説明

画像表示装置、画像表示方法及びコンピュータプログラム

【課題】言語の書字方向が異なる複数の言語について表示する場合であっても、各言語についてユーザに理解し易い適切な表示を行うことが可能となる画像表示装置、画像表示方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】現在ナビゲーション装置で設定されている言語や液晶ディスプレイ15に表示する案内画面の情報を取得し、取得された言語や案内画面の情報に基づいて、液晶ディスプレイ15に画像を表示する際に画像の鏡像反転を行うことによって液晶ディスプレイ15に画像を表示するか否かを判定し、鏡像反転を行うことによって液晶ディスプレイ15に画像を表示すると判定された場合には、画像パーツDB32に記憶された鏡像画像パーツ35を用いて液晶ディスプレイ15に表示する為の画像を鏡像でRAM42上に作成し、作成した画像を鏡像反転させて液晶ディスプレイ15に表示するように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を表示する画像表示装置、画像表示方法及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両の走行案内を行い、運転者が所望の目的地に容易に到着できるようにしたナビゲーション装置が車両に搭載されていることが多い。ここで、ナビゲーション装置とは、GPS受信機などにより自車の現在位置を検出し、その現在位置に対応する地図データをDVD−ROMやHDDなどの記録媒体またはネットワークを通じて取得して液晶モニタに表示することが可能な装置である。更に、かかるナビゲーション装置では、自車の現在位置の周辺にある施設に関する施設情報を案内することも行われている。また、近年は携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ等においても上記ナビゲーション装置と同様の機能を有するものがある。
【0003】
ここで、上記ナビゲーション装置等は、複数の言語が使用される地域において使用される場合がある。その場合には、その地域で使用される複数の言語に対応した案内を行う必要がある。そこで、例えば、特開平11−219105号公報には、その地域で使用される複数の言語に対応する文字データを予め記憶しておき、現在設定されている言語或いは車両の現在位置に対応する言語の文字データを使用して案内画面を表示するナビゲーション装置が提案されている。
【0004】
また、上記ナビゲーション装置等以外にも、文字を表示する電子機器では、同様の解決策が行われている。例えば、デジタルカメラや携帯型音楽プレイヤ等がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−219105号公報(第4頁〜第6頁、図1〜図3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、言語の書字方向には、文字の並べ方によって文字を列ごとに上から下へと縦に連ねる“縦書き”と、文字を行ごとに一方向に横に並べる“横書き”がある。更に、縦書きには、列を右から左へと順に並べる“右縦書き”と、左から右へと順に並べる“左縦書き”がある。また、横書きには、文字を右から左へと順に並べて行を左に進める“右横書き”と、文字を左から右へと順に並べて行を右に進める“左横書き”がある。
【0007】
そして、上記特許文献1の記載の技術では、使用される複数の言語に、例えば“右横書き”と“左横書き”の言語や“右縦書き”と“左縦書き”の言語が含まれている場合には、単純に文字を入れ替えるだけではユーザにとって適切な案内画面が表示できない場合があった。
【0008】
以下に、具体的を用いて説明する。
例えば、図8は、周辺施設に関する施設情報(例えば、施設名称)をリスト表示した案内画面101を示す。ここで、案内画面101は、複数の枠102と、枠102内にそれぞれ配置された施設情報を示す文章103と、スクロールボタン104から構成される。尚、スクロールボタン104は、枠102内に文章103が収まらない場合に、文章103をスクロールさせて非表示となっていた文章部分を表示させる為のボタンである。ここで、図8のように“左横書き”の言語に対応したレイアウトの案内画面101で、文字のみを“右横書き”の文字に入れ替えると、図9に示す案内画面111となる。案内画面111では、枠112内にそれぞれ配置された施設情報を示す文章113の文頭が揃わない問題が生じる。更に、文末にあるべきスクロールボタン114が各文章113の文頭に配置されることとなり、また、スクロールボタン114の示す矢印方向と実際にスクロールされる方向とが逆になることから、適切なスクロールボタン114の操作が行われない虞がある。
【0009】
上記問題を解決する方法として、“左横書き”の言語に対応したレイアウトと“右横書き”の言語に対応したレイアウトをそれぞれ用意することも可能であるが、表示する全ての案内画面において“左横書き”の言語に対応したレイアウトと“右横書き”の言語に対応したレイアウトをそれぞれ用意することは製造コストの上昇を招くとともに、必要な記憶領域が増大する問題があった。
【0010】
また、言語を配置した後に文頭を揃える処理を行ったり、スクロールボタンの配置や方向を変更する処理を行うことも可能であるが、表示する全ての案内画面においてそのような処理を実行することはCPUの処理負担が大きくなり、また、処理時間が長時間化する問題があった。
【0011】
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、言語の書字方向が異なる複数の言語について表示する場合であっても、各言語についてユーザに理解し易い適切な表示を行うことが可能となるとともに、CPUの処理負担の増加や必要な記憶領域の増大について防止することとした画像表示装置、画像表示方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記目的を達成するため本願の請求項1に係る画像表示装置(1)は、画像を表示する表示装置(15)と、前記表示装置に表示する表示態様に対して鏡像反転された鏡像画像パーツが記憶される鏡像画像パーツ記憶手段(12)と、前記鏡像画像パーツ記憶手段に記憶された前記鏡像画像パーツを用いて前記表示装置に表示する為の画像を鏡像で作成する画像作成手段(13)と、前記画像作成手段によって作成された前記画像を鏡像反転させて前記表示装置に表示する画像表示手段(13)と、を有することを特徴とする。
【0013】
また、請求項2に係る画像表示装置(1)は、請求項1に記載の画像表示装置において、前記表示装置(15)に表示する必要のある表示態様に対して鏡像反転されていない非鏡像画像パーツが記憶される非鏡像画像パーツ記憶手段(12)と、前記画像表示手段によって前記画像の鏡像反転を行うか否かを判定する反転判定手段(13)と、を有し、前記反転判定手段によって前記画像の鏡像反転を行わないと判定された場合に、前記画像作成手段(13)は、前記非鏡像画像パーツ記憶手段に記憶された前記非鏡像画像パーツを用いて前記表示装置に表示する為の画像を作成し、前記画像表示手段(13)は、前記画像作成手段によって作成された前記画像を鏡像反転せずに前記表示装置に表示することを特徴とする。
【0014】
また、請求項3に係る画像表示装置(1)は、請求項2に記載の画像表示装置において、複数の言語から前記表示装置(15)に表示する言語を選択する言語選択手段(13)を有し、前記反転判定手段(13)は、前記言語選択手段によって選択された言語に基づいて前記画像表示手段によって前記画像の鏡像反転を行うか否かを判定することを特徴とする。
【0015】
また、請求項4に係る画像表示装置(1)は、請求項3に記載の画像表示装置において、前記複数の言語は右から左へと読む言語と、左から右へと読む言語とを含み、前記反転判定手段(13)は、前記言語選択手段(13)によって選択された言語の読む方向に基づいて前記画像表示手段(13)によって前記画像の鏡像反転を行うか否かを判定することを特徴とする。
尚、「右から左へと読む言語」は、列を右から左へと順に並べる“右縦書き”と、文字を右から左へと順に並べて行を左に進める“右横書き”がある。“右横書き”としては、例えば、アラビア語やヘブライ語等が該当する。
また、「左から右へと読む言語」は、列を左から右へと順に並べる“左縦書き”と、文字を左から右へと順に並べて行を左に進める“左横書き”がある。“左横書き”としては、例えば、英語やフランス語等が該当する。
【0016】
また、請求項5に係る画像表示装置(1)は、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の画像表示装置において、前記画像表示装置(1)はナビゲーション装置であって、前記反転判定手段(13)は、前記表示装置(15)に地図を表示する場合には、前記画像の鏡像反転を行わないと判定することを特徴とする。
【0017】
また、請求項6に係る画像表示方法は、表示装置(15)に表示する表示態様に対して鏡像反転された鏡像画像パーツを記憶媒体(12)から取得する鏡像画像パーツ取得ステップと、前記鏡像画像パーツ取得ステップにより取得された前記鏡像画像パーツを用いて前記表示装置に表示する為の画像を鏡像で作成する画像作成ステップと、前記画像作成ステップによって作成された前記画像を鏡像反転させて前記表示装置に表示する画像表示ステップと、を有することを特徴とする。
【0018】
更に、請求項7に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに搭載され、表示装置(15)に表示する表示態様に対して鏡像反転された鏡像画像パーツを記憶媒体(12)から取得する鏡像画像パーツ取得機能と、前記鏡像画像パーツ取得機能により取得された前記鏡像画像パーツを用いて前記表示装置に表示する為の画像を鏡像で作成する画像作成機能と、前記画像作成機能によって作成された前記画像を鏡像反転させて前記表示装置に表示する画像表示機能と、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
前記構成を有する請求項1に記載の画像表示装置によれば、例えば言語の書字方向が異なる複数の言語について表示する場合であっても、各言語についてユーザに理解し易い適切な表示を行うことが可能となる。また、画像を表示する際のCPUの処理負担の増加や画像パーツを記憶する為に必要な記憶領域の増大について防止することが可能となる。
【0020】
また、請求項2に記載の画像表示装置によれば、鏡像反転する必要がある画像については鏡像反転する処理を行ってユーザに理解し易い適切な表示を行うことが可能となる一方、鏡像反転する必要が無い画像を表示する場合には、作成された画像を鏡像反転する処理を行うことなく表示装置に表示することができる。従って、CPU41の処理負担や処理時間を軽減することが可能となる。
【0021】
また、請求項3に記載の画像表示装置によれば、鏡像反転することによって適切に表示できる言語を含む画像については鏡像反転する処理を行ってユーザに理解し易い適切な表示を行うことが可能となる一方、鏡像反転をしなくても適切に表示できる言語を含む画像については、作成された画像を鏡像反転する処理を行うことなく表示装置に表示することができる。従って、表示対象となる言語に応じた適切な画面を表示することが可能となるとともに、CPU41の処理負担や処理時間を軽減することが可能となる。
【0022】
また、請求項4に記載の画像表示装置によれば、鏡像反転することによって適切に表示できる書字方向の言語を含む画像については鏡像反転する処理を行ってユーザに理解し易い適切な表示を行うことが可能となる一方、鏡像反転をしなくても適切に表示できる書字方向の言語を含む画像については、作成された画像を鏡像反転する処理を行うことなく表示装置に表示することができる。従って、表示対象となる言語の書字方向に応じた適切な画面を表示することが可能となる。
【0023】
また、請求項5に記載の画像表示装置によれば、表示装置に地図を表示する場合には、画像の鏡像反転を行わないので、鏡像反転を行うことによって地図の東西の方位が逆に表示されることを防止することが可能となる。
【0024】
また、請求項6に記載の画像表示方法によれば、例えば言語の書字方向が異なる複数の言語について表示する場合であっても、各言語についてユーザに理解し易い適切な表示を行うことが可能となる。また、画像を表示する際のCPUの処理負担の増加や画像パーツを記憶する為に必要な記憶領域の増大について防止することが可能となる。
【0025】
更に、請求項7に記載のコンピュータプログラムによれば、例えば言語の書字方向が異なる複数の言語について表示する場合であっても、各言語についてユーザに理解し易い適切な表示を行うことが可能となる。また、画像を表示する際のCPUの処理負担の増加や画像パーツを記憶する為に必要な記憶領域の増大について防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本実施形態に係るナビゲーション装置を示したブロック図である。
【図2】画像パーツDBに記憶される非鏡像画像パーツ及び鏡像画像パーツの一例を示した図である。
【図3】本実施形態に係る画像表示処理プログラムのフローチャートである。
【図4】ナビゲーション装置にアラビア語が設定されている場合において、ステップ4で作成される画像及びステップ5で液晶ディスプレイに表示される表示画面を示した図である。
【図5】ナビゲーション装置に英語が設定されている場合において、ステップ4で作成される画像及びステップ5で液晶ディスプレイに表示される表示画面を示した図である。
【図6】地図を含む画像を液晶ディスプレイに表示する場合において、液晶ディスプレイの表示画面を示した図である。
【図7】右横書きの言語と左横書きの言語が混在した画像を表示する場合において、ステップ4で作成される画像及びステップ5で液晶ディスプレイに表示される表示画面を示した図である。
【図8】従来のナビゲーション装置においてアラビア語が設定されている場合に、液晶ディスプレイに表示される表示画面の一例を示した図である。
【図9】従来のナビゲーション装置において英語が設定されている場合に、液晶ディスプレイに表示される表示画面の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明に係る画像表示装置をナビゲーション装置に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るナビゲーション装置1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るナビゲーション装置1を示したブロック図である。
【0028】
図1に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置1は、ナビゲーション装置1が搭載された車両の現在位置を検出する現在位置検出部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU13と、ユーザからの操作を受け付ける操作部14と、ユーザに対して車両周辺の地図や施設の関する施設情報を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、プログラムを記憶した記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ17と、プローブセンタやVICSセンタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール18と、から構成されている。また、後述するように本実施形態に係るナビゲーション装置1は複数の言語に対応しており、現在設定されている言語に基づいて案内が行われる。
【0029】
以下に、ナビゲーション装置1を構成する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記5種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
【0030】
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB31や画像パーツDB32や所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部12をハードディスクの代わりにメモリーカードにより構成しても良い。
【0031】
ここで、地図情報DB31は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、施設に関する施設データ、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。
【0032】
また、画像パーツDB32は、液晶ディスプレイ15に表示する表示画像を構成する画像パーツ(文字、記号、マーク等)が記憶される記憶手段である。そして、本実施形態では画像パーツDB32に記憶される画像パーツは、液晶ディスプレイ15に表示する必要のある表示態様に対して鏡像反転されていない非鏡像画像パーツ34と、液晶ディスプレイ15に表示する表示態様に対して鏡像反転された鏡像画像パーツ35と、その他の共通用画像パーツ36とから構成される。
【0033】
以下に、画像パーツDB32に記憶される非鏡像画像パーツ34及び鏡像画像パーツ35について詳細に説明する。図2は画像パーツDB32に記憶される非鏡像画像パーツ34及び鏡像画像パーツ35の一例を示した図である。
図2に示すように、画像パーツDB32には液晶ディスプレイ15に表示する画面を作成する際に使用される画像パーツ(地図画像は除く)について、非鏡像画像パーツ34と鏡像画像パーツ35がそれぞれ記憶される。
例えば、左方向を示す左矢印は、非鏡像画像パーツ34では本来の左方向を示す矢印として記憶される一方、鏡像画像パーツ35では左右逆の右方向を示す矢印として記憶される。また、右方向を示す右矢印は、非鏡像画像パーツ34では本来の右方向を示す矢印として記憶され、鏡像画像パーツ35では左右逆の左方向を示す矢印として記憶される。また、マーク、記号、数字等についても、非鏡像画像パーツ34ではユーザが正しく認識可能な像として記憶される一方、鏡像画像パーツ35では左右反転させた鏡像が記憶される。また、画像パーツとしては文字も記憶されるが、非鏡像画像パーツ34ではユーザが正しく認識可能な文字の像が記憶される一方、鏡像画像パーツ35では各文字を左右反転させた鏡像文字が記憶される。尚、本実施形態に係るナビゲーション装置1では英語やフランス語等の言語の書字方向が“左横書き”の言語と、アラビア語やヘブライ語等の言語の書字方向が“右横書き”の言語とが含まれる。そして、非鏡像画像パーツ34や鏡像画像パーツ35には、各言語について非鏡像画像パーツ34と鏡像画像パーツ35がそれぞれ記憶される。
尚、左右対称の画像パーツ(例えば上向き矢印等)については、非鏡像画像パーツ34又は鏡像画像パーツ35のいずれか一方のみ記憶させる構成としても良い。
【0034】
また、共通用画像パーツ36には、書字方向が“左横書き”の言語であっても“右横書き”の言語であっても共通して用いられる画像パーツが記憶される。例えば、背景、枠等について記憶される。また、地図画像に関するデータは地図情報DB31に記憶されているので、画像パーツDB32には記憶されない。
【0035】
そして、ナビゲーション装置1は、液晶ディスプレイ15において案内画面を表示する際において、英語やフランス語等の言語の書字方向が“左横書き”の言語が設定されている場合には、基本的に非鏡像画像パーツ34を用いて液晶ディスプレイ15に表示する為の画像を作成し、作成した画像を液晶ディスプレイ15に表示する。一方、アラビア語やヘブライ語等の言語の書字方向が“右横書き”の言語が設定されている場合には、基本的に鏡像画像パーツ35を用いて液晶ディスプレイ15に表示する為の画像を鏡像で作成し、作成した画像を鏡像反転させて液晶ディスプレイ15に表示する。
但し、後述するように地図を含む画像を液晶ディスプレイ15に表示する場合には、“右横書き”の言語が設定されている場合であっても、非鏡像画像パーツ34を用いて液晶ディスプレイ15に表示する為の画像を作成し、作成した画像を鏡像反転せずに液晶ディスプレイ15に表示する。
【0036】
一方、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)13は、目的地が選択された場合に、地図情報DB31に記憶されたリンクデータに基づいて出発地(現在位置や自宅)から目的地までの案内経路を設定する案内経路設定処理、液晶ディスプレイ15に画像を表示する際に画像の鏡像反転を行うことによって液晶ディスプレイ15に画像を表示するか否かを判定する処理、画像の鏡像反転を行うと判定された場合に鏡像画像パーツ35を用いて液晶ディスプレイ15に表示する為の画像を鏡像で作成するとともに、作成された鏡像画像を鏡像反転させて液晶ディスプレイ15に表示する処理、画像の鏡像反転を行わないと判定された場合に非鏡像画像パーツ34を用いて液晶ディスプレイ15に表示する為の画像を作成するとともに、作成された画像を液晶ディスプレイ15に表示する処理等のナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットである。そして、演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラムのほか、画像表示処理プログラム(図3)等が記録されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置を備えている。
【0037】
操作部14は、走行開始地点としての出発地及び走行終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)から構成される。そして、ナビゲーションECU13は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。また、複数の言語(例えば、英語、フランス語、アラビア語)からナビゲーション装置1に設定する言語を選択する際にも用いられる。そして、ナビゲーションECU13は設定された言語に基づいて車両周辺の地図画像や施設情報等の案内画面を表示する。尚、操作部14は液晶ディスプレイ15の前面に設けたタッチパネルによって構成することもできる。
【0038】
また、液晶ディスプレイ15には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、出発地から目的地までの走行予定経路、走行予定経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。また、施設検索を行った場合に検索された施設に関する情報を表示する際にも用いられる。
【0039】
また、スピーカ16は、ナビゲーションECU13からの指示に基づいて走行予定経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。また、施設検索を行った場合に検索された施設に関する情報を出力する際にも用いられる。
【0040】
また、DVDドライブ17は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて地図情報DB31の更新等が行われる。
【0041】
また、通信モジュール18は、交通情報センタ、例えば、VICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタやプローブセンタ等から送信された渋滞情報、規制情報、交通事故情報等の各情報から成る交通情報を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。
【0042】
続いて、前記構成を有するナビゲーション装置1においてCPU41が実行する画像表示処理プログラムについて図3に基づき説明する。図3は本実施形態に係る画像表示処理プログラムのフローチャートである。ここで、画像表示処理プログラムは車両のACCがONされた後に実行され、現在ナビゲーション装置1に設定される言語等に基づいて液晶ディスプレイ15に表示する画像を作成し、表示するプログラムである。尚、以下の図3にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。
【0043】
先ず、画像表示処理プログラムではステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU41は、現在ナビゲーション装置1において設定されている言語を取得する。尚、ナビゲーション装置1に設定される言語は、ユーザが操作部14を用いて複数の言語の内から設定可能に構成されている。また、ナビゲーション装置1の出荷段階でいずれかの言語を設定するように構成しても良い。
【0044】
次に、S2においてCPU41は、液晶ディスプレイ15に表示する案内画面の情報(即ち、どのような画像を液晶ディスプレイ15に対して表示するのか)を取得する。ここで、ナビゲーション装置1に表示される案内画面としては、例えば、車両周辺の地図画像を表示した画面、施設に関する施設情報をリスト表示した画面、メニュー画面等がある。
【0045】
続いて、S3においてCPU41は、前記S1で取得した設定言語及び前記S2で取得した案内画面情報に基づいて、液晶ディスプレイ15に画像を表示する際に画像の鏡像反転を行うことによって液晶ディスプレイ15に画像を表示するか否かを判定する。具体的には、以下の(a)〜(c)の条件に基づいて判定する。
(a)英語やフランス語等の言語の書字方向が“左横書き”の言語が設定されている場合には、常に鏡像反転は行わない。
(b)アラビア語やヘブライ語等の言語の書字方向が“右横書き”の言語が設定されている場合であって、案内画面に地図を含む場合には、鏡像反転は行わない。
(c)アラビア語やヘブライ語等の言語の書字方向が“右横書き”の言語が設定されている場合であって、案内画面に地図を含まない場合には、鏡像反転を行う。
【0046】
そして、液晶ディスプレイ15に画像を表示する際に画像の鏡像反転を行うことによって液晶ディスプレイ15に画像を表示すると判定された場合(S3:YES)には、S4へと移行する。それに対して、液晶ディスプレイ15に画像を表示する際に画像の鏡像反転せずに液晶ディスプレイ15に画像を表示すると判定された場合(S3:NO)には、S6へと移行する。
【0047】
S4においてCPU41は、画像パーツDB32に記憶された鏡像画像パーツ35を用いて液晶ディスプレイ15に表示する為の画像を鏡像でRAM42上に作成する。
【0048】
そして、S5においてCPU41は、前記S4で作成した画像を鏡像反転させて液晶ディスプレイ15に表示する。
【0049】
以下に、上記S4及びS5の処理について図4を用いて詳細に説明する。図4はナビゲーション装置1に“右横書き”の言語であるアラビア語が設定されている場合において、施設の周辺施設に関する施設情報(例えば、施設名称)を液晶ディスプレイ15にリスト表示する際に、前記S4で作成される画像51及び液晶ディスプレイ15の表示画面を示した図である。
【0050】
図4に示すように、画像51は、複数の枠52と、枠52内にそれぞれ配置された施設情報を示す文章53と、スクロールボタン54の各画像パーツから構成される。尚、スクロールボタン54は、枠52内に文章53が収まらない場合に、文章53をスクロールさせて非表示となっていた文章部分を表示させる為のボタンである。
【0051】
そして、前記S4においてCPU41は、画像51を構成する画像パーツの内、文章53については画像パーツDB32に記憶された鏡像画像パーツ35の文字を用いて作成する。尚、枠52及びスクロールボタン54については共通用画像パーツ36を用いる。その結果、“右横書き”であるアラビア語の文章が左右反転された画像51が作成される。
そして、画像51を鏡像反転して液晶ディスプレイ15に表示すると、文章53は判読可能な正しい像となる。また、鏡像反転して表示された表示画面は、図9と異なり、各文章53の文頭が揃う。更に、スクロールボタン54が各文章53の文末に配置されることとなり、また、スクロールボタン54の示す矢印方向と実際にスクロールされる方向とが一致する。その結果、“右横書き”であるアラビア語を用いた場合であっても、ユーザに理解し易い画面となる。
【0052】
一方、S6においてCPU41は、画像パーツDB32に記憶された非鏡像画像パーツ34を用いて液晶ディスプレイ15に表示する為の画像を鏡像でRAM42上に作成する。
【0053】
そして、S7においてCPU41は、前記S6で作成した画像を鏡像反転させずに液晶ディスプレイ15に表示する。
【0054】
以下に、上記S6及びS7の処理について図5を用いて詳細に説明する。図5はナビゲーション装置1に“左横書き”の言語である英語が設定されている場合において、施設の周辺施設に関する施設情報(例えば、施設名称)を液晶ディスプレイ15にリスト表示する際に、前記S6で作成される画像61及び液晶ディスプレイ15の表示画面を示した図である。
【0055】
図5に示すように、画像61は、複数の枠62と、枠62内にそれぞれ配置された施設情報を示す文章63と、スクロールボタン64の各画像パーツから構成される。
【0056】
そして、前記S6においてCPU41は、画像61を構成する画像パーツの内、文章63については画像パーツDB32に記憶された非鏡像画像パーツ34の文字を用いて作成する。尚、枠62及びスクロールボタン64については共通用画像パーツ36を用いる。その結果、“左横書き”である英語の文章が判読可能な正しい像で表示された画像61が作成される。
そして、画像61を鏡像反転せずに液晶ディスプレイ15に表示する。その結果、“左横書き”である英語を用いた場合には、鏡像反転に関する処理を行わずに、ユーザに理解し易い画面を提供することが可能となる。従って、CPU41の処理負担や処理時間を軽減することが可能となる
【0057】
また、本実施形態に係るナビゲーション装置1では、図6に示すように地図を含む画像71を液晶ディスプレイ15に表示する場合には、“右横書き”の言語が設定されている場合であっても、非鏡像画像パーツ34を用いて液晶ディスプレイ15に表示する為の画像71が作成され、鏡像反転させずに液晶ディスプレイ15に表示する。地図を鏡像反転させると地図の東西の方位が逆になってしまうからである。
【0058】
例えば、図6に示す例では、画像71を構成する画像パーツの内、方位マーク72、縮尺情報73、自車位置マーク74、目的地マーク75、文章76については画像パーツDB32に記憶された非鏡像画像パーツ34の文字を用いて作成する。尚、地図画像については地図情報DB31に記憶されたデータを用いて作成する。
そして、画像61を鏡像反転せずに液晶ディスプレイ15に表示する。その結果、液晶ディスプレイ15に表示される画像71に含まれる地図が鏡像反転されないので、正しい方位を示す地図が表示されることとなる。
【0059】
また、本実施形態に係るナビゲーション装置1では、図7に示すように文章中に“右横書き”の言語(例えばアラビア語)と“左横書き”の言語(例えば英語)のように書字方向が異なる言語が混在している場合には、“左横書き”の言語についても鏡像画像パーツ35を用いて作成する。
【0060】
例えば、図7に示す例では、画像81を構成する画像パーツの内、“右横書き”の言語であるアラビア語の文章82については、図4と同様に画像パーツDB32に記憶された鏡像画像パーツ35の文字を用いて作成する。また、“左横書き”の言語である英語の文章83についても画像パーツDB32に記憶された鏡像画像パーツ35の文字を用いて作成する。その結果、“右横書き”であるアラビア語の文章と“左横書き”である英語の文章がいずれも左右反転された画像81が作成される。
そして、画像81を鏡像反転して液晶ディスプレイ15に表示すると、文章82及び文章83はいずれも判読可能な正しい像となる。その結果、書字方向が異なる言語が混在している場合であっても、ユーザに理解し易い画面となる。
【0061】
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置1、ナビゲーション装置1による画像表示方法及びナビゲーション装置1で実行されるコンピュータプログラムでは、現在ナビゲーション装置で設定されている言語や液晶ディスプレイ15に表示する案内画面の情報を取得し(S1、S2)、取得された言語や案内画面の情報に基づいて、液晶ディスプレイ15に画像を表示する際に画像の鏡像反転を行うことによって液晶ディスプレイ15に画像を表示するか否かを判定し(S3)、鏡像反転を行うことによって液晶ディスプレイ15に画像を表示すると判定された場合には、画像パーツDB32に記憶された鏡像画像パーツ35を用いて液晶ディスプレイ15に表示する為の画像を鏡像でRAM42上に作成し(S4)、作成した画像を鏡像反転させて液晶ディスプレイ15に表示する(S5)。一方、鏡像反転を行わずに液晶ディスプレイ15に画像を表示すると判定された場合には、画像パーツDB32に記憶された非鏡像画像パーツ34を用いて液晶ディスプレイ15に表示する為の画像を鏡像でRAM42上に作成し(S6)、作成した画像を鏡像反転させずに液晶ディスプレイ15に表示する(S7)ので、言語の書字方向が異なる複数の言語について表示する場合であっても、各言語についてユーザに理解し易い適切な表示を行うことが可能となる。
また、鏡像反転することによって適切に表示できる書字方向が“右横書き”言語(例えばアラビア語)を含む画像については鏡像反転する処理を行ってユーザに理解し易い適切な表示を行うことが可能となる一方、鏡像反転をしなくても適切に表示できる書字方向が“左横書き”言語(例えば英語)を含む画像については、作成された画像を鏡像反転する処理を行うことなく液晶ディスプレイ15に表示することができる。従って、表示対象となる言語に応じた適切な画面を表示することが可能となるとともに、CPU41の処理負担や処理時間を軽減することが可能となる。
また、液晶ディスプレイ15に地図を表示する場合には、画像の鏡像反転を行わないので、鏡像反転を行うことによって地図の東西の方位が逆に表示されることを防止することが可能となる。
【0062】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では“右横書き”の言語を含む画像については鏡像反転する処理を行い、“左横書き”の言語を含む画像については鏡像反転する処理を行わない構成としているが、逆に“右横書き”の言語を含む画像については鏡像反転する処理を行わず、“左横書き”の言語を含む画像については鏡像反転する処理を行う構成としても良い。但し、その場合には、背景や枠等の共通用画像パーツ36については“右横書き”の言語を基準としたパーツとする必要がある。
【0063】
また、ナビゲーション装置1に文字を“縦書き”で表示する場合には、“右縦書き(又は左縦書き)”の言語を含む画像については鏡像反転する処理を行い、“左横書き(又は右縦書き)”の言語を含む画像については鏡像反転する処理を行わないように構成する。
【0064】
また、本実施形態では非鏡像画像パーツ34や鏡像画像パーツ35をデータ記録部12に記憶する構成としているが、ROM43やフラッシュメモリ44に記憶する構成としても良い。
【0065】
また、本実施形態では本願発明をナビゲーション装置1に適用した例について説明したが、携帯電話機等の携帯端末、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラや携帯型音楽プレイヤ等の文字を表示する様々な電子機器に適用することも可能である。
【符号の説明】
【0066】
1 ナビゲーション装置
12 データ記録部
13 ナビゲーションECU
15 液晶ディスプレイ
31 地図情報DB
32 画像パーツDB
34 非鏡像画像パーツ
35 鏡像画像パーツ
41 CPU
42 RAM
43 ROM

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示装置と、
前記表示装置に表示する表示態様に対して鏡像反転された鏡像画像パーツが記憶される鏡像画像パーツ記憶手段と、
前記鏡像画像パーツ記憶手段に記憶された前記鏡像画像パーツを用いて前記表示装置に表示する為の画像を鏡像で作成する画像作成手段と、
前記画像作成手段によって作成された前記画像を鏡像反転させて前記表示装置に表示する画像表示手段と、を有することを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記表示装置に表示する必要のある表示態様に対して鏡像反転されていない非鏡像画像パーツが記憶される非鏡像画像パーツ記憶手段と、
前記画像表示手段によって前記画像の鏡像反転を行うか否かを判定する反転判定手段と、を有し、
前記反転判定手段によって前記画像の鏡像反転を行わないと判定された場合に、
前記画像作成手段は、前記非鏡像画像パーツ記憶手段に記憶された前記非鏡像画像パーツを用いて前記表示装置に表示する為の画像を作成し、
前記画像表示手段は、前記画像作成手段によって作成された前記画像を鏡像反転せずに前記表示装置に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
複数の言語から前記表示装置に表示する言語を選択する言語選択手段を有し、
前記反転判定手段は、前記言語選択手段によって選択された言語に基づいて前記画像表示手段によって前記画像の鏡像反転を行うか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記複数の言語は右から左へと読む言語と、左から右へと読む言語とを含み、
前記反転判定手段は、前記言語選択手段によって選択された言語の読む方向に基づいて前記画像表示手段によって前記画像の鏡像反転を行うか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記画像表示装置はナビゲーション装置であって、
前記反転判定手段は、前記表示装置に地図を表示する場合には、前記画像の鏡像反転を行わないと判定することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の画像表示装置。
【請求項6】
表示装置に表示する表示態様に対して鏡像反転された鏡像画像パーツを記憶媒体から取得する鏡像画像パーツ取得ステップと、
前記鏡像画像パーツ取得ステップにより取得された前記鏡像画像パーツを用いて前記表示装置に表示する為の画像を鏡像で作成する画像作成ステップと、
前記画像作成ステップによって作成された前記画像を鏡像反転させて前記表示装置に表示する画像表示ステップと、を有することを特徴とする画像表示方法。
【請求項7】
コンピュータに搭載され、
表示装置に表示する表示態様に対して鏡像反転された鏡像画像パーツを記憶媒体から取得する鏡像画像パーツ取得機能と、
前記鏡像画像パーツ取得機能により取得された前記鏡像画像パーツを用いて前記表示装置に表示する為の画像を鏡像で作成する画像作成機能と、
前記画像作成機能によって作成された前記画像を鏡像反転させて前記表示装置に表示する画像表示機能と、
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−248287(P2011−248287A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−124213(P2010−124213)
【出願日】平成22年5月31日(2010.5.31)
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Fターム(参考)】