説明

撮像装置および撮像方法、並びにプログラム

【課題】マナーモードに設定する操作の時点から音と光の発生を極力抑えるとともに、撮影する画像の画質劣化を抑止する。
【解決手段】マナーモードに設定された場合、ステップS4で全ての音声の出力を禁止する。ステップS5で、AF処理時における補助光の照射を禁止する。ステップS6で、発光部による閃光の照射を禁止する。ステップS7で、ディスプレイの表示を禁止し、EVFによるスルー画像の表示を有効とする。ステップS8で、高感度モードに設定する。ステップS9で、手ブレ補正処理を有効にする。ステップS10で現在、マナーモードに設定されていることをユーザに通知するためのマークを表示させる。このように設定されたマナーモードは、再びマナーモードボタンが押下されるまで継続される。本発明は、マナーモードを備えるデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、フィルムカメラに適用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置および撮像方法、並びにプログラムに関し、特に、音や光の発生を抑えたマナーモード撮影においても画質の劣化を抑止できるようにした撮像装置および撮像方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラには、例えば演奏会や学芸会など音や光の発生を控えるべき場所や状況で撮影するときに適したマナーモードと称する撮影モードが設けられているものがある。
【0003】
このようなデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ(以下、単にカメラとも称する)がマナーモードに設定された場合、設定以降の操作音は消音され、フラッシュライトの照射が禁止されるようになされている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2005−184485号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、マナーモードを有する従来のカメラには、以下のような問題があった。例えば、フラッシュライトを使用しないことによる露出不足によって被写体が暗く写ってしまったり、フラッシュライトを使用しないことによる露出不足を防ぐためにシャッタ速度が遅くなって手ブレが発生してしまったりする画質の劣化、マナーモードに設定する際に操作音が発生してしまったり、ファインダとして機能するディスプレイの表示が明る過ぎるなど、撮影状況においてマナー違反となってしまうことがあった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、マナーモードに設定する操作の時点から音と光の発生を極力抑えるとともに、撮影する画像の画質劣化を抑止できるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面である撮像装置は、撮像時において音または光の少なくとも一方の出力を制限するマナーモードを有する撮像装置において、前記マナーモードを選択するユーザの操作を入力する入力手段と、手ブレに起因する画像劣化を補正する手ブレ補正手段と、前記入力手段によって入力された前記操作に対応して、音または光の少なくとも一方の出力を制限するとともに前記手ブレ補正手段を有効とするマナーモード設定手段とを含む。
【0008】
前記マナーモード設定手段は、さらに、前記入力手段によって入力された前記操作に対応して、露光感度が向上される高感度モードを有効とするようにすることができる。
【0009】
前記マナーモード設定手段は、前記撮像装置の電源がオフの状態において前記入力手段によって前記操作が入力された場合、起動音を出力することなく前記撮像装置の電源をオンとして、音または光の少なくとも一方の出力を制限するとともに、前記手ブレ補正手段を有効とするようにすることができる。
【0010】
本発明の一側面である撮像装置は、前記撮像装置の所在を示す位置情報を取得する取得手段をさらに含むことができ、前記マナーモード設定手段は、取得された前記位置情報にも対応して、音または光の少なくとも一方の出力を制限するとともに前記手ブレ補正手段を有効とするようにすることができる。
【0011】
本発明の一側面である撮像方法は、撮像時において音または光の少なくとも一方の出力を制限するマナーモードを有する撮像装置の撮像方法において、前記マナーモードを選択するユーザの操作を入力し、入力された前記操作に対応して、音または光の少なくとも一方の出力を制限するとともに、手ブレに起因する画像劣化を補正する前記手ブレ補正手段を有効とするステップを含む。
【0012】
本発明の一側面であるプログラムは、撮像時において音または光の少なくとも一方の出力を制限するマナーモードを有する撮像装置を制御するプログラムであって、前記マナーモードを選択するユーザの操作を入力し、入力された前記操作に対応して、音または光の少なくとも一方の出力を制限するとともに、手ブレに起因する画像劣化を補正する前記手ブレ補正手段を有効とするステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
【0013】
本発明の一側面においては、前記マナーモードを選択するユーザの操作に対応して、音または光の少なくとも一方の出力が制限されるとともに、手ブレに起因する画像劣化を補正する前記手ブレ補正手段が有効とされる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の一側面によれば、マナーモードに設定することによって、撮影時の音と光の発生を抑えることができる。また、本発明の一側面においては、マナーモードに設定する操作の時点から音と光の発生を極力抑えるとともに、撮像する画像の画質劣化を抑止することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0016】
本発明の一側面である撮像装置(例えば、図1のデジタルスチルカメラ1)は、マナーモードを選択するユーザの操作を入力する入力手段(例えば、図2のマナーモードボタン33)と、手ブレに起因する画像劣化を補正する手ブレ補正手段(例えば、図1の手ブレ補正部18)と、入力手段によって入力された操作に対応して、音または光の少なくとも一方の出力を制限するとともに手ブレ補正手段を有効とするマナーモード設定手段(例えば、図1のメイン制御部19)とを含む。
【0017】
本発明の一側面である撮像装置は、撮像装置の所在を示す位置情報を取得する取得手段(例えば、図1の位置情報取得部29)をさらに含むことができ、マナーモード設定手段は、取得された位置情報にも対応して、音または光の少なくとも一方の出力を制限するとともに手ブレ補正手段を有効とするようにすることができる。
【0018】
本発明の一側面である撮像方法およびプログラムは、マナーモードを選択するユーザの操作を入力し(例えば、図3のステップS2)、入力された操作に対応して、音または光の少なくとも一方の出力を制限するとともに、手ブレに起因する画像劣化を補正する手ブレ補正手段を有効とする(例えば、図3のステップS4乃至S10)ステップを含む。
【0019】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施の形態であるデジタルスチルカメラの構成例を示している。このデジタルスチルカメラ1は、被写体の光学像に対応する入射光を集束させるレンズ群11と絞り量を調整するアイリス機構部12からなる撮影レンズ10、入射光による露光時間を制限するシャッタ機構部13、光電変換により入射光から画像データを生成するCCD14、画像データに対してサンプリング処理やAGC(Auto Gain Control)処理を行うアナログ信号処理部15、アナログ信号の画像データをデジタル信号の画像データに変換するアナログデジタル変換部(A/D)16、スルー画像生成処理、AF(Auto Focus)処理、AE(Auto Exposure)処理、記録画像生成処理などを行うデジタル信号処理部17、デジタル信号処理部17に内蔵され手ブレが生じた画像データに対して手ブレ補正処理を行う手ブレ補正部18、ROM20に記録されているプログラムを実行することによってデジタルスチルカメラ1の各部を制御するメイン制御部19から構成される。
【0021】
なお、手ブレ補正部18の代わりに、あるいはそれに加えて、手ブレを検出するジャイロセンサなどを設け、ジャイロセンサなどによる手ブレの検出結果に対応して光軸を曲げるシフトレンズを設けるようにしてもよい。
【0022】
メイン制御部19には、制御用プログラムや各種の設定初期値などが記録されているROM(Read Only Memory)20、メイン制御部19のワークエリアとして使用されたり画像データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)21、ユーザからの各種操作を受け付ける操作入力部22、ディスプレイ34およびEVF(Electric View Finder)35(いずれも図2)から成り、スルー画像を表示したり撮影済みの画像を表示したりする表示部23、記録画像生成処理の結果として得られる画像符号化データを記録媒体に記録する記録部24、パーソナルコンピュータやテレビジョン受像機などの電子装置と接続するための外部インタフェース(I/F)25、被写体に閃光を照射する発光部26、CCD14の動作タイミングを制御するタイミングジェネレータ(TG)27、撮影レンズ10を制御するレンズ制御部28、並びに、デジタルスチルカメラ1の所在を表す位置情報を取得する位置情報取得部29が接続されている。
【0023】
撮影レンズ10は、デジタルスチルカメラ1に対して着脱可能であって、焦点距離が異なるものに換装することができる。
【0024】
操作入力部22は、図2に示すような電源ボタン31、シャッタボタン32、マナーモードボタン33などの操作ボタンや、ディスプレイ34の表面に設けられるタッチパネルなどから構成される。
【0025】
電源ボタン31は、デジタルスチルカメラ1の電源をオン・オフするときに押下される。シャッタボタン32は、AF処理およびAE処理を実行させるときに半押しされ、撮影タイミングに全押しされる。
【0026】
マナーモードボタン33は、マナーモードに設定するとき、またマナーモードを解除するときに押下される。なお、マナーモードボタン33が押下されたことに対応する操作音は出力されないようになされている。また、電源がオフの状態でマナーモードボタン33が押下された場合、これに対応して電源がオンとされ、かつ、マナーモードに設定されるよう予め設定することが可能である。この場合、電源オンに伴う起動音は出力されないようになされている。なお、マナーモードボタン33を設ける代わりに、あるいはこれに加えて、所定の音声入力に対応してマナーモードに設定・解除するようにしたり、ディスプレイ34とそれに重量されるタッチパネルによって同等の操作ボタンを実現するようにしてもよい。なお、マナーモードの詳細については後述する。
【0027】
ディスプレイ34には、スルー画像、記録済みの画像データを再生した画像、各種の設定画面などが表示される。EVF35には、スルー画像が表示される。なお、EVF35の代わりに光学式のVF(View Finder)を設けてもよい。
【0028】
図1に戻る。発光部26は、デジタルスチルカメラ1に対して着脱可能であって、発光量を示すガイドナンバや最大発光パルス幅が異なるものに換装することができる。
【0029】
位置情報取得部29は、例えばGPS(Global Positioning System)信号を受信したり、無線LANなどを介して隣接するホットスポットの位置情報を受信し、その信号を位置情報としてメイン制御部19に出力する。メイン制御部19は、位置情報取得部29からの位置情報を、予め登録されているマナーモードに設定すべき場所の位置情報と照らし合わせ、両者が一致した場合、マナーモードに設定するようになされている。また、無線LANなどを介して隣接するホットスポットなどから、デジタルスチルカメラ1がマナーモードに設定されるように制御する制御信号を送信するようにしてもよい。あるいはまた、無線LANなどを介して隣接するホットスポットなどから、デジタルスチルカメラ1が撮影不可能な状態に設定されるように制御する制御信号を送信するようにしてもよい。
【0030】
次に、デジタルスチルカメラ1によるマナーモード設定処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。
【0031】
ステップS1において、メイン制御部19は、位置情報取得部29によって取得される位置情報に基づき、マナーモードに設定すべき場所であるか否かを判定する。位置情報取得部29によって位置情報を取得されなかったり、マナーモードに設定すべき場所ではないと判定された場合、処理はステップS2に進められる。反対に、マナーモードに設定すべき場所であると判定された場合、ステップS2およびS3はスキップされて、処理はステップS4に進められる。
【0032】
ステップS2において、メイン制御部19は、マナーモードボタン33が押下されたか否かを判定する。マナーモードボタン33が押下されていないと判定された場合、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。反対に、マナーモードボタン33が押下されたと判定された場合、処理はステップS3に進められる。なお、マナーモードボタン33が押下されても、それに伴う操作音は発生しない。
【0033】
ステップS3において、メイン制御部19は、現在、マナーモードに設定されているか否かを判定する。現在、マナーモードに設定されていないと判定された場合、マナーモードに設定するため、ステップS4乃至S10の処理が行われる。
【0034】
ステップS4において、メイン制御部19は、各種の操作音や記録した動画像に対応する音声の再生音など全ての音声の出力を禁止する。ステップS5において、メイン制御部19は、AF処理時における補助光の照射を禁止する。ステップS6において、メイン制御部19は、発光部26による閃光の照射を禁止する。ステップS7において、メイン制御部19は、ディスプレイ34によるスルー画像やその他の設定画面などの表示を禁止し、EVF35によるスルー画像の表示を有効とする。なお、ディスプレイ34の表示を完全に禁止するのではなく、ディスプレイ34のバックライトの輝度を低下させるようにしてもよい。
【0035】
ステップS8において、メイン制御部19は、CCD14の感度を高めたり、アナログ信号処理部15におけるAGC処理の増幅利得を高めたりする高感度モードに設定する。ステップS9において、メイン制御部19は、手ブレ補正部18による手ブレ補正処理を有効にする。
【0036】
そして最後に、ステップS10において、メイン制御部19は、現在、マナーモードに設定されていることをユーザに通知するためのマークを表示させる。具体的には、例えば、デジタルスチルカメラ1の背面などに設けたLED(Light Emitting Diode)を点灯させたり、EVF35やディスプレイ34の画面上に所定のアイコンを表示させたりする。この後、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0037】
このようにして設定されたマナーモードは、再びマナーモードボタン33が押下されるまで継続される。
【0038】
すなわち、再びマナーモードボタン33が押下されると、ステップS2からステップS3に処理が進められ、ステップS3において、現在、マナーモードに設定されていると判定されて、処理はステップS11に進められる。ステップS11において、メイン制御部19は、上述したステップS4乃至S10の処理結果を、マナーモード設定前の状態に戻す。
【0039】
具体的には、全ての音声出力の禁止を解除し、AF処理時における補助光の照射の禁止を解除し、発光部26による閃光の照射の禁止を解除し、ディスプレイ34の表示の禁止を解除する。また、高感度モードを解除し、手ブレ補正処理を無効にする。ただし、マナーモード設定前に既に高感度モードに設定されていたり、手ブレ補正処理が有効とされていたりする場合には、マナーモード設定前の状態に戻すようにする。そして、マナーモードに設定されていることをユーザに通知するためのマークの表示を消去する。この後、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0040】
以上で、デジタルスチルカメラ1によるマナーモード設定処理の説明を終了する。
【0041】
以上説明したデジタルスチルカメラ1のマナーモード設定処理によれば、マナーモードに設定された場合、音と光の発生が極力抑えられるので、撮影状況においてマナー違反となることを抑止することができる。またマナーモードに設定された場合、高感度モードに設定されるので、露出不足による画質の劣化を抑止することができ、さらに、手ブレ補正処理が有効とされるので、露出不足を補うためにシャッタ速度が遅くなったとしても、手ブレによる画質の劣化を抑止することができる。
【0042】
なお、マナーモードの複数のパターンを設けるようにしてもよい。例えば、第1乃至3パターンを設け、第1パターンのマナーモードでは、ステップS4乃至S9の全ての処理を行うようにし、第2パターンのマナーモードでは、明るい場所での撮影に適するように、ステップS4乃至S9のうち、ステップS7およびS8の処理を省略するようにし、第3パターンのマナーモードでは、ステップS4乃至S9のうち、ユーザが設定した項目だけを実行するようにする。
【0043】
例えば、音の発生だけを抑えればいいような状況で撮影する場合、第3パターンのマナーモードには、ステップS4乃至S10のうち、ステップS4だけ実行するように設定すればよい。
【0044】
このように第1乃至3パターンのマナーモードを設けた場合、マナーモードボタン33が押下されたときに第1乃至第3パターンのいずれに設定するかを予め選択できるようにする。または例えば、マナーモードボタン33を短く押下したときは第1パターンのマナーモード、マナーモードボタン33を長く押下したときは第2パターンのマナーモード、マナーモードボタン33を短く2度押下したときは第3パターンのマナーモードに設定するなど、マナーモードボタン33の押し方によって設定するマナーモードのパターンを区別するようにする。あるいは、第1乃至3パターンにそれぞれ対応するように、複数のマナーモードボタン33を設けるようにしてもよい。
【0045】
なお、本発明は、本実施の形態のようなデジタルスチルカメラに限らず、ビデオカメラやフィルム式のカメラに適用することが可能である。
【0046】
なお、本明細書において、プログラムに基づいて実行されるステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0047】
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明を適用したデジタルスチルカメラの構成例を示すブロック図である。
【図2】デジタルスチルカメラの背面外観図を示す図である。
【図3】マナーモード設定処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0049】
1 デジタルスチルカメラ, 17 デジタル信号処理部, 18 手ブレ補正部, 19 メイン制御部, 20 ROM, 23 表示部, 26 発光部, 29 位置情報取得部,33 マナーモードボタン, 34 ディスプレイ, 35 EVF

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像時において音または光の少なくとも一方の出力を制限するマナーモードを有する撮像装置において、
前記マナーモードを選択するユーザの操作を入力する入力手段と、
手ブレに起因する画像劣化を補正する手ブレ補正手段と、
前記入力手段によって入力された前記操作に対応して、音または光の少なくとも一方の出力を制限するとともに前記手ブレ補正手段を有効とするマナーモード設定手段と
を含む撮像装置。
【請求項2】
前記マナーモード設定手段は、さらに、前記入力手段によって入力された前記操作に対応して、露光感度が向上される高感度モードを有効とする
請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記マナーモード設定手段は、前記撮像装置の電源がオフの状態において前記入力手段によって前記操作が入力された場合、起動音を出力することなく前記撮像装置の電源をオンとして、音または光の少なくとも一方の出力を制限するとともに、前記手ブレ補正手段を有効とする
請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記撮像装置の所在を示す位置情報を取得する取得手段をさらに含み、
前記マナーモード設定手段は、取得された前記位置情報にも対応して、音または光の少なくとも一方の出力を制限するとともに前記手ブレ補正手段を有効とする
請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
撮像時において音または光の少なくとも一方の出力を制限するマナーモードを有する撮像装置の撮像方法において、
前記マナーモードを選択するユーザの操作を入力し、
入力された前記操作に対応して、音または光の少なくとも一方の出力を制限するとともに、手ブレに起因する画像劣化を補正する前記手ブレ補正手段を有効とする
ステップを含む撮像方法。
【請求項6】
撮像時において音または光の少なくとも一方の出力を制限するマナーモードを有する撮像装置を制御するプログラムであって、
前記マナーモードを選択するユーザの操作を入力し、
入力された前記操作に対応して、音または光の少なくとも一方の出力を制限するとともに、手ブレに起因する画像劣化を補正する前記手ブレ補正手段を有効とする
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−248995(P2007−248995A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−74717(P2006−74717)
【出願日】平成18年3月17日(2006.3.17)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】