説明

画像形成装置およびプログラム

【課題】画像形成後に積載された記録材の使用者による搬送を良好に保ちながら画像形成動作の進み具合に応じた記録材の積載を実現できる技術を提供する。
【解決手段】記録材に画像を形成する画像形成部と、画像形成部により画像が形成された記録材を積載する用紙積載装置と、用紙積載装置に積載された記録材の重さを検出する圧力センサとを備え、圧力センサが検出した重さが予め定められた積載制限重さに到達したか否かを判断し(S702)、積載制限重さに到達したと判断した場合に、要求された画像形成動作に対する画像形成部による画像形成の進み具合に基づいて画像形成動作を継続するか停止するかを決定する(S704)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、記録材を積載する積載部に実際に積載された記録材の積載重量が予め定めた限界量に達したときに記録材の積載を停止させる技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の装置は、以下のように構成されている。すなわち、シート(記録材)が積載される昇降可能なシート積載手段と、シート積載手段を駆動して昇降させる駆動手段とを備え、積載の過程で駆動手段を作動させてシート積載手段を昇降方向に移動させる制御装置を設け、制御装置は、シートの積載重量が積載の過程で所定の限界量に達したと判断すると積載を停止させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−15824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
積載された記録材の重さが予め定められた重さになった場合に画像形成動作を停止する機能を有する装置では、使用者の記録材の運び易さを考慮して、積載を制限する重さが定められることがある。
他方、使用者は、状況によって、積載された記録材の重さが予め定められた制限重さになった時点で画像形成動作が停止するよりも、制限重さを若干超えたとしても要求した画像形成動作の完了の方を優先させたいと思うことがある。
それゆえ、積載された記録材の重さが制限重さになった場合に画一的に画像形成動作を停止するのではなく、他の事項をも考慮して画像形成動作の停止タイミングを決定することが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像が形成された記録材を積載する積載手段と、前記積載手段に積載された記録材の重さを検出する検出手段と、前記検出手段が検出した重さが予め定められた第1の重さに到達したか否かを判断する判断手段と、前記判断手段が前記第1の重さに到達したと判断した場合に、要求された画像形成動作に対する前記画像形成手段による画像形成の進み具合に基づいて当該画像形成動作を継続するか停止するかを決定する動作決定手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
【0006】
請求項2に記載の発明は、前記画像形成動作についての要求を受け付ける受付手段をさらに有し、前記第1の重さは、前記受付手段が受け付けた重さであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記積載手段に積載された記録材の高さが予め定められた高さに到達したことを検知する高さ検知手段をさらに有し、前記画像形成手段は、前記高さ検知手段が前記積載手段に積載された記録材の高さが予め定められた高さに到達したことを検知した場合には、前記検出手段が検出した重さが前記第1の重さに到達する前でも前記画像形成動作を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置である。
【0007】
請求項4に記載の発明は、前記画像形成動作についての要求を受け付ける受付手段をさらに有し、前記画像形成手段は、前記動作決定手段が前記画像形成動作の停止を決定したことにより当該画像形成動作を停止した後、前記受付手段が前記積載手段に積載される記録材の重さが前記第1の重さより重い第2の重さに到達するまで当該画像形成動作を許容する旨を受け付けた場合には、再度当該画像形成動作を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記動作決定手段は、前記画像形成動作を継続しても当該画像形成動作を完了した時点に前記積載手段に積載される記録材の重さが第3の重さ以下である場合には当該画像形成動作を継続し、当該第3の重さを超える場合には当該画像形成動作を停止することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
【0008】
請求項6に記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、当該画像形成手段により画像が形成された記録材を積載する積載手段とを備える画像形成装置に、前記積載手段に積載された記録材の重さを検出する機能と、前記検出する機能が検出した重さが予め定められた第1の重さに到達したか否かを判断する機能と、前記判断する機能が前記第1の重さに到達したと判断した場合に、要求された画像形成動作に対する前記画像形成手段による画像形成の進み具合に基づいて当該画像形成動作を継続するか停止するかを決定する機能と、を実現させるためのプログラムである。
【0009】
請求項7に記載の発明は、前記画像形成装置は、前記画像形成動作についての要求を受け付ける受付手段をさらに有し、前記第1の重さは、前記受付手段が受け付けた重さであることを特徴とする請求項6に記載のプログラムである。
請求項8に記載の発明は、前記画像形成装置は、前記積載手段に積載された記録材の高さが予め定められた高さに到達したことを検知する高さ検知手段をさらに有し、前記高さ検知手段が前記積載手段に積載された記録材の高さが予め定められた高さに到達したことを検知した場合には、前記検出する機能が検出した重さが前記第1の重さに到達する前でも前記画像形成動作を停止する機能をさらに実現させることを特徴とする請求項6又は7に記載のプログラムである。
【0010】
請求項9に記載の発明は、前記画像形成装置は、前記画像形成動作についての要求を受け付ける受付手段をさらに有し、前記決定する機能が前記画像形成動作の停止を決定したことにより当該画像形成動作を停止した後、前記受付手段が前記積載手段に積載される記録材の重さが前記第1の重さより重い第2の重さに到達するまで当該画像形成動作を許容する旨を受け付けた場合に、再度当該画像形成動作を開始する機能をさらに実現させることを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載のプログラムである。
【発明の効果】
【0011】
本発明の請求項1によれば、画像形成後に積載された記録材の使用者による搬送を良好に保ちながら画像形成動作の進み具合に応じた記録材の積載を実現できる。
本発明の請求項2によれば、本発明を採用しない場合に比べて、積載手段に積載された記録材の搬送という使用者の体力等によってその程度の異なる要素に良好に対応でき、使用者の使い勝手を大きく向上させることができる。
本発明の請求項3によれば、積載手段にて重さでは制御しきれない、記録材の積載高さに起因する問題を未然に取り除くことができる。
【0012】
本発明の請求項4によれば、本発明を採用しない場合に比べて、使用者の要望に良好に対応でき、使用者の使い勝手を大きく向上させることができる。
本発明の請求項5によれば、本発明を採用しない場合に比べて、制限重さを若干超えたとしても要求した画像形成動作の完了の方を優先させたいという要望により対応することができる。
【0013】
本発明の請求項6によれば、画像形成後に積載された記録材の使用者による搬送を良好に保ちながら画像形成の状態に応じた記録材の積載を画像形成装置に実現させることができる。
本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、積載手段に積載された記録材の搬送という使用者の体力等によってその程度の異なる要素に良好に対応させることができ、使用者の画像形成装置の使い勝手を大きく向上させることができる。
本発明の請求項8によれば、画像形成装置に、積載手段にて重さでは制御しきれない、記録材の積載高さに起因する問題を未然に取り除かせることができる。
本発明の請求項9によれば、本発明を採用しない場合に比べて、使用者の要望に良好に対応させることができ、使用者の画像形成装置の使い勝手を大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
【図2】制御装置のブロック図である。
【図3】大容量積載部の概略構成を示す図である。
【図4】積載部材、コンテナ枠および支持部材の斜視図である。
【図5】コンテナ枠の他の形状を示す斜視図である。
【図6】エレベータ装置のエレベータアームの昇降状態を示す図である。
【図7】制御装置が行う第1の実施形態に係る用紙積載処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】制御装置が行う停止後処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】制御装置が行う第2の実施形態に係る用紙積載処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置1の概略構成図である。
画像形成装置1は、原稿の画像を読み取る画像読み取り部2と、記録材の一例としての用紙上に画像を形成する画像形成部3と、画像形成部3に対して用紙を供給する用紙供給部4と、画像形成部3にて画像が形成された用紙を積載する用紙積載装置100とを有している。また、画像形成装置1は、各部位の動作を総括的に管理制御する制御装置200を有している。
【0016】
画像読み取り部2は、透明な原稿台にセットされた原稿の画像を読み取るものである。そして、例えば、ランプ、ミラー及びキャリッジ等からなる光学走査系と、この光学走査系で走査された光学像を結像させるレンズ系と、このレンズ系で結像された光学像を受光して電気信号に変換するCCD等の画像読み取りセンサとを備えて構成されている。
【0017】
画像形成部3は、ブラック(K)、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色に対応し水平方向に並列配置される四つの感光体ドラム5、6、7、8と、各感光体ドラム5〜8に対応して配設される四つの一次転写ローラ9、10、11、12とを備えている。また、画像形成部3は、各感光体ドラム5〜8上に形成されたトナー像が順次一次転写される中間転写ベルト13と、中間転写ベルト13上の重ねトナー像を用紙に二次転写する二次転写ローラ14とを備えている。さらに、画像形成部3は、二次転写後の用紙を搬送するバキューム搬送部15と、転写後の用紙にトナー像を定着させる定着器16とを備えている。
【0018】
なお、各感光体ドラム5〜8の周囲には、それぞれ、感光体ドラム5〜8の表面を一様に帯電する帯電器と、この帯電器によって帯電された感光体ドラム5〜8の表面にレーザ照射によって静電潜像を形成するレーザ書き込み装置とが配置されている。また、感光体ドラム5〜8に形成された静電潜像を予め定められた色成分トナーで現像し可視化する現像器と、一次転写後に感光体ドラム5〜8の表面に残留する残留トナーを除去するクリーナ等が配置されている。
【0019】
これに対して、各一次転写ローラ9〜12は、それぞれに対応する感光体ドラム5〜8の近傍に中間転写ベルト13を介して対向配置されるようになっている。これら一次転写ローラ9〜12は、対応する感光体ドラム5〜8上に形成されたトナー像を中間転写ベルト13に一次転写するものである。また、中間転写ベルト13は、複数(本例では5つ)の支持ローラによってループ状に張設されている。
【0020】
また、二次転写ローラ14は、中間転写ベルト13と対向して配設されている。この二次転写ローラ14は、中間転写ベルト13上に順次一次転写された各色の重ねトナー像を用紙(図示せず)に二次転写(一括転写)するもので、この二次転写位置が画像形成部3における画像形成処理位置となる。そして、バキューム搬送部15は、二次転写ローラ14によってトナー像が転写された用紙を吸引しながら定着器16へと搬送する。定着器16は、加熱加圧等によって用紙にトナー像を定着させる。
【0021】
一方、用紙供給部4は、第1のトレイ17、第2のトレイ18及び第3のトレイ19に収容された各々の用紙(図示せず)を、それぞれ予め定められた経路で搬送する部位である。各トレイ17〜19の近傍には、それぞれに対応する送り出しローラ20、21、22が配設されている。各送り出しローラ20〜22は、対応するトレイ17〜19から一枚ずつ分離して取り出された用紙をニップして用紙搬送路上に一時停止させると共に、予め定められたスタート信号に基づくタイミングで用紙搬送方向の下流側に用紙を送り出す。また、画像読み取り部2の近傍には、ユーザによって操作される受付手段の一例としての操作パネル23が設けられている。操作パネル23は、例えばタッチパネル式のディスプレイであり、操作メニューを表示して、使用者から処理要求等の操作指示を受け付けたり、ユーザに対する選択情報や装置の動作状況等を表示したりする。
【0022】
ここで、各送り出しローラ20〜22による用紙の送り出し位置から、画像形成部3の画像形成処理位置を経由して用紙積載装置100に至る一連の用紙搬送路R1〜R5には、それぞれ用紙搬送のための搬送ローラが複数配設されている。第1のトレイ17に収容された用紙は、送り出しローラ20により送り出された後、第1の用紙搬送路R1を経由して合流搬送部25へと送り込まれる。また、第2のトレイ18に収容された用紙は、送り出しローラ21により送り出された後、第1の用紙搬送路R1を経由して合流搬送部25へと送り込まれる。一方、第3のトレイ19に収容された用紙は、送り出しローラ22によって合流搬送部25へと直接送り込まれる。
【0023】
合流搬送部25に送り込まれた用紙は、第2の用紙搬送路R2を経由して画像形成部3の画像形成処理位置へと送り込まれる。更に、画像形成処理位置を通過した用紙は、バキューム搬送部15により定着器16に送り込まれた後、第3の用紙搬送路R3を経由して用紙積載装置100へと排出される。これに対して、両面に画像が形成される用紙は、定着器16を通過した後、第4の用紙搬送路R4を経由して両面反転部28に送り込まれ、ここで表裏反転された後、第5の用紙搬送路R5を経由して再び合流搬送部25へと送り込まれる。
【0024】
このような用紙搬送路R1〜R5において、第2の用紙搬送路R2には姿勢補正部26とレジストロール27とが配設されている。この姿勢補正部26は、第2の用紙搬送路R2を搬送される用紙の姿勢を補正するものである。また、レジストロール27は、互いに圧接状態に保持された一対のロールによって構成されたもので、これら一対のロール間で用紙をニップしつつ、このロール対を回転させることによって画像形成処理位置に用紙を送り込むものである。このレジストロール27による用紙の送り込みに際しては、図示しないタイミング調整機構によって画像形成処理に対する用紙の到達タイミングが調整される。
なお、画像形成装置1における用紙搬送は、用紙サイズに関わらず用紙搬送方向に直交する方向の用紙中央部(センター)を基準位置とするセンターレジストレーション方式にて行う。
【0025】
図2は、制御装置200のブロック図を示す図である。
制御装置200は、図2に示すように、CPU201と、ROM202と、RAM203と、入力インタフェース204と、出力インタフェース205とを有しており、ROM202には画像形成プログラム、用紙搬送プログラム、用紙積載プログラム等が予め格納されている。
【0026】
そして、この制御装置200は、後述する上部センサ140、下部センサ141、圧力センサ142などからの信号を、入力インタフェース204を介してCPU201に取り込む。そして、CPU201が予め定められた処理プログラムを実行し、画像読み取り部2、画像形成部3、用紙供給部4、用紙積載装置100等に出力インタフェース205を介して予め定められた制御信号を送出し、それぞれの制御対象を制御する。
【0027】
用紙積載装置100は、画像形成部3から搬送された用紙を装置内に導く入口ローラ101(図1参照)と、入口ローラ101にて搬送された用紙をニップしつつ搬送するとともにこの用紙を必要に応じてスイッチバック方式で反転させる反転ローラ102とを有している。
また、用紙積載装置100は、装置上面に設けられたトップトレイ103へ反転ローラ102が搬送した用紙を搬送する搬送ローラ104と、反転ローラ102にて反転された用紙を後述する大容量積載部110へ排出する排出ローラ105とを有している。
また、用紙積載装置100は、入口ローラ101にて搬送された用紙を、この用紙積載装置100の下流側に接続される装置の方へ搬送する搬送ローラ106を有している。
【0028】
そして、反転ローラ102の下方には、入口ローラ101にて搬送された用紙を反転ローラ102に導いたり、反転ローラ102で反転された用紙を排出ローラ105に導いたりするように用紙の進行方向を切り替える切替ゲート107が設けられている。また、反転ローラ102の上方には、反転ローラ102にて搬送された用紙を搬送ローラ104に導いたり、搬送ローラ106に導いたりするように用紙の進行方向を切り替える切替ゲート108が設けられている。
【0029】
次に大容量積載部110について説明する。
大容量積載部110は、用紙を積載する面が昇降するように構成されており、用紙が積載されるごとに徐々に積載面が降下するとともに用紙取り出しが指示されたときも降下する。積載面は後述するエレベータ装置150にて昇降させられる。
【0030】
図3は、大容量積載部110の概略構成を示す図である。図3(a)は、図1におけるIIIA−IIIA部の断面図(但し、大容量積載部110の概略構成を分かり易く示すために排出ローラ105、切替ゲート107などは示していない。)であり、図3(b)は、図3(a)におけるIIIB−IIIB部の断面図である。また、図4は、後述する積載部材111、コンテナ枠112および支持部材113の斜視図である。
【0031】
大容量積載部110は、用紙を積載する積載面111aを有する積載部材111と、積載部材111の積載面111aの外側に位置して積載面111aに積載される用紙の移動を制限するコンテナ枠112とを有している。また、大容量積載部110は、コンテナ枠112の移動を制限するとともに積載部材111を支持してエレベータ装置150により昇降させられる支持部材113を有している。
そして、コンテナ枠112は、荷台114aの下にキャスター114bが取り付けられた台車114に載せられ、積載部材111は支持部材113に載せられた状態で、用紙積載装置100内部に収容されている。
【0032】
積載部材111は、用紙を積載する積載面111aと、積載面111aから積載面111aに平行な方向に延出する延出部111bとを有する。延出部111bは、複数(本実施の形態においては4つ)設けられており、その内、積載面111aから用紙搬送方向に延びるように複数(本実施の形態においては2つ)、用紙搬送方向に直交する方向に延びるように複数(本実施の形態においては2つ)設けられている。なお、本実施の形態に係る積載部材111は、板状の部材であり、積載面111aと延出部111bとが一体的に成形されている。ゆえに、積載面111aと延出部111bとの間に境界はなく、図示もしていない。
【0033】
コンテナ枠112は、積載部材111の積載面111aに垂直な方向に延び、積載面111aに積載される用紙の移動を規制する側壁112aと、台車114の荷台114aに接する底板112bとを有する。側壁112aは、図3(a)に示すように、上方から見た場合にはコの字状であり、用紙が用紙搬送方向に移動するのを制限する壁と、用紙搬送方向に直交する方向に移動するのを制限する壁とから構成される。そして、側壁112aには、積載部材111の延出部111bが嵌合されるとともに積載部材111の昇降を許容する切り欠き112cが、延出部111bと対応する位置に形成されている。
【0034】
また、コンテナ枠112には、人がこのコンテナ枠112を持ち運ぶのを容易にする把持部112dが設けられている。把持部112dは、本実施の形態においては、用紙搬送方向に直交する方向の側壁112aに形成された2つの孔である。使用者は、把持部112dに手を掛けることにより、台車114からコンテナ枠112を持ち上げることができる。その際、切り欠き112cの最下端の端面112eが、積載部材111の延出部111bを支持する支持部として機能して、積載部材111が同時に持ち上がり、積載部材111に積載された用紙をも持ち運ぶことが可能となる。
【0035】
図5は、コンテナ枠112の他の形状を示す斜視図である。把持部112dは、図5(a)に示すように、底板112bの底面に対して角度をつけてもよい。かかる形状とすることにより、図5(b)に示すようにコンテナ枠112を傾けて、積載された用紙を用紙搬送方向の側壁112aに突き当てた状態で運搬することが容易になる。
【0036】
支持部材113は、コンテナ枠112の移動を制限する制限部113aと、積載部材111の延出部111bを支持する支持部としての凹部113bとを有する。支持部材113は、基本的には板状の部材であり、凹部113bは上面113cから凹んでいる。また、凹部113bは、延出部111bと対応する位置に延出部111bと同数形成されている。これにより、支持部材113は、積載部材111の移動を制限することが可能になっている。
【0037】
また、支持部材113は、用紙搬送方向の上流方向および下流方向に延びる延出部113dを複数(本実施の形態においては4つ)有している。エレベータ装置150のエレベータアーム151が、上方から見た場合に台車114の荷台114aの外形の外側に存在する場合に、エレベータアーム151が延出部113dを支持することで支持部材113を持ち上げることが可能になっている。また、支持部材113には、台車114の荷台114aと接触する接触部113eを有する。
【0038】
エレベータ装置150は、エレベータアーム151と、このエレベータアーム151を昇降させる昇降機構(不図示)とから構成される。昇降機構は、周知の種々の昇降機構を用いることができる。例えば、用紙積載装置100の内部に上下方向に設けられたガイドレールにスライダを介してエレベータアーム151を取り付け、モータの回転力をスライダの上下方向への直線運動に変換する駆動伝達機構を利用することで、エレベータアーム151の昇降を実現することができる。
【0039】
図6は、エレベータ装置150のエレベータアーム151の昇降状態を示す図である。図6(a)は、エレベータ装置150のエレベータアーム151が最も上昇した状態を示す図であり、図6(b)は、エレベータ装置150のエレベータアーム151が最も下降した状態を示す図である。図6(a),(b)に示した範囲をエレベータアーム151は昇降する。なお、図6(b)に示すように、エレベータアーム151が最も下降した状態では、支持部材113は、その接触部113eが台車114の荷台114aと接触することにより停止する。そして、かかる状態で台車114を用紙積載装置100内から外部へ取り出すことで積載された用紙を運搬することが可能となる。
【0040】
エレベータ装置150のエレベータアーム151の下降は、大容量積載部110の上部に設けられた上部センサ140の検知に基づいて行われる。上部センサ140は、積載部材111に積載された用紙束の最も上に位置する用紙が排出ローラ105の高さから予め定められた高さだけ低い位置に位置していることを検知する光学式のセンサである。
積載部材111に用紙が積載されていない場合には、エレベータ装置150は、図6(a)の位置で積載部材111および支持部材113を待機させる。そして、積載部材111に用紙が積載され始めると、その積載された用紙束の最も上に位置する用紙を上部センサ140が検知したときに、エレベータ装置150は、積載部材111および支持部材113を予め定められた高さ分下降させる。
【0041】
他方、大容量積載部110の下部には、高さ検知手段の一例としての下部センサ141が設けられている。下部センサ141は、エレベータアーム151を検知する光学式のセンサである。制御装置200は、下部センサ141がエレベータアーム151を検知した場合に、最大限に積載可能な高さまで用紙を積載したとして画像形成動作、用紙搬送動作および用紙積載動作(以下、これらの動作をまとめて「画像形成動作」と称する場合もある。)を停止する。
【0042】
また、大容量積載部110は、積載された用紙の重さを検出するための圧力センサ142を複数(本実施の形態においては4つ)、エレベータアーム151と支持部材113との間に備えている。この圧力センサ142は、圧電素子等により構成されており、積載された用紙の重さを、積載部材111および支持部材113を介して受け、その重さを電気信号に変換して出力するセンサである。制御装置200は、圧力センサ142からの出力値と、予めROM202に記憶している基準値との差を算出することによって、積載された用紙の重さを算出する。このように、圧力センサ142および制御装置200は、大容量積載部110に積載された用紙の重さを検出する検出手段として機能する。
【0043】
以上のように構成された画像形成装置1においては、用紙積載装置100の下部センサ141がエレベータアーム151を検知する前であっても、検出した用紙の重さが積載制限重さに到達した場合には画像形成動作を停止する。積載制限重さは、使用者が操作パネル23に入力した値、あるいは予め定められた値であることを例示することができる。
【0044】
以下、フローチャートを用いて、制御装置200が行う第1の実施形態に係る用紙積載処理について説明する。
図7は、制御装置200が行う用紙積載処理の手順を示すフローチャートである。
制御装置200は、プリントスタートボタンが押されるなど、画像形成動作を行うことが要求されたことなどをトリガーとして用紙積載処理を実行開始し、画像形成動作を実行している間、定期的に実行する。
【0045】
制御装置200は、先ず、大容量積載部110に積載されている用紙の重さを検出する(ステップ501)。そして、ステップ501にて検出された用紙の重さが積載制限重さ以上であるか否かを判別する(ステップ502)。そして、ステップ502にて肯定判定された場合には、画像形成動作を停止する(ステップ503)。
【0046】
他方、ステップ502にて否定判定された場合には、下部センサ141がエレベータアーム151を検知したか否かを判別する(ステップ504)。そして、ステップ504にて肯定判定された場合には、画像形成動作を停止する(ステップ503)。一方、ステップ504にて否定判定された場合には、画像形成動作を継続する(ステップ505)。
このような用紙積載処理を実行することにより、使用者が操作パネル23に希望の重さを積載制限重さとして入力した場合には、より精度高く使用者が希望する重さの分の用紙が積載されることとなる。
【0047】
なお、要求された画像形成動作が完了する前に大容量積載部110に積載された用紙の重さが積載制限重さに到達したことで画像形成動作を停止した場合、その後以下の条件が成立した場合には画像形成動作を再開することが好適である。すなわち、(1)画像形成動作を停止させた後に、操作パネル23への入力により積載制限重さが増加された場合。(2)画像形成動作を停止させた後に、大容量積載部110に積載されていた用紙の少なくとも一部が取り出されたことにより積載された用紙の重さが積載制限重さよりも軽くなった場合。
【0048】
そこで、制御装置200は、要求された画像形成動作が完了する前に大容量積載部110に積載された用紙の重さが積載制限重さに到達したことで画像形成動作を停止した後に、以下に述べる停止後処理を行うことが好適である。
以下、フローチャートを用いて、制御装置200が行う停止後処理について説明する。
図8は、制御装置200が行う停止後処理の手順を示すフローチャートである。制御装置200は、要求された画像形成動作が完了する前に大容量積載部110に積載された用紙の重さが積載制限重さに到達したことで画像形成動作を停止した後に、操作パネル23への入力により積載制限重さが増加されたことをトリガーとして、あるいは定期的に、この停止後処理を実行する。
【0049】
制御装置200は、先ず、大容量積載部110に積載されている用紙の重さを検出する(ステップ601)。そして、ステップ601にて検出した用紙の重さが積載制限重さ以上であるか否かを判別する(ステップ602)。そして、ステップ602にて肯定判定された場合には、画像形成動作の停止を継続する(ステップ603)。他方、ステップ602にて否定判定された場合には、画像形成動作を再開する(ステップ604)。
【0050】
<第2の実施形態>
第2の実施形態においては、制御装置200が行う用紙積載処理が第1の実施形態とは異なる。以下では、第1の実施形態との差異点について述べる。
使用者は、状況によって、積載された用紙の重さが予め定められた積載制限重さになった時点で即座に画像形成動作が停止するよりも、積載制限重さを若干超えたとしても要求した画像形成動作の完了の方を優先させたいと思う場合がある。
そこで、第2の実施形態においては、積載された用紙の重さが積載制限重さになった場合に、画像形成動作の進み具合をも考慮して画像形成動作の停止タイミングを決定する。
【0051】
以下、フローチャートを用いて、制御装置200が行う第2の実施形態に係る用紙積載処理について説明する。
図9は、制御装置200が行う第2の実施形態に係る用紙積載処理の手順を示すフローチャートである。
制御装置200は、プリントスタートボタンが押されるなど、画像形成動作を行うことが要求されたことなどをトリガーとして用紙積載処理を実行開始し、画像形成動作を実行している間、定期的に実行する。
【0052】
制御装置200は、先ず、大容量積載部110に積載されている用紙の重さを検出する(ステップ701)。そして、ステップ701にて検出された用紙の重さが積載制限重さ以上であるか否かを判別する(ステップ702)。
そして、ステップ702にて肯定判定された場合には、要求された画像形成動作が完了した時点に大容量積載部110に積載される用紙の重さを推測する(ステップ703)。これは、今後画像形成動作を完了するまでに積載する用紙の枚数と予めROM202に記憶している用紙1枚あたりの重さを乗算することにより得た値を積載制限重さに加算することで推測する処理である。
【0053】
そして、ステップ703にて推測した用紙の重さが、積載制限重さを超えて画像形成動作の完了を優先する際に許容される許容重さ以上であるか否かを判別する(ステップ704)。そして、ステップ704にて肯定判定された場合には、画像形成動作を停止する(ステップ705)。一方、ステップ704にて否定判定された場合には、画像形成動作を継続する(ステップ706)。
他方、ステップ702にて否定判定された場合には、下部センサ141がエレベータアーム151を検知したか否かを判別し(ステップ707)、ステップ707にて肯定判定された場合には、画像形成動作を停止する(ステップ705)。一方、ステップ707にて否定判定された場合には、画像形成動作を継続する(ステップ706)。
【0054】
なお、許容重さは、使用者が操作パネル23に入力した値、あるいは予め定められた値であることを例示することができる。また、ステップ702にて肯定判定された場合に、別ルーチンで使用者に操作パネル23への入力を促し、その結果得た重さを許容重さとして用いることも好適である。
【0055】
このように、制御装置200が、上述した検出手段が検出した重さが予め定められた第1の重さである積載制限重さに到達したか否かを判断する判断手段として機能するとともに、検出手段が検出した重さが積載制限重さに到達したと判断した場合に要求された画像形成動作の進み具合に基づいて画像形成動作を継続するか停止するかを決定する動作決定手段として機能する。
【0056】
また、上述した第2の実施形態に係る用紙積載処理においては、ステップ703にて、要求された画像形成動作が完了した時点に大容量積載部110に積載される用紙の重さを推測し、推測した重さが許容重さ以上である場合に画像形成動作を停止させているが、要求された画像形成動作によっては以下のタイミングで停止させてもよい。
【0057】
要求された画像形成動作が用紙Y枚を一部とした計Z部数の出力要求である場合であってN部数目の途中で積載制限重さに達した場合には、ステップ703ではZ部全てが完了するまでに積載する用紙の重さを推測し、ステップ704ではその重さが許容重さ以上であると判断されると画像形成動作が停止される。このような場合、もしN部数の出力が完了した時点の重さが許容重さ未満である場合には、積載制限重さを超えてもN部数の出力まで完了させたいと思う場合がある。
【0058】
そこで、上述した第2の実施形態に係る用紙積載処理の変形例として、ステップ704にて、ステップ703で推測した画像形成動作完了時点の用紙の重さが許容重さ以上であると判断された場合には、次に、ある特定の部数まで出力が完了した時点での用紙の重さを推測し、推測した重さが許容重さ未満である場合には画像形成動作を継続することが好適である。
【0059】
なお、上述した第2の実施形態に係る用紙積載処理においては、検出手段が検出した重さが積載制限重さに到達したと判断した場合に、推測した用紙の重さを基準に、画像形成動作を継続するか停止するかを決定するが、要求された画像形成動作が完了するまでに積載される用紙の枚数を基準にしてもよい。すなわち、ステップ703では、要求された画像形成動作が完了するまでにさらに大容量積載部110に排出される用紙の枚数を推測し、ステップ704では、推測した用紙の枚数が、積載制限重さを超えて画像形成動作の完了を優先する際に許容される許容用紙枚数であるか否かを判別する。かかる場合においても、許容用紙枚数は、使用者が操作パネル23に入力した値、あるいは予め定められた値であることを例示することができる。また、ステップ702にて肯定判定された場合に、別ルーチンで使用者に操作パネル23への入力を促し、その結果得た枚数を許容用紙枚数として用いることも好適である。
【0060】
なお、上述した第1の実施形態および第2の実施形態においては、大容量積載部110に積載された用紙の重さが積載制限重さに到達した場合に画像形成動作を停止するが、画像形成動作を停止するのではなくて他の積載部位であるトップトレイ103に用紙を積載するようにしてもよい。かかる場合、上述した制御装置200が行う用紙積載処理において、ステップ503あるいはステップ705では、画像形成動作を停止する代わりに他の積載部への積載に切り替える処理を行う。
【0061】
また、用紙積載装置100の用紙搬送方向の下流側にさらに用紙積載装置100が接続されている場合には、現在積載している用紙積載装置100に積載された用紙の重さが積載制限重さに到達した場合には、他の用紙積載装置100に積載するように切り替えてもよい。
【0062】
また、複数の用紙積載装置100が接続される場合など、トップトレイ103を含めて複数の代替積載部位が存在する場合には、その各々に用紙が既に積載されているか否かを検知する用紙有無検知センサを備え、用紙有無検知センサが用紙が積載されていないことを検知した積載部位に用紙を積載するように切り替えることが好適である。
【0063】
また、上述した用紙積載装置100の大容量積載部110では、エレベータ装置150で用紙の積載面を昇降させる態様であるが、特にかかる態様の積載部位に限定されない。例えば、台車114にコンテナ枠112のみを載せ、排出ローラ105から排出されて自重で落下した用紙をコンテナ枠112の底板112bに積載する態様でもよい。かかる態様の場合には、底板112bと台車114の荷台114aとの間に圧力センサ142を備え、この圧力センサ142の出力値に基づいて積載された用紙の重さを検出し、検出した重さに基づいて画像形成動作を継続するか停止するかを制御することが好適である。
【0064】
また、かかる場合、制御装置200は、上部センサ140がコンテナ枠112に積載された用紙束の最も上に位置する用紙を検知した場合に、最大限に積載可能な高さまで用紙を積載したとして、積載された用紙の重さに関わらず画像形成動作を停止するようにすればよい。
【符号の説明】
【0065】
1…画像形成装置、2…画像読み取り部、3…画像形成部、4…用紙供給部、100…用紙積載装置、110…大容量積載部、111…積載部材、112…コンテナ枠、113…支持部材、114…台車、140…上部センサ、141…下部センサ、142…圧力センサ、150…エレベータ装置、200…制御装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により画像が形成された記録材を積載する積載手段と、
前記積載手段に積載された記録材の重さを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した重さが予め定められた第1の重さに到達したか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段が前記第1の重さに到達したと判断した場合に、要求された画像形成動作に対する前記画像形成手段による画像形成の進み具合に基づいて当該画像形成動作を継続するか停止するかを決定する動作決定手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記画像形成動作についての要求を受け付ける受付手段をさらに有し、
前記第1の重さは、前記受付手段が受け付けた重さであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記積載手段に積載された記録材の高さが予め定められた高さに到達したことを検知する高さ検知手段をさらに有し、
前記画像形成手段は、前記高さ検知手段が前記積載手段に積載された記録材の高さが予め定められた高さに到達したことを検知した場合には、前記検出手段が検出した重さが前記第1の重さに到達する前でも前記画像形成動作を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成動作についての要求を受け付ける受付手段をさらに有し、
前記画像形成手段は、前記動作決定手段が前記画像形成動作の停止を決定したことにより当該画像形成動作を停止した後、前記受付手段が前記積載手段に積載される記録材の重さが前記第1の重さより重い第2の重さに到達するまで当該画像形成動作を許容する旨を受け付けた場合には、再度当該画像形成動作を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記動作決定手段は、前記画像形成動作を継続しても当該画像形成動作を完了した時点に前記積載手段に積載される記録材の重さが第3の重さ以下である場合には当該画像形成動作を継続し、当該第3の重さを超える場合には当該画像形成動作を停止することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
記録材に画像を形成する画像形成手段と、当該画像形成手段により画像が形成された記録材を積載する積載手段とを備える画像形成装置に、
前記積載手段に積載された記録材の重さを検出する機能と、
前記検出する機能が検出した重さが予め定められた第1の重さに到達したか否かを判断する機能と、
前記判断する機能が前記第1の重さに到達したと判断した場合に、要求された画像形成動作に対する前記画像形成手段による画像形成の進み具合に基づいて当該画像形成動作を継続するか停止するかを決定する機能と、
を実現させるためのプログラム。
【請求項7】
前記画像形成装置は、前記画像形成動作についての要求を受け付ける受付手段をさらに有し、
前記第1の重さは、前記受付手段が受け付けた重さであることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記画像形成装置は、前記積載手段に積載された記録材の高さが予め定められた高さに到達したことを検知する高さ検知手段をさらに有し、
前記高さ検知手段が前記積載手段に積載された記録材の高さが予め定められた高さに到達したことを検知した場合には、前記検出する機能が検出した重さが前記第1の重さに到達する前でも前記画像形成動作を停止する機能をさらに実現させることを特徴とする請求項6又は7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記画像形成装置は、前記画像形成動作についての要求を受け付ける受付手段をさらに有し、
前記決定する機能が前記画像形成動作の停止を決定したことにより当該画像形成動作を停止した後、前記受付手段が前記積載手段に積載される記録材の重さが前記第1の重さより重い第2の重さに到達するまで当該画像形成動作を許容する旨を受け付けた場合に、再度当該画像形成動作を開始する機能をさらに実現させることを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−222091(P2010−222091A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−70460(P2009−70460)
【出願日】平成21年3月23日(2009.3.23)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】