説明

携帯端末装置及びプログラム

【課題】交通機関を予定どおりに利用しているかを所定の連絡先に対して通知できるようにする。
【解決手段】交通機関を利用する「予定駅」とその駅を利用する「予定タイム」とが通報条件格納部13Eに記憶管理されている状態において、中央制御部11は、改札ゲート装置8の通過時に非接触通信部20を介して交通機関の利用状況を取得し、この利用状況に基づいて「予定駅」をその「予定タイム」に利用したか否かを判別すると共に、この判別結果を予め設定されている連絡先に対してメール通報する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、非接触IC処理機能を交通機関の駅を通過する際の交通機関パス機能として使用する携帯端末装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、非接触ICカードと呼ばれている非接触IC処理機能を交通機関の駅改札口を通過する際の交通機関パス機能(例えば、電車、バスを利用する際の乗車券機能、定期券機能)として使用可能な技術としては、例えば、交通機関の利用者である子供などのセキュリティ対策の一環として、利用者が駅の改札を通過した際に、その旨を親などの保護者側に通知するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−197495号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述した先行技術にあっては、利用者が駅の改札口を通過した際に、そのことをリアルタイムに通知することを前提とする技術であった。
ところで、子供の通学のように交通機関を規則的に利用しているときに、乗車駅、下車駅の改札口を通過しなかったり、かなり遅れて通過する場合など、規則的な行動パターンから大きく外れたときには、その通学途中において何らかの問題が起きた可能性がある。また、普段利用していない交通機関を入学試験などで利用するような場合に、時刻表などで乗車時刻、下車時刻などを細かく計画しておいても、当日に迷ってしまうこともある。
【0004】
この発明の課題は、交通機関を予定どおりに利用しているかを所定の連絡先に対して通知できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明は、非接触IC処理機能を交通機関の駅を通過する際の交通機関パス機能として使用する携帯端末装置であって、交通機関を利用する予定駅とその駅を利用する予定タイムとを記憶管理する予定情報記憶手段と、交通機関の利用状況を取得する取得手段と、この取得手段によって得られた交通機関の利用状況に基づいて前記予定駅をその予定タイムに利用したか否かを判別する判別手段と、この判別手段による判別結果を予め設定されている連絡先に対して通報する通報手段とを具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項12記載の発明)。
【0006】
なお、上述した請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記予定情報記憶手段は、交通機関を利用する予定駅とその駅を利用する予定タイムのほか、予定駅の入退場を示す利用種別を記憶管理し、前記判別手段は、前記予定駅をその利用種別で予定タイムに利用したか否かを判別する(請求項2記載の発明)。
【0007】
交通機関パス機能を利用する毎にその利用状況を利用履歴として記憶管理する履歴情報記憶手段を設け、前記取得手段は、前記履歴情報記憶手段から交通機関の利用状況を取得する(請求項3記載の発明)。
【0008】
前記予定タイムは、時刻を示す情報であり、前記判別手段は、前記予定タイムが時刻を示す情報であれば、当該時刻を基準として、この基準時刻に基づいて特定された所定の時間範囲内に予定駅を利用したか否かを判別する(請求項4記載の発明)。
【0009】
前記判別手段は、予定タイムにその予定駅を利用したか否かを判別し、この判別手段によって予定タイムにその予定駅を利用していないことが判別された場合に、前記通報手段は、予め決められている連絡先に対してその旨を通報する(請求項5記載の発明)。
【0010】
前記判別手段は、予定駅をその予定タイムに利用したか否かを判別し、この判別手段によって予定駅をその予定タイム以外に利用したことが判別された場合に、前記通報手段は、予め決められている連絡先に対してその旨を通報する(請求項6記載の発明)。
【0011】
交通機関パス機能は、交通機関の利用料金に応じて更新された残高を記憶管理し、前記通報手段は、前記残高を含めて通報する(請求項7記載の発明)。
【0012】
交通機関パス機能は、利用区間及び利用期間が定められた定期券機能であり、前記通報手段は、定期券の有効、無効に関する情報を含めて通報する(請求項8記載の発明)。
【0013】
現在位置を取得する位置取得手段を設け、前記通報手段は、前記位置取得手段によって得られた現在位置を含めて通報する(請求項9記載の発明)。
【0014】
前記通報の有効あるいは無効を示すために予め任意に設定された設定期間内に現在日時が該当するか否かに基づいて前記通報の実行可否を決定する(請求項10記載の発明)。この場合、前記設定期間は、時間帯、曜日、時期のうち、少なくともその何れかによって特定された情報であってもよい(請求項11記載の発明)。
【発明の効果】
【0015】
この発明は、交通機関の利用状況に基づいて予定駅をその予定タイムに利用したか否かを判別し、その判別結果を通報するようにすることにより、交通機関を予定どおりに利用しているかを所定の連絡先に対して知らせることができ、子供、お年寄りなどのセキュリティ対策としても有効に活用することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図1〜図12を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、携帯端末装置として適用した携帯電話装置の通信ネットワークシステムを示したブロック図である。
携帯電話装置1は、最寄りの基地局2、交換機3から携帯無線網(公衆移動体通信網)4を介してメールサーバ5、インターネット6に接続可能となっている。携帯電話装置1の現在位置は、携帯無線網4を経由して位置情報管理センタ(図示せず)に定期的に登録される。この場合、携帯電話装置1は、GPS(Global Positioning System)衛星7からの受信結果を位置情報管理センタに送信して位置情報の要求を行い、位置情報管理センタは、このGPS情報に基づいて携帯電話装置1の現在位置を算出し、この算出位置を要求元の携帯電話装置1に送信するようにしている。
【0017】
一方、携帯電話装置1には、交通機関パス機能(電車の乗車券機能及び定期券機能)を構成する非接触IC処理機能(所謂、非接触ICカード機能)が搭載されており、交通機関(電車)の駅改札口に設置されている改札ゲート装置8を通過する際に、この改札ゲート装置8との間で電波の送受信を行うことによって乗車券・定期券処理を実行するようにしている。その際、携帯電話装置1は、交通機関を予定どおりに利用したか否かを示す情報を含むメールを自動生成して所定の連絡先宛に送信すると、メールサーバ5を介して当該メールは、連絡先側の携帯電話装置1あるいはPC(パーソナルコンピュータ)などに送信される。
【0018】
図2は、携帯電話装置1の基本的な構成要素を示したブロック図である。
この携帯電話装置1は、電話通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)などのほか、上述した非接触IC処理機能が備えられている。
中央制御部11は、ROM12内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話装置の全体動作を制御する。ROM12のプログラム領域には、後述する図8〜図12に示す動作手順に応じて本実施例を実現するためのプログラムが格納されている。RAM13には、乗車券として利用可能な乗車券残高などの乗車券情報を記憶管理する乗車券情報格納部13Aと、定期券の利用区間、有効期限などの定期券情報を記憶管理する定期券情報格納部13Bのほか、後述する利用状況格納部13C、通報有効期間格納部13D、通報条件格納部13Eが設けられている。
【0019】
携帯無線通信部14は、アンテナに接続された送受信部(ベースバンド部)の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのちに、音声信号処理部15を介して送話スピーカ16から音声出力させる。また、携帯無線通信部14は、送話マイク17から入力された音声データを音声信号処理部15から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化したのちに送受信部の送信側に与えられてアンテナから発信出力させる。一方、電子メール機能、インターネット接続機能によって携帯無線通信部14を介して受信取得した表示データは、表示部18に与えられて表示出力される。
【0020】
GPS受信部19は、GPS衛星7からGPS情報を受信取得するもので、中央制御部11は、携帯無線通信部14を介して位置情報管理センタに当該GPS情報を送信することによって位置情報を要求し、それに応答して位置情報管理センタ側で算出された位置情報を受信取得するようにしている。非接触通信部20は、CPU、メモリ部、コイルアンテナ部などを有し、交通機関パス機能(乗車券機能及び定期券機能)を構成するもので、駅の改札ゲート装置8からの発信電波を受信することによって電磁誘導される起電力を駆動源とするもので、中央制御部11は、非接触通信部20と改札ゲート装置8との間での送受信に応答して乗車券・定期券処理を実行する。なお、中央制御部11は、電磁誘導によって励磁される電流の検出有無に基づいて非接触通信部20が動作中(乗車券/定期利用時)か否かを認識するようにしている。
【0021】
操作部21は、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを行うもので、中央制御部11は、操作部21からのキー入力信号に応じた処理を実行する。表示部18は、LCD(液晶表示装置)などによって構成されたもので、文字情報、画像情報、各種のメッセージなどを高品位に表示するメイン表示部のほか、現在日時、簡易なメッセージ、アイコンなどを表示するサブ表示部を有している。RTC(リアルタイムクロックモジュール)22は、時計部を構成するもので、中央制御部11は、RTC22から現在日時を取得する。
【0022】
図3は、利用状況格納部13Cを説明するための図である。
利用状況格納部13Cは、交通機関(電車)を利用する毎にその利用状況を履歴情報として逐次記憶する利用履歴格納部で、その利用レコードは、「利用日時」、「利用駅」、「利用種別」、「利用料金」の各項目を有する構成となっている。中央制御部11は、改札ゲート装置8の通過時に、非接触通信部20を介して取得した利用状況とRTC22から取得した現在日時に基づいて利用レコードを生成して利用状況格納部13Cに追加登録する。「利用日時」は、交通機関を利用したときの月日時分の情報であり、「利用駅」は、駅のコード情報であり、「利用種別」は、乗車か降車かを示す情報である。なお、「利用料金」は、乗車券を利用した場合にセットされる乗車料金である。
【0023】
図4は、通報有効期間格納部13Dを説明するための図である。
通報有効期間格納部13Dは、交通機関を予定どおりに利用したか否かをメール通報する場合の有効期間を記憶管理するもので、「曜日」、「時間帯」を有効期間として任意に設定可能となっている。例えば、平日通学の場合には、「曜日」の項目に“月曜日〜金曜日”が設定されており、学校が休みである“土曜日、日曜日”には通報が不要であることが示されている。
【0024】
また、図示の例では「時間帯」の項目に“6時00分〜24時00分”が設定されており、深夜、早朝を除く時間帯に通報すべきことが示されている。中央制御部11は、RTC22から取得した現在日時と通報有効期間とを比較した結果、現在日時が「曜日」、「時間帯」の何れにも該当していれば、上述のメール通報を実行するが、この有効期間から外れている場合には、メール通報をキャンセルするようにしている。なお、「曜日」の項目に、例えば、“祝日、休日”を設定しておけば、祝日、休日でのメール通報をキャンセルすることもできる。
【0025】
図5は、通報条件格納部13Eを説明するための図である。
通報条件格納部13Eは、予めユーザ操作によって任意に設定した交通機関の利用予定を通報条件として記憶管理するもので、「条件ID」、「予定駅」、「利用種別」、「予定タイム」、「連絡先」の各項目を有している。この場合、例えば、通学時の利用予定、帰宅時の利用予定のように、行きルート、帰りルートに分けて利用予定を通報条件として通報条件格納部13Eに登録するようにしている。
【0026】
中央制御部11は、交通機関を予定どおりに利用したか否かを判定する際に、この通報条件格納部13Eと利用状況格納部13Cとを参照し、「予定タイム」にその「予定駅」を利用したか否かを判別し、予定タイムを過ぎてもその予定駅を利用していなければ、その旨をメール通報し、また、「予定駅」をその「予定タイム」に利用したか否かを判別し、「予定駅」を利用してもその「予定タイム」以外の利用であれば、その旨をメール通報するようにしている。
【0027】
「予定タイム」は、「予定駅」の改札を通る時間帯あるいは時刻を示し、時間帯、時刻の何れかで「予定タイム」を設定することができる。なお、図示の例では、「条件ID」が“01、02”の「予定タイム」には、時刻として“7時00分”、“8時00分”が設定されており、通学時には、駅Aを遅くとも“7時00分”に乗車し、駅Bを遅くとも“8時00分”に降車する予定であることを示す設定内容となっている。
【0028】
また、「条件ID」が“03”の「予定タイム」には、時間帯として“15時00分〜16時00分”が設定され、また、「条件ID」が“04”の「予定タイム」には、時間帯として“16時00分〜17時00分”が設定されており、帰宅時には、駅Bを“15時00分〜16時00分”の間に乗車し、駅Aを“16時00分〜17時00分” の間に降車する予定であることを示す設定内容となっている。「連絡先」は、親、兄弟などのメールアドレスであり、1つの項目に複数のメールアドレスが設定されている場合には、複数人に同報通知されることを示している。
【0029】
図6、図7は、連絡先に対してメール通報された内容がその連絡先側で表示出力された場合の通報画面を示し、図6は、「予定タイム」にその「予定駅」を利用していないことを示す内容の通報画面、また、図7は、「予定駅」をその「予定タイム」以外に利用したことを示す内容の通報画面を示している。この通報画面には、上述のように「予定駅」をその「予定タイム」に利用したか否かを示すメッセージのほか、通報時にGPS受信部19から取得した現在位置、定期券有効期限格納部13Bから読み出した有効期限、乗車券情報格納部13Aから読み出した乗車券残高も併せて案内表示される。
【0030】
次に、この実施例における携帯電話装置1の動作概念を図8〜図12に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施例特有の動作を実行することもできる。
【0031】
図8は、電源投入に伴って実行開始される携帯電話装置1の全体動作の概要を示したフローチャートである。
先ず、中央制御部11は、電源オン操作が行われると、携帯無線通信部14を作動させて現在位置を登録すると共に、所定の待受画像を読み出して表示出力させながら電話/メールの待受状態となる(ステップA1)。この待受状態において中央制御部11は、電話着信あるいはメール着信の有無をチェックし(ステップA2)、何れかの着信を検出すると、着信報知を行うと共に電話着信/メール受信処理を実行する(ステップA3)。
【0032】
この待受状態において、何らかの操作が行われた場合に中央制御部11は、通報有効期間の登録を指示する登録操作あるいは通報条件の登録を指示する登録操作であるかをチェックし(ステップA4)、その他の操作であれば(ステップA6でYES)、この操作に対応する処理(その他の処理)として、例えば、電話発信処理、メール作成処理などの実行に移るが(ステップA7)、通報有効期間の登録操作あるいは通報条件の登録操作が行われた場合には(ステップA4でYES)、この指示操作に応答して通報有効期間/通報条件の登録処理に移る(ステップA5)。
【0033】
図9は、通報有効期間/通報条件の登録処理(図8のステップA5)を詳述するためのフローチャートである。
先ず、中央制御部11は、通報有効期間の登録が指示されたのか、通報条件の登録が指示されたのかを判別し(ステップB1)、通報有効期間の登録操作が行われた場合には、通報有効期間の登録画面を表示出力させたのち、この登録画面内に通報有効期間として入力された「曜日」、「時間帯」を取得し(ステップB2)、この「曜日」、「時間帯」を通報有効期間格納部13Dに登録する(ステップB3)。
【0034】
また、通報条件の登録操作が行われた場合には(ステップB1でNO)、通報条件の登録画面を表示出力させたのち、この登録画面内に通報条件として入力された「予定駅」、「種別」、「予定タイム」、「連絡先」を取得し(ステップB4)、この「予定駅」、「種別」、「予定タイム」、「連絡先」を通報条件格納部13Eに登録する(ステップB5)。以下、ユーザ操作によって登録終了が指示されるまで(ステップB6)、上述の通報条件登録処理が繰り返される(ステップB4、B5)。
【0035】
一方、中央制御部11は、待受状態において非接触通信部20をアクセスすることによって乗車券利用あるいは定期券利用を検出すると(図8のステップA8でYES)、後述する乗車券/定期券処理を実行すると共に(ステップA9)、通報処理Xを実行する(ステップA10)。また、RTC22をアクセスすることによって現在時刻の更新タイミングを検出すると(ステップA11でYES)、通報処理Yを実行する(ステップA12)。ここで、通報処理Xは、予定駅を利用してもその予定タイム以外の利用の場合に、その旨をメール通報する処理であり、通報処理Yは、予定タイムを過ぎてもその予定駅を利用しなかった場合に、その旨をメール通報する処理である。
【0036】
図10は、乗車券/定期券処理(図8のステップA9)を詳述するためのフローチャートである。
中央制御部11は、改札ゲート装置8からの受信電波によって非接触通信部20が動作すると、非接触通信部20と改札ゲート装置8との間でデータの送受信が行われることによって改札ゲート装置8からの利用状況(利用駅、種別、料金)を取得すると共に(ステップC1)、RTC22から現在日時を取得する(ステップC2)。そして、今回の利用駅に基づいて定期券情報格納部13Bを参照し、利用駅は定期券区間内であるかを判別する(ステップC3)。
【0037】
ここで、定期券区間内であれば(ステップC3でYES)、定期券利用と判断し、定期券情報格納部13Bの内容を読み出して非接触通信部20を介して改札ゲート装置8に送信する(ステップC4)。この場合、改札ゲート装置8側では携帯電話装置1からの定期券情報に基づいてその有効、無効をチェックしてゲートの開閉を制御する。ここで、携帯電話装置1側では定期券が有効であれば、今回の利用状況を利用状況格納部13Cに追加登録する(ステップC5)。
【0038】
また、今回の利用駅が定期券区間外であれば(ステップC3でNO)、乗車券利用と判断し、乗車券情報格納部13Aから乗車券残高などを読み出して非接触通信部20を介して改札ゲート装置8に送信する(ステップC6)。この場合、改札ゲート装置8側では携帯電話装置1からの乗車券情報に基づいて料金決済(残高更新)を行い、残高不足か否かに応じてゲートの開閉を制御する。ここで、携帯電話装置1側では、残高不足でなければ、決済後の残高を取得して乗車券情報格納部13Aに書き込むことによって残高更新を行うと共に(ステップC7)、今回の利用状況を利用状況格納部13Cに追加登録する(ステップC5)。なお、料金決済は、改札ゲート装置8側で実行する場合に限らず、携帯電話装置1側で実行するようにしてもよい。
【0039】
図11は、予定駅をその予定タイム以外に利用したことを通報する通報処理X(図8のステップA10)を詳述するためのフローチャートであり、乗車券/定期券処理の終了時に実行開始される。
先ず、中央制御部11は、RTC22から現在日時を取得すると共に(ステップD1)、この現在日時に基づいて通報有効期間格納部13Dを参照し、現在日時は有効期間の「曜日」、「時間帯」に該当しているかを調べる(ステップD2)。なお、図4の場合、現在日時が“月曜日〜金曜日”で、深夜、早朝以外の“6時00分〜24時00分”に該当しているかをチェックする。
【0040】
いま、現在日時が有効期間内の場合には(ステップD2でYES)、通報条件格納部13Eを検索することによって今回の利用駅は、何れかの条件に該当するかを調べる(ステップD3)。ここで、有効期間から外れている場合(ステップD2でNO)あるいは有効期間内であっても今回の利用駅が条件に該当していない場合には(ステップD3でNO)、この時点で図11のフローから抜けるが、利用駅が条件に該当していれば(ステップD3でYES)、その「予定タイム」を通報条件格納部13Eから読み出し(ステップD4)、現在日時は「予定タイム」に該当するか否かをチェックする(ステップD5)。
【0041】
すなわち、例えば、「予定駅を遅くとも7時00分までに利用する」のように、「予定タイム」が時刻によって登録されていれば、この時刻を基準とし、この基準時刻から所定時間前(例えば、20分前)までの時間範囲内に現在日時が含まれているか(予定タイムに該当しているか)をチェックし、また、「予定駅を15時00分〜16時00分の時間帯内で利用する」のように、「予定タイム」が時間帯によって登録されていれば、現在日時がこの時間帯内に含まれているか(予定タイムに該当しているか)をチェックする。
【0042】
この結果、現在日時が予定タイムに該当していれば(ステップD5でYES)、通報の必要がないので、図11のフローから抜けるが、予定タイムに該当していない場合、つまり、予定駅をその予定タイム以外に利用した場合には(ステップD5でNO)、その旨を通報するために各種のデータを取得する。先ず、通報条件格納部13Eから該当する条件の「連絡先」を読み出し取得したのち(ステップD6)、GPS受信部19から現在の位置情報を取得すると共に(ステップD7)、乗車券情報格納部13Aから乗車券残高を取得し(ステップD8)、更に、定期券情報格納部13Bから有効期限を取得する(ステップD9)。そして、予定駅をその予定タイム以外に利用したことを示す内容の「メッセージ文」に、「現在位置」、「乗車券残高」、「定期券有効期限」を付加したメールを作成してその「連絡先」宛に送信する(ステップD10)。
【0043】
この場合、連絡先側(受手側)の端末画面には、予定駅をその予定タイム以外に利用したことを示すメッセージ文として、例えば、図7に示すように、“090****の携帯電話をお持ちのお客様は、12時00分に駅Bをご利用になりました。”が表示される。このメッセージ文と共に連絡先側の端末画面には、「現在位置」のほかに「定期券有効期限」として、“駅A−駅B、有効です。”が表示され、「乗車券残高」として、“500円です。”が表示される。
【0044】
図12は、予定タイムを過ぎてもその予定駅を利用しなかったことを通報する通報処理Y(図8のステップA12)を詳述するためのフローチャートであり、現在時刻の更新タイミング毎に実行開始される。
先ず、中央制御部11は、RTC22から現在日時を取得すると共に(ステップE1)、この現在日時に基づいて通報有効期間格納部13Dを参照し、現在日時は有効期間の「曜日」、「時間帯」に該当しているかを調べる(ステップE2)。いま、有効期間から外れていれば、この時点で図12のフローから抜けるが、有効期間内であれば(ステップE2でYES)、通報条件格納部13Eから「予定タイム」を読み出し、この「予定タイム」に所定時間(例えば、1分)を加算した「予定タイム+1」と現在日時とを比較し、両者が一致しているか否かに基づいて1分超過の「予定タイム」が通報条件格納部13Eに登録されているか否かを調べる(ステップE3)。
【0045】
すなわち、例えば、「予定駅を遅くとも7時00分までには利用する」のように、「予定タイム」が時刻によって登録されていれば、現在日時が7時01分に到達したかを調べ、また、「予定駅を15時00分〜16時00分の時間帯内で利用する」のように、「予定タイム」が時間帯によって登録されていれば、現在日時が16時01分に到達したかを調べる。このように通報条件格納部13Eに登録されている各「予定タイム」のうち、1分超過の「予定タイム」、言い換えれば、超過直後の「予定タイム」が通報条件格納部13Eに登録されているか否かを調べる。
【0046】
なお、上述したように、「予定タイム」に1分を加算した「予定タイム+1」と現在日時とを比較することによって超過直後の「予定タイム」の有無を判別するようにしたが、現在日時から1分を減算し、「現在日時−1」と「予定タイム」とを比較することによって超過直後の「予定タイム」の有無を判別するようにしてもよい。
いま、超過直後の「予定タイム」が1つも無ければ(ステップE3でNO)、通報の必要がないと認識して図12のフローから抜けるが、該当する「予定タイム」が有れば、この「予定タイム」を通報条件格納部13Eから読み出し(ステップE4)、この「予定タイム」に基づいて利用状況格納部13Cを検索し、該当する利用状況を取得する(ステップE5)。
【0047】
すなわち、「予定タイム」が時刻で登録されている場合には、この時刻を基準とし、この基準時刻から所定時間前(例えば、20分前)までの時間範囲に該当する利用状況を取得する。例えば、駅を遅くとも7時00分までに乗車する場合に、7時00分を基準に、その20分前の6時40分から7時00分までに該当する利用状況として、図3の例では、その1レコード目の“6時55分に駅Aを乗車した”が存在するため、この1レコード目の利用状況を取得する。また、「予定タイム」が時間帯で登録されていれば、この時間帯内に該当する利用状況を取得する。例えば、駅を15時00分〜16時00分の時間帯内に乗車する場合に、図3の例では、その3レコード目の“15時00分に駅Bを乗車した”が存在するため、この3レコード目の利用状況を取得する。
【0048】
このようにして利用状況格納部13Cから取得した利用状況の「駅」、「種別」と該当条件に対応する「駅」、「種別」とを比較することによって両者は一致しているかを判別し(ステップE6)、「駅」、「種別」の何れも一致する場合には、予定タイムにその予定駅をその種別どおりに乗車/降車している場合で通報する必要がないため、この時点で図12のフローから抜けるが、少なくとも「駅」、「種別」の何れかが不一致の場合には、予定タイムを過ぎてもその予定駅をその種別どおりに乗車/降車していない場合であるから、その旨を通報するために各種のデータを取得する。先ず、通報条件格納部13Eから該当する条件の「連絡先」を読み出し取得したのち(ステップE7)、GPS受信部19から現在の位置情報を取得すると共に(ステップE8)、乗車券情報格納部13Aから乗車券残高を取得し(ステップE9)、更に、定期券情報格納部13Bから有効期限を取得する(ステップE10)。
【0049】
そして、予定駅をその予定タイム以外に利用したことを示す「メッセージ文」に「現在位置」、「乗車券残高」、「定期券有効期限」を付加したメールを作成してその「連絡先」宛にメール送信する(ステップE11)。この場合、連絡先側の端末画面には、予定駅をその予定タイムに利用しなかったことを示すメッセージ文として、例えば、図6に示すように、“090****の携帯電話をお持ちのお客様は、6時40分−7時00分に駅Aをご利用になっていません。”が表示される。このメッセージ文と共に連絡先側の端末画面には、「現在位置」のほかに「定期券有効期限」として、“駅A−駅B、有効期限が切れています。”が表示され、「乗車券残高」として、“0円です。”が表示される。
【0050】
以上のように、この実施例においては、交通機関を利用する「予定駅」とその駅を利用する「予定タイム」とが通報条件格納部13Eに記憶管理されている状態において、中央制御部11は、改札ゲート装置8の通過時に非接触通信部20を介して交通機関の利用状況を取得し、この利用状況に基づいて「予定駅」をその「予定タイム」に利用したか否かを判別すると共に、この判別結果を予め設定されている連絡先に対してメール通報するようにすることにより、交通機関を予定どおりに利用しているかを知らせることができ、子供、お年寄りなどのセキュリティ対策としても有効に活用することが可能となる。
【0051】
この場合、予定駅を利用してもその予定タイム以外の利用の場合にその旨をメール通報する通報処理Xを実行したり、予定タイムを過ぎてもその予定駅を利用しなかった場合にその旨をメール通報する通報処理Yを実行するようにすることにより、通学、通勤時のように、交通機関を規則的に利用しているときに、乗車駅、下車駅の改札口を通過しなかったり、遅れて通過したような場合など、規則的な行動パターンから外れたことを通報することができ、何らかの問題が起きた場合であっても音声通話などによって素早い対応が可能となる。
【0052】
通報条件格納部13Eは、「予定駅」と「予定タイム」のほか、予定駅の乗車/降車を示す「利用種別」を記憶管理しており、中央制御部11は、「予定駅」をその「利用種別」で「予定タイム」に利用したか否かを判別するようにすることにより、「予定駅」を利用したとしてもその駅の乗車、降車が逆であれば、予定どおりの利用ではないと判別することができる。
【0053】
中央制御部11は、改札ゲート装置8の通過時に非接触通信部20を介して取得した利用状況(利用駅、利用種別、利用料金)とRTC22から取得した現在日時に基づいて利用レコードを生成して利用状況格納部13Cに追加登録し、この利用状況格納部13Cから利用レコードを読み出すようにすることにより、改札ゲート装置8の通過時以外でも、つまり、現在時刻の更新時でも交通機関を予定どおりに利用しているか否かを判別してその通報を行うことができる。
【0054】
「予定タイム」が時刻を示す情報の場合には、この時刻を基準として、この基準時刻に基づいて特定された所定の時間範囲内に「予定駅」を利用したか否かを判別するようにすることにより、「予定タイム」を時刻によって登録したとしても、時間帯で登録した場合と同様に時間幅をもった判別が可能となる。
【0055】
メール通報を行う場合には、交通機関を予定どおりに利用していないことを示すメッセージ文のほか、「現在位置」、「乗車券残高」、「定期券有効期限」を付加したメールを作成してその「連絡先」宛にメール送信するようにすることにより、この通報の受手側では、「現在位置」、「乗車券残高」、「定期券有効期限」の内容から利用者の行動を推測することができる。例えば、残高不足、定期券の無効で交通機関を利用しなかったのか、駅から遠い場所に居るから乗車が遅れたのかを推測することができ、的確な対応が可能となる。
【0056】
通報有効期間格納部13Dは、交通機関を予定どおりに利用していないことを通報する場合の有効期間として「曜日」、「時間帯」を記憶管理し、通報時に現在日時が有効期間内であれば、通報を行うようにすることにより、例えば、学校が休みである土曜日、日曜日あるいは平日であっても深夜、早朝などのように通報が不要な期間での無用な通報を避けることができる。
【0057】
なお、上述した実施例においては、「予定タイム」を時刻として登録する際に、“遅くとも何時まで”を登録するようにしたが、“早くても何時から”を登録するようにしてもよい。この場合には、当該時刻を基準として、この基準時刻から所定時間後(例えば、20分後)を時間範囲とし、この時間範囲内で「予定駅」を利用したか否かを判別するようにすればよい。また、「予定タイム」を時刻として登録する場合、任意の時間帯の中間値(時刻)を登録するようにしてもよい。例えば、15時00分〜16時00分の中間時刻(15時30分)を「予定タイム」として登録してもよい。この場合には、当該基準時刻「15時30分」から「±30分」を時間範囲とし、この時間範囲内で「予定駅」を利用したか否かを判別するようにすればよい。このように「予定タイム」を時刻として登録しても、時間帯で登録した場合と同様に、時間幅をもった判別が可能となる。
【0058】
上述した実施例においては、改札ゲート装置8の通過時に非接触通信部20を介して取得した利用状況(利用駅、利用種別、利用料金)と、RTC22から取得した現在日時に基づいて利用レコードを生成して利用状況格納部13Cに追加登録するようにしたが、現在日時は、改札ゲート装置8から取得するようにしてもよい。また、通報有効期間をカレンダ情報(年月日・曜日)によって登録するようにしてもよい。
【0059】
更に、通報有効期間のオン/オフを切り替え可能とすると共に、それがオフされているときには通報有効期間が登録されていても、それをキャンセルするようにしてもよい。つまり、通報有効期間の登録有無に拘らず、そのオン/オフを切り替え可能とすることにより、緊急時には、例えば、学校が休みである土曜日、日曜日あるいは深夜、早朝などの時間帯であっても通報を可能としてもよい。この場合、通報有効期間のオン/オフを遠隔操作によって可能とすれば、親側の端末から子供の携帯電話装置1に対してそのオン/オフを何時でも自由に切り替えることができる。
【0060】
交通機関パス機能は、電車を利用する場合に限らず、バス、船、航空機を利用する際の乗車券機能、定期券機能であってもよい。
その他、交通機関パス機能付き携帯電話装置に限らず、例えば、交通機関パス機能付きPDA・電子カメラ・電子腕時計・音楽再生機などの携帯端末装置であっても同様に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】携帯端末装置として適用した携帯電話装置の通信ネットワークシステムを示したブロック図。
【図2】携帯電話装置1の基本的な構成要素を示したブロック図。
【図3】利用状況格納部13Cを説明するための図。
【図4】通報有効期間格納部13Dを説明するための図。
【図5】通報条件格納部13Eを説明するための図。
【図6】連絡先に対してメール通報された内容がその連絡先側に表示された場合の通報画面で、「予定タイム」にその「予定駅」を利用していないことを示す内容の通報画面を示した図。
【図7】連絡先に対してメール通報された内容がその連絡先側に表示された場合の通報画面で、「予定駅」をその「予定タイム」以外に利用したことを示す内容の通報画面を示した図。
【図8】電源投入に伴って実行開始される携帯電話装置1の全体動作の概要を示したフローチャート。
【図9】通報有効期間/通報条件の登録処理(図8のステップA5)を詳述するためのフローチャート。
【図10】乗車券/定期券処理(図8のステップA9)を詳述するためのフローチャート。
【図11】乗車券/定期券処理の終了時に実行開始され、予定駅をその予定タイム以外に利用したことを通報する通報処理X(図8のステップA10)を詳述するためのフローチャート。
【図12】現在時刻の更新タイミング毎に実行開始され、予定タイムを過ぎてもその予定駅を利用しなかったことを通報する通報処理Y(図8のステップA12)を詳述するためのフローチャート。
【符号の説明】
【0062】
1 携帯電話装置
4 携帯無線網
5 メールサーバ
6 インターネット
7 GPS衛星
8 改札ゲート装置
11 中央制御部
12 ROM
13A 乗車券情報格納部
13B 定期券情報格納部
13C 利用状況格納部
13D 通報有効期間格納部
13E 通報条件格納部
14 携帯無線通信部
18 表示部
19 GPS受信部
20 非接触通信部
21 操作部
22 RTC

【特許請求の範囲】
【請求項1】
非接触IC処理機能を交通機関の駅を通過する際の交通機関パス機能として使用する携帯端末装置であって、
交通機関を利用する予定駅とその駅を利用する予定タイムとを記憶管理する予定情報記憶手段と、
交通機関の利用状況を取得する取得手段と、
この取得手段によって得られた交通機関の利用状況に基づいて前記予定駅をその予定タイムに利用したか否かを判別する判別手段と、
この判別手段による判別結果を予め設定されている連絡先に対して通報する通報手段と、
を具備したことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
前記予定情報記憶手段は、交通機関を利用する予定駅とその駅を利用する予定タイムのほか、予定駅の入退場を示す利用種別を記憶管理し、
前記判別手段は、前記予定駅をその利用種別で予定タイムに利用したか否かを判別する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項3】
交通機関パス機能を利用する毎にその利用状況を利用履歴として記憶管理する履歴情報記憶手段を設け、
前記取得手段は、前記履歴情報記憶手段から交通機関の利用状況を取得する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項4】
前記予定タイムは、時刻を示す情報であり、
前記判別手段は、前記予定タイムが時刻を示す情報であれば、当該時刻を基準として、この基準時刻に基づいて特定された所定の時間範囲内に予定駅を利用したか否かを判別する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項5】
前記判別手段は、予定タイムにその予定駅を利用したか否かを判別し、
この判別手段によって予定タイムにその予定駅を利用していないことが判別された場合に、前記通報手段は、予め決められている連絡先に対してその旨を通報する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項6】
前記判別手段は、予定駅をその予定タイムに利用したか否かを判別し、
この判別手段によって予定駅をその予定タイム以外に利用したことが判別された場合に、前記通報手段は、予め決められている連絡先に対してその旨を通報する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項7】
交通機関パス機能は、交通機関の利用料金に応じて更新された残高を記憶管理し、
前記通報手段は、前記残高を含めて通報する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項8】
交通機関パス機能は、利用区間及び利用期間が定められた定期券機能であり、
前記通報手段は、定期券の有効、無効に関する情報を含めて通報する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項9】
現在位置を取得する位置取得手段を設け、
前記通報手段は、前記位置取得手段によって得られた現在位置を含めて通報する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項10】
前記通報の有効あるいは無効を示すために予め任意に設定された設定期間内に現在日時が該当するか否かに基づいて前記通報の実行可否を決定する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項11】
前記設定期間は、時間帯、曜日、時期のうち、少なくともその何れかによって特定された情報である、ことを特徴とする請求項10記載の携帯端末装置。
【請求項12】
コンピュータに対して、
交通機関を利用する予定駅とその駅を利用する予定タイムとを記憶管理する機能と、
交通機関の利用状況を取得する機能と、
取得した交通機関の利用状況に基づいて前記予定駅をその予定タイムに利用したか否かを判別する機能と、
この判別結果を予め設定されている連絡先に対して通報する機能と、
を実現させるためのプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2008−20989(P2008−20989A)
【公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−190262(P2006−190262)
【出願日】平成18年7月11日(2006.7.11)
【出願人】(504149100)株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ (893)
【Fターム(参考)】