説明

携帯型電子装置用キーパッド

電子装置(100)は、複数のキー(152)を有するキーパッド(150)と、キーに付随して第1の動作モードにおけるキー機能を示すための第1の組の証印(153)と、及びキーに付随して第2の動作モードにおけるキー機能を示すための第2の組の証印(153)とを含む。第1の組の証印は、第1の配向で見るように配置され、また、第2の組の証印は、第1の配向とは異なる第2の配向で見るように配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(発明の背景)
本発明は、一般に、電子装置用キーパッドに関するものであって、更に詳細には、多様な配向での使用に適したキーパッドに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯用電子装置、例えば、セルラー電話、デジタル・カメラ、及びオーディオ・プレイヤーは、ますます普及している。そのような装置を2台以上保有する人も珍しくない。いくつかの機能を利用するために2台以上の装置を持ち運ぶのは、利用者にとって不便である。消費者ニーズに応えるために、製造業者は、通常は2台以上の別々の装置によって実現される機能を1台のユニットに組み合わせた電子装置を製造、販売し始めた。例えば、今では多くの製造業者は、カメラ付き携帯電話(camera phone)を製造している。これは、移動型の無線通信装置とデジタル・カメラを1つのユニットに組み合わせたものである。この種の結合型装置は、消費者により大きな便宜を提供する。更に、結合型装置は、複数機能のために同じ部品を使用することができるので、結合型装置は、同じ機能を実現するために別々の装置を購入するよりも一般に低価格である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
多機能装置を設計するときの1つの挑戦課題は、ユーザに対して便利で、簡単に理解できる使用方法を提供することである。電子装置は、ユーザがデータを入力し、装置の動作を制御できるようにキーパッドを含むことが多い。キーパッドは、一般に、一定のパターンに配置された複数のキーを含み、キーの上あるいは付近にはキーの機能を示す証印(indicia)を伴う。多機能を有する装置では、キーパッド中のキーは、装置の動作モードに依存して複数の機能を持つ。多重機能キーの使用は、キーパッドの占有面積をできる限り少なくするために必要とされる。
【0004】
ほとんどの電子装置で、キーパッドは、固定され特定の配向で見るように設計されている。しかし、複数の異なる配向でキーパッドを見、また操作することが望ましい。例えば、カメラ付き携帯電話は、動作モードに依存して、縦配向あるいは横配向のいずれかの配向で使用されるように設計される。従来技術の装置では、キーパッドは、1つの配向で見るように設計されていた。キーパッドを「不正な」配向で見た場合、消費者は、キーパッドのボタンに付随する証印を読むことも、あるいは装置の動作を制御したりデータを入力したりするために適切なキーを選択することも困難になる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(発明の概要)
本発明は、複数の配向で見、また操作できるキーパッドを備えた電子装置に関する。本発明の1つの実施の形態では、キーパッドは、複数のキーを含み、それらにはキーの機能を示す証印が付随する。第1の組の証印は第1の配向で見るように提供され、また第2の組の証印は、第2の配向で見るように提供される。証印は、キーの上あるいは付近に印字される。いくつかの実施の形態では、両方の組の証印が常に見えるようになっている。その他の実施の形態では、一時に一方の組の証印だけが見えるようになっている。
【0006】
本発明の別の1つの実施の形態では、タッチ感応ディスプレイ上に仮想キーパッドが表示される。タッチ感応ディスプレイ上に表示されたキーパッド像は、電子装置の動作モード及び/または配向に依存して変化する。
【実施例】
【0007】
(発明の詳細な説明)
図1は、本発明に従う例示的多機能電子装置のブロック図である。この例示的実施の形態は、セルラー電話とカメラとを1つのユニットに組み合わせたものであり、ここでは、カメラ付き携帯電話100と呼ぶ。しかし、本発明は、カメラ付き携帯電話100に限らず、キーパッドを2つ以上の異なる配向で見る必要のあるその他の電子装置にも実施されよう。
【0008】
カメラ付き携帯電話100は、カメラ・アセンブリ110及び通信回路120を含む。カメラ・アセンブリ110は、レンズ・アセンブリ112、イメージ・センサ114、及びイメージ・プロセッサ116を含む。レンズ・アセンブリ112は、単一レンズあるいは複数レンズを含むが、光を集めてイメージ・センサ114上に焦点を合わせられる。イメージ・センサ114は、レンズ・アセンブリ112によって集められフォーカスされた光によって形成される像をキャプチャする。イメージ・センサ114は、電荷結合デバイス(CCD)や相補型金属酸化物半導体(CMOS)イメージ・センサのような任意の適当なイメージ・センサ114で構わない。イメージ・プロセッサ116は、イメージ・センサ114によってキャプチャされた生のイメージ・データを処理し、その後にメモリ124に記憶し、ディスプレイ140に出力し、あるいは通信回路120によって送信する。イメージ・プロセッサ116は画像データを処理するようにプログラムされた従来型の信号プロセッサでよく、それらについては、当該分野でよく知られている。
【0009】
通信回路120は、マイクロプロセッサ122、メモリ124、入出力回路126、オーディオ処理回路128、トランシーバ130、アンテナ132、及びユーザ・インタフェース134を含む。マイクロプロセッサ122は、カメラ付き携帯電話100の動作をメモリ124に記憶されているプログラムに従って制御する。この制御機能は、単一のマイクロプロセッサあるいは複数のマイクロプロセッサに組み込むことができる。適当なマイクロプロセッサには、汎用のマイクロプロセッサと特殊用途のマイクロプロセッサの両方が含まれる。メモリ124は、この電子装置の機能を実現するために必要なメモリ階層の全体を表しており、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)と読み出し専用メモリ(ROM)の両方を含む。コンピュータ・プログラム命令と動作のために必要なデータは、EPROM、EEPROM、あるいはフラッシュ・メモリのような不揮発性のメモリに記憶されよう。これは、個別部品として組み込むことも、あるいはマイクロプロセッサ122に統合することも可能である。
【0010】
入出力回路126は、マイクロプロセッサ122とカメラ・アセンブリ110のイメージ・プロセッサ116とのインタフェースとなるほかに、トランシーバ130、オーディオ処理回路128、及び通信回路120のユーザ・インタフェース134とのインタフェースともなる。ユーザ・インタフェース134は、キーパッド150、ディスプレイ140、マイクロフォン144、及びスピーカ146を含む。キーパッド150は、図2に示すようにカメラ付き携帯電話100の前面に取り付けられているが、当業者には既知のように従来型の英数字のキーパッドを含んでいる。キーパッド150は、オペレータがカメラ付き携帯電話100の動作を制御するために情報及び命令を入力することを許容する。カメラ付き携帯電話100は、更に、ハウジングの片側166に設置されたシャッター制御172及びズーム制御174を含む。シャッター制御172及びズーム制御174は、従来のように動作するものである。ディスプレイ140は、オペレータがカメラ付き携帯電話100を操作しながら情報を見ることを可能にする。カメラ・モードでは、ディスプレイ140は、ビューファインダーとして機能する。マイクロフォン144は、ユーザの音声を電気オーディオ信号に変換し、また、スピーカ146は、オーディオ信号をユーザが聴くことのできるオーディオ信号に変換する。オーディオ処理回路128は、スピーカ146に基本アナログ出力信号を供給し、マイクロフォン144からアナログ・オーディオ信号を受信する。トランシーバ130は、アンテナ132に接続されて、信号の送受信を行う。トランシーバ130は、完全に機能するセルラー無線トランシーバであり、任意の既存標準に従って動作する。それらの基準には、移動通信用広域システム(GSM)、TIA/EIA−136、cdma2000、UMTS、及び広帯域CDMAのような一般に既知の基準が含まれる。
【0011】
図2−4は、本発明に従う例示的カメラ付き携帯電話100の物理的外観を示す。カメラ付き携帯電話100は、前面カバー162、裏面カバー164、右側面及び左側面166、及び上部及び底部168を有するハウジング160を含む。キーパッド150、ディスプレイ140、マイクロフォン144、及びスピーカ146は、図2に最も分かりやすく示されたように、ハウジングの前面カバー162に取り付けられている。ハウジング160の裏面カバー164は、レンズ・アセンブリ112及びフラッシュ176を隠すためのスライド・パネル170を含むことができる。図3は、閉じた状態のスライド・パネル170を示し、また、図4は、開いた状態のスライド・パネル170を示す。
【0012】
本発明のカメラ付き携帯電話100は、複数の動作モードを含み、その中には通信モード及びカメラ・モードが含まれる。通信モードでは、カメラ付き携帯電話100は、通信のために使用される。通信モードでは、カメラ付き携帯電話100は、音声及び/またはデータを送信及び受信する。カメラ・モードでは、カメラ付き携帯電話100は、画像のキャプチャ及び/または観賞のために使用される。カメラ・モードは、例えば、画像キャプチャ・モード及び画像観賞モードを含むことができる。画像キャプチャ・モードでは、カメラ付き携帯電話100は、写真を撮影するためのカメラとして使用される。画像観賞モードでは、カメラ付き携帯電話100は、記憶されている画像を観賞するために使用される。
【0013】
本発明は、カメラ付き携帯電話100がカメラ付き携帯電話100のその時点での動作モードに依存する複数の異なる配向で保持されることを想定している。通信モードでは、ユーザは、カメラ付き携帯電話100を一般には縦配向に保持する。従って、キーパッド150は、縦配向で眺めることになる。これとは対照的に、カメラ付き携帯電話100は、画像キャプチャ・モードでは、一般に、横配向に保持するものとして設計される。画像観賞モードでは、カメラ付き携帯電話100は、縦でも横でもどちらの配向にも保持することができる。この配向は、カメラ付き携帯電話100の製造業者によって決められるか、あるいは、ユーザによって、ユーザの好みのうちの1つとして選ばれよう。
【0014】
カメラ付き携帯電話100は、カメラ付き携帯電話100の動作モードを選択するための手段を含む。例えば、キーパッド150は、カメラ付き携帯電話100の動作モードを変更するためのモード選択ボタンを有することができる。あるいは、動作モードの選択は、キーパッド150及びディスプレイ140を用いてメニュー選択を介して行うことができる。本発明の好適な実施の形態では、スイッチまたはセンサ(図示されていない)がスライド・パネル170の位置を検出して、カメラ付き携帯電話100のデフォルトの動作モードを変更するためのモード制御信号を発生する。マイクロプロセッサ112は、モード制御信号に応答してデフォルトの動作モードを変更する。従って、スライド・パネル170が閉じた状態では、通信モードがデフォルトで選ばれる。スライド・パネル170が開いた状態では、画像キャプチャ・モードがデフォルトで選ばれる。
【0015】
図5及び6は、本発明の第1の例示的実施の形態用のキーパッド150を示す。図5に示すように、キーパッド150は、複数のキー152を含み、それらは、キー操作に応答して、プリント回路基板156上の接点要素154を結合させる。図2に示すように、キー152は、第1の配向で眺めたときのキーの機能を示す第1の組の証印153と、第2の配向で眺めたときのキーの機能を示す第2の組の証印155とをそれらに付随して有している。第1及び第2の組の証印153及び155は、キー152の上または付近に印字される。図2に示された実施の形態では、両方の組の証印153、155は、キー152の表面に設けられており、それらは、互いに90度回転した位置にある。第1及び第2の組の証印153、155は、これとは別のやり方として、キー152を取り囲むハウジング表面に印字することもできる。
【0016】
個々のキー152に割り当てられる機能は、第1及び第2の配向の両方で同一とすることも、あるいは異なるものとすることも可能である。図2−5に示す特定の実施の形態では、キー機能は、装置の配向あるいは動作モードに依存して再割り当てしたり、再マッピングしたりすることができる。この実施の形態では、第1の組の証印153は、カメラ付き携帯電話が通信モードのときに使用される第1のキー・マッピングに対応し、また、第2の組の証印155は、カメラ付き携帯電話が画像キャプチャ・モードのときに使用される第2のキー・マッピングに対応する。マイクロプロセッサ122は、選ばれた動作モードに依存して、キーの押下を検出及び解釈するための論理を含む。あるいは、キー押下を解釈するための論理は、別に設けられるキーパッド・コントローラに組み込むこともできる。
【0017】
図6は、本発明の第2の実施の形態用のキーパッド150を示す。この実施の形態では、第1及び第2の組の証印153及び155は、キーパッド150のキー152の背後に配置された基板あるいはメンブレン(membrane)180の上に印字される。キー152は透明で、基板180上の第1及び第2の組の証印153及び155を覆う。従来型のドーム形スイッチのようなキー・スイッチ182は、プリント回路基板158を覆う絶縁メンブレン184中に組み込まれる。キー152が押下げられたとき、対応するキー・スイッチ182が駆動される。第1及び第2の組の証印153及び155を含む基板またはメンブレン180は、キー152が押下げられたときに、キー・スイッチ182を駆動するのに十分柔軟でなければならない。
【0018】
図6の実施の形態では、基板またはメンブレン180は、第1及び第2の組の証印153及び155を搭載しており、それらは透明なキー152を通して目で見ることができる。このように、証印153及び155は、キー152の場所に対応する基板またはメンブレン180上の場所に印字される必要がある。証印153及び155を基板またはメンブレン180上に印字する場合、任意の既知の印刷方法を用いることができる。
【0019】
本発明の1つの実施の形態では、基板またはメンブレン180は、光学的回折の原理に基づいて光を操作するように動作するホログラフィック膜(holographic film)を含むことができる。この実施の形態では、ホログラフィック膜は、ホログラフィ・レーザー記録プロセスに曝されて、第1及び第2の組の証印153及び155に対応するホログラフィ画像を定義する。第1の組の証印153は、カメラ付き携帯電話100を第1の配向で見たときに可視であり、また、第2の組の証印155は、カメラ付き携帯電話100を第2の配向で見たときに可視である。
【0020】
図7及び8は、ホログラフィック膜を使用するカメラ付き携帯電話100の第2の実施の形態を示す。図7は、カメラ付き携帯電話100が通信モードで使用される場合のカメラ付き携帯電話100を示しており、第1の組の証印153を示している。図8は、カメラ付き携帯電話100がカメラ・モードで使用される場合のカメラ付き携帯電話100を示しており、第2の組の証印155を示している。この実施の形態では、カメラ付き携帯電話100の配向に依存して、一時に見えるのは1組の証印だけである。
【0021】
図9及び10は、本発明の第3の実施の形態を示す。図9及び10に示す実施の形態では、キーパッド150は、仮想キー152を表示するタッチ感応ディスプレイを含む。この実施の形態で、第1のキーパッド像は、キーパッド150が第1の配向で見られると考えられる動作モードにおいて表示され、また、第2のキーパッド像は、カメラ付き携帯電話100がキーパッド150が第2の配向で見られると考えられる動作モードにあるときに表示される。異なる動作モードに対するキーパッド像は、メモリ124に記憶されて、マイクロプロセッサ122の制御下で表示される。例えば、カメラ付き携帯電話100が通信動作モードにあるときは、マイクロプロセッサ122は、第1のキーパッド像をタッチ感応ディスプレイに送り、そこでは、キー152及び付随する証印153は、第1の配向で見るように配置される。カメラ付き携帯電話100がカメラ・モードにあるときは、マイクロプロセッサ122は、タッチ感応ディスプレイに第2のキーパッド像を送り、そこでは、キー及び付随の証印155は、第2の配向で見るように配置される。本発明のこの実施の形態では、表示できるキーパッド像及び/または配向の数に制限はない。
【0022】
第4の実施の形態では、図9及び10に示された実施の形態のタッチ感応ディスプレイがメンブレン・スイッチで置き換えられる。メンブレン・スイッチの表面は、第1の実施の形態に類似したやり方で、90度回転した第1及び第2の組の証印と一緒にそこに印字されたキーを有する。あるいは、メンブレン・スイッチの表面は、カメラ付き携帯電話が縦配向に保持されたときに第1の配向にキーパッドのホログラフィ像を発生させ、また、カメラ付き携帯電話が第2の配向に保持されたときに、第2の配向にキーパッドのホログラフィ像を発生させるホログラフィック膜の層で覆うこともできる。
【0023】
本発明は、本発明の本質的な特徴から外れることなしに、ここに記述した特定のやり方とは異なる方法で実施することができる。ここに示した実施の形態は、あらゆる観点で、単なる例示であるとして理解されるべきであって、限定的なものではない。また、添付した特許請求の範囲の意味するところ、及び等価な範囲から生ずるすべての変更は、ここに包含されるものと理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の第1の実施の形態に従う電子装置のブロック図。
【図2】カメラ付き携帯電話の第1の実施の形態の前から見た鳥瞰図。
【図3】カメラ付き携帯電話の第1の実施の形態の後ろから見た鳥瞰図。
【図4】カメラ付き携帯電話の第1の実施の形態の後ろから見た鳥瞰図。
【図5】カメラ付き携帯電話の第1の実施の形態用のキーパッドを示す展開鳥瞰図。
【図6】本発明のカメラ付き携帯電話の第2の実施の形態用のキーパッドを示す展開鳥瞰図。
【図7】カメラ付き携帯電話の第2の実施の形態の鳥瞰図。
【図8】カメラ付き携帯電話の第2の実施の形態の鳥瞰図。
【図9】カメラ付き携帯電話の第3の実施の形態の鳥瞰図。
【図10】カメラ付き携帯電話の第3の実施の形態の鳥瞰図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置であって、
複数のキーを有するキーパッドと、
前記キーに付随してキー機能を示すための第1の組の証印であって、第1の配向で見るように配向された前記第1の組の証印と、
前記キーに付随してキー機能を示すための第2の組の証印であって、前記第1の配向とは異なる第2の配向で見るように配向された前記第2の組の証印と、
を含む前記電子装置。
【請求項2】
請求項1に記載の電子装置であって、前記電子装置は、複数の動作モードを有し、前記第1の組の証印は、第1の動作モードに関するキー機能を表示し、また前記第2の組の証印は、第2の動作モードに関するキー機能を表示する前記電子装置。
【請求項3】
請求項2に記載の電子装置であって、前記電子装置は、更に、キー押下を検出し、それに応答するためのマイクロプロセッサを含む前記電子装置。
【請求項4】
請求項3に記載の電子装置であって、前記マイクロプロセッサは、前記第1の動作モードにおけるキー機能を決めるために第1のキー・マッピングを利用し、また、前記第2の動作モードにおけるキー機能を決めるために第2のキー・マッピングを利用する前記電子装置。
【請求項5】
請求項2に記載の電子装置であって、
前記電子装置は、カメラ付き携帯電話を含み、
前記第1の組の証印は、通信動作モード用のキー機能を示し、及び
前記第2の組の証印は、カメラ動作モード用のキー機能を示す、
前記電子装置。
【請求項6】
請求項1に記載の電子装置であって、前記第1及び第2の組の証印は、前記キーパッドの前記キーの上に設置されている前記電子装置。
【請求項7】
請求項1に記載の電子装置であって、前記第1及び第2の組の証印は、前記電子装置を特定の配向に保持したときに見えるホログラフィ像である前記電子装置。
【請求項8】
請求項7に記載の電子装置であって、前記第1の組の証印は、前記電子装置を実質的に縦配向に保持したときに見ることができ、また、前記第2の組の証印は、前記電子装置を実質的に縦配向に保持したときに見ることができる前記電子装置。
【請求項9】
請求項1に記載の電子装置であって、前記第1及び第2の組の証印は、前記キーパッドのキーの背後の基板上に設置され、また、前記キーが透明であるため前記基板上の前記証印を見ることができる前記電子装置。
【請求項10】
請求項9に記載の電子装置であって、前記基板は、ホログラフィック膜を含み、また、前記第1及び第2の組の証印は、前記電子装置を特定の配向に保持したときに見えるホログラフィ像である前記電子装置。
【請求項11】
請求項10に記載の電子装置であって、前記第1の組の証印は、前記電子装置を実質的に縦配向に保持したときに見ることができ、また、前記第2の組の証印は、前記電子装置を実質的に縦配向に保持したときに見ることができる前記電子装置。
【請求項12】
電子装置であって、
タッチスクリーン・ディスプレイと、
第1の配向で見るように配向された第1のキーパッド像と、第2の配向で見るように配向された第2のキーパッド像とを記憶するためのメモリと、及び
前記電子装置の動作モードに依存して、前記タッチスクリーン・ディスプレイに前記第1及び前記第2のキーパッド像を出力するためのマイクロプロセッサと、
を含む前記電子装置。
【請求項13】
請求項12に記載の電子装置であって、
前記電子装置は、通信動作モードとカメラ動作モードとを有するカメラ付き携帯電話を含み、
前記マイクロプロセッサは、前記通信動作モードにおいて前記タッチスクリーン・ディスプレイに前記第1のキーパッド像を出力し、及び
前記マイクロプロセッサは、前記カメラ動作モードにおいて前記タッチスクリーン・ディスプレイに前記第2のキーパッド像を出力する、
前記電子装置。
【請求項14】
電子装置であって、
複数のキーを有するキーパッドと、
キー押下を検出及び解釈するためのマイクロプロセッサであって、前記マイクロプロセッサは、第1の動作モードにおけるキー機能を決めるために第1のキー・マッピングを利用し、また、第2の動作モードにおけるキー機能を決めるために第2のキー・マッピングを利用する前記マイクロプロセッサと、
を含む前記電子装置。
【請求項15】
請求項14に記載の電子装置であって、
前記電子装置は、通信動作モードとカメラ動作モードとを有するカメラ付き携帯電話を含み、
前記マイクロプロセッサ出力は、前記通信動作モードにおいて前記第1のキー・マッピングを利用し、及び
前記マイクロプロセッサ出力は、前記カメラ動作モードにおいて前記第2のキー・マッピングを利用する、
前記電子装置。
【請求項16】
請求項14に記載の電子装置であって、前記第1のキー・マッピングは、キーパッドが縦配向で見られる動作モードに対応し、また、前記第2のキー・マッピングは、キーパッドが横配向で見られる動作モードに対応する前記電子装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公表番号】特表2007−505584(P2007−505584A)
【公表日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−530618(P2006−530618)
【出願日】平成16年1月19日(2004.1.19)
【国際出願番号】PCT/IB2004/000114
【国際公開番号】WO2004/105364
【国際公開日】平成16年12月2日(2004.12.2)
【出願人】(502087507)ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】