説明

画像形成装置のモータ制御装置

【課題】 画像形成装置のモータ駆動回路に付随する素子異常時に動作する冗長回路を抑制することにより、部品点数、配置スペース及びコストアップの抑制を図る。
【解決手段】 画像形成装置のエネルギー消費低減のためにのみ使用されていた切換手段に、駆動回路の故障によるモータの回転数異常時の負荷停止動作も兼用させる。または、コンバータを複数搭載した画像形成装置において駆動回路の故障によるモータの回転数異常時の負荷停止動作をコンバータの起動停止動作に兼用させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置における装置負荷駆動用モータの制御装置及び制御方法に関するものであり、特にモータ及びモータ駆動回路の異常検知方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のモータ及び駆動回路の回転数異常時の処理方法としてはモータのスイッチング動作を行う素子以外に別途用意した切換手段を非導通とすることで異常時の処理を施したものがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
以下、図6を用いて従来例について説明する。図6は従来例を簡易的に説明するためのものであり、モータ601の両側に切換手段602、スイッチング素子603が配置され、切換手段602にはコンバータ出力が入力されており、切換手段602が導通、スイッチング素子603がスイッチング動作を行うことでモータ601は回転駆動される。回転数検出信号604は、詳細は記載しないが回転数検出手段より出力され、回転数検出信号604と目標速度との比較演算を行うことでマイクロコントローラ605により定速制御が実行される。PWM駆動信号606はスイッチング素子603をPWM駆動するためにマイクロコントローラ605から出力される駆動信号であり、切換信号607は切換手段の導通制御を行うための駆動信号である。PWM駆動信号606による定速制御を実行しているにもかかわらず、回転数検出信号604が目標回転数よりも高い状態が継続した場合には切換信号607により切換手段602を非導通とすることで異常時の処理を行っている。
【特許文献1】特開2002−27605号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、画像形成装置等の記録装置においては、ドキュメントのカラー化の進展、紙資源の節約を目指した両面印刷機能及びステイプラー等のユーザビリティ向上のためのオプションカセット機能の装着が進んでいる。このような背景から原稿搬送、潜像形成等に利用されるモータ及び駆動回路の数量が増加しており、システムの複雑化が進展している。また、動作異常に対しての保護を行うために従来例に示したようにモータ駆動回路に冗長回路を付加する必要性から、回路規模が増加している。
【0005】
先に述べたように画像形成装置としての機能向上を実現するために装置1台あたりに使用されるモータ個数及び駆動回路の増加、冗長回路の増加により以下の課題が存在する。
【0006】
・駆動回路の規模が増加するため、部品配置スペースの増加強いては装置自体の小型化実現の障害となる。
【0007】
・回路規模の増加による部品点数の増加により、コストダウンが困難となるため不経済である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本出願に係る第1の発明は
複数の直流出力と、装置負荷を駆動するモータと、該モータの回転速度を検出する回転数検出手段と、前記回転数検出手段からの速度情報を計数処理し、設定速度との比較演算を行うことで前記モータを定速回転すべく、前記モータへの投入電力を制御する投入電力制御手段を制御する演算制御手段とで構成される画像形成装置のモータ制御装置において、
前記演算制御手段と回転数検出手段とモータは、前記複数の直流出力により動作し、少なくとも1つの直流出力には前記演算制御手段により導通制御される切換手段が配置され、前記モータは前記切換手段の後段に配置され、前記回転数検出手段からの速度情報と、目標速度との差分が一定値以上になったときに前記切換手段を非導通とすることを特徴とする。
【0009】
本出願に係る第2の発明は
複数の変換装置にて前記複数の直流出力が生成され、少なくとも1つの前記変換装置は前記演算制御手段から起動停止動作制御が可能な画像形成装置のモータ制御装置において、
前記モータは前記演算制御手段から制御可能な前記変換装置の後段に配置され、前記回転数検出手段からの速度情報と、目標速度との差分が一定値以上になったときに前記変換装置を停止状態とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
以上に説明したように、本出願に係る第1の発明によれば、従来は記録装置のエネルギー消費低減のためにのみ使用されていた切換手段に、駆動回路の故障によるモータの回転数異常時の負荷停止動作も兼用させることにより、部品点数の低減が図られ、コストダウン、実装スペースの確保強いては装置の小型化が実現可能となる。これらの効果は記録装置の機能向上に狙った駆動回路の増加に伴い、より顕著になる。
【0011】
また、第2の発明によれば、エネルギー消費低減のためにコンバータを複数搭載した記録装置においては駆動回路の故障によるモータの回転数異常時の負荷停止動作をコンバータの起動停止動作に兼用させることにより、切換手段を有していない記録装置においても部品点数の増加を抑制することができ、コストダウン、実装スペースの確保が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
【実施例1】
【0013】
本発明の第1の実施例を説明する。図1は本発明の第1の実施例を説明する断面図であり、画像形成装置の例としてはレーザビームプリンタを示している。以下、構成及び動作について説明する。
【0014】
画像形成装置であるレーザビームプリンタ本体101は、記録紙Pをセットする給紙カセット102を有し、給紙カセット102の記録紙Pの有無を検知する紙有無センサ103、給紙カセット102から図示しないがソレノイドの動作により記録紙Pを取り出す給紙ローラ104、給紙ローラ104の下流には記録紙Pがレジローラ105まで到達したことを検知するレジセンサ106、レジローラ105で整合された記録紙Pが画像書き出し位置まできたことを検知するTOPセンサ107が設けられている。プロセスカートリッジ108は電子写真方式に必要な感光ドラム109、一次帯電ローラ110、現像器111、クリーナ112を具備している。レーザスキャナ部113内のレーザユニット114からのレーザ光をポリゴンミラー115に照射し、結像レンズ116及び折り返しミラー117を介して感光ドラム109上に潜像が形成され、現像器111によって感光ドラム109上に可視像化され、転写ローラ118により記録紙P上にトナー像が転写される。転写ローラの下流には記録紙P上に形成されたトナー像を熱定着する定着器119が設けられており、記録紙Pと共に回転するポリイミドフィルム120内に具備されたヒータ発熱体121と加圧ローラ122により記録紙P上のトナー像が記録紙P上に定着する。さらに定着器119の下流には紙の搬送状態を検知する排紙センサ123、記録紙Pを排紙する排紙ローラ124が設けられている。また、ファンモータ125はプリンタ本体101の機内の温度を下げる役割を果たしている。エンジンコントローラ126は後述するが、プリンタの各種動作を担う。メインモータ127は給紙ローラ104、感光ドラム109、定着器119、排紙ローラ124等の回転動作を司り、記録紙Pを搬送する動作を行っている。画像コントローラ128は、図示しないがホストコンピュータからの画像情報を2値化処理し、エンジンコントローラ126に処理データを転送する役割とホストコンピュータとの通信機能を有している。
【0015】
図2は図1のレーザビームプリンタ本体101における各ユニット間、特にコンバータ出力からの直流電圧系統のブロック図の一例を示したものである。商用電源が整流フィルタを介してヒータ制御部、コンバータに入力され、商用電源から生成されたコンバータの直流出力には、マイクロコントローラ、画像コントローラ用の直流出力を生成するダウンコンバータA、ラインスイッチ、ファンモータが接続される。ラインスイッチの下流にはレーザ、各種センサ用の直流出力を生成するダウンコンバータB、ポリゴンミラーモータ、メインモータ、高圧電源、給紙ソレノイドが接続される。マイクロコントローラはスタンバイ動作中にラインスイッチを非導通とし、スキャナモータ、レーザドライバ、モータ駆動回路のアイドリング電流、センサ駆動電流による電力消費が発生しないようにしている。これによりレーザビームプリンタ101の動作待機時(スタンバイ時)におけるエネルギー消費が必要最小限になるように制御される。
【0016】
また、図示しないがマイクロコントローラはラインスイッチ制御以外にも上述した画像形成を行うためにヒータ、高圧電源、各種モータ、ファン、ソレノイド、レーザ等の各種制御を行うともに、各センサからの情報を元にプリント動作を実現するための各種制御を行っている。また、エンジンコントローラ126上にはこれに限定したものではないが、高圧電源、ヒータ制御部、モータ駆動回路、ファン駆動回路、コンバータ、ダウンコンバータA、B等が配置される。また、各コンバータの直流出力の例としてはコンバータの出力として24V、ダウンコンバータAの出力として3.3V、ダウンコンバータBの出力として5Vが挙げられるが、これに限ったものではないことを明記しておく。
【0017】
図3−1はレーザビームプリンタ101、駆動回路、ラインスイッチ及びコントローラとの関係を明記したものである。図3−2にはDCブラシモータ、エンコーダと光学センサとによる回転数検出手段の概略図を示したが、以下は安価なシステムとして多用されるこれらDCブラシモータとエンコーダとの系を例に説明する。図3−1中の301はマイクロコントローラ、302は負荷遮断用のラインスイッチ素子(本実施例ではpチャネルMOSFET)、303はメインモータ、304は上述したメインモータ303の速度検出用のエンコーダと光学センサとから出力される回転数検出信号を示している。マイクロコントローラ301からはメインモータ303のPWM駆動用としてPWM駆動信号305が出力され、プッシュプル駆動段306を介して、スイッチング素子307(本実施例ではnチャネルMOSFET)の制御端子に各々制限抵抗308を介して接続されている。スイッチング素子307の電流流出端子はコンバータの低電位側(GND)に接続され、スイッチング素子307の電流流入端子はメインモータ303の一端に接続される。メインモータ303の他端はラインスイッチ素子302の電流流出端子に接続される。ラインスイッチ素子302の電流流入端子はコンバータの高電位側(Vcc)に接続され、ラインスイッチ素子302の制御端子には抵抗309を介してマイクロコントローラ301から切換信号310が入力される。ラインスイッチ素子302の電流流入端子と制御端子との間には電位確定用に抵抗311が接続される。また、スイッチング素子307の制御端子と電流流出端子との間にはスイッチング素子307の制御端子の電位を確定するために抵抗312が接続される。メインモータ303の端子間にはモータ電流回生用ダイオード313のアノード端子がスイッチング素子307の電流流入端子側に、カソード端子がラインスイッチ素子302の電流流出端子側に接続される。
【0018】
マイクロコントローラ301は回転数検出信号304からの時間情報を常に計数しており、目標回転数との比較演算を行い、PWM駆動信号305のデューティを調整することでメインモータ303に投入する電力を調整する。マイクロコントローラ301は回転数検出信号304からの情報により速度上昇が検出された場合、PWM駆動信号305のデューティを減少させ、速度下降が検出された場合、PWM駆動信号305のデューティを増加させることで投入電力を制御する。また、一般的にメインモータ303はレーザビームプリンタ101の駆動負荷が最大になった状態でも駆動可能になるように設計されており、特にPWM駆動の場合にはデューティ100%の状態におけるメインモータ303の駆動出力が、レーザビームプリンタ101の最大駆動負荷よりも大きくなるように設計される。一方で半導体素子が一般的に利用されるスイッチング素子307が静電気及び過負荷等により電流流入端子と電流流出端子間のインピーダンスが低下して破壊される場合にはコンバータの過負荷状態が継続されるばかりでなく、メインモータ303の回転速度の上昇によりプロセスカートリッジ108内の感光ドラム109をはじめ、各種ローラに過大な負荷が印加されることになる。また、当然のことながら目標回転数でメインモータ303が回転駆動しているわけではないので、正常な画像出力が得られるわけではなく、不必要な用紙ジャムでユーザを煩わすことになる。本実施例ではメインモータ303の回転速度上昇による上記弊害を回避するために、回転数検出信号304からの情報により速度上昇が検出された場合、レーザビームプリンタ101の動作待機時(スタンバイ時)におけるエネルギー消費を低減するために配置されているラインスイッチ素子302を非導通状態とすることで、メインモータ303への電力供給を遮断するという手法を提案する。
【0019】
本実施例では1ドラムのレーザビームプリンタを例に説明したが、本出願はレーザビームプリンタに限定したものではなく、複写機をはじめとする各種記録装置に応用可能なものである。また、本実施例ではモータとしてDCブラシモータ、センサとして光学式センサ、回転数検出手段としてエンコーダを例とした。
【実施例2】
【0020】
図4は本発明の第2の実施例を説明するためのものであり、第1の実施例との違いはラインスイッチ素子302の電流流出端子側に記録装置としての機能の異なる2つのモータ及び駆動回路が接続されているところにある。401はレーザビームプリンタの機能を拡張するためのものであり、例としてオプションカセットの駆動用モータが該当することになる。本実施例でも安価なシステムであるDCブラシモータを例に説明する。また、実施例1と同じ機能の箇所には同一符号を付してある。401はオプションモータ、402はオプションモータ401の速度検出用のエンコーダと光学センサとから出力される回転数検出信号を示している。マイクロコントローラ301からはオプションモータ401のPWM駆動用としてPWM駆動信号403が出力され、プッシュプル駆動段404を介して、スイッチング素子405(本実施例ではnチャネルMOSFET)の制御端子に各々制限抵抗406を介して接続されている。スイッチング素子405の電流流出端子はコンバータの低電位側(GND)に接続され、スイッチング素子405の電流流入端子はそれぞれオプションモータ401の一端に接続される。オプションモータ401の他端はラインスイッチ素子302の電流流出端子に接続される。また、スイッチング素子405の制御端子と電流流出端子との間にはスイッチング素子405の制御端子の電位を確定するために抵抗407が接続される。本実施例では、回転数検出信号304が目標回転数よりも高い状態が継続した場合に、ラインスイッチ素子302を非導通状態とすることに加え、オプションモータ401の回転数検出信号402が目標回転数よりも高い状態が継続した場合にも、ラインスイッチ素子302を非導通状態とし、メインモータ303,オプションモータ401への電力供給を遮断するという手法を提案する。
【0021】
なお、本実施例ではメインモータ303に加え、機能拡張の例としてオプションカセットを提案している。
【実施例3】
【0022】
図5は本発明の第3の実施例を説明するためのものであり、第1、第2の実施例との違いは複数の直流出力生成用のコンバータを有し、少なくとも1つのコンバータにマイクロコントローラからの起動停止制御が可能な系において、モータの回転数上昇時にモータが電力供給を受けているコンバータの動作を停止させるところにある。
【0023】
図5はレーザビームプリンタにおける各ユニット間、特にサブコンバータ、コンバータ構成における直流電圧系統のブロック図の一例を示したものである。商用電源が整流フィルタを介してヒータ制御部、コンバータ、サブコンバータに入力され、商用電源から生成されたサブコンバータの直流出力には、マイクロコントローラ、画像コントローラ用の直流出力を生成するダウンコンバータA、ファンモータが接続される。コンバータの下流にはレーザ、各種センサ用の直流出力を生成するダウンコンバータB、ポリゴンミラーモータ、メインモータ、高圧電源、給紙ソレノイドが接続される。マイクロコントローラはスタンバイ動作中にコンバータを停止状態とし、スキャナモータ、レーザドライバ、モータ駆動回路のアイドリング電流、センサ駆動電流による電力消費が発生しないようにしている。これによりレーザビームプリンタの動作待機時(スタンバイ時)におけるエネルギー消費が必要最小限になるように制御される。
【0024】
図示しないが、マイクロコントローラは回転数検出信号からの時間情報を常に計数し、目標回転数との比較演算を行っており、回転数検出信号が目標回転数よりも高い状態が継続した場合に、コンバータの停止制御を実行し、コンバータからの電力供給を停止することでモータへの電力供給を停止するという手法を提案する。
【0025】
なお、本実施例ではサブコンバータ、コンバータ構成を例に説明を行ったが、コンバータ内の直流出力を任意に起動停止制御を行えるような回路構成になっている場合も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するための画像形成装置の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を説明するための1コンバータ系統のブロック図である。
【図3】(3―1)本発明の第1の実施例を説明するためのモータ周辺の回路図である。(3−2)本発明の第1の実施例を説明するためのモータ、エンコーダ、センサの概略図である。
【図4】本発明の第2の実施例を説明するためのモータ周辺の回路図である。
【図5】本発明の第3の実施例を説明するための2コンバータ系統のブロック図である。
【図6】従来例を簡易的に説明するための図。
【符号の説明】
【0027】
301 マイクロコントローラ
302 負荷遮断用のラインスイッチ
304 回転数検出信号
307 スイッチング素子
310 切換信号

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の直流出力と、装置負荷を駆動するモータと、該モータの回転速度を検出する回転数検出手段と、前記回転数検出手段からの速度情報を計数処理し、目標速度との比較演算を行うことで前記モータを定速回転すべく、前記モータへの投入電力を制御する投入電力制御手段を制御する演算制御手段とで構成される画像形成装置のモータ制御装置において、
前記演算制御手段と回転数検出手段とモータは、前記複数の直流出力により動作し、少なくとも1つの直流出力には前記演算制御手段により導通制御される切換手段が配置され、前記モータは前記切換手段の後段に配置され、
前記回転数検出手段からの速度情報と、目標速度との差分が一定値以上になったときに前記切換手段を非導通とすることを特徴とする画像形成装置のモータ制御装置。
【請求項2】
複数の変換装置にて前記複数の直流出力が生成され、少なくとも1つの前記変換装置は前記演算制御手段から起動停止制御が可能な画像形成装置のモータ制御装置において、
前記演算制御手段と回転数検出手段とモータは、前記複数の直流出力により動作し、前記モータは前記演算制御手段から制御可能な前記変換装置の後段に配置され、
前記回転数検出手段からの速度情報と、目標速度との差分が一定値以上になったときに前記変換装置を停止状態とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置のモータ制御装置。
【請求項3】
前記投入電力制御手段は半導体素子を用いたPWM制御手段による投入電力制御手段であり、前記回転数検出手段は回転数を電気信号に変換するエンコーダ手段であり、前記モータはDCブラシモータであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置のモータ制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−148228(P2010−148228A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−322320(P2008−322320)
【出願日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】