説明

放送媒体を介した準独自なコードの配布

他との区別を持つようにされたマルチメディアコンテンツの複製を提供する必要なく、特定のマルチメディアコンテンツの項目が特定のデバイス(14)上でされたことをマルチメディア・コンテンツ・プロバイダが確認することを可能にするための、システム及び方法が開示される。本方法は、埋め込まれたコードを含むマルチメディア信号をレンダリングデバイス(14)で受信する工程と、埋め込まれたコードをマルチメディア信号から抽出する工程と、エンド・ユーザ・コードを得るために、ハッシングアルゴリズムによって、埋め込まれたコードを、レンダリングデバイスに関連するデバイス識別子と共に処理する工程と、エンド・ユーザ・コードをユーザが知覚可能な形式で提示する工程と、を備える。ユーザ知覚可能な形式とは、ディスプレイ上で関連するユーザによって見られる、視覚的なものでもよいし、スピーカーからの聞き取り可能な出力であってもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送媒体を介して準独自なコードを配布するためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
広告とは、一般には特定のスポンサーによる、物、サービス、会社及びアイディアの宣伝活動である。商業的広告媒体は、例えばテレビ広告及びラジオ広告、広告板、新聞、ウェブバナー、雑誌、ストリーミングオーディオ及びストリーミングビデオのコンテンツの開始部分、デジタルビデオディスクとコンパクトディスクとビデオカセットとのプレビュー、などを含む、様々な形を取りうる。テレビコマーシャルは、一般には最も効果的なマスマーケット広告形態だと認識されている。このことは、人気のあるテレビイベントの間のコマーシャル放映時間に対して、テレビネットワークが課す高い価格に反映されている。
【0003】
何年もの間に、広告に対する大衆の認識は否定的になってきた。広告は、広告関係者の利益に、そして結果的に標的の不利益になるように、標的の聴衆をある主張又は信念に従わせ、それに基づいて行動させようとするために、誤った情報を本質的に宣伝する媒体であると、しばしば見なされる。広告は一般的には、事実について直接に主張又は真実ではないことを述べるものとして、或いは標的となる聴衆に、製品又はサービス、若しくはその双方をうまく使うために必要とされる鍵となる情報を伝えることを省くものとして、或いは製品又はサービス、若しくはその双方を現実を反映しない観点で描くもの、或いは製品又はサービス、若しくはその双方が新しい役割を持つような現実を作り上げる物としてさえ、認識されている。
【0004】
驚くことではないが、この認識のために、技術は消費者が放送広告をスキップできるように発展されてきた。ビデオを放送する領域では、例えば、デジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)、TiVo、及びReplay TVなどの技術により、消費者は、例えばテレビ番組の全体に渡って挟まれているコマーシャルをスキップすることを可能になっている。
【0005】
テレビ広告に対するユーザの無関心と戦うために、広告主はインタラクティブなコマーシャルを作り始めている。例えば、あるファストフードチェーンは、DVRユーザが単にコマーシャルをスキップするのではなく、実際にコマーシャルと対話して時間を過ごすように仕向けるテレビ広告を作った。その広告は、DVR上で提供される従来のフレーム毎に進む機能を用いてコマーシャルを見ることによってのみ読み取られ得る「シークレットコード」を含んでいた。一度知られると、そのシークレットコードはそのファストフードレストランのウェブサイトで無料ファストフード商品へのクーポンと引き替えられることが可能であった。
【0006】
この広告戦略に関する1つの問題は、同じシークレットコードが何百万もの視聴者に同時に放送されることである。一人のユーザが、シークレットコードを読み取り、そしてそのシークレットコードを広告を実際には見ていない他人に伝えることを防ぐ仕組みは存在しない。場合によっては、さらなる人々がクーポンを引き替えにレストランに来るように、ファストフードレストランは広告を見ていない人にシークレットコードが渡されることを実際に希望するかもしれないが、多くの場合にはそれぞれの関心を持った個人が放送された素材と実際に対話するという要件を実際に課すことが望ましいだろう。例えば、大きな現金の賞は、ファストフード商品のクーポンよりも更に大きな注目を浴びるだろうが、明らかに受賞者の数は限られるはずである。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、放送ベアラ上であっても、視聴デバイスに対して独自のシークレットコードを効果的に配布するシステム及び方法を提供することにより、先行技術の欠点を克服する。このシステム及び方法により、マルチメディア・コンテンツ・プロバイダは、特定のマルチメディアコンテンツの項目が特定のデバイス上でレンダリングされたということを確認することができる。
【0008】
本発明の1つの態様は、コンテンツの特定の項目がデバイス上でレンダリングされたことをコンテンツプロバイダが確認することを可能にする方法であって、埋め込まれたコードを含むマルチメディア信号を、レンダリングデバイスで受信する工程と、前記埋め込まれたコードを前記マルチメディア信号から抽出する工程と、エンド・ユーザ・コードを得るために、ハッシングアルゴリズムによって、前記埋め込まれたコードを、前記レンダリングデバイスに関連するデバイス識別子と共に処理する工程と、前記エンド・ユーザ・コードをユーザが知覚可能な形式で提示する工程と、を備える方法に関する。
【0009】
本発明の別の態様は、電子レンダリングデバイスであって、前記電子レンダリングデバイスに関連づけられた電子デバイス識別子とハッシングアルゴリズムとを格納するための少なくとも1つのメモリと、埋め込まれたコードを含むマルチメディア信号を、受信するためのインタフェースと、前記インタフェース及び前記メモリと連結され、前記電子デバイス識別子及び前記埋め込まれたコードを組み合わせ、エンド・ユーザ・コードを作るために前記組み合わせを前記ハッシングアルゴリズムにより処理するプロセッサと、前記エンド・ユーザ・コードをユーザが知覚可能な形式で出力するための、前記プロセッサと連結された出力デバイスと、を備えることを特徴とする、電子レンダリングデバイスに関する。
【0010】
本発明の他の態様に従って、電子レンダリングデバイスで使うのに適切な、機械読み取り可能な媒体上に格納されたプログラムが提供される。ここで、前記プログラムが前記電子レンダリングデバイスのメモリに読み込まれ実行されると、マルチメディア信号から埋め込まれたコードの抽出を行い、エンド・ユーザ・コードを得るために、ハッシングアルゴリズムによって、前記埋め込まれたコードを、前記電子レンダリングデバイスに関連するデバイス識別子と共に処理し、前記エンド・ユーザ・コードをユーザが知覚可能な形式で提示する。
【0011】
他の態様に従って、前記コードは前記マルチメディア信号と関連づけられたメタデータ中に埋め込まれている。
【0012】
他の態様に従って、前記埋め込まれたコードは、暗号化されている。
【0013】
他の態様に従って、前記デバイス識別子は、前記レンダリングデバイスのメモリ中に電子的に格納されている。
【0014】
他の態様に従って、前記デバイス識別子は、前記レンダリングデバイスに関連付けられたシリアル番号及び前記レンダリングデバイスに関連づけられた電話番号からなる集合から選択される。
【0015】
他の態様に従って、前記埋め込まれたコード及び前記デバイス識別子は、前記エンド・ユーザ・コードを得るための前記ハッシングアルゴリズムによって処理するのに先立って、組み合わせられる。
【0016】
他の態様に従って、前記ハッシングアルゴリズムは、MD2、MD4、MD5、SHA−1、SHA−2、SHA−256、SHA−384、SHA−512、RIPEMD−128、RIPEMD−160、RIPEMD−256、RIPEMD−320、PANAMA又はTIGERからなる集合から選択される。
【0017】
他の態様に従って、前記レンダリングデバイスはデジタル・ビデオ・レコーダである。
【0018】
他の態様に従って、前記レンダリングデバイスは可搬通信デバイスである。
【0019】
他の態様に従って、前記エンド・ユーザ・コードを提示する工程は、前記レンダリングデバイスに関連するディスプレイ上に視覚的に表示される。
【0020】
他の態様に従って、前記エンド・ユーザ・コードを提示する工程は、前記レンダリングデバイスと関連するスピーカーを介して、聴き取り可能に出力される。
【0021】
他の態様に従って、関連するリモートサーバで前記エンド・ユーザ・コードを認証することを含む。
【0022】
他の態様に従って、前記認証工程は、関連するユーザが前記エンド・ユーザ・コードと前記デバイス識別子を、前記関連するリモートサーバによる認証のために、関連するインターネットウェブサイト上で入力することを含む。
【0023】
他の態様に従って、前記レンダリングデバイスは、デジタル・ビデオ・レコーダ、セルラ電話、MP−3プレイヤ、又はビデオカセットプレイヤからなる集合から選択される1つである。
【0024】
他の態様に従って、前記出力デバイスは、前記電子レンダリングデバイスと通信可能に連結されるディスプレイである。
【0025】
他の態様に従って、前記出力デバイスは、前記電子レンダリングデバイスと通信可能に連結されるスピーカーである。
【0026】
他の態様に従って、前記出力デバイスは、前記電子レンダリングデバイスと統合して設置されている。
【0027】
以下の図面及び詳細な説明を検討すると、当業者には、本発明の他のシステム、デバイス、方法、機能、及び利点が、明らかであるか、明らかとなるだろう。全てのそのような追加的なシステム、方法、機能、及び利点が、本明細書に含まれ、本発明の範囲内であり、添付の請求の範囲により保護されることが意図されている。
【0028】
「備える(comprise/comprising)」という用語は、本明細書で用いられる時に、述べられた特徴、整数、工程又は構成要素の存在を明記するために使われるが、1以上の機能、整数、工程、構成要素又はそれらの集合の存在又は追加を排除しないことが、強調されるべきである。
【0029】
「電子装置」という用語は、可搬無線通信装置を含む。「電子無線通信装置」という用語は、本書では以下で移動無線端末と呼ぶが、移動電話、ベージャ、通信機、すなわち電子オーガナイザ、携帯情報端末(PDA)、可搬通信装置、若しくはスマートフォンなどのような、全ての装置を含む。
【0030】
本発明の上述の及び他の実施形態が、図面を参照してこれより述べられる。図の要素は一定の縮尺である必要はなく、重点は代わりに本発明の本質を明確に図示することに置かれている。同様に、ある図に描かれている要素及び特徴が、追加の図に描かれている要素及び特徴と組み合わされてもよい。更に図面では、同様の参照番号は、いくつかの図面を通して、対応する部分を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
本発明は、マルチメディア・コンテンツ・プロバイダが、他との区別を持つようにされたマルチメディアコンテンツの複製を提供する必要なく、ある特定のマルチメディアコンテンツの項目がある特定のデバイス上でレンダリングされたことを確認することを可能にする、システム及び方法を提供する。放送又はばらまかれる複製、若しくはその双方は、パーソナライズされたコンテンツのブロックを提供するよりもずっと効率的であるために、本発明には、多くの潜在的な応用例がある。例えば、本発明は幅広い種類のメディア(例えば、テレビ、デジタル・マルチメディア・コンテンツ、ラジオ、ストリーミングビデオ、ストリーミングオーディオ、DVD、CD、及びビデオカセットなど)に適用可能である。本発明は、放送又は他との区別を持たない複製の配布により入手可能なマルチメディアコンテンツのある特定の項目が、ある特定のデバイスにより視聴され(レンダリングされ)たことを証明し、又は確認する(本書では「認証」とも呼ばれる)ためのシステム及び方法を提供する。
【0032】
図1を参照すると、例としての通信システム10が表されている。通信システム10は、マルチメディアソース12、レンダリングデバイス14、及び出力デバイス16を含む。マルチメディアソース12は、メディアのどのようなソースであってもよい。例えば、メディアソース12はアナログテレビ信号又はデジタルテレビ信号の形の放送メディア、アナログオーディオ信号又はデジタルオーディオ信号、ストリーミングビデオ、ストリーミングオーディオ、ラジオ、衛星ラジオ、DVD、CD、及びビデオカセットなどを含んでいてもよい。レンダリングデバイス14は、直接にユーザに知覚可能な形で、若しくはユーザに知覚されるためにその信号を復号する他のデバイスを必要とする形で、又はその双方の形でマルチメディアをレンダリングすることが可能などんな種類のデバイスであってもよい。例としてのレンダリングデバイスは、例えばDVR、DVDプレイヤ、CDプレイヤ、MP3プレイヤ、セルラ電話、ビデオカセットプレイヤ、ラジオ、衛星ラジオ受信機等を含む。出力デバイス16は、受信した信号をユーザが知覚可能な形式で出力することが可能な、どんな種類のデバイスであってもよい。例えば、出力デバイス16はテレビ、コンピュータディスプレイ、セルラ電話ディスプレイ、スピーカー、発光ダイオード等であってもよい。ユーザが知覚可能な形式とは、例えば、画像、文章、聴き取り可能な指示等を含んでもよいことを、当業者は容易に理解するだろう。図1の破線で図示されるように、再生デバイス14が、統合ユニット中で出力デバイス16と組み合わせられてもよいこともまた、当業者は理解するだろう。
【0033】
上述の例はテレビ放送に向けられた応用を示しているが、本発明は特にマルチ・モード・デバイス、例えばテレビ/ビデオ復号能力を備える移動無線端末のような電子装置に、特に適用可能である。例えば、図2に示されるように、通信システム20は、可搬通信デバイス、移動電話、及び衛星ラジオ受信機、などのような複数の移動無線端末24の間の音声通信若しくはデータ転送、又はその双方のような通信を容易にする、移動セルラ電話ネットワークのようなモバイルネットワーク22を含む。通信システム20は、ネットワークインフラストラクチャ26を含む。ネットワークインフラストラクチャ26のある部分は、本発明の態様と関連して、移動無線端末によって使用され、若しくはアクセスされる。移動無線端末24は、アドバンスト・モバイル・フォン・サービス(AMPS)、デジタル・アドバンスト・モバイル・フォン・サービス(D−AMPS)、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM)、又は符号分割多元接続(CDMA)などを含むが、これらに限られないあらゆる適切な通信標準に従って、他の移動無線端末同士と、又はネットワークインフラストラクチャと、あるいはその双方と対話してもよい。言い換えると、本発明を特定の通信システム設計、構造、又は通信標準に限定することなく、本発明の態様を説明する目的で、通信システムが図2に示されている。
【0034】
ネットワークインフラストラクチャ26は、概して番号28で示される1以上のアプリケーションサーバと、アプリケーションサーバ28によってアクセス可能な、又はそうでなければ使用可能な、データを格納するためのメモリのような格納デバイス30とを含む。少なくとも1つのアプリケーションサーバは、マルチメディアサーバ32である。マルチメディアサーバ32は、モバイルネットワーク22を介して、1以上の移動無線端末24へとマルチメディアコンテンツを放送することが可能である。マルチメディアサーバ32を含むアプリケーションサーバ28は、通信システムにおいて1以上の異なる機能を提供できる、コンピュータサーバである。
【0035】
図3を参照すると、本発明の態様に従って、例としての電子装置50が示されている。例としての実施形態における電子装置50は移動電話であって、移動電話50として参照される。移動電話50は「ブリック」又は「ブロック」デザインタイプのハウジングを持つものとして示されているが、クラムシェルハウジング、又はスライドタイプのハウジングのような、他の種類のハウジングが、本発明の範囲を逸脱することなく、使われてもよいことが、理解されるだろう。
【0036】
図3に示されるように、電子装置50は、ユーザが容易にかつ効率的に1以上の通信タスク(例えば、連絡先を特定する、連絡先を選択する、電話呼を発する、電話呼を受ける、エンド・ユーザ・コードを表示する、エンド・ユーザ・コードを音によって聞く、等)を実行することを可能にするユーザインタフェース52(点線で示される)を含んでもよい。電子装置50のユーザインタフェース52は、一般的には1以上の、以下に示す構成要素を含む:ディスプレイ54、英数字キーパッド56、ファンクションキー58、ナビゲーションツール59、スピーカー60、及びマイクロホン62。
【0037】
移動電話50は、ディスプレイ54を含む。ディスプレイ54は、動作状態、時刻、電話番号、連絡先情報、様々なナビゲーションメニュー、1以上の機能の状態、等のような情報をユーザに対して表示し、ユーザが移動電話50の様々な機能を利用することを可能にする。ディスプレイ54は、移動電話50によってアクセス可能なコンテンツを視覚的に表示するために、また本発明の態様に従ってエンド・ユーザ・コードを表示するためにも、利用されてもよい。表示されるコンテンツは、移動電話50のメモリ64(図4)にローカルに格納された、若しくはリモートに格納されていて(例えば、遠隔地にある格納デバイス、メールサーバ、遠隔地にあるパーソナルコンピュータ等から)移動電話50にダウンロードされた、又はその双方である、電子メールメッセージ、オーディオプレゼンテーション、又はビデオプレゼンテーション、若しくはその全て、を含んでもよい。そのようなプレゼンテーションは、例えば、リモート・ウェブ・サーバに格納されているマルチメディアファイルから得られたり、電子メールメッセージ等を介して受信されたりしてもよい。マルチメディアファイルは、どのような種類のマルチメディアコンテンツ(例えば、ビデオ、オーディオ、グラフィック、歌、映画、テレビ放送、ラジオ放送、衛星ラジオ放送等)を含んでいてもよい。エンド・ユーザ・コードを含む、そのようなプレゼンテーションのオーディオ要素は、移動電話50のスピーカー60で、ユーザに対して放送されてもよい。代わりに、オーディオ要素はヘッドセットスピーカー(不図示)を介してユーザに対して放送されてもよい。
【0038】
移動電話50は更に、様々なユーザ入力操作を提供するキーパッド56を含む。例えば、キーパッド56は、ユーザフレンドリーな連絡先のID、電子メールアドレス、配布リスト、電話番号、電話帳、連絡先情報、ノート、等のような英数字情報の入力を可能にする英数字キーを含んでいてもよい。更に、キーパッド56は典型的には、電子メールを送信し、呼を開始又は呼に応答するための「呼送信」キー、及び呼を終了するため又は呼を「切る」ための「呼終了」キーのような、特別なファンクションキーを含んでいてもよい。特別なファンクションキーは、例えばディスプレイ54に表示されたメニューの中をナビゲートして、電話の様々な機能、プロファイル、設定等を従来通りに選択するための、メニューナビゲーションキーも含んでいてよい。移動電話50と関連づけられた他のキーは、音量キー、音声消音キー、電源オン/オフキー、ウェブブラウザ起動キー、電子メールアプリケーション起動キー、カメラキー、等を含んでいてもよい。キー又はキーライクな機能は、ディスプレイ54と関連づけられたタッチスクリーンとして具体化されてもよい。
【0039】
移動電話50は、移動電話50が呼を確立し、電子メールメッセージを送信若しくは受信又はその双方をし、マルチメディアコンテンツをダウンロードし、又は典型的には他の移動電話又は固定電話である着呼/発呼したデバイスと信号を交換し、若しくはその全てをすることを可能にする、従来からの呼回路も含む。しかし、着呼/発呼デバイスは他の電話である必要はなく、インターネット・ウェブ・サーバ、電子メールサーバ、コンテンツを提供するサーバ等のような、他の何らかの電子デバイスであってもよい。
【0040】
図4を参照すると、移動電話50の機能的ブロック図が図示されている。移動電話50は、移動電話50の機能及び動作の全体的な制御を実行するように構成された主制御回路70を含む。制御回路70は、CPU、マイクロコントローラ又はマイクロプロセッサのような、処理デバイス72を含んでいてもよい。処理デバイス72は、移動電話50の動作を実行するために、制御回路70内のメモリ(不図示)若しくはメモリ64のような独立なメモリ、又はその双方に格納されたコードを実行する。処理デバイス72は、概して本書に開示された全ての機能を実行するためのコンピュータコードを実行するように動作可能である。
【0041】
メモリ64は、どんな適切なメモリデバイスであってもよい。例えば、メモリ64は、例えばランダム・アクセス・メモリ、リード・オンリー・メモリ、バッファ、フラッシュメモリ、ハードドライブ、取り外し可能媒体、揮発メモリ、若しくは不揮発メモリ、又は以上の組み合わせであってもよい。本書に記述される様々な機能を実行するために、メモリ24は、本書に記述される機能を達成するための1以上のコンピュータアプリケーション66(又は、サブアプリケーション)を含んでいてもよい。例えば、以下で詳細に述べられるように、コンピュータアプリケーション66は、マルチメディアコンテンツに埋め込まれたコードを抽出してハッシングアルゴリズムを実行するための、コンピュータコードを含んでもよい。
【0042】
続けて図3及び図4を参照する。移動電話10は、無線回路76と連結されたアンテナ74を含む。無線回路76は、従来と同じように、アンテナ74を介して信号を送信及び受信するための、ラジオ波送信機及び受信機を含む。移動電話50は一般的には、セルラ電話ネットワーク上での音声通信、インターネット通信、若しくは電子メール通信、又は以上の組み合わせのために、無線回路76及びアンテナ74を用いる。移動電話50は更に、無線回路36によって送信される/無線回路36から受信した音声信号を処理するための音声信号処理回路78を含む。従来通りに移動電話60を介してユーザが聞き、話すことを可能にするスピーカー60及びマイクロホン62が、音声処理回路78と連結される。無線回路76及び音声処理回路78は、全体の動作を行うように、それぞれが制御回路70と連結されている。本発明はマルチメディアコンテンツを受信するための無線回路76を用いて記述されているが、マルチメディアコンテンツは、移動電話(又は他の電子装置)が適切なインタフェースアダプタを持っているなら、例えば802.11互換のインタフェース、WiMax、Bluetooth等を含む他のインタフェースを介して、移動電話(又は他の電子デバイス)にダウンロードされてもよいことを当業者は容易に理解するだろう。
【0043】
移動電話50は、制御回路70に連結された、先に述べたディスプレイ54及びキーパッド56も含む。移動電話50は、更にI/Oインタフェース82を含む。I/Oインタフェース82は、移動電話50の底のマルチ・エレメント・コネクタのような、典型的な移動電話I/Oインタフェースの形であってもよい。典型的なように、I/Oインタフェース82は、移動電話50中の電気供給ユニット(PSU)84を充電するために、移動電話50をバッテリー充電器に連結するために使われてもよい。更に、又は代わりに、I/Oインタフェース82は移動電話50を、有線接続されたパーソナル・ハンズフリー・アダプタに接続するために、又はデータケーブルを介してパーソナルコンピュータ又は他のデバイス等に接続するために、働いてもよい。移動電話50は、タイミング機能を実行するために、タイマ86を含んでいてもよい。そのような機能は、呼の継続時間の測定、タイムスタンプ及び日付スタンプの中身の生成、等を含んでもよい。
【0044】
移動電話50は、デジタル写真を撮るためのカメラ86のような、様々な備え付けのアクセサリを含んでもよい。写真に対応する画像ファイルは、メモリ64に格納されてもよい。ある実施形態では、移動電話50は、全地球測位衛星(GPS)受信機、又はガリレオ衛星システム受信機などのような、位置データ受信機(不図示)を含んでもよい。
【0045】
本発明に合致する一例としての方法100が、図5に図示される。ステップ102において、埋め込まれたコードと共にマルチメディアコンテンツが提供される。一般的には、放送通信に関連する効率性のために、独自のコードがそれぞれのレンダリングデバイスに送られることは不可能である。代わりに、単一のコード(本書では「マスタコード」若しくは「コード」、又はその両方で呼ばれる)が、マルチメディアコンテンツに埋め込まれる。マスタコードは、どんな望ましい方法によってマルチメディアコンテンツに埋め込まれてもよい。コードの埋め込みに関する唯一の要件は、適切なレンダリングデバイスがそのコードを認識し、それを抽出することができることである。マスタコードをマルチメディアコンテンツ中に埋め込む、典型的な方法は、例えばマスタコードをファイルヘッダ中に埋め込むことと、マルチメディアオブジェクトと関連するメタデータを含むことを可能にする形でマスタコードを埋め込むことと、を含む。当業者は、マスタコードがアナログマルチメディアコンテンツと共に配布されてもよいことを容易に理解するだろう。アナログコンテンツと共にデータを配布するための典型的な技術には、(アナログラジオのRDS、テレビのクローズドキャプショニング、等)が含まれる。
【0046】
マスタコードがマルチメディアコンテンツの再生における特定の時刻又は時間範囲と関連づけられるようなやり方で、マスタコードを埋め込む技術を、マルチメディア・データ・フォーマットが提供することが好ましい。このやり方では、マスタコードは短い時間の間だけ、使用可能であってもよい。更に、いくつかのアプリケーションのためには、レンダリングデバイスの外部でマスタコードが容易にはマルチメディアコンテンツから分離されることができないように、マスタコードを暗号化することが望ましいかもしれない。当業者なら理解するように、この暗号化は、マルチメディアコンテンツ自体の暗号化と共に行われてもよいし、独立に実行されてもよい。
【0047】
ステップ104において、マスタコードを認識することが可能なレンダリングデバイスが、ステップ52から供給される、埋め込まれたマスタコードを持つマルチメディアコンテンツを受信する。上述のように、レンダリングデバイスはどんな適切なインタフェース(例えばセルラ無線回路76、WLANアダプタ、Bluetoothアダプタ等)からマルチメディアコンテンツを受信してもよい。レンダリングデバイスはマスタコードを抽出し、以下で述べるように予め決められた方法で、マスタコードを処理する。
【0048】
ステップ106で、マスタコードはデバイス識別子と組み合わせられる。デバイス識別子は、デバイスと関連する少なくとも1つの属性を特定することが可能な、どんな種類の識別子であってもよい。典型的なデバイス識別子は、デバイスシリアル番号、型式番号、電話番号、コンタクト名、製造者名、等を含んでもよい。その結果として生じる組み合わせは、ハッシングアルゴリズムを用いて処理される。どんなハッシングアルゴリズムであっても、本発明に従って使われてよい。典型的なハッシングアルゴリズムは、MD2、MD4、MD5、SHA−1、SHA−2、SHA−256、SHA−384、SHA−512、RIPEMD−128、RIPEMD−256、RIPEMD−320、PANAMA、若しくはTIGER、又はそれらの組み合わせを含む。このステップの結果は、レンダリングデバイスとハッシングアルゴリズムに依存する、独自の又は準独自のコード(「エンド・ユーザ・コード」)であるかもしれない。埋め込まれたコード若しくはデバイス識別子、又はその双方の抽出及び処理は、メモリ64中に位置する1以上のコンピュータプログラム又はサブプログラム又はその双方66で起きてもよいことを、当業者なら容易に理解するだろう。
【0049】
ステップ108では、エンド・ユーザ・コードが、ユーザが知覚可能な形式で、エンドユーザに提示される。ユーザが知覚可能な形式とは、目に見えても、聴き取り可能でも、又は目に見える形式及び聴き取り可能な形式の組み合わせであってもよい。例えば、ビデオプレイヤレンダリングデバイスは、ビデオ画像上に重畳された、或いは、エンド・ユーザ・コードを表示するためのビデオ画像の特別な領域中にフォーマットされた、数字コードを表示するようにプログラムされているかもしれない。。エンド・ユーザ・コードは、表示が英数字文字になりうるように、英数字文字に相当するように設計されていてもよい。エンド・ユーザ・コードはまた、オーディオ出力を介して再生されうる発言に変換されてもよい。エンド・ユーザ・コードの提示は、エンドユーザがエンド・ユーザ・コードにアクセスする方法を可能にするどんな適切な方法であってもよく、詳細はアプリケーションに依存してもよいことを、当業者は容易に理解するだろう。
【0050】
ハッシングアルゴリズムは、事実上一方向の機能である。ハッシングプログラムによって値が処理され、他の値が出力される。多くの場合、ハッシングアルゴリズムの正確な詳細が知られている場合さえも、ハッシングアルゴリズムの出力値のみに基づいて、入力値を得ることは事実上不可能である。マスタコードをデバイス識別子と組み合わせることの効果は、ハッシングアルゴリズムから、概ね独自の出力を生成することにあり、その出力は2つの望ましい特徴を持つ:(1)マスタコードについての情報を少ししか提供しないか、全く提供しない、(2)マスタコードの知識を持つ何者かに対して、マスタコードが特定のデバイスによって処理されていることを確認するための、容易な手段を提供する。
【0051】
例えば、上述のファストフードレストランの先行例は、以下の方法で本願の発明を用いて、強化され、実施されることができる。この例は、電子デバイス(例えばDVR、移動電話等)が、上述のように、マルチメディアコンテンツに受け込まれたマスタコードを抽出し、マスタコードを適切なハッシングアルゴリズムで処理するように適切にプログラムされていることを仮定する。視聴者A及びBは、別々の対応DVRを持つ別々のテレビで、同じマルチメディアコンテンツを見ている。マスタコードを埋め込まれたマルチメディアコンテンツは、対応DVR(それぞれが異なったデバイス識別子を持つ)によって別々に処理される。それぞれの対応DVRは、マスタコード及びデバイス識別子をハッシングアルゴリズムによって処理し、対応するエンド・ユーザ・コードが視聴者Aの、及び視聴者Bのテレビに表示される。そのエンド・ユーザ・コードは、同一ではなく、別個のものである。
【0052】
視聴者A及びBはその時、広告と関連したウェブサイトにログオンするように求められてもよい。ログオンした時に、視聴者は自分の対応DVR上に表示されたエンド・ユーザ・コードと、自分の対応DVRに関連づけられたデバイス識別子とを入力することを求められる。当業者なら理解するだろうが、デバイス識別子は視聴者の電話番号(アルゴリズムによって自動的にアクセスされるように、対応DVR中にプログラムされている)、対応DVRのシリアル番号の一部、又はハッシングアルゴリズムが使うための対応DVR中に格納された他の概ね独自のいかなる番号であってもよい。マスタコードの知識を持つ関連づけられたウェブサイト・サーバ・アプリケーションは、視聴者の対応DVR上で行われた処理(例えば、マスタコードをデバイス識別子と組み合わせ、その組み合わせをハッシングアルゴリズムによって処理する)を簡単に繰り返すことができる。もし結果が報告されたプロモーションコードと同じなら、合っていることが確認される。もし結果がプロモーションコードとは違っているなら、合っていないことが確認される。
【0053】
もし広告主が、視聴者が視聴者の独自なデータ(例えば、視聴者のエンド・ユーザ・コード、デバイス識別子、電話番号等)を他人と共有することを懸念するのなら、アプリケーションサーバは、同一のデバイス識別番号を与える将来の問い合わせを拒絶するようにプログラムされることができる。このように、広告主のウェブサイトへのそれぞれの申込者は、実際に自分自身のレンダリングデバイス上でマルチメディアコンテンツを見ていなければならない。
【0054】
ハッシングアルゴリズム及び、マスタコードとデバイス識別子とのハッシング前の組み合わせ方法の詳細は、どんな望ましい技術によっても得ることができる。例えば、マスタコードとデバイス識別子とは、連結によって組み合わされてもよい。特定のアプリケーションに依存して異なった重要度となるかもしれない2つの特徴を最適化するためには、他のずっと複雑な組み合わせも望ましいかもしれない。第1の特徴とは、処理の非可逆性である。どんな特定のハッシュ出力に対しても、それを生成し得た入力はいくつかあるということは一般的には正しいのだが、いくつかのハッシングアルゴリズムは、本質的に他のものよりも逆に戻すことが難しい。これは、もし入力長が可変であり、そして無限の数の入力が特定の出力を生成できる可能性がある場合に、特に正しい。この特徴は、このシステムのユーザがマスタコードを完全に秘密に保つことに、どれだけの価値を置くかによって、より重要であったり重要ではなかったりするかもしれない。第2の特徴は、出力の見かけの「ランダム性」である。複数の入力が同じ出力を生成することができるために、2人の異なった視聴者のテレビが全く同じエンド・ユーザ・コードを表示する可能性がいくらかある。このことが起こる可能性は、ハッシングアルゴリズムと、マスタコードをデバイス識別子と組み合わせるために用いられる技術とを慎重に選択することによって、調節されうる。多くのアプリケーションは、重複の出力となる割合が非常に低いことを要求しないだろう。重複の出力があったとしても、認証工程は上述のものと同じである。例えば、それぞれの視聴者は関連づけられたウェブサイトにログオンし、自分のエンド・ユーザ・コードと自分独自のデバイス識別子番号とを入力するだろう。広告主のアプリケーションサーバは入力された情報が合っているかどうかを確認し、それぞれの視聴者は正しく認証されるだろう。もし、マルチメディアコンテンツを見ていない他の人が、同じエンド・ユーザ・コードを、自分自身のデバイス識別子(例えばシリアル番号、電話番号等)と共に提出することを試みるなら、彼又は彼女は認証工程に失敗しそうである。
【0055】
マスタコードと組み合わせて正しいエンド・ユーザ・コードを生み出すデバイス識別子を、誰かが推定するかもしれないという問題は、実質的に削減される。この可能性は、アプリケーションに依存して、無視できる大きさにまで、容易に減少されることができる。
【0056】
発明の詳細な実施形態が、本書に開示される。当業者なら、本発明が他の環境で他の応用例を持ってもよいことを容易に理解するだろう。実際、多くの実施形態及び実施が可能である。以下の請求項は、本発明の範囲を上述の特定の実施形態に限定することを、全く意図していない。更に、あらゆる「する手段(means for)」との叙述は、要素及び請求項のミーンズ・プラス・ファンクション解釈を喚起することを意図しており、特別に「する手段(means for)」との叙述を使っていないあらゆる要素は、代わりに請求項が「意味する(means)」との単語を含んでいるとしても、ミーンズ・プラス・ファンクション要素として解釈されることを意図されてはいない。明細書は方法の工程を特定の順番で起きるように列挙しているが、これらの工程はどんな順番で実行されても、又は同時に実行されてもよいことに留意すべきである。
【0057】
本発明のコンピュータプログラム要素は、ハードウェア若しくはソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード、等を含む)又はその双方中に具体化されてもよい。本発明は、命令実行システムが又は命令実行システムと共に使うために媒体中に収録された、コンピュータ利用可能な又はコンピュータ読み取り可能なプログラム命令、「コード」又は「コンピュータプログラム」を持つ、コンピュータ利用可能な又はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体によって具体化されうる、コンピュータプログラム製品の形を取ってもよい。本明細書の文脈では、コンピュータ利用可能な又はコンピュータ読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置、若しくはデバイスが使うための又はこれらと共に使うための、プログラムを、含み、格納し、通信し、伝搬し、又は運ぶことが可能な、どんな媒体であってもよい。コンピュータ利用可能な又はコンピュータ読み取り可能な媒体は、例えば電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線の、若しくは半導体の、システム、装置、デバイス、又はインターネットのような伝搬媒体であってもよいが、これらに限定されない。なお、コンピュータ利用可能な又はコンピュータ読み取り可能な媒体は、紙又はプログラムが印刷される他の適切な媒体ですらよい。なぜなら、プログラムは、例えば紙又は他の媒体の光学的なスキャニングにより電子的に取り込まれることが可能であり、続いてコンパイル、解釈、あるいは適切な方法で処理されることが可能だからである。コンピュータプログラム製品及び本書に記述されたいかなるソフトウェア及びハードウェアも、例としての実施形態における発明の機能を実施するための様々な手段を構成する。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】、
【図2】本発明の態様に従う通信システムの、典型的なブロック図である。
【図3】本発明の態様に従う移動電話の、典型的なブロック図である。
【図4】本発明の態様に従う移動電話の、典型的な概略図である。
【図5】本発明の態様に従う方法の、典型的なフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツの特定の項目がデバイス上でレンダリングされたことをコンテンツプロバイダが確認することを可能にする方法であって、
埋め込まれたコードを含むマルチメディア信号をレンダリングデバイス(14)で受信する工程と、
前記埋め込まれたコードを前記マルチメディア信号から抽出する工程と、
エンド・ユーザ・コードを得るために、ハッシングアルゴリズムによって、前記埋め込まれたコードを、前記レンダリングデバイス(14)に関連するデバイス識別子と共に処理する工程と、
前記エンド・ユーザ・コードをユーザが知覚可能な形式で提示する工程と、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記コードが前記マルチメディア信号と関連づけられたメタデータ中に埋め込まれていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記埋め込まれたコードが、暗号化されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記デバイス識別子が、前記レンダリングデバイスのメモリ中に電子的に格納されていることを特徴とする、請求項1乃至3の何れか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記デバイス識別子が、前記レンダリングデバイスに関連付けられたシリアル番号、及び前記レンダリングデバイスに関連づけられた電話番号からなる集合から選択されることを特徴とする、請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記レンダリングデバイス(14)が、デジタル・ビデオ・レコーダ、セルラ電話、MP−3プレイヤ、ビデオカセットプレイヤ、及びデジタル・ビデオ・レコーダからなる集合から選択されるものであることを特徴とする、請求項1乃至5の何れか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記レンダリングデバイスが、可搬通信デバイス(24)であることを特徴とする、請求項1乃至6の何れか1項に記載の方法。
【請求項8】
関連するリモートサーバ(26)において、関連するユーザが前記エンド・ユーザ・コードと前記デバイス識別子とを、前記関連するリモートサーバによる認証のための関連するインターネットウェブサイト上で入力することによって、前記エンド・ユーザ・コードを認証する工程を更に含むことを特徴とする、請求項1乃至7の何れか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記レンダリングデバイスが、デジタル・ビデオ・レコーダ、セルラ電話、MP−3プレイヤ、及びビデオカセットプレイヤからなる集合から選択されるものであることを特徴とする、請求項1乃至8の何れか1項に記載の方法。
【請求項10】
電子レンダリングデバイス(14)であって、
前記電子レンダリングデバイスに関連づけられた電子デバイス識別子とハッシングアルゴリズムとを格納するための少なくとも1つのメモリ(64)と、
埋め込まれたコードを含むマルチメディア信号を、受信するためのインタフェースと、
前記インタフェース及び前記メモリと連結され、前記電子デバイス識別子及び前記埋め込まれたコードを組み合わせ、エンド・ユーザ・コードを作るために前記組み合わせを前記ハッシングアルゴリズムにより処理するプロセッサ(72)と、
前記エンド・ユーザ・コードをユーザが知覚可能な形式で出力するための、前記プロセッサと連結された出力デバイス(16)と、
を備えることを特徴とする、電子レンダリングデバイス。
【請求項11】
前記電子デバイス識別子は、前記レンダリングデバイス(14)に関連づけられたシリアル番号、及び前記レンダリングデバイス(14)に関連づけられた電話番号からなる集合から選択されることを特徴とする、請求項10に記載の電子レンダリングデバイス(14)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−539310(P2009−539310A)
【公表日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−513126(P2009−513126)
【出願日】平成18年11月20日(2006.11.20)
【国際出願番号】PCT/US2006/044881
【国際公開番号】WO2007/139579
【国際公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
2.Bluetooth
【出願人】(502087507)ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】