説明

多元化合物作製装置

【課題】
本発明は、このような実情に鑑み、従来より高精度の組成比変化にて、多元化合物を一
度の蒸着にて生成できる装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
発明1の多元化合物作製装置は、一つの蒸着室内に、蒸着材料を蒸発させる材料蒸発機構と、前記材料蒸発機構からの蒸気により蒸着される基材を保持する基材保持部と、この基材保持部と前記材料蒸発機構との間に配置した蒸気通過用開口部を持つマスクと、このマスクを前記基材の蒸着面に沿って移動させるマスク移動機構とを有する多元化合物作製装置であって、前記マスクと基材に蒸着面との間隔を調整する間隔調整手段が設けてあることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一つの蒸着室内に、蒸着材料を蒸発させる材料蒸発機構と、前記材料蒸発機構からの蒸気により蒸着される基材を保持する基材保持部と、この基材保持部と前記材料蒸発機構との間に配置した蒸気通過用開口部を持つマスクと、このマスクを前記基材の蒸着面に沿って移動させるマスク移動機構とを有する多元化合物作製装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このような構成を有する多元化合物作製装置としては、特許文献1に示されるものが知られている。
当該従来発明では、それ以前では、不連続な組成比の変化を持つ多元化合物しか得られなかったものを、一度の蒸着操作により、連続的に組成変化した蒸着膜を生成できる点で画期的な装置であった。
しかし、多元化合物の可能性がますます広がるに連れ、より精度の高い組成比変化が要求されるにいたり、特許文献1に示す装置では対応が不可能なものも生じるに至った。
【特許文献1】特開2003−277914号公報(特許3752534号)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、このような実情に鑑み、従来より高精度の組成比変化にて、多元化合物を一度の蒸着にて生成できる装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
発明1の多元化合物作製装置は、一つの蒸着室内に、蒸着材料を蒸発させる材料蒸発機構と、前記材料蒸発機構からの蒸気により蒸着される基材を保持する基材保持部と、この基材保持部と前記材料蒸発機構との間に配置した蒸気通過用開口部を持つマスクと、このマスクを前記基材の蒸着面に沿って移動させるマスク移動機構とを有する多元化合物作製装置であって、前記マスクと基材に蒸着面との間隔を調整する間隔調整手段が設けてあることを特徴とする。
【0005】
発明2は、発明1の多元化合物作製装置において、前記基材保持構造は、前記基材の蒸着面に垂直な中心軸周りに、前記基材を回転させる基材回転機構が設けてあることを特徴とする。
【0006】
発明3は、発明1又は2の多元化合物作製装置において、前記基材を加熱する加熱装置が設けてあることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この装置は、スパッタ法で問題とされる回り込み現象を有効に利用し、マスクと基材の蒸着面との間隔を制御して、その回り込みを制御し、マスクの平行移動との双方により、より高精度の組成比変化により多元化合物を蒸着生成できるようにしたものである。
また、金属合金、酸化、窒化膜金属を作製可能な技術であり従来の手法に比べて多様な材料開発に対応することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
・マスク形状は移動方向に開口幅を持てば良く長方形以外の形状(円、多角形など)を有していれば同様の膜厚傾斜を得られることは容易に類推できる。
・基材上に堆積される膜の最大膜厚はマスク開口部に対向した位置であることから、マスクが停止、移動する条件において開後部の移動方向の幅が拡がれば堆積速度があがり、狭くなれば堆積速度が下がることは容易に類推できる。
・堆積される膜はマスクが移動する条件において開後部の移動速度が早くなれば堆積速度が遅くなり、遅くなれば堆積速度が早くなることは容易に類推できる。
・特開2003−277914に記載の三元作製の手法から基材回転を組み合わせることで三元の組成の膜を堆積が可能であることは容易に類推できる。
・Arガスのみではなく酸素、窒素ガスを混合し、ターゲット材料を酸化物、窒化物に変更することで酸化物、窒化物においても同様の手法が適用できることは容易に類推できる。
・スパッタリング現象を使用できれば真空排気の手法については限定されない。
・基材の蒸着面とマスク(M)との間隔の調整は、下記実施例に示すような構成を用いなくとも、基材を保持する基材保持部(A)に基材を取り付ける際にスペーサなどを介在させることによっても可能である。
なお、以下の実施例で詳しく説明していない事項は、前記特許文献1の記載に基づき容易に理解できるものである。
【実施例1】
【0009】
図1に示しているようなターボ分子ポンプ(1)により排気される真空容器(蒸着室)内(2)にスパッタリング用カソード(原料供給源)(3)(4)(5)、シャッター(6)(7)(8)、マスク(M)の移動機構(9)、基材加熱装置(10)および基材保持部(A)を回転させる基材回転機構(11)を有し、それらが全てPCにより自動制御されている多元化合物作製装置を用いてマスク形状、マスクと基材間の距離による堆積される薄膜の膜厚の傾斜と、制御性に関する検討を実施した。
基材と材料供給源の距離は20cm程度となるように設置した。
【0010】
前記マスク移動機構(9)に付いては、その構成の詳細を図17、18参照して以下に説明する。
真空容器(2)の側面に形成したマスク挿入用窓(2b)の周りにある取付座(2a)に対して、緩衝用接続具(930)と垂直位置調整構造(間隔調整手段)(940)を介して、水平移動構造(920)が接続してある。
前記水平移動構造(920)は、ステップモータ(922)にて正逆回転駆動されるネジ軸(921)に保持された駒(925)の移動により、この駒(925)に止めバネ(928)と台座(926)により一端が挟み付けられたマスク(M)を、レール(929)にそって、図17中の矢印の方向に水平移動させるものである。
これらの構造は、角筒状のケース(902)内に収納され、前記レール(929)はこのケース(902)内面に固定されている。
また、前記ケース(902)の一端には、前記止めバネ(928)を台座(926)に固定するネジ(927)を締緩するための作業用窓(904)が形成してあり、この窓(904)は、蓋(905)により密閉してある。
この蓋(905)は、ケース(902)にネジ止め(図外)してあり、必要に応じ、開閉可能にしてある。
このようにして、前記マスク(M)を作業用窓(904)を介して取り替え出来るようにしてある。
前記ケース(902)の他端には、長方形のフランジ(901)が一体固定してあり、その中央にはマスク(M)を真空容器(2)内に挿入する開口(903)が形成してある。
前記緩衝用接続具(930)は、左右のフランジ(931)(933)とこれを繋ぐジャバラ(932)より構成してあり、一方のフランジ(931)は、前記ケース(902)のフランジ(901)にネジ止めし、他方のフランジ(933)は、前記座部(2b)にネジ止めしてあり、前記真空容器(2)無いと前記ケース(902)とを上下に総体的に移動したとしても密封状態で連続させるようにしてある。
前記垂直位置調整構造(940)は、前記真空容器(2)に設けた縦方向のアリ溝(942)と前記角形フランジ(901)に設けてあり、前記アリ溝(942)に嵌り込むアリ溝(943)により、前記ケース(902)が真空容器(2)に対して上下方向にスライド移動する構造と、前記真空容器(2)に一体化したホルダーに上下方向に軸心を向けて貫通保持された調整ネジ(941)とにより構成してある。
このようにして、調整ネジ(941)により、真空容器(2)に対する前記ケース(902)の上下相対位置を調整して、前記基材の蒸着面とマスク(M)との間隔を精度良く調整し、かつ保持するようにしてある。
【0011】
2x10−6Paの真空度の真空容器中に2Pa程度のArガスを導入し、スパッタリング用カソード(3)上の1.3インチのPtターゲットに60W程度の電力を与えプラズマを発生させた。
ArプラズマによりPtをスパッタし、板状の基材表面にPtを堆積した。
基材、供給源のターゲット表面との間にシャッター(6)を設置した。
シャッター位置は、シャッターが閉まっている状態で堆積物が基材に到達しない状態、開いている状態で堆積物が基材に堆積される状態となるよう設置した。
堆積物の基材への到達をシャッターの開閉により制御した。
マスク移動機構(9)のマスクは図2に示すような長方形の開口部を有し、図3の様な位置関係で設置される。
基材中心にマスク開口端を設置し、基材とマスクの距離を0、0.5、1.5mmと変化した。
基材は室温に維持してシャッターを開けPtを250nm程度堆積した。
図はマスク開口端からマスクされていた部分で の膜厚の変化を示している。
距離が0mmの時はマスクされた領域へのPtの堆積は0.1mm以下である。
0.5mmでは3.6mm程度。
1.5mmでは5.2mm程度マスクされていた部分にもPtが堆積されている。
マスク開口部では250nm程度の膜厚であった。
マスクの距離によりマスクされていた領域の堆積物の膜厚が変化し、開口端からマスクされた領域に移動するにつれて膜厚が減少することが確認された。
表1は実施例1の膜厚の測定を指し示す数値
【表1】

【実施例2】
【0012】
図1の多元化合物作製装置を用いて多元化合物の一例として2元化合物を作製した。
この例では、2種類の材料としてPt、Cuを使用し、これらの材料を連続組成で混合させた2元化合物を作製した。
2x10−6Paの真空度の真空容器中に2Pa程度のArガスを導入し、スパッタリング用カソード(3)上の1.3インチのPtターゲット、スパッタリング用カソード(4)上の1.3インチのCuターゲットそれぞれに60W程度の電力を与えプラズマを発生させた。
ArプラズマによりPt、Cuをスパッタし基材表面にPt、Cuを堆積した。
基材、供給源のターゲット表面との間にシャッター(6)、(7)を設置した。
シャッター位置は、シャッターが閉まっている状態で堆積物が基材に到達しない状態、開いている状態で堆積物が基材に堆積される状態となるよう設置した。
堆積物の基材への到達をシャッターの開閉により制御した。
シャッターの開閉はPCにより制御した。
開口部の一方を基材の中心から2.5mmに設定し、シャッターを開放することでPtを堆積した。
その後、対称の位置に開口部を配置しCuを堆積した。
PtとCuの二元組成の合金薄膜を合成した。
作製された合金薄膜の組成を蛍光X線手法により評価した結果、基材中心から±2.5mmの領域で組成の傾斜が確認された。
表2は実施例2の蛍光X線強度の規格化後の数値を指し示す
【表2】

【実施例3】
【0013】
図1に示す装置においてマスク形状とマスク移動機構を併用することにより、マスク形状と、マスク移動によって膜厚傾斜(組成傾斜)の領域の制御について実施例1の結果を基本数値として、図8の様なマスクを用いてPt薄膜の膜厚傾斜膜の堆積を行った。
マスクは長方形の金属板に2.6mm x 15mmの開口部を設置した。
図9の様に基材下0.5mmの位置にマスクを設置し、Arガスを導入しプラズマを形成の後、シャッター(6)を開け堆積開始とした。
シャッターを閉じる(堆積終了)までの時間を10分と設定した。
堆積中のマスクの移動距離は10mmである。
図10に堆積したPt膜の膜厚変化を示す。
堆積領域端は図8におけるマスク開口部の左端を指している。
また最大膜厚を1として規格化した。
膜厚傾斜領域がマスクを移動しない実施例1と比べておよそ二倍の10mmに増加している。
【実施例4】
【0014】
図1に示す装置においてマスク形状とマスク移動機構を併用することにより、マスク形状と、マスク移動によって膜厚傾斜(組成傾斜)の領域の制御について実施例1の結果を基本数値として、図11の様なマスクを用いてPt薄膜の膜厚傾斜膜の堆積を行った。
マスクは長方形の金属板に1mm x 15mmの開口部を等間隔に8個設置した。
図12の様に基材下0.5mmの位置にマスクを設置し、Arガスを導入しプラズマを形成の後、シャッター(6)を開け堆積開始とした。
シャッターを閉じる(堆積終了)までの時間を10分と設定した。
堆積中のマスクの移動距離は10mmである。
図12に堆積したPt膜の膜厚変化を示す。
堆積領域端は図11におけるマスク開口部の左端を指している。
また最大膜厚を1として規格化した。
膜厚傾斜領域はマスクを移動しない実施例1と比べておよそ2倍の10mmに増加している。
また実施例2では得られなかった膜厚が均一な領域が作製された。
【実施例5】
【0015】
図1に示す装置においてマスク形状とマスク移動機構を併用することにより、マスク形状と、マスク移動によって膜厚傾斜(組成傾斜)の領域の制御について実施例1の結果を基本数値として、図14の様なマスクを用いてPt薄膜の膜厚傾斜膜の堆積を行った。
マスクは長方形の金属板に縦15mm、横を1,2,3,4mmと徐々に大きくした開口部を間隔も1,2,3mmと徐々に拡げて4個設置した。
図12の様に基材下0.5mmの位置にマスクを設置し、Arガスを導入しプラズマを形成の後、シャッター(6)を開け堆積開始とした。
シャッターを閉じる(堆積終了)までの時間を10分と設定した。
堆積中のマスクの移動距離は10mmである。
図12に堆積したPt膜の膜厚変化を示す。
堆積領域端は図11におけるマスク開口部の左端を指している。
また最大膜厚を1として規格化した。
膜厚傾斜領域はマスクを移動しない実施例1と比べておよそ3倍の15mmに増加している。
また基材とマスクの距離を1.5mmに変更した場合、膜厚傾斜領域が5mm程度増加している。
表3は実施例3,4,5の膜厚の規格化後の数値を指し示す
【表3】

【実施例6】
【0016】
実施例1〜6で使用した直線動作のマスク機構は、図19に示される回転式のマスクによっても同様の効果が得られる。図19に示しているようなターボ分子ポンプ(16)により排気される真空容器(蒸着室)内(14)にスパッタリング用カソード(原料供給源)(15)基材保持部(A)マスク(M)およびを回転させるマスク回転機構(13)を有し、それらが全てPCにより自動制御されている多元化合物作製装置。回転式のマスク(M)は開口部(12)を有しマスクの回転とともに開口部が基材下部を移動する機構を有する。マスク回転機構(13)の速度を変えることで基材が蒸着源に対してマスクされる状態を変更することが可能である。
【実施例7】
【0017】
基材の保持部(A)は図20に示す保持器具を用いた。保持器具は基材を保持する階段状に加工された保持部(17)と開口部により構成される。保持器具は(19)の様なツメを利用して装置本体に保持される形状を有する。基材(23)は図21に示すように保持部(A)に設置する。
保持部(17)の厚みを変更することでマスク(M)と基材との距離を変更可能である。基材(23)をマスクに置き換え基材にマスクを接触させることも可能である。また基材を(20)に設置して(22)の様な補助基材を挿入することで保持部(17)の厚みを変えることなくマスク(M)と基材との距離を容易に変更することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本装置の概略図
【図2】実施例1のマスク形状を示す平面図
【図3】実施例1の基材とマスクの位置関係の概略図
【図4】マスク、基材間距離とマスク部分の膜厚変化の関係を示すグラフ。
【図5】マスク、基材間距離とマスク部端からの回り込み距離の関係を示すグラフ。
【図6】基材とマスクの位置関係の概略図で、(a)Pt堆積時の位置,(b)Cu堆積時の位置。
【図7】Pt,Cuの蛍光X線手法による組成変化を示すグラフ。
【図8】実施例3のマスク形状を示す平面図
【図9】実施例3の基材とマスクの位置関係の概略図。
【図10】実施例3の堆積された薄膜の膜厚分布を示すグラフ。
【図11】実施例4のマスク形状を示す平面図。
【図12】実施例4の基材とマスクの位置関係の概略図。
【図13】実施例4の堆積された薄膜の膜厚分布を示す。
【図14】実施例5のマスク形状を示す平面図。
【図15】実施例5の基材とマスクの位置関係の概略図。
【図16】実施例5の堆積された薄膜の膜厚分布。
【図17】実施例1で示すマスク移動機構の縦断正面図。
【図18】図17のマスク移動機構の一部切り欠き右側面図。
【図19】マスクの回転による移動機構の概略図
【図20】基材保持部の概略図
【図21】基材設置の概略図
【符号の説明】
【0019】
(1)(16) ターボ分子ポンプ
(10) 基材加熱装置
(11) 基材回転機構
(2)(14) 真空容器(蒸着室)
(2a) 取付座
(2b) マスク挿入用窓
(2b) 座部
(3)(4)(5)(15) スパッタリング用カソード(原料供給源)
(6)(7)(8) シャッター
(12) 回転マスク開口部
(17) 基材保持部
(18) 基材保持具開口部
(19) 保持具固定用ツメ
(20)(23) 基材
(22) 高さ変更補助基材
(12) 回転マスク開口部
(901) フランジ
(902) 角筒状のケース
(903) 開口
(904) 作業用窓
(905) 蓋
(920) 水平移動構造
(921) ネジ軸
(922) ステップモータ
(925) 駒
(926) 台座
(927) ネジ
(928) 止めバネ
(929) レール
(930) 緩衝用接続具
(931)(933) フランジ
(932) ジャバラ
(940) 垂直位置調整構造
(941) 調整ネジ
(942)(943) アリ溝
(A) 基材保持部
(M) マスク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一つの蒸着室内に、蒸着材料を蒸発させる材料蒸発機構と、前記材料蒸発機構からの蒸気により蒸着される基材を保持する基材保持部と、この基材保持部と前記材料蒸発機構との間に配置した蒸気通過用開口部を持つマスクと、このマスクを前記基材の蒸着面に沿って移動させるマスク移動機構とを有する多元化合物作製装置であって、前記マスクと基材の蒸着面との間隔を調整する間隔調整手段が設けてあることを特徴とする多元化合物作製装置。
【請求項2】
請求項1に記載の多元化合物作製装置において、前記基材保持構造は、前記基材の蒸着面に垂直な中心軸周りに、前記基材を回転させる基材回転機構が設けてあることを特徴とする多元化合物作製装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の多元化合物作製装置において、前記基材を加熱する加熱装置が設けてあることを特徴とする多元化合物作製装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2009−287069(P2009−287069A)
【公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−139667(P2008−139667)
【出願日】平成20年5月28日(2008.5.28)
【出願人】(301023238)独立行政法人物質・材料研究機構 (1,333)
【Fターム(参考)】