説明

地図表示装置および地図表示方法

【課題】カーソルを停止させた位置が希望の位置では無かった場合に、自動的に地図が拡大表示されてしまうのを防ぐ。
【解決手段】カーソル移動検出部12は、地図に対するカーソルの相対的な移動を検出する。縮尺管理部11は、カーソルの移動が検出されると、ディスプレイ2に表示されている地図の縮尺を小さくする。カーソル移動検出部12によって、カーソルの移動が検出された後に、カーソルの停止が検出されると、カーソル停止時間測定部13は、停止時間を計測し、計測した停止時間が所定時間以上になると、縮尺管理部11は、地図の縮尺を大きくする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地図を表示する装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、地図上に表示されたカーソルが移動している間は、地図を縮小表示し、カーソルが停止すると、縮小表示していた地図を拡大表示することにより、希望する場所の地図を迅速に表示させることができる技術が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平8―136274号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、カーソルの操作時にカーソルを停止させると、停止させた位置が希望の位置では無かった場合でも、自動的に地図が拡大表示されてしまうという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明による地図表示装置および地図表示方法は、地図に対するカーソルの相対的な移動が検出されると、ディスプレイに表示されている地図の縮尺を小さくし、カーソルの移動が検出された後に、カーソルの停止が検出されると、停止時間を計測し、計測したカーソルの停止時間が所定時間以上になると、地図の縮尺を大きくすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明による地図表示装置および地図表示方法によれば、カーソルの停止後に、停止時間を計測し、計測したカーソルの停止時間が所定時間以上になると、地図の縮尺を大きくするので、カーソルを停止させた位置が希望の位置ではなかった場合に、すぐに拡大地図が表示されてしまうのを防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1は、一実施の形態における地図表示装置の構成を示す図である。以下では、一実施の形態における地図表示装置をカーナビゲーション装置に適用した例について説明する。一実施の形態における地図表示装置は、コントローラ1と、ディスプレイ2と、地図データベース3と、入力装置4と、GPSセンサ5とを備える。コントローラ1は、内部で行う処理機能上、縮尺管理部11と、カーソル移動検出部12と、カーソル停止時間測定部13と、縮尺レベル記憶部14とを備える。
【0008】
GPSセンサ5は、図示しないGPS衛星から電波を受信して、車両の現在位置を検出する。ディスプレイ2は、コントローラ1からの指示に基づいて、地図データベース3に格納されている地図やカーソルマーク、車両の現在位置を示すマーク、および、目的地までの誘導経路等を表示する。なお、カーソルマークは、目的地や経由地を設定する際等に用いられ、ディスプレイ2の中央に固定的に表示される。
【0009】
地図データベース3には、ディスプレイ2に表示するための地図データが格納されている。この地図データは、例えば、日本全土の全エリアについて、複数の縮尺別に用意されている。
【0010】
図2は、縮尺別に用意されている地図を階層構造で示した図である。最上位の階層のレベルを0とし、下の階層になるほど、階層レベルが大きくなる。階層レベル0である最上位の階層の地図は、日本全土の全エリアを表示する地図であり、縮尺率が最も小さい。階層レベル1の地図は、階層レベル0の地図より、縮尺率が1段階大きい地図である。図2に示す例では、階層レベル1の地図は、階層レベル0の地図を4分割したものとなっている。
【0011】
階層レベル1のさらに下の階層である階層レベル2の地図は、縮尺をさらに1段階大きくした地図であり、階層レベル1の地図を4分割したものとなっている。すなわち、階層レベル2の地図では、階層レベル0の地図の16分の1の領域を拡大して表示することができる。なお、図2では、階層レベル2の地図までしか示されていないが、地図データベース3には、縮尺率をさらに大きくした地図が複数格納されている。
【0012】
入力装置4は、カーナビゲーション装置に対する各種操作を行うための操作装置である。図3は、入力装置4に含まれる方向キー41〜48を示す図である。方向キー41〜48は、ディスプレイ2に表示されているカーソルを、地図に対して相対的に移動させる操作を行う際に用いられる。例えば、右方向の矢印キー45を押すと、地図に対してカーソルを右方向に移動させることができ、下方向の矢印キー47を押すと、地図に対してカーソルを下方向に移動させることができる。なお、カーソルの移動量は、方向キー41〜48の操作量(押し続ける時間)に比例する。
【0013】
コントローラ1の縮尺管理部11は、後述する方法によって、ディスプレイ2に表示する地図の縮尺を決定する。カーソル移動検出部12は、ユーザによる入力装置4の操作によって、カーソルがディスプレイ2上の地図に対して相対的に移動しているか否かを検出する。カーソル停止時間測定部13は、カーソル移動検出部12によって、カーソルの移動が検出された後にカーソルの移動の停止が検出されると、カーソルが停止している時間を測定する。
【0014】
縮尺レベル記憶部14は、ユーザが地図を表示する際に、通常利用している縮尺を記憶する。例えば、ディスプレイ2に地図が表示されている際に、各階層レベルの地図ごとに表示時間を計測しておき、表示時間が最も長い地図の階層レベル、すなわち、縮尺を、ユーザが通常利用している縮尺として記憶する。
【0015】
一実施の形態における地図表示装置では、地図上に表示されているカーソルの移動(地図のスクロール表示)を検出すると、ディスプレイ2に表示している地図の縮尺を小さくし、カーソルの移動が停止した状態で所定時間経過すると、地図の縮尺を大きくして、1つ下の階層の地図を表示する。1つ下の階層の地図が表示されている状態で、カーソルが移動している間は、地図の縮尺を変更しない。この状態で、カーソルの移動が再び停止して所定時間経過すると、さらに1つ下の階層の地図を表示する。このように、カーソルの移動が停止してから所定時間経過すると、地図の縮尺を大きくすることにより、カーソルを一時的に停止させた時にすぐに拡大地図が表示されてしまうのを防ぐことができる。また、拡大地図を表示させる際に、1つ下の階層の地図を順に表示していくことにより、目的とする場所に迅速かつ容易にカーソルを合わせることができる。
【0016】
図4は、一実施の形態における地図表示装置によって行われる処理内容を示すフローチャートである。コントローラ1は、カーナビゲーション装置の電源がオンすると、ステップS10の処理を開始する。ステップS10では、ユーザが入力装置4を操作することによって、ディスプレイ2に地図を表示する旨の指令が出されたか否かを判定する。ディスプレイ2に地図を表示する旨の指令が出されていないと判定するとステップS10で待機し、地図を表示する旨の指令が出されたと判定すると、ステップS20に進む。
【0017】
ステップS20では、地図データベース2に格納されている地図の中から、ユーザが指定する地図を読み出して、ディスプレイ2に表示する。ただし、ユーザからの指定がない場合には、GPSセンサ5によって検出された車両位置を中心とする地図を地図データベース2に格納されている地図の中から読み出して、ディスプレイ2に表示する。なお、カーナビゲーション装置の電源オン後に最初にディスプレイ2に表示する地図の縮尺は、予め定めておく。
【0018】
ステップS20に続くステップS30では、カーソル移動検出部12によって、カーソルの移動が検出されたか否かを判定する。カーソルの移動が検出されていないと判定するとステップS30で待機し、カーソルの移動が検出されたと判定すると、ステップS40に進む。ステップS40では、ディスプレイ2に表示する地図を、階層レベル0の地図、すなわち、広域地図に切り替える。地図データベース3から階層レベル0の広域地図を読み出して、ディスプレイ2に表示すると、ステップS50に進む。
【0019】
ステップS50では、入力装置4の操作量、すなわち、方向キー41〜48の操作量に応じて、地図に対してカーソルを相対的に移動させる。換言すると、方向キー41〜48の操作量に応じて、地図をスクロール表示させる。ステップS50に続くステップS60では、カーソル移動検出部12によって、カーソルの停止が検出されたか否かを判定する。カーソルの停止が検出されていないと判定するとステップS50に戻り、カーソルの移動が検出されたと判定すると、ステップS70に進む。
【0020】
ステップS70では、カーソル停止時間測定部13によって、カーソルが停止してからの経過時間の計測を開始する。ステップS70に続くステップS80では、カーソル停止時間測定部13によって測定されるカーソルの停止時間が所定時間を経過したか否かを判定する。ここでは、所定時間を3秒とする。カーソル停止時間測定部13によって測定される時間が所定時間を経過していないと判定すると、ステップS80で待機し、所定時間を経過したと判定すると、ステップS90に進む。
【0021】
ステップS90では、ディスプレイ2に表示する地図を、1つ下の階層の拡大地図に切り替える。例えば、ディスプレイ2に階層レベル0の地図が表示されている場合には、階層レベル1の地図を表示し、ディスプレイ2に階層レベル1の地図が表示されている場合には、階層レベル2の地図を表示する。1つ下の階層の拡大地図を地図データベース3から読み出して、ディスプレイ2に表示すると、ステップS100に進む。
【0022】
ステップS100では、ディスプレイ2に表示されている地図の縮尺が、縮尺レベル記憶部14に記憶されている縮尺と一致したか否か、すなわち、ユーザが地図を表示する際に通常利用している縮尺と一致したか否かを判定する。ディスプレイ2に表示されている地図の縮尺が、縮尺レベル記憶部14に記憶されている縮尺と一致していないと判定すると、ステップS30に戻り、上述したステップS30以降の処理を繰り返し行う。なお、ステップS30において、カーソルの移動が検出されると、カーソル停止時間測定部13によって測定された時間のリセット処理を行う。
【0023】
一方、ステップS100において、ディスプレイ2に表示されている地図の縮尺が、縮尺レベル記憶部14に記憶されている縮尺と一致したと判定すると、図4に示すフローチャートの処理を終了する。なお、ユーザは、この後、地図上の希望する場所にカーソルを合わせて、目的地や経由地を設定する作業を行うことができる。
【0024】
図5は、一実施の形態における地図表示装置によって行われる地図のスクロール表示方法を説明するための図である。図5では、階層レベル2の地図がディスプレイ2に表示されている状態で、ユーザがカーソルの移動操作を開始している。カーソルの移動操作が検出されると、階層レベル0の広域地図を表示する。この広域地図上で、方向キー41〜48の操作量に応じて、カーソルの移動(地図のスクロール表示)を行い、カーソルの停止が検出されると、カーソルが停止してから所定時間の経過後に、1階層下(階層レベル1)の拡大地図を表示する。
【0025】
階層レベル1の地図において、ユーザがカーソルの移動操作を開始すると、移動操作量に応じて、カーソルの移動(地図のスクロール表示)を行い、カーソルの停止が検出されると、カーソルが停止してから所定時間の経過後に、1階層下(階層レベル2)の拡大地図を表示する。ただし、拡大地図の縮尺が、ユーザが通常利用している縮尺と一致した場合には、カーソルが停止してから所定時間経過しても、さらに1階層下の拡大地図を表示する制御は行わない。
【0026】
なお、図5において、階層レベル0の地図から階層レベル1の地図が表示された状態で、カーソルの移動が検出されない場合には、カーソル停止時間測定部13によって、再びカーソルの停止時間を測定し、測定した時間が所定時間以上になると、階層レベル2の地図を表示させる。
【0027】
一実施の形態における地図表示装置によれば、地図に対して、カーソルの相対的な移動が検出されると、地図の縮尺を大きくするとともに、カーソルが停止してから停止時間が所定時間を経過すると、地図の縮尺を小さくする。カーソルの移動が検出されると、広域地図に切り替えることにより、最初のカーソルの位置から離れた場所に向けて、迅速にカーソルを移動させることができる。また、カーソルが停止してから、停止時間が所定時間を経過すると、地図の縮尺を大きくするので、カーソルの停止位置が希望する位置では無いにも関わらず、すぐに拡大地図が表示されてしまうのを防ぐことができ、また、カーソルを合わせたい場所の詳細な地図を拡大地図にて表示することができる。
【0028】
図6は、カーソルの連続移動操作が検出されると、縮小地図を表示するとともに、カーソルの停止、または、間欠移動操作が検出されると、拡大地図を表示する従来のカーナビゲーション装置によって行われる地図のスクロール表示方法を説明するための図である。図6に示すように、従来のカーナビゲーション装置では、縮尺率を大きくした地図において、カーソルの連続移動操作が検出されると、縮小地図が表示されてしまうので、カーソルを希望する正確な位置に合わせるのが難しくなるという問題があった。
【0029】
これに対して、一実施の形態における地図表示装置によれば、カーソルの停止時間が所定時間以上になると、縮尺率を1段階大きくした地図をディスプレイ2に表示し、この状態で、カーソルの移動が検出されると、縮尺の大きさを変更せずに、カーソルの移動量に応じて、カーソルを移動(地図をスクロール表示)させる。これにより、縮尺を大きくした地図でカーソルの移動操作を行うことができるので、利便性が高くなる。また、縮尺率を1段階大きくした地図で、カーソルの停止が検出され、カーソルの停止時間が所定時間を経過すると、縮尺率をさらに1段階大きくした地図を表示する。このように、拡大地図が表示されている状態から、地図の縮尺率を大きくしていく際に、縮尺率を1段階ずつ小さくしていくので(図5参照)、カーソルの移動操作に対する利便性が高くなる。
【0030】
すなわち、初めに表示される広域地図において、ユーザが希望する位置に向けてカーソルを大まかに移動させ、カーソルの停止後に縮尺率が大きくなった拡大地図において、さらに、希望する位置に向けてカーソルを移動させる操作を順に行っていくことができるので、カーソルを合わせたい位置の詳細な地図を段階的に表示させることができる。
【0031】
また、一実施の形態における地図表示装置によれば、カーソルの停止時間が所定時間以上になると、縮尺率を自動的に大きくする制御を、縮尺率がユーザの通常使用している縮尺率になるまで行うので、ユーザが普段使用しない縮尺率まで拡大されてしまうのを防ぐことができる。
【0032】
本発明は、上述した一実施の形態に限定されることはない。例えば、上述した一実施の形態では、地図表示装置をカーナビゲーション装置に適用した例を挙げて説明したが、携帯電話やPDAなどで使用できる携帯用のナビゲーション装置に適用することもできるし、自宅のパソコンで使用する地図表示装置に適用することもできる。
【0033】
上述した一実施の形態では、地図に対するカーソルの相対的な移動が検出されると、ディスプレイ2に表示する地図を、階層レベル0の地図に切り替える処理を行ったが、階層レベル1の地図に切り替えて表示するようにしてもよいし、表示する広域地図の縮尺率をユーザが予め決定しておくこともできる。また、階層レベル0の地図は、日本全土の全エリアを表示する地図として説明したが、例えば、関東エリアの地図のように、特定範囲の地図であってもよい。
【0034】
上述した一実施の形態では、カーソルの停止時間と比較する所定時間を3秒としたが、3秒以外の数字を用いてもよい。また、所定時間を、ユーザが変更できるようにすることもできる。
【0035】
地図に対して、カーソルを相対的に移動させる(地図をスクロール表示させる)ための入力装置4の一例として、方向キー41〜48を挙げたが、ジョイスティックやタッチパネルなどを用いることもできる。
【0036】
上述した一実施の形態では、カーソルの停止時間が所定時間以上になると、縮尺率を自動的に大きくする制御を、縮尺率がユーザの通常使用している縮尺率になるまで行うようにした。ユーザの通常使用している縮尺率は、ユーザが使用する地図の縮尺率の使用頻度に基づいて決定したが、ユーザが自ら設定することもできる。
【0037】
特許請求の範囲の構成要素一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、入力装置4が操作手段を、カーソル移動検出部12が移動検出手段を、カーソル停止時間測定部13が停止時間測定手段を、縮尺管理部11が制御手段を、地図データベース3が地図格納手段を、縮尺レベル記憶部14が縮尺率記憶手段をそれぞれ構成する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係に何ら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】一実施の形態における地図表示装置の構成を示す図
【図2】縮尺別に用意されている地図を階層構造で示した図
【図3】方向キーの一例を示す図
【図4】一実施の形態における地図表示装置によって行われる処理内容を示すフローチャート
【図5】一実施の形態における地図表示装置によって行われる地図のスクロール表示方法を説明するための図
【図6】従来のカーナビゲーション装置によって行われる地図のスクロール表示方法を説明するための図
【符号の説明】
【0039】
1…コントローラ、2…ディスプレイ、3…地図データベース、4…入力装置、5…GPSセンサ、11…縮尺管理部、12…カーソル移動検出部、13…カーソル停止時間測定部、14…縮尺レベル記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイに、地図とともに表示されているカーソルを、地図に対して相対的に移動させる操作手段と、
地図に対して、カーソルの相対的な移動を検出するカーソル移動検出手段と、
前記カーソル移動検出手段によってカーソルの移動が検出された後に、カーソルの停止が検出されると、カーソルの停止時間を計測する停止時間計測手段と、
前記カーソル移動検出手段によってカーソルの移動が検出されると、ディスプレイに表示されている地図の縮尺を小さくし、カーソルの停止後に前記停止時間計測手段によって計測されたカーソルの停止時間が所定時間以上になると、地図の縮尺を大きくする制御手段とを備えることを特徴とする地図表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の地図表示装置において、
縮尺率の異なる複数の地図を格納する地図格納手段をさらに備え、
前記制御手段は、カーソルの停止後に前記停止時間計測手段によって計測されたカーソルの停止時間が所定時間以上になると、縮尺率を1段階大きくした地図を前記地図格納手段から読み出して、ディスプレイに表示することを特徴とする地図表示装置。
【請求項3】
請求項2に記載の地図表示装置において、
前記制御手段は、前記縮尺率を1段階大きくした地図をディスプレイに表示した状態で、前記操作手段の操作によるカーソルの移動が検出されると、前記操作手段の操作量に応じて、地図に対してカーソルを移動させるとともに、カーソルの停止後に前記停止時間計測手段によって計測されたカーソルの停止時間が所定時間以上になると、縮尺率をさらに1段階大きくした地図を前記地図格納手段から読み出して、ディスプレイに表示することを特徴とする地図表示装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかに記載の地図表示装置において、
前記制御手段は、変更した縮尺率が予め設定された縮尺率になると、カーソルの停止後に前記停止時間計測手段によって計測されたカーソルの停止時間が所定時間以上になっても、縮尺率を大きくしないことを特徴とする地図表示装置。
【請求項5】
請求項4に記載の地図表示装置において、
ユーザの使用頻度が高い縮尺率を記憶する縮尺率記憶手段をさらに備え、
前記縮尺率記憶手段に記憶されている縮尺率を、前記予め設定された縮尺率として用いることを特徴とする地図表示装置。
【請求項6】
ユーザの操作に基づいて、ディスプレイに地図とともに表示されているカーソルを、地図に対して相対的に移動させる地図表示方法において、
地図に対するカーソルの相対的な移動が検出されると、ディスプレイに表示されている地図の縮尺を小さくし、
カーソルの移動が検出された後に、カーソルの停止が検出されると、停止時間を計測し、計測したカーソルの停止時間が所定時間以上になると、地図の縮尺を大きくすることを特徴とする地図表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−65476(P2007−65476A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−253601(P2005−253601)
【出願日】平成17年9月1日(2005.9.1)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】