説明

水溶性CC−1065類似体及びその接合体

本発明は、DNA結合アルキル化試剤CC−1065の新規な類似体及びそのコンジュゲートに関する。さらに、本発明は、前記試剤及びその接合体を調製するための中間体に関する。接合体は、前記DNAアルキル化試剤の1つ又は複数を選択的に送達し且つ/又は制御放出するために、1つ又は複数の活性化段階の後に、且つ/又は接合体によって制御された速度及び期間で、その(複数の)ペイロードを放出するように設計される。上記試剤、接合体及び中間体は、望ましくない(細胞)増殖を特徴とする病気を治療するために用いることができる。例としては、本発明の試剤及び接合体は腫瘍の治療に用いることができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)若しくは(II)の化合物
【化1】

(式中、
はハロゲン及びOSOから選択され、但し、Rは、置換されていてもよいC1−6アルキル、C1−6ペルハロアルキル、ベンジル及びフェニルから選択され、
はH及び置換されていてもよいC1−8アルキルから選択され、
、R3’、R及びR4’は、H及び置換されていてもよいC1−8アルキルから独立に選択され、R、R、R3’、R及びR4’の2つ以上は、結合して1つ若しくは複数の置換されていてもよい炭素環又は複素環を形成していてもよく、
は、O、C(R14)(R14’)及びNR14’から選択され、但し、R14はH及び置換されていてもよいC1−8アルキル又はアシルから選択され、R14’は存在していなくても、又はH及び置換されていてもよいC1−8アルキル若しくはアシルから選択されてもよく、
各R、R5’、R、R6’、R及びR7’は、H、OH、SH、NH、N、NO、NO、CF、CN、C(O)NH、C(O)H、C(O)OH、ハロゲン、R、SR、S(O)R、S(O)、S(O)OR、S(O)OR、OS(O)R、OS(O)、OS(O)OR、OS(O)OR、OR、NHR、N(R)RN(R)(R)R、P(O)(OR)(OR)、OP(O)(OR)(OR)、SiR、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)R、OC(O)R、OC(O)OR、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)C(O)OR及びN(R)C(O)N(R)Rから独立に選択され、但し、R、R及びRは、H及び置換されていてもよいC1−4アルキル、C1−4ヘテロアルキル、C3−7シクロアルキル、C3−7ヘテロシクロアルキル、C4−12アリール又はC4−12ヘテロアリールから独立に選択され、R、R及びRの2つ以上は、結合して1つ若しくは複数の置換されていてもよい脂肪族又は芳香族炭素環又は複素環を形成していてもよく、
且つ/又はR+R5’、及び/又はR+R6’、及び/又はR+R7’は、独立に=O、=S又は=NR12であり、但し、R12はH及び置換されていてもよいC1−6アルキルから選択され、
且つ/又はR5’及びR6’、及び/又はR6’及びR7’、及び/又はR7’及びR14’は存在せず、これは、R5’及びR6’、及び/又はR6’及びR7’、及び/又はR7’及びR14’をそれぞれ担持する原子同士間に二重結合が存在することを意味し、
、R5’、R、R6’、R、R7’、R14及びR14’の2つ以上は、結合して1つ若しくは複数の置換されていてもよい脂肪族又は芳香族炭素環又は複素環を形成していてもよく、
はO、S及びNR13から選択され、但し、R13はH及び置換されていてもよいC1−8アルキルから選択され、
はO、S及びNR15から選択され、但し、R15はH及び置換されていてもよいC1−8アルキル又はアシルから選択され、
或いは、−X−は−X3a及びX3b−を表し、但しX3aはそれにXが結合している炭素に結合しており、X3bはR10に対してオルト位でフェニル環に結合しており、X3aはH及び置換されていてもよいC1−8アルキル又はアシルから独立に選択され、X3bはRと同じ置換基の群から選択され、
はN及びCR16から選択され、但し、R16はH及び置換されていてもよいC1−8アルキル又はアシルから選択され、
はO、S及びNR17から選択され、但し、R17はH及び置換されていてもよいC1−8アルキル又はアシルから選択され、
、R、R10及びR11はそれぞれ、H、OH、SH、NH、N、NO、NO、CF、CN、C(O)NH、C(O)H、C(O)OH、ハロゲン、R、SR、S(O)R、S(O)、S(O)OR、S(O)OR、OS(O)R、OS(O)、OS(O)OR、OS(O)OR、OR、NHR、N(R)RN(R)(R)R、P(O)(OR)(OR)、OP(O)(OR)(OR)、SiR、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)R、OC(O)R、OC(O)OR、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)C(O)OR、N(R)C(O)N(R)R及び水溶性基から独立に選択され、R、R及びRはH及び置換されていてもよいC1−15アルキル、C1−15ヘテロアルキル、C3−15シクロアルキル、C3−15ヘテロシクロアルキル、C4−15アリール又はC4−15ヘテロアリールから独立に選択され、R、R、及びRの任意選択の置換基のうちの1つ若しくは複数は水溶性基であってよく、R、R及びRの2つ以上は、結合して1つ若しくは複数の置換されていてもよい脂肪族又は芳香族炭素環又は複素環を形成していてもよく、R、R、R10及びR11のうちの少なくとも1つは少なくとも1つの水溶性基を含み、R、R、R10、R11又はX3bの2つ以上は、結合して1つ若しくは複数の置換されていてもよい脂肪族又は芳香族炭素環又は複素環を形成していてもよく、
a及びbは0及び1から独立に選択され、
cは、0、1及び2から選択され、
但し、式(I)の化合物において、存在するR、R、R3’、R、R4’、R及びR5’の少なくとも1つは水素ではない)
又は薬学的に許容されるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項2】
が、置換されていてもよいC1−8アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
がメチルである、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
が水素ではない、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
が、ニトロ、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、及び置換されていてもよいアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルオキシ、アルキルカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニルオキシ又はC1−4アルキルから選択される、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
、R、R10又はR11が、−O−C1−6アルキレン−N(R100、−NC(O)−C1−5アルキレン−N(R100、(1−(R100)ピペリジン−4−イル)−C1−5アルキレン−O−及び(モルホリン−4−イル)−C1−8アルキレン−O−から選択され、各R100がH、及びC1−3アルキルから独立に選択され、但し後者はCOOH又はCOOR300(R300はC1−4アルキルである)で置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
、R、R10又はR11が、2−(モルホリン−4−イル)エトキシ、(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ、2−(N,N−ジメチルアミノ)エトキシ、2−(N,N−ジメチルアミノ)アセチルアミノ、2−(メチルアミノ)エトキシ、2−(メチルアミノ)アセチルアミノ、2−アミノエトキシ、2−アミノアセチルアミノ、(ピペリジン−4−イル)メトキシ、2−(N−メチル−N−(カルボキシメチル)アミノ)エトキシ及び2−(N−メチル−N−(2−メトキシ−2−オキソエチル)アミノ)エトキシから選択される、請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
が、2−(モルホリン−4−イル)エトキシ、(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ、2−(N,N−ジメチルアミノ)エトキシ、2−(N,N−ジメチルアミノ)アセチルアミノ、2−(メチルアミノ)エトキシ、2−(メチルアミノ)アセチルアミノ、2−アミノエトキシ、2−アミノアセチルアミノ、(ピペリジン−4−イル)メトキシ、2−(N−メチル−N−(カルボキシメチル)アミノ)エトキシ及び2−(N−メチル−N−(2−メトキシ−2−オキソエチル)アミノ)エトキシから選択される、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
、R10及びR11がそれぞれ水素である、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
がメトキシであり、R10及びR11がそれぞれ水素である、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
が、
【化2】


(式中、X3’、X4’、X5’、R8’、R9’、R10’及びR11’は、R、R、R10又はR11の中に別の水溶性基が既に存在する場合にR8’、R9’、R10’及びR11’が水溶性基を含む必要がないこと以外は、X、X、X、R、R、R10及びR11について請求項1に定義したのとそれぞれ同じ意味を有し、R8’’はH及び置換されていてもよいC1−5アルキル若しくはC1−5ヘテロアルキルから選択することができ、且つR又はR11と結合して置換されていてもよい脂肪族又は芳香族複素環を形成していてもよい)
である、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
がNHである、請求項1〜11のいずれかに記載の化合物。
【請求項13】
がOである、請求項1〜12のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
【化3】


(式中、R1aはクロロ(Cl)又はブロモ(Br)であり、R2a及びR5bはそれぞれメチル及びHであるか、又はそれぞれH及びメチルであり、R8dは、2−(モルホリン−4−イル)エトキシ、(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ、2−(N,N−ジメチルアミノ)エトキシ、2−(N,N−ジメチルアミノ)アセチルアミノ、2−(メチルアミノ)エトキシ、2−(メチルアミノ)アセチルアミノ、2−アミノエトキシ、2−アミノアセチルアミノ、(ピペリジン−4−イル)メトキシ、2−(N−メチル−N−(カルボキシメチル)アミノ)エトキシ及び2−(N−メチル−N−(2−メトキシ−2−オキソエチル)アミノ)エトキシから選択され、R9dはH及びメトキシから選択される)
である、請求項1に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項15】
【化4】


である、請求項1に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項16】
【化5】


である、請求項1に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項17】
【化6】


である、請求項1に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項18】
【化7】


である、請求項1に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項19】
【化8】


である、請求項1に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項20】
【化9】


である、請求項1に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項21】
【化10】


である、請求項1に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項22】
【化11】


である、請求項1に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項23】
【化12】


である、請求項1に記載の化合物、若しくはその(1R)異性体、又はその2つの異性体の混合物。
【請求項24】
式(I)又は(II)の化合物のH−Rの転位及びそれからの同時脱離によって得られるシクロプロピル基を含む請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
式(III)の化合物
【化13】


(式中、
は存在していないか、又は官能部分であり、
各Lは独立に、存在していないか、或いはVをLと、又はV若しくはY(Lが存在しない場合)と連結している連結基であり、
各Lは独立に、存在していないか、或いはL又はV(Lが存在しない場合)を1つ若しくは複数のV及び/又はYと連結している連結基であり、
各Vは独立にHであるか、或いは化学的、光化学的、物理的、生物学的若しくは酵素的方法で切断するか又は変換できる、条件付きで切断可能であるか又は条件付きで変換可能である部分であり、
各Yは独立に、存在しないか、又は1つ若しくは複数の自己脱離スペーサーを含み、且つV、場合によってはL、及び1つ若しくは複数のZと連結されている自己脱離スペーサー系であり、
各p及びqは分岐度を表す数であって、それぞれ独立に正の整数であり、
zは、1つ又は複数のV−Y部分のZについての結合部位の合計数以下である正の整数であり、
各Zは独立に、請求項1〜24に定義の式(I)又は(II)の化合物であり、X、R、R、R、R、R10及びR11の1つ又は複数は式(V)の置換基、
【化14】


でさらに置換されていてもよく、
(式中、
各V2’、L2’、L、V1’、Y、Z、p、q及びzは、V、L、L、V、Y、Z、p、q及びzについて定義したのと同じ意味を有する)
式(V)の1つ若しくは複数の置換基は独立に、Yを介するか、又はYが存在しない場合V1’を介してX、R、R、R、R、R10及びR11の1つ若しくは複数と結合しており、
各Zは、Xを介して、又はR、R、R、R、R10若しくはR11の原子を介してY又はV(Yが存在しない場合)と結合しており、
但し、1つ又は複数のV及び1つ又は複数のV1’のうちの少なくとも1つはHではない)
又は薬学的に許容されるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項26】
がOであり、Yが、Yの一部であるω−アミノアミノカルボニル環化スペーサーを介してXと結合している、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
Yが、
【化15】


(式中、R37、R38、R39及びR40は、H、OH、SH、NH、N、NO、NO、CF、CN、C(O)NH、C(O)H、C(O)OH、ハロゲン、R、SR、S(O)R、S(O)、S(O)OR、S(O)OR、OS(O)R、OS(O)、OS(O)OR、OS(O)OR、OR、NHR、N(R)RN(R)(R)R、P(O)(OR)(OR)、OP(O)(OR)(OR)、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)R、OC(O)R、OC(O)OR、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)C(O)OR及びN(R)C(O)N(R)Rから独立に選択され、R、R及びRは、H及び置換されていてもよいC1−6アルキル、C1−6ヘテロアルキル、C3−20シクロアルキル、C3−20ヘテロシクロアルキル基、C4−20アリール又はC4−20ヘテロアリール基から独立に選択され、R、R及びRは結合して1つ若しくは複数の置換されていてもよい脂肪族又は芳香族炭素環又は複素環を形成していてもよく、R37、R38、R39及びR40は1つ若しくは複数の置換されていてもよい脂肪族又は芳香族環構造の一部であってもよく、置換基R37、R38、R39及びR40の2つ以上は互いに結合して1つ若しくは複数の脂肪族又は芳香族炭素環又は複素環を形成していてもよい)
から選択される自己脱離スペーサー系である、請求項25又は26に記載の化合物。
【請求項28】
が、タンパク質分解酵素、プラスミン、カテプシン、カテプシンB、β−グルクロニダーゼ、ガラクトシダーゼ、前立腺特異抗原(PSA)、ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子(u−PA)、マトリックスメタロプロテイナーゼのファミリーのメンバー、又はADEPT、VDEPT、MDEPT、GDEPT若しくはPDEPTなどの指向性酵素プロドラッグ治療によって局在化された酵素によって切断されることができる基質を含むか、或いは、Vが、低酸素状態下での還元又はニトロ還元酵素による還元によって、切断されるか又は変換されうる部分を含む、請求項25〜27のいずれかに記載の化合物。
【請求項29】
が、デオキシ糖又はアミノ糖の群にも包含されてもよい、且つ、Dシリーズ又はLシリーズに属してもよい、ヘキソース又はペントース又はヘプトースの単糖、二糖又はオリゴ糖であり、二糖類又はオリゴ糖類は同じであるか又は異なっており、或いは、Vが式C(ORa’)Rb'CHRc'd'を有し、但し、Ra’はヒドロキシ保護基、R、R5’、R、R6’、R、R7’、R14若しくはR14’と環を形成していてもよい置換されていてもよいC1−8アルキル基、又はメチル基、ヒドロキシメチル基及び/又は式−NRe’f’の基(Re’及びRf’は同じであるか又は異なっており、水素、C1−6アルキル又はアミノ保護基から選択される)で置換されていてもよい単糖、二糖又はオリゴ糖残基であり、前記糖残基のヒドロキシ基は保護されていてもよく、Rb'、Rc'及びRd'は、水素、置換されていてもよいC1−8アルキル又はC1−8シクロアルキル又は式−NRe’f’の基(Re’及びRf’は上記と同じ意味を有する)から独立に選択される、請求項25〜28のいずれかに記載の化合物。
【請求項30】
が、天然Lアミノ酸、非天然Dアミノ酸若しくは合成アミノ酸を含むジペプチド、トリペプチド、テトラペプチド又はオリゴペプチド部分、或いはペプチド模倣体又はその任意の組合せである、請求項25〜28のいずれかに記載の化合物。
【請求項31】
Lが、直鎖、分鎖又は樹枝状部分である、請求項25〜30のいずれかに記載の化合物。
【請求項32】
Lが、
【化16】


から選択される、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
が、非限定的に、
【化17】


である、請求項25〜32のいずれかに記載の化合物。
【請求項34】
部分Vが標的化部分であり、タンパク質若しくはタンパク質断片、抗体若しくは抗体断片、受容体結合部分若しくはペプチドベクター部分及びポリマー部分若しくは樹枝状部分、又はその任意の組合せからなる群から選択される、請求項25〜33のいずれかに記載の化合物。
【請求項35】
部分が抗体又は抗体断片である、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
部分が受容体結合部分である、請求項34に記載の化合物。
【請求項37】
部分がポリマーである、請求項34に記載の化合物。
【請求項38】
部分がオリゴエチレングリコール又はポリエチレングリコール又はその誘導体である、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
【化18】


である、請求項25〜38のいずれかに記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項40】
【化19】


である、請求項25〜38のいずれかに記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項41】
【化20】


である、請求項25〜38のいずれかに記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項42】
【化21】


である、請求項25〜38のいずれかに記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項43】
【化22】


である、請求項25〜38のいずれかに記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項44】
【化23】


である、請求項25〜38のいずれかに記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項45】
【化24】


である、請求項25〜38のいずれかに記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項46】
【化25】


である、請求項25〜38のいずれかに記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項47】
【化26】


である、請求項25〜38のいずれかに記載の化合物、若しくはその(1R)異性体、又はその2つの異性体の混合物。
【請求項48】
【化27】


である、請求項25に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項49】
【化28】


である、請求項25に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項50】
【化29】


である、請求項25に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項51】
【化30】


である、請求項25に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項52】
【化31】


である、請求項25に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項53】
【化32】


(式中、R1aはクロロ(Cl)又はブロモ(Br)であり、(AA)aaは、バリルシトルリン、バリルリジン、フェニルアラニルリジン、アラニルフェニルアラニルリジン及びD−アラニルフェニルアラニルリジンから選択され、ssは1又は2であり、R2a及びR5bはそれぞれメチル及びHであるか、又はそれぞれH及びメチルであり、R8dは、2−(モルホリン−4−イル)エトキシ、(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ、2−(N,N−ジメチルアミノ)エトキシ、2−(N,N−ジメチルアミノ)アセチルアミノ、2−(メチルアミノ)エトキシ、2−(メチルアミノ)アセチルアミノ、2−アミノエトキシ、2−アミノアセチルアミノ、(ピペリジン−4−イル)メトキシ、2−(N−メチル−N−(カルボキシメチル)アミノ)エトキシ及び2−(N−メチル−N−(2−メトキシ−2−オキソエチル)アミノ)エトキシから選択され、R9dはH及びメトキシから選択され、LLは
【化33】


から選択され、
qqは1〜約20の範囲であり、rr及びrrはそれぞれ独立に1〜約4の範囲であり、Abは抗体又は断片又はその誘導体である)
である、請求項25に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項54】
【化34】


(式中、R1aはクロロ(Cl)又はブロモ(Br)であり、(AA)aaは、バリルシトルリン、バリルリジン、フェニルアラニルリジン、アラニルフェニルアラニルリジン及びD−アラニルフェニルアラニルリジンから選択され、ssは1又は2であり、R2a及びR5bはそれぞれメチル及びHであるか、又はそれぞれH及びメチルであり、R8dは、2−(モルホリン−4−イル)エトキシ、(1−メチルピペリジン−4−イル)メトキシ、2−(N,N−ジメチルアミノ)エトキシ、2−(N,N−ジメチルアミノ)アセチルアミノ、2−(メチルアミノ)エトキシ、2−(メチルアミノ)アセチルアミノ、2−アミノエトキシ、2−アミノアセチルアミノ、(ピペリジン−4−イル)メトキシ、2−(N−メチル−N−(カルボキシメチル)アミノ)エトキシ及び2−(N−メチル−N−(2−メトキシ−2−オキソエチル)アミノ)エトキシから選択され、R9dはH及びメトキシから選択され、LLは
【化35】


から選択され、
qqは1〜約20の範囲であり、rr及びrrはそれぞれ独立に1〜約4の範囲であり、Abは抗体又は断片又はその誘導体である)
である、請求項25に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項55】
【化36】


(R1aはクロロ(Cl)又はブロモ(Br)であり、(AA)aaは、バリルシトルリン、バリルリジン、フェニルアラニルリジン、アラニルフェニルアラニルリジン及びD−アラニルフェニルアラニルリジンから選択され、ssは1又は2であり、R2a及びR5bはそれぞれメチル及びHであるか、又はそれぞれH及びメチルであり、R8eは、2−(メチルアミノ)エトキシ、2−(メチルアミノ)アセチルアミノ、2−アミノエトキシ、2−アミノアセチルアミノ及び(ピペリジン−4−イル)メトキシから選択され、R8eと結合しているカルボニルはR8eの窒素原子と結合しており、R9dはH及びメトキシから選択され、LLは
【化37】


から選択され、
qqは1〜約20の範囲であり、rr及びrrはそれぞれ独立に1〜約4の範囲であり、Abは抗体又は断片又はその誘導体である)
である、請求項25に記載の化合物、若しくはその(1R,10S)異性体、その(1R,10R)異性体、その(1S,10S)異性体、又は前記異性体の2つ以上の混合物。
【請求項56】
、L、L及びYが存在せず、p、q及びzがすべて1である、請求項25に記載の化合物。
【請求項57】
がXを介してZと結合した化学的に取り除くことができる基である、請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
がXを介してZと結合したベンジル基である、請求項57に記載の化合物。
【請求項59】
式(IV)の化合物
【化38】


(式中、
RMは反応性部分であり、L、V、Y、Z、p及びzは、LはRMを1つ若しくは複数のV及び/又はYと連結していること以外は、請求項25で定義した通りであり、V、Y及びZは保護基を含むことができ、上記定義のZ中に場合によっては存在する1つ又は複数のV2’−L2’部分は、反応性部分であるRMで独立に置き換えられてもよく、(IV)中に1つを超える反応性部分が存在する場合、前記反応性部分は同じであるか又は異なっている)
又は薬学的に許容されるその塩若しくは溶媒和物。
【請求項60】
RMが、非限定的に
【化39】


(式中、Xは、−Cl、−Br、−I、−F、−OH、−O−N−スクシンイミド、−O−(4−ニトロフェニル)、−O−ペンタフルオロフェニル、−O−テトラフルオロフェニル、−O−C(O)−R50及び−O−C(O)−OR50から選択され、
は、−Cl、−Br、−I、−O−メシル、−O−トリフリル及び−O−トシルから選択され、
50はC−C10アルキル又はアリールである)
である、請求項59に記載の化合物。
【請求項61】
少なくとも1つのプロモエティーと接合している、請求項1〜24のいずれかに記載の化合物を含む接合体。
【請求項62】
請求項25に記載の化合物の調製するための請求項59又は60に記載の化合物の使用。
【請求項63】
治療を必要とする哺乳動物を治療する医薬組成物を製造するための、請求項1〜61のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項64】
哺乳動物の腫瘍を治療する医薬組成物を製造するための、請求項1〜61のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項65】
請求項1〜61のいずれかに記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項66】
請求項1〜61のいずれかに記載の化合物を薬学的に許容される担体と混合するステップを含む医薬組成物の調製方法。
【請求項67】
請求項63〜65によるか又は請求項66に記載の方法によって得られた医薬組成物を、治療有効用量で哺乳動物に投与することを含む、治療を必要とする哺乳動物を治療する方法。
【請求項68】
請求項63〜65によるか又は請求項66に記載の方 法によって得られた医薬組成物を、治療有効用量で哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物の腫瘍を治療又は予防する方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公表番号】特表2009−525322(P2009−525322A)
【公表日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−553192(P2008−553192)
【出願日】平成19年2月2日(2007.2.2)
【国際出願番号】PCT/NL2007/050043
【国際公開番号】WO2007/089149
【国際公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【出願人】(503347345)シンタルガ・ビーブイ (4)
【出願人】(508234006)
【氏名又は名称原語表記】GEORG−AUGUST−UNIVERSITAt GOTTINGEN STIFTUNG OFFENTLICHEN RECHTS (OHNE BEREICH HUMANMEDIZIN)
【Fターム(参考)】