接ピリミジン環と縮合する下式(A)、(B)又は(C):
【化2】

で示される置換ピラゾール環、
及びRは同一又は異なって、(a)水素原子、(b)シアノ基、(c)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、(d)アルキルオキシ基(該基のアルキル部分は、ハロゲン原子、水酸基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アルキルオキシ基及びアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよい)、(e)アルキルチオ基、(f)アルキルスルフィニル基、(g)アルキルスルホニル基又は(h)式:−N(R’)(R”)で示される基、
R’及びR”は同一もしくは異なって、(1)水素原子、(2)ハロゲン原子、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基及びアルキルオキシ基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいアルキル基、(3)アシル基、(4)アルキルスルホニル基又は(5)1又は2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基であるか、或いは両者が末端で互いに結合して隣接窒素原子と共に飽和又は不飽和含窒素複素環式基を形成することを表し、
Eは下式(i)〜(v):
【化3】

で示されるいずれかの基、
00はアルキル基、
は単結合手、アルキレン基又は式:−N(R)−で示される基、
は水素原子又はアルキル基、
は単結合手又はアルキレン基、
及びRは、一方が水素原子又はアルキル基であり、他方が(a)ハロゲン原子、シアノ基、アルキルオキシ基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、アシル基、置換基を有していてもよいアリール基及び置換基を有していてもよい飽和もしくは不飽和複素環式基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいアルキル基、(b)置換基を有していてもよいシクロアルキル基、(c)式:−N(R)(R)で示される基、(d)置換基を有していてもよいアリール基又は(e)置換基を有していてもよい飽和もしくは不飽和複素環式基であるか、或いはR及びRの両者が末端で互いに結合して隣接窒素原子と共に置換基を有していてもよい飽和もしくは不飽和含窒素複素環式基を形成し、
及びRは、一方が水素原子又はアルキル基であり、他方が(a)ハロゲン原子、シアノ基及びアリール基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいアルキル基、(b)シクロアルキル基、(c)置換基を有していてもよいアリール基、(d)アシル基又は(e)置換基を有していてもよい飽和もしくは不飽和複素環式基、
50及びR60は、一方が水素原子又はアルキル基であり、他方が水素原子、アルキル基又はアシル基であるか、或いは両者が互いに結合して隣接窒素原子とともに下式:
【化4】

〔式中、環Aはオキソ基で置換されていてもよい5〜7員脂肪族含窒素複素単環式基を表す。〕
示される環式基を形成し、
51はアルキル基又は置換基を有していてもよいアリールスルホニル基、
61はアルキルアミノ基又はアジド基
を表す。〕
で示されるピラゾロ[1,5−a]ピリミジン化合物又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分としてなる医薬組成物。
【請求項2】
及びRが同一又は異なって、(i)ハロゲン原子、シアノ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキルオキシ基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基及びアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよい6〜10員単環もしくは二環式アリール基、或いは(ii)ハロゲン原子、シアノ基、オキソ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキルオキシ基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基及びアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよい含酸素、含硫もしくは含窒素5〜6員飽和もしくは不飽和複素単環式基である請求項1記載の医薬組成物。
【請求項3】
、R、R又はRにおける飽和もしくは不飽和複素環式基が、(a)飽和もしくは不飽和4〜7員複素単環式基(該複素単環式基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる1〜4個のヘテロ原子を含む);(b)前記複素単環式基と、3〜8員シクロアルキル基、5〜6員単環式アリール基及び飽和もしくは不飽和4〜7員複素単環式基(該複素単環式基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる1〜4個のヘテロ原子を含む)から選ばれる1〜2個の環式基が縮合してなる8〜15員の飽和もしくは不飽和含窒素二環式もしくは三環式複素環式基;或いは(c)飽和もしくは不飽和8〜11員含窒素スピロ複素環式基である請求項1記載の医薬組成物。
【請求項4】
とRとが結合して形成される飽和もしくは不飽和含窒素複素環式基が、(a)飽和もしくは不飽和4〜7員含窒素複素単環式基(該複素単環式基は2個以上の窒素原子を含んでいてもよく、かつ当該窒素原子以外に酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1〜2個のヘテロ原子を含んでいてもよい);(b)前記複素単環式基と、3〜8員シクロアルキル基、5〜6員単環式アリール基及び飽和もしくは不飽和4〜7員複素単環式基(該複素単環式基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる1〜4個のヘテロ原子を含む)から選ばれる1〜2個の環式基が縮合してなる8〜15員の飽和もしくは不飽和含窒素二環式もしくは三環式複素環式基;或いは(c)飽和もしくは不飽和8〜11員含窒素スピロ複素環式基である請求項1記載の医薬組成物。
【請求項5】
、R、R又はRにおける飽和もしくは不飽和複素環式基が、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、オキソ基、アルキル基、1〜3個のハロゲン原子で置換されたアルキル基、アルキルオキシアルキル基、アミノアルキル基、シクロアルキル基、アリールアルキル基、アルキルオキシ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されたアルキルオキシ基、アシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アシルアミノ基、アルキルスルホニル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基、1〜2個のハロゲン原子で置換されていてもよいアリール基および飽和もしくは不飽和5〜6員含窒素複素環式基から選ばれる1〜4個の基で置換された飽和もしくは不飽和複素環式基である請求項3記載の医薬組成物。
【請求項6】
とRとで形成される飽和もしくは不飽和含窒素複素環式基が、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、オキソ基、アルキル基、1〜3個のハロゲン原子で置換されたアルキル基、アルキルオキシアルキル基、アミノアルキル基、シクロアルキル基、アリールアルキル基、アルキルオキシ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されたアルキルオキシ基、アシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アシルアミノ基、アルキルスルホニル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基及びアリール基から選ばれる1〜3個の基で置換された飽和もしくは不飽和含窒素複素環式基である請求項4記載の医薬組成物。
【請求項7】
、R、R又はRにおける飽和もしくは不飽和複素環式基が、(A)フリル基、テトラヒドロフラニル基、ピラニル基、テトラヒドロピラニル基、チアシクロブチル基、チエニル基、テトラヒドロチエニル基、チオピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、ベンゾフラニル基、ジヒドロベンゾフラニル基、イソベンゾフラニル基、クロマニル基、イソクロマニル基、クロメニル基、イソクロメニル基、ベンゾチエニル基及びジヒドロベンゾチエニル基から選ばれる飽和もしくは不飽和含酸素又は含硫複素環式基、或いは(B)アゼチジル基、ピロリジニル基、ピロリニル基、イミダゾリジニル基、イミダゾリニル基、ピラゾリジニル基、ピラゾリニル基、ピロリル基、2H−ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ジヒドロピラゾリル基、チアゾリジニル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、オキサゾリジニル基、ピリジル基、ジヒドロピリジル基、テトラヒドロピリジル基、ピペリジル基、ピラジニル基、ピペラジニル基、ピリミジニル基、テトラヒドロピリミジニル基、ピリダジニル基、モルホリニル基、アゾシニル基、アザシクロへプチル基、インドリジニル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾトリアゾリル基、インドリル基、イソインドリル基、3H−インドリル基、インドリニル基、イソインドリニル基、1H−インダゾリル基、ピロロピリジル基、ピロロピリミジニル基、テトラゾリル基、プリニル基、プテリジニル基、4H−キノリジニル基、キノリル基、ジヒドロキノリル基、テトラヒドロキノリル基、イソキノリル基、ジヒドロイソキノリル基、テトラヒドロイソキノリル基、フタラジニル基、ジヒドロフタラジニル基、ナフチリジニル基、ジヒドロナフチリジニル基、テトラヒドロナフチリジニル基、キノキサリニル基、キナゾリニル基、ジヒドロベンゾチアジニル基、ジヒドロベンゾオキサジニル基、シンノリニル基、プテリジニル基、キサンテニル基、カルバゾリル基、β−カルボリニル基、フェナントリジニル基、アクリジニル基、5H−ジヒドロジベンズアゼピニル基及び一般式:
【化5】

〔式中、R及びRは同一又は異なって水素原子又はアルキル基、q及びrは1又は2の整数を表す。〕
で示されるスピロ複素環式基から選ばれる飽和もしくは不飽和含窒素複素環式基である請求項3記載の医薬組成物。
【請求項8】
、R、R又はRにおける飽和もしくは不飽和複素環式基が、テトラヒドロフラニル基、ピロリル基、ピロリジニル基、ピペリジル基、アザシクロヘプチル基、テトラヒドロピラニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、チアシクロブチル基、テトラヒドロチエニル基、テトラヒドロチオピラニル基、チアゾリル基、ピリジル基、ピリミジニル基、インドリニル基、ピロロピリジル基又はテトラヒドロナフチリジニル基である請求項3記載の医薬組成物。
【請求項9】
とRとが互いに結合して形成される飽和もしくは不飽和含窒素複素環式基が、アゼチジル基、ピロリジニル基、ピロリニル基、イミダゾリジニル基、イミダゾリニル基、ピラゾリジニル基、ピラゾリニル基、ピロリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ジヒドロピラゾリル基、チアゾリジニル基、オキサゾリジニル基、ジヒドロピリジル基、テトラヒドロピリジル基、ピペリジル基、ピペラジニル基、テトラヒドロピリミジニル基、モルホリニル基、アザシクロへプチル基、ベンズイミダゾリル基、ベンゾトリアゾリル基、インドリル基、イソインドリル基、インドリニル基、イソインドリニル基、1H−インダゾリル基、テトラゾリル基、プリニル基、ジヒドロキノリル基、テトラヒドロキノリル基、ジヒドロイソキノリル基、テトラヒドロイソキノリル基、ジヒドロフタラジニル基、ジヒドロキナゾリニル基、ジヒドロベンゾチアジニル基、ジヒドロベンゾオキサジニル基、カルバゾリル基、β−カルボリニル基、5H−ジヒドロジベンズアゼピニル基及び一般式:
【化6】

〔式中、R及びRは同一又は異なって水素原子又はアルキル基、q及びrは1又は2の整数を表す。〕
で示されるスピロ複素環式基から選ばれる飽和もしくは不飽和含窒素複素環式基である請求項4記載の医薬組成物。
【請求項10】
とRとが互いに結合して形成される飽和もしくは不飽和含窒素複素環式基が、モルホリノ基、チオモルホリノ基、ピペリジノ基、ピペラジノ基又はアザシクロヘプチル基である請求項4記載の医薬組成物。
【請求項11】
式(ii)で示される基が下式(a)〜(d):
(a)−C(=O)−N(R)(R)、
(b)−C(=O)−Alk−N(R)(R)、
(c)−Alk−C(=O)−N(R)(R)、
(d)−N(R)−C(=O)−N(R)(R
〔式中、Alkは炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐鎖アルキレン基を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕
で示されるいずれかの基である請求項1記載の医薬組成物。
【請求項12】
及びRが同一又は異なって、ハロゲン原子及びトリハロゲノアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいフェニル基、Qが単結合手、環Aが式(A)で示される置換ピラゾール環、Eが下式(i):
−C(=O)O−R00 (i)
で示される基、Rが(1)アルキル基及びアルキルスルホニル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいアミノ基又は(2)1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基である請求項1記載の医薬組成物。
【請求項13】
及がクロロフェニル基又はトリフルオロ−C1−4アルキルフェニル基、Rがクロロフェニル基、R00がC1−4アルキル基、Rが(1)C1−4アルキル基及びC1−4アルキルスルホニル基から選ばれる1〜2個の基で置換されたアミノ基又は(2)1〜2個のC1−4アルキル基で置換されたアミノスルホニル基である請求項12記載の医薬組成物。
【請求項14】
及びRが同一又は異なって、(1)ハロゲン原子、シアノ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキルオキシ基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基及びアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいフェニル基又は(2)ハロゲン原子、オキソ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、アルキルオキシ基、アルキルオキシアルキル基及びアルキルオキシアルキルオキシ基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよい飽和もしくは不飽和5〜7員複素環式基、
環Aが式(A)又は(B)で示される置換ピラゾール環、
Eが下式(a)〜(e):
(a)−C(=O)−N(R)(R)、
(b)−C(=O)−Alk−N(R)(R)、
(c)−Alk−C(=O)−N(R)(R)、
(d)−N(R)−C(=O)−N(R)(R)及び
(e)−C(=NR51)−R61
から選ばれる基、
が水素原子、シアノ基又はアルキルオキシ基、
が(a)水素原子、(b)シアノ基、(c)ハロゲン原子及び水酸基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいアルキル基、(d)アルキルオキシ基(該基のアルキル部分は、ハロゲン原子、水酸基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アルキルオキシ基及びアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよい)、(e)アルキルチオ基、(f)アルキルスルフィニル基、(g)アルキルスルホニル基又は(h)式:−N(R’)(R”)で示される基、
R’及びR”は同一もしくは異なって、(1)水素原子、(2)ハロゲン原子、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基及びアルキルオキシ基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいアルキル基、(3)アシル基、(4)アルキルスルホニル基又は(5)1又は2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基であるか、或いは(6)両者が末端で互いに結合して隣接窒素原子とともに飽和もしくは不飽和含窒素複素環式基(該複素環式基は水酸基又はアルキルオキシ基で置換されていてもよい)を形成し、
及びRが、一方が水素原子又はアルキル基であり、他方が(1)ハロゲン原子、アルキルオキシ基、シクロアルキル基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、モルホリノカルボニル基、シアノ基で置換されていてもよいフェニル基及び飽和もしくは不飽和5〜6員複素単環式基(該複素環式基はハロゲン原子、アルキル基及びトリハロゲノアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよい)から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいアルキル基、(2)シアノ基又はアルキル基で置換されていてもよいシクロアルキル基、(3)式:−N(R)(R)で示される基、(4)フェニル基、又は(5)ハロゲン原子、シアノ基、水酸基、オキソ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、シクロアルキル基、アルキルカルボニル基、アルキルオキシカルボニル基、アルキルスルホニル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基、アルキルオキシカルボニルアミノ基、1〜2個のハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基及び5〜6員飽和もしくは不飽和複素単環式基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよい飽和もしくは不飽和4〜10員複素単環もしくは二環式基であるか、或いは(6)R及びRの両者が互いに結合して隣接窒素原子と共に飽和もしくは不飽和含窒素4〜7員複素単環式基(該複素環式基はハロゲン原子及びオキソ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい)を形成し、
が水素原子又はアルキル基、Rが(a)ハロゲン原子、シアノ基及びフェニル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいアルキル基;(b)ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、トリハロゲノアルキル基、シクロアルキル基、トリハロゲノアルキルオキシ基、アルキルオキシ基、アルキルチオ基及びアルキルスルホニル基から選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基;(c)アルキルオキシカルボニル基;又は(d)ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、アルキルオキシ基及びトリハロゲノアルキル基から選ばれる基で置換されていてもよい5〜6員飽和もしくは不飽和複素単環式基、Rが水素原子、R51がアルキル基又はフェニルスルホニル基(該基のフェニル部分は1〜2個のハロゲン原子で置換されていてもよい)、R61がアルキルアミノ基又はアジド基である請求項1記載の医薬組成物。
【請求項15】
が(1)ハロゲン原子、シアノ基、ジハロゲノアルキル基、トリハロゲノアルキル基、アルキルオキシ基及びジアルキルアミノ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいフェニル基又は(2)オキソ基、アルキル基、トリハロゲノアルキル基、アルキルオキシ基、アルキルオキシアルキル基、アルキルオキシアルキルオキシ基及びジアルキルアミノ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい5〜7員飽和もしくは不飽和複素環式基、
が(1)ハロゲン原子及びシアノ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいフェニル基又は(2)ハロゲン原子で置換されていてもよい5〜6員飽和もしくは不飽和複素環式基、
が水素原子、
が水素原子、アルキル基、ジハロゲノアルキル基、ヒドロキシアルキル基、トリハロゲノアルキル基、アルキルオキシアルキル基、ヒドロキシアルキルオキシ基、アルキルオキシアルキルオキシ基、アルキルスルホニルアルキル基又は式:−N(R’)(R”)で示される基、R’及びR”は一方が水素原子又はアルキル基であり、他方がアシル基又はアルキルスルホニル基、
Eが下式:
(a)−C(=O)−N(R)(R)、
(b)−C(=O)−Alk−N(R)(R)又は
(e)−C(=NR51)−R61
で示される基、
及びRが、一方が水素原子又はアルキル基であり、他方が(1)アルキル基、(2)シクロアルキル基、(3)フェニル基、(4)ハロゲン原子、オキソ基、シアノ基、水酸基、アルキル基、トリハロゲノアルキル基、アルキルオキシ基、アルキルオキシアルキル基、アルキルカルボニル基、ジアルキルカルバモイル基、アルキルスルホニル基、ジアルキルアミノスルホニル基、フェニル基、ハロゲノフェニル基及びピリジル基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよい飽和もしくは不飽和4〜10員単環もしくは二環式複素環式基又は(5)式:−N(R)(R)で示される基であるか、或いは(6)両者が互いに結合して5〜6員飽和もしくは不飽和含窒素複素単環式基(該複素環式基はハロゲン原子及びオキソ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい)、Rがアルキル基、Rが(1)アルキル基、(2)ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基、(3)ピリジル基で置換されていてもよいアルキル基又は(4)ハロゲン原子、アルキル基、トリハロゲノアルキル基及びアルキルオキシ基から選ばれる基で置換されていてもよい4〜6員飽和もしくは不飽和複素単環式基、R51がアルキル基又はハロゲノフェニルスルホニル基、R61がアルキルアミノ基又はアジド基である請求項14記載の医薬組成物。
【請求項16】
が(a)塩素原子、フッ素原子、シアノ基、ジフルオロ−C1−4アルキル基及びトリフルオロ−C1−4アルキル基から選ばれる基で置換されていてもよいフェニル基又は(b)トリフルオロ−C1−4アルキル基で置換されていてもよいピリジル基、Rが塩素原子、フッ素原子、臭素原子及びシアノ基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいフェニル基、Rが水素原子、Rが水素原子、C1−4アルキル基、ジフルオロ−C1−4アルキル基、トリフルオロ−C1−4アルキル基、C1−4アルキルオキシ−C1−4アルキル基又はC1−4アルキル−カルボニルアミノ基、Eが式:(a)−C(=O)−N(R)(R)又は (b)−C(=O)−Alk−N(R)(R)で示される基、R及びRは一方が水素原子であり、他方がC1−4アルキル基、ピリジル−C1−4アルキル基、C5−7シクロアルキル基、クロロフェニル基、飽和もしくは不飽和4〜6員複素単環式基(該複素環式基はハロゲン原子、オキソ基及びC1−4アルキルオキシ−C1−4アルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい)又は式:−N(R)(R)で示される基であるか、或いは両者が互いに結合して5〜6員含窒素複素単環式基(1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい)、RがC1−4アルキル基、RがC1−4アルキル基、クロロフェニル基、ピリジル基又はC1−4アルキルオキシピリジル基である請求項14記載の医薬組成物。
【請求項17】
及びRが同一又は異なって、ハロゲン原子及びトリハロゲノアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいフェニル基、Qが単結合手、環Aが式(A)で示される置換ピラゾール環、Rが水素原子、Rが水素原子又はアルキル基、Eが式(iii):
【化7】

で示される基、R及びRは一方が水素原子又はアルキル基で、他方が(1)アルキル基、(2)シクロアルキル基又は(3)1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい5〜6員飽和もしくは不飽和含硫もしくは含窒素複素環式基であるか、或いは(4)両者が互いに結合して隣接窒素原子とともに1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい5〜6員飽和もしくは不飽和含窒素複素環式基を形成する請求項1記載の医薬組成物。
【請求項18】
がトリハロゲノアルキル−フェニル基、Rがハロゲノフェニル基、Rがアルキル基、R及びRが、一方が水素原子又はアルキル基であり、他方が(1)アルキル基、(2)シクロアルキル基又は(3)1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい5〜6員飽和もしくは不飽和含硫もしくは含窒素複素環式基であるか、或いは(4)両者が互いに結合して隣接窒素原子とともに5〜6員飽和もしくは不飽和含窒素複素環式基(該複素環式基は1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい)を形成する請求項17記載の医薬組成物。
【請求項19】
及びRが同一又は異なって、ハロゲン原子及びトリハロゲノアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいフェニル基、Qが単結合手、環Aが式(A)で示される置換ピラゾール環、Rが水素原子、Rが水素原子又はアルキル基、Eが式(iv):
【化8】

で示される基、R50及びR60は一方が水素原子又はアルキル基で、他方がアルキル基又はアシル基であるか、或いは両者が互いに結合して隣接窒素原子とともに1〜2個のオキソ基で置換されていてもよい5〜6員飽和もしくは不飽和含窒素複素環式基を形成する請求項1記載の医薬組成物。
【請求項20】
及びRが同一又は異なって、ハロゲン原子及びトリハロゲノアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいフェニル基、Qが単結合手、環Aが式(C)で示される置換ピラゾール環、Rが水素原子、Rが式:−N(R’)(R”)で示される基、R’及びR”が同一もしくは異なって、水素原子又はアルキル基であるか、或いは両者が末端で互いに結合して隣接窒素原子とともに5〜6員飽和もしくは不飽和含窒素複素環式基を形成する請求項1記載の医薬組成物。
【請求項21】
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−(N−ピペリジノカルバモイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノ)カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−(N−シクロへキシルカルバモイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[(N’、N’−ジメチルヒドラジノ)カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−(N−ピロリジノカルバモイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−(N−シクロペンチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(4−テトラヒドロピラニル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチエン3−イル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−ジフルオロメチルフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(S)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−[2−(2−ピリジル)エチル]カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−(N−シクロペンチルカルバモイル)−2−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(S)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−(N−シクロペンチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R、S)−6−(2−ブロモフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(S)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−[N−(3−クロロフェニル)−N−メチルアミノ]カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−シアノフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−[N−メチル−N−(2−ピリジル)アミノ]カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−(N−イソブチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチチエン−3−イル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−(N−シクロペンチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[N−[N−メチル−N−(2−ピリジル)アミノ]カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−シアノフェニル)−3−(N−シクロペンチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R、S)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−フルオロフェニル)−3−(N−シクロペンチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−[N−メチル−N−(2−ピリジル)アミノ]カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(S)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−(N−エチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−(N−シクロプロピルカルバモイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(S)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソテトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(S)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−ジフルオロメチルフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソテトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−6−(2−シアノフェニル)−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソテトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(S)−6−(2−シアノフェニル)−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソテトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[[N’−メチル−N’−(2−メトキシピリジン−5−イル)ヒドラジノ]カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−シアノフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1−ピロリジニル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(2−トリフルオロメチルピリジン−5−イル)−3−(N−シクロペンチルカルバモイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−6−(2−シアノフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソテトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−シアノフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[[N’−メチル−N’−(2−ピリジル)ヒドラジノ]カルボニル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソテトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]−2−トリフルオロメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[(N’,N’−ジメチルヒドラジノ)カルボニル]−2−アセチルアミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[[N’−メチル−N’−(2−ピリジル)ヒドラジノ]カルボニル]−2−アセチルアミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[[N’−メチル−N’−(2−ピリジル)ヒドラジノ]カルボニル]−2−(トリフルオロメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1−ピロリジニル)カルバモイル]−2−ジフルオロメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソテトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]−2−ジフルオロメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(S)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソテトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]−2−ジフルオロメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−シアノフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−(N−ピペリジノカルバモイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソチアシクロブタン−3−イル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
7−(4−クロロフェニル)−6−(2−シアノ−4−フルオロフェニル)−3−[N−(1−ピロリジニル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
7−(4−クロロフェニル)−6−(2−シアノフェニル)−3−(N−ピペリジノカルバモイル)−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
7−(4−クロロフェニル)−6−(2−シアノフェニル)−3−[N−(1−ピロリジニル)カルバモイル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(S)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(2−メトキシメチル−1−ピロリジニル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(4−フルオロピペリジノ)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−6−(2−シアノフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソテトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[[N’−メチル−N’−(2−エトキシピリジン−5−イル)ヒドラジノ]カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(R)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソテトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]−2−メトキシメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
(S)−6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1,1−ジオキソテトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]−2−メトキシメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[[N’−メチル−N’−(2−ピリジル)ヒドラジノ]カルボニル]−2−メトキシメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(1−ピロリジニル)カルバモイル]−2−メトキシメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−6−(2−シアノフェニル)−3−[N−(1−ピロリジニル)カルバモイル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[2−(1,1−ジオキソチオモルホリノ)アセチル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
6−(2−シアノフェニル)−7−(4−クロロフェニル)−3−[N−(4−フルオロ)ピペリジノカルバモイル]−2−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
および
6−(2−クロロフェニル)−7−(4−トリフルオロメチルフェニル)−3−[N−(テトラヒドロチエン−3−イル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン;
から選ばれる化合物又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分としてなる医薬組成物。
【請求項22】
CB1受容体拮抗薬である請求項1〜21のいずれか1記載の医薬組成物。
【請求項23】
精神分裂病を包含する精神病、不安障害、ストレス、鬱病、癲癇、神経変性、小脳及び旧小脳(Spinocerebellar)障害、認識障害、頭蓋外傷、パニック発作、末梢ニューロパシー、緑内障、片頭痛、パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン舞踏病、レイノー症候群、振せん、強迫性障害、健忘症、老年痴呆、胸腺障害、ツーレット症候群、遅発性ジスキネシア、双極性障害、癌、薬剤誘発性運動障害、失調症、内毒素血症性ショック、出血性ショック、低血圧症、不眠症、炎症を包含する免疫学的疾患、多発性硬化症、嘔吐、下痢、喘息、食欲障害(過食症、食欲不振)、肥満症、非インスリン依存性糖尿病(NIDDM)、耐糖能障害、高インスリン血症、高脂血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、脂質代謝異常、動脈硬化、高血圧、冠疾患、記憶障害、泌尿器疾患、心血管疾患、不妊、感染症、髄鞘脱落性疾患、神経炎、ウィルス性脳炎、脳血管障害、肝硬変、又は腸通過障害(intestinal transit disorders)を包含する消化管疾患の予防・治療剤である請求項1〜21のいずれか1記載の医薬組成物。
【請求項24】
慢性処置及び物質、物質依存又は薬物乱用からの離脱促進剤である請求項請求項1〜21のいずれか1記載の医薬組成物。
【請求項25】
鎮痛薬もしくは麻酔性及び非麻酔性の薬剤の鎮痛活性の増強剤である請求項1〜21のいずれか1記載の医薬組成物。
【請求項26】
禁煙補助剤(喫煙からの離脱促進剤)である請求項1〜21のいずれか1記載の医薬組成物。
【請求項27】
一般式[Ia]:
【化9】

〔式中、
及びRは同一又は異なって、
(i)ハロゲン原子、シアノ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキルオキシ基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基及びアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよい6〜10員単環もしくは二環式アリール基、或いは
(ii)ハロゲン原子、シアノ基、オキソ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキルオキシ基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基及びアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよい含酸素、含硫もしくは含窒素5〜6員飽和もしくは不飽和複素単環式基、
環Aは隣接ピリミジン環と縮合する下式(A)又は(B):
【化10】

で示される置換ピラゾール環、
及びRは同一又は異なって、(a)水素原子、(b)シアノ基、(c)1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよいアルキル基、(d)アルキルオキシ基(該基のアルキル部分は、ハロゲン原子、水酸基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アルキルオキシ基及びアルキルスルホニル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよい)、(e)アルキルチオ基、(f)アルキルスルフィニル基、(g)アルキルスルホニル基又は(h)式:−N(R’)(R”)で示される基、
R’及びR”は同一もしくは異なって、(1)水素原子、(2)ハロゲン原子、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基及びアルキルオキシ基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいアルキル基、(3)アシル基、(4)アルキルスルホニル基又は(5)1又は2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基であるか、或いは両者が末端で互いに結合して隣接窒素原子と共に5〜6員飽和又は不飽和含窒素複素環式基(含窒素複素環式基は水酸基又はアルキルオキシ基で置換されていてもよい)を形成することを表し、
Eは下式(ii)〜(v):
【化11】

で示されるいずれかの基、
は単結合手、アルキレン基又は式:−N(R)−で示される基、
は水素原子又はアルキル基、
は単結合手又はアルキレン基、
及びRは、一方が水素原子又はアルキル基であり、他方が(a)ハロゲン原子、シアノ基、アルキルオキシ基、シクロアルキル基(該シクロアルキル基はシアノ基及びアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよい)、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、アシル基、6〜10員単環式又は二環式アリール基(該アリール基は1〜2個のハロゲン原子で置換されていてもよい)、4〜7員飽和もしくは不飽和複素単環式基(該複素単環式基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる1〜4個の異項原子を含む)、前記の複素単環式基とC3−8シクロアルキル基、5〜6員単環式アリール基及び飽和もしくは不飽和の4〜7員単環式複素環式基(該複素単環式基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる1〜4個の異項原子を含む)から選ばれる1〜2個の他の環式基が縮合してなる飽和もしくは不飽和8〜15員含窒素二環式もしくは三環式複素環式基並びに飽和もしくは不飽和8〜11員含窒素スピロ複素環式基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいアルキル基、(b)シアノ基及びアルキル基から選ばれる1〜2個の基で置換されていてもよいシクロアルキル基、(c)式:−N(R)(R)で示される基、(d)6〜10員単環式又は二環式アリール基(該アリール基は1〜2個のハロゲン原子で置換されていてもよい)又は(e)以下(i)〜(iii)からなる群より選ばれる飽和もしくは不飽和複素環式基:(i)4〜7員飽和もしくは不飽和複素単環式基(該複素単環式基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる1〜4個の異項原子を含む)、(ii)前記の複素単環式基とC3−8シクロアルキル基、5〜6員単環式アリール基及び飽和もしくは不飽和の4〜7員単環式複素環式基(該複素単環式基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる1〜4個の異項原子を含む)から選ばれる1〜2個の環式基が縮合してなる飽和もしくは不飽和8〜15員含窒素二環式もしくは三環式複素環式基、並びに(iii)飽和もしくは不飽和8〜11員含窒素スピロ複素環式基、或いは
及びRの両者が末端で互いに結合して隣接窒素原子と共に、(a)2個以上の窒素原子を含んでいてもよく、かつ当該窒素原子以外に酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1〜2個の異項原子を含んでいてもよい飽和もしくは不飽和4〜7員含窒素複素単環式基、(b)前記の複素単環式基とC3−8シクロアルキル基、5〜6員単環式アリール基及び飽和もしくは不飽和の4〜7員単環式複素環式基(該複素単環式基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる1〜4個の異項原子を含む)から選ばれる1〜2個の他の環式基が縮合してなる飽和もしくは不飽和8〜15員含窒素二環式もしくは三環式複素環式基、及び(c)飽和もしくは不飽和8〜11員含窒素スピロ複素環式基からなる群より選ばれる飽和もしくは不飽和含窒素複素環式基を形成し、
及びRは、一方が水素原子又はアルキル基であり、他方が(a)ハロゲン原子、シアノ基及びアリール基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいアルキル基、(b)シクロアルキル基、(c)6〜10員単環式又は二環式アリール基(該アリール基は1〜2個のハロゲン原子で置換されていてもよい)、(d)アシル基、又は(e)以下(i)〜(iii)からなる群より選ばれる飽和もしくは不飽和複素環式基:(i)4〜7員飽和もしくは不飽和複素単環式基(該複素単環式基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる1〜4個の異項原子を含む)、(ii)前記の複素単環式基とC3−8シクロアルキル基、5〜6員単環式アリール基及び飽和もしくは不飽和の4〜7員単環式複素環式基(該複素単環式基は酸素原子、硫黄原子及び窒素原子から選ばれる1〜4個の異項原子を含む)から選ばれる1〜2個の環式基が縮合してなる飽和もしくは不飽和8〜15員含窒素二環式もしくは三環式複素環式基、並びに(iii)飽和もしくは不飽和8〜11員含窒素スピロ複素環式基からなる群より選ばれる飽和もしくは不飽和複素環式基、
50及びR60は、一方が水素原子又はアルキル基であり、他方が水素原子、アルキル基又はアシル基であるか、或いは両者が互いに結合して隣接窒素原子とともに下式:
【化12】

〔式中、環Aはオキソ基で置換されていてもよい5〜7員脂肪族含窒素複素単環式基を表す。〕
示される環式基を形成し、
51はアルキル基又は6〜10員単環もしくは二環式アリール−スルホニル基(該基のアリール基部分は1〜2個のハロゲン原子で置換されていてもよい)、
61はアルキルアミノ基又はアジド基を表し、
a)前記R、R、R又はRにおける飽和もしくは不飽和複素環式基はハロゲン原子、水酸基、シアノ基、オキソ基、アルキル基、1〜3個のハロゲン原子で置換されたアルキル基、アルキルオキシアルキル基、アミノアルキル基、シクロアルキル基、6〜10員単環もしくは二環式アリール−アルキル基、アルキルオキシ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されたアルキルオキシ基、アシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アシルアミノ基、アルキルスルホニル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基、1〜2個のハロゲン原子で置換されていてもよい6〜10員単環もしくは二環式アリール基及び飽和もしくは不飽和5〜6員含窒素複素環式基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよく、かつ
b)RとRが互いに結合して形成される飽和もしくは不飽和複素環式基はハロゲン原子、水酸基、シアノ基、オキソ基、アルキル基、1〜3個のハロゲン原子で置換されたアルキル基、アルキルオキシアルキル基、アミノアルキル基、シクロアルキル基、6〜10員単環もしくは二環式アリール−アルキル基、アルキルオキシ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されたアルキルオキシ基、アシル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、アシルアミノ基、アルキルスルホニル基、1〜2個のアルキル基で置換されていてもよいアミノスルホニル基および1〜2個のハロゲン原子で置換されていてもよい6〜10員単環もしくは二環式アリール基から選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいことを表す。〕
で示されるピラゾロ[1,5−a]ピリミジン化合物又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分としてなる医薬組成物。

【公開番号】特開2008−285482(P2008−285482A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−108647(P2008−108647)
【出願日】平成20年4月18日(2008.4.18)
【出願人】(000002956)田辺三菱製薬株式会社 (225)
【Fターム(参考)】