説明

濃縮された内部油相を含むエマルション

第1の態様では、本発明は、濃厚な油相を有しかつ定義された水溶性乳化ポリマーを含む水中油型エマルションに関する。第2の態様では、化粧品のように、前記エマルションを含む製品が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、濃厚な内部の相を有する水中油型エマルション、及び化粧品のように該エマルションを含む製品に関する。
【背景技術】
【0002】
エマルションは一般に適当な乳化界面活性剤によって安定化され、該界面活性剤は、その両親媒性(amphiphillic)構造のために、油/水境界面に存在し、それ故に、分散された液滴を安定化する。しかしながら、これら界面活性剤は通常、皮膚、目及び頭皮に浸透して、場合により、それらを刺激して、一般的にはよくない肌触りを与えるといった不利益を発現する。さらに、エマルションを製造するための従来の界面活性剤の使用は、通常は、プロセス中に熱を付与することを必要とし、このことが、感熱成分を包含する可能性を制限し得る点、及び当該製造方法が実行されてよい場所のタイプをも制限することがある点で、不利益でもあり得る。例えば、安全性や他の懸念事項が、特定の望ましい場所でのエマルションの製造を妨げるかもしれない。
【0003】
アルコキシル化界面活性剤を含む、従来の界面活性剤の別の不利益は、それらが、エマルションの崩壊後に材料の再乳化を引き起こすかもしれないことである。エマルションの崩壊は乳化剤を放出させるが、再乳化は、洗浄/シャワー中にパーソナルクレンジング組成物を皮膚へ適用した後のように、所望の効果を低減することがある(この例では、乳化された皮膚軟化剤及び活性物質が皮膚から洗い流されるためである)。
従来の界面活性剤の更なる不利益は、高い溶解度パラメータを有する油のような極性油を満足に乳化できないことである。
【0004】
非常に不連続な相を有する濃厚なエマルションは、この不連続な相が例えば油又は水を含む場合、既知であり、また燃料、化粧品及び食物のように、多数の技術における適用が見出されている。これらのエマルションの凡例は、マヨネーズである(これは通常、水中に約70%の植物油を含むことがある)。これら濃厚なエマルションはまた、その濃縮物が、例えば高濃度の皮膚軟化剤、保湿剤及び日焼け止め剤を安定に含有し得ることから、化粧用領域にも適用が見出されており、該エマルションはその後、所望の最終製品を生成するために単純な冷却混合を用いて希薄化する(diluted down)ことができる。米国特許第4,606,913号及び米国特許第5,976,604号が参照として挙げられ、これらは濃厚なエマルションを示唆している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の考慮すべき事柄を考察して、ヒトの皮膚及び細胞膜を刺激する可能性が低く、かつ改善された肌触りを与える水中油型エマルションを開発することは有益であろう。それに加えて、ヒトの皮膚又は布地のように、適用される基材により実質的なものであって、かつ一度崩壊したら再乳化し難い傾向を示すエマルションを開発するのが有利であろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様によれば、エマルションの少なくとも50重量%の不連続油相、水性連続相及び乳化剤を含むエマルションであって、前記乳化剤は、少なくとも500ダルトンの分子量を有し、0.1重量%水溶液が、約25℃で測定したときに15〜60mN/m(15〜60dyn/cm)の表面張力を有する、非アルコキシル化水溶性乳化ポリマーを有するエマルションが提供される。
【0007】
本明細書で使用するとき、水溶性乳化ポリマーに関する「非アルコキシ化」という用語は、アルコキシ基を有さないポリマーを意味する。これは分子中、ポリマーの基本構造中又はペンダントとして、それに加えていずれにもOR基(Rはアルキル残基)が存在しないことを意味する。
【0008】
本明細書で使用するとき、「水中油型」又は「o/w」という用語は、水相が連続相であり、油相が不連続相であるように、油相が水相中に分散されていることを意味する。
【0009】
本発明の第2の態様によれば、本発明の前記第1の態様にエマルションを0.01〜30重量%、好ましくは0.25〜5重量%含むパーソナルケア製品、ヘルスケア製品及び洗濯用製品が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本明細書の全ての重量、測定値及び濃度は、特に指定のない限り、組成物全体に関して25℃で測定される。
特に指示のない限り、本明細書で言及する組成物の割合は全て、組成物全体(すなわち、存在する構成成分全ての和)の重量%であり、また全ての比は重量比である。
特に指示のない限り、ポリマーの分子量は全て重量平均分子量である。
特に指示のない限り、本文内で参照される全ての文献の内容は、その全てを本明細書に参考として組み込む。
【0011】
実際に測定した値の特定の例を提示する場合を除いて、本明細書で言及する数値は、「約」という言葉が付与されていると考えるべきである。
【0012】
本発明は、濃厚な内部の又は不連続な油相を有するエマルションであって、前記相が、エマルションの少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも70重量%、より好ましくは少なくとも80重量%、さらに好ましくはエマルションの80〜93重量%に相当する、エマルションに関する。
【0013】
本発明の前記油相は、周囲条件で液体の任意の水不混和性材料;周囲条件で固体であり、融点が100°C未満でかつ溶融すると水不混和性液体を形成する任意の材料;このような材料の混合物を含んでいてよい。
【0014】
前記油相に関して本明細書で使用するとき、「水不混和性」という用語には、ヒルデブランド溶解度パラメータが約5〜12cal/cc(209〜502kJ/m2)である材料が包含される。前記溶解度パラメータは、一分子から広がる全ての引力の和と定義される。ファン・デル・ワールス力の合計をヒルデブランド溶解度パラメータと言い、これは、沸点とMWデータを用いたヒルデブランド方程式を用いて計算され得る。ヒルデブランド溶解度パラメータを計算するための方法及びコンピュータプログラムは、CDボーガン(C.D.Vaughan)によって化粧品化学会誌(J.Cosmet.Chem.)36、319〜333(1985年9月/10月)に開示されている。
【0015】
油相内に含まれる材料は、いずれかの極性を有してもよく、また脂肪族又は芳香族炭化水素類、エステル類、アルコール類、エーテル類、カーボネート類、フッ化炭化水素類、シリコーン類、フルオロシリコーン類又はこれらの誘導体を包含していてよい。
【0016】
油相中に存在していてよい固体材料としては、ろう(waxes)が挙げられる。本明細書で使用するとき、「ろう」という用語には、天然及び合成のろうが包含される。天然ろうの部類としては、蜜蝋、ラノリン、セラックろう及びイボタろう(Chinese insect wax)のような動物ろう;カルナウバ、キャンデリラ、ヤマモモ及びサトウキビのような植物ろう;セレシン及びオゾケライトのような鉱ろう;微晶ろう及びペトロラタムのような石油化学製品ろうが挙げられる。合成ろうの部類としては、エチレン性ポリマー及びポリオールエーテル−エステル類、塩化ナフタレン類及びフィッシャー・トロプシュろうが挙げられる。より詳細には、レンプ化学百科事典(Rompp Chemie Lexikon)、ゲオルグ・ティエメ出版社(Georg Thieme Verlag)、シュトゥットガルト、第9版、1995年「ろう(Wachse)」の欄を参照のこと。
【0017】
有利なことに、前記油相中に含まれる材料は、溶融されたろうを包含し、0.005〜30,000cm2/s(0.5〜3,000,000cst)、好ましくは0.005〜20,000cm2/s(0.5〜2,000,000cst)、より好ましくは0.005〜3500cm2/s(0.5〜350,000cst)の範囲の粘度を有する。
【0018】
本発明のエマルションの前記水相は、水を含み、また、アルコール類;多価アルコール類(例えばグリセリン及びプロピレングリコール)を包含する、保湿剤;d−パンテノール、ビタミンB3及びその誘導体(ナイアシンアミドなど)並びに植物抽出物のような活性剤;増粘剤及び防腐剤のような、追加の水溶性構成成分を含んでいてもよい。
【0019】
有利なことに、本発明のエマルションは、実質的には電解質を含まない。本明細書で使用するとき、「電解質」という用語には、水溶液中でイオンを形成する物質が包含され、また「実質的には電解質を含まない」という用語は、本発明のエマルションが電解質をエマルションの0.001重量%未満含むことを意味する。希釈されたエマルションは、電解質を含むと非常に増粘し難い(すなわち、多くの増粘剤は塩の濃度に非常に敏感である)ことから、電解質を除くことは有益である。増粘剤は、水相の粘度を高めるためにエマルション中で頻繁に使用され、それによって、通常は、水相よりも比重が小さな油相液滴がエマルション配合物の最上部に浮き上がる(いわゆる「クリーミング」)可能性を低減する。
【0020】
好ましくは、水相の粘度は、RV2スピンドルの付いたブルックフィールドデジタル粘度計(Brookfield Digital Rheometer)モデルDV−III(ブルックフィールド・エンジニアリング・ラボラトリーズ社(Brookfield Engineering Laboratories)、マサチューセッツ州ストートン(Stoughton))を用いて20rpmにおいて20℃で測定したときに、2Pa.s(2000cps)を越えない。この点を越えると、特に内部の油相が、エマルションの80〜90重量%のような高濃度で存在するときに、非常に乳化し難くなることがある。
【0021】
本発明の水溶性乳化ポリマーが、少なくとも分子量500ダルトンであるのは、このレベル以下では、得られるエマルションの肌触りがよくないためである。肌触りは分子量が高くなるにつれて向上するのであって、本発明の水溶性乳化ポリマーは分子量が3000ダルトンを越える、より好ましくは9000ダルトンを越える、さらに好ましくは10,000ダルトンを越えることが好ましい。
【0022】
本発明中のエマルションにおいて乳化剤のレベルは、有利なことに該乳化剤ポリマーの分子量が130キロダルトン未満であり、これ以上であると、特に内部油相がエマルションの80〜90重量%のレベルで存在するとき、水相の粘性が乳化剤を妨げるレベルに到達するであろう。
【0023】
有利に、乳化剤の総重量の70%〜100%が、1つ又はそれ以上の非アルコキシル化水溶性乳化ポリマーを含む既存のエマルションが包含される。
【0024】
驚くべきことに、これは、本発明において、エマルションを乳化するために用いられることもあり、従来の技術における問題を軽減することのできる、定義された分子量と表面張力の基準を満たした、いずれの非アルコキシル化水溶性乳化ポリマーにも見出される。これは水溶性ポリマーの化学的性質にかかわらず適応されるため、広く異なった化学的性質を持ったポリマーを使うことができる。本発明で使用されてよい非限定的な水溶性ポリマーとしては、ISP社(ISP Corp.)から「ガネックスP904(Ganex P904)」として商品化されているブチル化ポリビニルピロリドンのような、アルキル化ポリビニルピロリドン;ISP社(ISP Corp.)から「EZスパース(EZ Sperse)」として商品化されている製品に含まれるようなポリ(メチルビニルマレイン酸ナトリウム塩)のモノブチルエステル類のようなポリ(メチルビニルエーテル/マレイン酸)ナトリウム塩のモノアルキルエステル類;ISP社(ISP Corp.)から「アクアフィックス FX64(Aquafix FX64)」として商品化されている製品に含まれるようなイソブチレン/エチルマレイミド/ヒドロキシエチルコポリマー;ISP社(ISP Corp.)からスタイレーゼ(Styleze)W20)として商品化されている製品に含まれるような、(3−ジメチルアミノプロピル)−メタクリルアミド/3−メタクリロイルアミドプロピル−ラウリル−ジメチル−アンモニウムクロライドが挙げられる。
【0025】
有利には、本発明の非アルコキシル化水溶性ポリマーのうち少なくとも1つはフィルム形成性特性を有する。これらの特性は、特に分子量が10,000ダルトン以上のより高分子量のポリマーにみられる。前記フィルム形成性特性は、アルコキシル化界面活性剤類を包含する、従来の界面活性剤に対して、基材上のエマルションの実体性(substantivity)をさらに高めることがある。アルコキシル化界面活性剤類を包含する、典型的な界面活性剤類を含む乾燥された(Dried-down)水中油型エマルションは、濡れると再乳化するかもしれないという不利益に悩まされているが、非アルコキシル化水溶性ポリマーは、そのようになり難い。理論に束縛されるものではないが、フィルム形成ポリマーが油相上に被膜を形成して基材に留まり得ることから、当該組成物の実体性(substantivity)は、ポリマーがフィルム形成性特性を示すとさらに高まることがあると考えられる。
【0026】
本発明のエマルションは、水溶性乳化ポリマーを0.1重量%〜15重量%、好ましくは0.1重量%〜5重量%、より好ましくは0.1重量%〜2.5重量%含んでいてよい。
本発明のエマルションは、以下の方法で製造されてよい。
【0027】
典型的なエマルションは、水溶性乳化ポリマーを1〜5%及び水相を8〜9%含有し、また前記水相は、100%水から、又は水と他の水溶性構成成分との混合物から構成されてよい。第1の工程では、水溶性乳化ポリマーを混合しながら水相に加える。この後で、油の総重量の6〜15%の別個のバッチを、緩やかに混合しながら、次のバッチを加える前に一様なコンシステンシーを得るために、水相に連続的に滴下する。油の総重量の約20%が添加されるまで、これを続ける。この時点で、全ての油を含む均一なエマルションが得られるまで、残りの油を、より素早くかつ連続した様式でより激しく混合しながら添加してよい。所望の範囲の典型的な粒子を発現する一様なコンシステンシーが得られるまで、混合を続ける。典型的な粒径は、1〜20ミクロン(μm)の範囲である。生成される濃厚なエマルションは、通常はエマルションの70重量%より多くの、より頻繁には80〜93重量%の内部油相を含む。
【0028】
本発明のエマルションは、それら自体で製品として使用されてよい。例えば、メークアップリムーバージェルが、当該の濃厚なエマルションを含んでいてよい。また一方、これに加えて、エマルションは、他の(複数の)製品中にそれらの構成成分として組み込まれてもよい。本発明の第2の態様によれば、本発明の第1の態様にエマルションを含む製品が提供される。そのような製品の例としては、手及び身体用のローション、シャンプー組成物、メークアップ、香料及び香料ジェル組成物並びに乳児用拭き取り用品のためのローションのようなパーソナルケア製品;柔軟仕上げ剤及び液体洗濯洗剤のような洗濯用製品;気化マッサージクリームのようなヘルスケア製品;ティッシュタオル用のコーティングが挙げられる。
【0029】
パーソナルケア製品、ヘルスケア製品及び洗濯用製品は、上記の濃厚なエマルションを0.01〜30重量%、好ましくは0.25〜12重量%、より好ましくは0.25〜5重量%含んでいてよい。
【0030】
そのような製品に包含され得る材料の非限定的な例は、増粘剤;非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤のような界面活性剤;グリセリン及びプロピレングリコールを包含する、多価アルコール類のような保湿剤;有機及び無機顔料を包含する、顔料;防腐剤;キレート化剤、抗菌剤、香料である。
【0031】
(測定方法)
(水溶性乳化ポリマーの溶解性試験)
前記乳化ポリマーに関して本明細書で使用するとき、「水溶性」という用語には、以下の条件を満たすポリマーが包含される:該ポリマーの1重量%脱イオン水溶液が、室温において、455〜800nmの範囲の波長の光の、少なくとも90%の透過率を与える。試験は、ポリマー溶液を、標準的な注射器フィルターから口径450nmを有する路長1cmのキュベットへ通過させて、390〜800nmにわたって走査して記録するように準備されたHP 8453分光光度計を用いて走査することにより行われた。濾過は、不溶性構成成分を取り除くために行われた。
【0032】
(表面張力の測定)
流体の表面張力を測定するのに使用される方法は、いわゆる「ウィルヘルミー・プレート(Wilhelmy Plate)法」である。ウィルヘルミー・プレート法は、時間間隔をおいて表面張力を評価するのに特に好適な一般的な方法である。本質的には、既知の周長の垂直プレートをはかりに取り付けて、濡れに起因する力を測定する。より具体的には以下の通りである。
【0033】
水溶性乳化ポリマーの0.1重量%水溶液を脱イオン水で調製する。次に、このポリマー溶液を汚染されていない乾燥したガラス溶液に流し入れて、容器温度を25℃に制御する。汚染されていないアニールされたウィルヘルミー・プレートを前記液体の表面まで下げる。前記プレートが表面まで達したところで、前記液体からプレートを取り除くのに必要な力を測定する。
【0034】
用いられる設備及び付随する設定は以下の通りである。
装置:ドイツ−22453ハンブルグ、ボルシュテラー・チャウゼエ85−99a(Borsteler Chausee 85-99a,22453 Hamburg-Germany)のクリュス社(Kruss GmbH)製のクリュス(Kruss)張力計K12( HYPERLINK "http://www.kruess.com" www.kruess.comを参照のこと)。
プレート寸法:幅:19.9mm;厚さ:0.2mm;高さ:10mm
測定時の設定:液浸深さ2mm、表面検出感度0.01g、表面検出速度6mm/分、数値10、取得物 直線、最長測定時間60秒
前記プレートが前記流体中に浸されると、対応する表面張力値が装置のディスプレイに表示される。クリュス社(Kruss GmbH)ハンブルグ編のユーザマニュアル1996年バージョン2.1には複数の指示事項を見出すことができる。
【実施例】
【0035】
次の実施例は、本発明の範囲内の好ましい実施形態についてさらに説明し、実証するものである。本発明の範囲から逸脱することなく本発明の多くの変更が可能であるため、これら実施例は例示のみを目的とするものであって、本発明を制限するものとして解釈されるべきではない。
【0036】
(実施例1)手及び身体用ローション
【0037】
【表1】

1ダウ・コーニング(Dow Corning)1503流体は、ダウ・コーニング社(Dow Corning)製のジメチコン及びジメチコノールである。
2EZスパース(EZ Sperse)は、ポリ(メチルビニルマレイン酸ナトリウム塩)のモノブチルエステルの25%溶液であって、水/ブタノールと反応して半エステルを形成した無水マレイン酸とメチルビニルエーテルのコポリマーであり、これは水酸化ナトリウムで中和されている。EZスパース(EZ Sperse)は、ISP社(ISP Corp.)製である。
【0038】
(濃厚な水中油型エマルション1000gバッチの調製手順)
イソヘキサデカン、イソステアリン酸イソプロピル及びdl−酢酸トコフェリルを、キッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて均一になるまで混合した。水とEZスパース(EZ Sperse)を同様の方法で混合した。次に、イソヘキサデカン/イソステアリン酸イソプロピル/dl−酢酸トコフェリルを、付属パドルを付けたキッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて設定「4」で続けて混合しながら、水/EZスパース(EZ Sperse)に8g/分の速度で加えた。完全に添加した後、ダウ・コーニング(Dow Corning)1503を前記と同じ速度でこの混合物に加えて、均一な混合物が得られるまで前記と同様に混合した。
【0039】
【表2】

3ニッパ・ラボ社(Nipa Labs Inc.)製のフェノキシエタノール及びメチル−、エチル−、ブチル−、ポピル(Popyl)及びイソブチルパラベン。
4セッピゲル(Seppigel)305は、ポリアクリルアミドとC13〜14イソパラフィンとラウレス−7であって、セピック・グループ社(Seppic Group)から入手できる。
5システム(System)3 AM500は、コラボレイティヴ・ラボラトリーズ社(Collaborative Laboratories Inc.)から商品化されている、水と、ペトロラタムと、レシチンと、水添レシチンと、ポリホスホリルコリングリコールアクリレートとの混合物である。
6システム(System)3 AM900は、コラボレイティヴ・ラボラトリーズ社(Collaborative Laboratories Inc.)から商品化されている、水と、セテアリルアルコールと、水添ポリイソブテンと、レシチンと、水添レシチンと、ブチレングリコールとポリホスホリルコリングリコールアクリレートとの混合物である。
【0040】
(手及び身体用ローション1000gバッチの調製手順)
混合は全て、付属パドルを付けたキッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて、速度設定「2」で行った。
【0041】
脱イオン水、グリセリン、フェノニップ(Phenonip)及びd−パンテノールを、均一になるまで混合し、均一になった時点で、この混合物にセピゲル(Sepigel)305を分散させて、これらも均一になるまで混合した。この後、システム(System)3 AM900を混合物に加えて、均一になるまで混合し、システム(System)3 AM500を添加して均一になるまで混合し、最後に、濃厚な水中油型エマルションをこの混合物に加えて、一様なコンシステンシーの手及び身体用ローションが作成されるように混入した。
【0042】
(実施例2)メークアップファンデーション
【0043】
【表3】

1コボ・プロダクツ社(Kobo Products Inc.)、二酸化チタン及びトリイソステアリン酸イソプロピルチタン
2コボ・プロダクツ社(Kobo Products Inc.)、水和された酸化第二鉄及びトリイソステアリン酸イソプロピルチタン
3コボ・プロダクツ社(Kobo Products Inc.)、酸化第二鉄及びトリイソステアリン酸イソプロピルチタン
4コボ・プロダクツ社(Kobo Products Inc.)、酸化鉄及びトリイソステアリン酸イソプロピルチタン
5ISPコープ社(ISP Corp.,Inc.)から入手されるブチル化ポリビニルピロリドン(polyvinylpyrollidone)
【0044】
(顔料プレミックス調製手順)
ガネックス(Ganex)P904と水を、キッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて均一になるまで混合した。次に、前記顔料をガネックス(Ganex)P904/水に添加して、チト・ウングエイタ−(Cito Unguator)ミキサーを用いて設定5で1分間混合した。
【0045】
【表4】

6ダウ・コーニング社(Dow Corning)製のシクロヘキシシロキサン(Cyclohexsiloxane)流体
7ダウ・コーニング社(Dow Corning)製のシクロペンタシロキサン流体
【0046】
(濃厚な水中油型エマルション1000gバッチの調製手順)
トリデシルネオペンタノエート、ダウ・コーニング(Dow Corning)245及び246を、キッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて均一になるまで混合した。水とEZスパース(EZ Sperse)を同様の方法で混合した。次に、付属パドルを付けたキッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて設定「4」で続けて混合しながら、トリデシルネオペンタノエート/ダウ・コーニング(Dow Corning)245及び246を、水/EZスパース(EZ Sperse)に8g/分の速度で添加した。
【0047】
【表5】

8ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社(National Starch & Chemical)から入手可能なオクチルコハク酸アルミニウムデンプン及び窒化ホウ素
【0048】
(メークアップファンデーションの調製手順)
混合は全て、付属パドルを付けたキッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて、速度設定「2」で行った。
【0049】
フェノニップ(Phenonip)を水に分散させて混合した。ドライ・フロー・エリート(Dry Flo Elite)BNをグリセリンに分散させて、均一になるまで混合し、次にグリセリン/ドライ・フロー・エリート(Dry Flo Elite)BNを、前記フェノニップ(Phenonip)/水に添加して、均一になるまで混合した。セッピゲル(Seppigel)305をこの混合物に添加して、滑らかで、かつ塊がなくなるまで、混合した。この時点で、前記顔料を混入して、色が均一になるまで混合を続けた。最後に、濃厚な水中油型エマルションを均一になるまで混入して、完成したメークアップファンデーションを作成した。
【0050】
(実施例3)香料ジェル
【0051】
【表6】

【0052】
(濃厚な水中油型エマルションの調製手順)
EZスパース(EZ Sperse)及び7.5重量%の水を、キッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて均一になるまで混合した。その後、付属パドルを付けたキッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて設定「4」で続けて混合しながら、芳香剤油を8g/分の速度で添加する。粘度が高いため、次に、付属パドルを付けたキッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて設定「4」で続けて混合しながら、エマルションを残りの水で希釈した。
【0053】
【表7】

【0054】
(香料ジェルの調製手順)
混合は全て、付属パドルを付けたキッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて、速度設定「2」で行った。
【0055】
セッピゲル(Seppigel)305を水に分散させて、滑らかなゲルが生成されるまで混合し、(滑らかなゲルが生成された)時点で、香料o/wエマルションを添加し、一様なコンシステンシーの香料ゲルが製造されるまで混合した。
【0056】
(実施例4)メークアップリムーバージェル
【0057】
【表8】

混合は全て、付属パドルを付けたキッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて速度設定「2」で行った。
【0058】
ガネックス(Ganex)P904を混合しながら脱イオン水に溶解させた。イソヘキサデカンをガネックス(Ganex)P904/水に8g/分の速度で添加して、均一になるまで混合した。最後に、グリセリンをこの混合物に添加し、濃厚なエマルションを再度混合して、色移りし難い(Transfer-Resistant)メークアップリムーバージェルを生成した。
【0059】
(実施例5)乳児用気化マッサージクリーム
【0060】
【表9】

前記精油を均一に混合して、次いで、以下の組成物を有する水中油型エマルション中に組み込んだ:
【0061】
【表10】

水とEZスパース(EZ Sperse)を、キッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて均一になるまで混合した。次いで、前記精油を、均一な水中油型エマルションが得られるまで、付属パドルを付けたキッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて設定「4」で続けて混合しながら、水/EZスパース(EZ Sperse)に添加した。
【0062】
【表11】

1バスフ社(BASF)製のカプリル酸/カプリン酸トリグリセリド(及び)アクリル酸ナトリウムコポリマー
2ユニケマ社(Uniquema)製のラウレス−4
【0063】
混合は全て、キッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて行った。
【0064】
以下のプレミックスを調製した。
A. グリセリン及び水
B. 1,2−ヘキサンジオール、エチルパラベン及びベンジルアルコール
C. ルビゲル(Luvigel)EM及びブリッジ(Brij)30
【0065】
前記プレミックスを調製した後、プレミックスAを均一になるまで混合しながらプレミックスBに添加した。この後、プレミックスCを添加して、滑らかなクリーム状の濃度に達するまで混合し、前記濃度に達した時点で、再度混合しながらAM900を組み込んだ。最後に、濃厚な水中油型エマルションを添加して、全体を混合して、一様なコンシステンシーの乳児用気化マッサージクリームを完成した。
【0066】
(実施例6)局所鎮痛剤組成物
【0067】
【表12】

プレミックス構成成分は、キッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いてメントールが溶解するまで完全に混合する。
【0068】
【表13】

水とEZスパース(EZ Sperse)を、キッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて均一になるまで混合した。次に、鎮痛剤活性物質プレミックスを、均一な水中油型エマルションが得られるまで、付属のパドルを付けたキッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて設定「4」で連続して混合しながら、水/EZスパース(EZ Sperse)に添加した。
【0069】
【表14】

混合は全て、キッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて行った。
【0070】
以下のプレミックスを調製した。
A. グリセリン及び水
B. 1,2−ヘキサンジオール、エチルパラベン及びベンジルアルコール
C. ルビゲル(Luvigel)EM及びブリッジ(Brij)30
【0071】
前記プレミックスを調製した後、プレミックスAを均一になるまで混合しながらプレミックスBに添加した。この後、プレミックスCを添加して、滑らかなクリーム状の濃度に達するまで混合し、前記濃度に達した時点で、再度混合しながらAM900を組み込んだ。最後に、濃厚な水中油型エマルションを添加して、全体を混合して、一様なコンシステンシーの局所鎮痛剤活性物質クリームを完成した。
【0072】
(実施例7)抗ニキビジェル
【0073】
【表15】

1ユニケマ社(Uniquema)製のPPG−15ステアリルエーテル
【0074】
前記プレミックス構成成分を50℃まで加熱し、サリチル酸が溶解して透明な溶液となるまで、プロペラミキサーを用いて完全に混合した。
【0075】
【表16】

水及びガネックス(Ganex)P904を、キッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて均一になるまで混合した。次に、前記の抗ニキビ活性物質プレミックスを、均一な水中油型エマルションが得られるまで、付属のパドルを付けたキッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて設定「4」で続けて混合しながら、水/ガネックス(Ganex)P904に添加した。
【0076】
【表17】

混合は全て、キッチンエイド・ウルトラパワーミキサー(Kitchen Aid Ultra Power Mixer)を用いて行った。
【0077】
セッピゲル(Seppigel)305を水に添加して、粘稠で均一な分散体が得られるまで混合した。その後、前記濃厚な水中油型エマルションをセッピゲル(Seppigel)305/水に添加して、一様なコンシステンシーの抗ニキビジェルが得られるまで混合した。
【0078】
(実施例8)ろうエマルション
【0079】
【表18】

【0080】
(水中油型エマルションの調製手順)
EZスパース(EZSperse)、水及びグリセリンを均一になるまで混合する。この混合物を70℃まで加熱した。単独で、ペトロラタムも70℃まで加熱した。次いで、ペトロラタムを前記水相にゆっくりと添加して、パドルブレードを装備したキッチンエイド・ミキサー(Kitchen Aid Mixer)を用いて連続して混合した。一様なコンシステンシーが得られるまで混合を続けた。
【0081】
本明細書に記載される実施例及び実施形態は、単に例示することが目的であり、本発明の範囲から逸脱することなくその種々の修正又は変更が当業者に提示されているものと理解される。
【0082】
「発明を実施するための最良の形態」で引用したすべての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれているが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であるとの容認と解釈されるべきではない。
【0083】
本発明の特定の実施形態を説明し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明白であろう。従って、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)エマルションの少なくとも約50重量%の不連続油相、
(b)水性連続相、及び
(c)乳化剤、
を含むエマルションであって、前記乳化剤が、少なくとも約500ダルトンの分子量を有する非アルコキシル化水溶性乳化ポリマーであり;0.1重量%の水溶性乳化ポリマーの水溶液が、約25℃で測定したときに約15〜約60mN/m(約15〜約60dyn/cm)の表面張力を有する、エマルション。
【請求項2】
乳化剤の総重量の約70重量%〜約100重量%が、1つ以上の非アルコキシル化水溶性乳化ポリマーである、請求項1に記載のエマルション。
【請求項3】
油相を約70重量%超含む、請求項1に記載のエマルション。
【請求項4】
油相を約80〜約93重量%含む、請求項1に記載のエマルション。
【請求項5】
前記油相内に含まれる前記油又は前記油それぞれが約5〜約12cal/cc(約209〜約502kJ/m2))のヒルデブランド溶解度パラメータを有する、請求項1に記載のエマルション。
【請求項6】
前記油相内に含まれる前記油又は前記油それぞれが約0.005cm2/s〜約30,000cm2/sの粘度を有する、請求項1に記載のエマルション。
【請求項7】
前記水溶性乳化ポリマーが、約3,000ダルトンよりも大きな分子量を有する、請求項1に記載のエマルション。
【請求項8】
前記水溶性乳化ポリマーが、約10,000ダルトンよりも大きな分子量を有する、請求項1に記載のエマルション。
【請求項9】
前記乳化ポリマーが、約130キロダルトン未満の分子量を有する、請求項1に記載のエマルション。
【請求項10】
約0.25〜約7重量%の前記乳化ポリマーを含む、請求項1に記載のエマルション。
【請求項11】
約0.25〜約5重量%の前記乳化ポリマーを含む、請求項1に記載のエマルション。
【請求項12】
前記水溶性乳化ポリマーが、ポリ(メチルビニルエーテル/マレイン酸)ナトリウム塩のモノアルキルエステル類、アルキル化ポリビニルピロリドン、(3−ジメチルアミノプロピル)−メタクリルアミド/3−メタクリロイルアミドプロピル−ラウリル−ジメチル−アンモニウムクロライド、並びにこれらの混合物から成る群より選択される、請求項1に記載のエマルション。
【請求項13】
前記エマルションの約0.001重量%未満の電解質をさらに含む、請求項1に記載のエマルション。
【請求項14】
請求項1に記載のエマルションを約0.01〜約30重量%含む製品であって、前記製品が、パーソナルケア製品、ヘルスケア製品及び洗濯用製品から成る群より選択される、製品。
【請求項15】
請求項1に記載のエマルションを約0.25〜約5重量%含む、請求項14に記載の製品。
【請求項16】
前記パーソナルケア製品が、ローション、シャンプー、メークアップ及び香料ジェルから成る群より選択される、請求項14に記載の製品。
【請求項17】
前記ローションが、手及び身体用ローションである、請求項16に記載の製品。
【請求項18】
前記ヘルスケア製品が、気化マッサージクリームである、請求項16に記載の製品。
【請求項19】
(a)エマルションの少なくとも約50重量%の不連続油相、
(b)水性連続相;及び、
(c)乳化剤
を含むエマルションであって、前記乳化剤が、水溶性乳化ポリマーを含み;前記水溶性乳化ポリマーは分子量が少なくとも約10,000ダルトンであり;さらに、0.1重量%の水溶性乳化ポリマーの水溶液が、約25℃で測定したときに約15〜約60mN/m(約15〜約60dyn/cm)の表面張力を有し;少なくとも1つの水溶性乳化ポリマーがフィルム形成性ポリマーである、エマルション。
【請求項20】
前記水溶性乳化ポリマーの全てがフィルム形成性ポリマーである、請求項19に記載のエマルション。
【請求項21】
(a)エマルションの少なくとも約50重量%の不連続油相、
(b)水性連続相、及び
(c)乳化剤
を含むエマルションであって、前記乳化剤が水溶性乳化ポリマーから成り、前記水溶性乳化ポリマーが、少なくとも約3000ダルトンの分子量を有し、前記水溶性乳化ポリマーの0.1重量%水溶液が、約25℃で測定したときに約15〜約60mN/m(約15〜約60dyn/cm)の表面張力を有し;前記エマルションがエマルジョンの約0.001重量%未満の電解質を含む、エマルション。
【請求項22】
(a)エマルションの少なくとも約70重量%の不連続油相、
(b)水性連続相、及び
(c)乳化剤
を含むエマルションであって、前記乳化剤が、ポリ(メチルビニルエーテル/マレイン酸)ナトリウム塩のモノアルキルエステル類、アルキル化ポリビニルピロリドン、テレフタレートポリエステル類、(3−ジメチルアミノプロピル)−メタクリルアミド/3−メタクリロイルアミドプロピル−ラウリル−ジメチル−アンモニウムクロライド及びこれらの混合物から成る群より選択される水溶性乳化ポリマーを含む、エマルション。


【公表番号】特表2007−501878(P2007−501878A)
【公表日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−522658(P2006−522658)
【出願日】平成16年8月2日(2004.8.2)
【国際出願番号】PCT/US2004/024896
【国際公開番号】WO2005/016294
【国際公開日】平成17年2月24日(2005.2.24)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】