説明

無線通信におけるコンテンツ保護のための方法及び装置

モバイル局において、コンテンツを安全に表示するための方法が開示される。モバイル局は、スマートモジュール、セキュリティエージェント、及び、コンテンツプロバイダ及び遠隔コンテンツ権利マネージャと通信するためのエアインタフェースを有することができる。スマートモジュールは、コンテンツ表示ユニットを格納し、モバイル局がエアインタフェースを用いて遠隔コンテンツ権利マネージャから安全なコンテンツキーを受信できない場合のためのプロキシコンテンツ権利マネージャを有する。方法において、コンテンツ表示ユニットは、格納されるために、遠隔権利マネージャからスマートモジュールへ伝送される。安全なコンテンツキーは、モバイル局が遠隔権利マネージャと通信できない間、要求されたコンテンツの表示を可能にするために、スマートモジュールから要求される。安全なコンテンツキーは、コンテンツの表示を可能にするために、格納されたコンテンツ表示ユニットに基づいて、プロキシコンテンツ権利マネージャからセキュリティエージェントへ伝送される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に無線通信に関し、特にコンテンツ保護に関する。
【背景技術】
【0002】
通信分野は、例えばページング、無線ローカルループ、インターネットテレフォニ、及び衛星通信システムを含む多数のアプリケーションを有する。典型的なアプリケーションは、モバイル加入者のためのセルラー電話システムである。(本明細書で用いるように、「セルラー」システムという用語は、セルラー通信サービスシステム周波数及びパーソナル通信サービス(PCS)システム周波数の両方を包含する。)例えば無線通信システムのような、多数のユーザが共有の通信媒体にアクセス可能である最新の通信システムが、セルラーシステムとして開発されてきた。これら最新の通信システムは、例えば符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、空間分割多元接続(SDMA)、極分割多元接続(PDMA)、又は当該技術において知られているその他の変調技術のような多元接続技術に基づくことができる。これらの変調技術は、通信システムの多数のユーザから受信した信号を復調し、それによって、通信システムの容量を増加することを可能にする。これらと関連して、例えば先進移動電話サービス(AMPS)、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーション(GSM)、及びその他の無線システムを含む様々な無線通信システムが確立されてきた。
【0003】
FDMAシステムにおいて、全体の周波数スペクトルは多数のより小さいサブバンドに分割され、各ユーザは、通信媒体へアクセスするためにそれぞれのサブバンドを与えられる。あるいはTDMAシステムにおいて、全体の周波数スペクトルは多数のより小さいサブバンドに分割され、各サブバンドは多数のユーザ間で共有され、各ユーザはこのサブバンドを用いて、予め定められたタイムスロット内で送信することができる。CDMAシステムは、増加されたシステム容量を含む、他のタイプのシステムに対して有利な能力を提供する。CDMAシステムにおいて、各ユーザは、常に周波数スペクトルの全体を与えられており、一意のコードを用いることによって送信を区別する。
【0004】
CDMAシステムは、例えば(1)“TIA/EIA-95-B Mobile Station-Base Station Compatibility Standard for Dual-Mode Wideband Spread Spectrum Cellular System”(IS−95規格)、(2)“3rd Generation Partnership Project”(3GPP)と命名された団体によって提供され、文書番号3G TS 25.211、3G TS 25.212、3G TS 25.213、及び3G TS 25.214(W-CDMA規格)を含む文書のセットにおいて実施された規格、(3)“3rd Generation Partnership Project 2”(3GPP2)と命名された団体によって提供され、“TR-45.5 Physical Layer Standard for cdma2000 Spread Spectrum Systems”(IS−2000規格)において実施された規格、のような1つ又は複数のCDMA規格をサポートするように設計されうる。
【0005】
上記のCDMA通信システム及び規格において、利用可能なスペクトルは多数のユーザ間で同時に共有され、例えば音声サービス及びデータサービスのようなサービスを提供するために、適切な技術が利用可能である。
【0006】
一般的なモバイル加入者は、例えばモバイル電話又はラップトップのようなモバイル局又はモバイル端末を、無線通信システムへアクセスするために用いる。モバイル局は、権利発行者との通信を要求するデジタル著作権管理スキームの下で保護されるブロードキャストコンテンツ又はマルチキャストコンテンツを受信及び再生又は記憶することができる。しかし、モバイル局はセルラー電話システムのカバレージエリアの外側にあることがあり、記憶されたコンテンツの再生を妨げる可能性がある。そこで、当該技術において、カバレージエリアの外側にあっても、記憶された保護コンテンツの再生を可能にするように構成されたモバイル局に対するニーズがある。
【発明の開示】
【0007】
(35U.S.C.119条の下の優先権主張)
本特許出願は、2006年2月3日出願の“METHOD AND APPARATUS FOR CONTENT PROTECTION IN WIRELESS COMMUNICATIONS”と題された米国特許仮出願60/764,879号、2006年3月3日出願の“METHOD AND APPARATUS FOR CONTENT PROTECTION IN WIRELESS COMMUNICATIONS”と題された米国特許仮出願60/778,742号、及び2006年5月19日出願の“METHOD AND APPARATUS FOR CONTENT PROTECTION IN WIRELESS COMMUNICATIONS”と題された米国特許仮出願60/802,556号に対する優先権を主張する。これらの米国特許仮出願は、本願の譲渡人に譲渡され、参照することによって本願に明確に組み込まれる。
【発明の概要】
【0008】
本発明の局面は、モバイル局においてコンテンツを安全に表示するための方法に帰する。モバイル局は、コンテンツプロバイダ及び遠隔コンテンツ権利マネージャと通信するエアインタフェース、コンテンツ要求を受信し、コンテンツを表示するユーザインタフェース、スマートモジュール、及びセキュリティエージェントを有することができる。スマートモジュールは、コンテンツ表示ユニットを格納し、また、モバイル局が、エアインタフェースを用いて、遠隔コンテンツ権利マネージャから安全なコンテンツキーを受信できない場合、安全なコンテンツキーを発行するためのプロキシコンテンツ権利マネージャを有する。セキュリティエージェントは、安全なコンテンツキーを、遠隔コンテンツ権利マネージャから安全に受信し、遠隔コンテンツ権利マネージャとスマートモジュールとの間で安全に伝送する。方法において、コンテンツ表示ユニットは、格納されるために、エアインタフェース及びセキュリティエージェントを用いて、遠隔コンテンツ権利マネージャからスマートモジュールへ伝送される。モバイル局が、エアインタフェースを用いて遠隔コンテンツ権利マネージャと通信できない場合、コンテンツ表示要求が受信される。安全なコンテンツキーは、要求されたコンテンツの表示を可能にするために、スマートモジュールから要求される。安全なコンテンツキーは、要求されたコンテンツの表示を可能にするために、1つ又は複数の格納されたコンテンツ表示ユニットに基づいて、プロキシコンテンツ権利マネージャからセキュリティエージェントへ伝送される。
【0009】
本発明のより詳細な局面において、スマートモジュールはリムーバブルスマートカードでありうる。スマートモジュールは、ユニバーサル加入者識別ユニット(USIM)、リムーバブルユーザ識別モジュールR−UIM、又はcdma2000加入者識別ユニット(CSIM)であることもできる。少なくとも1つのコンテンツ表示ユニットが、プロキシコンテンツ権利マネージャの許可されたプロキシ機能を規定し、安全なコンテンツを表示する権利を示すトークンであり、また、安全なコンテンツを表示する権利を許可するクレジットであることができる。
【0010】
加えて、コンテンツプロバイダは、ブロードキャスト・コンテンツ・プロバイダ及び/又はマルチキャスト・コンテンツ・プロバイダでありうる。方法は、モバイル局が、エアインタフェースを用いて遠隔コンテンツマネージャと通信できる場合、安全なコンテンツの利用情報を、プロキシコンテンツ権利マネージャから遠隔コンテンツ権利マネージャ及び/又はコンテンツプロバイダへ伝送することを更に含むことができる。コンテンツセグメント及び/又はプログラムの各表示をカバーする利用統計が保持されうる。コンテンツセグメント又はプログラムの利用統計は、報告されることができる。
【0011】
本発明の別のより詳細な局面において、安全なコンテンツキーは、遠隔コンテンツ権利マネージャによって暗号化されうる。スマートモジュールは、暗号化された安全なコンテンツキーを解読し、解読された安全なコンテンツキーを、1つ又は複数の利用可能なコンテンツ表示ユニットに基づいて、モバイル局へ提供することができる。
【0012】
本発明の別の局面は、コンテンツプロバイダ及び遠隔コンテンツ権利マネージャと通信するエアインタフェース、コンテンツ要求を受信し、コンテンツを表示するユーザインタフェース、スマートモジュール、及びセキュリティエージェントを含むモバイル局内に存在しうる。スマートモジュールは、コンテンツ表示ユニットを格納し、また、モバイル局が、エアインタフェースを用いて、遠隔コンテンツ権利マネージャから安全なコンテンツキーを受信できない場合、安全なコンテンツキーを発行するプロキシコンテンツ権利マネージャを有する。セキュリティエージェントは、安全なコンテンツキーを、遠隔コンテンツ権利マネージャから安全に受信し、遠隔コンテンツ権利マネージャとスマートモジュールとの間で安全に伝送する。モバイル局は、エアインタフェース及びセキュリティエージェントを用いて、コンテンツ表示ユニットを、格納のために、遠隔コンテンツ権利マネージャからスマートモジュールへ伝送する手段、モバイル局が、エアインタフェースを用いて遠隔コンテンツマネージャと通信できない場合、要求されたコンテンツの表示を可能にするために、安全なコンテンツキーをスマートモジュールから要求する手段、及び、要求されたコンテンツの表示を可能にするために、1つ又は複数の格納されたコンテンツ表示ユニットに基づいて、安全なコンテンツキーを、プロキシコンテンツ権利マネージャからセキュリティエージェントへ伝送する手段を更に含む。
【0013】
本発明のまた別の局面は、コンピュータに、モバイル局のインタフェース及びセキュリティエージェントを用いて、コンテンツ表示ユニットを、格納のために、遠隔コンテンツ権利マネージャからモバイル局のスマートモジュールへ伝送させるコード、モバイル局が、エアインタフェースを用いて遠隔コンテンツ権利マネージャと通信できない場合、要求されたコンテンツの表示を可能にするために、コンピュータに、スマートモジュールから安全なコンテンツキーを要求させるコード、及び、要求されたコンテンツの表示を可能にするために、コンピュータに、1つ又は複数の格納されたコンテンツ表示ユニットに基づいて、安全なコンテンツキーを、プロキシコンテンツ権利マネージャからセキュリティエージェントへ安全に伝送させるコードを備えるコンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータプログラム製品内に存在しうる。
【詳細な説明】
【0014】
「典型的」という用語は、本明細書で、「例、実例、又は例証として提供する」という意味で用いられる。本明細書で「典型的」として説明される任意の実施形態は、必ずしも他の実施形態に対して優れていたり有利であるようには解釈されない。
【0015】
モバイル局(MS)、アクセス端末(AT)、ユーザ機器、又は加入者ユニットとしても知られている遠隔局は、移動式又は固定式であり、基地トランシーバ局(BTS)又はノードBとしても知られている1つ又は複数の基地局と通信することができる。遠隔局は、1つ又は複数の基地局を経由して、無線ネットワークコントローラ(RNC)としても知られている基地局コントローラとデータパケットを送受信する。基地局及び基地局コントローラは、アクセスネットワークと称されるネットワークの一部である。アクセスネットワークは、多数の遠隔局間でデータパケットを運ぶ。アクセスネットワークは、例えば企業イントラネット又はインターネットのような、アクセスネットワーク外部の追加のネットワークと更に接続されることができ、各遠隔局とこのような外部ネットワークとの間でデータパケットを運ぶことができる。1つ又は複数の基地局とのアクティブなトラヒックチャネル接続を確立した遠隔局は、アクティブ遠隔局と称され、トラヒック状態にあると言われる。1つ又は複数の基地局とのアクティブなトラヒックチャネル接続を確立する処理中である遠隔局は、接続セットアップ状態にあると言われる。遠隔局は、無線チャネルを介して通信する任意のデータデバイスであることができる。遠隔局は更に、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、外部モデム又は内部モデム、又は無線電話を含むがこれらに限定されない多数のタイプのデバイスのうちの任意のデバイスであることができる。遠隔局が基地局へ信号を送る通信リンクはアップリンクと称され、逆方向リンクとしても知られている。基地局が遠隔局へ信号を送る通信リンクはダウンリンクと称され、順方向リンクとしても知られている。
【0016】
図1を参照すると、無線通信システム100は、1つ又は複数の無線モバイル局(MS)102、1つ又は複数の基地局(BS)104、1つ又は複数の基地局コントローラ(BSC)106、及びコアネットワーク108を含む。コアネットワークは、適切な帰路を経由して、インターネット110及び公衆交換電話網(PSTN)112と接続されることができる。典型的な無線モバイル局は、ハンドヘルド電話、又はラップトップコンピュータを含みうる。無線通信システム100は、例えば符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、空間分割多元接続(SDMA)、極分割多元接続(PDMA)、又は当該技術において知られているその他の変調技術のような多数の多元接続技術のうちの任意の1つを用いることができる。
【0017】
図2及び図3を参照すると、本発明の1つの局面が、モバイル局102(図2)において安全にコンテンツを表示するための方法300(図3)内に存在しうる。モバイル局は、コンテンツプロバイダ204及び遠隔コンテンツ権利マネージャ206と通信するためのエアインタフェース202、コンテンツ要求を受信し、コンテンツ210を表示するためのユーザインタフェース208、スマートモジュール212、及びセキュリティエージェント214を有することができる。スマートモジュールは、コンテンツ表示ユニット216を格納し、モバイル局が、エアインタフェースを用いて、安全なコンテンツキーを遠隔コンテンツ権利マネージャから受信できない場合、安全なコンテンツキー220を発行するためのプロキシコンテンツ権利マネージャ208を有する。セキュリティエージェントは、安全なコンテンツキーを、遠隔コンテンツ権利マネージャから安全に受信し、遠隔コンテンツ権利マネージャとスマートモジュールとの間で安全に運ぶ。方法300において、コンテンツ表示ユニットは、格納されるために、エアインタフェース及びセキュリティエージェントを用いて、遠隔コンテンツ権利マネージャからスマートモジュールへ伝送される(ステップ302)。コンテンツ表示要求は、モバイル局が、エアインタフェースを用いて遠隔コンテンツマネージャと通信できない場合受信される(ステップ304)。安全なコンテンツキーは、要求されたコンテンツの表示を可能とするために、スマートモジュールから要求される(ステップ306)。安全コンテンツキーは、要求されたコンテンツの表示を可能とするために、1つ又は複数の格納されたコンテンツ表示ユニットに基づいて、プロキシコンテンツ権利マネージャからセキュリティエージェントへ伝送される(ステップ308)。
【0018】
本発明のより詳細な局面において、コンテンツプロバイダ204は、ブロードキャスト・コンテンツ・プロバイダ及び/又はマルチキャスト・コンテンツ・プロバイダであることができる。方法は、モバイル局102が、エアインタフェース202を用いて遠隔コンテンツマネージャと通信できる場合、安全なコンテンツの利用情報222を、プロキシコンテンツ権利マネージャ218から、遠隔コンテンツ権利マネージャ206及び/又はコンテンツプロバイダへ伝送することを更に含みうる。
【0019】
スマートモジュール212は、リムーバブルスマートカードであることができる。スマートモジュールは、ユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)、リムーバブルユーザ識別モジュールR−UIM、又はcdma2000加入者識別モジュール(CSIM)であることができる。少なくとも1つのコンテンツ表示ユニット216が、プロキシコンテンツ権利マネージャの許可されたプロキシ機能を規定し、安全なコンテンツを表示する権利を示すトークンであり、また安全なコンテンツを表示する権利を許可するクレジットであることができる。
【0020】
技術は、効率的なブロードキャスト及びマルチキャストコンテンツ権利執行を提供する。スマートモジュール212は、プロキシ権利発行者、権利執行者、及び利用報告者として動作することができる。遠隔権利マネージャ206は、許可されたプロキシ機能を、スマートモジュールへロードしうる。スマートモジュールは、権利オブジェクトROをモバイル局102へ発行し、定期的に、又は基地局104のカバレージがモバイル局102にサービス提供しているときに、権利オブジェクトを遠隔権利マネージャへ送ることができる。安全な通信チャネル224は、スマートモジュールとセキュリティエージェント214との間の安全な通信を可能にすることができる。安全なコンテンツ210は、モバイル局102の安全なコンテンツストア226内に記憶されうる。
【0021】
遠隔コンテンツ権利マネージャ206は、コアネットワーク108(図1)内、又はインターネット110によって利用可能なネットワークサーバ内に存在しうる。同様に、コンテンツプロバイダも、コアネットワーク108内、又はインターネット110によって利用可能なネットワークサーバ内に存在しうる。
【0022】
遠隔コンテンツ権利マネージャ206は、安全なコンテンツキー220を暗号化しうる。安全なコンテンツキー220は、暗号化された形式で、モバイル局102内に記憶されることができる。安全なコンテンツキーを保護するために用いられる暗号化キーは、モバイル局経由で、安全なブートストラッピングによってスマートモジュール212へ提供されることができる。モバイル局は、暗号化されたコンテンツ210を再生する場合、コンテンツ表示ユニット216が利用可能であるならば、暗号化された安全なコンテンツキーをスマートモジュールに提供することができる。スマートモジュールは、これらキーを1対1で解読し、モバイル局へ提供する。
【0023】
本発明の別の局面は、コンテンツプロバイダ204及び遠隔コンテンツ権利マネージャ206と通信するためのエアインタフェース202、コンテンツ要求を受信しコンテンツ210を表示するためのユーザインタフェース208、スマートモジュール212、及びセキュリティエージェント214を含むモバイル局102(図2)内に存在することができる。スマートモジュールは、コンテンツ表示ユニット216を格納し、モバイル局が、エアインタフェースを用いて、安全なコンテンツキーを遠隔コンテンツ権利マネージャから受信できない場合、安全なコンテンツキー220を発行するためのプロキシコンテンツ権利マネージャ218を有する。セキュリティエージェントは、安全なコンテンツキーを、遠隔コンテンツ権利マネージャから安全に受信し、遠隔コンテンツ権利マネージャとスマートモジュールとの間で安全に伝送する。モバイル局は更に、エアインタフェース及びセキュリティエージェントを用いて、コンテンツ表示ユニットを、格納するために、遠隔コンテンツ権利マネージャからスマートモジュールへ伝送する手段、モバイル局がエアインタフェースを用いて遠隔コンテンツマネージャと通信できない場合、要求されたコンテンツの表示を可能にするために、安全なコンテンツキーをスマートモジュールから要求する手段、及び、要求されたコンテンツの表示を可能とするために、1つ又は複数の格納されたコンテンツ表示ユニットに基づいて、安全なコンテンツキーを、プロキシコンテンツ権利マネージャからセキュリティエージェントへ伝送する手段を更に含む。
【0024】
本発明のまた別の局面は、コンピュータに、モバイル局102のセキュリティエージェント214及びエアインタフェース202を用いて、コンテンツ表示ユニット216を、格納するために、遠隔コンテンツ権利マネージャ206からモバイル局のスマートモジュール212へ伝送させるコード、モバイル局がエアインタフェースを用いて遠隔コンテンツマネージャと通信できない場合、要求されたコンテンツ210の表示を可能とするために、コンピュータに、安全なコンテンツキー220をスマートモジュールから要求させるコード、及び、要求されたコンテンツの表示を可能とするために、コンピュータに、1つ又は複数の格納されたコンテンツ表示ユニットに基づいて、安全なコンテンツキーを、プロキシコンテンツ権利マネージャからセキュリティエージェントへ安全に伝送させるコードを備えるコンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータプログラム製品内に存在しうる。
【0025】
記憶された、以前にストリームされたコンテンツ402のためのBCMCSベースのコンテンツ保護に関する1つのオプションが、図4を参照して説明されうる。(例えばモバイル局102のような)端末404は、記録されたコンテンツを再生するための許可を、スマートカード406又はモジュールから求める。スマートカードは、端末に対するプロキシ権利発行者408として動作する。スマートカードは、スマートカードから受信した権利オブジェクト(RO)410内の許可に基づいて、以前に記憶したトラヒック暗号化キー(TEK)を送る。これは、端末がBCMCSカバレージエリアの外にある場合にも起こりうる。ネットワークカバレージが利用可能である場合、端末は、利用統計の報告412を、BCMCSコントローラ414又はその他のネットワークサーバ416へ送る。
【0026】
記憶された、以前にストリームされたコンテンツ402のためのBCMCSベースのコンテンツ保護に関する別のオプションが、図4について説明されうる。ネットワークカバレージが利用可能である場合、端末404は、ROを、https(ハイパーテキスト・トランスポート・プロトコル・セキュア)保護されているチャネル上でコンテンツプロバイダ416から受信する。端末は、記録されたコンテンツを再生するための許可を、スマートカード406から求める。スマートカードは、端末に対するプロキシ権利発行者408として動作する。スマートカードは、以前に記憶されたTEKを、スマートカードから受け取ったRO内の許可に基づいて送る。これは、端末がBCMCSカバレージエリアの外にある場合も起こりうる。ネットワークカバレージが利用可能である場合、端末は、利用統計の報告を、BCMCSコントローラ又はその他のネットワークサーバへ送ることができる。この報告は、例えば一回再生した場合と繰り返し再生した場合とを分けるように、詳細な統計を含むことができる。サービスプロバイダは、格納されたコンテンツの再利用に対して課金してもしなくてもよい。端末は、利用統計の報告412’をコンテンツプロバイダ416へ送ることができ、これによってコンテンツプロバイダは、サービスプロバイダによって報告された利用統計をクロスチェックすることができる。
【0027】
利用統計は、TEKカウント、時間ベースのアカウント、パケットベースのアカウント、又はこれらの組み合わせを含みうる。端末404は、別々の報告メッセージが必要でないように、レポートを他の信号メッセージに便乗させる。利用統計は、ライブストリーミングコンテンツ、始めから終わりまで記録されたコンテンツの再生、及びコンテンツの途中でのユーザの巻き戻しを区別することができる。コンテンツセグメント及び/又はプログラムの各表示をカバーする利用統計が保持されることができる。また、コンテンツセグメント又はプログラムの利用統計を報告することができる。
【0028】
BCMCSコントローラ414は、ブロードキャスト・アクセス・キー(BAK)を、モバイル端末404を経由してスマートカード406へ送ることができる。ショートタームキーメッセージ(STKM)は、BCMCSコントローラからスマートカード406へ送られるか、BCASTサービス配信/調節(BSDA)ユニットによって送られることができる。スマートカードは、ショートタームキー(SK)を、端末上のセキュリティエージェント418へ送ることができる。セキュリティエージェントは、SKを利用後に捨てることを信任されている。
【0029】
記憶された、以前にストリームされたコンテンツ402のためのBCMCSベースのコンテンツ保護に関する別のオプションが、図4を参照して再び説明されうる。ネットワークカバレージが利用可能である場合、端末404は、RO410を、https保護されているチャネル上でコンテンツプロバイダ416から受信する。端末は、コンテンツ暗号化キーを、ローカルに記憶することができる。端末は、記録されたコンテンツを再生するための許可を、スマートカード406から求める。スマートカードは、端末に対するプロキシ権利発行者408として動作する。別の変形例において、スマートカード(CSIM又はR−UIM)は、コンテンツ暗号化キーを計算し、コンテンツプロバイダから受け取ったRO内の許可に基づいて、端末へ送る。暗号化キーは、安全なチャネル420上で送られることができる。これは、端末がBCMCSカバレージエリアの外にある場合にも起こりうる。ネットワークカバレージが利用可能である場合、端末は、一回再生した利用統計の報告を、BCMCSコントローラ又はその他のネットワークサーバへ送る。サービスプロバイダは、記憶されたコンテンツの複数回の再生又は再利用に関して料金を請求しない(又はできない)。端末は、利用統計の報告412’をコンテンツプロバイダへ送ることができ、これによってコンテンツプロバイダは、サービスプロバイダから報告された利用統計のクロスチェックをすることができる。
【0030】
スマートカードベースのRO制御は、キーメッセージ(STKM又はロングタームキーメッセージ(LTKM)を経由して送られることができる。ROは、一回再生する権利、記録する権利、複数回再生する権利等を示しうる。この技術は、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)及びブロードキャスト・アンド・マルチキャスト・サービス(BCMCS)のどちらにも用いられることができる。
【0031】
当業者は、情報及び信号が、あらゆる種類の異なる技術を用いて示されうることを理解するであろう。例えば、上記にわたって参照されうるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場又は磁粒子、光場又は光粒子、又はこれらの任意の組み合わせによって示されることができる。
【0032】
当業者は更に、本明細書に開示された実施形態に関連して記載された、実例となる様々な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムステップが、電子工学的ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実現されうることをよく理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、様々な実例となる構成要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップが、それらの機能観点から一般的に説明された。このような機能が、ハードウェアとして実現されるかソフトウェアとして実現されるかは、システム全体に課された設計制約及び特定のアプリケーションによる。当業者は、各特定のアプリケーションのために上述した機能を様々な方法で実装することができるが、このような実現の決定は、本発明の範囲から逸脱させるものとして解釈されてはならない。
【0033】
本明細書で開示された実施形態に関連して記述された様々な例示的論理ブロック、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、又は上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現又は実行されうる。汎用プロセッサとしてマイクロプロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは状態機器を用いることも可能である。プロセッサは、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに接続された1つ又は複数のマイクロプロセッサ、又はこのような任意の構成であるデバイスの組み合わせとして実現することも可能である。
【0034】
本明細書で開示された実施形態に関連して記述された方法やアルゴリズムのステップは、ハードウェアによって直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって、又は、これらの組み合わせによって具現化される。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、あるいは当該技術で知られているその他の型式の記憶媒体に収納されうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサがそこから情報を読み取り、またそこに情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。又は、記憶媒体はプロセッサに結合されうる。このプロセッサと記憶媒体は、ASIC内に存在することができる。ASICは、ユーザ端末内に存在することもできる。あるいはこのプロセッサと記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリート部品として存在することができる。
【0035】
1つ又は複数の典型的な実施形態において、開示された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせにおいて実現されうる。ソフトウェアにおいてコンピュータプログラム製品として実現される場合、関数は、コンピュータ読取可能媒体上の1つ又は複数の命令又はコードとして格納され、送信されることができる。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータプログラムの、1つの場所から別の場所への伝送を容易にする任意の媒体を含むコンピュータ記憶媒体及び通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能である任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく一例として、そのようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM又はその他の光ディスク記憶、磁気ディスク記憶又はその他の磁気記憶デバイス、又は、コンピュータによってアクセス可能であり、所望のプログラムコードを、命令又はデータ形式で搬送又は記憶するために用いられることのできるその他任意の媒体を備えることができる。また、任意の接続は、適切にコンピュータ読取可能媒体と称される。例えば、もしソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、又は、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、又は例えば赤外線、無線、及び電磁波のような無線技術を用いるその他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、又は例えば赤外線、無線、及び電磁波のような無線技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk及びdisc)は、本明細書で用いられるように、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)及びブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disc)がレーザを用いてデータを光学的に再生するのに対し、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲に含まれる。
【0036】
開示された実施形態における上記記載は、当業者をして、本発明の製造又は利用を可能とするために提供される。これらの実施形態への様々な変形例もまた、当業者に対しては明らかであって、本明細書で定義された一般原理は、本発明の主旨又は範囲から逸脱することなくその他の実施形態にも適用されうる。従って、本発明は、本明細書に開示された実施形態に限定することは意図されておらず、本明細書に開示された原理及び新規特徴と整合が取れた最も広い範囲と一致するように意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】図1は、無線通信システムの例である。
【図2】図2は、本発明の局面に従って、プロキシコンテンツ権利マネージャを有するモバイル局のブロック図である。
【図3】図3は、モバイル局においてコンテンツを安全に表示するための方法のフロー図である。
【図4】図4は、以前にストリームされたコンテンツを再生するための、BCMCSベースのコンテンツ保護システムのブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツプロバイダ及び遠隔コンテンツ権利マネージャと通信するエアインタフェースと、
コンテンツ要求を受信し、コンテンツを表示するユーザインタフェースと、
前記モバイル局が、前記エアインタフェースを用いて、安全なコンテンツキーを前記遠隔コンテンツ権利マネージャから受信できない場合、安全なコンテンツキーを発行するプロキシコンテンツ権利マネージャを有し、コンテンツ表示ユニットを格納するスマートモジュールと、
安全なコンテンツキーを、前記遠隔コンテンツ権利マネージャから安全に受信し、前記遠隔コンテンツ権利マネージャと前記スマートモジュールとの間で安全に伝送するセキュリティエージェントと
を有するモバイル局においてコンテンツを安全に表示する方法であって、
前記エアインタフェースと前記セキュリティエージェントとを用いて、コンテンツ表示ユニットを、格納するために、前記遠隔コンテンツ権利マネージャから前記スマートモジュールへ伝送することと、
前記モバイル局が、前記エアインタフェースを用いて前記遠隔コンテンツ権利マネージャと通信できない場合、コンテンツ表示要求を受信することと、
前記要求されたコンテンツの表示を可能にするために、前記スマートモジュールから安全なコンテンツキーを要求することと、
前記要求されたコンテンツの表示を可能にするために、1つ又は複数の格納された前記コンテンツ表示ユニットに基づいて、安全なコンテンツキーを、前記プロキシコンテンツ権利マネージャから前記セキュリティエージェントへ伝送することと
を備える方法。
【請求項2】
前記スマートモジュールは、リムーバブルスマートカードである、請求項1に記載のモバイル局においてコンテンツを安全に表示する方法。
【請求項3】
前記スマートモジュールは、ユニバーサル加入者識別モジュール(universal subscriber identity module)(USIM)である、請求項1に記載のモバイル局においてコンテンツを安全に表示する方法。
【請求項4】
前記スマートモジュールは、リムーバブルユーザ識別モジュール(removable user identity module)R−UIMである、請求項1に記載のモバイル局においてコンテンツを安全に表示する方法。
【請求項5】
前記スマートモジュールは、cdma2000加入者識別モジュール(cdma2000 subscriber identity module)(CSIM)である、請求項1に記載のモバイル局においてコンテンツを安全に表示する方法。
【請求項6】
少なくとも1つのコンテンツ表示ユニットが、前記プロキシコンテンツ権利マネージャの許可されたプロキシ機能を規定する、請求項1に記載のモバイル局においてコンテンツを安全に表示する方法。
【請求項7】
少なくとも1つのコンテンツ表示ユニットが、安全なコンテンツを表示する権利を示すトークンである、請求項1に記載のモバイル局においてコンテンツを安全に表示する方法。
【請求項8】
少なくとも1つのコンテンツ表示ユニットが、安全なコンテンツを表示する権利を許可するクレジットである、請求項1に記載のモバイル局においてコンテンツを安全に表示する方法。
【請求項9】
前記モバイル局が、前記エアインタフェースを用いて前記遠隔コンテンツ権利マネージャと通信できる場合、前記エアインタフェースを用いて、安全なコンテンツの利用情報を、前記プロキシコンテンツ権利マネージャから前記遠隔コンテンツ権利マネージャへ伝送することを更に備える、請求項1に記載のモバイル局においてコンテンツを安全に表示する方法。
【請求項10】
前記モバイル局が、前記エアインタフェースを用いて前記遠隔コンテンツ権利マネージャと通信できる場合、前記エアインタフェースを用いて、安全なコンテンツの利用情報を、前記プロキシコンテンツ権利マネージャから前記コンテンツプロバイダへ伝送することを更に備える、請求項1に記載のモバイル局においてコンテンツを安全に表示する方法。
【請求項11】
コンテンツセグメントの各表示をカバーするコンテンツセグメント利用統計を維持することと、
前記コンテンツセグメント利用統計を報告することと
を更に備える、請求項1に記載のモバイル局においてコンテンツを安全に表示する方法。
【請求項12】
プログラムの各表示をカバーするプログラム利用統計を保持することと
前記プログラム利用統計を報告することと
を更に備える、請求項1に記載のモバイル局においてコンテンツを安全に表示する方法。
【請求項13】
前記コンテンツプロバイダは、ブロードキャスト・コンテンツ・プロバイダである、請求項1に記載のモバイル局においてコンテンツを安全に表示するための方法。
【請求項14】
前記コンテンツプロバイダは、マルチキャスト・コンテンツ・プロバイダである請求項1に記載のモバイル局においてコンテンツを安全に表示する方法。
【請求項15】
前記安全なコンテンツキーは、前記遠隔コンテンツ権利マネージャによって暗号化され、前記スマートモジュールは、前記暗号化された安全なコンテンツキーを解読し、前記解読された安全なコンテンツキーを、1つ又は複数の利用可能なコンテンツ表示ユニットに基づいてモバイル局へ提供する、請求項1に記載のモバイル局においてコンテンツを安全に表示する方法。
【請求項16】
コンテンツプロバイダ及び遠隔コンテンツ権利マネージャと通信するエアインタフェースと、
コンテンツ要求を受信し、コンテンツを表示するユーザインタフェースと、
コンテンツ表示ユニットを格納するためのスマートモジュールであって、前記モバイル局が、前記エアインタフェースを用いて、安全なコンテンツキーを前記遠隔コンテンツ権利マネージャから受信できない場合、安全なコンテンツキーを発行するプロキシコンテンツ権利マネージャを有するスマートモジュールと、
安全なコンテンツキーを、前記遠隔コンテンツ権利マネージャから安全に受信し、前記遠隔コンテンツ権利マネージャと前記スマートモジュールとの間で安全に伝送するセキュリティエージェントと、
前記エアインタフェースと前記セキュリティエージェントとを用いて、コンテンツ表示ユニットを、格納するために、前記遠隔コンテンツ権利マネージャから前記スマートモジュールへ伝送する手段と、
前記モバイル局が、前記エアインタフェースを用いて前記遠隔コンテンツ権利マネージャと通信できない場合、コンテンツ表示要求を受信する手段と、
前記要求されたコンテンツの表示を可能にするために、1つ又は複数の格納された前記コンテンツ表示ユニットに基づいて、安全なコンテンツキーを、前記プロキシコンテンツ権利マネージャから前記セキュリティエージェントへ伝送する手段と
を備えるモバイル局。
【請求項17】
前記スマートモジュールは、リムーバブルスマートカードである請求項16に記載のモバイル局。
【請求項18】
前記スマートモジュールは、ユニバーサル加入者識別モジュール(universal subscriber identity module)(USIM)である請求項16に記載のモバイル局。
【請求項19】
前記スマートモジュールは、リムーバブルユーザ識別モジュール(removable user identity module)R−UIMである請求項16に記載のモバイル局。
【請求項20】
前記スマートモジュールは、cdma2000加入者識別モジュール(cdma2000 subscriber identity module)(CSIM)である請求項16に記載のモバイル局。
【請求項21】
少なくとも1つのコンテンツ表示ユニットが、前記プロキシコンテンツ権利マネージャの許可されたプロキシ機能を示す請求項16に記載のモバイル局。
【請求項22】
少なくとも1つのコンテンツ表示ユニットが、安全なコンテンツを表示する権利を示すトークンである請求項16に記載のモバイル局。
【請求項23】
少なくとも1つのコンテンツ表示ユニットが、安全なコンテンツを表示する権利を許可するクレジットである請求項16に記載のモバイル局。
【請求項24】
前記モバイル局が、前記エアインタフェースを用いて前記遠隔コンテンツ権利マネージャと通信できる場合、前記エアインタフェースを用いて、安全なコンテンツの利用情報を、前記プロキシコンテンツ権利マネージャから前記遠隔コンテンツ権利マネージャへ伝送する手段を更に備える請求項16に記載のモバイル局。
【請求項25】
前記モバイル局が、前記エアインタフェースを用いて前記遠隔コンテンツ権利マネージャと通信できる場合、前記エアインタフェースを用いて、安全なコンテンツの利用情報を、前記プロキシコンテンツ権利マネージャから前記コンテンツプロバイダへ伝送する手段を更に備える請求項16に記載のモバイル局。
【請求項26】
コンテンツセグメントの各表示をカバーするコンテンツセグメント利用統計を保持する手段と、
前記コンテンツセグメント利用統計を報告する手段と
を更に備える請求項16に記載のモバイル局。
【請求項27】
プログラムの各表示をカバーするプログラム利用統計を保持することと
前記プログラム利用統計を報告することと
を更に備える請求項16に記載のモバイル局
【請求項28】
前記コンテンツプロバイダは、ブロードキャスト・コンテンツ・プロバイダである請求項16に記載のモバイル局。
【請求項29】
前記コンテンツプロバイダは、マルチキャスト・コンテンツ・プロバイダである請求項16に記載のモバイル局。
【請求項30】
前記安全なコンテンツキーは、前記遠隔コンテンツ権利マネージャによって暗号化され、
前記スマートモジュールは、前記暗号化された安全なコンテンツキーを解読し、前記解読された安全コンテンツキーを、1つ又は複数の利用可能なコンテンツ表示ユニットに基づいてモバイル局へ提供する手段を含む請求項16に記載のモバイル局。
【請求項31】
コンピュータに、モバイル局のエアインタフェース及びセキュリティエージェントを用いて、コンテンツ表示ユニットを、格納のために、遠隔コンテンツ権利マネージャから前記モバイル局のスマートモジュールへ伝送させるコードと、
前記モバイル局が、前記エアインタフェースを用いて前記遠隔コンテンツ権利マネージャと通信できない場合、要求されたコンテンツの表示を可能にするために、コンピュータに、前記スマートモジュールから安全なコンテンツキーを要求させるコードと、
前記要求されたコンテンツの表示を可能にするために、コンピュータに、1つ又は複数の前記格納されたコンテンツ表示ユニットに基づいて、安全なコンテンツキーを、前記プロキシコンテンツ権利マネージャから前記セキュリティエージェントへ安全に伝送させるコードと
を備えるコンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータプログラム製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2009−532922(P2009−532922A)
【公表日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−553536(P2008−553536)
【出願日】平成19年2月2日(2007.2.2)
【国際出願番号】PCT/US2007/061577
【国際公開番号】WO2007/092793
【国際公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】